JP3719808B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置に関するもので、特にオーバーレイド(Overlaid)DQ構成のクロック同期式DRAM及びそのデータ線のプリチャージに係る。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の半導体記憶装置について説明するためのもので、オーバーレイドDQ構成のクロック同期式4MビットDRAMの概略構成を示すブロック図である。このDRAMは、メモリセルアレイ11、ローアドレスバッファ12、ロー系制御回路13、ロープリデコーダ14、ローデコーダ15、カラムアドレスバッファ16、/WEバッファ17、/CASバッファ18、フリップフロップ19、カラムプリデコーダ20、回路ブロック21、DQバッファ22、データ入出力バッファ23、DQプリチージ・イコライズ制御回路24及びDQバッファ制御回路25等から構成されている。
【0003】
4Mビットのメモリセルアレイ11は、2つの2Mビットアレイ11A,11Bから構成され、これら2Mビットアレイ11A,11Bは各々8個の256Kビットのセルアレイブロック11A−0〜11A−7,11B−0〜11B−7で形成されている。各セルアレイブロック11A−0〜11A−7,11B−0〜11B−7は256ロー×1Kカラム構成であり、ダイナミック型のメモリセルが行列状に配置されている。上記ロー系制御回路13は、/RAS(符号の前に付した“/”は反転信号、すなわちバーを意味する)信号を受けて上記ローアドレスバッファ12を制御する。上記ローアドレスバッファ12は、上記ロー系制御回路13の制御により、/RAS信号がローレベルの時、クロック信号CLKに同期してローアドレス信号AR0〜AR10をラッチし、相補信号X0〜X10,/X0〜/X10を生成する。これらの相補信号X0〜X10,/X0〜/X10は、ロープリデコーダ14に供給されてプリデコードされた後、2Mビットアレイ11A,11B間に設けられたローデコーダ15に供給されてデコードされる。11ビットのローアドレス信号AR0〜AR10の上位3ビットから生成された相補信号X8〜X10,/X8〜/X10により16個の256Kブロック11A−0〜11A−7,11B−0〜11B−7の選択と活性化が行われ、上記ローデコーダ15を挟む2個のブロックが同時に活性化される(図10では斜線を付してブロック11A−7,11B−7が活性化された状態を示している)。そして、残りの8ビットのローアドレス信号から生成された相補信号X0〜X7,/X0〜/X7により選択されたブロック中のメモリセルのローが選択されるようになっている。
【0004】
上記カラムアドレスバッファ16は、/CASバッファ18の制御により、/CAS信号がローレベルになった時に、クロック信号CLKに同期して3ビットのカラムアドレス信号AC0〜AC2をラッチする。このカラムアドレスバッファ16は、クロック信号CLKに同期したフリップフロップ動作を行う(動作波形については後で説明する)。上記カラムアドレスバッファ16は、カラムアドレス信号AC0〜AC2を相補信号Y0F〜Y2F,/Y0F〜/Y2Fに変換する。これら相補信号Y0F〜Y2F,/Y0F〜/Y2Fは、フリップフロップ19に供給されて相補信号Y0S〜Y2S,/Y0S〜/Y2Sに変換される。この際、上記ロープリデコーダ14で生成されたセルアレイブロックの選択信号(/X8・/X9・/X10,X8・/X9・/X10,…,X8・X9・X10の8つ、図10ではまとめてX8・X9・X10と表記している)も、このフリップフロップ19によって信号X8S・X9S・X10Sに変換される。これらのロー・カラムアドレス信号はカラムプリデコーダ20に供給され、カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3が生成される。カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3は、カラムアドレスの上位2ビットY1S,/Y1S,Y2S,/Y2Sと信号X8S・X9S・X10Sとの論理積を取り、以下のような論理で生成される。
【0005】
CSW0=/Y1S・/Y2S・X8S・X9S・X10S
CSW1=Y1S・/Y2S・X8S・X9S・X10S
CSW2=/Y1S・Y2S・X8S・X9S・X10S
CSW3=Y1S・Y2S・X8S・X9S・X10S
この論理演算により、選択されたセルアレイブロックに対応するカラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3のうちの1つが活性化される。
【0006】
また、このカラムプリデコーダ20から出力される相補信号Y0S,/Y0Sは、回路ブロック21に供給される。この回路ブロック21は、2Mビットアレイ11A,11Bに対応して第1の回路ブロック21Aと第2の回路ブロック21Bで構成されており、これらの回路ブロック21A,21BにはそれぞれDQマルチプレクサ、DQプリチャージャ及びDQイコライザ等が設けられている。同様に、DQバッファ22も2Mビットアレイ11A,11Bに対応して第1のバッファ部22Aと第2のバッファ部22Bで構成されており、これらバッファ部22A,22Bの出力がそれぞれ128本のRWDバス26A,26B(合計256本)を介してデータ入出力バッファ23に供給される。このデータ入出力バッファ23には、クロック信号CLK及び/WEバッファ17の出力信号が供給され、データの入出力が制御される。
【0007】
上記/WEバッファ17は、/CASバッファ18の出力信号で制御され、/WE信号をラッチする。DQプリチャージ・イコライズ制御回路24は、クロック信号CLK、/CAS信号及び上記/WEバッファ17の出力信号を受けてプリチャージ信号/PRCHを生成し、第1,第2の回路ブロック21A,21Bを制御してDQ線のプリチャージとイコライズを制御する。DQバッファ制御回路25には、上記クロック信号CLK及び上記/WEバッファ17の出力信号が供給され、上記DQバッファ22の第1,第2のバッファ部22A,22Bを制御するようになっている。
【0008】
上記2Mビットのセルアレイ11A,11B上には256対のDQ線が配置され、DQマルチプレクサ、DQプリチャージャ及びDQイコライザを介してDQバッファ22A,22Bに接続される。この部分について更に詳しく示したのが図11である。各ブロック11A−0〜11A−7,11B−0〜11B−7の1Kカラム(ビット線対)には、1024個のセンスアンプ(S/A)27−0〜27−1023が接続されている。各センスアンプの出力は4つずつマルチプレクサ(4:1MUX)28−0〜28−255に供給される。これらマルチプレクサ28−0〜28−255の出力端には、256対のDQ線29−0,/29−0〜29−255,/29−255が接続されている。上記カラムデコーダ20から出力される4本のカラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3によって各マルチプレクサ28−0〜28−255に供給される4つのセンスアンプの出力信号の1つが選択されてDQ線対29−0,/29−0〜29−255,/29−255上に出力される。上記各DQ線対29−0,/29−0〜29−255,/29−255には、DQイコライザとして働くPMOSトランジスタ30−0〜30−255及びDQプリチャージャとして働くPMOSトランジスタ31−0〜31−255、32−0〜32−255が接続されている。上記PMOSトランジスタ30−0〜30−255の電流通路は上記各DQ線対29−0,/29−0〜29−255,/29−255間に接続され、上記PMOSトランジスタ31−0〜31−255の電流通路は各DQ線29−0〜29−255と電源Vcc間に接続され、上記PMOSトランジスタ32−0〜32−255の電流通路は各DQ線/29−0〜/29−255と電源Vcc間に接続される。これらPMOSトランジスタ30−0〜30−255、31−0〜31−255及び32−0〜32−255のゲートには、上記DQプリチャージ・イコライズ制御回路24から出力されるプリチャージ信号/PRCHが供給されてオン/オフ制御される。
