JP3748312B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用空調装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用シートとしては、例えば、特開平5−277020号公報「自動車用シート」が知られている。
上記技術は、シートの位置の変化に対応することが可能な加熱及び冷却機能を有する自動車用シートを提供することを目的としたものであり、同公報の図1に示される通り、シート2内に形成したエア吹出孔6と、シート2の下部に形成された空間7と、この空間7内のエアをフィン3a,3bを介して加熱又は冷却するために空間7に配置したペルチエ素子3と、このペルチエ素子3へ電流を供給するバッテリー8とを備えたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記ペルチエ素子3に熱を発生(又は熱を吸収)させるためには、このペルチエ素子3にバッテリー8から電流を流す。
車載用のバッテリー8では、その容量が限られるため、この容量によってペルチエ素子3の発熱量(又は吸収熱量)を大きくできず、車室内の温度によっては、シート2のエア吹出孔6から吹出すエアの温度が上昇(又は下降)するまでに時間がかかり、また、エアの温度が十分に上昇(又は下降)しないという不都合がある。
そこで、本発明の目的は、シートのエア吹出孔から急速に且つ十分に加熱又は冷却したエアを吹出すことのできる車両用空調装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1は、シートに開けたエア吹出孔へ車室内のエアを圧送する送風機と、この送風機から前記エア吹出孔までの間で圧送中のエアを加熱又は冷却するシート温調手段と、車室内に温度調節済みのエアを供給する車両用温調機と、この温調機の出口にてエアの吹出方向を変更する吹出方向変更手段と、前記送風機の運転信号に基づいて吹出方向変更手段を介して車両用温調機のエアの吹出方向を送風機の吸気口へ指向させるコントローラとからなる。
【0005】
送風機の運転に伴い、コントローラによって吹出方向変更手段を介して車両用温調機のエアの吹出方向を送風機の吸気口へ指向させることで、温調済みのエアを送風機の吸気口へ送ることができ、更に、このエアをシート温調手段を介することでシートのエア吹出孔から急速に且つ十分に加熱又は冷却したエアを吹出すことができる。
【0006】
請求項2は、車両用温調機の出口から送風機の吸気口近傍まで導風管を延ばした。
送風機の吸気口へ車両用温調機による温調済みのエアを確実に送ることができ、更に、このエアをシート温調手段を介することでシートのエア吹出孔から急速に且つ十分に加熱又は冷却したエアを吹出すことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動車用シートの斜視図であり、シート1は、着座するためのシートクッション2と、背もたれとなるシートバック3と、このシートバック3の上部に設けたヘッドレスト4とからなる。
シートクッション2及びシートバック3は、それぞれ表皮5,6にエア吹出孔7…(…は複数個を示す。以下同様。)を有する。
【0008】
図2は本発明に係る自動車用シートの温調風供給装置を示す系統図であり、温調風供給装置10は、吸気口11から吸気したエアを下流へ圧送するためのブロア12と、このブロア12の下流のエアの流れを切換える第1ダンパ13と、この第1ダンパ13の下流に設けた温度調整機構20と、この温度調整機構20を通ったエアをシートクッション2下部から排出するためのシートクッション排気ダクト14及びシートバック3後部から排出するためのシートバック排気ダクト15と、これらの排気ダクト14,15へのエアの流れを切換える第2ダンパ16とからなる。なお、17は排気口である。
【0009】
温度調整機構20は、通電することにより熱を発生したり吸収することのできる熱電素子21と、この熱電素子21と送られてきたエアとの熱の授受を行わせるための熱交換器22,23とからなる。
【0010】
