JP3755920B2 - 易開梱段ボールケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、段ボール材からなるラップラウンド型外装ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一般に小箱に収容されている粉末洗剤、化粧品、その他雑貨商品等にあっては、この小箱を複数個まとめて外装箱に収め梱包して取引されている。そのためこのような外装箱としては商品の保護、輸送、保管等流通時の取扱いを考慮してスタッキング強度や輸送時の耐衝撃強度が高く、また包装作業性や経済性に優れたA式段ボール箱や被包装物の包み込みと製函作業を同時に行えるラップラウンド型の外装ケースが広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような外装箱に収容された個々の商品(小箱)も、流通途上での必要性により、または小売り店での取引単位が外装箱以下の場合には各商品を別のギフトケースとか陳列用の化粧ケース等に入れ替えることがある。その場合には、包装資材が余分に必要になり、これが価格に影響をおよぼすことがある。
【0004】
また前記外装箱は、段ボール材で堅牢につくられている反面、使用時間が短く、陳列ケース等に入れ替えた時点で廃棄されてしまうものであり、極めて不経済である。
【0005】
そこで本発明は、前記のような問題点を解決し、輸送用として使用される包装箱を簡単な作業で開封できるようにするとともに、開梱後直ちに陳列用トレーとして使用できるラップラウンド型易開梱段ボールケースを提案することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために、本発明の請求項1の発明は、方形または矩形状底板の左右対辺に一対の側板を設け、
前記一対の側板のいずれかに前記底板と同一の大きさの天板と接続用糊代とを順次連接してこれらを4角筒状に連繋するとともに、前記一対の側板の前後対辺に一対の内フラップをそれぞれ設け、
また前記底板と天板の前後対辺には前記内フラップの上に重なり、かつ前記一対の側板が有する幅の半分以下の長さで形成された一対の上フラップまたは下フラップをそれぞれ設けたラップラウンド型の外装箱であって、
前記一対の側板とその前後の内フラップ上に、一対のテープ状切断部を前記底板を挟んで左右平行状に設け、かつその一端部を前記内フラップの先端に臨ませる一方、
前記下フラップはその先端中央部を突出した形状とし、かつ、その突出した部分に手孔を設けて取っ手部を形成し、
前記内フラップ上に前記上フラップと下フラップを接着部を介して固定するとともに、前記上下フラップ間に、前記テープ状切断部の一端部が露出するように配設され、
前記下フラップの先端中央部に形成された取っ手部の上に上フラップが重合して配設されたことを特徴とする易開梱段ボールケースである。
【0007】
前記手孔付き取っ手部における手孔は、上フラップと重なり合うことがないように形成されている。
【0008】
そして前記一対のテープ状切断部は、底板を挟んで一対の側板とその前後の内フラップ上に平行状に貼付するカットテープからなり、該テープ端に切り込み溝を有している。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に実施の一例を、図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明のケースによる包装状態を示し、図2は開梱途中の状態を表している。また図3は開梱後の陳列用として使用する状態を示している。また図4は、本発明が採用したラップラウンドケースの展開図である。
【0010】
図4の展開図において、符号1は矩形状底板、2a、2bは前記底板の左右対辺に設けた一対の側板を示している。符号3は、前記一対の側板のうち、側板2bに連設した天板である。この天板は、図示のように、前記底板と同一の大きさに形成されている。符号4は天板に連接した細幅に形成した接続用糊代である。この接続用糊代は底板1、天板3及び左右一対の側板2a、2bは4角筒状に連繋するためのものである。
【0011】
同じく図4において、前記一対の側板2a、2bの前後対辺には一対の内フラップ5a、5aと5b、5bとがそれぞれ設けられている。また前記底板1と天板3の前後対辺には下フラップ6a、6aと上フラップ7a、7aがそれぞれ設けられている。これら上下フラップは、いずれも、組立時には前記内フラップ5a、5bの上に重なる。なおこの上下フラップは、前記一対の側板が有する幅の半分以下の長さを有するように設定されている。
【0012】
そして、前記一対の側板2a、2bとその前後の内フラップ5a、5aと5b、5b上には、一対のテープ状切断部8a、8bを前記底板を挟んで左右平行状に設け、かつその一端部を前記内フラップの先端に臨ませる。
【0013】
図1ないし図4に示されるように、下フラップ6aの先端中央部には手孔6cを形成した取っ手6bをT型または逆T型をなすように突出形成する。
なお、前記取っ手と前記上フラップとは、図1及び図2に示され、これらは互いに一部ラップ(重合)するような長さ関係を有するように形成されている。また手孔付き取っ手における手孔は、上フラップと重なり合うことがないような関係に形成されている。しかしながらこのような関係は本発明において必須の要件ではない。
【0014】
以上のように構成される本発明のケースは、両面段ボールまたはこのシートとほぼ同等の厚紙をダイカットして形成される。段ボールシートをダイカットするとき、同時にまたは後加工により、カットテープを前記一対の側板2a、2bとその前後の内フラップ5a、5aと5b、5b上に貼り付け、切り込み溝を形成してテープの端部の引き出し部9とする。こうして一対のテープ状切断部8a、8bを前記底板を挟んで左右平行状に設けるのである。なおカットテープに代えて、ミシン目またはジッパーとしてもよい。
