JP3742309B2 - リミテッドスリップディファレンシャルギア - Google Patents

リミテッドスリップディファレンシャルギア Download PDF

Info

Publication number
JP3742309B2
JP3742309B2 JP2001110019A JP2001110019A JP3742309B2 JP 3742309 B2 JP3742309 B2 JP 3742309B2 JP 2001110019 A JP2001110019 A JP 2001110019A JP 2001110019 A JP2001110019 A JP 2001110019A JP 3742309 B2 JP3742309 B2 JP 3742309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential
case
gear
cam
axle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001110019A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002310264A (ja
Inventor
裕二 加勢
Original Assignee
株式会社キャロッセ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社キャロッセ filed Critical 株式会社キャロッセ
Priority to JP2001110019A priority Critical patent/JP3742309B2/ja
Publication of JP2002310264A publication Critical patent/JP2002310264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3742309B2 publication Critical patent/JP3742309B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リミテッドスリップディファレンシャルギアに係り、特に本来有する差動制限機能と、差動機能をロックしてエンジンからの駆動力を駆動輪に伝達する差動ロック状態を簡単な操作で選択できるリミテッドスリップディファレンシャルギアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リミテッドスリップディファレンシャルギア(以下LSDと略す)として、例えば特開昭62-062040号公報がある。このLSDは、図5、図6に示すように、エンジン側から前進方向の回転駆動力が伝達されると、差動制限の利きが開始されるが、駆動輪側から回転駆動力が伝達された場合には差動制限が利かないタイプのもので、エンジンからの駆動力により回転するディファレンシャルケース1と、駆動輪の車軸10,11の軸方向に移動可能に前記ケース1内に互いに対向して収容された一対のプレッシャーリング2,3と、前記一対のプレッシャーリング2,3に挟持され、前記ケース1と一体に回転するピニオンシャフト(十字形状に形成されている)4と、前記シャフト4の先端部に回転自在に取り付けられたピニオンギア5と、前記ピニオンギア5を両側から挟むように配置され、それぞれ前記ピニオンギア5に噛み合って前記車軸に駆動力を伝達する一対のサイドギア6,7と、前記ケース1と前記各サイドギア6,7の間に設けられ、前記プレッシャーリング2,3の前記車軸方向外方への移動により圧着されて両サイドギア6,7の差動を制限する多板摩擦クラッチ8,9とを有していて、前記プレッシャーリング2,3をそれぞれ車軸外方へ移動させて両者の隙間を広げ、前記多板摩擦クラッチ8,9をそれぞれ圧着させるるために、前記ピニオンシャフト4の軸横断面を略D字形状に形成するとともに、前記プレッシャーリング2,3には、前記ピニオンシャフト4の軸部と係合するカム面を形成する切欠き部2a,3aが対称に形成された(両切欠き部が合わさって略三角形の形状に形成される)カム分力機構が設けられている。なお、前記多板摩擦クラッチは、サイドギアの軸部に形成された軸方向に延びる凹溝に係合する軸方向移動可能に嵌合する複数のクラッチ板(内爪)と、ケース1の内周面に形成された軸方向に延びる凹溝に係合する複数のクラッチ板(外爪)とを交互に配置した構成となっている。
【0003】
このカム分力機構により、LSDは前進方向の回転駆動力が伝達されると、ケース1と一体に回転するピニオンシャフト4により前記一対のプレッシャーリング2,3が押し広げられて差動制限の利きが開始され、前進走行時にエンジンブレーキを動作させた際に駆動輪側から回転駆動力が伝達された場合には、前記一対のプレッシャーリング2,3が押し広げられず、差動制限が利かず、通常の差動機能が動作することになる。もちろん、前記カム分力機構のカム面を上記の略三角形の形状ではなく菱形に形成すれば、前進・後進時にも差動制限が働くことになる。
【0004】
なお、ケース1にリングギア12が固定され、このリングギア12にエンジンの回転が伝達されるピニオンギア13が噛み合っている。また、リングギア12およびピニオンギア13を含んでケース1は不図示の外ケース内に収納されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、通常、駆動車輪間には、車両旋回時の左右のタイヤの回転差を吸収し、スムーズな旋回が可能となるように、ディファレンシャルギアが装着されている。
【0006】
ディファレンシャルギアの働きにより、スムーズな旋回が可能となるが、タイヤのグリップ力が低い、低μ路面(雨道、雪道、未舗装路面等)や、片輪が路面から完全に浮き上がる悪路等を走行すると、駆動力が路面との抵抗が低いタイヤ側に逃げてしまい、駆動ロスが発生し、安全かつ安定した走行ができなくなる。場合によっては走行不能に陥ることもある。
【0007】
そこで、駆動力を確実に路面に伝えるため、上述したLSDが提供され、低μ路面、悪路での走破性を向上させていた。
