JPH0730280A - シールドケース - Google Patents
シールドケースInfo
- Publication number
- JPH0730280A JPH0730280A JP17019693A JP17019693A JPH0730280A JP H0730280 A JPH0730280 A JP H0730280A JP 17019693 A JP17019693 A JP 17019693A JP 17019693 A JP17019693 A JP 17019693A JP H0730280 A JPH0730280 A JP H0730280A
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- JP
- Japan
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- heat radiating
- heat dissipation
- heat
- shield case
- dissipation member
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 シールドケース11は、IC1、放熱器3
と、これらIC1及び放熱器3を収納する筐体部2とを
有する。放熱器3は筐体部2の上蓋部12から放熱部1
4を外方へ突出させ、上蓋部12と放熱部14との隙間
は、放熱ホルダー10によって覆われ、上記シールドケ
ース11は完全な密閉構造をとる。 【効果】 ICから発する輻射をシールドし、且つ発熱
したICの放熱を効率よく行うという相反する機能を同
時に果たすことが可能となる。
と、これらIC1及び放熱器3を収納する筐体部2とを
有する。放熱器3は筐体部2の上蓋部12から放熱部1
4を外方へ突出させ、上蓋部12と放熱部14との隙間
は、放熱ホルダー10によって覆われ、上記シールドケ
ース11は完全な密閉構造をとる。 【効果】 ICから発する輻射をシールドし、且つ発熱
したICの放熱を効率よく行うという相反する機能を同
時に果たすことが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子素子の電磁シール
ド部材として用いられるシールドケースに関するもので
ある。
ド部材として用いられるシールドケースに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるIC(集積回路)等の電
子素子のためのシールドケースは、図3に示すように、
導電性を有する材料より、下面に開口を有する箱型に形
成されている。このシールドケース103は、下端部を
基板102に突き当てることにより該基板上のIC10
1を覆い、更に、上記下端部をグランドパターン104
にハンダ105により電気的及び機械的に接続される。
子素子のためのシールドケースは、図3に示すように、
導電性を有する材料より、下面に開口を有する箱型に形
成されている。このシールドケース103は、下端部を
基板102に突き当てることにより該基板上のIC10
1を覆い、更に、上記下端部をグランドパターン104
にハンダ105により電気的及び機械的に接続される。
【0003】上述のシールドケース103において、I
C101から発する熱を放熱するため、当該シールドケ
ース103内に、熱伝導性の良好な接着剤により上記I
C101に固定されたフィン状の放熱部材が設置される
ことがある。
C101から発する熱を放熱するため、当該シールドケ
ース103内に、熱伝導性の良好な接着剤により上記I
C101に固定されたフィン状の放熱部材が設置される
ことがある。
【0004】また、ICから発する熱を放熱するため、
シールドケースにおいては、図4に示すように、接着剤
114によりケースの一部をIC111に接合させるこ
とが行われている。すなわち、シールドケース113
は、導電性を有する材料より、下面に開口を有する箱型
に形成されている。このシールドケース113は、下端
部を基板112に突き当てることにより上記IC111
を覆い、上記IC111の上面部に近接するように形成
された屈曲部113aを、該IC111の上面部に、接
着剤114により密着されて設けられている。
シールドケースにおいては、図4に示すように、接着剤
114によりケースの一部をIC111に接合させるこ
とが行われている。すなわち、シールドケース113
は、導電性を有する材料より、下面に開口を有する箱型
に形成されている。このシールドケース113は、下端
部を基板112に突き当てることにより上記IC111
を覆い、上記IC111の上面部に近接するように形成
された屈曲部113aを、該IC111の上面部に、接
着剤114により密着されて設けられている。
【0005】なお、図5に示すように、上記接着剤11
4の上記IC111の上面部からリード部分への流出を
防止するため、上記シールドケース113の屈曲部11
3aに孔を開け、この孔の縁部を上記IC111の上面
部に当接させるとともに、この孔内に上記接着剤114
を流し込み、その上からシールド板113bを用いてこ
