JP3730647B2 - ポンプ付液体容器の片手操作具 - Google Patents

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Description

この発明は、ポンプ付液体容器の片手操作具、詳しくはディスペンサポンプのヘッド部を押し下げ、ノズルから容器内の液体を吐出させるポンプ操作と、ノズルから吐出された液体を掌で受ける液受け操作とを片手で同時に行えるポンプ付液体容器の片手操作具に関する。
近年、シャンプーや化粧用の乳液などを入れる容器として、開口部にワンプッシュ式の簡易なディスペンサポンプが装着されたポンプ付液体容器が開発されている。ディスペンサポンプはシリンダ式である。
その使用時には、一方の手でディスペンサポンプのヘッド部をシリンダ内のスプリングのばね力に抗して押し下げる。これにより、シリンダ内でピストンが下降し、容器内の液体がシリンダに連通された吸い上げ管を通して吸い上げられ、ヘッド部の周側面より突出したノズルの吐出口から吐出される。吐出後の液体は、他方の手の掌で、この押すと略同時に受け取られる。
このように構成されたポンプ付液体容器では、一方の手でヘッド部を押し下げながら、他方の手で液体を受け取らなければならず、両手を使用する不便さがあった。そのため、片手だけしか使えない身体障害者などにとっては、ポンプ付液体容器の使用が困難であった。
これを解消する従来技術として、例えば特許文献1の片手操作機能を備えたポンプ付液体容器が知られている。
特許文献1のポンプ付液体容器は、吸い上げ管の軸線に対して略45度の角度で交差した軸線の回りを回動可能にノズルがヘッド部に装着され、しかもその回動時には、ノズルの吐出口がヘッド部より上方に配置可能な構造を有したものである。
したがって、ポンプ使用時には、まず吐出口がヘッド部より上方になるようにノズルを略180度回動させる。その後、一方の手の掌を上に向け、その手の2本の指の間でノズルを挟む。このとき、挟んだ指の間からノズルの先部が上方に突出状態となる。次いで、その状態のままヘッド部を手の甲で押し下げる。すると、ノズルの吐出口から容器内の液体が吐出される。吐出後の液体は、その上向きの掌で受ける。
ポンプ付液体容器は、両手を使って従前通りに使用することも可能である。その際には、吐出口がヘッド部より下方となるようにノズルを垂直面内で回動して戻す。これにより、通常通りに両手で使用することができる。
特開2002−205758号公報
しかしながら、特許文献1のポンプ付液体容器では、片手使用時に、2本の指の間で上向きのノズルを挟み、この状態のまま、手の甲でディスペンサポンプのヘッド部を押し下げなければならなかった。そのため、ポンプの押し下げ操作が不安定であった。これにより、容器内の液体の量が少なくなると、ヘッド部の押し下げ方向が少しでも垂直方向から外れてしまうと、押し下げ途中で容器がガタついて倒れるおそれがあった。
しかも、このようにノズルを両指で挟持したまま手の甲でヘッド部を押し下げるため、ポンプに対する指先の向きが1方向に限定されていた。その結果、液体を吐出させようと容器に手を延ばした時、2本の指先の向きが、ヘッド部の周方向におけるノズルの向きと異なる場合には、ヘッド部の軸線(吸い上げ管の軸線)を中心にしてノズルを水平旋回させ、ノズルの長さ方向の向きを指先の向きに合わせる必要があった。
ところで、このようにディスペンサポンプは、両手仕様または片手仕様に任意に変更することが可能である。しかしながら、その変更時にはノズルを指先で摘み、ノズルを略180度回動させなければならなかった。そのため、ポンプ操作が煩わしくなっていた。
この発明は、片手使用時のポンプの操作性が高く、片手使用時のポンプに対する指先の向きを複数とすることができ、両手仕様と片手仕様とを変更する際の変更操作がないポンプ付液体容器の片手操作具を提供することを目的としている。