【0008】
このようなLSDは、ラリー等のモータスポーツにおいて、舗装路、未舗装路、雪道等を走行するのに適したものである。
【0009】
しかしながら、舗装路、未舗装路、雪道等の走行と、スピードを出す必要はないが山中、河川、ぬかるみ等のように本来自動車が通るための道とは言えないような悪路においては、LSDを装着した車両でも走行不能となることもある。
【0010】
そこで、本出願に係る発明は、LSDの機能を発揮させた走行を可能とすると共に、悪路においても走行でき、あらゆる路面でも状況に合わせた走破性、操縦安定性を簡単に得ることができるリミテドスリップディファレンシャルギアを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を実現するリミテッドスリップディファレンシャルギアは、エンジンからの駆動力により回転するディファレンシャルケースと、前記ケースを内部に回転可能に配置したディファレンシャルキャリアと、前記ケースと一体的に回転すると共に駆動輪の車軸方向に移動可能に前記ケース内に互いに対向して収容された一対のプレッシャーリングと、前記一対のプレッシャーリングに挟持された十字形状のピニオンシャフトに夫々回転自在に取り付けられたピニオンギアと、前記ピニオンギアを両側から挟むように配置され、それぞれ前記ピニオンギアに噛合して前記駆動輪の車軸に駆動力を伝達する一対のサイドギアと、前記ケースの側壁面と前記サイドギアの間に設けられ、前記プレッシャーリングの車軸方向外方への移動により圧着されて前記両サイドギアの差動を制限する多板クラッチと、前記プレッシャーリングおよび前記ピニオンシャフトに形成され、前記一対のプレッシャーリングを互いに離れる前記車軸方向外方に移動させるカム分力機構と、前記ケースに対して前記サイドギアを結合状態と非結合状態に切替え可能とする切替え機構と、前記切替え機構を前記ディファレンシャルキャリアの外側から操作する操作機構と、前記ディファレンシャルキャリアの内周部に螺合され、前記ディファレンシャルケースを該ディファレンシャルキャリアに対しベアリングを介して回転自在に支持する外側が凹部に窪んだロックナットと、を有するリミットスリップディファレンシャルギアにおいて、前記切替え機構は、前記ディファレンシャルケースに設けられた前記車軸用軸受け部に対して軸方向移動可能且つ軸周りに回転不能に係合し、軸方向内側への移動により前記サイドギアと回転不能に結合すると共に軸方向外側への移動により該サイドギアとの結合が解除される前記車軸に対して回転自在に外装されたスリーブと、前記ロックナットに対して軸方向移動自在且つ軸回り方向回転不能に係合し、前記スリーブに外装されて該スリーブと軸方向に一体的に移動し、かつ該スリーブの回転を許容する外周面にカム溝が形成されたカム筒と、前記カム筒に対して回転自在に外装され、該カム筒のカム溝に係合するカムピンを備え、内端部側が前記ロックナットの外側凹部内に入り込む作動筒と、を有し、前記操作機構により前記作動筒を正逆方向に回転操作することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1、図2、図3、図4は本発明の実施の形態を示す。
【0013】
本実施の形態は、図5に示す従来のLSDに改良を加え、LSDが機能する作動制限動作状態と、差動機能自体をロックするディファレンシャルロック状態とを切替可能としたものである。
【0014】
本実施の形態では、一対のサイドギア6と7のうち、一方のサイドギア6とケース1とを固定状態とすることにより、ディファレンシャルロック状態を作り出すようにしている。すなわち、エンジン(不図示)の駆動力はピニオンギア13とリングギア12を介してケース1に伝達され、さらにケース1とサイドギア6とが直結状態にあるので、サイドギア6に固定の車軸10もケース1と直結状態となる。
また、サイドギア6とピニオンシャフト4とは共にケース1に固定された状態にあるので、サイドギア6とピニオンシャフト4とは一体に回転し、他方のサイドギア7も一体に回転することとなり、差動機能が動作せず、左右の車軸10、11に夫々取り付けられたタイヤは、路面の状態に関係なくケース1からの駆動力で回転することになる。
【0015】
図1はLSDが機能する作動制限動作状態と、差動機能自体をロックするディファレンシャルロック状態とを切替可能とする切替機構を含むLSDの一部切り欠き断面図を示す。図2は差動制限動作状態、図3はディファレンシャルロック状態を示す断面図である。
【0016】
図1、図2及び図3において、ディファレンシャルケース1は外ケースであるディファレンシャルキャリア20内に回転可能に装着されており、一方の車軸10を軸支するディファレンシャルケース1の軸受け部1aは、その外周部をディファレンシャルテーパ−ベアリング21を介してディファレンシャルキャリア20に回転可能に軸支されている。
【0017】
本実施の形態では、ケース1の一方の軸受け部1aの軸受け穴の内周面に軸方向に延びるケーススプライン1bを周方向に形成している。
【0018】
また、一方のサイドギア6において、車軸10が固定される軸穴を段付き形状とし、小径穴部6bに車軸10を固定し、外側の大径穴部6cの内周に前記スプライン1bと同様のサイドギアスプライン6aを形成している。
【0019】
一方の軸受け部1aには、外周部に形成されたスリーブスプライン22aがケーススプライン1bと噛み合って軸方向に移動可能で、軸回りにはケース1と一体に回転するスリーブ22が装着されており、このスリーブ22内に一方の車軸10が回転可能に装着されている。
【0020】
したがって、スリーブ22を一方の軸受け部1a内に留めておき、先端部がサイドギアスプライン6aと噛み合わない図2の状態(図1のA部を示す)では、サイドギア10とケース1とは非結合状態となっているので、本ディファレンシャルギアの特性であるリミテッドスリップディファレンシャル機能が動作することになる。
【0021】
