JP3722671B2 - 射出延伸ブロー成形装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出延伸ブロー成形装置に関し、特に、回転板によりネック型を少なくとも射出成形部と延伸ブロー成形部に間欠搬送する射出延伸ブロー成形装置に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
この種の射出延伸ブロー成形装置としては、例えば、特公平5−32211号公報に示されるようなものがある。
【0003】
この射出延伸ブロー成形装置は、図4に示すように、機台10上の所定位置に射出成形部12や延伸ブロー成形部14等の各成形部が配置されるようになっている。
【0004】
また、機台10上には、下部基盤16が固定され、この下部基盤16の上方にはタイバー18を介して支持板20が固定されている。
【0005】
下部基盤16と支持板20との間には、上部基盤22と型締め板24がタイバー18に沿って昇降可能に配設されている。
【0006】
上部基盤22の下面側には、回転板26が間欠回転可能に設けられている。
【0007】
この回転板26には、各成形部対応位置にネック型28が配設され、このネック型28が回転板26の間欠回転によって各成形部位置で停止可能にされている。
【0008】
また、各成形部、例えば、射出成形部12には射出キャビティ型30、延伸ブロー成形部14にはブローキャビティ型32が設けられ、下部基盤16に設けた昇降シリンダ34にて回転板26及び上部基盤22を下降させることで、各ネック型28と、射出キャビティ型30及びブローキャビティ型32とが型閉じされるようになっている。
【0009】
さらに、型締め板24には、各成形部、例えば、射出成形部12や延伸ブロー成形部14に対応した射出コア型36やブローコア型38が設けられ、支持板20上に設けた型締めシリンダ40にて型締め板24を下降させることで、射出コア型36及びブローコア型38と各ネック型28とを、射出キャビティ型30及びブローキャビティ型32に対して型締め可能にしている。
【0010】
なお、延伸ブロー成形部14位置の型締め板24上には、延伸ロッド42を進退可能にする延伸ロッド昇降シリンダ44が設けられている。
【0011】
しかし、このような射出延伸ブロー成形装置にあっては、射出コア型36、ブローコア型38及びネック型28の型締めを型締め板24の上方の支持板20に設けた型締めシリンダ40にて行うようにしているため、型締めシリンダ40の型締め力を大きくしなければならず、しかも、型締め板24を支持板20下方から射出キャビティ型30及びブローキャビティ型32付近まで移動させなければならず、大きな移動ストロークを必要とする。
【0012】
従って、型締めシリンダ40が大きく、重量が大となり、さらには、長さも長くなって、装置全高が高くなり、また、重量物が一番高い位置にあるため、非常にバランスが悪く、不安定な状態となる。
【0013】
また、上部基盤22を昇降させる昇降シリンダ34が下部基盤16のほぼ中央に位置しているため、昇降シリンダ34が邪魔になり、ブロー型締め用のブローストロークを大きく取れず、メンテナンス作業も困難な状態となる。
【0014】
本発明の目的は、装置全高を低く押さえて、コンパクトで、バランスのよい安定した状態とし、しかも、下部基盤中央に邪魔なものが存在することのない射出延伸ブロー成形装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の射出延伸ブロー成形装置は、射出成形部と延伸ブロー成形部とを有し、前記各成形部に対応して配設したネック型を前記各成形部に間欠搬送する回転板を有する射出延伸ブロー成形装置において、
機台上に固定されると共に、前記回転板との間で前記各成形部の成形空間を形成する下部基盤と、
前記下部基盤上方に配設され前記回転板を支持する上部基盤と、
前記下部基盤下方で前記機台内に配設された牽引板と、
前記下部基盤を貫通して前記上部基盤と前記牽引板とを連結する複数のタイバーと、
前記機台内に配設されて前記牽引板を昇降駆動する型締め手段と、
前記上部基盤の上方に配置され、射出コア型を昇降する射出コア型型締めシリンダと、
