JP3735800B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体通路を開閉するための電磁弁に関し、詳しくは、弁開閉時の衝突音を低減することができる電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流体通路の開閉に利用される電磁弁の、弁開閉時の衝突音を低減するための構成については、実開昭57−117474号公報、特開平7−224962号公報等で公知である。前記公報によれば、弁体が着座するときの弁体の弁座当接側および弁体が離座するときの弁体のストッパ当接側に、弾性部材を設けることにより、弁体が弁座およびストッパに衝突するときの衝突音を低減するとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、弁座当接側に設けられた弾性部材は、閉弁時の衝突音の低減と耐久性の確保の両面から所定の硬度が必要とされ、この硬度を高く確保すると衝突音の低減に対しては不十分な場合がある。すなわち、衝突音を低減させるためには硬度を下げる方が効果的であり、耐久性を確保するためには硬度を上げる方が効果的であり、両方を満足させるためには硬度の選択範囲が限定され、衝突音の低減には不十分な場合がある。また、弁体が開弁時に当接する個所に設けられる弾性部材についても、閉弁時と同様に所定硬度以上の場合には、衝突音の低減に対しては不十分な場合がある。そこで本発明は、閉弁時の弁体の当接部に設けられる弾性部材(弁板)の硬度に影響されずに閉弁時の衝突音を低減することができる電磁弁を提供することを課題とする。同時に、開弁時の衝突音の低減も図ることを第2の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題の解決を目的としてなされた請求項1の発明は、電磁駆動される弁体が弁座に当接、離間することにより流体通路を開閉する電磁弁において、前記弁体を構成するホルダと弾性部材からなる弁板との間に緩衝部材を挟着するとともに、前記弁板の前記緩衝部材側の面上に複数の同心円状の突起部を設け、前記緩衝部材との間に空気層を形成したことを特徴とする。また、請求項2の発明は、前記緩衝部材が硬度40°未満の発泡ゴム製としたことを特徴とする。また、請求項3の発明は、前記弁体を構成するプランジャが開弁時に当接する個所に、硬度40°未満の発泡ゴム製の弾性部材を設けたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の望ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる電磁弁の縦断面図である。図1において、電磁弁1は通路部1aを構成する樹脂製の通路ハウジング2と、弁部1bを構成する弁体3を駆動するための電磁アクチュエータ部1cおよび電源を供給するためのコネクタ部1dを構成し、2次モールドにより形成される樹脂製のコイルハウジング4からなる。通路ハウジング2には流体の流入口2aと流出口2bが設けられ、両者の間の通路2cに弁部1bが構成され、電磁駆動により通路2cを開閉する。流入口2aは大気へ、流出口2bは内燃機関の各通路、例えばキャニスタあるいは吸気通路(何れも図示せず)等に接続されるよう構成されている。流入口2aの内壁の延長線上に弁部1bを構成する弁座2eが通路ハウジング2に一体または一体的に形成されている。
【0006】
弁部1bを構成する弁体3は、ホルダ7の突起部7aに嵌合され止め具8で固定された、硬度70°(70IRHD)のゴム製の弾性部材からなる弁板9および後述する緩衝部材5と、ホルダ7に遊嵌されたロッド10および、スプリング19によりロッド10の下端部で押圧されるプランジャ11から成り、ロッド10はプレート12にカシメ付けられたステータ13の中心を遊動できるよう構成されている。緩衝部材5は衝突音の低減のため緩衝材として機能し、材質としては例えば気泡構造を持ち柔軟性に富む発泡ゴム等、低硬度化しやすい硬度20°〜40°未満の材料が使用される。弁板9の緩衝部材5側の面上には複数(本実施形態では2本)の同心円状の突起部9a、9bが設けられ、緩衝部材5と重ね合わせられることにより、突起部9a、9bと緩衝部材5とにより隙間に空気層9cが形成される。すなわち、空気層9cは弁板9の弁座2eとの当接部分の裏側に形成されるよう配置されている。2本の同心円状の突起部9a、9bは、組付性を考慮して弁板9の弁座2e側の面上にも設け、弁板9の表裏の識別作業を省略するようにしても、衝突音の低減効果は同じであり支障はない。なお、突起部9a、9bはゴム製の弁板9の嵌合部(中央部)からの洩れ防止機能も果たす。