また、この発明は、ヘッド部に対して簡単に装着することができるポンプ付液体容器の片手操作具を提供することを目的としている。
さらに、この発明は、指の挿入空間の軸線方向の向きを、指が挿入空間に挿入し易い方向に変更することができるポンプ付液体容器の片手操作具を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、容器に収納された液体の所定量を吐出するディスペンサポンプのヘッド部に取り付けられ、前記ディスペンサポンプのポンプ操作と、前記ヘッド部に突設されたノズルから吐出された液体の掌での受け取りとを片手で同時に行えるポンプ付液体容器の片手操作具において、前記ヘッド部に、固定部材を介して固定され、指で押し下げられる押圧基部と、該押圧基部に立設された複数本の支柱と、これらの複数本の支柱を介して押圧基部との間に指の挿入空間を画成し、前記支柱の先部に設けられ、指で押し下げ可能な天井部とを備えたポンプ付液体容器の片手操作具である。
請求項2に記載の発明は、容器に収納された液体の所定量を吐出するディスペンサポンプのヘッド部に取り付けられ、前記ディスペンサポンプのポンプ操作と、前記ヘッド部に突設されたノズルから吐出された液体の掌での受け取りとを片手で同時に行えるポンプ付液体容器の片手操作具において、前記ヘッド部に、固定部材を介して固定され、指で押し下げられる押圧基部と、該押圧基部に立設された1本の支柱と、該支柱を介して押圧基部との間に指の挿入空間を画成し、前記支柱の先部に設けられ、指で押し下げ可能な天井部とを備えたポンプ付液体容器の片手操作具である。
請求項1,2に記載の発明によれば、ポンプの片手使用時、挿入空間に一方の手の指を差し込み、その指でヘッド部と伴に押圧基部を押し下げ、液体をノズルから吐出する。これにより、例えばノズルを両指で挟持し、手の甲でヘッド部を押し下げる従来の片手操作具と比較し、片手使用時のポンプの操作性が高い。しかも、従来のように両手仕様と片手仕様とを変更する際の変更操作は不要である。
また、指の挿入空間は、押圧基部と天井部との間に支柱を立設することで画成されるように構成されている。このように、壁体に比べて断面積が小さい支柱を挿入空間を画成するための構成体の一部に利用したので、壁の利用時よりも大きな挿入空間を画成することができる。さらに、支柱の使用により、指を挿入空間に挿入する挿入口が複数になるか(支柱が複数)、仮に1つの場合(支柱が1つ)でも挿入口の開口面積が大きくなる。そのため、片手使用時のポンプに対する指先の向きを1つではなく複数に増やすことができる。
容器の素材は限定されない。例えば、各種の合成樹脂、各種の金属、各種の木材、各種のセラミックスなどを採用することができる。
容器の形状は限定されない。例えば、円筒、角筒などを採用することができる。
容器の大きさも限定されない。
液体の種類は限定されない。例えば、各種の液体洗剤、各種の化粧液などを採用することができる。
ディスペンサポンプの構造は限定されない。例えば、ヘッド部を押し戻すスプリングが内蔵されたシリンダ式のものでもよい。要は、ヘッド部を押し込むことで容器内の液体を所定量だけノズルから吐出可能な構造を有していればよい。
片手操作具の構造および大きさは、装着されるディスペンサポンプのヘッド部の形状、大きさに応じて適宜変更される。
固定部材による押圧基部のヘッド部に対する固定形態は限定されない。例えば、掛止(把持を含む)、螺合、接着、融着、溶接などを採用することができる。固定部材をヘッド部に対して着脱自在とすれば、片手操作具の再使用が簡単になる。
固定部材、押圧基部、天井部および支柱の素材はそれぞれ限定されない。例えば各種の合成樹脂、各種の金属、各種の木材、各種のセラミックスなどを採用することができる。
押圧基部および天井部の平面視した形状は限定されない。例えば円形、楕円形、三角形を含む多角形などを採用することができる。
押圧基部の上面、すなわちポンプ操作時に指が接触する面には、表面が各種のエンボス加工を施したり、そのエンボス加工が表面に施された滑り止めシートを貼着してもよい。また、押圧基部の上面の一部に、例えば突起などの滑り止め部を形成してもよい。さらに、押圧基部の上面部分に凹み加工を施してもよい。
支柱の長さ方向に直交する断面形状は限定されない。例えば円形、楕円形、三角形を含む多角形などを採用することができる。他の支柱形状としては、例えば下側が押圧基部で上側が天井部となった円柱体に、この円柱体の軸線と孔軸線とが直交する貫通孔を穿った残り部分の形状でもよい。また、その他の任意形状でもよい。
支柱の太さは限定されない。
支柱の使用本数は限定されない。1本でもよい。また2本、3本、もしくはそれ以上のでもよい。ただし、複数本の支柱を使用する場合には、その2箇所以上の支柱間に、指を挿入空間に挿入する挿入口を形成しなければならない。
挿入空間に指を挿入するため、隣接する支柱間に形成される挿入口の大きさは、大人の男性の親指を差し込める大きさが好ましい。ただし、これには限定されない。例えば、小指、人指し指、中指および薬指のうち、何れか1本または複数本を遊挿可能な大きさでもよい。
請求項3に記載の発明は、前記固定部材は、外周板を有するキャップ形状であって、
この外周板の一部分に、前記ヘッド部を掛止する掛止部と、前記ノズルが挿入される切欠部とが、それぞれ形成された請求項1または請求項2に記載のポンプ付液体容器の片手操作具である。
請求項3に記載の発明によれば、外周板の切欠部にノズルを挿入し、外周板の掛止部をヘッド部に掛止してキャップ式の固定部材をヘッド部に固定する。これにより、片手操作具をヘッド部に簡単に装着することができる。その結果、容器内の液体を使い終えたとき、片手操作具をヘッド部から取り外して再使用することができる。
請求項4に記載の発明は、前記押圧基部は、前記固定部材に対して、前記容器内の液体をヘッド部に吸い上げる吸い上げ管の軸線を中心にして回転自在に構成された請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のポンプ付液体容器の片手操作具である。
請求項4に記載の発明によれば、両手または片手によるポンプ使用時、挿入空間の軸線方向に対する指の挿入角度上の理由で挿入空間に指が差し込み難い場合には、押圧基部を吸い上げ管の軸線を中心にして所定角度だけ回動させる。これにより、指の挿入空間の軸線方向の向きを、指が挿入空間に挿入し易い方向に変更することができる。
前記押圧基部を固定部材に回転自在とする構造は限定されない。例えば、一端部が押圧基部に固定された回転ピンの他端部を、固定部材に回転自在に連結してもよい。また、一端部が固定部材に固定された回転ピンの他端部を、押圧基部に回転自在に連結してもよい。さらに、回転ピンの一端部に押圧基部を回転自在に連結し、回転ピンの他端部に固定部材を回転自在に連結してもよい。
請求項1,2に記載の発明によれば、離間した押圧基部と天井部とを、1本または複数本の支柱により連結した構造を有するので、片手使用時のポンプの操作性が高く、片手使用時のポンプに対する指先の向きを複数とすることができ、従来手段の場合には必要であった両手仕様と片手仕様とを変更する際のノズルの変更操作を不要とすることができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、外周板の一部分に掛止部と切欠部とが配設されたキャップ式の固定部材としたので、片手操作具をヘッド部に簡単に着脱することができる。これにより、容器内の液体を使い終えたとき、片手操作具をヘッド部から取り外して再使用することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、押圧基部を固定部材に対して、吸い上げ管の軸線を中心にして回転自在に固定したので、指の挿入空間の軸線方向の向きを、指が挿入空間に挿入し易い方向に変更することができる。
以下、この発明の実施例を参照して説明する。ここでは、シャンプー液を収納するポンプ付液体容器の片手操作具を例にとる。