を有することを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、下部基盤を貫通する複数のタイバーによって上部基盤と牽引板とを連結し、機台内に配設された型締め手段により牽引板を昇降駆動することで、大きな型締め手段を機台上方に配置することなく、装置全高を低く押さえてバランスのよい安定した状態とすることができる。
【0017】
また、型締め手段は、機台内で牽引板を牽引する状態となり、この牽引板の牽引により上部基盤が昇降するだけで、上部基盤の上方には固定された支持板が存在しないため非常にコンパクトな状態とすることができる。特に、射出コア型型締めシリンダを有することで、機台内の型締め手段をネック型専用の型締め手段とすることができ、型締め手段と射出コア型型締めシリンダをそれぞれ機能分散させてコンパクト化を図ることができる。
【0018】
さらに、回転板を支持する上部基盤の昇降が機台内に配設された型締め手段によって行われるため、下部基盤上には上部基盤を昇降させるものが存在せず、延伸ブロー成形部におけるブロー型締め用のブローストロークを十分に確保することができ、しかも、下部基盤上におけるメンテナンス作業も、邪魔なものが存在せず、容易に行うことが可能となる。
【0019】
本発明においては、前記上部基盤の上方に前記射出コア型型締めシリンダを取り付けるシリンダ固定板が配設され、
前記シリンダ固定板と、前記上部基盤と、前記牽引板とが前記タイバーに固定されて、一体に昇降可能にされるようにすることができる。
【0020】
このような構成とすることにより、上部基盤の上方に射出コア型型締めシリンダを取り付けるシリンダ固定板を有する場合でも、シリンダ固定板が上部基盤と一体的に昇降するため、シリンダ固定板と上部基盤との距離は一定に保たれ、射出コア型型締めシリンダのストロークを最小限に抑えて、射出コア型型締めシリンダの小型化を図ることができる。
【0022】
本発明においては、前記型締め手段は、前記射出成形部の下方位置に配設するとよい。
【0023】
このような構成とすることにより、延伸ブロー成形部等の他の成形部よりも型締め力を必要とする射出成形部位置において大きな型締め力を発生させることができ、型締め手段の型締め力を最小限にして有効に活用することができる。
【0024】
この場合、前記機台内における前記延伸ブロー成形部の下方位置に前記牽引板を昇降駆動する補助型締めシリンダが配設されることが好ましい。
【0025】
このような構成とすることにより、延伸ブロー成形部におけるネック型及びブローコア型に係るブロー成形時の反力をバランスよく受けることができる。
【0026】
本発明においては、前記機台内に前記型締め手段と前記補助型締めシリンダを同期させる同期手段が配設されていることが好ましい。
【0027】
このような構成とすることにより、牽引板を移動させるための型締め手段と補助型締めシリンダがあっても、同期手段によって牽引板及び上部基盤を水平に保ったままスムーズに昇汞させることができる。
【0028】
本発明においては、前記ブロー成形部側には、前記上部基盤の下降時に前記上部基盤の下限位置を規制するストッパが設けられていることが好ましい。
【0029】
このような構成とすることにより、ブロー型開時であっても、上部基盤の下降時にストッパによって確実に下限位置を規制して、確実な位置決めを行うことができる。
【0030】
また、本発明の他の射出延伸ブロー成形装置は、射出成形部と延伸ブロー成形部とを有し、前記各成形部に対応して配設したネック型を前記各成形部に間欠搬送する回転板を有する射出延伸ブロー成形装置において、
機台上に固定されると共に、前記回転板との間で前記各成形部の成形空間を形成する下部基盤と、
前記下部基盤上方に配設され前記回転板を支持する上部基盤と、
前記下部基盤下方で前記機台内に配設された牽引板と、
前記下部基盤を貫通して前記上部基盤と前記牽引板とを連結する複数のタイバーと、
前記機台内に配設されて前記牽引板を昇降駆動する型締め手段と、
前記上部基盤の上方に配置され、射出コア型を昇降する射出コア型型締めシリンダと、
を有し、
前記型締め手段は、
前記機台内における前記射出成形部の下方位置に配設されて前記牽引板を昇降駆動する型締めシリンダと、
前記機台内における前記延伸ブロー成形部の下方位置に配設されて前記牽引板を昇降駆動する補助型締めシリンダと、