【0009】
上記256対のDQ線29−0,/29−0〜29−255,/29−255は、2対ずつ128個のDQマルチプレクサ(2:1MUX)33−0〜33−127に接続される。DQマルチプレクサ33−0〜33−127は、カラムプリデコーダ20から出力される相補信号Y0S,/Y0S(カラムアドレスの最下位ビット)によって、接続された2対のDQ線の一方を選択する。すなわち、/Y0Sがハイレベルの時はDQ線29−0,/29−0,29−2,/29−2,…,29−254,/29−254が選択され、Y0Sがハイレベルの時はDQ線対29−1,/29−1,29−3,/29−3,…,29−255,/29−255が選択され、これらDQ線対上のデータがDQバッファ22−0〜22−127に供給されて読み出しデータが増幅される。これらDQバッファ22−0〜22−127の出力信号はそれぞれ、RWDバス26−0〜26−127に供給される。
【0010】
上記のような構成において、2Mセルアレイ11A,11Bに対応した1K本のカラムは、カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3により4:1でマルチプレクスされ、256対のDQ線に接続される。この際、カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3は1Kカラム中の256本ずつとそれぞれ共有されている。つまり、カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3のうちの1本、たとえば信号CSW0が選択されると、センスアンプ28−0,28−4,28−8,…,28−1021の256個のセンスアンプが同時にそれぞれDQ線対29−0,/29−0,29−1,/29−1,…,29−255,/29−255に接続され、これらのセンスアンプに保持されたデータがDQ線対上に読み出されることになる。
【0011】
図12は上記図11に示したブロック図におけるビット線、センスアンプ及びDQ線対に関係する回路部を抽出して更に詳細に示すブロック図である。1K個のセンスアンプ27,27,…は4つずつグルーピングされ、各256Kブロックの両端に配置されている。各センスアンプ27にはビット線対BL,/BLが接続されている。各ビット線対BL,/BLは、対向するセンスアンプ27,27間で互い違いに配置されている。上記4つのセンスアンプ27はそれぞれ、上記マルチプレクサ28として働くNMOSトランジスタ34−0〜34−7の電流通路を介してDQ線対29,/29に接続されている。これらNMOSトランジスタ34−0〜34−7のゲートにはカラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3が供給され、カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3のうちハイレベルになったものに対応するセンスアンプ27の出力データがDQ線対29,/29上に読み出される。
【0012】
ここで、DQ線対29,/29は2Mビットアレイの8個のセルアレイブロックで共有され、メモリセルアレイ上にビット線BL,/BLと平行な方向に配置されている(オーバーレイドDQ構成)。このオーバーレイドDQ構成のDRAMは多数のDQ線対を小さなチップ面積中に設けることが可能なので、データI/O数の大きなロジック混載DRAM等で用いられている。
【0013】
図13は、上記図10ないし図12に示した回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。次に、プリチャージ信号/PRCHによるDQ線対のプリチャージ及びイコライズ動作を中心に動作を説明する。ここでは、/RAS信号をローレベルにしてローアドレス信号を取り込み、ワード線を選択して選択ローの動作をセンスアンプにラッチするという動作は既に行われているものとし、カラムアクセスの動作について説明する。
【0014】
/CAS信号がローレベルになると、/CASバッファ18の制御によりカラムアドレスバッファ16にカラムアドレス信号AC0〜AC2が取り込まれ、クロックサイクル0〜2でそれぞれカラムアドレスCA0,CA1,CA2が順次生成される。カラムアドレスバッファ16からデータ出力に至るカラムアクセス信号パスは、フリップフロップ動作するカラムアドレスバッファ16と、カラムプリデコーダ20の前段のフリップフロップ19、更にフリップフロップ動作するデータ入出力バッファ23により3段のパイプラインステージに分割されている。カラムアドレスバッファ16からフリップフロップ19に至る信号Y0F〜Y2Fが伝搬する経路がパイプライン第1ステージPS1である。また、フリップフロップ19から信号CSW0〜CSW3及び信号Y0S,/Y0Sを活性化し、選択カラムのデータをDQ線対29,/29、DQマルチプレクサ33及びDQバッファ22を介してデータ入出力バッファ23にラッチするまでの経路がパイプライン第2ステージPS2である。最後のパイプライン第3ステージPS3は、データ入出力バッファ23からのデータ出力が対応する。
【0015】
入力されたカラムアドレスCA0,CA1,CA2,…は、各クロックサイクル0,1,2,…で上記パイプラインステージPS1,PS2,PS3を1段ずつ伝搬する。つまり、第0クロックサイクルで信号/Y0F,/Y1F,Y2Fを活性化させ、次の第1クロックサイクルで信号/Y0S,/Y1S,/Y2S,CSW0を活性化させる。これによって、信号CSW0がハイレベルになると、図11に示したセンスアンプ27−0,27−4,…,27−1021のデータがマルチプレクサ28−0〜28−255を介してDQ線対29−0,/29−0〜29−255,/29−255に読み出される。ここで、信号/Y0Sがハイレベルであるので、上記256本のDQ線対のうち29−0,/29−0,29−2,/29−2,…,29−254,/29−254のデータがマルチプレクサ33−0〜33−127を介してDQバッファ22−0〜22−127に供給されて増幅される。この際、DQ線対29−1,/29−1,29−3,/29−3,…,29−255,/29−255のデータはマルチプレクサ33−0〜33−127を通過せず、これらのDQ線対上のデータはDQバッファ22−0〜22−127には読み出されない。
【0016】
次に、第1クロックサイクルの手前で入力されたカラムアドレスCA1は、第1クロックサイクルで信号Y0F,/Y1F,/Y2Fを活性化させ、更に第2クロックサイクルで信号Y0S,/Y1S,/Y2S,CSW0を活性化させる。ここで、信号/Y1S,/Y2S,CSW0は、第1クロックサイクルで既に活性化されており、読み出すべきデータ(図13のD1)は、DQ線対29−1,/29−1,29−3,/29−3,…,29−255,/29−255に既に出力されている。
