JP3750099B2 - 合成樹脂製管体の接続リング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本各発明は、接続具の内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体を該接続具に接続するための接続リングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、架橋ポリエチレンなどの合成樹脂製管体(以下、管体という)を接続するための管継手として種々のものがあるがその中でも、例えば、JISK6788(水道用架橋ポリエチレン管継手)が提案されている。
【0003】
即ち、この種の管継手は、継手本体の内スリーブに、管体を外挿し、金属リングを外挿し、金属ナットを前記継手本体に螺着させることにより、金属リングを強制的に縮径させて、内スリーブと該リングとで、管体の接続端部をつぶすようにして挟持して接続するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金属ナットの継手本体への螺着により、接続端部をつぶすべく、リングを縮径させるには、極めて大きな力を要し困難であるという問題があった。 また、リングとナットは、相当の寸法精度を要するため、作製が困難で、しかも管継手を構成する部品点数が多く、構造上も高価となるという問題があった。
【0005】
さらに、設置されたヘッダー(壁裏に配管される給水湯管などに接続される液供給体のことである)などに管体を接続する場合、前記ナット螺着作業は、レンチを2本使用して相反する方向にこれを回転させて行われるが、狭い壁裏での作業のため周囲の壁や隣の配管等が障害となり、円滑な作業を行うことができず、作業時間の遅延となるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような課題を解決することであり、その目的は、接続具の内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体を、前記接続具に容易且つ確実に接続することができる接続リングを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上を解決するために、本各発明の採った手段は、実施態様において使用する符号を付して説明すると、先ず請求項1に記載の発明は、全体が薄板状に作製され、接続具60の内挿筒部61に外挿された合成樹脂製管体50を該接続具60に接続するための接続リング100であって、
前記内挿筒部61に外挿された合成樹脂製管体50が内部に挿通可能な環体部10と、前記環体部10の内部空間と連通する連通空間を形成すべく、該環体部10と連設される連設部20とが金属材料により一体に作成され、前記連通空間を縮径させるべく前記連設部20を塑性変形させることにより、該変形に伴う前記環体部10の縮径で前記内挿筒部61とで合成樹脂製管体50を挟持することを特徴とするものである。
【0008】
本願発明によれば、連設部20の変形に伴う環体部10の縮径で内挿筒部61とで管体50を挟持するものである。従って、一般的に使用されるペンチ等を使用して、連通空間を縮径させるべく連設部20を挟持して塑性変形させることにより、環体部10が縮径されるため、管体50を確実に挟持することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の合成樹脂製管体50の接続リング100において、連設部20の塑性変形により、環体部10の両端部が密着することを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の合成樹脂製管体50の接続リング100において、連設部20は、環体部10から屈曲して設けられることを特徴とするものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、接続具60の内挿筒部61に外挿された合成樹脂製管体50を該接続具60に接続するための接続リング100を備えた筒状の接続体110であって、
前記接続リング100は全体が薄板状に作製されるとともに、前記内挿筒部61に外挿された合成樹脂製管体50が内部に挿通可能な環体部10と、前記環体部10の内部空間と連通する連通空間を形成すべく、該環体部10と連設される連設部20とが金属材料により一体に作成され、
前記接続体110は、前記環体部10を筒内に配置するとともに、前記連設部20を筒外に突出するように、前記接続リング100を支持し、
前記連通空間を縮径させるべく前記連設部20を塑性変形させることにより、該変形に伴う前記環体部10の縮径で前記内挿筒部61とで合成樹脂製管体50を挟持することを特徴とするものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の合成樹脂製管体50の接続体110において、少なくとも2つの接続リング100を設け、その連通空間が相互にズレるように配置されて支持されることを特徴とするものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の接続リング100を少なくとも2つと、
合成樹脂製管体50に内挿される内挿筒部61を備えた接続具100と、により、前記接続具100の内挿筒部61に外挿された合成樹脂製管体50を該接続具100に接続するための連結構造であって、前記複数の接続リング100の連通空間が相互にズレるように配置された状態で、縮径されて前記接続具100に合成樹脂製管体50が連結されたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係る合成樹脂製管体(以下、管体50という)の接続リングの実施の形態を説明するが、これは代表的な例を示したものであり、その要旨を越えない限り、以下の実施例により本発明が限定されるものでない。
