JP3736265B2 - シート供給装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に装着されるシート供給装置、およびそのシート供給装置が装着された画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の給紙装置としては、たとえば、図11に示すように、用紙の前端側部分が積載される用紙押圧板101と、用紙押圧板101の上方に支点を有し、用紙押圧板101の前端部を上下方向に揺動させる揺動アーム102と、用紙押圧板101の前端部を給紙ローラ103に向けて付勢するばね104と、用紙の後端部を規制するエンドガイド105とを備えるものが知られている。このような給紙装置では、ばね104の付勢力によって、用紙押圧板101の前端部を上方向に揺動させて、用紙押圧板101に積載された最上位にある用紙の前端を給紙ローラ103に押し付けた状態で、給紙ローラ103を回転させることにより、用紙を1枚毎に給紙するようにしている。
【0003】
しかるに、このような給紙装置では、用紙押圧板101の揺動支点が、その用紙押圧板101を支持する揺動アーム102の支点にあるため、用紙押圧板101の上下方向の揺動に伴って、用紙押圧板101の前端部とエンドガイド105との間の距離が異なってしまい、それに起因して、積載される用紙の位置がずれてしまうようなことがある。
【0004】
そのため、たとえば、図12に示すように、エンドガイド105を、ばね106によって用紙の後端部に向けて付勢して、エンドガイド105によって、常に用紙の後端部を押圧することにより、用紙のずれを防ぐようにするものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、エンドガイド105によって、常に用紙の後端部を押圧すると、用紙は常にエンドガイド105からの押圧力を受けるので、たとえば、その用紙が用紙押圧板101に押しつけられたり、あるいは、用紙がより少ない時には、その押圧力がより大きな押圧力となって重送を生じ、また、用紙がより多い時には、その押圧力がより少ない押圧力となって空送を生じたりしてしまい、安定した給紙が行なえない場合がある。
【0006】
本発明は、上記した事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成によって、確実かつ安定した給紙を行なえるシート供給装置、および、そのシート供給装置を装着した画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、積載されるシートの前端側部分を受ける前端側受け部材と、前記前端側受け部材の上方に支点を有し、この前端側受け部材をその前端側に設けられた弧状に湾曲した部材に沿って上下方向に揺動させる揺動部材と、積載されるシートの後端部を規制する後端規制部材とを備える、シート供給装置において、前記前端側受け部材の上下方向の揺動動作に連動して、前記後端規制部材を前後方向に移動させるリンク手段を備え、前記後端規制部材は、起立状に設けられ、シートの後端部との当接面における基端側が先端側よりも後方に位置するとともにその当接面の上下方向における中央部が後方に凹むような湾曲状に形成されていることを特徴としている。
【0008】
このような構成によると、シートが積載された前端側受け部材が揺動部材によって上下方向に揺動すると、リンク手段によって、その揺動に連動してシートの後端部を規制する後端規制部材が前後方向に移動するので、前端側受け部材は、後端規制部材との間の距離を実質的に同じ距離に保ちながら、揺動される。このシート供給装置においては、前端側受け部材が、後端規制部材との間の距離を実質的に同じ距離に保ちながら揺動されるが、積載されているシートのうち、実際に供給される最上位のシートにおいては、その水平方向における長さが、その供給時における前端側受け部材の揺動角度によってそれぞれ異なるので、後端規制部材の形状が、その揺動角度に対応して形成されていないと、たとえば、実際に供給される最上位のシートが、後端規制部材の前方移動により、過度に押圧され て詰まったり、あるいは、逆に、後端規制部材の前方移動によっても、供給されるポイントまでとどかずに供給されなかったりする場合を生じる。そのため、後端規制部材における、積載されるシートと接触している面の形状を、その上下方向における中央部が後方に凹むような、湾曲状に形成することで、積載される最上位のシートの先端を、そのシートの積載状態、つまり、前端側受け部材の揺動角度にかかわらず、常に供給される最適のポイントに位置させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、積載されるシートの後端側部分を受ける後端側受け部材をさらに備え、後端側受け部材が、前記リンク手段によって、前記前端側受け部材の上下方向の揺動動作に連動して、前後方向に移動するように構成されていることを特徴としている。
【0009】
このような構成によると、前端側受け部材が揺動部材によって上下方向に揺動すると、リンク手段によって、後端規制部材に加えて、積載されるシートの後端側部分を受ける後端側受け部材も、その揺動に連動して前後方向に移動するので、積載されるシートは、前後方向移動における摺動抵抗を受けることが、より少なくなる。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記後端規制部材が、前記後端側受け部材に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、前端側受け部材が上下方向に揺動すると、リンク手段によって、後端側受け部材および、その後端側受け部材に設けられている後端規制部材が一体として前後方向に移動する。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記リンク手段が、前記前端側受け部材と前記後端側受け部材とを係合させる係合手段によって構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、前端側受け部材が上下方向に揺動すると、その前端側受け部材に係合手段を介して係合している前記後端側受け部材、およびその後端側受け部材に設けられている後端規制部材が一体として前後方向に移動する。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、請求項2ないし4のいずれかに記載の発明において、前記後端規制部材における、積載されるシートと接触している面の形状が、その最上位のシートにおいて、前記前端側受け部材の揺動支点から垂下される垂線よりも、前記前端側受け部材の後端が前方にある場合には、