【0017】
しかしながら、上述した従来のクロック同期式DRAMでは、各クロックサイクルで必ずDQ線対をプリチャージ及びイコライズするために、第1サイクルでDQ線対29−1,/29−1,29−3,/29−3,…,29−255,/29−255上に読み出されたデータを上記プリチャージ及びイコライズ動作によって破壊してしまい、再度第2クロックサイクルでこれらのDQ線上に読み出している。このような無駄なプリチャージ及びイコライズ動作はDQ線対の充放電電流を増大させ、その結果チップの消費電力が大きくなるという問題を招く。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の半導体記憶装置は、DQ線対の充放電電流が大きく、消費電力が大きいという問題があった。
また、上記半導体記憶装置を用いた従来のメモリシステムは、消費電力の増大による発熱に対処するために高価なセラミックパッケージを使用しなければならず、システム全体のコストの上昇を招くという問題があった。
【0019】
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、DQ線対の充放電電流を小さくしてチップの消費電力を低減できる半導体記憶装置を提供することにある。
【0020】
また、この発明の目的は、無駄な消費電力を削減することにより発熱量を抑制でき、パッケージコストの低減によりシステム全体のコストを削減できるメモリシステムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項に記載した半導体記憶装置は、行列状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイの任意の列群を選択する列アドレス信号が入力される列アドレスバッファと、上記列アドレスバッファに入力された列アドレス信号をデコードする列デコーダと、上記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、上記データ線群をプリチャージするプリチャージ手段と、上記データ線群上のデータが入力され、上記列アドレスの一部であるマルチプレクサ選択アドレスによって上記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、上記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅手段と、上記プリチャージ手段を制御するプリチャージ制御回路とを具備し、上記列アドレスバッファ及び列デコーダは、外部から入力されたクロック信号に同期してフリップフロップ動作を行い、外部から入力されたアドレス信号は上記フリップフロップ動作する列アドレスバッファ及び列デコーダによってパイプライン分割されたパイプラインステージ上を1クロックで1ステージずつ伝搬するようにしてなり、上記プリチャージ制御回路は、メモリセルアレイの任意の列群が選択され、上記データ線群にメモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、上記マルチプレクサ選択アドレスが変化し上記マルチプレクサ選択アドレス以外の他の列アドレスが変化しない場合に、上記プリチャージ手段による上記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止することを特徴としている。
【0023】
請求項3に記載したように、請求項1または2に記載の半導体記憶装置において、前記メモリセルは、DRAMセルであることを特徴とする。
請求項4に記載したように、請求項2または3に記載の半導体記憶装置において、前記マルチプレクサ選択アドレスは、列アドレスの最下位アドレスであることを特徴とする。
【0024】
また、請求項5に記載したように、請求項2ないし4いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置において、前記列アドレスバッファには、連続して読み出される連続した複数の列アドレスの先頭番地が入力され、前記列アドレスバッファとともに設けられたアドレスカウンタによって上記先頭番地以降の連続した列アドレスをチップ内で生成し、前記列デコーダに供給することを特徴とする。
【0025】
また、この発明の請求項に記載した半導体記憶装置は、ダイナミック型のメモリセルがマトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイのビット線上に、このビット線と平行な方向に配置されたDQ線と、上記DQ線を選択するマルチプレクサと、上記DQ線をプリチャージするDQプリチャージャと、上記DQ線の出力信号が供給されるDQバッファと、上記DQバッファの出力信号が供給されるデータ入出力バッファと、ローアドレス信号が入力されるローアドレスバッファと、ローアドレスストローブ信号に応答して上記ローアドレスバッファを制御するロー系制御回路と、上記ローアドレスバッファから出力される相補信号が供給されるロープリデコーダと、上記ロープリデコーダの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイのローを選択するローデコーダと、カラムアドレス信号が入力されるカラムアドレスバッファと、書き込みイネーブル信号が入力され、上記データ入出力バッファを制御する/WEバッファと、カラムアドレスストローブ信号に応答して上記カラムアドレスバッファ及び上記/WEバッファを制御する/CASバッファと、上記ロープリデコーダの上位側の一部の論理信号と上記カラムアドレスバッファの出力信号に基づいて論理信号を生成するフリップフロップと、上記フリップフロップの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイにカラムスイッチ選択信号を供給するカラムプリデコーダと、上記カラムアドレスバッファの出力信号の一部が供給され、カラムアドレスの変化を検知するカラムアドレス変化検知回路と、このカラムアドレス変化検知回路の出力信号及び上記/WEバッファの出力信号が供給され、上記DQプリチャージャを制御して、カラムアドレスの最下位ビットが変化し、他のアドレスビットが変化しないときに、上記DQ線のプリチャージを禁止するDQプリチャージ制御回路と、上記/WEバッファの出力信号に基づいて上記DQバッファを制御するDQバッファ制御回路とを具備することを特徴としている。
【0027】