【0015】
さて、図1は、本発明に係る接続リング100を示したものである。この接続リング100においては、薄板状の一の金属板の打ち抜きにより形成されたものであり、接続具60の内挿筒部61に外挿された管体50を内部に挿通可能とする環体部10と、前記環体部10の内部空間と連通する連通空間を形成すべく環体部10と連設される連設部20とが金属材料により一体に作成されたものである。
【0016】
前記環体部10は、内挿筒部61に外挿された管体10に外挿可能なように、内挿筒部61に外挿された状態の管体50の口径よりも少し太めに形成されている。そして、環体部10の内部空間と連通する連通空間を形成すべく、環体部10と連設部20とが一体的に形成されている。連設部20は、環体部10の内部空間と連通する連通空間を形成すべく、環体部10の両端部11から平行な間隔を隔てて直状に形成され直状部21と、円形状に形成された円形部22とにより形成されている。このように、連設部20を、直状部21と円形部22とにより構成したことにより、ペンチ等による塑性変形を容易且つ確実に行うことができる。即ち、連設部20を塑性変形させる場合、直状部21にペンチを把持させてかしめるため、その直状部21の両端に形成された環体部10と円形部22により、ペンチの位置ズレが防止されるからである。従って、ペンチにより単に直状部21を挟持するだけで、確実且つ容易に環体部10の両端部11を密着させることができる。尚、ペンチによる把持位置は、直状部21に限定されることはなく、円形部22を把持して塑性変形させてもよい。
【0017】
ところで、連設部20の形状については、上記実施例に限定されることはなく、例えば、図2から図4に示したものでもよい。まず、図2は、接続リング100の第2の実施例を示したものである。この接続リングにおいては、薄板状の一の金属板の打ち抜きにより形成されたものであり、接続具の内挿筒部に外挿された管体を内部に挿通可能とする環体部10と、この環体部10の内部空間と連通する連通空間を形成すべく、環体部10の両端部11に連設される連設部20とが金属材料により一体に作成されたものである。この接続リング100によれば、環体部10の両端部11に設けられた連設部20を塑性変形させることにより、環体部10を均等に縮径させることができるため、管体を接続具の内挿筒部に確実且つ強固に挟持することができる。
【0018】
また、この接続リング100を複数使用する場合、一方の接続リング100を構成する連通空間と他方の接続リング100を構成する連通空間が相互にズラして十字形状に配置させることにより、接続状態をより強固なものとすることができる。即ち、一方の接続リング100の連設部20をペンチにより塑性変形させた場合に、環体部10の両端部11の密着状態が悪いと、その部分から水漏れが発生する虞がある。しかし、上記したように他方の接続リング100を相互にズラして挟持させることにより、仮に、一方の接続リングの環体部10の両端部11の密着状態が悪く、水漏れ等する虞があったとしても、その部分は、他方の接続リング100によって確実に挟持される。従って、接続具の内挿筒部に外挿された管体の接続状態がより強固なものとなり、水漏れ等が確実に防止される。
【0019】
次に、図3は、接続リング100の第3の実施例を示すものである。この接続リング100においては、接続具の内挿筒部に外挿された管体を内部に挿通可能とする環体部10と、この環体部10の内部空間と連通する連通空間を形成すべく環体部10に連設される連設部20とが金属材料により一体に作成されたものである。この接続リングの特徴とするところは、連設部がU字形状に形成されているところである。かかる構成からなる接続リングの実施例は、上述した実施例と実質的に同一の機能が得られることが明白であるから、叙上の説明を援用する。
【0020】
さらに、図4は、接続リング100の第4の実施例を示すものである。接続具60の内挿筒部61に外挿された管体50を内部に挿通可能とする環体部10と、この環体部10の内部空間と連通する連通空間を形成すべく環体部10に連設される連設部20とが金属材料により8の字形状に作成されたものである。かかる構成からなる接続リング100の実施例は、上述した実施例と実質的に同一の機能が得られることが明白であるから、叙上の説明を援用する。尚、連設部20の形状については、上記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲のものであればどんな形状のものでもよい。
【0021】
次に、本発明にかかる接続リング100を接続具60の内挿筒部61に外挿された管体50に接続された連結構造120を図5又は図6に基づいて説明する。
【0022】