L+(R1tan(b+θ)−R1tanθ)+0〜5mm(式中、L:積載される最上位のシートの水平成分の長さ(mm)、R1:前端側受け部材の揺動支点から後端側受け部材に垂下される垂線の線分の長さ(mm)、b:基準角度θからの前端側受け部材の揺動角度、θ:前端側受け部材の揺動支点から後端側受け部材に垂下される垂線と、前端側受け部材の揺動支点とシート満載時における前端側受け部材の後端とを結ぶ線分との間になす基準角度、をそれぞれ示す。)の範囲を満足し、また、前記前端側受け部材の揺動支点から垂下される垂線よりも、前記前端側受け部材の後端が後方にある場合には、L+(R1tanθ−R1tan(θ−b))+0〜5mm(L、R1、b、θは、それぞれ前記と同様の意義を示す。)の範囲を満足するように形成されていることを特徴としている。
【0013】
このシート供給装置においては、前端側受け部材が、後端規制部材との間の距離を実質的に同じ距離に保ちながら揺動されるが、積載されているシートのうち、実際に供給される最上位のシートにおいては、その水平方向における長さが、その供給時における前端側受け部材の揺動角度によってそれぞれ異なるので、後端規制部材の形状が、その揺動角度に対応して形成されていないと、たとえば、実際に供給される最上位のシートが、後端規制部材の前方移動により、過度に押圧されて詰まったり、あるいは、逆に、後端規制部材の前方移動によっても、供給されるポイントまでとどかずに供給されなかったりする場合を生じる。
【0014】
そのため、後端規制部材における、積載されるシートと接触している面の形状を、上記の条件を満足するように形成すれば、前端側受け部材の揺動角度、つまり、シートの積載状態にかかわらず、最上位のシートの先端を、常に供給される最適のポイントに導くように位置させることができ、安定した給紙を行なうことができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
また、請求項6に記載の発明は、画像形成装置であって、請求項1ないし5のいずれかに記載のシート供給装置を備えていることを特徴としている。
このような画像形成装置では、シート供給装置の確実かつ安定したシートの供給によって、画像が形成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2に、フィーダユニット4や、そのフィーダユニット4から供給されたシートとしての用紙3に所定の画像を形成するための画像形成ユニット5などを備えている。
【0020】
フィーダユニット4は、本体ケーシング2の底部に形成される給紙カセット収容部51と、この給紙カセット収容部51に着脱自在に装着される、本発明のシート供給装置の一実施形態としての給紙カセット52と、給紙カセット52の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ7と、給紙ローラ7に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ9とを備えている。
【0021】
給紙カセット52には、後で詳述するように、用紙3が積載される用紙押圧板部材53と、この用紙押圧板部材53の前端部(用紙押圧板部材53における給紙ローラ7により近い側の端部)を、その裏側から、シートが積載される側(上方向)に向けて付勢する付勢手段としてのばね54と、分離パット8およびその分離パット8を付勢するばね10とを備えている。(分離パット8およびばね10は、図1にのみ現れ、図2ないし図9では省略されている。)用紙押圧板部材53上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板部材53の裏側からのばね54の付勢力によって給紙ローラ7に向かって押圧され、その給紙ローラ7の回転によって、給紙ローラ7と分離パット8とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。レジストローラ9は、駆動側および従動側の2つのローラから構成されており、給紙ローラ7から送られてくる用紙3を、所定のレジスト後に、画像形成ユニット5に送るようにしている。
【0022】
画像形成ユニット5は、スキャナユニット11、現像ユニット12、定着ユニット13などを備えている。
スキャナユニット11は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー14、レンズ15および16、反射鏡17、18および19などを備えており、レーザ発光部からの発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー14、レンズ15、反射鏡17および18、レンズ16、反射鏡19の順に通過あるいは反射させて、現像ユニット12の感光ドラム21の表面上に高速走査にて照射させている。
【0023】
現像ユニット12は、スキャナユニット11の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるドラムカートリッジ20内に、感光ドラム21、現像カートリッジ36、スコロトロン型帯電器25、転写ローラ26などを備えている。
