JP3721736B2 - 超音波プローブ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、体腔内等に挿入されて超音波検査を行う超音波プローブに関するものであり、特に超音波振動子を遠隔操作で回転操作できるようにした超音波プローブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
体内の組織状態の検査を行うための超音波プローブとして、体腔内に挿入されるタイプのものは従来から広く用いられている。この種の超音波プローブは、超音波走査部を可撓性コードに接続したものであり、この超音波プローブは直接体腔内に挿入されるものと、所定のガイド手段を介して体腔内に挿入されるものとがある。ここで、超音波プローブの体腔内への挿入をガイドする手段の代表的なものとしては内視鏡がある。内視鏡には、鉗子等の処置具を挿通するための処置具挿通チャンネルが設けられているから、この処置具挿通チャンネルを超音波プローブの挿入経路として用いるのが一般的である。
【0003】
特に、内視鏡の処置具挿通チャンネルをガイドとして挿入される超音波プローブにあっては、細径化を図るために、超音波走査部には単板の超音波振動子が設けられる。従って、この超音波振動子により所定の範囲を走査するが、この走査としては超音波振動子を回転方向に駆動するラジアル走査等が行われ、このラジアル走査時には超音波振動子の駆動手段等が必要となる。この駆動手段等を挿入部の先端に設けると太径化するので、超音波観測装置と一体的に設けられ、または超音波観測装置とは別個に設けた超音波操作部に装着するように構成する。超音波操作部は超音波プローブと一体化したものもあるが、使用上の便宜等の観点から、超音波プローブを超音波操作部に着脱可能に接続する構成とするのが一般的である。超音波走査部に連結した可撓性コードは体腔内の曲がった経路に沿って挿入されるものであって、その基端部には超音波操作部に接続するコネクタ部が設けられる。
【0004】
超音波プローブのコネクタ部を超音波操作部に接続し、その超音波走査部を体腔内に導いて、超音波検査を行うべき位置に配置させる。超音波振動子から超音波パルスを体内に向けて送信すると、体内組織の断層部分から反射エコーが得られ、この反射エコーは超音波振動子により電気信号に変換されて、この信号が外部に取り出される。そして、この反射エコー信号を所定の処理を行うことにより超音波画像が得られる。
【0005】
ラジアル超音波走査を行う場合に用いられる超音波操作部は、少なくとも回転駆動手段と回転角の検出手段とが設けられる。従って、遠隔操作により超音波振動子にまで回転を伝達するために、可撓性コードは軟性で電気絶縁部材である合成樹脂で形成したチューブ内にフレキシブルシャフトを挿通させることにより構成される。フレキシブルシャフトの基端部に回転力を与えると、チューブ内でフレキシブルシャフトが軸回りに回転することになる。フレキシブルシャフトとしては、金属線材を密着した螺旋状に巻回した密着コイルで形成される中空のシャフトから構成するのが一般的であり、さらにこのフレキシブルシャフト内に超音波振動子に接続した同軸ケーブルが挿通される。
【0006】
可撓性コードの先端に設けられる超音波走査部としては、先端キャップ内に超音波振動子を設けてなるものである。超音波振動子は回転部材に装着され、この回転部材にはフレキシブルシャフトの先端が接続される。また、先端キャップは音響特性に優れた樹脂材で構成し、かつ少なくともこの先端キャップ内には超音波伝達媒体を充満させておく。一方、可撓性コードにおけるチューブは先端キャップに連結されるが、この先端キャップは超音波の伝達性を考慮して樹脂材で形成されるから、これら共に樹脂材で形成したチューブと先端キャップとを直接連結すると、外力が作用すると容易に分離してしまうおそれがある。このために、先端キャップとチューブとの間には筒状の金属で形成した保形用の連結部材を設け、先端キャップをこの連結部材に固着すると共に、チューブの先端もこの連結部材に固着することによって、可撓性コードと超音波走査部との間の固着強度を高めるようにしている。一方、可撓性コードの基端部には超音波操作部に着脱可能に接続されるコネクタ部が設けられる。このコネクタ部は、チューブに連結したリング状の固定部と、この固定部内に設けられ、フレキシブルシャフトに連結した回転部とから構成される。固定部は超音波操作部に固定的に保持され、また回転部は超音波操作部の回転駆動手段に接続される。
【0007】
ここで、超音波振動子に対しては、超音波の送信駆動を行う信号を供給する必要がある。また、超音波振動子は体内からの反射エコーを受信して、電気信号に変換するが、この超音波受信信号は超音波操作部に送信する必要がある。このために、フレキシブルシャフト内には、一端が超音波振動子に接続したケーブルが挿通されている。コネクタ部は超音波操作部に着脱可能に接続されるものであるから、ケーブルの基端部はコネクタ部に設けた電極に接続し、この電極を介して超音波操作部に電気的に接続するように構成している。単板の超音波振動子を用いた超音波プローブの場合には電極は2箇所設けるが、これらの電極は超音波操作部に着脱可能に接続するという関係から、筒状に形成するか、あるいはピンの形状とするのが一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