更に、この発明の請求項に記載した半導体装置は、半導体チップと、この半導体チップ中に形成されたメモリ部と、上記半導体チップ中に形成され、上記メモリ部とデータの授受を行うロジック回路部とを備え、上記メモリ部は、行列状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイの任意の列群を選択する列アドレス信号が入力される列アドレスバッファと、上記列アドレスバッファに入力された列アドレス信号をデコードする列デコーダと、上記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、上記データ線群をプリチャージするプリチャージ手段と、上記データ線群上のデータが入力され、上記列アドレスの一部であるマルチプレクサ選択アドレスによって上記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、上記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅手段と、上記プリチャージ手段を制御するプリチャージ制御回路とを具備し、上記列アドレスバッファ及び列デコーダは、外部から入力されたクロック信号に同期してフリップフロップ動作を行い、外部から入力されたアドレス信号は上記フリップフロップ動作する列アドレスバッファ及び列デコーダによってパイプライン分割されたパイプラインステージ上を1クロックで1ステージずつ伝搬するようにしてなり、上記プリチャージ制御回路は、メモリセルアレイの任意の列群が選択され、上記データ線群にメモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、上記マルチプレクサ選択アドレスが変化し上記マルチプレクサ選択アドレス以外の他の列アドレスが変化しない場合に、上記プリチャージ手段による上記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止することを特徴としている。
【0028】
この発明の請求項に記載した半導体装置は、半導体チップと、この半導体チップ中に形成されたメモリ部と、上記半導体チップ中に形成され、上記メモリ部とデータの授受を行うロジック回路部とを備え、上記メモリ部は、ダイナミック型のメモリセルがマトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイのビット線上に、このビット線と平行な方向に配置されたDQ線と、上記DQ線を選択するマルチプレクサと、上記DQ線をプリチャージするDQプリチャージャと、上記DQ線の出力信号が供給されるDQバッファと、上記DQバッファの出力信号が供給されるデータ入出力バッファと、ローアドレス信号が入力されるローアドレスバッファと、ローアドレスストローブ信号に応答して上記ローアドレスバッファを制御するロー系制御回路と、上記ローアドレスバッファから出力される相補信号が供給されるロープリデコーダと、上記ロープリデコーダの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイのローを選択するローデコーダと、カラムアドレス信号が入力されるカラムアドレスバッファと、書き込みイネーブル信号が入力され、上記データ入出力バッファを制御する/WEバッファと、カラムアドレスストローブ信号に応答して上記カラムアドレスバッファ及び上記/WEバッファを制御する/CASバッファと、上記ロープリデコーダの上位側の一部の論理信号と上記カラムアドレスバッファの出力信号に基づいて論理信号を生成するフリップフロップと、上記フリップフロップの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイにカラムスイッチ選択信号を供給するカラムプリデコーダと、上記カラムアドレスバッファの出力信号の一部が供給され、カラムアドレスの変化を検知するカラムアドレス変化検知回路と、このカラムアドレス変化検知回路の出力信号及び上記/WEバッファの出力信号が供給され、上記DQプリチャージャを制御して、カラムアドレスの最下位ビットが変化し、他のアドレスビットが変化しないときに、上記DQ線のプリチャージを禁止するDQプリチャージ制御回路と、上記/WEバッファの出力信号に基づいて上記DQバッファを制御するDQバッファ制御回路とを具備することを特徴としている。
【0029】
請求項10に記載したように、請求項7ないし9いずれか1つの項に記載の半導体装置において、前記ロジック回路部は、ゲートアレイまたはスタンダードセルで形成されることを特徴とする。
【0031】
また、この発明の請求項に記載したメモリシステムは、クロック信号が供給されるCPUと、このCPUとデータの授受を行うキャッシュメモリと、上記キャッシュメモリとの間でデータの伝送を行うシステムバスと、上記システムバスを制御するバスコントローラと、上記システムバス上にデータをバースト転送するシンクロナスDRAMとを備え、上記シンクロナスDRAMは、行列状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイの任意の列群を選択する列アドレス信号が入力される列アドレスバッファと、上記列アドレスバッファに入力された列アドレス信号をデコードする列デコーダと、上記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、上記データ線群をプリチャージするプリチャージ手段と、上記データ線群上のデータが入力され、上記列アドレスの一部であるマルチプレクサ選択アドレスによって上記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、上記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅手段と、上記プリチャージ手段を制御するプリチャージ制御回路とを具備し、上記列アドレスバッファ及び列デコーダは、外部から入力されたクロック信号に同期してフリップフロップ動作を行い、外部から入力されたアドレス信号は上記フリップフロップ動作する列アドレスバッファ及び列デコーダによってパイプライン分割されたパイプラインステージ上を1クロックで1ステージずつ伝搬するようにしてなり、上記プリチャージ制御回路は、メモリセルアレイの任意の列群が選択され、上記データ線群にメモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、上記マルチプレクサ選択アドレスが変化し上記マルチプレクサ選択アドレス以外の他の列アドレスが変化しない場合に、上記プリチャージ手段による上記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止することを特徴としている。
【0032】
更に、この発明の請求項10に記載したメモリシステムは、クロック信号が供給されるCPUと、このCPUとデータの授受を行うキャッシュメモリと、上記キャッシュメモリとの間でデータの伝送を行うシステムバスと、上記システムバスを制御するバスコントローラと、上記システムバス上にデータをバースト転送するシンクロナスDRAMとを備え、上記シンクロナスDRAMは、ダイナミック型のメモリセルがマトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイのビット線上に、このビット線と平行な方向に配置されたDQ線と、上記DQ線を選択するマルチプレクサと、上記DQ線をプリチャージするDQプリチャージャと、上記DQ線の出力信号が供給されるDQバッファと、上記DQバッファの出力信号が供給されるデータ入出力バッファと、ローアドレス信号が入力されるローアドレスバッファと、ローアドレスストローブ信号に応答して上記ローアドレスバッファを制御するロー系制御回路と、上記ローアドレスバッファから出力される相補信号が供給されるロープリデコーダと、上記ロープリデコーダの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイのローを選択するローデコーダと、カラムアドレス信号が入力されるカラムアドレスバッファと、書き込みイネーブル信号が入力され、上記データ入出力バッファを制御する/WEバッファと、カラムアドレスストローブ信号に応答して上記カラムアドレスバッファ及び上記/WEバッファを制御する/CASバッファと、上記ロープリデコーダの上位側の一部の論理信号と上記カラムアドレスバッファの出力信号に基づいて論理信号を生成するフリップフロップと、上記フリップフロップの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイにカラムスイッチ選択信号を供給するカラムプリデコーダと、上記カラムアドレスバッファの出力信号の一部が供給され、カラムアドレスの変化を検知するカラムアドレス変化検知回路と、このカラムアドレス変化検知回路の出力信号及び上記/WEバッファの出力信号が供給され、上記DQプリチャージャを制御して、カラムアドレスの最下位ビットが変化し、他のアドレスビットが変化しないときに、上記DQ線のプリチャージを禁止するDQプリチャージ制御回路と、上記/WEバッファの出力信号に基づいて上記DQバッファを制御するDQバッファ制御回路とを具備することを特徴としている。