現像カートリッジ36内は、現像ローラ22、層厚規制ブレード23および供給ローラ24が収容される現像室37と、トナーが収容されるトナー収容室27とに区画形成されている。トナー収容室27内には、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されており、トナー収容室27の中心に設けられるアジテータ29により攪拌されて現像室37に放出される。現像室37には、トナー収容室27に近い側に、供給ローラ24が回転可能に配設されるとともに、この供給ローラ24に対向して、現像ローラ22が回転可能に配設されており、これら供給ローラ24と現像ローラ22とが、程度圧縮されるような状態で互いに当接されている。供給ローラ24は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。また、現像ローラ22は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されている。なお、現像ローラ22には、感光ドラム21との間に電位差が生じるようなバイアスが印加されている。また、現像ローラ22の近傍には、層厚規制ブレード23が配設されている。
【0024】
そして、トナー収容室27から現像室37に放出されたトナーは、供給ローラ24の回転により、現像ローラ22に供給され、この時、供給ローラ24と現像ローラ22との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ22上に供給されたトナーは、現像ローラ22の回転に伴って、層厚規制ブレード23と現像ローラ22との間に進入し、これらの間で擦られて、十分に摩擦帯電され、一定厚さの薄層として現像ローラ22上に担持される。
【0025】
一方、感光ドラム21は、現像ローラ22の側方位置において、現像ローラ22に対向状に回転可能に配設されている。この感光ドラム21は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面が、ポリカーボネートを主成分とする有機感光体などの正帯電性の材料により形成されている。また、スコロトロン型帯電器25は、感光ドラム21の上方に、所定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型帯電器25は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム21の表面を一様に正帯電させることができるように構成されている。
【0026】
そして、感光ドラム21の表面は、スコロトロン型帯電器25により一様に正帯電された後、スキャナユニット11からのレーザービームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ22の回転により、現像ローラ22上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム21に対向して接触する時に、感光ドラム21の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム21の表面のうち、レーザービームによって露光され電位が下がっている部分に、選択的に転着することによって可視像化され、これによって現像(反転現像)が達成される。
【0027】
感光ドラム21の下方には、この感光ドラム21に対向する転写ローラ26が回転可能に配設されている。転写ローラ26は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、所定の転写バイアスが印加されている。そのため、感光ドラム21上に現像されたトナーは、用紙3が感光ドラム21と転写ローラ26との間を通る間に用紙3に転写される。
【0028】
定着ユニット13は、図1に示すように、現像ユニット12の側方下流側に配設され、加熱ローラ32、加熱ローラ32に押圧される押圧ローラ31、および、これら加熱ローラ32および押圧ローラ31の下流側に設けられる1対の搬送ローラ33を備えている。加熱ローラ32は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、現像ユニット12において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ32と押圧ローラ31との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ33によって、1対の排紙ローラ34に搬送するようにしている。1対の排紙ローラ34に送られた用紙3は、その排紙ローラ34によって排紙トレイ35上に排紙される。
【0029】
そして、このような本実施形態のレーザプリンタ1において、給紙カセット52は、次のように構成されている。
すなわち、図2および図3に示すように、この給紙カセット52は、上側が開放される矩形ボックス状をなし、幅方向両側に対向状に配置される側板55および56と、用紙3の供給方向前端および後端に設けられる把持部57および後板58と、底板59とによって形成されている。
【0030】
この給紙カセット52内には、用紙押圧部材53、ばね54、サイドガイド60、後端側受け部材としての用紙支持部材61、後端規制部材としてのエンドガイド62、上板押え部材63などが設けられている。
用紙押圧部材53は、用紙3の前端側部分を受ける前端側受け部材としての上板64と、下板65と、揺動部材としての揺動アーム66とを備えている。
【0031】
上板64は、その前端部67および後端部68が、給紙カセット52の幅方向両側にわたって延びるように形成されており、その中央部73が、前端部67および後端部68よりも両側の幅が狭せまくなるような略矩形状に形成されている。そのため、上板64の両側部には、前端部67の後端縁と中央部73の両側端縁と後端部68の前端縁とで、幅方向内側に向かって凹状に形成される略矩形状の側開放部69がそれぞれ形成される。また、後端部68には、その後端縁から前側に向かって凹状に形成される略矩形状の後開放部71が形成されている。また、中央部73の前後方向途中には、その両側端縁から幅方向外方に向かって延びる略矩形状の第2係合部としての係合板72がそれぞれ突出形成されている。
【0032】
