JP3750824B2 - ケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置及びケーブル接続に用いる治具 - Google Patents

ケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置及びケーブル接続に用いる治具 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置及びケーブル接続に用いる治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のケーブル式ドラムブレーキの接続装置として、例えば、実開平3−123129号公報に開示されたように、ケーブルの端末金具を接続する接続溝を一方の端部に設け、他方の端部に一側のブレーキシューと係合する係合溝を設けてブレーキレバーを形成し、このブレーキレバーを挟持する2枚の板状部材からなり、その一方の重合部に他側のブレーキシューと係合する係合溝を形成し、中間部から他方にかけてブレーキレバーを嵌挿する隙間を設けると共に、その他方の端部にブレーキレバーを回動可能に軸支してストラットを形成したドラムブレーキの機械的作動装置において、ブレーキレバーのストラットに対する枢支部にバネ部材を設けたものが知られている。
【0003】
また、この接続装置の組付けについては、端末金具をブレーキの外部から挿入すると、バネ部材の弾力に抗して金具とブレーキレバーがピンを中心に回動し上方に変位して金具はブレーキレバーを通過する。このブレーキレバーがバネ部材により原位置に復した後は、ブレーキレバーとストラットの重合部までの間隔を金具が抜けないように狭く設定し、端末金具のブレーキレバーへの接続を終えた後、キャップをバックプレートにボルト及びナットにより締結するような方法を採用している。
【0004】
また、別の組付け方法としては、ケーブルをその途中で2分割し、一方のケーブルを接続装置に予め組み付けて車両の各部分をサブアッセンブリした後に、他方のケーブルに接続するような方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、従来のドラムブレーキ用ケーブルの接続装置では、端末金具を作業者の手でブレーキの外部から挿入し、ブレーキレバーを変位させるためにケーブルのみを引くことが必要となるが、現実にはケーブルの先端部にはブーツと呼ばれるカバーが設けられており、このブーツの密着長を超えてしまうため、ブレーキレバーを変位させるまでケーブルを押すことは不可能であり、ケーブルをその途中で2分割し、一方のケーブルを接続装置に予め組み付けて車両の各部分をサブアッセンブリした後に、他方のケーブルに接続するような方法を採らざるを得ないものである。
【0006】
しかしながら、ケーブルを2分割する方法では、ケーブルを途中で分割するため組付け作業性が悪化すると共に、2本のケーブルの接続部材が必要なためコストが高くなる等の欠点があった。
本発明は上記従来技術の欠点を解消するために提案されたもので、その目的とするところは、装置全体の小型化を実現できるケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置を提供することである。
【0007】
また、ケーブルの組付け作業性を向上すると共に、部品コストを削減できるケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置及びケーブル接続に用いる治具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明のケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置は、以下の構成を備える。即ち、
ケーブルの端部(9a)を接続するための接続部(7b)を一方の端部に設け、他方の端部に一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を設けたブレーキレバー(7、14)と、一方の端部に他方のブレーキシュー(3)と係合する第2の係合部(8b)を設け、他方の端部に前記ブレーキレバー(7、14)を回動可能に軸支する支持部材(8)とを備え、前記ケーブル(9)を牽引して前記ブレーキレバー(7、14)を回動することにより一対のブレーキシュー(3、4)を拡開するようにしたケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置(6)であって、前記ブレーキレバー(7、14)は、前記ケーブルの端部を接続するための接続部(7b)を有する第1のブレーキレバー(7)と、該第1のブレーキレバー(7)を前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向にのみ回動可能に軸支すると共に、前記一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を有する第2のブレーキレバー(14)から成り、且つ前記第1のブレーキレバー(7)の支持点(15)が前記支持部材(8)に設けられた支持点(10)より前記接続部(7b)側に設定されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明のケーブル接続に用いる治具は、以下の構成を備える。即ち、
