JP3737904B2 - ヒンジ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、合成樹脂で成形された2つの部材を連結する合成樹脂製ヒンジ構造に関するものであり、特に、種々の物品の保管、輸送或いは運搬等に使用される合成樹脂製の折り畳みコンテナの分割側壁やはね上げ側壁の連結に用いられる合成樹脂で成形されたヒンジ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、合成樹脂で成形された2つの部材を連結するヒンジ構造としては、2つの部材に形成された筒部を、交互に配置し、2つの部材に形成された筒部に、金属製のピンを挿入して、ヒンジ構造を構成するようにしたものが知られている。特に、このようなヒンジ構造は、合成樹脂製の折り畳みコンテナに使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の合成樹脂で成形された2つの部材の筒部に、金属製のピンを挿入して構成されたヒンジ構造においては、合成樹脂で成形された部材を、廃棄処分する際には、合成樹脂で成形された部材から、金属製のピンを取り外し、その後、合成樹脂で成形された部材を粉砕し、再利用していたために、合成樹脂で成形された部材からの金属製のピンの取り外し作業に、時間と労力を要していたという問題があった。
【0004】
また、従来のヒンジ構造は、筒部の内周面にネジ溝を形成するとともに、ピンを螺子ピンとし、筒部に螺子ピンを螺合させることにより、合成樹脂で成形された2つの部材を連結するように構成されているために、筒部の内周面へのネジ溝の形成等により、ヒンジ構造自体の製造に手間がかかったり、螺子ピンの螺合により、螺子ピンを筒部に装着しなければならず、ヒンジ構造の組立に時間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上述した従来のヒンジ構造が有する課題を解決するとともに、ヒンジ構造の組立作業の作業性の向上した合成樹脂で成形されたヒンジ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、所定の間隔をおいて形成された複数の筒部を有する合成樹脂樹脂製の一方の連結部材と同じく所定の間隔をおいて形成された複数の筒部を有する合成樹脂樹脂製のもう一方の連結部材とを有し、且つ、前記一方の連結部材の筒部と前記もう一方の連結部材の筒部の外径及び内径が同一に形成されているとともに、前記一方の連結部材の筒部間に形成された間隙に、前記もう一方の連結部材に形成された所定の筒部が入り込み、更に、前記一方の連結部材の筒部及び前記もう一方の連結部材の筒部に、合成樹脂樹脂製のヒンジピンを挿入することにより構成されるヒンジ構造において、第1には、前記筒部のうち、一番外側に位置する筒部の端部には、前記筒部の内径より大きな内径を有する拡大孔が形成されており、また、前記ヒンジピンが、前記筒部の内径より小さな外径を有する小径部と、該小径部に続いて形成されているとともに前記筒部の内径より大きな外径を有する大径部と、該大径部に続いて形成されているとともに前記拡大孔に挿入される鍔部と、前記大径部の小径部側端部に形成された第1抜け防止フランジと、前記小径部に形成された第2抜け防止フランジとから構成されており、前記ヒンジピンを、前記一番外側に位置する筒部から、前記ヒンジピンの鍔部が、前記一番外側に位置する筒部に前記拡大孔を形成することにより形成された段部に当接するまで挿入した際には、前記ヒンジピンの小径部が、前記筒部に挿入されるとともに、前記ヒンジピンの大径部が、前記一番外側に位置する筒部に圧入され、且つ、前記第1抜け防止フランジが、前記一番外側に位置する筒部と該筒部に隣接する筒部とにより形成される間隙に位置し、更に、前記第2抜け防止フランジが、前記一番外側に位置する筒部以外の筒部間に形成された間隙に位置するように構成したものであり、第2には、前記筒部のうち、一番内側に位置する筒部の端壁を、無垢の円板状に形成するとともに、前記一番内側に位置する筒部の周壁に開口部を形成したものである。