図1〜図10において、10はこの発明の実施例1に係るポンプ付液体容器の片手操作具(以下、片手操作具)で、この片手操作具10は、容器11に収納されたシャンプー液(液体)の所定量をワンプッシュで吐出するディスペンサポンプ12のヘッド部13に取り付けられ、このディスペンサポンプ12のポンプ操作と、ヘッド部13に突設されたノズル14から吐出されたシャンプー液の掌による受け取りとを、片手で同時に行うことができる構造を有している。
まず、図3を参照し、容器11を詳細に説明する。
容器11は合成樹脂製の円筒ボトル形状を有し、その上部は徐々に小径化し、開口部11aが一体形成されている。開口部11aには蓋体15が螺合されている。蓋体15の中央には貫通孔15aが形成され、貫通孔15aの形成部を介して、容器11内のシャンプー液を吸い上げるディスペンサポンプ12の上端部が蓋体15に固定されている。
ディスペンサポンプ12は、蓋体15の貫通孔15aに回動可能に挿入される上部リング17と、上部リング17の中央部の下側に一体形成された小径な挿入管部18と、この挿入管部18が上端部内に嵌入されるシリンダ19と、上部が上部リング17より上方に突出するように配置されるとともに、元部が上部リング17の内部空間を通してシリンダ軸線方向に向かって移動可能にシリンダ19に内嵌されたシャンプー液の吸い上げ管20と、吸い上げ管20の上端に連通され、周側面の一部にノズル14が突設されたヘッド部13と、吸い上げ管20の下部外周に外嵌される密着パッド21と、密着パッド21の下側部および吸い上げ管20の内部に挿入される密着パッド固定部材22と、シリンダ19の下部内に収納され、密着パッド固定部材22に対して上方に向かうばね力を作用させるコイルばね23と、コイルばね23の下端付近に配置され、シリンダ19の下側孔を開閉する小径なボール24とを備えている。
ポンプ使用時には、指先でヘッド部13を下方に押すことで、コイルばね23のばね力に抗して、ヘッド部13と一体的に吸い上げ管20が下方に移動する。これにより、密着パッド21がシリンダ19の内周面に密着した状態で下側に移動し、ボール24がシリンダ19の下側孔を遮断する。その際、シリンダ19内のシャンプー液は密着パッド21の圧縮力により、密着パッド21と密着パッド固定部材22との間を通過して吸い上げ管20に流入し、ヘッド部13の内部流路を経てノズル14から吐出される。
次いで、ヘッド部13から指を放す。これにより、コイルばね23のばね力が作用して密着パッド固定部材22が押し上げられ、密着パッド21はシリンダ19の内周面に密着した状態で上方に移動する。このとき、シリンダ19内で負圧力が発生する。その結果、ボール24がシリンダ19内に吸い上げられ、開口状態となった前記下側孔から、容器11内のシャンプー液がシリンダ19の内部空間に吸い上げられる。
以降、このディスペンサポンプ12は、一方の手でヘッド部13の押圧動作を繰り返すことで、容器11内のシャンプー液をノズル14の吐出口から一定量ずつ吐出させることができる。
次に、図1、図2および図4〜図10を参照し、実施例1の片手操作具10を詳細に説明する。
図1および図2に示す片手操作具10は、ヘッド部13に、固定部材25を介して固定される押圧基部26と、押圧基部26に立設された2本の支柱27と、両支柱27を介して押圧基部26との間に指の挿入空間aを画成し、両支柱27の先端部に横架された天井部28とを備えている。
両支柱27は、下側が押圧基部26で上側が天井部28となった合成樹脂製の短尺な円柱体に、円柱体の軸線に対して孔軸線を直交して貫通孔(挿入空間a)を穿ったとき、円柱体の両側に存在する残部である。
固定部材25は、押圧基部26の外周下部に形成され、ヘッド部13に着脱自在に装着されるキャップである。固定部材25の外周板の下端部には、全周にわたってヘッド部13を掛止する1条の掛止部25aが突設されている。また、固定部材25の外周板の一部には、ノズル14が挿入される1つの切欠部25bが形成されている。外周板の周方向における切欠部25bの具体的な形成位置は、親指の挿入空間aの両端に配置された一方の指の挿入口bを基準とし、固定部材25の周方向に向かって90度だけ移動した位置である。