ケーブルの端部(9a)を接続するための接続部(7b)を一方の端部に設け、他方の端部に一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を設けたブレーキレバー(7、14)と、一方の端部に他方のブレーキシュー(3)と係合する第2の係合部(8b)を設け、他方の端部に前記ブレーキレバー(7、14)を回動可能に軸支する支持部材(8)とを備え、前記ブレーキレバー(7、14)は、前記ケーブルの端部を接続するための接続部(7b)を有する第1のブレーキレバー(7)と、該第1のブレーキレバー(7)を前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向にのみ回動可能に軸支すると共に、前記一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を有する第2のブレーキレバー(14)から成り、且つ前記第1のブレーキレバー(7)の支持点(15)が前記支持部材(8)に設けられた支持点(10)より前記接続部(7b)側に設定され、前記ケーブル(9)を牽引して前記ブレーキレバー(7、14)を回動することにより一対のブレーキシュー(3、4)を拡開するようにしたケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置(6)にケーブルを接続するために用いる治具(20、30、40)であって、その一端に形成され、前記ブレーキレバーの接続部(7b)に合する合部(20a、30a、40a)と、その他端に形成され、前記ケーブルの端部を支持するケーブル支持部(21、33、43)と、その中間部に形成され、前記ブレーキレバーの一方の端部に当接することにより該ブレーキレバーを前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向に回動させる当接部(20c、31a)とを具備することを特徴とする。
【0010】
また、ケーブルの端部(9a)を接続するための接続部(7b)を一方の端部に設け、他方の端部に一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を設けたブレーキレバー(7、14)と、一方の端部に他方のブレーキシュー(3)と係合する第2の係合部(8b)を設け、他方の端部に前記ブレーキレバー(7、14)を回動可能に軸支する支持部材(8)とを備え、前記ブレーキレバー(7、14)は、前記ケーブルの端部を接続するための接続部(7b)を有する第1のブレーキレバー(7)と、該第1のブレーキレバー(7)を前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向にのみ回動可能に軸支すると共に、前記一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を有する第2のブレーキレバー(14)から成り、且つ前記第1のブレーキレバー(7)の支持点(15)が前記支持部材(8)に設けられた支持点(10)より前記接続部(7b)側に設定され、前記ケーブル(9)を牽引して前記ブレーキレバー(7、14)を回動することにより一対のブレーキシュー(3、4)を拡開するようにしたケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置(6)にケーブルを接続するために用いる治具(20、30、40)であって、その一端に形成され、前記ブレーキレバーの接続部(7b)に合する合部(20a、30a、40a)と、その他端に形成され、前記ケーブルの端部を支持するケーブル支持部(21、33、43)と、前記他端に形成され、前記ケーブルの端部の回動を規制する規制部(20d、34、44)とを具備することを特徴とする。
【0011】
また、ケーブルの端部(9a)を接続するための接続部(7b)を一方の端部に設け、他方の端部に一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を設けたブレーキレバー(7、14)と、一方の端部に他方のブレーキシュー(3)と係合する第2の係合部(8b)を設け、他方の端部に前記ブレーキレバー(7、14)を回動可能に軸支する支持部材(8)とを備え、前記ブレーキレバー(7、14)は、前記ケーブルの端部を接続するための接続部(7b)を有する第1のブレーキレバー(7)と、該第1のブレーキレバー(7)を前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向にのみ回動可能に軸支すると共に、前記一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を有する第2のブレーキレバー(14)から成り、且つ前記第1のブレーキレバー(7)の支持点(15)が前記支持部材(8)に設けられた支持点(10)より前記接続部(7b)側に設定され、前記ケーブル(9)を牽引して前記ブレーキレバー(7、14)を回動することにより一対のブレーキシュー(3、4)を拡開するようにしたケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置(6)にケーブルを接続するために用いる治具(20、30、40)であって、その一端に形成され、前記ブレーキレバーの接続部(7b)に合する合部(20a、30a、40a)と、その他端に形成され、前記ケーブルの端部を支持するケーブル支持部(21、33、43)と、その中間部に形成され、前記ブレーキレバーの一方の端部に当接することにより該ブレーキレバーを前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向に回動させる当接部(20c、31a)と、前記他端に形成され、前記ケーブルの端部の回動を規制する規制部(20d、34、44)とを具備することを特徴とする。