【0033】
この発明の請求項11に記載した半導体記憶装置は、複数個のメモリセルを有するメモリセルアレイと、アドレス信号とクロック信号とが供給され、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号を出力するアドレスバッファと、前記クロック信号が供給され、前記アドレスバッファにより出力されたアドレス信号を入力し、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号をデコードし、これにより前記複数個のメモリセルの内、所望の複数個のメモリセルを選択するデコーダと、前記選択された複数個のメモリセルから読み出されるデータを転送する複数のデータ線と、前記複数のデータ線をプリチャージするプリチャージ回路と、前記複数のデータ線上に読み出されたデータを入力し、前記アドレス信号の所定部分を示す選択信号に基づいて前記データ線の一部を選択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記選択されたメモリセルから前記複数のデータ線にデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおけるアドレス変化を検知し、前記選択信号のアドレスが変化し前記選択信号以外のアドレスが変化しない場合に、前記複数のデータ線のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラとを具備することを特徴としている。
請求項12に記載したように、請求項11に記載の半導体記憶装置において、前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする。
請求項13に記載したように、請求項11に記載の半導体記憶装置において、前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレスバッファに供給されるアドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする。
この発明の請求項14に記載した半導体記憶装置は、行列状に配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの所望の列群を示す列アドレス信号が入力される列アドレスバッファであって、クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレスを出力する列アドレスバッファと、前記列アドレスバッファから出力される列アドレス信号をデコードし、所望の列群を選択する列デコーダであって、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレス信号をデコードする列デコーダと、前記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、前記データ線群をプリチャージするプリチャージ回路と、前記データ線群上のデータが入力され、前記列アドレスに含まれるマルチプレクサ選択アドレスに従って、前記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記メモリセルアレイの所望の列群が選択され、前記データ線群に前記メモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、前記マルチプレクサ選択アドレスが変化し且つ前記マルチプレクサ選択アドレス以外の列アドレスが変化しない場合に、前記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラとを具備することを特徴としている。
請求項15に記載したように、請求項14に記載の半導体記憶装置において、前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記列アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする。
請求項16に記載したように、請求項14に記載の半導体記憶装置において、前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記アドレスバッファに供給される列アドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする。
この発明の請求項17に記載した半導体チップは、メモリ部と、前記メモリ部との間でデータを授受するロジック回路部とを備え、前記メモリ部は、複数個のメモリセルを有するメモリセルアレイと、アドレス信号とクロック信号とが供給され、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号を出力するアドレスバッファと、前記クロック信号が供給され、前記アドレスバッファにより出力されたアドレス信号を入力し、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号をデコードし、これにより前記複数個のメモリセルの内、所望の複数個のメモリセルを選択するデコーダと、前記選択された複数個のメモリセルから読み出されるデータを転送する複数のデータ線と、前記複数のデータ線をプリチャージするプリチャージ回路と、前記複数のデータ線上に読み出されたデータを入力し、前記アドレス信号の所定部分を示す選択信号に基づいて前記データ線の一部を選択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記選択されたメモリセルから前記複数のデータ線にデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおけるアドレス変化を検知し、前記選択信号のアドレスが変化し前記選択信号以外のアドレスが変化しない場合に、前記複数のデータ線のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラとを具備することを特徴としている。
請求項18に記載したように、請求項17に記載の半導体チップにおいて、前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする。