【0007】
【実施例】
以下に、本発明の合成樹脂製ヒンジ構造を、折り畳みコンテナに適用した例を用いて、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0008】
折り畳みコンテナCは、図1及び図2に示されているように、上部フレーム1、四側面に配設された側壁2及び底部3とからなる上部が開口した箱型に形成されており、側壁2は、上部フレーム1に配設された溝或いは孔に挿入された支軸を中心に回動可能な、相対して配置された側壁2a、2b(以下、単に、「はね上げ側壁」という。)と、もう一方の相対して配置された上下に分割された側壁2c,2d(以下、単に、「分割側壁」という。)とから構成されている。上記の分割側壁2c、2dは、それぞれ、上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”とを有し、上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”とは、それぞれ、ヒンジ構造4により連結されている。
【0009】
上述した折り畳みコンテナCは、図2に示されているように、略垂直状態のはね上げ側壁2a、2bを、上部フレーム1に配設されたヒンジ構造を中心に、略水平状態に回動させた後、分割側壁2c、2dを構成する上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”を、上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”とが、それぞれ、重なるようにヒンジ構造4を軸として屈曲させることにより、折り畳むことができるように構成されている。
【0010】
本発明においては、後述するヒンジ構造を含め、折り畳みコンテナC、全体が、合成樹脂で形成されている。
【0011】
次に、分割側壁2dを構成する上部側壁2d’と下部側壁2d”の両端部のヒンジ構造を例に本発明の合成樹脂製ヒンジ構造について説明する。
【0012】
上部側壁2d’の下部には、所定の間隔をおいて、水平孔2e’、2f’が形成された2個の筒部2e、2fが形成されており、また、下部側壁2d”の上部には、所定の間隔をおいて、同じく水平孔2g’、2h’が形成された2個の筒部2g、2hが形成されている。筒部2e、2f、2g、2hは、略同じ外径及び長さに形成されており、水平孔2e’、2f’、2g’、2h’の内径も、略同じ内径に形成されている。
【0013】
上部側壁2d’に形成された2個の筒部2e、2fの間に、所定の間隙w1、w2を置いて、下部側壁2d”の外側に位置する筒部2gが入り込み、また、下部側壁2d”に形成された2個の筒部2g、2hの間に、所定の間隙w2、w3を置いて、上部側壁2d’の内側に位置する筒部2fが入り込み、後述する合成樹脂製のヒンジピンが装着されるヒンジ孔Hが形成される。ヒンジ孔Hを形成する各筒部2e、2f、2g、2hの水平孔2e’、2f’、2g’、2h’のうち、一番内側に位置する筒部2hの水平孔2h’には、外側に開口した開口部2h”が形成されるように構成されている。また、ヒンジ孔Hを形成する各筒部2e、2f、2g、2hの水平孔2e’、2f’、2g’、2h’のうち、一番外側に位置する筒部2eの水平孔2e’の端部には、後述するヒンジピンの鍔部が挿入されるように、大きな内径を有する拡大孔2e”が形成されており、筒部2eの水平孔2e’と拡大孔2e”との境界には段部2iが形成されている。
【0014】
5は、上述した各筒部2e、2f、2g、2hの水平孔2e’、2f’、2g’、2h’により形成されるヒンジ孔Hに装着される合成樹脂製のヒンジピンであり、折り畳みコンテナCの合成樹脂と同じ合成樹脂で成形されることが好ましい。例えば、折り畳みコンテナCとヒンジピン5とは、ポリオレフィン樹脂で成形される。
【0015】