【0012】
また、ケーブルの端部(9a)を接続するための接続部(7b)を一方の端部に設け、他方の端部に一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を設けたブレーキレバー(7、14)と、一方の端部に他方のブレーキシュー(3)と係合する第2の係合部(8b)を設け、他方の端部に前記ブレーキレバー(7、14)を回動可能に軸支する支持部材(8)とを備え、前記ブレーキレバー(7、14)は、前記ケーブルの端部を接続するための接続部(7b)を有する第1のブレーキレバー(7)と、該第1のブレーキレバー(7)を前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向にのみ回動可能に軸支すると共に、前記一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を有する第2のブレーキレバー(14)から成り、且つ前記第1のブレーキレバー(7)の支持点(15)が前記支持部材(8)に設けられた支持点(10)より前記接続部(7b)側に設定され、前記ケーブル(9)を牽引して前記ブレーキレバー(7、14)を回動することにより一対のブレーキシュー(3、4)を拡開するようにしたケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置(6)にケーブルを接続するために用いる治具(20、30、40)であって、その一端に形成され、前記ブレーキレバーの接続部(7b)に合する合部(20a、30a、40a)と、その他端に形成され、前記ケーブルの端部を支持するケーブル支持部(21、33、43)と、前記他端に形成され、前記ケーブルの端部の回動を規制する規制部(20d、34、44)と、前記ケーブルが前記ケーブル支持部に支持された状態で、該ケーブルの端部の前記治具の長手方向に沿う移動を規制する第1の位置と、それ以外の第2の位置との間を摺動可能な摺動部材(32、42)とを具備することを特徴とする。
【0013】
【作用】
以上のように、本発明のケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置は構成されているので、第1のブレーキレバーの回転半径が従来より小さくなり、治具でケーブルを引くときのストロークを小さくできるのでケーブルに設けられたブーツの圧縮量が少なくなり、装置全体の小型化を実現できる。
【0014】
また、本発明のケーブル接続に用いる治具によれば、治具が取付けられた状態で車両にブレーキ部分を組付けでき、組付け後において作業者が治具を用いてブレーキドラムの外側、即ちボディー外側から作業するだけでケーブルの組付けができ、ケーブルの組付け作業性を向上すると共に、従来用いていた接続部材が必要なく治具も再利用できるので部品コストを削減できる。
【0015】
【実施例】
以下添付図面を参照しながら、本発明を、車両のケーブル式ドラムブレーキに採用した実施例を説明する。
<全体構成>
図1は、本発明に基づく実施例としてドラム式ブレーキのケーブル接続装置をケーブル式ドラムブレーキに組み付けた状態を示す要部断面図である。また、図2はケーブル接続装置を含むドラムブレーキの全体構成示す平面図である。また、図3は、図1、図2に示すケーブル接続装置の斜視図である。図1〜図3において、バックプレート1は厚板で補強され、円周上にブレーキシュー3、4に当接するための円筒状のエッジ部1aが設けられた円盤状のドラムブレーキ本体である。アンカー2はバックプレート1に固定され、バックプレート1を補強すると共にケーブル接続装置の基台となっている。ブレーキシュー3、4はバックプレート1上においてその径方向に可動自在に保持されている。アジャスター5はブレーキシュー3、4の他端の対向する部位間に介在させることによりブレーキシュー3、4のバックプレートに対する押圧を調整する。本実施例においては、ケーブル接続装置を具体的にブレーキ作動装置6として例示している。このブレーキ作動装置6は、バックプレート1のガイド1bから導かれたケーブル9が接続されると共に、このケーブル9を牽引するにより機械的に作動するように構成されている。ケーブル式ドラムブレーキは、このブレーキ作動装置6の作用によりブレーキシュー3、4の押圧及び解放を実現する。このブレーキ作動装置6は、ブレーキレバー7、ストラット8、ブレーキレバー7に従動する従動レバー14とを備える。ブレーキレバー7は、その一方の端部にワイヤ等からなるケーブル9の先端に取付けられた板状の端末金具9aの両面に形成された凸部9dに嵌合して、ケーブルとの接続状態を実現する接続溝7bが形成され、他方の端部が不図示のビス等により従動レバー14の回動軸穴15において回動自在に軸支される。ストラット8はブレーキレバー7を挟持する2枚の板状部材を部分的に重合させて構成され、その重合部とは反対側のブレーキシュー3と係合する係合溝8bが形成されている。また、ストラット8には、その中間部から重合部に向かってブレーキレバー7及び従動レバー14を嵌挿するための隙間が設けられ、従動レバー14は重合部の末端の回動軸穴10において不図示のピンにより回動自在に軸支される。従動レバー14は、ブレーキシュー4の一端に係合する係合溝14cが設けられ、ブレーキレバー7に連動してブレーキシュー4を押圧する。このブレーキ作動装置6は、ケーブル9を介してブレーキレバー7を牽引して、ブレーキレバー7を回動させることにより1対のブレーキシュー3、4を拡開するように構成されている。即ち、ブレーキレバー7が牽引されると、その下部において従動レバーのストッパ14bに当接する。この状態から更に牽引すると、従動レバー14が側方に押されてブレーキシュー4を押圧すると共に、回動軸穴10を中心に回動するためストラット8を側方に押し出しブレーキシュー3を押圧する。