熱電素子21は、異種の導体を結合させ、これらの導体に電流を流すと、これらの接点でジュール熱以外の熱が発生(又は吸収)するペルチェ効果を利用したものであり、ペルチェ素子ともいう。
この熱電素子21に上記とは逆の方向の電流を流すと、接点で熱を吸収(又は発生)する。
接点を2つ設ければ、一方が発熱し、他方が発熱量と同量だけ熱を吸収する。
【0011】
図3は本発明に係るシートクッションの平面図であり、シートクッション2は、一対のシートレール31,32と、このシートレール31,32に取付けたシートフレーム33と、このシートフレーム33に取付けたシートスプリング34…とからなる。
【0012】
温調風供給装置10(図2参照)のブロア12は、シートクッション2の下部前部に設けたものであり、ブロア12の後部に温度調整機構20を直接接続したものである。
シートクッション排気ダクト14は、平面視U字形状であり、エア排出孔14b…と、シートスプリング34…にワイヤ等で取付けるための耳部14c…とを有し、フレキシブルな中間ダクト18を介して温度調整機構20に接続するものである。
【0013】
中間ダクト18は、上記したシートクッション排気ダクト14に接続する第1管部18aと、シートバック排気ダクト15(図2参照)に接続する第2管部18bとに分岐するものである。
【0014】
図4は本発明に係るシートバックの正面図であり、シートバック3は、サブシートフレーム41と、このサブシートフレーム41に取付けたシートスプリング42…とからなる。
シートバック排気ダクト15は、正面視H字形状であり、エア排出孔15b…と、シートスプリング42…にワイヤ等で取付けるための耳部15c…とを有し、中間ダクト18の第2管部18bに接続するものである。なお、46は中間ダクト18を固定するためにサブシートフレーム41に設けた取付部である。
【0015】
以上に述べた温調風供給装置10の作用を次に説明する。
図5(a)〜(d)は本発明に係る温調風供給装置の作用を示す系統図であり、(a)は第1ダンパ13及び第2ダンパ16を中間位置にした状態、(b)は第1ダンパ13を片側に倒して排気ダクト14,15側にのみ送風した状態、(c)は第1ダンパ13を片側に倒して排気ダクト14,15側にのみ送風し、且つ第2ダンパ16を一方に倒して排気ダクト14側にのみ送風した状態、(d)は第1ダンパ13を片側に倒して排気ダクト14,15側にのみ送風し、且つ第2ダンパ16を他方に倒して排気ダクト15側にのみ送風した状態を示す。
【0016】
(a)において、ブロア12を作動させると、車室内のエアは、吸気口11から吸入され、ブロア12の下流に設けた第1ダンパ13で分流する。
一方のエアは、温度調整機構20の熱交換器22内を通る。
熱電素子21は、予め通電されて、熱を発生(又は熱を吸収)する。そして、この熱は熱交換器22でエアと熱交換する。
これによりエアは温風(又は冷風)となって、温度調整機構20の下流の第2ダンパ16で分流する。
【0017】
一方のエアは、シートクッション2(図2参照)に設けたシートクッション排気ダクト14のエア排出孔14b…から排出される。
他方のエアは、シートバック3(図2参照)に設けたシートバック排気ダクト15のエア排出孔15b…から排出される。
【0018】
また、第1ダンパ13を通過した他方のエアは、熱交換器23内を通る。
熱交換器23内では、熱電素子21の特性により、上記の発生した熱量と等しい熱量を熱交換する。
これにより、エアは冷風(又は温風)となって排気口17から車室内又は車室外へ排出される。
【0019】
(b)において、ブロア12を作動させると、車室内のエアは、吸気口11から吸入され、第1ダンパ13により温度調整機構20の熱交換器22内のみを通る。
そして、エアは、熱交換器22で熱交換し、温風(又は冷風)となって第2ダンパ16で分流する。
一方のエアは、シートクッション2(図2参照)のシートクッション排気ダクト14のエア排出孔14b…から排出される。
【0020】
他方のエアは、シートバック3(図2参照)のシートバック排気ダクト15のエア排出孔15b…から排出される。
この時のエア排出孔14b…,15b…からの風量は、排気口17から排出されない分だけ、(a)の場合に比べて多くなる。