ヒンジピン5は、上述した一番外側に位置する筒部2eの水平孔2e’に形成された拡大孔2e”に挿入される鍔部5aと、鍔部5aに続いて形成された大径部5bと、大径部5bに続いて形成された小径部5cとを有するとともに、大径部5bの小径部5c側端部には、大径部5bより大きな外径を有する第1抜け防止フランジ5dが形成されており、また、小径部5cの中程には、小径部5cの外径より大きな外径を有する第2抜け防止フランジ5eが形成されている。
【0016】
ヒンジピン5の大径部5bの外径は、ヒンジ孔Hの内径、即ち、筒部2e、2f、2g、2hの水平孔2e’、2f’、2g’、2h’の内径よりも、大きく形成されており、その長さは、上部側壁2d’に形成された外側に位置する筒部2eと略同じ長さであり、従って、ヒンジピン5を、ヒンジ孔Hに挿入した際には、ヒンジピン5の大径部5bは、上部側壁2d’に形成された外側に位置する筒部2eの水平孔2e’に圧入されることになる。そして、第1抜け防止フランジ5dは、ヒンジピン5を、鍔部5aが、筒部2eに形成された段部2iに当接するまで、ヒンジ孔Hに挿入した際に、第1抜け防止フランジ5dが、上部側壁2d’に形成された外側に位置する筒部2eと下部側壁2d”に形成された外側に位置する筒部2gとにより形成される間隙w1に位置するように構成されている。
【0017】
ヒンジピン5の小径部5cの外径は、ヒンジ孔Hの内径、即ち、筒部2e、2f、2g、2hの水平孔2e’、2f’、2g’、2h’の内径よりも、小さく形成されており、また、第2抜け防止フランジ5eは、小径部5cの外径より大きな外径を有するとともに、ヒンジ孔Hの内径、即ち、筒部2e、2f、2g、2hの水平孔2e’、2f’、2g’、2h’の内径よりも、大きい。また、第2抜け防止フランジ5eは、ヒンジピン5を、鍔部5aが、筒部2eに形成された段部2iに当接するまで、ヒンジ孔Hに挿入した際に、第2抜け防止フランジ5eが、下部側壁2d”に形成された外側に位置する筒部2gと上部側壁2d’に形成された内側に位置する筒部2fとにより形成される間隙w2に位置するように構成されている。
【0018】
ヒンジピン5、上部側壁2d’に形成された筒部2e、2f及び下部側壁2d”に形成された筒部2g、2hは、上述したように構成されており、従って、上部側壁2d’に形成された2個の筒部2e、2fの間に、下部側壁2d”の外側に位置する筒部2gが入り込み、また、下部側壁2d”に形成された2個の筒部2g、2hの間に、上部側壁2d’の内側に位置する筒部2fが入り込んで形成されたヒンジ孔Hに、ヒンジピン5を、ヒンジピン5の鍔部5aが、上部側壁2d’の筒部2eに形成された段部2iに当接するまで、挿入すると、ヒンジピン5の大径部5bは、上部側壁2d’に形成された外側に位置する筒部2eの水平孔2e’に圧入されるとともに、第1抜け防止フランジ5dが、上部側壁2d’に形成された外側に位置する筒部2eと下部側壁2d”に形成された外側に位置する筒部2gとにより形成される間隙w1に位置するように構成されているので、大径部5bの筒部2eへの圧入及び第1抜け防止フランジ5dが上部側壁2d’の筒部2eと下部側壁2d”の筒部2gとにより形成される間隙w1に介在することにより、第1抜け防止フランジ5dが、ヒンジピン5のヒンジ孔Hからの抜けに抵抗する機能を有するので、ヒンジピン5が、ヒンジ孔Hから簡単に抜けるようなことが防止できる。更に、第2抜け防止フランジ5eが、下部側壁2d”に形成された外側に位置する筒部2gと上部側壁2d’に形成された内側に位置する筒部2fとにより形成される間隙w2に介在することにより、第2抜け防止フランジ5eが、上記第1抜け防止フランジ5dと同様に、ヒンジピン5のヒンジ孔Hからの抜けに抵抗する機能を有するので、ヒンジピン5が、ヒンジ孔Hから簡単に抜けるようなことが更に防止できる。
【0019】
また、ヒンジピン5が破損し、取り換える際には、一番内側に位置する筒部2hの水平孔2h’には、外側に開口した開口部2h”が形成されているので、この開口部2h”から、適当な金属棒を差し込むとともに、金槌等で、金属棒を叩くことにより、ヒンジ孔Hに装着されたヒンジピン5を、取り外すことができる。