【0016】
一方、ストラット8の重合部付近であって従動レバー14の上部には、従動レバー14の必要以上の上部への回動を防止するストッパ13が設けられている。このストッパー13は、従動レバー14の上方への回動に対し、当接することにより従動レバー8の位置を規制する。また、ブレーキレバー7は、図3a、3bに示す矢印S1方向には回動可能であるが、当接部7dと従動レバー14に形成されたストッパ14aとが当接し、更に当接部7cとストッパ14bとが当接することにより、図3a、3bに示す矢印S2方向への回動を規制されている。尚、ブレーキレバー7と従動レバー14とは、少なくともストッパー14a、14bのいずれか一方において当接すれば、ブレーキレバー7の回動を規制することができるので、これらを両方も受ける必要はない。また、ストッパ14aの代わりに従動レバー14にピンを嵌入し、ストッパーとして機能させてもよい。更に、ストッパー14aは、従動レバー14の成形時において、一体的に形成することもできる。
【0017】
<ブレーキ作動装置の変形例>
次に、図4を参照して図1〜図3で説明したブレーキ作動装置6の変形を説明する。
図4は、ブレーキ作動装置6の変形例の構成を示す模式図である。尚、図4において、図1〜図3と同一の符号を付したものは同等の機能を果たす部分であり、その説明は省略する。この変形例のブレーキ作動装置60は、ストラット8の下部に左右対称な2つの外側へ広がる拡張部16を設けたものである。
【0018】
このように、拡張部16を設けると後述するケーブル接続時において、ケーブル接続に用いる治具の引っ掛かりを防止できる。
<ケーブル接続に用いる治具の構成>
次に、上述したケーブル接続装置にケーブルを接続する際に用いる治具の構成を説明する。
【0019】
図5は、本実施例のケーブル接続装置にケーブルを接続する際に用いる治具の構成を示す模式図である。図5において、治具20は、先端部が細くなり、その中間部分にはブレーキレバー7を押し上げやすいように斜面部20cが形成されている。この中間部の幅d1は、ストラット8を構成する2枚の金属板の隙間l1(図3a参照)に治具20を挿通でき、更にブレーキレバー7に当接して押し上げられるように、ストラット8の隙間l1より若干小さく且つブレーキレバー7の幅l2より大きく形成されている。一方、他端部には、溝部20dが形成されており、ケーブルの端末金具9aの回動を規制する。この治具20は、ケーブルの端末金具の先端部分に設けたボルト部9eと螺合するロックナット部21を下端部に設けられている。
【0020】
<ケーブル接続に用いる治具の変形例1>
次に、図5に示す治具とは異なる構成の変形例1としての治具について説明する。
図6は、変形例1の治具の構成及び端末金具の係止状態を示す模式図である。尚、この変形例1の治具はケーブルの端末形状が図8に示す端末金具91aに対応するものである。端末金具91aの形状は、金具の略中央部にブレーキレバー7に係合すると共に、治具に係止される突起部91dがその両面に形成され、金具の先端部には治具に係止されるフック部91cが形成されている。
【0021】
以下では、図8に示す端末金具の形状のケーブルを接続する治具について図6を参照して説明する。治具30は、一端部にケーブルの接続時に作業者が治具を手で操作するための先端部材30dと、この先端部材30dを部分的に挟持するように取付けられた2枚の本体部材31と、本体部材31の中間部分よりやや下方に設けられたスライド部材32とからなる。先端部材30dには、その略中央部の両面にピン30aが設けられ、このピン30aをブレーキレバー7の接続溝7bに係合させることにより治具はブレーキ作動装置6に対してセット状態となる。本体部材31の一端であって、先端部材30dと重なる部分は、ケーブルを治具に引っ掛けた状態でブレーキレバー7を押し上げやすいように斜面部31aが形成されている。この本体部材31の幅d2も図5の場合と同様に、ストラット8を構成する2枚の金属板の隙間l1(図3a参照)に治具30を挿通でき、更にブレーキレバー7に当接して押し上げられるように、ストラット8の隙間l1より若干小さく且つブレーキレバー7の幅l2より大きく形成されている。一方、本体部材31の他端には、端末金具91aの突起部91dを係止するフック部33が形成されている。このフック部33は、端末金具91aを両面から挟むように係止するので、ケーブルの端末金具9aのケーブル回りの回動を規制する。また、フック部33よりやや上方には端末金具91aのフック部91cを掛止するピン34が設けられている。スライド部材32は、フック部33と先端部材30dとの間において、本体部材31に矢視S3方向にスライド可能に挟持されている。このスライド部材32は、その中央部に細長い中空部分32aを有し、本体部材31と中空部分32aにより規定される空間にゴム等の弾性部材35が圧入されることにより本体部材31との間に生じる摩擦力によりスライド部材の位置を保持する。また、この摩擦力は、作業者が片手で操作でき、且つ末端金具91aの移動を十分規制できる値に設定されている。スライド部材32のスライド範囲は、本体部材の長手方向に設けられた2つのピン36により規制されている(例えば、12ミリ程度)。スライド部材32は、そのケーブル側の一端部32bを端末金具91aのフック部91cの外形に嵌合するように形成されており、作業者が指等をスライド部材の操作部32cに当ててをスライドさせることにより端末金具91aのフック部91cを固定する。