電極を筒状に形成するにしろ、またピンの形を持たせるにしろ、2箇所設けることから、間に電気絶縁部材を介在させなければならない。またフレキシブルシャフトは、前述したように、金属線材からなる密着コイルで形成されているから、一方の電極と当接していると、このフレキシブルシャフトにも電流が流れることになる。フレキシブルシャフトはチューブ内に挿通されており、このチューブは電気絶縁性部材である合成樹脂で形成されるから、フレキシブルシャフトがこのチューブの内面と接触していても、格別問題となることはない。しかしながら、既に説明したように、チューブの先端は直接先端キャップに連結されるのではなく、金属で形成した連結部材を介して連結されている。そして、例えば可撓性コードが曲げられたりすると、フレキシブルシャフトがこの連結部材に接触することがあり、このためにフレキシブルシャフトから連結部材に電流が流れ得る状態となってしまう。
【0009】
連結部材が外部に露出しており、この連結部材が体腔内壁と接触した状態で、電極に電流が流れると、フレキシブルシャフトから連結部材を介して患者の体内に電流が流れてしまうことになる。これを防止するためには、連結部材が外部に露出しないようにするか、連結部材の内部に絶縁リングを設けるようにする。あるいは、コネクタ部における電極とフレキシブルシャフトとの間を電気的に絶縁することも可能である。連結部材を外部に露出しないようにするには、例えば絶縁部材によるコーティングを施す等の構成とすることが考えられるが、コーティングは剥離の可能性があることから、完全な絶縁措置とは言えない。また連結部材の内部に絶縁リングを設けると、それだけ可撓性コードと超音波走査部との連結部分が太径化するので好ましくはない。
【0010】
ここで、コネクタ部を超音波操作部に接続した時に、回転の伝達を可能となし、かつ確実に電気的な接続を行わなければならないが、フレキシブルシャフトの基端部に回転体を連結した状態で、その連結強度を向上させるために、フレキシブルシャフトは金属からなる回転体に連結しなければならない。そして、コネクタ部には2箇所に電極が設けられるが、これらの電極は回転体とも、また相互の電極間とも電気的に絶縁されていなければならない。従って、コネクタ部側でフレキシブルシャフトと電気的に絶縁するには、その回転部の構成としては、金属からなる回転体と、絶縁部材と、一方の電極、絶縁部材、他方の電極というように、最低限4つの部材を連結する構成としなければならないことになる。このために、コネクタ部の構成が複雑になり、かつ4つの部材を連結することから、強度的にも弱くなり、かつ絶縁部材は合成樹脂で形成されることから、その材質によっては変形のおそれもあるだけでなく、硬質部分の軸線方向の長さが長くなってしまう。
【0011】
ここで、超音波プローブとして、内視鏡の処置具挿通チャンネルをガイドとして体腔内に挿入されるように構成したものがある。この場合には、処置具挿通チャンネルの内径より細くする必要があるが、超音波画像の画質の向上を図るために、超音波振動子の送受信面を大きくして、低周波で高出力のものとした場合には、超音波走査部側から処置具挿通チャンネルに挿通できなくなってしまう。このために、コネクタ部側から処置具挿通チャンネルに挿通させるが、前述したように、コネクタ部における硬質部分が長くなると、処置具挿通チャンネルへの挿入操作に支障を来すおそれもある。
【0012】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、超音波走査部と可撓性コードとの連結部を太径化させたり、またコネクタ部の構成を複雑化させたり、強度を低下させたりすることなく、フレキシブルシャフトを介して患者に電流が流れるのを防止できるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本発明は、超音波振動子を備えた超音波走査部と、前記超音波振動子を回転駆動するために、密着コイルからなるフレキシブルシャフトを可撓性のチューブに挿通させ、このフレキシブルシャフト内にケーブルを挿通させた可撓性コードと、前記チューブに連結される固定部と、この固定部内に設けた回転部とを備えたコネクタ部とから構成される超音波プローブであって、前記フレキシブルシャフトは、前記超音波走査部側から延在させた先端側フレキシブルシャフトと、前記コネクタ部側から延在させた基端側フレキシブルシャフトとを少なくとも1箇所で連結する構成となし、連結部の少なくとも1箇所に電気絶縁部材を介在させる構成としたことをその特徴とするものである。
【0014】