図5は、接続具60の内挿筒部61に架橋ポリエチレン等の材料からなる合成樹脂製管体50を差しはめて、本発明に係る接続リング100によって管体50を挟持した状態を示すものである。まず、管体50を内挿筒部61に外挿させる前に、管体50にあらかじめ接続リング100を2つ挿通させる。それから管体50の接続端部を内挿筒部61に外挿させる。続いて、図5又は図6に示すように、一方の接続リング100を内挿筒部61上に移動させ、一般的に使用されるペンチ等を使用して、前記連通空間を縮径させるべく連設部20を挟持して塑性変形させる。すると、この連設部20の塑性変形により、環体部10の両端部11が密着される。この塑性変形に伴う環体部10の縮径により、管体50は、内挿筒部61に確実に挟持される。次に、他方の接続リング100も、一方の接続リング100に隣接するように内挿筒部61上に移動させ、一方の接続リング100を構成する連通空間と他方の接続リング100を構成する連通空間とが相互にズレるように配置させる。続いて、上述したと同様に他方の接続リング100を構成する連設部20を塑性変形させることより一層強固に挟持することができる。即ち、一方の接続リング100の連設部20をペンチにより塑性変形させた場合に、環体部10の密着状態が悪いと、その部分から水漏れが発生する虞がある。しかし、一方の接続リング100の連通空間と他方の接続リング100の連通空間を相互にズラして挟持させることにより、仮に、一方の接続リング100の環体部10の両端部11の密着状態が悪く、水漏れ等する虞があったとしても、その部分は、他方の接続リング100によって確実に挟持される。従って、接続具60の内挿筒部61に外挿された管体50の接続状態がより強固なものとなり、水漏れ等が確実に防止される。。
次に、本発明にかかる接続リングの第5の実施例として、図7に基づいて説明する。
【0023】
図示するように、接続リング100は、薄板状の一の金属板の打ち抜きより形成されたものであり、接続具60の内挿筒部61に外挿された管体50を内部に挿通可能とする環体部10と、前記環体部10の内部空間と連通する連通空間を形成すべく環体部10と連設される連設部20とが金属材料により一体に作成されたものである。そして本発明にかかる接続リング100は、管体50に挟持した際に、あらかじめ連設部20が管体10近傍に位置するように環体部10に対して90度屈曲形成されている。従って、本実施例の接続リング100は、側面視L字形状に形成されている。このように、連設部20を管体50近傍寄りに屈曲形成したことにより、作業上も邪魔になることがなく、外観的にも優れたものになる。尚、連設部20の屈曲角度は、上記したように、環体部10に対して90度屈曲させたものに限定されず、作業上、邪魔にならなければどんな角度でもよい。さらに、図示したように本実施例においては、環体部10に対して下方向に屈曲形成されているが、これに限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲のものであれば、どんな方向に屈曲形成されていてもよい。
【0024】
次に、本発明にかかる接続体110の実施例として、図8又は図9に基づいて説明する。図示するように、接続体110は、2つの接続リング100が、その連通空間が相互に180度ズレるように配置されて筒体40に支持されたものである。
【0025】
前記筒体40は、硬質性の合成樹脂等により円筒状に形成されたものである。筒体40の内壁には溝部42が形成されており、この溝部42に2つの接続リング100がはめ込まれている。そして、筒体40には、切欠部41が形成されており、この切欠部41からそれぞれの接続リング100の連設部20が突出している。
【0026】
次に、本発明にかかる接続体110を、接続具60の内挿筒部61に外挿された管体50に接続する方法について説明する。まず、管体50を内挿筒部61に外挿させる前に、管体50にあらかじめ接続体110を挿通させる。それから管体50の接続端部を内挿筒部61に外挿させる。続いて、図9に示すように、接続体110を内挿筒部61上に移動させ、一般的に使用されるペンチ等(図示せず)を使用して、接続体110から突出するそれぞれの連設部20を挟持し塑性変形させる。この連設部20の塑性変形により環体部10が縮径されるため、管体50は、内挿筒部61に確実に挟持される。このように、本発明にかかる接続体110を、2つの接続リング100が、その連通空間が相互にズレるように筒体40に配置されて支持される構成にしたことにより、挟持すべき所定の位置に接続体110を移動させて、接続体110から突出するそれぞれの連設部20を塑性変形させるだけで、容易且つ確実に挟持することができる。即ち、筒体40に支持された2つ接続リング100のうち、一方の接続リング100の連設部20をペンチにより塑性変形させた場合に、環体部10の両端部11の密着状態が悪いと、その部分から水漏れが発生する虞がある。しかし、一方の接続リング100の連通空間と他方の接続リング100の連通空間を相互にズラして挟持させることにより、仮に、一方の接続リングの環体部10の両端部11の密着状態が悪く、水漏れ等する虞があったとしても、その部分は、他方の接続リング100によって確実に挟持される。水漏れ等が確実に防止される。従って、接続具の内挿筒部に外挿された管体の接続状態がより強固なものとなり、水漏れ等が確実に防止される。
【0027】
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下記載する。
(1)この実施形態にかかる接続リング100は、接続具60の内挿筒部61に外挿された管体50を該接続具60に接続するための接続リング100を前提とするものであって、前記内挿筒部61に外挿された管体50が内部に挿通可能な環体部10と、前記環体部10の内部空間と連通する連通空間を形成すべく、該環体部10と連設される連設部20とが金属材料により一体に作成され、前記連通空間を縮径させるべく前記連設部20を塑性変形させることにより、該変形に伴う前記環体部10の縮径で前記内挿筒部61とで管体50を挟持するものである。従って、一般的に使用されるペンチ等を使用して、前記連通空間を縮径させるべく連設部20を挟持して塑性変形させることにより、これに伴って、環体部10が縮径されるため、管体50を確実に挟持することができる。