【0022】
以上のように、ケーブルの端末金具91aを治具のフック部33、ピン34、スライド部材32で掛止するので、端末金具91aの3軸方向の回動を規制して安定した保持状態を保ち、スライド部材32をスライドさせるだけで端末金具91aを固定でき組付け作業性が向上する。また、弾性部材35により所定の摩擦力が付加された状態でスライド部材を操作するので、作業者の操作フィーリング及び治具のケーブル固定に対する信頼性が向上する。
【0023】
<ケーブル接続に用いる治具の変形例2>
次に、図5に示す治具とは異なる構成の変形例2としての治具について説明する。
図7は、変形例2の治具の部分的な構成及び端末金具の係止状態を示す模式図である。尚、この変形例2の治具はケーブルの端末形状が図9に示す端末金具92aに対応するものである。端末金具92aの形状は、金具の略中央部にブレーキレバー7に掛合すると共に、治具に係止される第1の突起部92dがその両面に形成され、金具先端部の延設された部分には、治具に掛合される第2の突起部92cが形成されている。
【0024】
以下では、図9に示す端末金具の形状のケーブルを接続する治具について図7を参照して説明する。尚、図7において、図6と同一の符号を付したものは同等の機能を果たす部分であり、その説明は省略する。また、図7の治具において図示を省略した部分は、図6に示す治具30と同一形状及び機能を果たすものであるためその図示及び説明を省略する。図7において、治具40は、不図示の先端部材30dと、この先端部材30dを部分的に挟持するように取付けられた2枚の本体部材41と、本体部材41の中間部分よりやや下方に設けられたスライド部材42とからなる。本体部材41の他端には、端末金具92aの突起部92dに嵌合するアーム部43が形成されている。このアーム部43は、端末金具92aを両面から挟むように嵌合するので、ケーブルの端末金具9aのケーブル回りの回動を規制する。また、アーム部43よりやや上方には端末金具91aの第2の突起部92cを掛止する凹部44が形成されている。スライド部材42は、変形例1の治具と同様に、その中央部に細長い中空部分42aを有し、本体部材41と中空部分42aにより規定される空間にゴム等の弾性部材35が圧入されることによりスライド部材の位置を保持する。スライド部材42のスライド範囲は、本体部材の長手方向に設けられた2つのピン36により規制されている(例えば、12ミリ程度)。スライド部材42は、そのケーブル側の一端部42bを端末金具92aの先端の外形に略嵌合するように形成されており、作業者がスライドさせることにより端末金具92aの先端部及び第2の突起部92cを固定する。
【0025】
以上のように、この変形例2の治具によってもケーブルの端末金具92aを治具のアーム部43、凹部44、スライド部材42で掛止するので、端末金具92aの3軸方向の回動を規制して安定した保持状態を保ち、スライド部材42をスライドさせるだけで端末金具92aを固定でき組付け作業性が向上する。また、弾性部材35により所定の摩擦力が付加された状態でスライド部材を操作するので、作業者の操作フィーリング及び治具のケーブル固定に対する信頼性が向上する。
【0026】
<ケーブルの組付け方法>
次に、上述した治具を用いたケーブルの接続方法について説明する。
図10〜図16は、図1〜図3で説明したブレーキ作動装置6にケーブルを組み付ける工程を順番に示した図である。尚、以下では、前述の図6で説明した変形例1の治具を用いて図8に示す末端金具を有するケーブルの接続方法についてのみ説明するが、他の形状の治具20又は40を用いてもそれらの接続方法はほとんど同じである。
【0027】
(第1の工程;図10)
作業者は、先ず治具30をそのフック部33を持ってドラムブレーキ内部に押し込む。すると、ピン30aがブレーキレバー7を矢視S1方向に当接し回転させ、やがてブレーキレバー7を乗り越えてその上部に位置する。この状態で治具を手前に引いて回転した状態から自己復帰したブレーキレバー7の接続溝7bにピン30aを引っ掛ける(図11(a)参照)。このとき、従動レバー14がブレーキレバー7の回転に従動して同方向に回転しても、ストッパ13によりその回転が規制される。
【0028】
(第2の工程;図11)
次に、ケーブルの末端金具91aのフック部91cを治具30のピン34、突起部91dをアーム部33に夫々に引っ掛ける(図11(b)参照)。また、このときスライド部材32は、上方に位置している。ここで、図4にて説明した拡張部16を有するブレーキ作動装置を採用した場合、治具30の斜面部31aがストラット8の下部に引っ掛かるのを防止できる。
【0029】
(第3の工程;図12)
次に、作業者の手によって、スライド部材32を矢印方向にスライドさせ、スライド部材32の一端部32bと末端金具91aのフック部91cとが当接する位置でスライド部材32を固定し、末端金具91aを治具30のアーム部33に固定する(図12(b)参照)。
【0030】