先端側,基端側のフレキシブルシャフトは直接連結する構成とするか、または間に他の1乃至複数のフレキシブルシャフトを介在させるようにすることもできる。各フレキシブルシャフトは連結部により連結されて、チューブ内に挿通されるが、複数の連結部を有する場合において、電気絶縁部材を介在させるのは、1箇所でも良いが、より完全な絶縁性を確保するためには、複数箇所の連結部に電気絶縁部材を介在させる。先端側,基端側のフレキシブルシャフトを連結部材を介して直接連結する場合においては、その連結位置は特に制約はないが、フレキシブルシャフトによる回転の伝達効率を加味すれば、前記可撓性コードのほぼ中間の部位に設けるのが好ましい。また、例えば間に第3のフレキシブルシャフトを介在させて、3本のフレキシブルシャフトで構成する場合には、その全長を3等分した位置で連結するのが好ましい。
【0015】
連結部の構成としては、各フレキシブルシャフトの端部に、それぞれ連結用の金属リングを連結し、これら両金属リングを間に電気絶縁性を有する絶縁リングを挟んで連結するように構成するのが望ましい。そして、絶縁リングは、所定の長さを有する周胴部を有し、この周胴部の少なくとも一端側に外側または内側に延在させたスペーサ部を連設したものとなし、両金属リングをそれぞれこの絶縁リングの周胴部の内周側及び外周側に少なくとも一部分と当接させると共に、これら両金属リングの端部をスペーサ部に当接させることによって、両金属リングを電気的に絶縁した状態で接続するのがさらに望ましい。しかも、金属リングの絶縁リングと重なり合わない位置の周胴部に貫通するように、フレキシブルシャフトの内外を連通させる透孔を形成することも可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態について、図面を参照して詳細に説明する。この実施の形態においては、超音波プローブを内視鏡に設けた処置具挿通チャンネルを介して体腔内に挿入するように構成したものを示す。ただし、直接体腔内に挿入されるタイプの超音波プローブにも適用できる。また、超音波プローブの超音波操作部への接続は接続アダプタを介して行う構成としたが、接続アダプタを用いず、直接超音波操作部に接続するように構成することもできる。
【0017】
まず、図1に超音波検査装置の全体構成を示す。この超音波検査装置は、超音波プローブ1と、超音波操作部2及び超音波観測装置3とそのモニタ4とから構成される。超音波プローブ1は内視鏡5を介して体腔内に挿入されるものであり、具体的には、内視鏡5の本体操作部5aに設けられ、鉗子その他の処置具を挿通させるための処置具導入部6aから挿入されて、この本体操作部5aから挿入部5bを貫通するように形成した処置具挿通チャンネル6を介して体腔内に導かれる。また、本体操作部5aには図示しない光源装置やプロセッサ等に接続するためのユニバーサルコード5cが延在されている。ここで、超音波観測装置3及びそのモニタ4はラック7に装架されており、超音波操作部2はこのラック7に連結した支持アーム8の先端に方向調整可能に取り付けられている。そして、超音波操作部2からのコード9が引き出されて、このコード9は超音波観測装置3に接続される。
【0018】
超音波プローブ1は、図2乃至図5に示した構成となっている。まず、図2に示したように、超音波プローブ1は、先端側から、超音波走査部1a,可撓性コード1b及びコネクタ部1cとなっている。そして、超音波走査部1aの外径が最も太く、可撓性コード1b及びコネクタ部1cはそれより細くなっており、これら可撓性コード1b及びコネクタ部1cの外径寸法は処置具挿通チャンネル6の内径より小さくなっている。そして、図3及び図4から明らかなように、超音波走査部1aは先端キャップ10を有し、この先端キャップ10は連結部材11に螺合することにより連結される。
【0019】
先端キャップ10内には超音波振動子13が回転基台14に装着され、回転基台14は先端キャップ10の内面側に設けた軸受15により回転自在に支持されており、超音波振動子13を回転駆動することによってラジアル走査を行えるようになっている。ここで、先端キャップ10は処置具挿通チャンネル6の内径より太径のものであり、この先端キャップ10内に設けた超音波振動子13は大型で、広い送受信面を有し、低周波で高出力の超音波パルスを送信できるものとなっている。従って、超音波振動子13を装着した回転基台14は可撓性コード1bより断面形状が大きくなっている。
【0020】
可撓性コード1bは軟性樹脂等のように可撓性を有するチューブ16内にフレキシブルシャフト17を挿通させたものである。フレキシブルシャフト17は金属線材を密着螺旋状に巻回した密着コイル等から構成され、回転伝達をより正確かつ効率的に行うために、2重の密着コイルから構成するのが好ましい。チューブ16の先端は先端キャップ10に連結されるが、先端キャップ10は音響特性を考慮して、樹脂材で形成されており、かなり薄肉のものであるから、それを直接チューブ16に連結すると、容易に分離してしまうことになるから、この部位の連結強度を高めるために、前述した連結部材11が間に介装される。従って、この連結部材11は剛性のある金属材で形成されており、先端キャップ10への連結側が大径となり、チューブ16への連結側は小径となっている。そして、連結部材11は少なくとも一部が外部に露出している。
【0021】