【0020】
上述した実施例には、上部側壁2d’及び下部側壁2d”に、それぞれ、2個の筒部2e、2f、2g、2hを形成した例が示されているが、筒部は、それぞれ、1個ずつ形成することも、また、3個以上形成することもできるとともに、更には、上部側壁2d’に形成される筒部の数と下部側壁2d”に形成される筒部の数とを同じにする必要もない。上部側壁2d’及び下部側壁2d”に、それぞれ、1個の筒部を形成した場合には、ヒンジピン5に形成される抜け防止フランジは1つであり、筒部により形成される間隙に、配置されることになる。また、上述した実施例において、上部側壁2d’の内側に位置する筒部2fと下部側壁2d”の内側に位置する筒部2hとの間に形成された間隙w3にも、上述したような抜け防止フランジ5d、5eが介在するように構成することもできる。
【0021】
また、上述した実施例には、ヒンジピン5の大径部5bが、ヒンジピン5の根元部(鍔部5a側)に形成され、この大径部5bが、上部側壁2d’に形成された外側に位置する筒部2eの水平孔2e’に圧入されるようにした例が示されているが、大径部5bを、ヒンジピン5の先端部或いは中央部に形成し、大径部5bが、上部側壁2d’に形成された外側に位置する筒部2eの水平孔2e’以外の筒部2f、2g、2hに形成された水平孔2f’、2g’、2h’に圧入されるように構成することもできる。
【0022】
図7に示されている実施例は、上述したように、一番内側に位置する筒部2hの端壁2jに形成されている開口部2h”を設けることなく、端壁2jを無垢の円板状に形成するとともに、端壁2jに形成された開口部2h”に代えて、端壁2j付近に位置する筒部2hの周壁に開口部2kを形成したものである。そして、筒部2hの周壁に形成された開口部2kから、適当な金属棒を差し込むとともに、金槌等で、金属棒を叩くことにより、ヒンジ孔Hに装着されたヒンジピン5を、取り外すことができる。ヒンジピン5の先端面5fと筒部2hの端壁2jとの間に、マイナスドライバーの先端部が挿入可能な程度の間隙を形成し、該間隙に、マイナスドライバーの先端部を挿入し、次いで、端壁2jをてこの支点として、マイナスドライバーを、ヒンジピン5と反対方向に倒すことにより、マイナスドライバーの先端で、ヒンジピン5を抜き取り方向へ押すことにより、ヒンジ孔Hに装着されたヒンジピン5を、取り外すように構成することが好ましい。このように、端壁2jをてこの支点として利用することにより、少ない力で、ヒンジピン5を、ヒンジ孔Hから抜くことができる。
【0023】
上述したように、合成樹脂で成形されたヒンジピン5の一部に大径部5bを形成するとともに、上部側壁2d’や下部側壁2d”等の連結される合成樹脂で成形された連結部材に形成された筒部2e、2f、2g、2hの孔2e’、2f’、2g’、2h’により形成されるヒンジ孔Hの一部を、大径部5bの外径より、小さな内径に形成し、ヒンジピン5を、ヒンジ孔Hに装着した際に、ヒンジピン5の大径部5bが、上記ヒンジ孔Hの大径部5bの外径より小さな内径部分に圧入されることにより、ヒンジ孔Hから、ヒンジピン5が、簡単には外れないように構成されている。
【0024】
また、ヒンジ孔Hに、ヒンジピン5を装着し、ヒンジ構造を組み立てる際には、金槌等を使用して、ヒンジピン5を、単に、ヒンジ孔Hに打ち込むだけでよいので、ヒンジ構造の組立作業性が向上する。
【0025】
更に、合成樹脂製の連結部材に形成された筒部2e、2f、2g、2hの隣接する筒部間に形成された間隙に、筒部の内径、即ち、ヒンジ孔Hの内径より大きな外径を有するヒンジピン5の抜け防止フランジ5d、5eを配置したので、抜け防止フランジ5d、5eが、ヒンジピン5のヒンジ孔Hからの抜けに抵抗する機能を有し、従って、ヒンジピン5が、ヒンジ孔Hから簡単に抜けるようなことが防止できる。
【0026】