請求項19に記載したように、請求項17に記載の半導体チップにおいて、前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレスバッファに供給されるアドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする。
この発明の請求項20に記載した半導体チップは、メモリ部と、前記メモリ部との間でデータを授受するロジック回路部とを備え、前記メモリ部は、行列状に配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの所望の列群を示す列アドレス信号が入力される列アドレスバッファであって、クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレスを出力する列アドレスバッファと、前記列アドレスバッファから出力される列アドレス信号をデコードし、所望の列群を選択する列デコーダであって、この列デコーダは、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレス信号をデコードすると、前記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、前記データ線群をプリチャージするプリチャージ回路と、前記データ線群上のデータが入力され、前記列アドレスに含まれるマルチプレクサ選択アドレスに従って、前記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記メモリセルアレイの所望の列群が選択され、前記データ線群に前記メモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、前記マルチプレクサ選択アドレスが変化し且つ前記マルチプレクサ選択アドレス以外の列アドレスが変化しない場合に、前記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラとを具備することを特徴としている。
請求項21に記載したように、請求項20に記載の半導体チップにおいて、前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記列アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする。
請求項22に記載したように、請求項20に記載の半導体チップにおいて、前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記アドレスバッファに供給される列アドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする。
この発明の請求項23に記載したメモリシステムは、クロック信号が供給されるCPUと、前記CPUとの間でデータを授受するキャッシュメモリと、前記キャッシュとの間で授受されるデータを伝送するシステムバスと、前記システムバスを制御するバスコントローラと、前記システムバス上にデータをバースト転送するシンクロナスDRAMとを備え、前記シンクロナスDRAMは、複数個のメモリセルを有するメモリセルアレイと、アドレス信号とクロック信号とが供給され、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号を出力するアドレスバッファと、前記クロック信号が供給され、前記アドレスバッファにより出力されたアドレス信号を入力し、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号をデコードし、これにより前記複数個のメモリセルの内、所望の複数個のメモリセルを選択するデコーダと、前記選択された複数個のメモリセルから読み出されるデータを転送する複数のデータ線と、前記複数のデータ線をプリチャージするプリチャージ回路と、前記複数のデータ線上に読み出されたデータを入力し、前記アドレス信号の所定部分を示す選択信号に基づいて前記データ線の一部を選択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記選択されたメモリセルから前記複数のデータ線にデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおけるアドレス変化を検知し、前記選択信号のアドレスが変化し前記選択信号以外のアドレスが変化しない場合に、前記複数のデータ線のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラとを具備することを特徴としている。
請求項24に記載したように、請求項23のメモリシステムにおいて、前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする。
請求項25に記載したように、請求項23のメモリシステムにおいて、前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレスバッファに供給されるアドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする。
この発明の請求項26に記載したメモリシステムは、クロック信号が供給されるCPUと、前記CPUとの間でデータを授受するキャッシュメモリと、前記キャッシュとの間で授受されるデータを伝送するシステムバスと、前記システムバスを制御するバスコントローラと、前記システムバス上にデータをバースト転送するシンクロナスDRAMとを備え、前記シンクロナスDRAMは、行列状に配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの所望の列群を示す列アドレス信号が入力される列アドレスバッファであって、クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレスを出力する列アドレスバッファと、前記列アドレスバッファから出力される列アドレス信号をデコードし、所望の列群を選択する列デコーダであって、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレス信号をデコードする列デコーダと、前記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、前記データ線群をプリチャージするプリチャージ回路と、前記データ線群上のデータが入力され、前記列アドレスに含まれるマルチプレクサ選択アドレスに従って、前記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記メモリセルアレイの所望の列群が選択され、前記データ線群に前記メモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、前記マルチプレクサ選択アドレスが変化し且つ前記マルチプレクサ選択アドレス以外の列アドレスが変化しない場合に、前記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラとを具備することを特徴としている。
請求項27に記載したように、請求項26のメモリシステムにおいて、前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記列アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする。