(2)この実施形態にかかる第5の実施例として、図7に示した接続リング100は、連設部20が環体部10から屈曲されているものである。従って、作業上も邪魔になることがないため、作業を効率良く行うことができ、外観的にも優れたものとなる。
(3)また、この実施形態にかかる連結構造120については、少なくとも2以上の接続リング100が、その連通空間が相互にズレるように配置された状態で縮径されたものである。即ち、一方の接続リング100の連通空間と他方の接続リング100の連通空間を相互にズラして挟持させることにより、仮に、一方の接続リング100の環体部10の両端部11の密着状態が悪く、水漏れ等する虞があったとしても、その部分は、他方の接続リング100によって確実に挟持される。従って、接続具60の内挿筒部61に外挿された管体50の接続状態をより強固にすることができ、水漏れ等を確実に防止することができる。
(4)この実施形態にかかる接続体110については、少なくとも2以上の接続リング100が、その連通空間が相互にズレるように配置された状態で支持されたものである。従って、挟持すべき所定の位置に接続体110を移動させて、接続体110から突出するそれぞれの連設部20を塑性変形させるだけで、容易且つ確実に挟持することができ、接続具60の内挿筒部61に外挿された管体50の接続状態をより強固にすることができる。即ち、この接続体110にあっては、それぞれの接続リング100が、その連通空間が相互にズレるようにあらかじめ配置された状態で筒体40に支持されているため、各々の接続リング100の挟持位置を決める作業が必要なく、単に、接続体110から突出するそれぞれの連設部20をペンチで塑性変形させるだけで、簡単且つ確実に挟持することができる。
【0028】
ところで、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での改良、変形等は本発明に含まれるものである。尚、本各発明は、次のように変更して具体化することも可能である。
(1) 上述した実施例においては、図8に示したように、2つの接続リング100が支持された接続体110を示したが、これに限定されることはなく、例えば、1つの接続リングのみを支持した接続体110、また、2以上の接続リング100を支持した接続体110としてもよい。
(2) また、本発明にかかる接続体110の別実施例として、例えば、筒体40から突出するそれぞれの連設部20を環体部10から屈曲形成したものでもよい。
(3) さらに、接続体110に支持される接続リング100を、上記第2の実施例として示した接続リング100に変更してもよい。具体的には、第2の実施例として図2に示した如く、環体部10の両端部11に連設部20が連設された接続リング100を筒体40の内壁に支持した接続体110である。この接続体110によれば、環体部10の両端部11に設けられた連設部20を塑性変形させることにより、環体部10を均等に縮径させることができるため、管体を接続具の内挿筒部に確実且つ強固に挟持することができる。また、この接続リング100を複数支持した接続体110でもよく、具体的には、一方の接続リング100を構成する連通空間と他方の接続リング100を構成する連通空間が相互にズラして略十字形状に配置させることにより、接続状態をより強固なものとすることができる。尚、接続体110に支持される接続リング100は、これに限定されることはなく、上記第3または第4の実施例として示した接続リング100を支持した接続体110としてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本願請求項1から4記載の発明は、接続具の内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体を該接続具に接続するための接続リングを前提とするものであって、前記内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体が内部に挿通可能な環体部と、前記環体部の内部空間と連通する連通空間を形成すべく、該環体部と連設される連設部とが金属材料により一体に作成され、前記連通空間を縮径させるべく前記連設部を塑性変形させることにより、該変形に伴う前記環体部の縮径で前記内挿筒部とで合成樹脂製管体を挟持するものである。
【0030】
従って、一般的に使用されるペンチ等を使用して、前記連通空間を縮径させるべく連設部を挟持して塑性変形させることにより、これに伴って、環体部が縮径されるため、管体を確実に挟持することができるという優れた効果を奏するものである。
【0031】
また、請求項5記載の発明は、接続具の内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体を該接続具に接続するための接続リングが支持された接続体を前提とするものであって、前記接続リングを、前記内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体が内部に挿通可能な環体部と、前記環体部の内部空間と連通する連通空間を形成すべく、該環体部と連設される連設部とが金属材料により一体に作成され、前記連通空間を縮径させるべく前記連設部を塑性変形させることにより、該変形に伴う前記環体部の縮径で前記内挿筒部とで合成樹脂製管体を挟持するように構成されたものである。従って、接続体を挟持すべき所定の位置に移動させて、接続体から突出する連設部を塑性変形させると、これに伴って、環体部が縮径されるため、管体を容易且つ確実に挟持することができるという優れた効果を奏するものである。