の孔を塞ぐようにしてもよい。
4の上記IC111の上面部からリード部分への流出を
防止するため、上記シールドケース113の屈曲部11
3aに孔を開け、この孔の縁部を上記IC111の上面
部に当接させるとともに、この孔内に上記接着剤114
を流し込み、その上からシールド板113bを用いてこ
の孔を塞ぐようにしてもよい。
【0006】上述の場合、上記IC111を連続動作さ
せると、上記IC111が発熱し、その熱は上記接着剤
114を介して上記シールドケース113に伝えられ、
このシールドケース113が放熱板の役目をして放熱が
行われる。すなわち、上記シールドケース113がシー
ルド部材且つ放熱部材としての役割を果たしている。
せると、上記IC111が発熱し、その熱は上記接着剤
114を介して上記シールドケース113に伝えられ、
このシールドケース113が放熱板の役目をして放熱が
行われる。すなわち、上記シールドケース113がシー
ルド部材且つ放熱部材としての役割を果たしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3で示したシールド
ケースにおいては、上記IC101の電磁シールドには
大きな効果がある。しかしながら、上記IC101を上
記シールドケース103で囲んでしまうために、空気の
対流による上記IC101の放熱が妨げられる。
ケースにおいては、上記IC101の電磁シールドには
大きな効果がある。しかしながら、上記IC101を上
記シールドケース103で囲んでしまうために、空気の
対流による上記IC101の放熱が妨げられる。
【0008】また、図3で示したシールドケース内にお
いて、熱伝導性の良好な接着剤によって、放熱部材を直
接上記IC101に固定すると、上記IC101のハン
ダ付部にかかる負荷が大きくなり、いわゆるハンダクラ
ックが生じ易くなる。そして、上記IC101を上記シ
ールドケース103で囲んでしまうために、空気の対流
がなく、放熱部材による放熱効果が低下する。
いて、熱伝導性の良好な接着剤によって、放熱部材を直
接上記IC101に固定すると、上記IC101のハン
ダ付部にかかる負荷が大きくなり、いわゆるハンダクラ
ックが生じ易くなる。そして、上記IC101を上記シ
ールドケース103で囲んでしまうために、空気の対流
がなく、放熱部材による放熱効果が低下する。
【0009】また、図4で示したシールドケースにおい
ては、上記IC111の電磁シールドには大きな効果が
ある。しかし、シールドケース113を放熱板として用
いる場合は、フィン状の放熱部材を用いる場合と比較す
ると、放熱効果は著しく低い。
ては、上記IC111の電磁シールドには大きな効果が
ある。しかし、シールドケース113を放熱板として用
いる場合は、フィン状の放熱部材を用いる場合と比較す
ると、放熱効果は著しく低い。
【0010】さらに、図5で示したシールドケースで
は、図4で示したシールドケースの上述の問題に加え
て、高周波の輻射を発するICを用いる場合には、この
高周波の輻射は非常に微小な孔でも透過するために、こ
の輻射は、シールドケース113の屈曲部113aに開
けた孔と上記シールド板113bとの間に生じる僅かな
隙間113Cから外部へ漏れてしまい、電磁シールド効
果を低下させる。
は、図4で示したシールドケースの上述の問題に加え
て、高周波の輻射を発するICを用いる場合には、この
高周波の輻射は非常に微小な孔でも透過するために、こ
の輻射は、シールドケース113の屈曲部113aに開
けた孔と上記シールド板113bとの間に生じる僅かな
隙間113Cから外部へ漏れてしまい、電磁シールド効
果を低下させる。
【0011】本発明は、上述の事情に鑑みて提案された
ものであり、ICから発する輻射を電磁シールドし、且
つ発熱したICの放熱を効率よく行うことを可能とする
シールドケースを提供することを目的とする。
ものであり、ICから発する輻射を電磁シールドし、且
つ発熱したICの放熱を効率よく行うことを可能とする
シールドケースを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシールドケ
ースは、プリント基板に取り付けられた発熱源となる電
子素子を該プリント基板と共働して覆う筐体部と、上記
電子素子上に載置される放熱部材とを備え、上記筐体部
は、上記放熱部材の放熱部のみを外方に突出させる孔を
有して構成される。
ースは、プリント基板に取り付けられた発熱源となる電
子素子を該プリント基板と共働して覆う筐体部と、上記
電子素子上に載置される放熱部材とを備え、上記筐体部
は、上記放熱部材の放熱部のみを外方に突出させる孔を
有して構成される。
【0013】また本発明は、上記シールドケースにおい
て、上記放熱部材は、プリント基板に対して、放熱部材
ホルダーによって支持されることとしたものである。さ
らに、本発明は、上記各シールドケースにおいて、上記
放熱部材は、上記電子素子上に載置された放熱シートに
接触されていることとしたものである。
て、上記放熱部材は、プリント基板に対して、放熱部材
ホルダーによって支持されることとしたものである。さ
らに、本発明は、上記各シールドケースにおいて、上記
放熱部材は、上記電子素子上に載置された放熱シートに
接触されていることとしたものである。
【0014】
【作用】本発明に係るシールドケースにおいては、放熱
部材の放熱部を筐体部の外方に突出させているので、該
放熱部材は、ケース外方の空気に接し、空気の対流によ
って、電子素子の発する熱の良好な放熱を行うことがで
きる。
部材の放熱部を筐体部の外方に突出させているので、該
放熱部材は、ケース外方の空気に接し、空気の対流によ
って、電子素子の発する熱の良好な放熱を行うことがで
きる。
【0015】また、このシールドケースにおいては、放
熱部材の放熱部を筐体部の外方に突出させる孔以外の他
の部分は閉塞されているので、電子素子から発する不要
な輻射が電磁シールドされる。
熱部材の放熱部を筐体部の外方に突出させる孔以外の他
の部分は閉塞されているので、電子素子から発する不要
な輻射が電磁シールドされる。
【0016】さらに、上記放熱部材が、放熱部材ホルダ
ーを介してプリント基板に保持されることとした場合に
は、電子素子のハンダ付け部におけるハンダクラックに
が防止される。
ーを介してプリント基板に保持されることとした場合に
は、電子素子のハンダ付け部におけるハンダクラックに
が防止される。
【0017】またさらに、上記放熱部材が、電子素子上
に載置された放熱シートに接触されることとした場合に
は、この放熱部材には、上記電子素子1から発生する熱
が効率よく伝えられることになる。
に載置された放熱シートに接触されることとした場合に
は、この放熱部材には、上記電子素子1から発生する熱
が効率よく伝えられることになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0019】本発明に係るシールドケース11は、図1
及び図2に示すように、IC(集積回路)1等の電子素
子上に載置される放熱部材3と、これらIC1及び放熱
部材3を収納する筐体部2とを有して構成される。
及び図2に示すように、IC(集積回路)1等の電子素
子上に載置される放熱部材3と、これらIC1及び放熱
部材3を収納する筐体部2とを有して構成される。
【0020】上記IC1は、連続動作させることにより
発熱し、更に高周波の不要輻射を発するという性質を有
するICである。このIC1は、下側からICホルダー
4によって保持され、このICホルダー4に収められて
いる。
発熱し、更に高周波の不要輻射を発するという性質を有
するICである。このIC1は、下側からICホルダー
4によって保持され、このICホルダー4に収められて
いる。
【0021】上記ICホルダー4は、上記IC1を保持
するとともに、プリント基板6上の導体パターン7にハ
ンダ付けされる脚部8と、上記IC1の端子9をこの脚
部8に導通させる導通部(図示せず)を有している。す
なわち、このICホルダー4は、上記IC1を上記プリ
ント基板6に取り付けている。なお上記プリント基板6
は、合成樹脂等の材料により形成され、下面部に上記導
体パターン7を有している。
するとともに、プリント基板6上の導体パターン7にハ
ンダ付けされる脚部8と、上記IC1の端子9をこの脚
部8に導通させる導通部(図示せず)を有している。す
なわち、このICホルダー4は、上記IC1を上記プリ
ント基板6に取り付けている。なお上記プリント基板6
は、合成樹脂等の材料により形成され、下面部に上記導
体パターン7を有している。
【0022】上記IC1上には、放熱シート5が載置さ
れている。この放熱シート5は、熱伝導性の高い材料に
より矩形状に形成されている。
れている。この放熱シート5は、熱伝導性の高い材料に
より矩形状に形成されている。
【0023】また、上記放熱部材3は、アルミニウム等
の金属材料より成り、その下部を上記放熱シート5に接
触させ、複数のフィン状の放熱部14を上方側に突出さ
せて形成されている。
の金属材料より成り、その下部を上記放熱シート5に接
触させ、複数のフィン状の放熱部14を上方側に突出さ
せて形成されている。
【0024】上記放熱部14は、略々矩形状の薄い板状
に形成されている。すなわち、この放熱部14は、広い
表面積を有し、空気の対流によって放熱し易いような形
状を有している。
に形成されている。すなわち、この放熱部14は、広い
表面積を有し、空気の対流によって放熱し易いような形
状を有している。
【0025】なお、上記各放熱部14の基部側には小突
起16が設けられている。上記プリント基板6と上記放
熱部材3とは放熱部材ホルダー10によって結合され、
この放熱部材3がプリント基板6に保持されている。
起16が設けられている。上記プリント基板6と上記放
熱部材3とは放熱部材ホルダー10によって結合され、
この放熱部材3がプリント基板6に保持されている。
【0026】上記放熱部材ホルダー10は、上記各放熱
部14を通すための複数のスリット10aを有する平板
部と、この両側縁部より垂下された上記プリント基板6
に固定されるための一対の脚部を有してなるものであ
る。この脚部の下端側は、上記プリント基板6に設けら
れた一対の掛合孔6aに掛合されている。すなわち、こ
の放熱部材ホルダー10は、上記放熱部材3を上記IC
1の上方位置に保持している。
部14を通すための複数のスリット10aを有する平板
部と、この両側縁部より垂下された上記プリント基板6
に固定されるための一対の脚部を有してなるものであ
る。この脚部の下端側は、上記プリント基板6に設けら
れた一対の掛合孔6aに掛合されている。すなわち、こ
の放熱部材ホルダー10は、上記放熱部材3を上記IC
1の上方位置に保持している。
【0027】この放熱部材ホルダー10は、上記各スリ
ット10aの縁部を上記小突起16の上側部に当接させ
ることにより、上記放熱部材3を確実に固定する。従っ
て、上記IC1から発生した熱は、放熱シート5を介し
て上記放熱部材3の下面に効率よく伝達されることにな
る。
ット10aの縁部を上記小突起16の上側部に当接させ
ることにより、上記放熱部材3を確実に固定する。従っ
て、上記IC1から発生した熱は、放熱シート5を介し
て上記放熱部材3の下面に効率よく伝達されることにな
る。
【0028】また、上記筐体部2は、上蓋部12及び本
体部13から構成されている。この本体部13は、上方
側及び下方側が開放された筐体状に形成され、下端側部
分を上記プリント基板6の周縁部に支持され、側壁状に
構成されている。また、上記上蓋部12は、略々平板状
の形状を有している。この上蓋部12は、上記本体部1
3の上端側に固定され、この本体部13の上方側を閉塞
している。
体部13から構成されている。この本体部13は、上方
側及び下方側が開放された筐体状に形成され、下端側部
分を上記プリント基板6の周縁部に支持され、側壁状に
構成されている。また、上記上蓋部12は、略々平板状
の形状を有している。この上蓋部12は、上記本体部1
3の上端側に固定され、この本体部13の上方側を閉塞
している。
【0029】さらに、上記上蓋部12は、上記放熱部材
3の各放熱部14のみを外方(上方)に突出させるため
の孔部15を有する。この孔部15は、この孔部15と
上記放熱部14との隙間を上記放熱部材ホルダー10が
上記上蓋部12の下側から塞ぐことにより閉塞されてい
る。
3の各放熱部14のみを外方(上方)に突出させるため
の孔部15を有する。この孔部15は、この孔部15と
上記放熱部14との隙間を上記放熱部材ホルダー10が
上記上蓋部12の下側から塞ぐことにより閉塞されてい
る。
【0030】すなわち、この本体部13,上記上蓋部1
2,上記放熱部14,上記放熱部材ホルダー10及び上
記プリント基板6によって、上記IC1は完全に密閉さ
れることになる。
2,上記放熱部14,上記放熱部材ホルダー10及び上
記プリント基板6によって、上記IC1は完全に密閉さ
れることになる。
【0031】上記シールドケース11は、上述の構成を
有することにより、以下に示す機能を示す。すなわち、
上記IC1を連続動作させることで、このIC1から高
周波の不要輻射が発生するが、当該シールドケース11
内は完全に密閉されているので、この不要輻射は外部へ
漏れることなく遮蔽される。
有することにより、以下に示す機能を示す。すなわち、
上記IC1を連続動作させることで、このIC1から高
周波の不要輻射が発生するが、当該シールドケース11
内は完全に密閉されているので、この不要輻射は外部へ
漏れることなく遮蔽される。
【0032】また更に、上記IC1を連続動作させるこ
とで、このIC1が発熱し、この熱は上記放熱シート5
を介して上記放熱部材3の下部に伝達される。そしてこ
の熱は上記放熱部材3の上方に伝わり、上記上蓋部12
から外方に突出した上記放熱部14から、空気の対流を
利用して放熱される。
とで、このIC1が発熱し、この熱は上記放熱シート5
を介して上記放熱部材3の下部に伝達される。そしてこ
の熱は上記放熱部材3の上方に伝わり、上記上蓋部12
から外方に突出した上記放熱部14から、空気の対流を
利用して放熱される。
【0033】ところで、上記IC1と上記放熱部材3と
は、上記放熱シート5及び上記放熱部材ホルダー10に
よって保持されているので、上記IC1と上記放熱部材
3の下部とを接着する必要がない。従って、このシール
ドケースにおいては、上記IC1と上記放熱部材3とを
接着した場合に生じる上記プリント基板6上におけるハ
ンダクラック等が防止される。
は、上記放熱シート5及び上記放熱部材ホルダー10に
よって保持されているので、上記IC1と上記放熱部材
3の下部とを接着する必要がない。従って、このシール
ドケースにおいては、上記IC1と上記放熱部材3とを
接着した場合に生じる上記プリント基板6上におけるハ
ンダクラック等が防止される。
【0034】なお、本発明に係るシールドケースは、上
記実施例に限定されず、例えば上記ICホルダー4を用
いずに、直接上記プリント基板6にハンダ付けされたI
Cについて適用することも可能である。
記実施例に限定されず、例えば上記ICホルダー4を用
いずに、直接上記プリント基板6にハンダ付けされたI
Cについて適用することも可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明に係るシールドケースおいては、