前記型締めシリンダと前記補助型締めシリンダとを同期可能に前記機台内に配設された同期手段とを有し、
前記同期手段は、前記下部基盤の前記射出成形部と前記延伸ブロー成形部側にそれぞれ垂下して配設された2つのラックと、
前記牽引板の前記射出成形部と前記延伸ブロー成形部間にわたって配設された回転軸に固定され、前記各ラックと噛合する2つのピニオンと、
を有することを特徴とする。
【0031】
本発明によれば、機台内の射出成形部の下方位置に配設された型締めシリンダにより牽引板を駆動することで、型締めシリンダを機台上方に配置することなく、装置全高を低く抑えて、コンパクトでバランスのよい安定した装置とすることができる。
【0032】
しかも、下部基盤中央に邪魔なものが存在することがなく、ブロー型の開閉ストロークを充分に大きくとることができ、さらには、メンテナンス作業も容易にすることができる。
【0033】
また、型締めシリンダの駆動力を、大きな型締め力を必要とする射出成形部に有効に活用することができる。
【0034】
さらに、機台内の延伸ブロー成形部の下方位置に牽引板を昇降駆動する補助型締めシリンダを配設することで、上部基盤を射出成形部側と延伸ブロー成形部側でバランスよく昇降させることができる。
【0035】
また、2つの型締めシリンダの同期手段に、下部基盤より垂下させた2つのラックと、牽引板の射出成形部と延伸ブロー成形部間にわたって配設された回転軸に固定した2つのピニオンを用いることで、簡単な構成で、上部基盤が下部基盤に対して平行を維持しながら移動することができる。
【0036】
特に、型閉じ時には、より上部基盤が平行を保つことが重要である。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0038】
図1〜図3は、本発明の一実施の形態に係る射出延伸ブロー成形装置を示す図である。
【0039】
この射出延伸ブロー成形装置50は、図2及び図3に示すように、機台52と、下部基盤54と、上部基盤56と、牽引板58と、シリンダ固定板60とを有し、上部基盤56と、牽引板58と、シリンダ固定板60とが下部基盤54を貫通する複数、例えば4本のタイバー62(図1参照)によって連結固定されている。
【0040】
機台52は、内部空洞の箱形状とされ、その上面の一方側に射出装置64を取り付けた状態となっている。
【0041】
下部基盤54は、機台52の他方側の上面に固定された状態となっている。
【0042】
上部基盤56は、下部基盤54と所定の間隔をおいて下部基盤54の上方に配設され、下面側に回転板66を回転可能に支持している。
【0043】
また、この上部基盤56は、射出装置64側の2本のタイバー62の途中位置と、射出装置64と反対側の2本のタイバー62の上端とに連結固定された状態となっている。
【0044】
そして、下部基盤54と回転板66との間は、成形空間として利用され、図1に示すように、射出装置64側に射出成形部68、その対向位置に延伸ブロー成形部70、射出成形部66及び延伸ブロー成形部70と90度交差する位置に温調部72及び取出部74が設けられている。
【0045】
射出成形部68では、図2に示すように、射出装置64とノズルタッチするホットランナ76を介して射出キャビティ型78が下部基盤54上に取り付けられている。
【0046】
延伸ブロー成形部70では、同じく図2に示すように、ブロー型型締めシリンダ80を含むブロー型締め機構82によって型締め可能にされた割型からなるブローキャビティ型84が下部基盤54上に設けられている。
【0047】
温調部72では、図3に示すように、温調ポット86が下部基盤54上に固定されている。
【0048】
取出部74では、図3に示すように、成形品を取り出すためのシュータ88が下部基盤54上に取り付けられている。(図2では省略した)
また、回転板66の下面には、射出成形部68、温調部72、延伸ブロー成形部70、取出部74のそれぞれの位置に対応して、それぞれ複数、例えば2つのネック型90が配設されている。
【0049】
ネック型90は、割型にて構成され、これら割型がそれぞれ分割板からなるネック型支持板92に取り付けられ、ネック型支持板92の開閉によってネック型90が開閉可能にされている。