また、スリーブ22を図2に示す状態から、一方のサイドギア6に向かって移動させ、スリーブ22のスリーブスプライン22aがサイドギア6のサイドギアスプライン6aに噛み合ってスプライン結合した図3に示す状態(図1のB部を示す)では、このスリーブ22を介してケース1と一方のサイドギア6とが一体に結合されることになる。サイドギア6とケース1とが一体に結合された状態では、上述したように、ディファレンシャルロック状態となる。
【0022】
スリーブ22を軸方向に移動させて図2に示すリミテッドスリップディファレンシャル機能状態と、図3に示すディファレンシャルロック状態とを切替えるために、本実施の形態では、図4に示すように、スリーブ22の外方先端部に外周面にカム溝23aを形成したカム筒23を軸方向移動不能で、且つ軸中心に回転不能に取り付けられている(カム筒23の外周面に軸方向に形成したスプライン23bが後述のロックナット29のスプライン29bに係合することにより回転不能としている)。本実施の形態では、スリーブ22の外周に形成された段付き部にカム筒23の一端を突き当て、また他端側に装着したワッシャ27によりカム筒23の軸方向における移動を規制している。
【0023】
カム筒23の外周には、作動筒28が回転可能に装着され、この作動筒28にはカム筒23のカム溝23aに係合するカムピン26が取り付けられている。
【0024】
したがって、作動筒28を回転すると、カムピン26がカム溝23aをトレースすることになるが、スプライン29bによってカム筒23がロックナット29に対して回転不能に取り付けられているので、カム筒23がスリーブ22と一体にケース1に対して軸方向に直進移動する。その際、作動筒28を反時計方向に回動すると、カム筒23がサイドギア6方向に移動し、逆に反時計方向に回動するとカム筒23が軸方向外方に移動することになる。
【0025】
また、本実施の形態では、テーパーベアリング21をケース1に押し付けるロックナット29は、図4に示すように、外側が凹部に窪んだ形状に形成されていて、該凹部内に作動筒28の内端部側が入り込んでおり、したがってロックナット29は作動筒28の一部を覆うように作動筒28の外周に設けられていて、図4に示すように、ロックナットの内周面に設けた抜け止めリング29aとナットの一部分との間に作動筒28の一部分を挟み込むことにより、ロックナット29が上記したカム機構と一体化したユニットを構成している。なお、ロックナット29はディファレンシャルキャリア20にねじ込まれることにより、上記ユニット化したカム機構をケース1の一端部側に取付けることができるようにしている。
【0026】
一方、運転席には、操作レバー24が設けられ、操作レバー24にはそれぞれケーブル25aと25bが取り付けられている。ケーブル25aとケーブル25bとはディファレンシャルキャリア20を油密状態を確保して貫通し、作動筒28に取り付けた係合軸30にケーブル25aの先端部とケーブル25bの先端部がそれぞれ作動筒28の外周に掛けられて別々の方向から取り付けられている。
【0027】
よって、操作レバー24を実線で示すリミテッドスリップディファレンシャル機能の作動状態位置に回動すると、一方のケーブル25aが引き上げられて作動筒28を時計方向に回転させ、上述のようにカム筒23が軸方向外方に移動し、スリーブ22はサイドギア6とのスプライン結合が解除される。
【0028】
また、操作レバー24を点線で示す図1のディファレンシャルロック位置に回動すると、他方のケーブル25bが引き上げられて作動筒28を反時計方向に回転させ、上述のようにカム筒23がサイドギア6側へ移動し、スリーブ22はサイドギア6とスプライン結合する。
【0029】
なお、本実施の形態はサイドギアとケース1との結合を行なうための機構として上記のカム機構を例にしたが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0030】
本実施の形態によれば、自動車の安定した走行性を確保するのに不可欠であるとされたディファレンシャル機能をロックすることで、エンジンからの駆動力を駆動輪にロスなく伝え、片輪が完全にスリップ状態、浮き上がり状態等の安定した駆動力の伝達ができない極悪の路面状態であっても左右の駆動輪を駆動させることが可能となり、この極悪の路面状態を脱出すれば、リミテッドスリップディファレンシャル機能を動作させるように操作レバー24を操作することで、通常の悪路においても高い走破性が得られることになる。
【0032】
また、LSDの分力機構についても、図5のものに限定されるものではなく、前後進ともにLSDが動作するタイプのものであっても良い。
【0033】
さらに、前記一対のプレッシャーリングの外周部の対向面にばね等の弾性部材を配置し、LSDの利き具合を調整できるようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、リミテッドスリップディファレンシャル機能に、任意の操作によりディファレンシャル機能をロック状態とする機能を持たせたので、このリミテッドスリップディファレンシャルギアを装着した車両を走行させながら両機能を切替えできることとなった。そのため、あらゆる路面でも状況に合わせた走破性、操縦安定性を簡単に得ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すリミテッドスリップディファレンシャルギアの一部切り欠き断面図。
【図2】図1A部の状態であるLSD機能動作状態を示す図。
【図3】図1のB部の状態であるディファレンシャルロック状態を示す図
【図4】図1のサイドギアとケースとを結合するためのカム機構を示す図。
【図5】従来のリミテッドスリップディファレンシャルギアの断面図。
【図6】図5のリミテッドスリップディファレンシャルギアのサイドギアを含んだ断面図。
【符号の説明】
1 ディファレンシャルケース
2,3 プレッシャーリング
4 ピニオンシャフト
5 ピニオンギア
6,7 サイドギア
8,9 多板摩擦クラッチ
10,11 車軸
12 リングギア
13 ピニオンギア
20 ディファレンシャルキャリア
22 スリーブ
23 カム筒
24 操作レバー
25a、25b ケーブル
26 係合ピン
27 ワッシャ
28 作動筒
29 ロックナット
30 係合軸