【0021】
(c)において、ブロア12を作動させると、車室内のエアは、吸気口11から吸入され、第1ダンパ13により温度調整機構20の熱交換器22内のみを通る。
そして、エアは、熱交換器22で熱交換し、温風(又は冷風)となり、第2ダンパ16によってシートクッション2(図2参照)のシートクッション排気ダクト14のみに送られ、エア排出孔14b…から排出される。
この時のエア排出孔14b…からの風量は、エア排気孔15b…から排出されない分だけ、(b)の場合に比べて多くなる。
【0022】
(d)において、ブロア12を作動させると、車室内のエアは、吸気口11から吸入され、第1ダンパ13により温度調整機構20の熱交換器22内のみを通る。
そして、エアは、熱交換器22で熱交換し、温風(又は冷風)となり、第2ダンパ16によってシートバック3(図2参照)のシートバック排気ダクト15のみに送られ、エア排出孔15b…から排出される。
この時のエア排出孔15b…からの風量は、エア排気孔14b…から排出されない分だけ、(b)の場合に比べて多くなる。
【0023】
図6は本発明に係るシートの縦断面図であり、シートクッション2は、シート形状を保持し、且つクッション体として作用するパッド35と、このパッド35の外側を覆う通気性を備えたカバーパッド36と、更に、このカバーパッド36の外側を覆う表皮5とを有する。
【0024】
パッド35は、シートクッション排気ダクト14のエア排出孔14b…に接続する通気孔35a…を有し、シートスプリング34(図3参照)に取付けたものである。
パッド35の材質としては、ウレタンフォームが好適である。
【0025】
シートバック3は、シート形状を保持し、且つクッション体として作用するパッド43と、このパッド43の外側を覆う通気性を備えたカバーパッド44と、更に、このカバーパッド44の外側を覆う表皮6とを有する。
【0026】
パッド43は、シートバック排気ダクト15のエア排出孔15b…に接続する通気孔43a…を有し、シートスプリング42(図4参照)に取付けたものである。
パッド43の材質としては、ウレタンフォームが好適である。
【0027】
上記通気孔35aを通過したエアは、カバーパッド36内を通り、表皮5のエア吹出孔7…(図1参照)から吹出す。
この吹出されたエアによって、着座した人のでん部や脚部を暖めたり冷やしたりする。
上記通気孔43aを通過したエアは、カバーパッド44内を通り、表皮6のエア吹出孔7…(図1参照)から吹出す。
この吹出されたエアによって、着座した人の腰部や背部を暖めたり冷やしたりする。
【0028】
図7は本発明に係る車両用空調装置の側面図であり、車両用空調装置50は、シート1に設けたブロア12と、圧送中のエアを加熱又は冷却する温度調整機構20と、車室R内に温度調節済みのエアを供給する車両用温調機51と、この車両用温調機51の出口52にてエアの吹出方向を変更する吹出方向変更手段53と、ブロア12の運転信号に基づいて吹出方向変更手段53を介して車両用温調機51のエアの吹出方向をブロア12の吸気口11(図2参照)へ指向させるコントローラ54とからなる。
【0029】
吹出方向変更手段53は、車両用温調機51から吹出す温調済みのエアの方向を変更するために出口52に配置したルーバ56と、このルーバ56をコントローラ54からの方向変更信号Cに基づいて駆動するルーバ駆動手段57とからなる。
【0030】
以上に述べた車両用空調装置50の作用を次に説明する。
まず、ブロア12を運転すると、このブロア12からコントローラ54へ運転信号Dが送られる。
コントローラ54は、この運転信号Dに基づいて吹出方向変更手段53へ方向変更信号Cを送る。
方向変更手段53のルーバ駆動手段57は、方向変更信号Cに基づいてルーバ56をシート1のブロア12の吸気口11(図2参照)へ向ける。
【0031】
また、ブロア12の運転が停止すると、このブロア12からコントローラ54へ運転停止信号Sが送られる。
コントローラ54は、この運転停止信号Sに基づいて吹出方向変更手段53へ方向復帰信号Bを送る。