(第4の工程;図13)
次に、作業者により治具30をディスクプレート50及びハブ51の外方に引き出しながら、ケーブルのアウタキャップ9bをバックプレート1のガイド1bに当接するまで差し込む。その後、末端金具91aの突起部91d又は治具30のアーム部33がブレーキレバー7に当接して、レバーを回転させブレーキレバー7を乗り越えてその上部に位置するまで治具を外方に引っ張る。
【0031】
(第5の工程;図14)
次に、自己復帰したブレーキレバー7の先端7aにアーム部33の先端が当接するまで治具を押し戻す。
(第6の工程;図15)
次に、スライド部材32を上方にスライドさせて末端金具91aを解放状態とし、アーム部33及びピン34から末端金具91aが外れる位置まで治具30を矢視S4方向に回転させ、その角度のままで引き抜く。
【0032】
(第7の工程;図16)
最後に、治具30から末端金具91aを取り外して、ブレーキレバー7に突起部91dを係止させ、車室内のパーキングレバー(不図示)でケーブルの遊びを調整する。
以上説明した第1の工程から第7の工程において、治具30は、通常、図1に示すようにケーブルを除くブレーキ部品が組み立てられ、そのピン30aにブレーキレバー7の接続溝7bが引っ掛けられた状態(図11参照)で外注先等から納入される。
【0033】
以上のケーブルの組付け方法において、本実施例のブレーキ作動装置を用いた場合、ブレーキレバー7の回転半径が従来より小さくなり、治具でケーブルを引くときのストロークを小さくできるのでブーツの圧縮量が少なくなり、装置の小型化を実現できる。
(実施例の効果)
以上説明した本実施例のブレーキ作動装置及びケーブル接続に用いる治具によれば、例えば、治具が取付けられた状態で納入されるドラムブレーキを車両に組付けした後、作業者が治具を用いてブレーキドラムの外側から作業するだけでケーブルの組付けができ、ケーブルの組付け作業性が向上すると共に、従来のように接続部材が必要なくなり治具も再利用できるので部品コストを削減できる。
【0034】
尚、本発明はその趣旨を逸脱することなく種々に変形が可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明のケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置は構成されているので、第1のブレーキレバーの回転半径が従来より小さくなり、治具でケーブルを引くときのストロークを小さくできるのでケーブルに設けられたブーツの圧縮量が少なくなり、装置全体の小型化を実現できる。
【0036】
また、本発明のケーブル接続に用いる治具によれば、治具が取付けられた状態で車両にブレーキ部分を組付けでき、組付け後において作業者が治具を用いてブレーキドラムの外側、即ちボディー外側から作業するだけでケーブルの組付けができ、ケーブルの組付け作業性を向上すると共に、従来用いていた接続部材が必要なく治具も再利用できるので部品コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施例としてドラム式ブレーキのケーブル接続装置をケーブル式ドラムブレーキに組み付けた状態を示す要部断面図である。
【図2】図ケーブル接続装置を含むドラムブレーキの全体構成示す平面図である。
【図3】(a)は図1、図2に示すケーブル接続装置の斜視図であり、(b)はブレーキレバーと従動レバーとの当接状態を示す図である。
【図4】本実施例のブレーキ作動装置の変形例の構成を示す模式図である。
【図5】本実施例のケーブル接続装置にケーブルを接続する際に用いる治具の構成を示す模式図である。
【図6】変形例1の治具の構成及び端末金具の係止状態を示す模式図である。
【図7】変形例2の治具の構成及び端末金具の係止状態を示す模式図である。
【図8】図6の治具に用いられるケーブルの端末金具の形状を示す図である。
【図9】図7の治具に用いられるケーブルの端末金具の形状を示す図である。
【図10】本実施例のブレーキ作動装置にケーブルを組み付ける工程を順番に示した図である。
【図11】(a)は本実施例のブレーキ作動装置にケーブルを組み付ける工程を順番に示した図であり、(b)は端末金具を治具により係止した状態を示す図である。
【図12】(a)は本実施例のブレーキ作動装置にケーブルを組み付ける工程を順番に示した図であり、(b)は端末金具を治具により係止した状態を示す図である。
【図13】本実施例のブレーキ作動装置にケーブルを組み付ける工程を順番に示した図である。
【図14】本実施例のブレーキ作動装置にケーブルを組み付ける工程を順番に示した図である。
【図15】本実施例のブレーキ作動装置にケーブルを組み付ける工程を順番に示した図である。
【図16】本実施例のブレーキ作動装置にケーブルを組み付ける工程を順番に示した図である。
【符号の説明】
1…バックプレート
2…アンカー
3、4…ブレーキシュー
5…アジャスタ
6…ブレーキ作動装置
7…ブレーキレバー
8…ストラット
9…ケーブル
14…従動レバー

Claims (10)

  1. ケーブルの端部(9a)を接続するための接続部(7b)を一方の端部に設け、他方の端部に一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を設けたブレーキレバー(7、14)と、一方の端部に他方のブレーキシュー(3)と係合する第2の係合部(8b)を設け、他方の端部に前記ブレーキレバー(7、14)を回動可能に軸支する支持部材(8)とを備え、前記ケーブル(9)を牽引して前記ブレーキレバー(7、14)を回動することにより一対のブレーキシュー(3、4)を拡開するようにしたケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置(6)であって、
