JPH09170674A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH09170674A
JPH09170674A JP33138795A JP33138795A JPH09170674A JP H09170674 A JPH09170674 A JP H09170674A JP 33138795 A JP33138795 A JP 33138795A JP 33138795 A JP33138795 A JP 33138795A JP H09170674 A JPH09170674 A JP H09170674A
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JP
Japan
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iron core
spring
valve
solenoid valve
plunger
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Pending
Application number
JP33138795A
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English (en)
Inventor
Noboru Nakagawa
昇 中川
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Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の増加、及び部品の追加による組立
工数の増加を招くことなく、弁の作動の確実性を保ちつ
つ、固定鉄心が可動鉄心に当接する際の騒音及び振動を
低減することができる電磁弁を提供する。 【解決手段】 弁座4cに対して開閉移動する弁体10
と、弁体10に連結された可動鉄心6と、可動鉄心6を
収容する案内筒5と、案内筒5の外側に配置された励磁
コイル7と固定鉄心9と、固定鉄心9と可動鉄心6との
間に配置され、弁体10を弁座4a側に付勢するばね8
とからなり、ばね8を不等ピッチばねとし、かつばね8
のばね力がコイル吸引力よりもよりも常に小さくなるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁に関し、特
に冷凍・冷房回路において使用される電磁弁であって、
作動時の衝撃音を抑制することのできる電磁弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁弁において、電磁コイル作動
時に可動鉄心が急速に固定鉄心に吸着される際に固定鉄
心と可動鉄心との吸着面に衝撃が発生し、騒音及び振動
の原因となる場合がある。特に空調設備においては、騒
音が使用者に不快感を与えるため、これを低減すること
が必要となる。
【0003】図5は、従来使用されている電磁弁を示
し、この電磁弁120では、吸引子109と、プランジ
ャ106との間にゴム等の材質よりなる緩衝材料112
を取り付け、吸引子109とプランジャ106との衝突
時の衝撃音を防ぐことにより静音効果を得ている。
【0004】一方、図6に示した電磁弁は、実公昭56
−4936号公報に示された電磁弁であるが、この電磁
弁220では、分割された可動鉄心205をばね256
を介して相対移動可能に連結し、ばね256の作用によ
って可動鉄心205の吸着時の衝撃を緩和するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図5に示
した従来の電磁弁においては、吸引子とプランジャとの
間に、緩衝材部品を追加しなければならないため、部品
点数の増加を招くとともに、部品の追加により組立工数
が増加し、製造コストが上昇するという問題がある。
【0006】一方、図6に示した従来の電磁弁において
も、可動鉄心205が分割されるとともに、分割された
可動鉄心205の間にばね256を介在させているた
め、上記電磁弁と同様に、部品点数の増加を招くととも
に、組立工数が増加し、製造コストが上昇するという問
題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記従来の電磁弁にお
ける問題点に鑑みなされたものであって、部品点数の増
加、及び部品の追加による組立工数の増加を招くことな
く、弁の作動の確実性を保ちつつ、固定鉄心が可動鉄心
に当接する際の騒音及び振動を低減することができる電
磁弁を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、部品点数の増加、及び部
品の追加による組立工数の増加を招くことなく、弁の作
動の確実性を保ちつつ、固定鉄心が可動鉄心に直接当接
せず、電磁コイル作動時における騒音、振動を低減する
ことができる電磁弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電磁弁であって、弁座に対して開閉移動する弁体と、該
弁体に連結された可動鉄心と、該可動鉄心を収容する案
内筒と、該案内筒の外側に配置された励磁コイルと固定
鉄心と、該固定鉄心と前記可動鉄心との間に配置され、
前記弁体を前記弁座側に付勢するばねとからなる電磁弁
において、該ばねを不等ピッチばねとし、かつ該ばねの
ばね力がコイル吸引力よりも常に小さくなるようにした
ことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、上記電磁弁におい
て、前記可動鉄心が前記固定鉄心に最も接近した状態に
おいて、前記不等ピッチばねが全密着状態となることを
特徴とする。
【0011】そして、請求項1記載の発明によれば、固
定鉄心と可動鉄心との間に配置され、弁体を弁座側に付
勢するばねを不等ピッチばねとし、かつ該ばねのばね力
がコイル吸引力よりも常に小さくなるようにしたことに
より、電磁コイル通電時に、可動鉄心が案内筒内をスム
ーズに固定鉄心側に移動することができるため、弁の作
動の確実性を保ちつつ、固定鉄心が可動鉄心に当接する
際の騒音及び振動を低減することができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、可動鉄心が
固定鉄心に最も接近した状態において、可動鉄心と固定
鉄心間に配置された不等ピッチばねが全密着状態となる
ため、可動鉄心と固定鉄心が直接当接しないため、電磁
コイル作動時における騒音、振動を低減することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る電磁弁の実施
の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明に係る電磁弁を示す断面図である。この電磁
弁20では、弁本体1に、流入口Aと流出口Bが形成さ
れ、流入口Aと流出口Bとの間には、前記弁本体1と蓋
3等に囲まれた弁室Cが形成されている。尚、弁本体1
と蓋3はパッキン2によってシールされる。
【0014】弁室C内には、ピストン4が配置され、こ
のピストン4には貫通孔4aが穿設される。ピストン4
の底面4bは、弁本体1のピストンシート1aに接する
とともに、その上面には弁座4cが形成され、プランジ
ャ6に一体に形成された弁体10とともに弁を開閉する
ように構成されている。また、流入口Aの流路は隙間1
2を介してピストン4の上部に通じる。さらに、上記ピ
ストンシート1a回りには、貫通孔4aが上昇した時
に、流入口Aからの流体が流出口Bへ流れやすくするた
め空間Dが形成される。
【0015】プランジャ6は可動鉄心であって、プラン
ジャチューブ5の中に配置されている。このプランジャ
チューブ5内には、プランジャ6に対向して固定鉄心と
しての吸引子9が配置されている。また外函11内に
は、電磁コイル7が配設される。さらに、プランジャ6
と吸引子9の間にはプランジャばね8が設けられ、弁体
10と弁座4c間の漏れを防止するため、プランジャ6
を弁座4c側に付勢している。尚、本発明においては、
後述するように、このプランジャばね8に不等ピッチば
ねを使用している。さらに、プランジャばね8の長さ、
ばね定数等は、プランジャ6が吸引子9に吸引された際
に、全密着またはその状態に近い長さまで圧縮されるこ
とによって、プランジャ6と吸引子9を直接当接しない
ように調整されている。また、プランジャばね8のばね
力がコイル吸引力よりも常に小さくなるようにしてい
る。
【0016】次に、上記構成を有する電磁弁20の作用
について説明する。図1は、電磁コイル7の非通電時の
状態を示し、プランジャ6はプランジャばね8によって
弁座4c側に付勢されているため、弁体10が弁座4c
に当接するとともに、底面4bがピストンシート1aに
当接し、弁は閉じている。
【0017】次に、電磁コイル7に通電すると、吸引子
9の吸引力がプランジャばね8のばね力に打ち勝って、
プランジャ6が吸引子9に引き寄せられる。これによ
り、弁体10が貫通孔4aを離れる。すると、流入口A
より流体が貫通孔4aを介して流出口Bに向かって流れ
る。そして、ピストン4が弁室C内を上昇するため、流
入口Aを通過した流体は、直接ピストンシート1aより
流出口Bに流れる。
【0018】図3は、プランジャばね8として使用する
不等ピッチばねの特性をコイル吸引力と比較した図であ
る。縦軸は、ばねに加えられる荷重またはコイルの吸引
力を、横軸は、プランジャ8のリフトすなわちプランジ
ャばね8の変位を示す。図中、実線は、プランジャばね
8のリフトに対するコイル吸引力を表し、破線はプラン
ジャばね8のリフトに対するコイルばねの圧縮力を表わ
す。この図より明らかなように、ばねの圧縮力は常にコ