請求項28に記載したように、請求項26のメモリシステムにおいて、前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記アドレスバッファに供給される列アドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする。
請求項29に記載したように、請求項9,10,23及び26のいずれか1つの項のメモリシステムにおいて、前記システムバスに接続されたビデオメモリと、前記ビデオメモリの出力信号が供給されるビデオコントローラと、前記ビデオコントローラの出力信号をD/A変換するD/Aコンバータと、前記D/Aコンバータの出力信号が供給され、この信号に従ってイメージを表示するディスプレイとを更に具備することを特徴とする。
【0035】
請求項のような構成によれば、プリチャージ制御回路でプリチャージ手段を制御し、メモリセルアレイの任意の列群が選択され、データ線群にメモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、マルチプレクサ選択アドレスが変化しマルチプレクサ選択アドレス以外の他の列アドレスが変化しない場合に、プリチャージ手段によるデータ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するので、第1クロックサイクルで読み出した非選択DQ線対のデータを有効に利用でき、DQ線対の充放電電流を小さくしてチップの消費電力を低減できる。
【0036】
請求項のような構成によれば、カラムアドレス変化検知回路を設け、このカラムアドレス変化検知回路の出力信号をDQプリチャージャに供給して、カラムアドレスの最下位ビットが変化し、他のアドレスビットが変化しないときに、DQ線のプリチャージを禁止するので、第1クロックサイクルで読み出した非選択DQ線対のデータを有効に利用でき、DQ線対の充放電電流を小さくしてチップの消費電力を低減できる。
【0038】
請求項のような構成によれば、プリチャージ制御回路でプリチャージ手段を制御し、メモリセルアレイの任意の列群が選択され、データ線群にメモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、マルチプレクサ選択アドレスが変化しマルチプレクサ選択アドレス以外の他の列アドレスが変化しない場合に、プリチャージ手段によるデータ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するので、第1クロックサイクルで読み出した非選択DQ線対のデータを有効に利用でき、DQ線対の充放電電流を小さくしてチップの消費電力を低減できる。これによって、データ入出力数が多いロジック混載型の半導体装置において大きな低消費電力化が図れる。
【0039】
請求項のような構成によれば、カラムアドレス変化検知回路を設け、このカラムアドレス変化検知回路の出力信号をDQプリチャージャに供給して、カラムアドレスの最下位ビットが変化し、他のアドレスビットが変化しないときに、DQ線のプリチャージを禁止するので、第1クロックサイクルで読み出した非選択DQ線対のデータを有効に利用でき、DQ線対の充放電電流を小さくしてチップの消費電力を低減できる。これによって、データ入出力数が多いロジック混載型の半導体装置において大きな低消費電力化が図れる。
【0041】
請求項のような構成によれば、シンクロナスDRAMにおいて、プリチャージ制御回路でプリチャージ手段を制御し、メモリセルアレイの任意の列群が選択され、データ線群にメモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、マルチプレクサ選択アドレスが変化しマルチプレクサ選択アドレス以外の他の列アドレスが変化しない場合に、プリチャージ手段によるデータ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するので、第1クロックサイクルで読み出した非選択DQ線対のデータを有効に利用でき、DQ線対の充放電電流を小さくしてチップの消費電力を低減できる。これによって、シンクロナスDRAMの無駄な消費電力を削減することにより発熱量を抑制でき、低コストのパッケージを使用できるので、パッケージコストの低減によりシステム全体のコストを削減できる。
【0042】
請求項10のような構成によれば、シンクロナスDRAMにおいて、カラムアドレス変化検知回路を設け、このカラムアドレス変化検知回路の出力信号をDQプリチャージャに供給して、カラムアドレスの最下位ビットが変化し、他のアドレスビットが変化しないときに、DQ線のプリチャージを禁止するので、第1クロックサイクルで読み出した非選択DQ線対のデータを有効に利用でき、DQ線対の充放電電流を小さくしてチップの消費電力を低減できる。これによって、無駄な消費電力を削減することにより発熱量を抑制でき、低コストのパッケージを使用できるので、パッケージコストの低減によりシステム全体のコストを削減できる。
請求項11ないし請求項29のような構成であっても、上述した請求項1ないし請求項10と実質的に同様な作用効果が得られる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明による半導体記憶装置を用いたメモリシステムについて説明するためのもので、パーソナルコンピュータの半導体記憶装置に関係する回路部を抽出して概略構成を示すブロック図である。このメモリシステムは、CPU41、キャッシュメモリ42、バスコントローラ43、CDROMドライバ44、シンクロナスDRAM(クロック同期式DRAM)45、ビデオメモリ46、ビデオコントローラ47、D/Aコンバータ48、CRTディスプレイ49及びシステムバス51等を含んで構成されている。上記CPU41にはクロック信号CLKが供給され、キャッシュメモリ42をランダムアクセスするとともに、バスコントローラ43を制御するようになっている。上記キャッシュメモリ42、バスコントローラ43、CDROMドライバ44、シンクロナスDRAM45及びビデオメモリ46はシステムバス50を介して接続されており、このシステムバス50上をシンクロナスDRAM45から読み出されたデータがバースト転送される。バスコントローラ43は、CPU41の制御に基づいて上記システムバス50の使用を制御している。例えばCDROMドライバ44から読み出された画像データは、上記システムバス50を介してビデオメモリ46に供給され、ビデオコントローラ47及びD/Aコンバータ48を介してCRT49に表示される。また、シンクロナスDRAM45から読み出されたデータは、キャッシュメモリ42を介してCPU41に供給され各種の制御データとして用いられる。あるいは、このシンクロナスDRAM45から読み出されたデータが上記システムバス50を介してビデオメモリ46に供給され、ビデオコントローラ47及びD/Aコンバータ48を介してCRT49に表示されるようになっている。
【0044】
図2は、上記図1に示したメモリシステムにおけるシンクロナスDRAM45のチップのパターンレイアウトを示す平面図である。このDRAMチップ中には、メモリ部51とゲートアレイやスタンダードセル等で構成されたロジック回路部52が混載されている。メモリ部51には、4Mビットのメモリセルアレイ11が設けられており、このメモリセルアレイ11は2つの2Mビットアレイ11A,11Bを備えている。これら2Mビットアレイ11A,11B間には、ローデコーダ15が設けられている。また、DQバッファ22A,22B及びデータ入出力バッファ23等が設けられ、上記メモリ部51と上記ロジック回路部52で256ビットのデータの授受がパラレルに行われる。