上記のケースは、展開図形的には従来のラップラウンドケースとほとんど変わるところがないことから、機械適性がよく、また紙取りも有利である。
【0015】
このような構成を有したラップラウンドケースを使用して商品g(例えば小箱)を包装するには、まず、底板1上に複数の小箱を載置した後、左右側板2a、2bを底板に対して直角に立ち上げつつ天板3を底板と平行に折曲げて、底板1、天板3及び左右一対の側板2a、2bを全体として4角筒状に組立てる。そして糊代4を一方の側板2aの上に重ねて接着する。
【0016】
次に、前記内フラップ5a、5bを内側に折曲げ、ついでその内フラップ5a、5bの上に重なるように、下フラップ6a、6aを、次に上フラップ7a、7aを折重ね接着する。
ちなみに、上下フラップは、前記一対の側板が有する幅の半分以下の長さを有するように設定されているが、上下フラップ間に、前記テープ状切断部8a、8bの一端部9が露出するように配設されている。
【0017】
下フラップ6aの先端中央部には上側または下側に突き出るように手孔6cを形成した取っ手6bが形成されている。すなわち、前記下フラップの先端中央部に設けた取っ手と、前記上フラップとが重合する関係に配設されているから、この取っ手を介して下フラップは上フラップにより押さえられる。
【0018】
図1は輸送時の包装状態を示し、この包装体を開梱する場合、図2に示すようにテープ状切断部8a、8bの先端の引き出し部9を持って引き起こすと、左右の側板はテープ状切断部8a、8bに沿ってほぼ中央部より切断されるから、この包装体の胴部は環状に切断される。よって、包装体は図3のように天面がオープンされ、底部は取っ手つきのトレーとして持ち運びができると共に陳列用としても直ちに使用できる。
【0019】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のケースは、紙取りがよく、機械適性が良いだけなく、輸送用として使用される包装箱をテープ状切断部を介して簡単な作業で開封して包装体天面を迅速にオープンできる利点があり、さらに開梱後直ちに陳列用トレーとして使用できるので、包装資材が節約でき経済的であり、手間も省け、従来のものに較べて実用上の効果に優れるものである。
すなわち本発明では、下フラップの先端中央部に形成された取っ手部の上に上フラップが重合して配設されているから、開梱前においてはこの取っ手部は上フラップにより押さえられて邪魔になることがない。開梱後は、包装体は図3のように天面がオープンされ、底部は取っ手つきのトレーとして持ち運びができると共に陳列用としても無駄な空間を作らずに使用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のケースによる包装状態を示した斜視図である。
【図2】 図2は開梱途中の状態を示した斜視図である。
【図3】 図3は開梱後の陳列状態を示す斜視図である。
【図4】 図4は本発明が採用したラップラウンドケースの展開図である。
【符号の説明】
1 底板
2a、2b 側板
3 天板
4 接続用糊代
5a、5b 内フラップ
6a 下フラップ
6b 取っ手
6c 手孔
7a 上フラップ
8a、8b テープ状切断部
9 引き出し部
Claims (3)
- 方形または矩形状底板の左右対辺に一対の側板を設け、前記一対の側板のいずれかに前記底板と同一の大きさの天板と接続用糊代とを順次連接してこれらを4角筒状に連繋するとともに、前記一対の側板の前後対辺に一対の内フラップをそれぞれ設け、また前記底板と天板の前後対辺には前記内フラップの上に重なり、かつ前記一対の側板が有する幅の半分以下の長さで形成された一対の上フラップまたは下フラップをそれぞれ設けたラップラウンド型の外装箱であって、
前記一対の側板とその前後の内フラップ上に、一対のテープ状切断部を前記底板を挟んで左右平行状に設け、かつその一端部を前記内フラップの先端に臨ませる一方、
前記下フラップはその先端中央部を突出した形状とし、かつ、その突出した部分に手孔を設けて取っ手部を形成し、
前記内フラップ上に前記上フラップと下フラップを接着部を介して固定するとともに、前記上下フラップ間に、前記テープ状切断部の一端部が露出するように配設され、
前記下フラップの先端中央部に形成された取っ手部の上に上フラップが重合して配設されたことを特徴とする易開梱段ボールケース。 - 前記手孔付き取っ手における手孔は、上フラップと重なり合うことがないように形成されている請求項1記載の易開梱段ボールケース。
- 前記一対のテープ状切断部は、底板を挟んで一対の側板とその前後の内フラップ上に平行状に貼付するカットテープからなり、該テープ端に切り込み溝を有している請求項1または2記載の易開梱段ボールケース。
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JP4691351B2 (ja) * | 2004-11-29 | 2011-06-01 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 包装箱 |
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1996
- 1996-01-31 JP JP03579296A patent/JP3755920B2/ja not_active Expired - Fee Related
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