JP3025372B2 - 消音型電磁弁 - Google Patents

消音型電磁弁

Info

Publication number
JP3025372B2
JP3025372B2 JP4091876A JP9187692A JP3025372B2 JP 3025372 B2 JP3025372 B2 JP 3025372B2 JP 4091876 A JP4091876 A JP 4091876A JP 9187692 A JP9187692 A JP 9187692A JP 3025372 B2 JP3025372 B2 JP 3025372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
plunger
opening
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4091876A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05263960A (ja
Inventor
和孝 中道
仁司 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP4091876A priority Critical patent/JP3025372B2/ja
Publication of JPH05263960A publication Critical patent/JPH05263960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3025372B2 publication Critical patent/JP3025372B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流路、例えば気化器の
フロート室からの燃料蒸発ガス通路等の流路を開閉する
電磁弁の特に消音型電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流路開閉用電磁弁としては、例え
ば特開昭62−75182号公報に示すように、入口ポ
ート2と出口ポート3間の流体通路4上に形成された弁
座10の面直角方向に、電磁石のプランジャ7と一体に
取り付けられたロッド5と一体形成の弁体6を、第2ス
プリング12の付勢力と電磁石の駆動によって電磁石の
ステータ8の軸心に沿って積極往復動可能に取り付け、
かつ、弁体6に弁座10と当接するシール部材6bを取
り付けた電磁弁が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、弁体6が第
2スプリング12の付勢力によってステータ8の端面に
当接している電磁石OFFの弁開状態において電磁石を
ONにすると、プランジャ7の第2スプリング12の付
勢力に抗しての吸引移動によって弁体6のシール部材6
bが弁座10に当接して弁が閉じるものの、その際にプ
ランジャ7もステータ8の端面に当接して金属性衝撃音
を発生させるか、或いは、衝撃音が発生しないようにプ
ランジャ7とステータ8の端面間にエアギャップ或いは
エアギャップを構成するためのスペーサ等を介在させる
と、電磁石の吸引性能が大幅に低下すると言う欠点があ
った。次に、この弁閉状態で電磁石をOFFにすると、
プランジャ7とともに弁体6が第2スプリング12の付
勢力によってステータ8の端面に当接して弁が開状態に
なるものの、弁体6が硬い樹脂又は金属で形成されてい
る上ステータ8が金属で形成されているため、弁体6が
ステータ8に第2スプリング12の付勢力で当接した際
に衝撃音として高い金属音が発生すると言う欠点があっ
た。この対策として、例えば互いに当接する弁体6とス
テータ8の一方の面にもシール部材6bのような衝撃音
吸収用弾性部材を貼ることもできるが、その場合、衝撃
音は吸収できても、電磁石の性能が大幅に低下すると言
う欠点があった。そこで本発明の目的は、電磁石の性能
を低下させることなく電磁弁作動時の音を大幅に低下さ
せることができる消音型電磁弁を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、バルブ本
体の流体流入口と流体流出口とを連通する連通路上に形
成したバルブシートと、該バルブシートの面直角方向に
プランジャが往復動するようにバルブ本体に取り付けた
電磁ソレノイドと、前記プランジャのガイド用コアの外
周をガイドにして往復動可能に取り付けられた弁体と、
前記弁体と一体に取り付けられて前記バルブシートと
記コア及び前記プランジャとの間に位置する弁開閉用弾
性部材と、前記バルブ本体と前記弁体との間にあって
弁体を弁開方向に付勢する復帰スプリングと、該復帰ス
プリングより弱い付勢力で前記プランジャを弁閉方向に
付勢する保持スプリングとを備え、 前記弁開閉用弾性部
材は、前記保持スプリングの付勢力によって前記プラン
ジャの先端面が当接された状態で、前記バルブシートと
当接して弁を閉じまた前記コアと当接して弁を開くこと
を特徴とする消音型電磁弁である。また、弁開閉用弾性
部材が弁体に焼き付けられた状態で一体に取り付けられ