筐体部は放熱部材の放熱部のみを外方に突出させる孔を
有し、他部分は閉塞されているので、この筐体部内は完
全に密閉されている。従って、上記筐体部内に実装され
ているIC等の電子素子から発生する不要な輻射を外部
へ漏らすことなく完全に電磁シールドすることが可能と
なる。
筐体部は放熱部材の放熱部のみを外方に突出させる孔を
有し、他部分は閉塞されているので、この筐体部内は完
全に密閉されている。従って、上記筐体部内に実装され
ているIC等の電子素子から発生する不要な輻射を外部
へ漏らすことなく完全に電磁シールドすることが可能と
なる。
【0036】また、表面積の大きい放熱部を当該筐体部
の外方に突出させているので、空気の対流を利用して効
率よく放熱を行うことが可能となる。すなわち、このシ
ールドケースによれば、ICから発する輻射を電磁シー
ルドし、且つ発熱したICの放熱を効率よく行うという
相反する機能を同時に果たすことが可能となる。
の外方に突出させているので、空気の対流を利用して効
率よく放熱を行うことが可能となる。すなわち、このシ
ールドケースによれば、ICから発する輻射を電磁シー
ルドし、且つ発熱したICの放熱を効率よく行うという
相反する機能を同時に果たすことが可能となる。
【0037】また、放熱部材ホルダーを用いた場合に
は、ICと放熱部材とは接着する必要がない。従ってこ
の場合には、接着した場合に生じるハンダクラック等が
防止される。
は、ICと放熱部材とは接着する必要がない。従ってこ
の場合には、接着した場合に生じるハンダクラック等が
防止される。
【図1】本発明に係るシールドケースの構成を示す斜視
図である。
図である。
【図2】本発明に係るシールドケースの構成を示す側面
図である。
図である。
【図3】従来のシールドケースの構成を示す側面図であ
る。
る。
【図4】従来の他のシールドケースの構成を示す側面図
である。
である。
【図5】従来の更に他のシールドケースの構成を示す側
面図である。
面図である。
1 IC 2 筐体部 3 放熱部材 4 ICホルダー 5 放熱シート 6 プリント基板 10 放熱部材ホルダー 11 シールドケース 12 上蓋部 13 本体部
Claims (3)
- 【請求項1】 プリント基板に取り付けられた発熱源と
なる電子素子を、該プリント基板と共働して覆う筐体部
と、 上記電子素子上に載置される放熱部材とを備え、 上記筐体部は、上記放熱部材の放熱部のみを外方に突出
させる孔を有してなるシールドケース。 - 【請求項2】 放熱部材は、プリント基板に対して、放
熱部材ホルダーによって支持されて成る請求項1記載の
シールドケース。 - 【請求項3】 放熱部材は、電子素子上に載置された放
熱シートに接触されてなる請求項1又は2記載のシール
ドケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17019693A JPH0730280A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | シールドケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17019693A JPH0730280A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | シールドケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730280A true JPH0730280A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15900457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17019693A Withdrawn JPH0730280A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | シールドケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730280A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1013066A (ja) * | 1996-06-25 | 1998-01-16 | Nec Shizuoka Ltd | 電子部品の放熱構造 |
KR100313177B1 (ko) * | 1998-03-24 | 2001-11-05 | 루센트 테크놀러지스 인크 | 외부환경에 대해 밀봉된 외부 폐쇄체를 구비한 전자 장치 |
WO2001095687A1 (fr) * | 2000-06-06 | 2001-12-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Structure de refroidissement d'un dispositif de communication |
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