一方、回転側の部材であるフレキシブルシャフト17の先端は回転基台14に連結して設けた回転筒体18に固着される。さらに、超音波振動子13には一対からなる電極19a,19bが設けられ、これら両電極19a,19bには信号線20a,20bが接続されており、これら信号線20a,20bは回転筒体18内で同軸ケーブル20となり、同軸ケーブル20はフレキシブルシャフト17の内部に挿通されて、コネクタ部1cまで延在されている。
【0022】
図5に可撓性コード1bとコネクタ部1cとの接続部を拡大して示す。コネクタ部1cは固定部と回転部とから構成される。可撓性チューブ16の基端部は金属材からなる固定部を構成する硬質パイプ21に嵌合固定されている。また、フレキシブルシャフト17の基端部は回転部を構成する回転部材22に連結される。回転部材22は、フレキシブルシャフト17の基端部に直結した回転筒体23と、この回転筒体23に連結した絶縁筒24とを有し、この絶縁筒24内には電極ピン25が挿通されている。回転筒体23は、フレキシブルシャフト17に回転を伝達する機能を発揮するだけでなく、一方の電極としても機能するもので、導電性を有し、かつ高い強度を持たせるために、金属パイプで形成されている。また、絶縁筒24は電極ピン25を支持すると共に、この電極ピン25と回転筒体23との間を電気的に絶縁する機能を発揮するものである。フレキシブルシャフト17内に挿通された同軸ケーブル20は、そのシールド線20cが回転筒体23に、また芯線20dが電極ピン25にそれぞれ連結されている。
【0023】
超音波プローブ1内の全体には超音波伝達媒体としての流動パラフィン等が封入されている。ここで、流動パラフィンは潤滑剤としての機能も発揮することから、超音波走査部1aだけでなく、可撓性コード1bの内部にも流動パラフィンを封入することによって、チューブ16内でのフレキシブルシャフト17の回転が円滑に行われるようになる。このように、内部に液体が封入されているから、回転筒体23の外周面と硬質パイプ21との間にはシール部材26が介装され、これによって超音波プローブ1は、その先端キャップ10から基端部までが密閉された構造となっている。
【0024】
超音波操作部2は、図6に示したように、プラスチック等の絶縁部材から構成されるケーシング31を有し、このケーシング31内には、回転軸32が設けられている。回転軸32は軸受33によりケーシング31に回転自在に支承して設けられて、このケーシング31に設けた開口部31aに臨んでいる。また、回転軸32には一対からなるギア34,35が取り付けられている。一方のギア34には電動モータ36の出力軸に設けた駆動ギア37が噛合して設けられ、また他方のギア35はエンコーダ38の入力軸に設けた従動ギア39と噛合している。そして、この回転軸32のケーシング31から突出した部位は大径化されており、この大径化された部分の内部には電極部材40が配置されている。電極部材40は内筒41と外筒42とを有し、これら内筒41と外筒42は導電性部材で形成され、かつこれら内筒41,外筒42間には絶縁筒43が介装されている。さらに、外筒42は絶縁リング44に挿嵌されており、この絶縁リング44が回転軸32に挿嵌されて、固着されている。従って、コネクタ部1c内に挿通させた同軸ケーブル20は、後述する接続アダプタ50を介して内筒41及び外筒42に電気的に接続されることになる。
【0025】
回転軸32の一端は、前述したように、ケーシング31の開口部31aに臨んでいるが、その他端はケーシング31内に設けたロータリコネクタ45の回転側部材45aに連結されている。また、このロータリコネクタ45の固定側部材45bにはコード9内のケーブル9aが接続されている。さらに、ロータリコネクタ45の固定側部材45bは回転規制部材46に嵌合されており、これによりこの固定側部材45bが共回りするのを規制し、かつ振れを吸収するように構成している。そして、この開口部31aの周囲には連結筒部47が立設されており、この連結筒部47は回転軸32を囲繞している。
【0026】
超音波プローブ1のコネクタ部1cは直接超音波操作部2に接続しても良いが、本実施の形態では接続アダプタ50を介して接続するように構成している。接続アダプタ50は、固定側部材と回転側部材とから構成され、回転側部材は固定側部材の内部に回転自在に装着されている。接続アダプタ50は、図7に示したように、固定側部材として、最外周側に略円筒状に形成したハウジング51と、このハウジング51の先端側に螺挿された保持筒52とから構成される。ハウジング51の一端側は超音波操作部2のケーシング31に設けた連結筒部47に着脱可能に連結され、かつ連結した状態で相対回動しないようにするために、このハウジング51には、連結筒部47に形成されている係合溝47aに係脱可能に係合される係合突起51aが設けられている。
【0027】
そして、保持筒52には止めナット53が螺合されると共に、テーパ状案内面52aが形成されている。そして、このテーパ状案内面52aには回転止め用の弾性リング54が挿嵌されており、止めナット53を保持筒52にねじ込むことによって、弾性リング54をテーパ状案内面52aに沿って押動することができるようになっている。止めナット53には挿通孔53aが設けられており、この挿通孔53a内には超音波プローブ1のコネクタ部1c及び可撓性コード1bを挿通できるようになっている。また、弾性リング54は、自由状態ではその内径がコネクタ部1c及び可撓性コード1bの外径より大きくなっており、止めナット53により弾性リング54を押動すると、内径が縮径されて、可撓性コード1bを構成するチューブ16の外周に密着して、固定部側の回転止めを行えるようになっている。
