JP2959235B2 - ペダル装置 - Google Patents

ペダル装置

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JP2959235B2
JP2959235B2 JP25224491A JP25224491A JP2959235B2 JP 2959235 B2 JP2959235 B2 JP 2959235B2 JP 25224491 A JP25224491 A JP 25224491A JP 25224491 A JP25224491 A JP 25224491A JP 2959235 B2 JP2959235 B2 JP 2959235B2
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JP
Japan
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pedal
upper portion
vehicle body
arm
set position
Prior art date
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JP25224491A
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啓二 波多野
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のアクセルペダ
ル、ブレーキペダル等走行に関する操作を行なうペダル
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペダル装置としては例えば図5に
示すようなものがある(類似構造として、昭和63年9
月日産自動車株式会社発行のサービス周報第603号A
31型系車の紹介C−2参照)。このペダル装置は吊り
下げ式のクラッチペダル101を示すもので、下端に踏
み込み部103を有したペダルアーム105の上部が車
体側のペダルブラケット107に支持ピン109を介し
て回転自在に支持され、所定のセット位置からダッシパ
ネルロワ111側へ所定量踏み込み可能となっている。
【0003】前記クラッチペダル101のセット位置へ
の付勢はリターンスプリング113で行なわれ、セット
位置での位置決めがなされている。そして、このクラッ
チペダル101のペダルアーム105に連結ロッド11
5の一端が結合され、この連結ロッド115は図示しな
いクラッチマスターシリンダのコントロールロッドに連
結されている。
【0004】従って乗員が踏み込み部103をダッシュ
パネルロワ111側へ踏み込んでペダルアーム105を
支持ピン109を中心に回転させれば、連結ロッド11
5を介して図示しないコントロールロッドが操作され、
クラッチ断続操作を行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両衝
突等により、図6のようにフロントサイドメンバ121
からダッシュパネルロワ111に荷重が入力され、ダッ
シュパネルロワ111が鎖線図示のように変形しようと
しても、図7のようにペダルアーム105によってダッ
シュパネルロワ111の変形部123が抑制される恐れ
がある。
【0006】そこでこの発明は、車体パネルの変形を抑
制することがないペダル装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、下端に踏み込み部を有したペダルアーム
の上部が車体に回転可能に支持され、前記車体に対する
セット位置から前記踏み込み部を踏み込むことにより車
両走行に関する操作を行なうペダル装置において、前記
ペダルアームを上下中間で分割することにより、前記車
体に回転可能に支持されるアッパー部と踏み込み部側の
ロワー部との構成とし、前記アッパー部の下部にロワー
部を踏み込み前後方向へ回転自在に結合し、前記アッパ
ー部とロワー部との間に、アッパー部に対するロワー部
のセット位置から踏み込み方向への回転を阻止する一
方、反踏み込み方向への回転を許容するストッパ、及び
ロワー部のアッパー部に対する反踏み込み方向への回転
を設定荷重まで阻止する位置決め手段を設けたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】セット位置にあるペダルアームの踏み込み部を
踏み込むと、ペダルアームのロワー部、ストッパ、アッ
パー部と力が伝達され、ペダルアーム全体が車体を中心
に回転し、セット位置からの所期の踏み込み操作を行な
うことができる。ペダルアームのロワー部に対し反踏み
込み方向へ設定荷重以上の荷重が作用したときには、ロ
ワー部はアッパー部に対し反踏み込み方向へ回転するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下この発明の一実施例を説明する。
【0010】図1は、ペダル装置の一実施例として例え
ばクラッチペダル1を示すもので、組み立て状態の斜視
図である。図2は、前記クラッチペダル1の分解状態の
斜視図であり、このクラッチペダル1は図3のように車
体側に支持されているものである。すなわち、クラッチ
ペダル1は下端に踏み込み部3を有したペダルアーム5
の上部が車体側のペダルブラケット7に支持ピン9によ
り回転可能に支持されている。そして図示はしないが、
図5と同様にペダルアーム5をセット位置へ付勢するリ
ターンスプリングが設けられ、コントロールロッドへ連
結する連結ロッドが結合されているものである。
【0011】一方、この発明の実施例では、図1,図2
のようにペダルアーム5が上下中間で分割され、前記ペ
ダルブラケット7に支持するアッパー部11と踏み込み
部3側のロワー部13との構成となっている。
【0012】前記のようにして分割構成されたアッパー
部11とロワー部13とは、アッパー部11にロワー部
13を踏み込み前後方向へ回転自在に結合している。す
なわち、図2のようにアッパー部11の下端部にはアッ
パーヒンジ支持部15が設けられ、このアッパーヒンジ
支持部15に第1ヒンジ支持孔17が設けられている。
またロワー部13の上端部には、前記アッパーヒンジ支
持部15の両側に位置するロワーヒンジ支持部19が設