次に、実施例1の片手操作具10の使用方法を説明する。
ポンプの両手使用時、天井部28の上面に一方の手の指先をあてがい、ヘッド部13とともに片手操作具10を押し下げ、ノズル14から吐出したシャンプー液を他方の手の掌で受け取る。これにより、通常通りの両手使いの方法によってシャンプー液を吐出させることができる。
また、図2に示すように、ポンプの片手使用時には、一方の挿入口bを介して挿入空間aに右手の親指を差し込む。次に、その親指でヘッド部13と伴に押圧基部26を押し下げ、シャンプー液をノズル14から吐出させる。これにより、例えばノズル14を両指で挟持し、手の甲でヘッド部を押し下げる従来の片手操作具と比べて、ポンプの片手使用時の操作性が高い。しかも、従来の片手操作機能を備えたポンプ付液体容器のように、両手仕様と片手仕様とを変更する際の特別なノズルの変更操作は必要としない。また、挿入空間aは、押圧基部26と天井部28との間に1対の支柱27を介して立設させることで画成される。このように、壁体に比べて断面積が小さい支柱27を利用したので、壁利用時よりも大きな挿入空間aを画成することができる。さらに、2本の支柱27の使用により、親指を挿入空間aに挿入するための挿入口bが2つになる。これにより、片手使用時のポンプに対する親指の指先の向きを1つではなく2つに増やすことができる。
また、切欠部25bにノズル14を挿入し、掛止部25aをヘッド部13の外周下部に掛止することでキャップ式の固定部材25をヘッド部13に固定する。これにより、片手操作具10をヘッド部13に簡単に装着することができる。その結果、容器11内のシャンプー液を使い終えた際、片手操作具10をヘッド部13から取り外し、これを再使用することができる。
この発明は、図1および図2に示す片手操作具10に限定されない。例えば、押圧基部26と天井部28とを、1本の断面円形の支柱27により連結した片手操作具10A(図4)、押圧基部26と天井部28とを、互いに離間した2本の断面円形の支柱27により連結した片手操作具10B(図5)でもよい。その他、例えば押圧基部26と天井部28とを、平面視して正三角形の各頂点位置に配置された3本の断面円形状を有する支柱27を用いて連結した片手操作具10C(図6(a))、押圧基部26と天井部28とを、平面視して正方形の各隅部位置に配置された4本の断面円形状の支柱27により連結した片手操作具10D(図6(b))でもよい。
さらには、片手操作具10の他の形態として、例えば押圧基部26と天井部28とを、互いに離間した2本の細い支柱27により連結した片手操作具10E(図7)、押圧基部26と天井部28とを、互いに離間した2本の細い支柱27により連結するとともに、押圧基部26の中心部を固定部材25の上板の中心部に、回転ピン30を介して水平面内で回転自在に連結した片手操作具10F(図8)でもよい。次いで、片手操作具10の一方の支柱27を削除した形状を有する片手操作具10G(図9)、この片手操作具10Gの押圧基部26を、固定部材25の上板の中心部に、回転ピン30を介して水平面内で回転自在に連結した片手操作具10H(図10)でもよい。
片手操作具10Gでは、押圧基部26の支柱27側とは反対側の端部に、親指の滑り止め用としての反り部26aが突設されている。また、片手操作具10Hでは、押圧基部26の上面に、表面全域に微細な格子状の溝加工が施された滑り止めシート31が貼着されている。なお、この滑り止めシート31に代えて、表面全域に微細な凸部が形成された滑り止めシート31A、または、表面全域に多数本の微細な平行溝が形成された滑り止めシート31Bを採用してもよい。これらの滑り止め用の各構造物(反り部26a、滑り止めシート31、31A、31B)を施すことで、ポンプ使用時において、押圧基部26の表面に対しての親指の滑りを防止することができる。