更にまた、ヒンジピン5を、連結部材の合成樹脂と同じ合成樹脂で成形することにより、ヒンジピン5を、連結部材から取り外すことなく、一緒に、リサイクル処理することができるので、リサイクル処理に要する費用の低減化が実現できる。例えば、ヒンジピン5と連結部材を、共に、ポリオレフィン樹脂で成形する。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏することができる。
【0028】
ヒンジピンを、ヒンジ孔に装着した際に、ヒンジピンの大径部が、ヒンジ孔の大径部の外径より小さな内径部分に圧入されるので、ヒンジピンのヒンジ孔からの簡単な抜けが防止できる。
【0029】
隣接する筒部間に形成された間隙に、筒部の内径、即ち、ヒンジ孔の内径より大きな外径を有するヒンジピンの抜け防止フランジを配置したので、抜け防止フランジが、ヒンジピンのヒンジ孔からの抜けに抵抗する機能を有し、従って、ヒンジピンが、ヒンジ孔から簡単に抜けるようなことが防止できる。
【0030】
ヒンジピン及び連結部材を合成樹脂で成形したので、ヒンジピンを、連結部材から取り外すことなく、一緒に、リサイクル処理することができるので、リサイクル処理に要する費用の低減化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のヒンジ構造が使用される一例としての折り畳みコンテナの斜視図である。
【図2】図2は同じく本発明のヒンジ構造が使用される一例としての折り畳みコンテナの斜視図である。
【図3】図3は本発明のヒンジ構造を構成する筒部の正面図である。
【図4】図4は本発明のヒンジ構造を構成するヒンジピンの正面図である。
【図5】図5は本発明のヒンジ構造の正面図である。
【図6】図6は本発明のヒンジ構造の斜視図である。
【図7】図7は本発明の別の実施例のヒンジ構造の斜視図である。
【符号の説明】
H・・・・・・・・ヒンジ孔
2e〜2h・・・・筒部
5・・・・・・・・ヒンジピン
5b・・・・・・・大径部
5d、5e・・・・抜け防止フランジ

Claims (2)

  1. 所定の間隔をおいて形成された複数の筒部を有する合成樹脂樹脂製の一方の連結部材と同じく所定の間隔をおいて形成された複数の筒部を有する合成樹脂樹脂製のもう一方の連結部材とを有し、且つ、前記一方の連結部材の筒部と前記もう一方の連結部材の筒部の外径及び内径が同一に形成されているとともに、前記一方の連結部材の筒部間に形成された間隙に、前記もう一方の連結部材に形成された所定の筒部が入り込み、更に、前記一方の連結部材の筒部及び前記もう一方の連結部材の筒部に、合成樹脂樹脂製のヒンジピンを挿入することにより構成されるヒンジ構造において、前記筒部のうち、一番外側に位置する筒部の端部には、前記筒部の内径より大きな内径を有する拡大孔が形成されており、また、前記ヒンジピンが、前記筒部の内径より小さな外径を有する小径部と、該小径部に続いて形成されているとともに前記筒部の内径より大きな外径を有する大径部と、該大径部に続いて形成されているとともに前記拡大孔に挿入される鍔部と、前記大径部の小径部側端部に形成された第1抜け防止フランジと、前記小径部に形成された第2抜け防止フランジとから構成されており、前記ヒンジピンを、前記一番外側に位置する筒部から、前記ヒンジピンの鍔部が、前記一番外側に位置する筒部に前記拡大孔を形成することにより形成された段部に当接するまで挿入した際には、前記ヒンジピンの小径部が、前記筒部に挿入されるとともに、前記ヒンジピンの大径部が、前記一番外側に位置する筒部に圧入され、且つ、前記第1抜け防止フランジが、前記一番外側に位置する筒部と該筒部に隣接する筒部とにより形成される間隙に位置し、更に、前記第2抜け防止フランジが、前記一番外側に位置する筒部以外の筒部間に形成された間隙に位置するように構成されていることを特徴とするヒンジ構造。
  2. 前記筒部のうち、一番内側に位置する筒部の端壁を、無垢の円板状に形成するとともに、前記一番内側に位置する筒部の周壁に開口部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のヒンジ構造。
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