けられ、ロワーヒンジ支持孔21が設けられている。そ
してアッパーヒンジ支持部15の両側にロワーヒンジ支
持部19を位置させるようにしてアッパーヒンジ支持孔
17とロワーヒンジ支持孔21とを位置合せし、ヒンジ
ピン23を両支持孔17,21に嵌合させることによ
り、アッパー部11とロワー部13とが回転可能に連結
される。
【0013】またこうして連結されたアッパー部11と
ロワー部13との間には、アッパー部11に対するロワ
ー部13のセット位置から踏み込み方向への回転を阻止
するストッパ25が設けられている。このストッパ25
はアッパー部11の下端の一部で構成されているもの
で、これに対応するロワー部13の上端に凹部27が設
けられ、アッパー部11とロワー部13との上記結合に
よりストッパ25が凹部27に嵌合し、全体として一体
的なペダルアーム5を構成するものである。
【0014】更にアッパー部11とロワー部13との間
には、ロワー部13のアッパー部11に対する反踏み込
み方向への回転を設定荷重で阻止する位置決め手段とし
てスプリグ29が設けられている。このスプリング29
は前記ヒンジピン23がロワーヒンジ支持部19の端部
に突出する部分において図1のように嵌合し、このスプ
リング29の一方のアーム31はアッパー部11のスプ
リング支持部33に係合し、他方のアーム35はロワー
部13のスプリング支持部37に係合している。従って
スプリング29の付勢によってロワー部13はアッパー
部11に対しヒンジピン23を中心に踏み込み方向へ付
勢され、ロワー部13の凹部27がアッパー部11のス
トッパ25に当接することによりペダルアーム5は全体
としてセット位置に位置決められるものとなる。
【0015】従って図3のように、乗員が踏み込み部3
を矢印のように踏み込めば、ペダルアーム5はペダルブ
ラケット7の支持ピン9を中心に踏み込み方向へ一体と
なって回転し、車両走行に関する操作としてクラッチ断
続操作を行なうことができるのである。また、踏み込み
を解除すれば支持ピン9回りの図示しないリターンスプ
リングにより、ペダルアーム5は一体となってセット位
置まで復帰するのである。
【0016】そして、車両衝突によりダッシュパネルロ
ワ41が図4のように変形しても、ペダルアーム5のロ
アー部13が矢印で示すように逃げるので、変形を抑制
することはない。
【0017】すなわち、変形部43によってクラッチペ
ダル1のロアー部13が図4の矢印のように押される
と、該ロワー部13がヒンジピン23を中心に回転し、
ペダルアーム5に作用する荷重は容易に逃がされ、同時
にクラッチペダル1を破損することがない。従って、ダ
ッシュパネルロワ41の変形部43の変形を抑制するこ
となく衝撃エネルギーを吸収することができる。
【0018】通常状態ではスプリング39の付勢によっ
てロワー部13のアッパー部11に対する反踏み込み方
向への回転が設定荷重で阻止されているため、アッパー
部11とロワー部13との2分割としたペダルアーム5
自体のがたつきはない。
【0019】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば位置決め手段としては、アッパー部
11とロワー部13との間の回転部間(例えばヒンジピ
ン23と支持孔17,21との間)に所定の摩擦力をも
たせ、この摩擦力により所定の設定荷重まで回転しない
ように構成することも可能である。また、アッパー部1
1とロワー部13との回転部間にシェアーピンを介在さ
せることにより、設定荷重でシェアーピンが破壊され、
アッパー部11に対するロワー部13の回転を許容する
ように構成することもできる。
【0020】更に、クラッチペダルに限らずブレーキペ
ダル、アクセルペダル等にも応用することができるもの
である。
【0021】
【発明の効果】以上より明らかなようにこの発明の構成
によれば、車両衝突等により、車体パネルが変形しても
該変形によりロワー部に作用する荷重はアッパー部に対
するロワー部の反踏み込み方向への回転によって逃がさ
れ、変形が抑制されないので、衝撃エネルギーが充分吸
収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るクラッチペダルの斜
視図。
【図2】この発明の一実施例に係るクラッチペダルの分
解斜視図。
【図3】クラッチペダルの車体側への取付概略図であ
る。
【図4】作用説明図である。
【図5】従来例に係るクラッチペダルの車体側への取付
を示す側面図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】作用説明図である。
【符号の説明】
1 クラッチペダル 3 踏み込み部 5 ペダルアーム 7 ペダルブラケット 11 アッパー部 13 ロワー部 23 ヒンジピン 25 ストッパ 29 スプリング(位置決め手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に踏み込み部を有したペダルアーム
    の上部が車体に回転可能に支持され、前記車体に対する
    セット位置から前記踏み込み部を踏み込むことにより車
    両走行に関する操作を行なうペダル装置において、 前記ペダルアームを上下中間で分割することにより
    記車体に回転可能に支持されるアッパー部と踏み込み部
    側のロワー部との構成とし、 前記アッパー部の下部にロワー部を踏み込み前後方向へ
    回転自在に結合し、 前記アッパー部とロワー部との間に、アッパー部に対す
    るロワー部のセット位置から踏み込み方向への回転を阻
    止する一方、反踏み込み方向への回転を許容するストッ
    パ、 及びロワー部のアッパー部に対する反踏み込み方向への
    回転を設定荷重で阻止する位置決め手段を設けたこと
    を特徴とするペダル装置。
JP25224491A 1991-09-30 1991-09-30 ペダル装置 Expired - Lifetime JP2959235B2 (ja)

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JPH0585220A (ja) 1993-04-06

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