ているとよい。
【0005】
【作用】このように構成された消音型電磁弁において、
弁体と一体の弁開閉用弾性部材が復帰スプリングの付勢
力によってプランジャの端面に当接している電磁ソレノ
イドOFFの弁開状態において電磁ソレノイドをONに
すると、プランジャの復帰スプリングの付勢力に抗して
の吸引移動によって弁体の弁開閉用弾性部材がバルブシ
ートに当接して弁が閉じるが、この場合において、プラ
ンジャの端面は弁開閉用弾性部材に当接しているため、
プランジャの端面とコアの端面間にはエアギャップを構
成するためのスペーサ等を介在させることなく衝撃音の
発生を防止した状態で、しかも、電磁ソレノイドによる
プランジャの吸引性能を十分に確保することができる。
次に、この弁閉状態で電磁ソレノイドをOFFにする
と、プランジャとともに弁体が復帰スプリングの付勢力
によって弁開方向に移動して、弁開閉用弾性部材をプラ
ンジャ及びコアの端面に当接させて弁が開状態になる
が、この際、弁開閉用弾性部材がプランジャ及びコアの
端面に衝突しても衝撃音が発生されることはない。
【0006】
【発明の効果】その結果、本発明は電磁ソレノイドによ
るプランジャの吸引性能を十分に確保した状態で、しか
も、弁のON・OFF作動時に発生する作動音を大幅に
低下させることができる効果がある。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例の構成を図によって
説明する。バルブ本体1の流体流入口2と流体流出口3
とを連通する連通路4上に形成したバルブシート5の面
直角方向位置には、プランジャ6の軸心をバルブシート
5の孔中心に一致させた状態で電磁ソレノイド7が取り
付けられ、プランジャ6のガイドを兼ねた電磁ソレノイ
ド7のコア8先端部には、その外周をガイドにして弁体
9が往復動可能に取り付けられ、該弁体9にはバルブシ
ート5とプランジャ6との間に位置して弁開閉用弾性部
材10が弁体9に焼き付けられた状態で一体に取り付け
られ、バルブ本体1と弁体9の受け部11との間には、
弁体9を弁開方向に付勢する復帰スプリング12が取り
付けられ、電磁ソレノイド7とプランジャ6後端面との
間には、前記復帰スプリング12より弱い付勢力でプラ
ンジャ6を弁閉方向に付勢してプランジャ6先端面を弁
開閉用弾性部材10に軽く当接させるための保持スプリ
ング13が取り付けられている。
【0008】このように構成された消音型電磁弁14に
おいて、図1に示すように、弁体9と一体の弁開閉用弾
性部材10が復帰スプリング12の付勢力によってプラ
ンジャ6の端面に当接している電磁ソレノイド7OFF
の弁開状態において電磁ソレノイド7をONにすると、
図2に示すように、プランジャ6の復帰スプリング12
の付勢力に抗しての吸引移動によって弁体9の弁開閉用
弾性部材10がバルブシート5に当接して弁が閉じる
が、この場合において、プランジャ6の端面は弁開閉用
弾性部材10に当接しているため、プランジャ6の端面
とコア8の端面間にはエアギャップを構成するためのス
ペーサ等を介在させることなく衝撃音の発生を防止した
状態で、しかも、電磁ソレノイド7によるプランジャ6
の吸引性能を十分に確保することができる。次に、この
弁閉状態で電磁ソレノイド7をOFFにすると、図1に
示すように、プランジャ6とともに弁体9が復帰スプリ
ング12の付勢力によって弁開方向に移動して、弁開閉
用弾性部材10をプランジャ6及びコア8の端面に当接
させて弁が開状態になるが、この際、弁開閉用弾性部材
10がプランジャ6及びコア8の端面に衝突しても衝撃
音が発生されることはない。その結果、この消音型電磁
弁14の電磁ソレノイド7によるプランジャ6の吸引性
能を十分に確保した状態で、しかも、弁のON・OFF
作動時に発生する作動音を図3に示す従来の波形図に対
して図4に示すように大幅に低下させることができる。
【0009】次に、図4は図1、図2に示す消音型電磁
弁14の弁体9を縦断面コの字状の樹脂製弁体15とし
た状態で、更に、弁開閉用弾性部材16を弁体15に形
成した孔17に嵌め込んでプランジャ18の先端を球面
で受けるようにして、弁体15の自由度を増して弁のシ
ール性を向上させた消音型電磁弁19である他は、構
成、作用、効果とも前記実施例とほぼ同等である。
【図面の簡単な説明】
【図1】消音型電磁弁14の弁開状態を示す破断側面図
である。
【図2】消音型電磁弁14の弁閉状態を示す破断側面図
である。
【図3】従来の電磁弁の弁作動時発生音の波形図であ
る。
【図4】消音型電磁弁14の弁作動時発生音の波形図で
ある。
【図5】消音型電磁弁19の弁開状態を示す破断側面図
である。
【符号の説明】
1 バルブ本体 2 流体流入口 3 流体流出口 4 連通路 5 バルブシート 6 プランジャ 7 電磁ソレノイド 8 コア 9 弁体 10 弁開閉用弾性部材 11 受け部 12 復帰スプリング 13 保持スプリング 14 消音型電磁弁 15 弁体 16 弁開閉用弾性部材 17 孔 18 プランジャ 19 消音型電磁弁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/06 305