下板65は、上板64の裏面側の下方において、この上板64と重なるように配置されており、その後端部74が、給紙カセット52の幅方向両側にわたって延びるように形成されており、その中央部75が、後端部74よりも両側の幅が狭せまくなるような略矩形状(上板64の中央部73と略同一幅の矩形状)に形成されている。また、その前端部76が、中央部75よりもさらに両側の幅が狭せまくなるような略矩形状に形成されており、後端部74には、その後端縁から前側に向かって凹状に形成される略矩形状(上板64の後開放部71よりもわずかに大きい矩形状)の後開放部77が形成されている。また、中央部75の前端部には、その両側端縁から幅方向外側に向かって延びる突起状の係合突起78がそれぞれ突出形成されている。
【0033】
揺動アーム66は、給紙カセット52の各側板55および56にそれぞれ設けられるアームホルダ79と、このアームホルダ79のそれぞれに上下方向に揺動自在に支持されてる上板アーム80および下板アーム81とを備えている。アームホルダ79は、上板64および下板65の後端部68および74の後側近傍の上方にそれぞれ設けられるホルダ部材82と、このホルダ部材82にそれぞれ支持される揺動軸83とを備えている。各上板アーム80は、略くの字状をなし、その一端部が各揺動軸83に上下方向に揺動自在に支持されるとともに、その他端部が上板64の後端部68の両側端縁にそれぞれ連結されている。各下板アーム81は、各上板アーム80と同様に、略くの字状をなし、その一端部が各揺動軸83に上下方向に揺動自在に支持されるとともに、その他端部が下板65の後端部74の両側端縁にそれぞれ連結されている。
【0034】
これによって、上板64は、上板アーム80を介して揺動軸83に揺動可能に支持されて、その上板64より上方の揺動軸83を支点として、その前端部67が上下方向に回動可能とされる。また、下板65も同様に、下板アーム81を介して揺動軸83に揺動可能に支持されて、その下板65より上方の揺動軸83を支点として、その前端部76が上下方向に回動可能とされる。
【0035】
また、ばね54は、給紙カセット52の底板59に、その前端部の幅方向に沿って3つ設けられており、中央のばね54aが、下板65の前端部76の裏面に対向するように配置され、両端のばね54bおよび54cが、上板64の前端部67の裏面に対向するように配置されている。そのため、上板64の前端部67は、両端の2つのばね54bおよび54cによって、その用紙3が積載される側、すなわち、給紙ローラ7側に向かって付勢され、また、下板65の前端部76は、中央の1つのばね54aによって、その用紙3が積載される側、すなわち、給紙ローラ7側に向かって付勢される。そのため、下板65が、ばね54aにより付勢されることにより、この下板65が、ばね54bおよび54cにより付勢される上板64をさらに押圧するような構成となる。
【0036】
サイドガイド60は、用紙押圧部材53の幅方向両側方であって、上板64の側開放部69に対向する位置にそれぞれ設けられている。各サイドガイド60は、用紙3の幅方向両側端部に当接させるための略矩形板状の側端当接部材84と、この側端当接部材84を支持する側端スライド部材85とを備えている。側端当接部材84には、その中央部に、上板64の係合板72を挿通可能な矩形状の開口部87が形成されるとともに、その前方下端部に、下板65の係合突起78に係合する係合段部99が形成されており、側端スライド部材85には、その裏面側に突起部88が設けられている。また、底板59には、このサイドガイド60を、用紙3のサイズに対応させて配置させるために、幅方向に沿って案内するためのサイドガイド案内溝86が、各サイドガイド60の側端スライド部材85に対向する位置において、給紙カセット52の幅方向に沿ってそれぞれ形成されている。
【0037】
そして、各サイドガイド案内溝86に各側端スライド部材85の突起部88を係合させることによって、各サイドガイド60を、各サイドガイド案内溝86に沿って幅方向外側(第1方向)または幅方向内側(第2方向)にそれぞれスライド移動可能としている。これによって、給紙カセット52に、より大きなサイズの用紙3(たとえば、A3など)を積載する時には、各サイドガイド60を幅方向外側に移動させてその用紙3の側端部を規制すればよく、また、給紙カセット52に、より小さなサイズの用紙3(たとえば、A4など)を積載する時には、各サイドガイド60を幅方向内側に移動させてその用紙3の側端部を規制すればよい。なお、各スライドガイド60を幅方向内側に移動させた時には、図6に示すように、各スライドガイド60が、上板64の各側開放部69内に入り込む一方で、各側端当接部材84の開口部87に、上板64の各係合板72が入り込んだ状態となる。
【0038】
また、用紙支持部材61は、略矩形板状をなし、積載される用紙3の後端側部分を受けるために、用紙押圧部材53の後側に設けられている。また、底板59上には、この用紙支持部材61を前後方向に沿って案内するための、略コ字状の用紙支持部材案内板70が、この用紙支持部材61の裏面側において対向する位置に設けられており、用紙支持部材61は、この用紙支持部材案内板70に沿って前後方向に移動可能に配置されている。また、この用紙支持部材61は、その前端部が、上板64の後開放部71および下板65の後開放部77の下側に入り込むように配置され、その前端部における幅方向両側部には、内側に向かって凹状に形成されるスリット89がそれぞれ形成されている。一方、上板64の後端部68の後端縁90は、下方に向かって屈曲形成される断面L字状に形成されており、後開放部71に臨む各後端縁90が、各スリット89に係合されている。(なお、各スリット89および各後端縁90が、本発明のリンク手段および係合手段を構成している。)そのため、このような各後端縁90と各スリット89との係合によって、用紙支持部材61は、上板64の上下方向の揺動動作に連動して前後方向に移動される。
【0039】
また、エンドガイド62は、用紙支持部材61上に設けられており、用紙3の後端部に当接させるための後端当接部材91と、この後端当接部材91を支持する後端スライド部材92とを備えている。後端当接部材91は、略矩形板状をなし、後端スライド部材92上に起立状に設けられている。また、用紙支持部材61には、このエンドガイド62を、用紙3のサイズに対応させて配置させるために、前後方向に沿って案内するためのエンドガイド案内溝93が、エンドガイド62の後端スライド部材92に対向する位置において形成されるとともに、各種の規格のサイズに対応する位置には、その位置決めのためのストッパ溝94が、複数形成されている。
【0040】
そして、エンドガイド案内溝93に後端スライド部材92を係合させることによって、エンドガイド62を、エンドガイド案内溝93に沿って前後方向にスライド移動可能にするとともに、所定の規格に応じた位置で、後端スライド部材92とストッパ溝94とを係合させることにより、その規格に対応した用紙3の後端を規制するようにしている。
【0041】
上板押え部材63は、給紙カセット52の各側板55および56における、上板64の各係合板72の前方近傍にそれぞれ設けられており、軸部95と、この軸部95に揺動自在に取り付けられる爪部材96とを備えている。爪部材96は、略三角形板状をなし、その下側には、下方に向かって突出する当接突部97と、角部において鉤状に形成される段部98とが形成されている。爪部材96は、軸部95を支点として、その段部98と係合板72とが係合する位置と、その当接突部97が後述する当接部材44に当接する位置とに揺動自在とされている。
【0042】
また、この給紙カセット52が着脱自在に装着される、本体ケーシング2の給紙カセット収容部51には、給紙カセット52の前端側両側方において、上板64の各係合板72を、爪部材96との係合位置に案内するための略ひし形状のガイド部材41がそれぞれ設けられている。各ガイド部材41には、給紙カセット収容部51から給紙カセット52を取り外すために、矢印42方向に引き抜く時に、上板64の各係合板72に当接して、各係合板72を下方に向けて案内するための傾斜面43が形成されている。
【0043】
また、給紙カセット収容部51には、給紙カセット52の前端側両側方であって、爪部材96の下側には、断面矩形状の当接部材44が設けられている。給紙カセット52が給紙カセット収容部51に装着されている時には、爪部材96の当接突部97が、この当接部材44に当接する。
次に、このように構成された給紙カセット52によって、まず、より小さなサイズの用紙3(たとえば、レター、B5またはA4など)を給紙する場合について述べる。
【0044】
まず、図3に示すように、上板64上に用紙3がなくなった時には、給紙カセット52を矢印42方向に引き抜いて、用紙3を上板64上に積載する。この引き抜き時において、給紙カセット52を矢印42方向に引くと、図4に示すように、上板64の各係合板72が各ガイド部材41の傾斜面43に当接して、この傾斜面43に沿って下方に案内されるようになる。そのため、上板64の前端部67が、下板65の前端部76を押圧しながら、ばね54の付勢力に抗して下向きに回動される。
【0045】
そして、給紙カセット52の引き抜きが完了した時には、図5に示すように、最下位に下がった各係合板72に、各爪部材96の段部98が自重により係合するため、上板64および下板65は、ばね54の付勢が規制されて、最下位に下がった状態で保持される。そして、たとえば、レター、B5またはA4などのより小さなサイズの用紙3を上板64上に積載するとともに、図6に示すように、各サイドガイド60をその小さなサイズに対応させて幅方向内側に移動させる。そうすると、図6に示すように、各サイドガイド60の係合段部99に、下板65の係合突起78が係合するようになる。また、エンドガイド62を用紙3のサイズに対応させて移動させる。そして、給紙カセット52を給紙カセット収容部51に差し込むことによって装着する。この装着時においては、図7に示すように、給紙カセット52を矢印45方向に差し込むと、各爪部材96の当接突部97が、給紙カセット収容部51の各当接部材44に当接するようになる。そうすると、各爪部材96は、軸部95を支点として上方向に揺動され、これによって、各爪部材96の段部98と各係合板72との係合が解除される。そのため、給紙カセット52の差込みが完了した時には、図8に示すように、下板65が、各係合突起78と各サイドガイド60の係合段部99との係合によって、ばね54aの付勢力に抗して最下位に保持されたままの状態である一方で、上板64が、各係合板72と各爪部材96の段部98との係合が解除された状態で、ばね54b、54cの付勢力によって、用紙3の積載量が少なくなるに従って、その前端部68が上方向に回動動作される。
【0046】
したがって、本実施形態の給紙カセット52を用いて、より小さなサイズの用紙3を給紙する時には、下板65は、ばね54aの付勢力に抗して保持されて、上板64を押圧しないため、積載されるより小さなサイズの用紙3は、2つのばね54bおよび54cの付勢力により付勢される上板64のみによって押圧されるようになる。
【0047】
次いで、この、より小さなサイズの用紙3の給紙が完了した後に、より大きなサイズの用紙3(たとえば、B4、A3など)を給紙する場合について述べる。
まず、図8に示すように、上板64上に用紙3がなくなった時には、上記したように、給紙カセット52を引き抜いて、用紙3を上板64上に積載する。給紙カセット52の引き抜きが完了した時には、図5に示すように、最下位に下がった各係合板72に、各爪部材96の段部98が係合して、上板64および下板65が、最下位に下がった状態で保持されている。そして、たとえば、B4またはA3などのより大きなサイズの用紙3を上板64上に積載するとともに、図2に示すように、各サイドガイド60をその大きなサイズに対応させて幅方向外側に移動させる。そうすると、図2に示すように、各サイドガイド60の係合段部99と下板65の係合突起78との係合が解除される。また、エンドガイド62を用紙3のサイズに対応させて移動させる。
【0048】