【0028】
接続アダプタ50におけるハウジング51及び保持筒52からなる固定側部材の内部には回転側の部材が設けられている。回転側の部材は回転筒部材55と中空回転体56とから構成され、これら回転筒部材55と中空回転体56とは、保持リング57及び袋ナット58を介して連結状態に保持される。そして、回転筒部材55は超音波操作部2に着脱可能に接続され、また中空回転体56には超音波プローブ1のコネクタ部1cが着脱可能に接続されることになる。中空回転体56内にはソケット部59が設けられている。このソケット部59は外側筒体61と、この外側筒体61に絶縁部材62を介して装着した内側筒体63から構成され、コネクタ部1cの回転筒体23は外側筒体61に、電極ピン25は内側筒体63に挿嵌されて、それぞれ電気的に接続される。また、中空回転体56にはコネクタ部1cの回転筒体23に設けた回転伝達ピン27と係合する駆動ピン64が設けられている。
【0029】
一方、回転筒部材55の他端側の部位には、超音波操作部2における回転軸32の大径化された部位の内面に形成した円環状凹部32aに係合して、接続アダプタ50が超音波操作部2から逸脱しないように保持するためのCリング65が嵌合されている。また、このCリング65の嵌合部より先端側の部位にはスプラインが形成されており、回転筒部材55の内部にはコネクタ部材67が固定的に設けられている。コネクタ部材67は、それぞれ導電部材からなる外套管68と電極棒69とを有し、これら外套管68,電極棒69間には絶縁リング70が介装されている。そして、外套管68とソケット部59の外側筒体61との間は配線70で、また内側筒体63と電極棒69との間は配線71でそれぞれ接続されている。また、外套管68及び電極棒69はそれぞれ割りが入ったものから構成される。ここで、固定側部材と回転側部材とは軸受を介して連結するように構成することもできるが、ハウジング51と回転筒部材55とを僅かな隙間を持たせて遊嵌させるように構成することもできる。
【0030】
超音波プローブ1は、そのコネクタ部1cが接続アダプタ50に着脱可能に接続され、また接続アダプタ50は超音波操作部2に着脱可能に接続されるが、超音波操作部2は超音波プローブ1における超音波走査部1aに設けた超音波振動子13を回転駆動できるようになっている。超音波操作部2から接続アダプタ50への回転の伝達は、回転筒部材55と回転軸32との間のスプライン結合により行われる。また、接続アダプタ50から超音波プローブ1への回転の伝達は、中空回転体56に設けた駆動ピン64と超音波プローブ1のコネクタ部1cにおける回転筒体23に設けた回転伝達ピン27との係合により行われる。なお、回転伝達ピン27と硬質パイプ21との間には円環状のスペーサ28が介装されている。
【0031】
一方、超音波プローブ1における超音波振動子13と超音波操作部2のロータリコネクタ45との間の電気的な接続は、超音波プローブ1から引き出された同軸ケーブル20の芯線20dがコネクタ部1cの電極ピン25に接続され、この電極ピン25は接続アダプタ50の内側筒体63に接続されることになる。内側筒体63は、電極棒69と配線71を介して接続されており、この電極棒69は超音波操作部2の内筒40に接続される。また、同軸ケーブル20のシールド線20cはコネクタ部1cの回転筒体23に接続されており、この回転筒体23は接続アダプタ50において、配線70により外套管68と電気的に接続されている外側筒体61に接続される。そして、接続アダプタ50を超音波操作部2に接続すると、外側筒体61はこの超音波操作部2における外筒41に接続されるようになる。
【0032】
ここで、回転筒体23は金属線材からなるフレキシブルシャフト17と直接的に連結されているから、超音波観測装置3から電源が供給されると、電気的接続経路の一部を構成する回転筒体23が電源と接続された状態になる。フレキシブルシャフト17の先端部は回転筒体18を介して超音波振動子13を装着した回転基台14に連結されているが、これらは連結部材11の内部に挿通されている。従って、フレキシブルシャフト17または回転筒体18が連結部材11と接触した状態で回転する可能性がある。連結部材11が患者の体腔内壁に当接した状態で、超音波プローブ1を作動させた時に、回転筒体23からフレキシブルシャフト17及び連結部材11を介して患者の体内に電流が流れるのを防止するために、図8に示したように、フレキシブルシャフト17における超音波走査部1a側への接続部分と、コネクタ部1c側への接続部分との間を電気的に絶縁するようにしている。
【0033】