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体の流体流入口と流体流出口と
    を連通する連通路上に形成したバルブシートと、該バル
    ブシートの面直角方向にプランジャが往復動するように
    バルブ本体に取り付けた電磁ソレノイドと、前記プラン
    ジャのガイド用コアの外周をガイドにして往復動可能に
    取り付けられた弁体と、前記弁体と一体に取り付けられ
    て前記バルブシートと前記コア及び前記プランジャとの
    間に位置する弁開閉用弾性部材と、前記バルブ本体と
    弁体との間にあって弁体を弁開方向に付勢する復帰
    スプリングと、該復帰スプリングより弱い付勢力で前記
    プランジャを弁閉方向に付勢する保持スプリングとを備
    え、 前記弁開閉用弾性部材は、前記保持スプリングの付勢力
    によって前記プランジャの先端面が当接された状態で、
    前記バルブシートと当接して弁を閉じまた前記コアと当
    接して弁を開く ことを特徴とする消音型電磁弁。
  2. 【請求項2】 弁開閉用弾性部材が弁体に焼き付けられ
    た状態で一体に取り付けられていることを特徴とする請
    求項1記載の消音型電磁弁。
JP4091876A 1992-03-16 1992-03-16 消音型電磁弁 Expired - Fee Related JP3025372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4091876A JP3025372B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 消音型電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4091876A JP3025372B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 消音型電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05263960A JPH05263960A (ja) 1993-10-12
JP3025372B2 true JP3025372B2 (ja) 2000-03-27

Family

ID=14038765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4091876A Expired - Fee Related JP3025372B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 消音型電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3025372B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420361B1 (ko) * 2001-09-07 2004-03-02 주식회사 엘지이아이 솔레노이드식 냉매밸브
US7758172B2 (en) 2003-07-18 2010-07-20 Seiko Epson Corporation Injection apparatus and a valve device provided in a passage
KR100654801B1 (ko) * 2004-11-22 2006-12-08 삼성전자주식회사 냉장고의 냉매밸브장치
KR101407599B1 (ko) * 2012-12-10 2014-06-13 길현용 리니어 솔레노이드 밸브
US10844972B2 (en) * 2016-03-17 2020-11-24 Mitsubishi Electric Corporation Solenoid valve and manufacturing method therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05263960A (ja) 1993-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0717186B1 (en) Reduced noise solenoid valve
JP4483940B2 (ja) 燃料噴射弁
US5579741A (en) Vapor purge valve having tapered bead armature seal
US5326070A (en) Solenoid valve
US6517044B1 (en) Soft-landing plunger for use in a control valve
EP0662194B1 (en) Modified armature for low noise injector
JPH07504259A (ja) 気化した燃料を内燃機関の吸気通路内へ調量して導入するための弁
JP3025372B2 (ja) 消音型電磁弁
CN111043320A (zh) 电磁阀
JP2023544974A (ja) 流量調節弁
US20040188552A1 (en) Fuel injection valve
JP3778882B2 (ja) 電磁アクチュエータ
US4537566A (en) Valve assembly for a compressor
JP2004245361A (ja) 電磁弁
JPWO2017158788A1 (ja) 電磁弁およびその製造方法
US5197675A (en) Fuel rail having rolling ball fuel injectors
JP3735800B2 (ja) 電磁弁
JPH06249083A (ja) 電動式アクチュエータ
JPH0861152A (ja) 燃料噴射装置
WO2002059477A3 (de) Brennstoffeinspritzventil
JP2000170945A (ja) 電磁弁
JP2001304441A (ja) バルブ構造
JP2001324045A (ja) 電磁弁
JP7486271B2 (ja) スイングバルブ
WO2023218605A1 (ja) 燃料噴射弁及びオリフィス部材

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees