JP3735735B2

JP3735735B2 - Web or sheet drying equipment

Info

Publication number: JP3735735B2
Application number: JP24447595A
Authority: JP
Inventors: 浩中嶋; 清一大野; 博樹斉藤; 三四朗福原
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1995-09-22
Filing date: 1995-09-22
Publication date: 2006-01-18
Anticipated expiration: 2015-09-22
Also published as: JPH0985846A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はウエブ又はシートの乾燥装置に係り、特にウエブ状或いはシート状のプラスチックフィルム、紙、布（以下、「ウエブ」という）を搬送しながら乾燥させる際にウエブの幅方向をピン或いはクリップ等の保持手段で保持することによりウエブをその幅方向に張設した状態で搬送しながら乾燥するウエブ又はシートの乾燥装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ドープを薄膜状に延展して製膜する方法に溶液製膜法がある。溶液製膜法で製膜されたウエブは高濃度の溶媒を含有しており、このようなウエブを搬送しながら乾燥する際、ウエブは一般的に乾燥されるに従って収縮する。このようなウエブの搬送・乾燥において、ウエブの幅方向の両側縁部を多数のピンやクリップ等の保持手段をウエブに喰い込ませてウエブを保持することによりウエブの幅方向を張設した状態で搬送しながら乾燥する乾燥装置が知られている（特公昭３９─２９２１１号公報）。
【０００３】
ウエブ乾燥装置は、乾燥時の熱でウエブがその幅方向に収縮するのを抑制し、乾燥後のウエブに収縮による皺が発生しないようにすることができる。ちなみに、ウエブの収縮はウエブの幅方向に限らず全方向に生じるが、ウエブの搬送方向は搬送テンションが作用しており収縮に対しての抑制効果がある。このように、ウエブを乾燥する際にウエブ又はシートの乾燥装置を使用して搬送することにより、乾燥されたウエブに必要な強度及び平面性を確保することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ウエブの乾燥は、通常、数十℃〜１００℃の温度で行われるが、最近の搬送の高速化に伴って更に高温化している。このように乾燥温度の高温化によりピンあるいはクリップ等の保持手段も加熱されて高温になると、保持手段の温度がウエブの発泡温度以上となってしまい、保持手段がウエブを保持する保持部近傍のウエブ面で発泡が生じる。発泡が生じると、発泡したウエブは保持手段に強く固着し、ウェブを、保持手段から離脱させることが困難になる。また、大きな力でウエブを離脱させようとすると、ウエブが破断してしまうという問題がある。
【０００５】
また、発泡により保持手段に固着したウエブは、ウエブを保持手段から離脱させたあとも保持手段に残存する。その結果、保持手段に残存したウエブが落下して乾燥装置内を汚染したり、設備の使用が困難となったりするという問題がある。
更には、乾燥前の溶媒含有率が高い（例えば７０％台）ウエブの場合、ウエブを保持手段に喰い込ませた時に、保持手段の表面にウエブの薄膜が形成され、この薄膜がウエブを保持手段から離脱する時に発塵し、ウエブの表面に付着する。これにより、ウエブが製品として使い物にならなくなり製品ロスが発生するという問題がある。この発塵対策として、ウエブが保持手段から離脱する離脱位置にバキューム方式の除塵装置を設けることも検討したが、完全な除塵は困難であった。
【０００６】
このように、従来のウエブ又はシートの乾燥装置は、使用者にとって十分満足できるものではなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ウエブを乾燥する際のウエブの発泡を防止して保持手段からウエブの離脱性を良くすると共に、乾燥前の溶媒含有率が高いウエブの場合にもウエブを保持手段に保持する際に保持手段の表面にウエブの薄膜が形成されて発塵することのないウエブ又はシートの乾燥装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決する為の手段】
本発明は、前記目的を達成する為に、ドープを薄膜状に延展して製膜されたウエブ又はシートを、該ウエブ又はシートの両縁部をピン又はクリップ等の保持手段で保持することにより前記ウエブ又はシートの幅方向に張設した状態で搬送しながら乾燥器で乾燥するウエブ又はシートの乾燥装置に於いて、前記保持手段を冷却する冷却手段を設けると共に、
前記冷却手段は、前記ウエブ又はシートの両側縁部を前記保持手段に保持した搬送往路に設けられ、前記保持手段に向かって冷風を吹き出して前記保持手段の温度が前記ウエブ又はシートの発泡温度未満になるように冷却する第１の冷却器と、前記ウエブ又はシートの両側縁部を前記保持手段から離脱してから再び保持するまでの搬送復路に設けられ、前記保持手段の温度が前記ドープのゲル化温度＋１５°Ｃ以下になるように冷却する第２の冷却器と、を備えたことを特徴とする。
【０００８】
本発明によれば、冷却手段で保持手段を冷却するようにしたので、ウエブの乾燥中に乾燥熱で保持手段が熱くならない。これにより、ウエブの発泡やウエブが保持手段に付着するのを防止できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るウエブ又はシートの乾燥装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図１は本発明に係るウエブ又はシート（以下、単に「ウエブ」という）の乾燥装置の全体構成図であり、図２は図１の正面断面図である。これらの図に示すように、本発明の乾燥装置１０は、主として、溶液製膜法で製膜されたウエブ１２の幅方向をピン或いはクリップ等の保持手段１４（以下、ピン１４の例で説明する）で張設した状態で搬送する搬送コンベア１６と、搬送コンベア１６で搬送されるウエブ１２に熱風或いは赤外線等の熱（以下、熱風の例で説明する）を当てて乾燥する乾燥器１８と、前記ピン１４を冷却する冷却器２０とで構成される。
【００１０】
ここで、溶液製膜法とは、バンド又はドラムの表面にドープ（溶媒を含有する高粘度溶液）を流延してフィルム状のウエブ１２にした後、ウエブ１２をバンド又はドラムの表面から剥ぎ取ることにより製膜する方法である。そして、溶液製膜法で製膜された乾燥前のウエブ１２を乾燥することによりウエブ１２に必要な強度及び平面性を確保することができる。
【００１１】
前記搬送コンベア１６は、回転駆動軸２２の両端に嵌装された一対の駆動プーリ２４、２４及び回転従動軸２６の両端に嵌装された一対の従動プーリ２８、２８の間にそれぞれ懸け渡された一対の無端状ベルト３０、３０と、それぞれの無端状ベルト３０に無端状ベルト３０の回転方向に沿って一列に配列された多数の支持部材３２、３２…に支持されたピンプレート３４、３４…と、図３に示すように、ピンプレート３４上に植設された多数のピン３６、３６…と、ウエブ１２の搬送開始位置でウエブ１２の両側縁部にピン３６を喰い込ませる喰い込ませローラ３８、３８とで構成される。これにより、ピンプレート３４上のピン３６に保持されたウエブ１２は、その幅方向が張設された状態に保持されながら無端状ベルト３０の移動に伴って搬送コンベア１６の往路（図１の無端状ベルト３０の上側部分）を移動し、駆動プーリ２４位置でのピンプレート３４の反転動作によりピン３６が離脱される。ウエブ１２が離脱した後のピンプレート３４は、搬送コンベアの復路（図１の無端状ベルト３０の下側部分）を移動し、更に従動プーリ２８で反転して往路に戻る移動を行う。
【００１２】
前記乾燥器１８は、搬送コンベア１６の往路を搬送されるウエブ１２の上方に配置された上側乾燥器１８Ａと、ウエブ１２の下方に配置された下側乾燥器１８Ｂとで構成され、乾燥器１８の熱風がウエブ１２の両面に吹きつけられる。また、乾燥器の熱風がウエブ１２の両側縁部には当たらないように乾燥器１８の幅がウエブ１２の幅よりも少し短く形成される。
【００１３】
前記冷却器２０は、搬送コンベア１６の往路に配置された上側乾燥器１８Ａの両側にそれぞれ上側乾燥器１８Ａと平行に配置され、ウエブ１２の両側縁部を保持するピンプレート３４に向かって冷風を吹き出す一対の吹出型冷却器２０Ａ、２０Ａと、搬送コンベア１６の復路に配置され、冷風が供給されるダクト内をピンプレート３４が移動することによりピン３６を冷却する一対のダクト型冷却器２０Ｂ、２０Ｂとで構成される。ダクト型冷却器２０Ｂは、四角筒状の片側側面にダクト型冷却器２０Ｂの長手方向に沿って一方端から他方端にかけて長尺状の開口４０が形成され、ピンプレート３４はこの開口４０を介してダクト型冷却器２０Ｂ内を移動する。
【００１４】
吹出型冷却器２０Ａは、ウエブ１２を乾燥器１８で乾燥中にピンプレート３４のピン３６の温度がウエブ１２の発泡温度未満に維持されるように冷却する。図４は、乾燥前のウエブ１２の溶媒含有率とウエブ１２の発泡温度の関係図であり、溶媒含有率が高い程、ウエブ１２の発泡温度は低くなる。
一方、ダクト型冷却器２０Ｂは、喰い込ませローラ３８でウエブ１２をピン３６に喰い込ませる時のピン３６の温度が前記ドープのゲル化温度＋１５°Ｃ以下になるように冷却する。
【００１５】
次に上記の如く構成されたウエブ又はシートの乾燥装置の作用について、乾燥前の溶媒含有率７０％のウエブを溶媒含有率１０％まで乾燥する例で説明する。溶液製膜法で製膜された乾燥前のウエブ１２は、乾燥開始位置に配置された喰い込ませローラ３８によりウエブ１２の両側縁部がピン３６に喰い込まされて保持される。これにより、ウエブ１２はその両側縁部が張設された状態で搬送される。両側縁部がピン３６で保持された乾燥前のウエブ１２は、上側乾燥器１８Ａと下側乾燥器１８Ｂによりウエブ１２の上下から高温の乾燥風が吹きつけられて乾燥される。このウエブ１２の乾燥において、ピンプレート３４同士の間のウエブ１２はその両側縁部がピン３６で保持された状態で乾燥されるので、乾燥により発生する強い収縮力によりピンとピンの間できつく張った状態になる。この結果、ウエブ１２に発泡が生じさせるための内圧がより大きくなるので、発泡が抑制され、図４に示した発泡温度では発泡しない。しかし、ウエブ１２の両側縁部であるピン３６部分のウエブ１２は、ウエブ１２端が何ら保持されていない自由端であり、乾燥により生じる収縮力も小さくなるので、図４に示した発泡温度で発泡してしまう。ウエブ１２が発泡すると、ウエブ１２がピン３６に強く固着してしまい、ウエブ１２をピン３６から容易に離脱させることができなくなる。また、大きな力でウエブ１２を無理にピン３６から離脱させようとすると、離脱時にウエブ１２が破断してしまう。更には、離脱後にピン３６に残存したウエブ１２の破片が落下して乾燥装置内を汚染したり、装置の使用が困難となる。このことから、ピン３６部分を重点的に冷却する必要がある。
【００１６】
そこで、本発明のウエブ又はシートの乾燥装置によれば、ウエブ１２の乾燥中、ウエブ１２の両側縁部を保持するピン３６の温度が、吹出型冷却器２０Ａからピンプレート３４に向かって吹き出される冷風により、ウエブ１２の発泡温度未満に維持されるようにした。これにより、ピン３６部分のウエブ１２面で発泡が生じるのを防止することができる。尚、ウエブ１２の乾燥風温度が、あまり高くない場合は、吹出型冷却器２０Ａの代わりにウエブ１２の両側縁部位置に縦方向の遮風板を設けて、高温の乾燥風がピン３６に直接当たらないようにする方法もある。
【００１７】
また、乾燥前の溶媒含有率が７０％と高いウエブ１２を、喰い込みローラ３８でピン３６に喰い込ませる場合、ピン３６の表面にウエブ１２の薄膜が形成され、この薄膜がウエブ１２をピン３６から離脱する時に発塵し、ウエブ１２の表面に付着する。これにより、ウエブ１２の表面の平面性を損なうためにウエブ１２が製品として使い物にならなくなり製品ロスが発生するという問題がある。本発明者は、この問題の解決策を実験等により鋭意検討した結果、ウエブ１２に喰い込む直前のピン３６の温度は、ドープのゲル化温度を基本として決定しなければならないという知見を得た。即ち、溶液製膜法においてドープのゲル化温度以下にドラムの表面で冷却されたドープは、ゲル化して膜を形成し得る強度を有するウエブ１２となるものの、ウエブ１２に喰い込むピン３６の温度がドープのゲル化温度より高いと、ピン３６部分のウエブ１２のゲル化が緩んで液状となる。この結果、ウエブ１２がピン３６に薄膜として付着してしまうことが分かった。このことから、ウエブ１２に喰い込む直前のピン３６の温度は、ドープのゲル化温度以下であることが理想的であるが、実際には、喰い込み時のドープはウエブ１２の状態であり若干の乾燥が進んでいるので、ドープのゲル化温度より多少高くてもよい。その温度は、多くのテストの結果よりゲル化温度＋１５℃までならば、ウエブ１２をピン３６に喰い込ませた時にピン３６に薄膜として付着しないことが分かった。従って、本実施の形態の場合、ドープのゲル化温度は５℃であることからウエブ１２に喰い込む直前のピン３６の温度を２０℃以下にすればよいことになる。
【００１８】
そこで、本発明のウエブ又はシートの乾燥装置によれば、ピン３６からウエブ１２が離脱した後の搬送コンベア１６の復路にダクト型冷却器２０Ｂを設け、ピンプレート３４がダクト型冷却器２０Ｂ内を移動する間にピン温度が２０℃以下になるように冷却できるようにした。これにより、乾燥前のウエブ１２が溶媒含有率の高い場合でも、喰い込みローラ３８でウエブ１２をピン３６にに喰い込ませる時に、ピン３６の表面にウエブ１２の薄膜が形成されるのを防止することができる。
【００１９】
尚、本実施の形態では、搬送コンベア１６の復路でのピン３６の冷却をダクト型冷却器２０Ｂを用いるようにしたが、図５に示すように揮発性の液体をピン３６に噴霧・塗布して、その蒸発潛熱を利用した冷却器２１Ｂでもよい。また、本実施の形態では、ダクト型冷却器２０Ｂでのピン３６の冷却を２０℃以下としたが、ドープのゲル化温度はドープの処方によって変わるので、それに応じて喰い込み時のピン３６の冷却温度も変える必要がある。また、本実施の形態では、保持手段としてピン３６の例で説明したが、クリップの場合でも同様である。
【００２０】
【実施例】
以下に、本実施の形態で説明したウエブ又はシートの乾燥装置を用いて行った実施例を説明する。
本実施例でのドープ組成、ウエブの乾燥条件及びピンの冷却条件等は次の通りである。
(1)ドープ組成…セルローストリアセテート１００部に対して、
トリフェニルホスフェート１５部
メチレンクロライド２９０部
メタノール４０部
ブタノール２０部
(2)ウエブの種類…写真フィルム用セルロースアセテートフィルム
(3)ウエブの製膜…冷却ドラムに上記組成のドープを流延してゲル化してフィルム状のウエブを形成した後、ウエブを冷却ドラムから剥ぎ取って製膜し、製膜したウエブを本発明のウエブ又はシートの乾燥装置で乾燥する。
(4)乾燥前のウエブの溶媒含有率…７３％（湿量基準重量％）
(5)乾燥後のウエブの溶媒含有率… ８％（湿量基準重量％）
(6)乾燥風の温度…８０℃〜１００℃
(7)吹出型冷却器の冷風温度…０℃〜２０℃（図４の発泡温度以下となるよう
に設定）
(8)ダクト型冷却器内の冷風温度…−５℃〜０℃
比較例として吹出型冷却器及びダクト型冷却器を具備しない従来のウエブ又はシートの乾燥装置を用いた。
【００２１】
その結果は本発明のウエブ又はシートの乾燥装置を用いた場合は、
▲１▼ウエブ乾燥中にピン部分でのウエブの発泡がなく、ウエブのピンからの離脱が極めて容易であり、ウエブの破断等が生じなかった。
▲２▼ウエブにピンを喰い込ませる時に、ピンにウエブの薄膜が付着することがなくこれにより離脱時の発塵がなく、製品ロス等の問題が発生しなかった。
▲３▼ピンにウエブの薄膜が付着しないのでピンの汚れがなく、乾燥装置を安定した状態で長期間使用することができた。
【００２２】
これに対し、従来のウエブ又はシートの乾燥装置を用いた場合は、
▲１▼ウエブ乾燥中にピン近傍でのウエブの発泡が生じ、ピンからウエブの離脱が困難であった。
▲２▼更に、離脱に要する力が本実施例の場合に比べて約３倍となり、過大な離脱力のためにウエブが破断することがあった。
▲３▼ウエブにピンを喰い込ませる時に、ピンにウエブの薄膜が付着し、これにより離脱時に薄膜がゴミとして発塵してウエブ面に付着するため製品ロスの原因となった。
▲４▼離脱時にピンに固着したウエブの破片や薄膜が、乾燥装置内に落下して乾燥装置内を汚染する傾向が認められ、乾燥装置の定期的な清掃を必要とした。
【００２３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のウエブ又はシートの乾燥装置によれば、保持手段を冷却する冷却手段を設けたので、ウエブ乾燥中に保持手段部分でのウエブの発泡がないと共に、ウエブを保持手段に保持する時に保持手段にウエブの薄膜が付着しない。
【００２４】
これにより、乾燥中にウエブが発泡しないので、ウエブがピンに強く固着せず従って、ウエブのピンからの離脱が極めて容易になりウエブの破断等が生じない。
また、保持手段にウエブの薄膜が付着しないので、離脱時に薄膜が発塵してウエブ面に付着し、製品ロスの原因になることがない。更には、薄膜の付着で保持手段が汚れることがないので、乾燥装置を安定した状態で長期間使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明のウエブ又はシートの乾燥装置の側面図
【図２】図２は、本発明のウエブ又はシートの乾燥装置の正面断面図
【図３】図３は、ウエブをピンに喰い込ませる方法を説明した説明図
【図４】図４は、乾燥前のウエブの溶媒含有率とウエブの発泡温度との関係図
【図５】図５は、本発明のウエブ又はシートの乾燥装置の他の実施の形態を説明する正面断面図
【符号の説明】
１０…乾燥装置
１２…ウエブ
１６…搬送コンベア
１８Ａ…上側乾燥器
１８Ｂ…下側乾燥器
２０Ａ…吹出型冷却器
２０Ｂ…ダクト型冷却器
２４…駆動プーリ
２８…従動プーリ
３０…無端状ベルト
３４…ピンプレート
３６…ピン
３８…喰い込ませローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a web or sheet drying apparatus, and in particular, when a web-like or sheet-like plastic film, paper, cloth (hereinafter referred to as “web”) is dried while being conveyed, the width direction of the web is a pin or a clip. It is related with the drying apparatus of the web or sheet | seat which dries while conveying the web stretched in the width direction by hold | maintaining with the holding means.
[0002]
[Prior art]
There is a solution film forming method as a method of forming a film by spreading a dope into a thin film. The web formed by the solution casting method contains a high-concentration solvent, and when the web is dried while being conveyed, the web generally shrinks as it is dried. In such web conveyance / drying, the widthwise direction of the web is stretched by holding the web by holding a plurality of holding means such as pins and clips at both side edges in the widthwise direction of the web. A drying apparatus that dries while being conveyed is known (Japanese Patent Publication No. 39-29211).
[0003]
The web drying apparatus can suppress the shrinkage of the web in the width direction due to heat during drying, and can prevent wrinkles due to the shrinkage from occurring on the dried web. Incidentally, the contraction of the web occurs not only in the width direction of the web but in all directions, but the transport tension acts in the transport direction of the web, and has an effect of suppressing the contraction. In this way, when the web is dried, it is transported using a web or sheet drying device, thereby ensuring the strength and flatness required for the dried web.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Incidentally, the web is usually dried at a temperature of several tens of degrees C. to 100 degrees C. However, the temperature is further increased with the recent increase in the speed of conveyance. When the holding means such as the pin or clip is also heated by the increase in the drying temperature in this way, the temperature of the holding means becomes equal to or higher than the foaming temperature of the web, and the holding means is near the holding portion that holds the web. Foaming occurs on the web surface. When foaming occurs, the foamed web firmly adheres to the holding means, making it difficult to release the web from the holding means. Moreover, there is a problem that if the web is detached with a large force, the web breaks.
[0005]
Further, the web fixed to the holding means by foaming remains on the holding means even after the web is detached from the holding means. As a result, there is a problem that the web remaining on the holding means falls and contaminates the inside of the drying apparatus or makes it difficult to use the equipment.
Furthermore, in the case of a web having a high solvent content before drying (for example, in the 70% range), when the web is bitten into the holding means, a thin film of the web is formed on the surface of the holding means, and this thin film holds the web. When it leaves the means, it generates dust and adheres to the surface of the web. Accordingly, there is a problem that the web becomes unusable as a product and product loss occurs. As a measure against this dust generation, it was also considered to provide a vacuum type dust removing device at the separation position where the web is detached from the holding means, but complete dust removal was difficult.
[0006]
Thus, the conventional web or sheet drying apparatus has not been sufficiently satisfactory for the user.
The present invention has been made in view of such circumstances, and prevents foaming of the web when drying the web to improve the detachability of the web from the holding means, and also provides a high solvent content before drying. Even in such a case, an object of the present invention is to provide a web or sheet drying apparatus in which a web thin film is formed on the surface of the holding means and does not generate dust when the web is held by the holding means.
[0007]
[Means for solving the problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a web or sheet formed by extending a dope into a thin film, and holding both edges of the web or sheet with holding means such as pins or clips. wherein at the drying apparatus of the web or sheet is dried in the transport while dryer while stretched in the width direction of the web or sheet, a cooling means for cooling said retaining means Rutotomoni,
The cooling means is provided in a conveyance forward path in which both side edges of the web or sheet are held by the holding means, and cool air is blown out toward the holding means so that the temperature of the holding means is lower than the foaming temperature of the web or sheet. A first cooler that cools the web or sheet so that the side edges of the web or sheet are separated from the holding means and held again, and the temperature of the holding means is And a second cooler that cools to a gelation temperature of + 15 ° C. or lower.
[0008]
According to the present invention, since the holding means is cooled by the cooling means, the holding means is not heated by the drying heat during the drying of the web. Thereby, foaming of the web and adhesion of the web to the holding means can be prevented.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a web or sheet drying apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a web or sheet (hereinafter simply referred to as “web”) drying apparatus according to the present invention, and FIG. 2 is a front sectional view of FIG. As shown in these drawings, the drying apparatus 10 of the present invention mainly uses a holding means 14 such as a pin or a clip (hereinafter referred to as an example of the pin 14) in the width direction of the web 12 formed by the solution casting method. And a drier 18 that heats the web 12 conveyed by the conveyer 16 by applying heat such as hot air or infrared rays (hereinafter, described with an example of hot air) and drying it. , And a cooler 20 that cools the pin 14.
[0010]
Here, the solution casting method is a method of casting a dope (a high-viscosity solution containing a solvent) on the surface of a band or drum to form a film-like web 12, and then peeling the web 12 from the surface of the band or drum. It is the method of forming into a film by taking. And the strength and flatness required for the web 12 can be secured by drying the web 12 before drying formed by the solution casting method.
[0011]
The conveyor 16 is suspended between a pair of drive pulleys 24 and 24 fitted to both ends of the rotary drive shaft 22 and a pair of driven pulleys 28 and 28 fitted to both ends of the rotary driven shaft 26. A pair of endless belts 30, 30, and pin plates 34, 34 supported by a plurality of support members 32, 32... Arranged in a line along the rotational direction of the endless belt 30. As shown in FIG. 3, a large number of pins 36, 36... Planted on the pin plate 34, and biting that bites the pins 36 into both side edges of the web 12 at the transfer start position of the web 12. It is comprised with the roller 38,38. Accordingly, the web 12 held by the pin 36 on the pin plate 34 is held in a state where the width direction is stretched, and the forward path of the conveyor 16 (endless in FIG. 1) is accompanied by the movement of the endless belt 30. The pin 36 is removed by the reversing operation of the pin plate 34 at the position of the drive pulley 24. After the web 12 is detached, the pin plate 34 moves on the return path of the conveyor (the lower portion of the endless belt 30 in FIG. 1), and is further reversed by the driven pulley 28 to return to the forward path.
[0012]
The dryer 18 includes an upper dryer 18A disposed above the web 12 conveyed on the forward path of the conveyor 16 and a lower dryer 18B disposed below the web 12. Hot air is blown onto both surfaces of the web 12. Further, the width of the dryer 18 is slightly shorter than the width of the web 12 so that the hot air from the dryer does not hit the side edges of the web 12.
[0013]
The cooler 20 is disposed on both sides of the upper dryer 18A disposed in the forward path of the transport conveyor 16 in parallel with the upper dryer 18A, and cool air is directed toward the pin plates 34 that hold both side edges of the web 12. A pair of blow-out type coolers 20A, 20A that are blown out, and a pair of duct-type coolers 20B that are arranged in the return path of the conveyor 16 and that cool the pins 36 by moving the pin plate 34 in a duct to which cold air is supplied, 20B. In the duct type cooler 20B, a long opening 40 is formed from one end to the other end along the longitudinal direction of the duct type cooler 20B on one side surface of the square tube shape, and the pin plate 34 passes through the opening 40. The duct type cooler 20B is moved.
[0014]
The blowout type cooler 20 </ b> A cools the web 12 so that the temperature of the pins 36 of the pin plate 34 is maintained below the foaming temperature of the web 12 while the web 12 is being dried by the dryer 18. FIG. 4 is a relationship diagram of the solvent content of the web 12 before drying and the foaming temperature of the web 12. The higher the solvent content, the lower the foaming temperature of the web 12.
On the other hand, the duct type cooler 20B cools so that the temperature of the pin 36 when the web 12 is bited into the pin 36 by the biting roller 38 is equal to or lower than the gelation temperature of the dope + 15 ° C.
[0015]
Next, the operation of the web or sheet drying apparatus configured as described above will be described using an example in which a web having a solvent content of 70% before drying is dried to a solvent content of 10%. The web 12 before drying formed by the solution casting method is held by the both-side edges of the web 12 being bitten into the pins 36 by the biting rollers 38 arranged at the drying start position. Thereby, the web 12 is conveyed in a state where both side edges thereof are stretched. The web 12 before drying, whose both edges are held by the pins 36, is dried by blowing high-temperature drying air from above and below the web 12 by the upper dryer 18A and the lower dryer 18B. When the web 12 is dried, the web 12 between the pin plates 34 is dried with both side edges held by the pins 36, so that the strong contraction force generated by the drying tightly tightens the pins. It becomes a state. As a result, since the internal pressure for causing foaming in the web 12 becomes larger, foaming is suppressed and foaming does not occur at the foaming temperature shown in FIG. However, the web 12 of the pin 36 portion, which is both side edges of the web 12, is a free end where the end of the web 12 is not held at all, and the shrinkage force caused by drying is reduced, so foaming is performed at the foaming temperature shown in FIG. Resulting in. When the web 12 is foamed, the web 12 is firmly fixed to the pin 36, and the web 12 cannot be easily detached from the pin 36. Further, if the web 12 is forcibly detached from the pin 36 with a large force, the web 12 is broken at the time of separation. In addition, the fragments of the web 12 remaining on the pins 36 after falling off may contaminate the inside of the drying apparatus or make it difficult to use the apparatus. For this reason, it is necessary to intensively cool the pin 36 portion.
[0016]
Therefore, according to the web or sheet drying apparatus of the present invention, during the drying of the web 12, the temperature of the pins 36 that hold both side edges of the web 12 is blown out from the blow-out type cooler 20A toward the pin plate 34. It was made to maintain below the foaming temperature of the web 12 by the cold air which is. Thereby, it can prevent that foaming arises on the web 12 surface of the pin 36 part. When the drying air temperature of the web 12 is not so high, vertical wind shields are provided at both side edge portions of the web 12 in place of the blowout type cooler 20A so that the high temperature drying air is applied to the pins 36. There is also a way to avoid direct hits.
[0017]
Further, when the web 12 having a high solvent content before drying of 70% is bitten into the pin 36 by the biting roller 38, a thin film of the web 12 is formed on the surface of the pin 36, and this thin film pinns the web 12. When it separates from 36, it generates dust and adheres to the surface of the web 12. As a result, the flatness of the surface of the web 12 is impaired, so that there is a problem that the web 12 becomes unusable as a product and product loss occurs. As a result of earnestly examining the solution of this problem by experiments or the like, the present inventor has obtained the knowledge that the temperature of the pin 36 immediately before it bites into the web 12 must be determined based on the gelation temperature of the dope. . That is, in the solution casting method, the dope cooled on the surface of the drum below the gelling temperature of the dope becomes a web 12 having a strength capable of forming a film by gelling, but the temperature of the pin 36 that bites into the web 12. If the temperature is higher than the gelation temperature of the dope, the gelation of the web 12 in the pin 36 portion is loosened and becomes liquid. As a result, it was found that the web 12 adhered to the pin 36 as a thin film. From this, it is ideal that the temperature of the pin 36 immediately before biting into the web 12 is equal to or lower than the gelation temperature of the dope, but actually, the dope at the time of biting is slightly in the state of the web 12. Since the drying of is progressing, it may be slightly higher than the gelation temperature of the dope. From the results of many tests, it was found from the results of many tests that when the temperature is up to the gelation temperature + 15 ° C., the web 12 does not adhere to the pin 36 as a thin film when the web 12 is bitten. Therefore, in the case of the present embodiment, since the gelation temperature of the dope is 5 ° C., the temperature of the pin 36 just before biting into the web 12 may be set to 20 ° C. or less.
[0018]
Therefore, according to the web or sheet drying apparatus of the present invention, the duct type cooler 20B is provided in the return path of the conveyor 16 after the web 12 is detached from the pin 36, and the pin plate 34 is disposed in the duct type cooler 20B. It was made possible to cool so that the pin temperature was 20 ° C. or lower during the movement. This prevents the thin film of the web 12 from being formed on the surface of the pin 36 when the web 12 is bitten into the pin 36 by the biting roller 38 even when the web 12 before drying has a high solvent content. can do.
[0019]
In the present embodiment, the duct type cooler 20B is used for cooling the pins 36 in the return path of the transport conveyor 16, but a volatile liquid is sprayed and applied to the pins 36 as shown in FIG. And the cooler 21B using the evaporation soot may be used. In the present embodiment, the cooling of the pin 36 in the duct type cooler 20B is set to 20 ° C. or less. However, the gelation temperature of the dope varies depending on the dope prescription, and accordingly the pin 36 at the time of biting It is also necessary to change the cooling temperature. In the present embodiment, the pin 36 is described as an example of the holding unit, but the same applies to the case of a clip.
[0020]
【Example】
Hereinafter, examples carried out using the web or sheet drying apparatus described in this embodiment will be described.
The dope composition, web drying conditions, pin cooling conditions, and the like in this example are as follows.
(1) Dope composition: for 100 parts of cellulose triacetate,
Triphenyl phosphate 15 parts Methylene chloride 290 parts Methanol 40 parts Butanol 20 parts
(2) Web types: Cellulose acetate film for photographic film
(3) Film formation of the web: A dope having the above composition was cast on a cooling drum to form a film-like web, and then the web was peeled off from the cooling drum to form a film. Dry with the web or sheet dryer of the invention.
(4) The solvent content of the web before drying: 73% (weight percent by weight)
(5) The solvent content of the web after drying ... 8% (wet basis weight%)
(6) Dry air temperature: 80 ° C to 100 ° C
(7) Cooling air temperature of the blowout type cooler: 0 ° C to 20 ° C (set to be below the foaming temperature in Fig. 4)
(8) Cold air temperature in the duct type cooler: -5 ° C to 0 ° C
As a comparative example, a conventional web or sheet drying apparatus without a blowout type cooler and a duct type cooler was used.
[0021]
As a result, when using the web or sheet drying apparatus of the present invention,
(1) During the drying of the web, there was no foaming of the web at the pin portion, and it was very easy to remove the web from the pin, and the web did not break.
{Circle around (2)} When the pin is engulfed in the web, the web thin film does not adhere to the pin, so there is no dust generation at the time of detachment and no problems such as product loss occur.
(3) Since the thin film of the web did not adhere to the pin, the pin was not soiled, and the drying apparatus could be used for a long time in a stable state.
[0022]
On the other hand, when using a conventional web or sheet drying device,
(1) During the drying of the web, foaming of the web occurred in the vicinity of the pin, and it was difficult to remove the web from the pin.
(2) Further, the force required for the separation is about three times that in the case of the present embodiment, and the web may break due to an excessive separation force.
(3) When a pin is bitten into the web, a thin film of the web adheres to the pin, which causes a loss of product because the thin film is generated as dust and adheres to the web surface when detached.
{Circle around (4)} The web pieces and thin films fixed to the pins at the time of detachment tend to fall into the drying device and contaminate the drying device, necessitating periodic cleaning of the drying device.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the web or sheet drying apparatus of the present invention, since the cooling means for cooling the holding means is provided, there is no foaming of the web in the holding means during the web drying, and the web is held. When held by the means, the web thin film does not adhere to the holding means.
[0024]
As a result, since the web does not foam during drying, the web does not adhere firmly to the pin. Therefore, the web can be easily detached from the pin, and the web does not break.
Moreover, since the thin film of the web does not adhere to the holding means, the thin film generates dust and adheres to the web surface at the time of detachment, which does not cause a product loss. Furthermore, since the holding means is not soiled by the adhesion of the thin film, the drying apparatus can be used for a long time in a stable state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a web or sheet drying apparatus according to the present invention. FIG. 2 is a front cross-sectional view of the web or sheet drying apparatus according to the present invention. FIG. 4 is a diagram illustrating the relationship between the solvent content of the web before drying and the foaming temperature of the web. FIG. 5 is a diagram illustrating the web of the present invention. Front sectional view for explaining another embodiment of sheet drying apparatus [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Drying device 12 ... Web 16 ... Conveyor 18A ... Upper dryer 18B ... Lower dryer 20A ... Blow type cooler 20B ... Duct type cooler 24 ... Drive pulley 28 ... Follower pulley 30 ... Endless belt 34 ... Pin Plate 36 ... Pin 38 ... Biting roller

Claims

ドープを薄膜状に延展して製膜されたウエブ又はシートを、該ウエブ又はシートの両縁部をピン又はクリップ等の保持手段で保持することにより前記ウエブ又はシートの幅方向に張設した状態で搬送しながら乾燥器で乾燥するウエブ又はシートの乾燥装置に於いて、
前記保持手段を冷却する冷却手段を設けると共に、
前記冷却手段は、
前記ウエブ又はシートの両側縁部を前記保持手段に保持した搬送往路に設けられ、前記保持手段に向かって冷風を吹き出して前記保持手段の温度が前記ウエブ又はシートの発泡温度未満になるように冷却する第１の冷却器と、
前記ウエブ又はシートの両側縁部を前記保持手段から離脱してから再び保持するまでの搬送復路に設けられ、前記保持手段の温度が前記ドープのゲル化温度＋１５°Ｃ以下になるように冷却する第２の冷却器と、を備えたことを特徴とするウエブ又はシートの乾燥装置。 A state in which the web or sheet formed by extending the dope into a thin film is stretched in the width direction of the web or sheet by holding both edges of the web or sheet with holding means such as pins or clips. In a web or sheet drying apparatus that is dried in a dryer while being conveyed by
Rutotomoni a cooling means for cooling said retaining means,
The cooling means is
Cooling is provided so that both side edges of the web or sheet are held by the holding means, and cool air is blown toward the holding means so that the temperature of the holding means is lower than the foaming temperature of the web or sheet. A first cooler that
Provided in the conveyance return path from the time when both side edges of the web or sheet are detached from the holding means to hold it again, and the holding means is cooled so that the temperature of the dope becomes equal to or lower than the gelling temperature of the dope + 15 ° C. A web or sheet drying apparatus, comprising: a second cooler.

前記第２の冷却器は、前記保持手段に揮発性の液体を噴霧・塗布して、その蒸発潜熱を利用して前記保持手段を冷却するものであることを特徴とする請求項１のウエブ又はシートの乾燥装置。2. The web according to claim 1, wherein the second cooler sprays and applies a volatile liquid to the holding unit, and cools the holding unit using latent heat of evaporation. Sheet drying device.

前記乾燥器は前記搬送往路に配置されると共に、該乾燥器の熱風が前記ウエブ又はシートの両縁部に当たらないように前記乾燥器の幅が前記ウエブ又はシートの幅よりも短く形成されていることを特徴とする請求項１又は２のウエブ又はシートの乾燥装置。The dryer is disposed in the transport forward path, and the width of the dryer is shorter than the width of the web or sheet so that hot air of the dryer does not hit both edges of the web or sheet. The apparatus for drying a web or sheet according to claim 1 or 2.

前記ドープは、セルロースアセテート及び可塑剤を主たる固形分とすると共に、溶媒をメチレンクロライド、メタノール及びブタノールから成ることを特徴とする請求項１〜３の何れか１のウエブ又はシートの乾燥装置。The web or sheet drying apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the dope has cellulose acetate and a plasticizer as a main solid content, and a solvent includes methylene chloride, methanol, and butanol.