Claims (1)

  1. エンジンからの駆動力により回転するディファレンシャルケースと、前記ケースを内部に回転可能に配置したディファレンシャルキャリアと、前記ケースと一体的に回転すると共に駆動輪の車軸方向に移動可能に前記ケース内に互いに対向して収容された一対のプレッシャーリングと、前記一対のプレッシャーリングに挟持された十字形状のピニオンシャフトに夫々回転自在に取り付けられたピニオンギアと、前記ピニオンギアを両側から挟むように配置され、それぞれ前記ピニオンギアに噛合して前記駆動輪の車軸に駆動力を伝達する一対のサイドギアと、前記ケースの側壁面と前記サイドギアの間に設けられ、前記プレッシャーリングの車軸方向外方への移動により圧着されて前記両サイドギアの差動を制限する多板クラッチと、前記プレッシャーリングおよび前記ピニオンシャフトに形成され、前記一対のプレッシャーリングを互いに離れる前記車軸方向外方に移動させるカム分力機構と、前記ケースに対して前記サイドギアを結合状態と非結合状態に切替え可能とする切替え機構と、前記切替え機構を前記ディファレンシャルキャリアの外側から操作する操作機構と、前記ディファレンシャルキャリアの内周部に螺合され、前記ディファレンシャルケースを該ディファレンシャルキャリアに対しベアリングを介して回転自在に支持する外側が凹部に窪んだロックナットと、を有するリミットスリップディファレンシャルギアにおいて、
    前記切替え機構は、前記ディファレンシャルケースに設けられた前記車軸用軸受け部に対して軸方向移動可能且つ軸周りに回転不能に係合し、軸方向内側への移動により前記サイドギアと回転不能に結合すると共に軸方向外側への移動により該サイドギアとの結合が解除される前記車軸に対して回転自在に外装されたスリーブと、
    前記ロックナットに対して軸方向移動自在且つ軸回り方向回転不能に係合し、前記スリーブに外装されて該スリーブと軸方向に一体的に移動し、かつ該スリーブの回転を許容する外周面にカム溝が形成されたカム筒と、
    前記カム筒に対して回転自在に外装され、該カム筒のカム溝に係合するカムピンを備え、内端部側が前記ロックナットの外側凹部内に入り込む作動筒と、を有し、前記操作機構により前記作動筒を正逆方向に回転操作することを特徴とするリミテッドスリップディファレンシャルギア。
JP2001110019A 2001-04-09 2001-04-09 リミテッドスリップディファレンシャルギア Expired - Lifetime JP3742309B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001110019A JP3742309B2 (ja) 2001-04-09 2001-04-09 リミテッドスリップディファレンシャルギア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001110019A JP3742309B2 (ja) 2001-04-09 2001-04-09 リミテッドスリップディファレンシャルギア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002310264A JP2002310264A (ja) 2002-10-23
JP3742309B2 true JP3742309B2 (ja) 2006-02-01

