JP3720618B2 - 送受信ユニット - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に使用して好適な送受信ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の送受信ユニットを図7に基づいて説明すると、金属板からなる筺体21は、上下が開放された箱形をなし、四方に側壁21aを設けて収容部21bが形成されると共に、下方に設けられた取付脚21cを有する。
また、プリント基板からなる回路基板22には、送受信回路を形成する発熱部品23、金属カバー24aを有するデュプレクサ24、及び種々の電気部品25が配設され、そして、この回路基板22は、筺体21の収容部21b内に収容された状態で、側壁21aに取り付けられている。
【0003】
また、一対のカバー26、27は、それぞれ金属板からなり、このカバー26には、孔26aを有する切り曲げされた切り曲げ部26bと、矩形状の孔26cとを有する。
そして、カバー26は、筺体21の上方開放部を覆うように筺体21に取り付けられ、矩形状の孔26cからデュプレクサ24の金属カバー24aを露出すると共に、切り曲げ部26bを発熱部品23の上面に圧接して、発熱部品23の熱を切り曲げ部26bを介してカバー26から放熱すると共に、カバー26で電気部品25をシールドするようになっている。
また、カバー27は、筺体21の下方開放部を覆うように筺体21に取り付けられ、回路基板22の下面に配設した電気部品25を電気的にシールドした状態となっている。
【0004】
そして、このように構成された送受信ユニットは、筺体21の取付脚21cをマザー基板28に挿入して、マザー基板28に設けたアースパターン(図示せず)に取付脚21cを半田付して、カバー26、27を筺体21の側壁21aを介してアースパターンに接地するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の送受信ユニットは、カバー26の切り曲げ部26bを、発熱部品23に圧接させて放熱するようになっているため、切り曲げした際に孔26aが形成され、この孔26aにより、電気部品25の電気的なシールドが悪くなるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、発熱部品、デュプレクサ、及びその他の電気部品を取り付けた回路基板と、該回路基板を取り付けた筺体と、前記発熱部品と前記電気部品を覆うカバーとを備え、前記カバーに設けた孔から前記デュプレクサの金属カバーを外部に露出すると共に、前記カバー内には放熱板を配設し、該放熱板は前記発熱部品の表面に接触させた状態で、前記デュプレクサの前記金属カバーに接触させて、前記発熱部品の熱を前記放熱板を介して前記金属カバーから放熱するようにした構成とした。
また、第2の解決手段として、前記放熱板には舌片を設け、該舌片と前記金属カバーと前記カバーとを半田付した構成とした。
【0007】
また、第3の解決手段として、前記放熱板には、前記カバーと前記電気部品との間に介在するように延設する内カバー部を設けた構成とした。
また、第4の解決手段として、前記カバーには、切り曲げ部、或いは突き出し部を設け、該切り曲げ部、或いは突き出し部で、前記内カバー部上を押圧して、前記放熱板を支持するようにした構成とした。
また、第5の解決手段として、前記放熱板には、下方に折り曲げた脚部を有し、前記回路基板に設けた導電パターンのアース部に前記脚部を圧接するようにした構成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の送受信ユニットを図1〜図6に基づいて説明すると、何れも本発明の送受信ユニットを示し、図1は要部の平面図、図2はカバーとアース板を取り去った状態を示す要部の平面図、図3は要部の断面図、図4は図1の4−4線における断面図、図5は放熱板の斜視図、図6はアース板の斜視図である。
【0009】
次に、本発明の送受信ユニットを図1〜図6に基づいて説明すると、合成樹脂の成型品からなる筺体1は、底壁1aと、底壁1aの四方に設けられ、上部が開放された側壁1bと、底壁1aと側壁1bで形成された収容部1cとを有し、この筺体1の全表面には、金属メッキによって形成された導電層(図示せず)が設けられている。
【0010】
また、プリント基板からなり、導電パターン2aを有する回路基板2のには、送受信回路を構成するパワーアンプ等かなる発熱部品3、金属カバー4aを有するデュプレクサ4と、その他の種々の電気部品5が配設されており、この回路基板2は、筺体1の上部の開放部を塞ぐように筺体1に取り付けられると共に、下面に設けた電気部品5が収容部1cに収容されて、電気的にシールドされた構成となっている。