フレキシブルシャフト17は、可撓性コード1bの内部において、好ましくはそのほぼ中間の位置で超音波走査部1a側の先端側フレキシブルシャフト17aと、コネクタ部1c側における基端側フレキシブルシャフト17bとの2つに分割されている。これら先端側及び基端側の各フレキシブルシャフト17a,17bの端部には、金属からなる連結リング70,71が連結固着されている。先端側フレキシブルシャフト17aに連結した連結リング70は、中空の本体部70aの一側に、その内径側を薄くして、内部に先端側フレキシブルシャフト17aを挿入固着させた嵌合筒部70bと、この連結筒部70bとは反対に向けて突出し、外周側が薄肉となった連結筒部70cとから構成される。そして、本体部70aには、その厚み方向に貫通する透孔72が1乃至複数箇所穿設されている。また、基端側フレキシブルシャフト17bの端部に連結した連結リング71は、本体部71aの両端に嵌合筒部71b,連結筒部71cが延在されているが、基端側フレキシブルシャフト17bを挿入固着した嵌合筒部71b及び連結筒部71cは、共に内径側を薄肉化させたものとする。
【0034】
先端側及び基端側の各フレキシブルシャフト17a,17bに連結した連結リング70,71は直接連結されるのではなく、連結リング70の連結筒部70cと連結リング71の連結筒部71cとの間に合成樹脂からなる絶縁リング73を介在させるようにしている。絶縁リング73は、その断面が略L字状のものであり、その周胴部73aは軸線方向に所定の長さを有し、両連結リング70,71の連結筒部70c,71c間に挾持されており、この周胴部73aから立ち上がるようにスペーサ部73bが連設されており、このスペーサ部73bは連結リング70の連結筒部70cから本体部70aへの移行部となる段差に当接すると共に、連結リング71の連結筒部71cの端面とも当接している。一方、連結リング70の連結筒部70cの端面と、連結リング71の本体部71aとは非接触状態に保持されている。これによって、連結リング70,71間は絶縁リング73が介在することにより電気的に絶縁された状態に保持されている。従って、これら連結リング70,71と絶縁リング73とで先端側,基端側の各フレキシブルシャフト17a,17bの連結部が構成され、この連結部によって、チューブ16内に挿通した1本のフレキシブルシャフト17が形成される。
【0035】
ここで、先端側,基端側の各フレキシブルシャフト17a,71bと連結リング70,71との連結構造としては、これら各フレキシブルシャフト17a,17bがそれぞれ連結リング70,71の連結筒部70c,71cに単に挿嵌されているだけでなく、はんだ付けや溶接手段により固着される。両者は金属で形成されているから、このような固着方式を採用することができ、しかも極めて強固に固着される。これに対して、連結リング70,71と絶縁リング73との固着は、絶縁リング73が合成樹脂で形成されているから、その固着ははんだ付けや溶接手段によることはできない。このために、絶縁リング73の連結リング70,71への接触部分には接着剤で固着する。ただし、金属と合成樹脂との間の接着であるから、必ずしも強固に固着できない。そこで、この接着に加えて、図中に符号74で示した位置にかしめを形成する。而して、絶縁リング73の連結リング70,71との当接面積を広くすると共に、かしめ手段を併用することによって、絶縁リング73を介しての連結リング70,71間の連結固定を極めて安定したものとすることができる。
【0036】
以上のように構成することによって、超音波プローブ1は、その先端部の超音波走査部1aにおいて、超音波振動子13を装着した先端キャップ10を内視鏡5に設けた処置具挿通チャンネル6の内径より大径に形成することができ、超音波振動子13としては、低い周波数で、パワーの大きな大型のものを用いることができる。ただし、超音波走査部1aを太くすると、可撓性コード1bはもとより、コネクタ部1cも処置具挿通チャンネル6の内径より細いものとなる。
【0037】
そこで、超音波プローブ1は内視鏡5の挿入部5bを体腔内に挿入する前の段階で、予め挿入部5bの先端側から処置具挿通チャンネル6内に挿通させて、そのコネクタ部1cを本体操作部5aに設けた処置具導入部6aから導出させる。そして、コネクタ部1cを処置具導入部6aから導出させた後に接続アダプタ50に連結する。そして、接続アダプタ50を超音波操作部2に連結することにより、図9に示した状態にする。
【0038】
以上の状態で、超音波操作部2における電動モータ36を駆動して、回転軸32を回転駆動すると、この回転が接続アダプタ50の回転筒部材55及び中空回転体56からなる回転部材を介して超音波プローブ1のコネクタ部1cの回転部材22を構成する回転筒体23に伝達される。この接続アダプタ50から超音波プローブ1への回転の伝達は、回転筒部材55,中空回転体56,回転筒体23を順次介してチューブ16内に挿通させたフレキシブルシャフト17に伝達される。従って、チューブ16は弾性リング54により回転方向には固定的に保持されているから、このフレキシブルシャフト17はチューブ16内で軸回りに回転して、このフレキシブルシャフト17の先端に連結され、超音波振動子13を設けた回転基台14が回転駆動される。この結果、フレキシブルシャフト17の回転当初はともかくとして、定常回転状態になると、先端側にまで正確に回転が伝達されて、回転むら等が生じることがない。