Family

ID=18961867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001110019A Expired - Lifetime JP3742309B2 (ja) 2001-04-09 2001-04-09 リミテッドスリップディファレンシャルギア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3742309B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007032088B4 (de) 2007-07-09 2010-08-05 Vistec Semiconductor Systems Gmbh Vorschubeinrichtung für einen Mehrkoordinaten-Messtisch eines Koordinaten-Messgeräts

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002310264A (ja) 2002-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6450915B1 (en) Driving force transmitting device for vehicle
US5967277A (en) Pawl clutch
US6520305B2 (en) Clutch collar
US5540119A (en) Cam-actuated clutch differential drive assembly
JP2003194097A (ja) トランスミッションのギア抜け防止機構
JP2015535578A (ja) 予圧用のばね装着パッドを有するデファレンシャルロック装置
KR20020013365A (ko) 원웨이 클러치
US6904992B2 (en) Four-wheel-drive all terrain vehicle
US5012907A (en) Transmission for separately drivable right and left wheels
JP3742309B2 (ja) リミテッドスリップディファレンシャルギア
US20080269002A1 (en) Power transmitting apparatus
US20140274542A1 (en) Locking collar for vehicular differential
GB2278899A (en) Rotation transmission device
US4685352A (en) Power distributing mechanism
KR19990059885A (ko) 차동 제한장치
JPS6248624B2 (ja)
JPS6235621Y2 (ja)
KR100261413B1 (ko) 자동차용 차동 장치
JPS6015011Y2 (ja) 2段減速型減速差動装置のデフロツク装置
JPH0139966Y2 (ja)
KR100418947B1 (ko) 차량의 차동 제한장치
JPH088371Y2 (ja) デファレンシャル装置
JP2605626Y2 (ja) ボール式変速装置のデテント構造
JPH0893882A (ja) デファレンシャル装置
JP2588918B2 (ja) デファレンシャル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3742309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091118

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101118

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101118

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111118

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121118

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131118

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term