そして、上板64上に、より大きなサイズの用紙3を積載した後に、給紙カセット52を給紙カセット収容部51に差し込むことによって装着する。そうすると、上記したように、各爪部材96の段部98と各係合板72との係合が解除されるので、給紙カセット52の差込みが完了した時には、図3に示すように、ばね54の付勢の規制が解除されて、上板64が、ばね54bおよび54cによって付勢されるとともに、下板65もばね54aにより付勢される。その結果、上板64は、下板65によってさらに押圧された状態で、用紙3の積載量が少なくなるに従って、その前端部68が上方向に回動動作される。
【0049】
したがって、本実施形態の給紙カセット52を用いて、より大きなサイズの用紙3を給紙する時には、上板64が下板65によってさらに押圧されるので、積載されるより大きなサイズの用紙3は、3つのばね54a、54bおよび54cの付勢力により付勢される上板64および下板65によって押圧されるようになる。
【0050】
以上述べたように、本実施形態の給紙カセット52では、たとえば、より大きなサイズの用紙3を上板64上に積載する時には、サイドガイド60を幅方向外側に移動させて、サイドガイド60の係合段部99と下板65の係合突起78との係合を解除すれば、下板65がばね54aの付勢力によって上板64を押圧するので、より大きなサイズの用紙3は、上板64からの押圧力に加えて、下板65からの押圧力によって押圧される。また、たとえば、より小さなサイズの用紙3を上板64に積載する時には、サイドガイド60を幅方向内側に移動させて、サイドガイド60の係合段部99と下板65の係合突起78とを係合させれば、下板65がばね54aの付勢力に抗して上板64を押圧しなくなるので、より小さなサイズの用紙3は、上板64からの押圧力のみによって押圧される。そのため、より大きなサイズの用紙3を積載した時には、より大きな押圧力で、用紙3を押圧させることができ、また、より小さなサイズの用紙3を積載した時には、より小さな押圧力で、用紙3を押圧させることができる。したがって、サイドガイド60を用紙3のサイズに対応させて幅方向に移動させるのみで、その用紙3のサイズに対応した適切な押圧力を、その用紙3に確実に与えることができる。しかも、サイドガイド60の係合段部99と下板65の係合突起78との係合または係合解除によって、用紙3に対する押圧力を変更することができるので、簡単かつ確実に適切な動作を確保することができる。その結果、用紙3のサイズに起因する重送や空送などが有効に防止され、良好な用紙3の給紙を達成することができる。
【0051】
また、本実施形態の給紙カセット52では、給紙カセット供給部51から給紙カセット52を取り外した時には、爪部材96と上板64の係合板72との係合によって、ばね54の付勢を規制して、下板65を、サイドガイド60の係合段部99と下板65の係合突起78との係合または係合解除を可能な位置に保持するので、その積載する用紙3のサイズに応じて、サイドガイド60を移動させるのみで、サイドガイド60の係合段部99と下板65の係合突起78とを自動的に係合または係合解除することができ、また、給紙カセット供給部51に給紙カセット52を装着した時には、爪部材96と上板64の係合板72との係合が解除されるので、選択されたばね54の付勢力によって、その用紙3に、その用紙3のサイズに応じた適切な押圧力を確実に与えることができる。また、このような爪部材96と上板64の係合板72との係合または係合解除によって構成すると、簡易かつ確実に、ばね54の付勢の規制および付勢の規制の解除を行なうことができる。
【0052】
さらに、本実施形態の給紙カセット52では、給紙カセット供給部51から給紙カセット52を取り外す時には、各ガイド部材41の傾斜面43が、上板64の各係合板72を、各爪部材96の段部98と係合するように案内するので、給紙カセット供給部51から給紙カセット52を取り外す時には、上板64の各係合板72を各爪部材96の段部98と自動的に係合させることができる。また、給紙カセット供給部51に給紙カセット52を装着した時には、当接部材44に爪部材96の当接突部97を当接させるので、給紙カセット供給部51に給紙カセット52を装着した時には、上板64の各係合板72と各爪部材96の段部98との係合を自動的に解除させることができる。
【0053】
したがって、給紙カセット供給部51から給紙カセット52を取り外して、所定のサイズの用紙3を上板64上に積載するとともに、サイドガイド60を、その用紙3のサイズに合うように幅方向に移動させるだけで、給紙カセット供給部51に給紙カセット52を装着した時には、その用紙3に、その用紙3のサイズに応じた適切な押圧力を与えることができる。
【0054】
そして、このような給紙カセット52を備える本実施形態のレーザプリンタ2は、給紙カセット52が、その用紙3のサイズに対応した適切な押圧力を、その用紙3に確実に与えているので、用紙3のサイズに起因する重送や空送などが有効に防止され、良好な画像形成動作を達成することができる。
また、この給紙カセット52では、図9に示すように、用紙3の積載量が少なくなるに従って上板64の前端部67が上方向に回動すると、上板64は前方向に移動するので、上板64の各後端縁90と用紙支持部材61の各スリット89とが係合しているため、その上板64の前端部67の上方向への回動に連動して、用紙支持部材61およびこの用紙支持部材61上に設けられるエンドガイド62が矢印100に示すように、前方向に移動する。(図9において、前方向に移動した用紙支持部材61およびエンドガイド62が仮想線で示されている。なお、上板64の前端部67が下方向に回動すると、上板64が後方向に移動するので、同様に、その上板64の前端部67の下方向への回動に連動して、用紙支持部材61およびエンドガイド62は、後方向に移動する。)そのため、上板64は、その前端部67とエンドガイド62との間の距離を実質的に同じ距離に保ちながら回動されるので、上板64のみが回動することによる用紙3の位置ずれは生じず、しかも、エンドガイド62を、たとえば、ばねなどで付勢することによって用紙3の位置ずれを防いでいるものでもないため、簡易な構成によって、確実かつ安定した給紙を行なうことができる。
【0055】
また、用紙支持部材61が上板64の前端部67の回動に連動するため、積載される用紙3の後端側部分が、前方向移動における摺動抵抗を受けることがなく、そのため、より確実かつ安定した給紙を行なうことができる。