【0039】
フレキシブルシャフト17に回転を伝達する超音波操作部2の回転軸32に連結したエンコーダ38は超音波振動子13の回転角を検出する。このエンコーダ38からの信号に基づいて、超音波振動子13に駆動信号を供給して超音波パルスを送信させて、反射エコーを受信して超音波振動子13により電気信号に変換することによりラジアル超音波走査が行われる。超音波振動子13で受信した反射エコー信号は、同軸ケーブル20及びロータリコネクタ45、さらにはコード9等を経て超音波観測装置3に反射エコー信号を取り込んで、所定の信号処理を行うことにより超音波画像信号が生成されて、モニタ4にラジアル超音波画像が表示される。
【0040】
超音波プローブ1におけるコネクタ部1cの回転部材22は回転筒体23と絶縁筒24及び電極ピン25とから構成されるので、このコネクタ部1cの構成が簡略化される。また、コネクタ部1cにおいて、合成樹脂で形成しなければならない絶縁部材は1箇所しか設けられていないので、強度も著しく向上する。また、この超音波プローブ1は、そのコネクタ部1c側から処置具挿通チャンネル6内に挿通されるが、処置具挿通チャンネル6は、本体操作部5a内において、処置具導入部6aへの接続部等で曲がった部位が存在するが、コネクタ部1cにおける硬質部分は極めて短いものとなっているので、その処置具挿通チャンネル6への挿通操作の操作性も良好となる。
【0041】
また、フレキシブルシャフト17に直結した回転筒体23を電極として用いているが、フレキシブルシャフト17のうち、回転筒体23と電気的に導通し得るのはチューブ16内の途中位置である基端側フレキシブルシャフト17bのみであり、超音波走査部1aと可撓性コード1bとの連結部を構成し、外部に露出している連結部材11と接触する可能性のある先端側フレキシブルシャフト17aとは電気的に絶縁されているから、患者の体内に電流が流れるおそれはない。
【0042】
また、フレキシブルシャフト17は、コネクタ部1cにおける回転部材22からの回転を超音波振動子13を装着した回転基台14に伝達するものであるが、その性質上、可撓性を有していなければならず、このために密着コイルで形成されるが、密着コイルはピッチ間隔を置かないように巻回されるものの、それが長尺になればなるほど、回転の伝達に遅れ等が生じたり、チューブ16の内面との摺動による回転むらが生じるおそれもある。しかしながら、フレキシブルシャフト17は、そのほぼ中間位置で先端側及び基端側の各フレキシブルシャフト17a,17bに分割して、相互に連結されているから、フレキシブルシャフトの全長を短縮させたと実質的に同じ効果を発揮し、回転の伝達精度が向上する。
【0043】
さらに、連結リング70には透孔72が穿設されており、この透孔72を介してフレキシブルシャフト17の内外が連通する状態となっている。超音波プローブ1の内部には、超音波伝達媒体として機能し、またフレキシブルシャフト17の回転時におけるチューブ16との摺動摩擦を低減する機能を発揮させるために、例えば流動パラフィン等が封入されるが、この流動パラフィン等の液体は、超音波プローブ1の内部全体に完全に行き渡り、僅かでも空気が混在することがないように保持しなければならない。フレキシブルシャフト17は金属線材を密着した螺旋状に巻回したものであり、ピッチ間には隙間がない訳ではないが、このピッチ間の隙間からフレキシブルシャフト17の内部に完全に液体を行き渡らせるには、かなりの時間が必要である。しかしながら、連結リング70に透孔72を設けることにより、フレキシブルシャフト17の内外が完全に導通状態になっているから、液体の回り込みが極めて円滑に行われる。
【0044】
超音波伝達媒体の封入作業は次のようにして行われる。まず、先端キャップ10を連結部材11から脱着させ、また回転伝達ピン27を回転筒体23から分離する。これによって、超音波振動子13を装着した回転基台14と、それに連結したフレキシブルシャフト17がチューブ16から分離できる。この状態で、各部材を超音波伝達部材を入れた容器内に浸漬させて、容器全体を負圧にする。この時に、透孔72を介してフレキシブルシャフト17の内外が連通しているから、負圧の作用によりフレキシブルシャフト17の内部の空気が迅速かつ完全に超音波伝達媒体と完全に置換されることになる。そして、容器内の液中で超音波プローブ1を組み立てれば、その内部には超音波伝達媒体のみが封入された状態になり、特に先端キャップ10内に空気が入り込んで、超音波信号の送受信に対して悪影響を与えるようなことはない。
【0045】