    前記ブレーキレバー(7、14)は、前記ケーブルの端部を接続するための接続部(7b)を有する第1のブレーキレバー(7)と、該第1のブレーキレバー(7)を前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向にのみ回動可能に軸支すると共に、前記一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を有する第2のブレーキレバー(14)から成り、且つ前記第1のブレーキレバー(7)の支持点(15)が前記支持部材(8)に設けられた支持点(10)より前記接続部(7b)側に設定されることを特徴とするケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置。
  2. 前記第1のブレーキレバー(7)は、前記第2のブレーキレバー(14)に形成された第1のストッパ(14a)及び第2のストッパ(14b)のいずれか一方に当接することにより前記ケーブルを牽引する方向への回動を禁止されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置。
  3. 前記ケーブルの端部を前記接続部へ接続する前記ケーブル式ドラムブレーキの組付け時において、前記第2のブレーキレバー(14)が前記第1のブレーキレバー(7)の回動に従動して前記ケーブルを牽引する方向と反対方向へ所定角度以上回動するのを規制する第3のストッパ(13)を更に具備することを特徴とする請求項2に記載のケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置。
  4. 前記支持部材の下縁部に左右対称な2つの側方へ広がる拡張部(16)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置。
  5. ケーブルの端部(9a)を接続するための接続部(7b)を一方の端部に設け、他方の端部に一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を設けたブレーキレバー(7、14)と、一方の端部に他方のブレーキシュー(3)と係合する第2の係合部(8b)を設け、他方の端部に前記ブレーキレバー(7、14)を回動可能に軸支する支持部材(8)とを備え、前記ブレーキレバー(7、14)は、前記ケーブルの端部を接続するための接続部(7b)を有する第1のブレーキレバー(7)と、該第1のブレーキレバー(7)を前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向にのみ回動可能に軸支すると共に、前記一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を有する第2のブレーキレバー(14)から成り、且つ前記第1のブレーキレバー(7)の支持点(15)が前記支持部材(8)に設けられた支持点(10)より前記接続部(7b)側に設定され、前記ケーブル(9)を牽引して前記ブレーキレバー(7、14)を回動することにより一対のブレーキシュー(3、4)を拡開するようにしたケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置(6)にケーブルを接続するために用いる治具(20、30、40)であって、
    その一端に形成され、前記ブレーキレバーの接続部(7b)に係合する係合部(20a、30a、40a)と、
    その他端に形成され、前記ケーブルの端部を支持するケーブル支持部(21、33、43)と、
    その中間部に形成され、前記ブレーキレバーの一方の端部に当接することにより該ブレーキレバーを前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向に回動させる当接部(20c、31a)とを具備することを特徴とするケーブル接続に用いる治具。
  6. ケーブルの端部(9a)を接続するための接続部(7b)を一方の端部に設け、他方の端部に一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を設けたブレーキレバー(7、14)と、一方の端部に他方のブレーキシュー(3)と係合する第2の係合部(8b)を設け、他方の端部に前記ブレーキレバー(7、14)を回動可能に軸支する支持部材(8)とを備え、前記ブレーキレバー(7、14)は、前記ケーブルの端部を接続するための接続部(7b)を有する第1のブレーキレバー(7)と、該第1のブレーキレバー(7)を前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向にのみ回動可能に軸支すると共に、前記一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を有する第2のブレーキレバー(14)から成り、且つ前記第1のブレーキレバー(7)の支持点(15)が前記支持部材(8)に設けられた支持点(10)より前記接続部(7b)側に設定され、前記ケーブル(9)を牽引して前記ブレーキレバー(7、14)を回動することにより一対のブレーキシュー(3、4)を拡開するようにしたケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置(6)にケーブルを接続するために用いる治具(20、30、40)であって、