また、エンドガイド62が、用紙支持部材61上に設けられているので、上板64の前端部67の上方向への回動に連動して、用紙支持部材61とエンドガイド62とが一体として前方向に移動するので、確実な連動動作を確保することができ、より一層安定した給紙を達成することができる。
【0056】
さらに、本実施形態の給紙カセット52では、このような上板64と用紙支持部材61との連動を、上板64の各後端縁90と用紙支持部材61の各スリット89との係合により構成しているので、簡易な構成によって、確実な連動動作を確保している。
そして、このような給紙カセット52を備える本実施形態のレーザプリンタ2は、給紙カセット52の確実かつ安定した給紙によって、画像が形成されるので、良好な画像形成動作を達成することができる。
【0057】
なお、この場合においては、たとえば、図10に示すように、後端当接部材91における、積載される用紙3と接触している面の形状が、その上下方向における中央部が後方に凹むような、緩やかな湾曲状に形成されていることが好ましい。
すなわち、この給紙カセット52では、給紙動作においては、用紙3の積載量が少なくなるに従って、上板64の前端部67の上方向への回動とともに、後端当接部材91が前方向に移動するので、上板64の前端部67と後端当接部材91との間の距離が実質的に同じ距離に保たれるが、実際に給紙される最上位の用紙3においては、その水平方向における長さが、その給紙時における上板64の回動角度によってそれぞれ異なるので、後端当接部材91の形状が、その回動角度に対応して形成されていないと、たとえば、実際に給紙される最上位の用紙3が、後端当接部材91の前方移動により、過度に押圧されて給紙ローラ7において詰まったり、あるいは、逆に、後端当接部材91の前方移動によっても、給紙ローラ7までとどかずに給紙されなかったりする場合を生じる。
【0058】
そこで、図10に示すように、後端当接部材91の形状を、後端当接部材91における、積載される用紙3と接触している面の形状が、その上下方向における中央部が後方に凹むような、緩やかな湾曲状に形成することで、積載される最上位の用紙3の先端を、その用紙3の積載状態、つまり、上板64の回動角度にかかわらず、常に給紙ローラ7によって給紙される最適のポイントに導くようにすることができる。
【0059】
より具体的には、後端当接部材91における、積載される用紙3と接触している面の形状が、積載される最上位の用紙3において、
L+(R1tan(b+θ)−R1tanθ)+0〜5mm (1)(式中、L:積載される最上位の用紙3の水平成分の長さ(mm)、
R1:上板64の揺動軸83の回転中心から用紙支持部材61に垂下される垂線の線分の長さ(mm)、
b:基準角度θからの上板64の揺動角度、
θ:上板64の揺動軸83の回転中心から用紙支持部材61に垂下される垂線と、上板64の揺動軸83の回転中心と用紙3満載時における上板61の後端縁90(上板64と用紙支持部材61との係合位置)とを結ぶ線分との間になす基準角度、をそれぞれ示す。)の範囲を満足するように形成される。
【0060】
上記式(1)において、Lは、積載される最上位の用紙3の水平方向のみの成分の距離であって、次式(2)で表わされる。
(Y2−X)/tanb+(a−(Y2−X)/sinb) (2)(式中、Y2:用紙3満載時の上板64の上面から給紙ローラ7によって給紙される給紙ポイントまでの長さ(mm)
X:上板64の上面から最上位の用紙3までの長さ(mm)
b:基準角度θからの上板64の揺動角度、
a:用紙3の全長、をそれぞれ示す。)
つまり、このLは、その軌跡を仮想線fで示すように、用紙3の積載状態、言い換えると、上板64の回動角度によって変化するので、このLの長さに、その時の回動角度b°において前方に移動した上板64の水平成分の移動量、すなわち、(R1tan(b+θ)−R1tanθ)を足し合わせることにより、上記式(1)が導き出され、積載される最上位の用紙3が、常に、この式(1)を満足するように、後端当接部材91における用紙3との接触面を形成すれば、その用紙3の積載状態、つまり、上板64の回動角度にかかわらず、最上位の用紙3の先端を、常に給紙ローラ7によって給紙される最適のポイントに導くように位置させることができ、安定した給紙を行なうことができる。
【0061】
なお、上記式(1)中では、「+0〜5mm」と規定して、5mm以内の位置ずれであれば、安定した給紙動作が妨げられないことを明確にしている。
また、上記の実施形態では、上板64の揺動軸83の回転中心から用紙支持部材61に垂下される垂線よりも、受け板64の後端縁90が前方にあるが、上板64の揺動軸83の回転中心から用紙支持部材61に垂下される垂線よりも、受け板64の後端縁90が後方にある場合には、上記式(1)に代えて、下記式(3)が適用される。
【0062】
L+(R1tanθ−R1tan(θ−b))+0〜5mm (3)
なお、以上の説明においては、エンドガイド62を用紙支持部材61を介して、上板64の回動動作に連動させるように構成したが、たとえば、用紙支持部材61を移動させずに、または、用紙支持部材61を設けずに、エンドガイド62を、直接、上板64に連動させるような構成としてもよい。また、本実施形態では、上板64と用紙支持部材61とを、上板64の各後端縁90と用紙支持部材61の各スリット89との係合によって連動するように構成したが、たとえば、上板64および用紙支持部材61の何れが一方にボス部を設けるとともに、他方にそのボス部に噛み合う孔を設けて、これらボス部と孔との噛み合いにより連動させるなど、公知のいずれの係合手段によって連動させてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、前端側受け部材は、後端規制部材との間の距離を実質的に同じ距離に保ちながら揺動されるので、前端側受け部材のみが揺動することによるシートの位置ずれは生じず、しかも、後端規制部材を、たとえば、ばねなどで付勢することによってシートの位置ずれを防いでいるものでもないため、簡易な構成によって、確実かつ安定したシートの供給を達成することができる。さらに前端側受け部材の揺動角度、つまり、シートの積載状態にかかわらず、最上位のシートの先端を、常に供給される最適のポイントに導くように位置させることができ、安定した給紙を行なうことができる。