吹出方向変更手段53のルーバ駆動手段57は、方向復帰信号Bに基づいてルーバ56を車室R内の空調に適する方向、例えば、鉛直方向に向かせて空調風を真下に送るようにする。
【0032】
このように、ブロア12の運転に伴って、コントローラ54により車両用温調機51の吹出方向変更手段53を介して車両用温調機51のエアの吹出方向をブロア12の吸気口11へ指向させることで、温調済みのエアをブロア12の吸気口11へ送ることができ、更にシート1の温度調整機構20を介することでシート1のエア吹出孔7(図1参照)から急速に且つ十分に加熱又は冷却したエアを吹出すことができる。
【0033】
図8は本発明に係る車両用空調装置の別の実施の形態を示す側面図であり、車両用空調装置60は、シート1に設けたブロア12と、圧送中のエアを加熱又は冷却する温度調整機構20と、車室R内に温度調節済みのエアを供給する車両用温調機51と、この車両用温調機51の出口52からブロア12の吸気口11(図2参照)近傍まで延ばした導風管61と、この導風管61へエアを導入するかどうかを選択するエア導入選択手段62と、ブロア12の運転信号に基づいてエア導入選択手段62を介して車両用温調機51のエアを導風管61内へ導入し、ブロア12の吸気口11(図2参照)へ導くコントローラ63とからなる。
【0034】
エア導入選択手段62は、導風管61の入口65を開閉するためのダンパ66と、このダンパ66をコントローラ63からの開信号W(又は閉信号N)に基づいてダンパ66を開くダンパ開閉手段67とからなる。
【0035】
以上に述べた車両用空調装置60の作用を次に説明する。
まず、ブロア12を運転すると、このブロア12からコントローラ63へ運転信号Dが送られる。
コントローラ63は、この運転信号Dに基づいてエア導入選択手段62へ開信号Wを送る。
エア導入選択手段62のダンパ開閉手段67は、開信号Wに基づいてダンパ66を開ける。これにより、エアは、導風管61を介してブロア12の吸気口11(図2参照)へ流れる。
【0036】
また、ブロア12の運転が停止すると、このブロア12からコントローラ63へ運転停止信号Sが送られる。
コントローラ63は、この運転停止信号Sに基づいてエア導入選択手段62へ閉信号Nを送る。
エア導入選択手段62のダンパ開閉手段67は、閉信号Nに基づいてダンパ66を閉じる。これにより、エアは、導風管61内に流れず、車室R内へ流れる。
【0037】
このように、車両用温調機51の出口52からブロア12の吸気口11(図2参照)近傍まで導風管61を延ばしたことで、ブロア12の吸気口11(図2参照)へ車両用温調機51による温調済みのエアを確実に送ることができ、更に、このエアを温度調整機構20に流すことで、シート1のエア吹出孔7から急速に且つ十分に加熱又は冷却したエアを吹出すことができる。
【0038】
図9は本発明に係る車両用空調装置の更なる別の実施の形態を示す側面図であり、車両用空調装置70は、シート1に設けたブロア12と、圧送中のエアを加熱又は冷却する温度調整機構20と、車室R内に温度調節済みのエアを供給する車両用温調機51と、シート1の下方に指向させた車両用温調機51の出口52と、この出口52に設けたエア吹出し選択手段71と、ブロア12の運転信号に基づいてエア吹出し選択手段71を介して車両用温調機51から吹出したエアをブロア12の吸気口11(図2参照)へ導くコントローラ72とからなる。
【0039】
エア吹出し選択手段71は、車両用温調機51の出口52を開閉するためのダンパ73と、このダンパ73をコントローラ72からの開信号W(又は閉信号N)に基づいて開く(又は閉じる)ダンパ開閉手段74とからなる。
【0040】
以上に述べた車両用空調装置70の作用を次に説明する。
まず、ブロア12を運転すると、このブロア12からコントローラ72へ運転信号Dが送られる。
コントローラ72は、この運転信号Dに基づいてエア吹出し選択手段71へ開信号Wを送る。
エア吹出し選択手段71のダンパ開閉手段74は、開信号Wに基づいてダンパ73を開ける。これにより、エアは、車両用温調機51の出口52から吹出し、ブロア12の吸気口11(図2参照)へ流れる。
【0041】