なお、前述した実施の形態においては、先端側フレキシブルシャフト17aと基端側フレキシブルシャフト17bとを連結リング70,71と絶縁リング73とからなる連結部を介して直接連結する構成としたが、図10に示したように、先端側フレキシブルシャフト17aと基端側フレキシブルシャフト17bとの間に、第3のフレキシブルシャフト17cを介在させ、これら3本のフレキシブルシャフトを好ましくは等分の長さとしてそれぞれ連結部Cを介して1本化する構成とすることもでき、またフレキシブルシャフト17の全長がさらに長い場合には、第4,第5のフレキシブルシャフトを介在させる構成とすることもできる。3分割,4分割等となったフレキシブルシャフトを相互に連結する連結部Cの構成としては、少なくとも1箇所は連結リング70,71と絶縁リング73とから構成するが、それ以外は単なる連結リングで連結する構成としても良い。ただし、図8からも明らかなように、連結部Cの強度等の点からは、絶縁リング73はあまり厚肉に形成できないことを考慮して、2箇所以上の連結部Cを設ける場合には、それぞれの連結部Cに絶縁リングを介在させるようにすることも可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、フレキシブルシャフトを超音波走査部側から延在させた先端側フレキシブルシャフトと、コネクタ部側から延在させた基端側フレキシブルシャフトとで構成して、その間を電気絶縁部材を介して電気的にアイソレーションした状態で連結する構成としているので、超音波走査部と可撓性コードとの連結部を太径化させたり、またコネクタ部の構成を複雑化させたり、強度を低下させたりすることなく、フレキシブルシャフトを介して患者に電流が流れるのを防止できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す超音波診断装置の全体構成図である。
【図2】超音波プローブと接続アダプタとを示す外観図である。
【図3】超音波プローブの先端部分の断面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】超音波プローブの基端側の部分の断面図である。
【図6】超音波操作部の断面図である。
【図7】接続アダプタの断面図である。
【図8】フレキシブルシャフトの連結部の構成を示す断面図である。
【図9】超音波操作部に接続アダプタ及び超音波プローブを接続した状態の接続部分の断面図である。
【図10】フレキシブルシャフトの他の構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 超音波プローブ 1a 超音波走査部
1b 可撓性コード 1c コネクタ部
2 超音波操作部 5 内視鏡
6 処置具挿通チャンネル 10 先端キャップ
13 超音波振動子 16 可撓性チューブ
17 フレキシブルシャフト 17a 先端側フレキシブルシャフト
17b 基端側フレキシブルシャフト 21 硬質パイプ
22 回転部材 23 回転筒体
24 絶縁筒 25 電極ピン
26 シール部材 25 回転伝達ピン
32 回転軸 36 電動モータ
40 電極部材 41 内筒
42 外筒 50 接続アダプタ
51 ハウジング 52 保持筒
55 回転筒部材 56 中空回転体
70,71 連結リング 70a,71a 本体部
70b,71b 嵌合筒部 70c,71c 連結筒部
72 透孔 73 絶縁リング
73a 周胴部 73b スペーサ部

Claims (6)

  1. 超音波振動子を備えた超音波走査部と、前記超音波振動子を回転駆動するために、密着コイルからなるフレキシブルシャフトを可撓性のチューブに挿通させ、このフレキシブルシャフト内にケーブルを挿通させた可撓性コードと、前記チューブに連結される固定部と、この固定部内に設けた回転部とを備えたコネクタ部とから構成される超音波プローブにおいて、前記フレキシブルシャフトは、前記超音波走査部側から延在させた先端側フレキシブルシャフトと、前記コネクタ部側から延在させた基端側フレキシブルシャフトとを少なくとも1箇所で連結する構成となし、連結部の少なくとも1箇所に電気絶縁部材を介在させる構成としたことを特徴とする超音波プローブ。
  2. 前記先端側,基端側の2つのフレキシブルシャフト前記可撓性コードのほぼ中間の部位で連結し、この連結部に電気絶縁部材を介在させる構成としたことを特徴とする請求項1記載の超音波プローブ。
  3. 前記先端側,基端側のフレキシブルシャフト間を少なくとも1つのフレキシブルシャフトを介在させ、これら各フレキシブルシャフト間を連結する連結部のうち、少なくとも1箇所の連結部には電気絶縁部材を介在させる構成としたことを特徴とする請求項1記載の超音波プローブ。
  4. 前記各フレキシブルシャフトの端部に、それぞれ連結用の金属リングを連結し、これら両金属リングを間に電気絶縁性を有する絶縁リングを挟んで連結する構成としたことを特徴とする請求項1記載の超音波プローブ。
  5. 前記絶縁リングは、所定の長さを有する周胴部を有し、この周胴部の少なくとも一端側に外側または内側に延在させたスペーサ部を連設して、前記両金属リングは、それぞれこの絶縁リングの周胴部の内周側及び外周側に少なくとも一部分と当接させると共に、これら両金属リングの端部を前記スペーサ部に当接させることによって、両金属リングを電気的に絶縁させる構成としたことを特徴とする請求項4記載の超音波プローブ。
  6. 前記金属リングには、それが前記絶縁リングと重なり合わない位置の周胴部に貫通する透孔を形成する構成としたことを特徴とする請求項4記載の超音波プローブ。
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