また、片手操作具10F、10Hの場合には、押圧基部26を固定部材25に対して、回転ピン30を中心にして回転自在に固定したので、両手または片手によるポンプ使用時、親指の挿入口bへの挿入角度上、挿入空間aに親指が差し込み難いときでも、押圧基部26を回転ピン30を中心にして所定角度回動させることで、親指の挿入空間aの軸線方向の向きを、親指が挿入口bに挿入し易い方向に変更することができる。
この発明の実施例1に係るポンプ付液体容器の片手操作具の要部斜視図である。 この発明の実施例1に係るポンプ付液体容器の片手操作具の使用状態を示す一部断面図を含む正面図である。 この発明の実施例1に係るポンプ付液体容器の要部断面図である。 この発明の別の実施形態に係る支柱が1本の片手操作具の斜視図である。 この発明のまた別の実施形態に係る支柱が2本の片手操作具の斜視図である。 (a)この発明のさらに別の実施形態に係る支柱が3本の片手操作具の横断面図である。(b)この発明のさらにまた別の実施形態に係る支柱が4本の片手操作具の横断面図である。 この発明の他の実施形態に係る細い支柱が2本の片手操作具の斜視図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る細い支柱が2本で、押圧基部を回転自在に設けた片手操作具の斜視図である。 この発明のさらにまた他の実施形態に係る支柱が1本の片手操作具の斜視図である。 この発明のこれとは別の実施形態に係る支柱が1本で、押圧基部を回転自在に設けた片手操作具の斜視図である。
符号の説明
10,10A〜10H ポンプ付液体容器の片手操作具、
11 容器、
12 ディスペンサポンプ、
13 ヘッド部、
14 ノズル、
20 吸い上げ管、
25 固定部材、
25a 掛止部、
25b 切欠部、
26 押圧基部、
27 支柱、
28 天井部、
a 挿入空間。

Claims (4)

  1. 容器に収納された液体の所定量を吐出するディスペンサポンプのヘッド部に取り付けられ、前記ディスペンサポンプのポンプ操作と、前記ヘッド部に突設されたノズルから吐出された液体の掌での受け取りとを片手で同時に行えるポンプ付液体容器の片手操作具において、
    前記ヘッド部に、固定部材を介して固定され、指で押し下げられる押圧基部と、
    該押圧基部に立設された複数本の支柱と、
    これらの複数本の支柱を介して押圧基部との間に指の挿入空間を画成し、前記支柱の先部に設けられ、指で押し下げ可能な天井部とを備えたポンプ付液体容器の片手操作具。
  2. 容器に収納された液体の所定量を吐出するディスペンサポンプのヘッド部に取り付けられ、前記ディスペンサポンプのポンプ操作と、前記ヘッド部に突設されたノズルから吐出された液体の掌での受け取りとを片手で同時に行えるポンプ付液体容器の片手操作具において、
    前記ヘッド部に、固定部材を介して固定され、指で押し下げられる押圧基部と、
    該押圧基部に立設された1本の支柱と、
    該支柱を介して押圧基部との間に指の挿入空間を画成し、前記支柱の先部に設けられ、指で押し下げ可能な天井部とを備えたポンプ付液体容器の片手操作具。
  3. 前記固定部材は、外周板を有するキャップ形状であって、
    この外周板の一部分に、前記ヘッド部を掛止する掛止部と、前記ノズルが挿入される切欠部とが、それぞれ形成された請求項1または請求項2に記載のポンプ付液体容器の片手操作具。
  4. 前記押圧基部は、前記固定部材に対して、前記容器内の液体をヘッド部に吸い上げる吸い上げ管の軸線を中心にして回転自在に構成された請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のポンプ付液体容器の片手操作具。
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