【0007】
弁体3はスプリング19により開弁方向に付勢されている。プレート12はボビン14とともにコイルハウジング4と通路ハウジング2により挟持されている。ボビン14にはコイル15が巻回されコイル15の一端はコネクタ部1dのターミナル16に接続され(図示せず)他端はアースされて(図示せず)通電される。ボビン14の下部には金属製のヨーク17が設けられ、金属製のステータ13およびプレート12とともに閉磁路を形成する。プランジャ11およびボビン14の間には弾性部材18が設けられ、弁体3の開弁時にプランジャ11が当接するよう構成されている。弾性部材18はボビン14に設けられた突起部14aに嵌合されて固定される。弾性部材18は硬度40°未満の発泡ゴムにより形成されている。
【0008】
次に本実施形態の作用について図1を参照して説明する。ターミナル16を介してコイル15に通電されるとプレート12、ステータ13、プランジャ11、ヨーク17とにより閉磁路が形成され、プランジャ11が上に引き上げられるので弁体3はスプリング19に抗して上方に移動し弁座2eに当接して通路2cを閉じる。この時、緩衝部材5により弁板9は柔軟に受けとめられ緩衝されることにより弁板9の衝突音が低減される。同時に、弁板9と緩衝部材5の間に設けられた空気層9cの空気層分だけ緩衝部材5が変形して緩衝され、弁板9の閉弁時の衝突音がさらに低減される。通電が止まり、弁体3がスプリング19に押されて弁座2eを離れると、弁体3はスプリング19の押圧力により下方に移動し、プランジャ11が弾性部材18に衝突するが、発泡ゴム製の弾性部材18により衝突エネルギが吸収され弁体3は柔軟に受けとめられるので、開弁時の衝突音が低減される。上記の仕様では、従来に比較し開閉弁時の衝突音が約10dB低減した。なお、発泡ゴム製の弾性部材18の硬度は、スプリング19の押圧力による弱い衝突であるため、緩衝部材5の硬度よりも高い傾向にある。
【0009】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。すなわち、請求項1の発明においては、弁板とホルダの間に緩衝部材を介在させるとともに、弁板の緩衝部材側の面上に複数の同心円状の突起部を設けて空気層を形成したので、弁体が弁座に衝突したとき、緩衝部材により弁板を柔軟に受けとめて緩衝すると同時に、緩衝部材が空気層分だけ変形して緩衝するので、閉弁時の衝突音が弾性部材からなる弁板の硬度に影響されずに低減される。また、請求項2の発明においては、緩衝部材として発泡ゴムを使用することにより、低硬度の部材を容易に製造することができる。また、請求項3の発明においては、弁体を構成するプランジャが開弁時に当接する個所に設けられる弾性部材を、硬度40°未満の発泡ゴム製としたので、衝突時に衝突エネルギを吸収して弁体を柔軟に受けとめるよう作用するため、開弁時の衝突音が十分に低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電磁弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁
3 弁体
5 緩衝部材
7 ホルダ
9 弁板
9a 突起部
9b 突起部
9c 空気層
18 弾性部材

Claims (3)

  1. 電磁駆動される弁体が弁座に当接、離間することにより流体通路を開閉する電磁弁において、前記弁体を構成するホルダと弾性部材からなる弁板との間に緩衝部材を挟着するとともに、前記弁板の前記緩衝部材側の面上に複数の同心円状の突起部を設け、前記緩衝部材との間に空気層を形成したことを特徴とする電磁弁。
  2. 前記緩衝部材が硬度40°未満の発泡ゴム製としたことを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
  3. 前記弁体を構成するプランジャが開弁時に当接する個所に、硬度40°未満の発泡ゴム製の弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電磁弁。
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