【0050】
また、回転板66は、上部基盤56上に設けた電動モータ94によって90度づつ間欠回転可能にされ、ネック型90を射出成形部68、温調部72、延伸ブロー成形部70、取出部74へと順次搬送し得るようにされている。
【0051】
なお、この回転板66の回転停止位置は、位置決め機構96によって位置決めされるようになっているが、サーボモータの位置決め手段のみでもかまわない。
【0052】
また、上部基盤54上には、温調部72対応位置に図示せぬ温調コアを昇降させる温調コア昇降シリンダ98、延伸ブロー成形部70対応位置にブローコア型100を昇降させるブローコア型昇降シリンダ102及び延伸ロッド104を昇降させる延伸ロッド昇降シリンダ106、そして、取出部74対応位置にネック型支持板92を開くためのエジェクトカム108を昇降させるエジェクトカム昇降シリンダ110等が設けられている。
【0053】
シリンダ固定板60は、上部基盤56の上方で射出成形部68側に位置する2本のタイバー62の上端に固定され、このシリンダ固定板60と上部基盤56との間には、射出コア型112を取り付けた射出コア型型締め板114が2本のタイバー62に沿って昇降可能に取り付けられている。
【0054】
また、シリンダ固定板60上には、射出コア型型締めシリンダ116が取り付けられ、この射出コア型型締めシリンダ116のピストン118の先端が射出コア型型締め板114に連結されている。
【0055】
牽引板58は、機台52内で、4本のタイバー62の下端に連結固定されている。
【0056】
この牽引板58には、射出成形部68の下方位置に型締め手段としてのネック型型締めシリンダ120が取り付けられ、このネック型型締めシリンダ120のピストン122が下部基盤54の下面に連結されている。
【0057】
従って、図3に示すように、牽引板58が上昇した状態でネック型型締めシリンダ120を駆動させると、牽引板58の下降に伴ってタイバー62が牽引されて下降し、このタイバー62に連結固定された上部基盤56が、図2に示すように、ストロークL1分下降して、回転板66に取り付けられたネック型90が下降し、例えば射出成形部68では、射出キャビティ型78に対してネック型90が型締めされることとなる。
【0058】
なお、延伸ブロー成形部70側においては、上部基盤56の下面が、ブロー型締め機構82の上部に設けたストッパ138に当接して、上部基盤56の下限位置で位置決めされる。
【0059】
さらに、温調部72及び延伸ブロー成形部70においては、ネック型90に対して温調ポット86及びブロー型締め機構82によってブローキャビティ型84が型締めされる。
【0060】
この上部基盤56の下降時には、射出成形部68側の2本のタイバー62上端に固定されたシリンダ固定板60も同時に上部基盤56と同じストロークL1分だけ下降した状態となっている。
【0061】
この状態で、射出成形部68では、射出コア型型締めシリンダ116の駆動により射出コア型型締め板114をストロークL2分下降させることで、射出コア型112とネック型90とを型締めし、射出装置64より溶融樹脂を射出キャビティ型78内に射出してプリフォーム124を射出成形するようにしている。
【0062】
この場合、射出コア型型締めシリンダ116は、上部基盤56の下降に伴って一体に下降するため、上部基盤56との距離が常に一定に保たれる。
【0063】
そのため、射出コア型型締めシリンダ116の下降ストロークL2は、射出コア型112を回転板66から退避した位置から型締め位置までの最小ストロークですむため、射出コア型型締めシリンダ116の長さを短くすることができる。
【0064】
しかも、射出コア型型締めシリンダ116は、射出コア型112を型締めするだけの型締め力が得られれば足りるため、射出コア型型締めシリンダ116を比較的小型のものとすることができる。
【0065】
従って、射出延伸ブロー成形装置50の全高を低く抑えることができ、しかも、上方側の重量を抑えてバランスをよくし、安定した状態とすることができる。
【0066】
また、ネック型型締めシリンダ120は、ネック型90の型締め力に見合うだけの型締め力があれば足り、比較的小型にすることができる。
【0067】