【0011】
また、金属板からなる放熱板6は、図5に示すように、僅かに下方に折り曲げされた当接部6aを有する放熱部6bと、この放熱部6bから延設して形成された内カバー部6cと、放熱部6aと内カバー部6cの側縁から上方に折り曲げられた複数個の舌片6dと、放熱部6bと内カバー6cの側縁の適宜箇所から下方に折り曲げられた複数個の脚部6eとを有する。
そして、この放熱板6は、デュプレクサ4に近接した状態で発熱部品3と電気部品5上に配置されると共に、放熱部6bの当接部6aは発熱部品3の上部表面に接触し、また、舌片6dはデュプレクサ4の金属カバー4aに接触し、且つ、脚部4eは回路基板2上の導電パターン2aのアース部に当接した状態で配置される。
【0012】
また、金属板からなるカバー7は、箱形をなし、上壁7aと、上壁7aの四方に形成された側壁7bと、上壁7aに設けられた切り曲げ部7cと、上壁7aに設けられた矩形状の孔7dと、この孔7dの縁部に設けられた凹部7eと、ここでは図示していないが上壁7aに設けられた突き出し部とを有している。
そして、このカバー7は、回路基板2の上面に配設された電気部品5、及び放熱板6を含む送受信回路を覆うように、筺体1に取り付けられ、このカバー7で上部の送受信回路が電気的にシールドされた構成となっている。
【0013】
そして、カバー7が筺体1に取り付けられた際、切り曲げ部7bと突き出し部は、発熱板6の上面を押圧して、脚部6eを導電パターン2aのアース部に圧接すると共に、当接部6aを発熱部品3の上面に圧接し、また、孔7d内にはデュプレクサ4の金属カバー4aが位置して、外部に露出した状態となり、更に、凹部7eは、放熱板6の舌片6dに近接した状態で配置された状態となる。
そして、この凹部7eの部分に半田付を行って、カバー7と舌片6eと金属カバー4aとを半田付して、3者を電気的に接続する。
【0014】
また、金属板からなるアース板8は、下片部が弾性舌片となったコ字状部8aと、コ字状部8aの上辺部に設けられた孔8bと、コ字状部8aの上辺部からほぼ直角に折り曲げられた折り曲げ片8cとを有している。
そして、このアース板8は、コ字状部8aで回路基板2と底壁1aとを挟持して、側片部を側壁1bに沿って配置し、アース板8のコ字状部8aの弾性舌片を筺体1の下面に導出すると共に、折り曲げ片8cをカバー7の側壁7bに接触させ、折り曲げ片8cと側壁7bとを半田付けすると共に、孔8bの位置で、アース板8と導電パター2aのアース部を半田付して、アース板8が取り付けられている。
【0015】
そして、このような送受信ユニットは、アース板8の弾性舌片がマザー基板9のアースパターン(図示せず)に弾接するようにして、筺体1がマザー基板9上に載置され、マザー基板9のアースパターンと弾性舌片を半田付して、筺体1がマザー基板9に取り付けられる。
このような構成において、放熱板6、金属カバー4a及びカバー7は、アース板8を介してマザー基板9のアースパターンに接地されると共に、回路基板2の導電パターン2aのアース部も接地されるようになる。
更に、発熱部品3からの熱は、放熱板6を介してデュプレクサ4の金属カバー4a、及びカバー7に伝達されて、金属カバー4aとカバー7から放熱されるようになる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の送受信ユニットは、カバー7に設けた孔7dからデュプレクサ4の金属カバー4aを外部に露出すると共に、カバー7内には放熱板6を配設し、該放熱板6は発熱部品3の表面に接触させた状態で、デュプレクサ4の金属カバー4aに接触させて、発熱部品3の熱を放熱板6を介して金属カバー4aから放熱するようにしたため、従来のような切り曲げ部26bの形成による孔26aが無く、従って、電気的なシールドが良好で、放熱効果のある送受信ユニットを提供できる。
また、放熱板6には舌片6dを設け、該舌片6dと金属カバー4aとカバー7とを半田付したため、放熱板6からの熱を金属カバー4aとカバー7に伝達できて、放熱効果が良好となるばかりか、放熱板6と金属カバー4aとカバー7とが電気的に導通して、一層、シールド効果の良好な送受信ユニットを提供できる。
【0017】
また、放熱板6には、カバー7と電気部品5との間に介在するように延設する内カバー部6cを設けたため、2重シールド構成となり、シールド効果の良好な送受信ユニットを提供できる。
また、カバー7には、切り曲げ部7c、或いは突き出し部を設け、該切り曲げ部7c、或いは突き出し部で、内カバー部6c上を押圧して、放熱板6を支持するため、切り曲げ部7cの形成による孔が内カバー部6cで塞がれて、シールド効果が良好で、簡単な構成で、放熱板6の支持ができる送受信ユニットを提供できる。