イル吸引力を若干下回っており、電磁コイル7が通電さ
れた場合に、プランジャ6はプランジャチューブ5内を
スムーズに吸引子9に向かって移動する。
【0019】一方、参考例として、プランジャばね8と
して、リニア特性を有する圧縮ばねを使用した例を図4
に示す。図4は、このリニア特性を有するばねの特性を
コイル吸引力と比較した図である。縦軸は、ばねに加え
られる荷重またはコイルの吸引力を、横軸は、プランジ
ャ8のリフトすなわちプランジャばね8の変位を示す。
図中、実線は、プランジャばね8のリフトに対するコイ
ル吸引力を表し、破線はプランジャばね8のリフトに対
するコイルばねの圧縮力を表わす。この図より明らかな
ように、ばねの圧縮力がコイル吸引力を上回る領域(X
−Y間)が生ずる。従って、電磁コイル7に通電された
場合に、プランジャ6がプランジャチューブ5内をスム
ーズに吸引子9に移動することができない。
【0020】尚、電磁コイル7により発生する吸引力に
よってプランジャ6が吸引子9に最も接近した状態で
は、プランジャばね8が全密着または全密着に近い長さ
まで圧縮され、プランジャ6と吸引子9とが直接当接し
ない。従って、電磁コイル作動時における騒音、振動が
発生しない。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、弁体を弁
座側に付勢するために設けられた、電磁弁の構成部材と
してのばねに、静音機構としての機能をも発揮させるこ
とにより、部品点数の増加、及び部品の追加による組立
工数の増加を招くことなく、弁の作動の確実性を保ちつ
つ、固定鉄心が可動鉄心に当接する際の騒音及び振動を
低減することができる電磁弁を提供することができる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、固定鉄心が
可動鉄心に直接当接しないため、電磁コイル作動時にお
ける騒音、振動をさらに低減することができる電磁弁を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁弁の弁全閉状態を示す断面図
である。
【図2】図1の電磁弁の弁全開状態を示す断面図であ
る。
【図3】図1の電磁弁におけるプランジャばねとして使
用する不等ピッチばねの特性とコイル吸引力とを比較し
た図である。
【図4】プランジャばねとしてリニア特性を有するばね
の特性とコイル吸引力とを比較した図である。
【図5】緩衝材料を使用した従来の電磁弁を示す断面図
である。
【図6】分割可動鉄心をばねを介して相対移動可能に連
結した、従来の電磁弁を示す断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 パッキン 3 蓋 4 ピストン 5 プランジャチューブ 6 プランジャ 7 電磁コイル 8 プランジャばね 9 吸引子 10 弁体 11 外函 12 隙間 20 電磁弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁座に対して開閉移動する弁体と、該弁
    体に連結された可動鉄心と、該可動鉄心を収容する案内
    筒と、該案内筒の外側に配置された励磁コイルと固定鉄
    心と、該固定鉄心と前記可動鉄心との間に配置され、前
    記弁体を前記弁座側に付勢するばねとからなる電磁弁に
    おいて、該ばねを不等ピッチばねとし、かつ該ばねのば
    ね力がコイル吸引力よりも常に小さくなるようにしたこ
    とを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記可動鉄心が前記固定鉄心に最も接近
    した状態において、前記不等ピッチばねが全密着状態と
    なることを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
JP33138795A 1995-12-20 1995-12-20 電磁弁 Pending JPH09170674A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009511833A (ja) * 2005-10-12 2009-03-19 ベバスト・アクチィエンゲゼルシャフト 自動車の補助加熱ユニットに燃料を供給するための燃料弁
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CN111649019A (zh) * 2019-03-04 2020-09-11 朋程科技股份有限公司 具有缓冲结构的车用电磁阀

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040427

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02