【0032】
また、本願請求項6記載に係る発明は、接続具の内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体を該接続具に接続するための接続体であって、複数の接続リングが、その連通空間が相互にズレるように配置されて支持されるように構成したものである。従って、請求頁5記載の発明が奏する効果は勿論のこと、さらに、接続具の内挿筒部に外挿された管体の接続状態をより強固なものとすることができるという優れた効果を奏するものである。
【0033】
最後に、本願請求項7に係る発明は、接続具の内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体を該接続具に接続するための連結構造であって、複数の接続リングが、その連通空間が、相互にズレるように配置された状態で縮径されたものである。
【0034】
従って、一般的に使用されるペンチ等を使用して、前記連通空間を縮径させるべく、それぞれの連設部を挟持して塑性変形させることにより、これに伴って、それぞれの環体部が縮径されるため、管体を容易且つ確実に挟持することができることは勿論のこと、さらに、接続具の内挿筒部に外挿された管体の接続状態をより強固なものとすることができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接続リングの実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る接続リングの第2実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る接続リングの第3実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る接続リングの第4実施例を示す斜視図である。
【図5】接続具の内挿筒部に外挿された管体に、本発明に係る接続リングの実施例を挟持した状態を示す正面図である。
【図6】図2におけるXーX間を示す断面図である。
【図7】本発明に係る接続リングの別の実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る接続体の実施例を示す縦断面図である。
【図9】接続具の内挿筒部に外挿された管体に、本発明に係る接続体の実施例を挟持した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 環体部
11 両端部
20 連設部
30 連設部
40 筒体
41 切欠部
50 管体
60 接続具
61 内挿筒部
100 接続リング
110 接続体
120 連結構造

Claims (6)

  1. 全体が薄板状に作製され、接続具の内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体を該接続具に接続するための接続リングであって、
    前記内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体が内部に挿通可能な環体部と、
    前記環体部の内部空間と連通する連通空間を形成すべく、該環体部と連設される連設部とが金属材料により一体に作成され、
    前記連通空間を縮径させるべく前記連設部を塑性変形させることにより、該変形に伴う前記環体部の縮径で前記内挿筒部とで合成樹脂製管体を挟持することを特徴とする合成樹脂製管体の接続リング。
  2. 前記連設部の塑性変形により、環体部の両端部が密着することを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製管体の接続リング。
  3. 連設部は、環体部から屈曲して設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の合成樹脂製管体の接続リング。
  4. 接続具の内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体を該接続具に接続するための接続リングを備えた筒状の接続体であって、
    前記接続リングは、全体が薄板状に作製されるとともに、前記内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体が内部に挿通可能な環体部と、前記環体部の内部空間と連通する連通空間を形成すべく、該環体部と連設される連設部とが金属材料により一体に作成され、
    前記接続体は、前記環体部を筒内に配置するとともに、前記連設部を筒外に突出するように、前記支持リングを支持し、
    前記連通空間を縮径させるべく前記連設部を塑性変形させることにより、該変形に伴う前記環体部の縮径で前記内挿筒部とで合成樹脂製管体を前記接続体内で挟持することを特徴とする合成樹脂製管体の接続体。
  5. 少なくとも2つの接続リングを設け、その連通空間が相互にズレるように配置されて支持されることを特徴とする請求項4に記載の合成樹脂製管体の接続体。
  6. 請求項1に記載の接続リングを少なくとも2つと、
    合成樹脂製管体に内挿される内挿筒部を備えた接続具と、により、
    前記接続具の内挿筒部に外挿された合成樹脂製管体を該接続具に接続するための連結構造であって、
    前記複数の接続リングの連通空間が相互にズレるように配置された状態で、縮径されて前記接続具に合成樹脂製管体が連結されたことを特徴とする連結構造。
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