【0064】
請求項2に記載の発明によれば、前端側受け部材の上下方向の揺動に連動して、後端規制部材とともに後端側受け部材も前後方向に移動するので、積載されるシートは、前後方向移動における摺動抵抗を受けることがより少なくなり、より確実かつ安定したシートの供給を達成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、前端側受け部材の上下方向の揺動に連動して、後端側受け部材と後端規制部材とが一体として前後方向に移動するので、簡易な構成によって、より確実な連動動作を確保することができ、より一層安定したシートの供給を達成することができる。
【0065】
請求項4に記載の発明によれば、リンク手段が、前端側受け部材と後端側受け部材とを係合させる係合手段により構成されているので、簡易な構成によって、確実な連動動作を達成することができる。
請求項5に記載の発明によれば、前端側受け部材の揺動角度、つまり、シートの積載状態にかかわらず、最上位のシートの先端を、常に供給される最適のポイントに導くように位置させることができ、安定した給紙を行なうことができる。
【0066】
【0067】
請求項6に記載の発明によれば、シート供給装置の確実かつ安定したシートの供給によって、画像が形成されるので、良好な画像形成動作を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の一実施形態としてのレーザプリンタを示す要部側断面図である。
【図2】 図1のレーザプリンタに備えられる、本発明のシート供給装置の一実施形態としての給紙カセットの要部平面図である。
【図3】 図2に示す給紙カセットの用紙の積載量が最小時の状態における要部側断面図である。
【図4】 図2に示す給紙カセットを、給紙カセット収容部から引き抜く状態を示す要部側断面図である。
【図5】 図2に示す給紙カセットを、給紙カセット収容部から引き抜いた状態を示す要部側断面図である。
【図6】 図2に示す給紙カセットのサイドガイドを幅方向内側に移動させた状態を示す要部平面図である。
【図7】 図2に示す給紙カセットを、給紙カセット収容部に差し込む状態を示す要部側断面図である。
【図8】 図2に示す給紙カセットの要部側断面図であって、上板のみが回動する状態を示す図である。
【図9】 図2に示す給紙カセットの要部側断面図であって、用紙の積載量が最大時および最小時のエンドガイドの移動状態を示す図である。
【図10】 図2に示す給紙カセットの要部側断面図であって、エンドガイドの後端当接部材の形状を説明するための図である。
【図11】 従来の給紙装置を示す要部側面図である。
【図12】 従来の給紙装置を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ
3 用紙
52 給紙カセット
61 用紙支持部材
62 エンドガイド
64 上板
66 揺動アーム
90 後端縁
91 後端当接部材
98 スリット
Claims (6)
- 積載されるシートの前端側部分を受ける前端側受け部材と、前記前端側受け部材の上方に支点を有し、この前端側受け部材をその前端側に設けられた弧状に湾曲した部材に沿って上下方向に揺動させる揺動部材と、積載されるシートの後端部を規制する後端規制部材とを備える、シート供給装置において、
前記前端側受け部材の上下方向の揺動動作に連動して、前記後端規制部材を前後方向に移動させるリンク手段を備え、
前記後端規制部材は、起立状に設けられ、シートの後端部との当接面における基端側が先端側よりも後方に位置するとともにその当接面の上下方向における中央部が後方に凹むような湾曲状に形成されていることを特徴とする、シート供給装置。 - 積載されるシートの後端側部分を受ける後端側受け部材をさらに備え、
後端側受け部材が、前記リンク手段によって、前記前端側受け部材の上下方向の揺動動作に連動して、前後方向に移動するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のシート供給装置。 - 前記後端規制部材が、前記後端側受け部材に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のシート供給装置。
- 前記リンク手段が、前記前端側受け部材と前記後端側受け部材とを係合させる係合手段によって構成されていることを特徴とする、請求項3に記載のシート供給装置。
- 前記後端規制部材における、積載されるシートと接触している面の形状が、その最上位のシートにおいて、
前記前端側受け部材の揺動支点から垂下される垂線よりも、前記前端側受け部材の後端が前方にある場合には、
L+(R1tan(b+θ)−R1tanθ)+0〜5mm(式中、L:積載される最上位のシートの水平成分の長さ(mm)、
R1:前端側受け部材の揺動支点から後端側受け部材に垂下される垂線の線分の長さ(mm)、
b:基準角度θからの前端側受け部材の揺動角度、
θ:前端側受け部材の揺動支点から後端側受け部材に垂下される垂線と、前端側受け部材の揺動支点とシート満載時における前端側受け部材の後端とを結ぶ線分との間になす基準角度、をそれぞれ示す。)の範囲を満足し、また、
前記前端側受け部材の揺動支点から垂下される垂線よりも、前記前端側受け部材の後端が後方にある場合には、
L+(R1tanθ−R1tan(θ−b))+0〜5mm(L、R1、b、θは、それぞれ前記と同様の意義を示す。)の範囲を満足するように形成されていることを特徴とする、請求項2ないし4のいずれかに記載のシート供給装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載のシート供給装置を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
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