しかも、このネック型型締めシリンダ120が射出成形部68の下方位置に配設されているため、ネック型型締めシリンダ120が比較的小型であっても、その型締め力を有効に活用することができる。
【0068】
ここで、この射出成形部68の成形動作と同時に、温調部72では、温調コア昇降シリンダ98によって、図示せぬ温調コアを温調ポット86内に挿入してプリフォーム124の温調を行う。
【0069】
また、延伸ブロー成形部70では、ブローコア型昇降シリンダ102によってブローコア型100を下降させ、ネック型90に対してブローコア型100を型締めするとともに、延伸ロッド昇降シリンダ106によって延伸ロッド104を下降させ、ブローキャビティ型84内にブローエアを供給することで温調されたプリフォーム124を二軸延伸ブローしてボトル126を成形する。
【0070】
さらに、取出部74では、エジェクトカム昇降シリンダ110により、エジェクトカム108を下降させてネック型支持板92を介しネック型90を開き、ボトル126を落下させて、シュータ88によりボトル126を装置外に排出するようにしている。
【0071】
次に、各成形工程終了後、ブロー型締め機構82によってブローキャビティ型84を型開し、ネック型型締めシリンダ120により上部基盤56を上昇させ、射出コア型型締めシリンダ116、温調コア昇降シリンダ98、ブローコア型昇降シリンダ102、延伸ロッド昇降シリンダ106及びエジェクトカム昇降シリンダ110により、射出コア型112、温調コア、ブローコア型100、延伸ロッド104及びエジェクトカム108を回転板66位置より待避させれば、回転板66が回転可能な状態となる。
【0072】
この状態で、電動モータ94により回転板66を間欠回転させて順次各成形部における成形を行うことができる。
【0073】
また、牽引板58の延伸ブロー成形部70の下方位置には、補助型締めシリンダ128が設けられ、この補助型締めシリンダ128の図示せぬピストンの先端を下部基盤54に連結して、射出成形部68側と延伸ブロー成形部70側の上部基盤56の昇降をバランスよくして、昇降をスムーズに行うことができるようにしている。
【0074】
さらに、機台52内には、ネック型型締めシリンダ120と補助型締めシリンダ128を同期させる同期手段130が配設されている。
【0075】
この同期手段130は、下部基盤54の射出成形部68側と延伸ブロー成形部70側にそれぞれ垂下して配設された2つのラック132と、牽引板58の射出成形部68と延伸ブロー成形部70間にわたって配設された回転軸134と、この回転軸134に固定され、各ラック132と噛合する2つのピニオン136とから構成される。
【0076】
同期手段130をこのような構成とすることで、簡単な機構で確実に各型締めシリンダ120、128を同期させ、上部基盤56を水平に保ったままスムーズに昇降させることができる。
【0077】
なお、射出成形部68にも、上部基盤56の下降限を補助的に規制するためのストッパロッド140が設けられている。
【0078】
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
【0079】
例えば、前記実施の形態では、射出形成部、温調部、延伸ブロー成形部、取出部の4つの成形処理部を設け、回転板を90度づつ間欠回転させて成形品を搬送するようにしているが、この例に限らず、成形処理部が、少なくとも射出成形部と延伸ブロー成形部とを有し、延伸ブロー成形部で成形品を取り出すようにしてもよく、この場合、射出成形部と延伸ブロー成形部とを対向位置に配し、回転板を180度づつ間欠搬送することも可能である。
【0080】
また、射出成形部、延伸ブロー成形部などを3箇所に配置させ、120度ずつ間欠回転させることも可能である。その場合には、3本のタイバーとしてもよい。
【0081】
さらにまた、各型締め機構は、シリンダとピストンによるものに限らず、種々の機構、例えば、トグル機構などを用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る射出延伸ブロー成形装置を示す平面図である。
【図2】図1の射出延伸ブロー成形装置の一部を破断して示す正面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】従来の射出延伸ブロー成形装置を示す断面図である。