また、放熱板6には、下方に折り曲げた脚部6eを有し、回路基板2に設けた導電パターン2aのアース部に脚部6eを圧接するようにしたため、カバー7の取付と同時に、導電パターン2aのアース部と放熱板6との接続が図れて、生産性の良好な送受信ユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送受信ユニットの要部の平面図。
【図2】本発明の送受信ユニットに係り、カバーとアース板を取り去った状態を示す要部の平面図。
【図3】本発明の送受信ユニットの要部の断面図。
【図4】図1の4−4線における断面図。
【図5】本発明の送受信ユニットに係る放熱板の斜視図。
【図6】本発明の送受信ユニットに係るアース板の斜視図。
【図7】従来の送受信ユニットの断面図。
【符号の説明】
1 筺体
1a 底壁
1b 側壁
1c 収容部
2 回路基板
2a 導電パターン
3 発熱部品
4 デュプレクサ
4a 金属カバー
5 電気部品
6 放熱板
6a 当接部
6b 放熱部
6c 内カバー部
6d 舌片
6e 脚部
7 カバー
7a 上壁
7b 側壁
7c 切り曲げ部
7d 孔
7e 凹部
8 アース板
8a コ字状部
8b 孔
8c 折り曲げ部
9 マザー基板
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に使用して好適な送受信ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の送受信ユニットを図7に基づいて説明すると、金属板からなる筺体21は、上下が開放された箱形をなし、四方に側壁21aを設けて収容部21bが形成されると共に、下方に設けられた取付脚21cを有する。
また、プリント基板からなる回路基板22には、送受信回路を形成する発熱部品23、金属カバー24aを有するデュプレクサ24、及び種々の電気部品25が配設され、そして、この回路基板22は、筺体21の収容部21b内に収容された状態で、側壁21aに取り付けられている。
【0003】
また、一対のカバー26、27は、それぞれ金属板からなり、このカバー26には、孔26aを有する切り曲げされた切り曲げ部26bと、矩形状の孔26cとを有する。
そして、カバー26は、筺体21の上方開放部を覆うように筺体21に取り付けられ、矩形状の孔26cからデュプレクサ24の金属カバー24aを露出すると共に、切り曲げ部26bを発熱部品23の上面に圧接して、発熱部品23の熱を切り曲げ部26bを介してカバー26から放熱すると共に、カバー26で電気部品25をシールドするようになっている。
また、カバー27は、筺体21の下方開放部を覆うように筺体21に取り付けられ、回路基板22の下面に配設した電気部品25を電気的にシールドした状態となっている。
【0004】
そして、このように構成された送受信ユニットは、筺体21の取付脚21cをマザー基板28に挿入して、マザー基板28に設けたアースパターン(図示せず)に取付脚21cを半田付して、カバー26、27を筺体21の側壁21aを介してアースパターンに接地するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の送受信ユニットは、カバー26の切り曲げ部26bを、発熱部品23に圧接させて放熱するようになっているため、切り曲げした際に孔26aが形成され、この孔26aにより、電気部品25の電気的なシールドが悪くなるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、発熱部品、デュプレクサ、及びその他の電気部品を取り付けた回路基板と、該回路基板を取り付けた筺体と、前記発熱部品と前記電気部品を覆うカバーとを備え、前記カバーに設けた孔から前記デュプレクサの金属カバーを外部に露出すると共に、前記カバー内には放熱板を配設し、該放熱板は前記発熱部品の表面に接触させた状態で、前記デュプレクサの前記金属カバーに接触させて、前記発熱部品の熱を前記放熱板を介して前記金属カバーから放熱するようにした構成とした。
また、第2の解決手段として、前記放熱板には舌片を設け、該舌片と前記金属カバーと前記カバーとを半田付した構成とした。
【0007】
また、第3の解決手段として、前記放熱板には、前記カバーと前記電気部品との間に介在するように延設する内カバー部を設けた構成とした。
また、第4の解決手段として、前記カバーには、切り曲げ部、或いは突き出し部を設け、該切り曲げ部、或いは突き出し部で、前記内カバー部上を押圧して、前記放熱板を支持するようにした構成とした。
また、第5の解決手段として、前記放熱板には、下方に折り曲げた脚部を有し、前記回路基板に設けた導電パターンのアース部に前記脚部を圧接するようにした構成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の送受信ユニットを図1〜図6に基づいて説明すると、何れも本発明の送受信ユニットを示し、図1は要部の平面図、図2はカバーとアース板を取り去った状態を示す要部の平面図、図3は要部の断面図、図4は図1の4−4線における断面図、図5は放熱板の斜視図、図6はアース板の斜視図である。
【0009】
次に、本発明の送受信ユニットを図1〜図6に基づいて説明すると、合成樹脂の成型品からなる筺体1は、底壁1aと、底壁1aの四方に設けられ、上部が開放された側壁1bと、底壁1aと側壁1bで形成された収容部1cとを有し、この筺体1の全表面には、金属メッキによって形成された導電層(図示せず)が設けられている。
【0010】
また、プリント基板からなり、導電パターン2aを有する回路基板2のには、送受信回路を構成するパワーアンプ等かなる発熱部品3、金属カバー4aを有するデュプレクサ4と、その他の種々の電気部品5が配設されており、この回路基板2は、筺体1の上部の開放部を塞ぐように筺体1に取り付けられると共に、下面に設けた電気部品5が収容部1cに収容されて、電気的にシールドされた構成となっている。
【0011】
また、金属板からなる放熱板6は、図5に示すように、僅かに下方に折り曲げされた当接部6aを有する放熱部6bと、この放熱部6bから延設して形成された内カバー部6cと、放熱部6aと内カバー部6cの側縁から上方に折り曲げられた複数個の舌片6dと、放熱部6bと内カバー6cの側縁の適宜箇所から下方に折り曲げられた複数個の脚部6eとを有する。
そして、この放熱板6は、デュプレクサ4に近接した状態で発熱部品3と電気部品5上に配置されると共に、放熱部6bの当接部6aは発熱部品3の上部表面に接触し、また、舌片6dはデュプレクサ4の金属カバー4aに接触し、且つ、脚部4eは回路基板2上の導電パターン2aのアース部に当接した状態で配置される。
【0012】
また、金属板からなるカバー7は、箱形をなし、上壁7aと、上壁7aの四方に形成された側壁7bと、上壁7aに設けられた切り曲げ部7cと、上壁7aに設けられた矩形状の孔7dと、この孔7dの縁部に設けられた凹部7eと、ここでは図示していないが上壁7aに設けられた突き出し部とを有している。
そして、このカバー7は、回路基板2の上面に配設された電気部品5、及び放熱板6を含む送受信回路を覆うように、筺体1に取り付けられ、このカバー7で上部の送受信回路が電気的にシールドされた構成となっている。
【0013】
そして、カバー7が筺体1に取り付けられた際、切り曲げ部7bと突き出し部は、発熱板6の上面を押圧して、脚部6eを導電パターン2aのアース部に圧接すると共に、当接部6aを発熱部品3の上面に圧接し、また、孔7d内にはデュプレクサ4の金属カバー4aが位置して、外部に露出した状態となり、更に、凹部7eは、放熱板6の舌片6dに近接した状態で配置された状態となる。
そして、この凹部7eの部分に半田付を行って、カバー7と舌片6eと金属カバー4aとを半田付して、3者を電気的に接続する。
【0014】
また、金属板からなるアース板8は、下片部が弾性舌片となったコ字状部8aと、コ字状部8aの上辺部に設けられた孔8bと、コ字状部8aの上辺部からほぼ直角に折り曲げられた折り曲げ片8cとを有している。
そして、このアース板8は、コ字状部8aで回路基板2と底壁1aとを挟持して、側片部を側壁1bに沿って配置し、アース板8のコ字状部8aの弾性舌片を筺体1の下面に導出すると共に、折り曲げ片8cをカバー7の側壁7bに接触させ、折り曲げ片8cと側壁7bとを半田付けすると共に、孔8bの位置で、アース板8と導電パター2aのアース部を半田付して、アース板8が取り付けられている。
【0015】
そして、このような送受信ユニットは、アース板8の弾性舌片がマザー基板9のアースパターン(図示せず)に弾接するようにして、筺体1がマザー基板9上に載置され、マザー基板9のアースパターンと弾性舌片を半田付して、筺体1がマザー基板9に取り付けられる。
このような構成において、放熱板6、金属カバー4a及びカバー7は、アース板8を介してマザー基板9のアースパターンに接地されると共に、回路基板2の導電パターン2aのアース部も接地されるようになる。
更に、発熱部品3からの熱は、放熱板6を介してデュプレクサ4の金属カバー4a、及びカバー7に伝達されて、金属カバー4aとカバー7から放熱されるようになる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の送受信ユニットは、カバー7に設けた孔7dからデュプレクサ4の金属カバー4aを外部に露出すると共に、カバー7内には放熱板6を配設し、該放熱板6は発熱部品3の表面に接触させた状態で、デュプレクサ4の金属カバー4aに接触させて、発熱部品3の熱を放熱板6を介して金属カバー4aから放熱するようにしたため、従来のような切り曲げ部26bの形成による孔26aが無く、従って、電気的なシールドが良好で、放熱効果のある送受信ユニットを提供できる。
また、放熱板6には舌片6dを設け、該舌片6dと金属カバー4aとカバー7とを半田付したため、放熱板6からの熱を金属カバー4aとカバー7に伝達できて、放熱効果が良好となるばかりか、放熱板6と金属カバー4aとカバー7とが電気的に導通して、一層、シールド効果の良好な送受信ユニットを提供できる。
【0017】
また、放熱板6には、カバー7と電気部品5との間に介在するように延設する内カバー部6cを設けたため、2重シールド構成となり、シールド効果の良好な送受信ユニットを提供できる。
また、カバー7には、切り曲げ部7c、或いは突き出し部を設け、該切り曲げ部7c、或いは突き出し部で、内カバー部6c上を押圧して、放熱板6を支持するため、切り曲げ部7cの形成による孔が内カバー部6cで塞がれて、シールド効果が良好で、簡単な構成で、放熱板6の支持ができる送受信ユニットを提供できる。
また、放熱板6には、下方に折り曲げた脚部6eを有し、回路基板2に設けた導電パターン2aのアース部に脚部6eを圧接するようにしたため、カバー7の取付と同時に、導電パターン2aのアース部と放熱板6との接続が図れて、生産性の良好な送受信ユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送受信ユニットの要部の平面図。
【図2】本発明の送受信ユニットに係り、カバーとアース板を取り去った状態を示す要部の平面図。
【図3】本発明の送受信ユニットの要部の断面図。
【図4】図1の4−4線における断面図。
【図5】本発明の送受信ユニットに係る放熱板の斜視図。
【図6】本発明の送受信ユニットに係るアース板の斜視図。
【図7】従来の送受信ユニットの断面図。
【符号の説明】
1 筺体
1a 底壁
1b 側壁
1c 収容部
2 回路基板
2a 導電パターン
3 発熱部品
4 デュプレクサ
4a 金属カバー
5 電気部品
6 放熱板
6a 当接部
6b 放熱部
6c 内カバー部
6d 舌片
6e 脚部
7 カバー
7a 上壁
7b 側壁
7c 切り曲げ部
7d 孔
7e 凹部
8 アース板
8a コ字状部
8b 孔
8c 折り曲げ部
9 マザー基板
Claims (5)
- 発熱部品、デュプレクサ、及びその他の電気部品を取り付けた回路基板と、該回路基板を取り付けた筺体と、前記発熱部品と前記電気部品を覆うカバーとを備え、前記カバーに設けた孔から前記デュプレクサの金属カバーを外部に露出すると共に、前記カバー内には放熱板を配設し、該放熱板は前記発熱部品の表面に接触させた状態で、前記デュプレクサの前記金属カバーに接触させて、前記発熱部品の熱を前記放熱板を介して前記金属カバーから放熱するようにしたことを特徴とする送受信ユニット。
- 前記放熱板には舌片を設け、該舌片と前記金属カバーと前記カバーとを半田付したことを特徴とする請求項1記載の送受信ユニット。
- 前記放熱板には、前記カバーと前記電気部品との間に介在するように延設する内カバー部を設けたことを特徴とする請求項1、又は2記載の送受信ユニット。
- 前記カバーには、切り曲げ部、或いは突き出し部を設け、該切り曲げ部、或いは突き出し部で、前記内カバー部上を押圧して、前記放熱板を支持するようにしたことを特徴とする請求項3記載の送受信ユニット。
- 前記放熱板には、下方に折り曲げた脚部を有し、前記回路基板に設けた導電パターンのアース部に前記脚部を圧接するようにしたことを特徴とする請求項4記載の送受信ユニット。
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JP06632499A JP3720618B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 送受信ユニット |
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JP06632499A Expired - Fee Related JP3720618B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 送受信ユニット |
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1999
- 1999-03-12 JP JP06632499A patent/JP3720618B2/ja not_active Expired - Fee Related
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