    その一端に形成され、前記ブレーキレバーの接続部(7b)に係合する係合部(20a、30a、40a)と、
    その他端に形成され、前記ケーブルの端部を支持するケーブル支持部(21、33、43)と、
    前記他端に形成され、前記ケーブルの端部の回動を規制する規制部(20d、34、44)とを具備することを特徴とするケーブル接続に用いる治具。
  7. ケーブルの端部(9a)を接続するための接続部(7b)を一方の端部に設け、他方の端部に一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を設けたブレーキレバー(7、14)と、一方の端部に他方のブレーキシュー(3)と係合する第2の係合部(8b)を設け、他方の端部に前記ブレーキレバー(7、14)を回動可能に軸支する支持部材(8)とを備え、前記ブレーキレバー(7、14)は、前記ケーブルの端部を接続するための接続部(7b)を有する第1のブレーキレバー(7)と、該第1のブレーキレバー(7)を前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向にのみ回動可能に軸支すると共に、前記一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を有する第2のブレーキレバー(14)から成り、且つ前記第1のブレーキレバー(7)の支持点(15)が前記支持部材(8)に設けられた支持点(10)より前記接続部(7b)側に設定され、前記ケーブル(9)を牽引して前記ブレーキレバー(7、14)を回動することにより一対のブレーキシュー(3、4)を拡開するようにしたケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置(6)にケーブルを接続するために用いる治具(20、30、40)であって、
    その一端に形成され、前記ブレーキレバーの接続部(7b)に係合する係合部(20a、30a、40a)と、
    その他端に形成され、前記ケーブルの端部を支持するケーブル支持部(21、33、43)と、
    その中間部に形成され、前記ブレーキレバーの一方の端部に当接することにより該ブレーキレバーを前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向に回動させる当接部(20c、31a)と、
    前記他端に形成され、前記ケーブルの端部の回動を規制する規制部(20d、34、44)とを具備することを特徴とするケーブル接続に用いる治具。
  8. 前記ケーブル支持部(21、33、43)は、前記ケーブルが前記ケーブル支持部に支持された状態で、該ケーブルの端部の前記治具の長手方向に沿う移動を規制する第1の位置と、それ以外の第2の位置との間を摺動可能な摺動部材(32、42)を有することを特徴とする請求項5に記載のケーブル接続に用いる治具。
  9. ケーブルの端部(9a)を接続するための接続部(7b)を一方の端部に設け、他方の端部に一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を設けたブレーキレバー(7、14)と、一方の端部に他方のブレーキシュー(3)と係合する第2の係合部(8b)を設け、他方の端部に前記ブレーキレバー(7、14)を回動可能に軸支する支持部材(8)とを備え、前記ブレーキレバー(7、14)は、前記ケーブルの端部を接続するための接続部(7b)を有する第1のブレーキレバー(7)と、該第1のブレーキレバー(7)を前記ケーブルを牽引する方向とは反対方向にのみ回動可能に軸支すると共に、前記一方のブレーキシュー(4)と係合する第1の係合部(14c)を有する第2のブレーキレバー(14)から成り、且つ前記第1のブレーキレバー(7)の支持点(15)が前記支持部材(8)に設けられた支持点(10)より前記接続部(7b)側に設定され、前記ケーブル(9)を牽引して前記ブレーキレバー(7、14)を回動することにより一対のブレーキシュー(3、4)を拡開するようにしたケーブル式ドラムブレーキのケーブル接続装置(6)にケーブルを接続するために用いる治具(20、30、40)であって、
    その一端に形成され、前記ブレーキレバーの接続部(7b)に係合する係合部(20a、30a、40a)と、
    その他端に形成され、前記ケーブルの端部を支持するケーブル支持部(21、33、43)と、
    前記他端に形成され、前記ケーブルの端部の回動を規制する規制部(20d、34、44)と、
    前記ケーブルが前記ケーブル支持部に支持された状態で、該ケーブルの端部の前記治具の長手方向に沿う移動を規制する第1の位置と、それ以外の第2の位置との間を摺動可能な摺動部材(32、42)とを具備することを特徴とするケーブル接続に用いる治具。
  10. 前記摺動部材を前記第1の位置又は第2の位置に保持するための保持部材(35)を更に具備し、前記摺動部材は、前記保持部材と治具本体との間に生じる摩擦力により前記第1の位置又は第2の位置に保持されることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のケーブル接続に用いる治具。
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