【符号の説明】
50 射出延伸ブロー成形装置
52 機台
54 下部基盤
56 上部基盤
58 牽引板
60 シリンダ固定板
62 タイバー
66 回転板
68 射出成形部
70 延伸ブロー成形部
82 ブロー型締め機構
90 ネック型
112 射出コア型
114 射出コア型型締め板
116 射出コア型型締めシリンダ
120 ネック型型締めシリンダ
128 補助型締めシリンダ
130 同期手段
132 ラック
134 回転軸
136 ピニオン
138 ストッパ

Claims (7)

  1. 射出成形部と延伸ブロー成形部とを有し、前記各成形部に対応して配設したネック型を前記各成形部に間欠搬送する回転板を有する射出延伸ブロー成形装置において、
    機台上に固定されると共に、前記回転板との間で前記各成形部の成形空間を形成する下部基盤と、
    前記下部基盤上方に配設され前記回転板を支持する上部基盤と、
    前記下部基盤下方で前記機台内に配設された牽引板と、
    前記下部基盤を貫通して前記上部基盤と前記牽引板とを連結する複数のタイバーと、
    前記機台内に配設されて前記牽引板を昇降駆動する型締め手段と、
    前記上部基盤の上方に配置され、射出コア型を昇降する射出コア型型締めシリンダと、
    を有することを特徴とする射出延伸ブロー成形装置。
  2. 請求項1において、
    前記上部基盤の上方に前記射出コア型型締めシリンダを取り付けるシリンダ固定板が配設され、
    前記シリンダ固定板と、前記上部基盤と、前記牽引板とが前記タイバーに固定されて、一体に昇降可能にされていることを特徴とする射出延伸ブロー成形装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記型締め手段は、前記射出成形部の下方位置に配設されていることを特徴とする射出延伸ブロー成形装置。
  4. 請求項3において、
    前記機台内における前記延伸ブロー成形部の下方位置に前記牽引板を昇降駆動する補助型締めシリンダが配設されていることを特徴とする射出延伸ブロー成形装置。
  5. 請求項4において、
    前記機台内に前記型締め手段と前記補助型締めシリンダを同期させる同期手段が配設されていることを特徴とする射出延伸ブロー成形装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記ブロー成形部側には、前記上部基盤の下降時に前記上部基盤の下限位置を規制するストッパが設けられていることを特徴とする射出延伸ブロー成形装置。
  7. 射出成形部と延伸ブロー成形部とを有し、前記各成形部に対応して配設したネック型を前記各成形部に間欠搬送する回転板を有する射出延伸ブロー成形装置において、
    機台上に固定されると共に、前記回転板との間で前記各成形部の成形空間を形成する下部基盤と、
    前記下部基盤上方に配設され前記回転板を支持する上部基盤と、
    前記下部基盤下方で前記機台内に配設された牽引板と、
    前記下部基盤を貫通して前記上部基盤と前記牽引板とを連結する複数のタイバーと、
    前記機台内に配設されて前記牽引板を昇降駆動する型締め手段と、
    前記上部基盤の上方に配置され、射出コア型を昇降する射出コア型型締めシリンダと、
    を有し、
    前記型締め手段は、
    前記機台内における前記射出成形部の下方位置に配設されて前記牽引板を昇降駆動する型締めシリンダと、
    前記機台内における前記延伸ブロー成形部の下方位置に配設されて前記牽引板を昇降駆動する補助型締めシリンダと、
    前記型締めシリンダと前記補助型締めシリンダとを同期可能に前記機台内に配設された同期手段とを有し、
    前記同期手段は、前記下部基盤の前記射出成形部と前記延伸ブロー成形部側にそれぞれ垂下して配設された2つのラックと、
    前記牽引板の前記射出成形部と前記延伸ブロー成形部間にわたって配設された回転軸に固定され、前記各ラックと噛合する2つのピニオンと、
    を有することを特徴とする射出延伸ブロー成形装置。
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