また、ブロア12の運転が停止すると、このブロア12からコントローラ72へ運転停止信号Sが送られる。
コントローラ72は、この運転停止信号Sに基づいてエア吹出し選択手段71へ閉信号Nを送る。
エア吹出し選択手段71のダンパ開閉手段74は、閉信号Nに基づいてダンパ73を閉じる。これにより、エアの車室R内へ吹出しが停止する。
【0042】
このように、車両用温調機51の出口52にエア吹出し選択手段71を設け、このエア吹出し選択手段71のエア吹出しを制御するコントローラ72を設けたことで、ブロア12の吸気口11(図2参照)へ車両用温調機51による温調済みのエアを送ることができ、更に、このエアを温度調整機構20に流すことで、シート1のエア吹出孔7(図1参照)から急速に且つ十分に加熱又は冷却したエアを吹出すことができる。
【0043】
尚、本発明の図8に示した実施の形態では、導風管61の入口にダンパ66を設けたが、これに限るものではなく、導風管61の出口にダンパ66を設け、このダンパ66で出口を開閉するようにしてもよく、要は導風管61内のエアを流通又は遮断するものであればよい。
【0044】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の車両用空調装置は、シートに開けたエア吹出孔へ車室内のエアを圧送する送風機と、この送風機から前記エア吹出孔までの間で圧送中のエアを加熱又は冷却するシート温調手段と、車室内に温度調節済みのエアを供給する車両用温調機と、この温調機の出口にてエアの吹出方向を変更する吹出方向変更手段と、前記送風機の運転信号に基づいて吹出方向変更手段を介して車両用温調機のエアの吹出方向を送風機の吸気口へ指向させるコントローラとからなるので、送風機の運転に伴い、コントローラによって吹出方向変更手段を介して車両用温調機のエアの吹出方向を送風機の吸気口へ指向させることで、温調済みのエアを送風機の吸気口へ送ることができ、更に、このエアをシート温調手段を介することでシートのエア吹出孔から急速に且つ十分に加熱又は冷却したエアを吹出すことができる。
【0045】
請求項2の車両用空調装置は、車両用温調機の出口から送風機の吸気口近傍まで導風管を延ばしたので、送風機の吸気口へ車両用温調機による温調済みのエアを確実に送ることができ、更に、このエアをシート温調手段を介することでシートのエア吹出孔から急速に且つ十分に加熱又は冷却したエアを吹出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用シートの斜視図
【図2】本発明に係る自動車用シートの温調風供給装置を示す系統図
【図3】本発明に係るシートクッションの平面図
【図4】本発明の係るシートバックの正面図
【図5】本発明に係る温調風供給装置の作用を示す系統図
【図6】本発明に係るシートの縦断面図
【図7】本発明に係る車両用空調装置の側面図
【図8】本発明に係る車両用空調装置の別の実施の形態を示す側面図
【図9】本発明に係る車両用空調装置の更なる別の実施の形態を示す側面図
【符号の説明】
1…シート、7…エア吹出孔、11…吸気口、12…送風機(ブロア)、20…シート温調手段(温度調整機構)、50,60,70…車両用空調装置、51…車両用温調機、52…車両用温調機51の出口、53…吹出方向変更手段、54…コントローラ、61…導風管、D…送風機12の運転信号、R…車室。
Claims (2)
- シートに開けたエア吹出孔へ車室内のエアを圧送する送風機と、この送風機から前記エア吹出孔までの間で圧送中のエアを加熱又は冷却するシート温調手段と、車室内に温度調節済みのエアを供給する車両用温調機と、この温調機の出口にてエアの吹出方向を変更する吹出方向変更手段と、前記送風機の運転信号に基づいて吹出方向変更手段を介して車両用温調機のエアの吹出方向を送風機の吸気口へ指向させるコントローラとからなる車両用空調装置。
- 前記車両用温調機の出口から前記送風機の吸気口近傍まで導風管を延ばしたことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
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