【0045】
図3は、上記図2に示したパターンレイアウトにおけるメモリ部51を抽出して詳細に示すもので、クロック同期式のオーバーレイドDQ型DRAM(4Mビット×256I/O)のブロック図である。このDRAMは、メモリセルアレイ11、ローアドレスバッファ12、ロー系制御回路13、ロープリデコーダ14、ローデコーダ15、カラムアドレスバッファ16、/WEバッファ17、/CASバッファ18、フリップフロップ19、カラムプリデコーダ20、回路ブロック21、DQバッファ22、データ入出力バッファ23、DQプリチージ・イコライズ制御回路24’、DQバッファ制御回路25及びカラムアドレス変化検知回路53等から構成されている。
【0046】
図2に示したように、4Mビットのメモリセルアレイ11は、2つの2Mビットアレイ11A,11Bから構成されている。これら2Mビットアレイ11A,11Bは各々8個の256Kビットのセルアレイブロック11A−0〜11A−7,11B−0〜11B−7で構成されている。各セルアレイブロック11A−0〜11A−7,11B−0〜11B−7は256ロー×1Kカラム構成であり、ダイナミック型のメモリセルが行列状に配置されている。上記ロー系制御回路13は、ローアドレスストローブ(/RAS)信号を受けて上記ローアドレスバッファ12を制御する。上記ローアドレスバッファ12は、上記ロー系制御回路13の制御により、/RAS信号がローレベルの時、クロック信号CLKに同期してローアドレス信号AR0〜AR10をラッチし、相補信号X0〜X10,/X0〜/X10を生成する。これらの相補信号X0〜X10,/X0〜/X10は、ロープリデコーダ14に供給されてプリデコードされた後、ローデコーダ15に供給されてデコードされる。ローアドレス信号AR0〜AR10の上位3ビットから生成された相補信号X8〜X10,/X8〜/X10により、16個の256Kブロック11A−0〜11A−7,11B−0〜11B−7の選択と活性化が行われる。これによって、上記ローデコーダ15を挟む2個のブロック(例えばブロック11A−7,11B−7)が同時に活性化される。残りの8ビットのローアドレス信号から生成された相補信号X0〜X7,/X0〜/X7により、選択されたブロック中のメモリセルのローが選択される。
【0047】
上記カラムアドレスバッファ16は、/CASバッファ18の制御により、カラムアドレスストローブ(/CAS)信号がローレベルになった時に、クロック信号CLKに同期して3ビットのカラムアドレス信号AC0〜AC2をラッチする。このカラムアドレスバッファ16は、クロック信号CLKに同期したフリップフロップ動作を行う。上記カラムアドレスバッファ16は、カラムアドレス信号AC0〜AC2を相補信号Y0F〜Y2F,/Y0F〜/Y2Fに変換する。これら相補信号Y0F〜Y2F,/Y0F〜/Y2Fはフリップフロップ19に供給されるとともに、相補信号の一部の信号Y0F〜Y2Fはカラムアドレス変化検知回路53に供給される。フリップフロップ19に供給された相補信号Y0F〜Y2F,/Y0F〜/Y2Fは、相補信号Y0S〜Y2S,/Y0S〜/Y2Sに変換される。この際、上記ロープリデコーダ14で生成されたセルアレイブロックの選択信号(/X8・/X9・/X10,X8・/X9・/X10,…,X8・X9・X10の8つ、図3ではまとめてX8・X9・X10と表記している)も、このフリップフロップ19によって信号X8S・X9S・X10Sに変換される。これらのロー・カラムアドレス信号はカラムプリデコーダ20に供給され、カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3が生成される。カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3は、カラムアドレスの上位2ビットY1S,/Y1S,Y2S,/Y2Sと信号X8S・X9S・X10Sとの論理積を取り、次のような論理演算で生成される。
【0048】
CSW0=/Y1S・/Y2S・X8S・X9S・X10S
CSW1=Y1S・/Y2S・X8S・X9S・X10S
CSW2=/Y1S・Y2S・X8S・X9S・X10S
CSW3=Y1S・Y2S・X8S・X9S・X10S
この論理演算により、選択されたセルアレイブロックに対応するカラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3のうちの1つが活性化される。
【0049】
このカラムプリデコーダ20から出力される相補信号Y0S,/Y0Sは、回路ブロック21に供給される。この回路ブロック21は、2Mビットアレイ11A,11Bに対応して第1の回路ブロック21Aと第2の回路ブロック21Bで構成されており、これらの回路ブロック21A,21BにはそれぞれDQマルチプレクサ、DQプリチャージャ及びDQイコライザ等が設けられている。同様に、DQバッファ22も2Mビットアレイ11A,11Bに対応して第1のバッファ部22Aと第2のバッファ部22Bで構成されており、これらバッファ部22A,22Bの出力がそれぞれ128本のRWDバス26A,26B(合計256本)を介してデータ入出力バッファ23に供給される。このデータ入出力バッファ23には、クロック信号CLK及び/WEバッファ17の出力信号/WEIが供給され、データの入出力が制御される。
【0050】
/WEバッファ17は、/CASバッファ18の出力信号で制御され、ライトイネーブル信号(/WE)信号をラッチする。DQプリチャージ・イコライズ制御回路24’は、上記カラムアドレス変化検知回路53の出力信号OLSBC(Only−Least−Significant−Bit−Changed)、クロック信号CLK及び上記/WEバッファ17の出力信号/WEIを受けてプリチャージ信号/PRCH’を生成して第1,第2の回路ブロック21A,21Bに供給し、DQ線のプリチャージとイコライズを制御する。DQバッファ制御回路25には、上記クロック信号CLK及び上記/WEバッファ17の出力信号/WEIが供給され、上記DQバッファ22の第1,第2のバッファ部22A,22Bを制御するようになっている。
【0051】
上記2Mビットのセルアレイ11A,11B上には256対のDQ線が配置され、DQマルチプレクサ、DQプリチャージャ及びDQイコライザを介してDQバッファ22A,22Bに接続される。この部分について更に詳しく示したのが図4である。各ブロック11A−0〜11A−7,11B−0〜11B−7の1Kカラム(ビット線対)には、1024個のセンスアンプ(S/A)27−0〜27−1023が接続され、各センスアンプの出力は4つずつマルチプレクサ(4:1MUX)28−0〜28−255に供給される。これらマルチプレクサ28−0〜28−255の出力端には、256対のDQ線29−0,/29−0〜29−255,/29−255が接続されている。そして、上記カラムデコーダ20から出力される4本のカラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3によって、各マルチプレクサ28−0〜28−255に供給される4つのセンスアンプの出力信号の1つが選択され、DQ線対29−0,/29−0〜29−255,/29−255上に出力される。上記各DQ線対29−0,/29−0〜29−255,/29−255には、DQイコライザとして働くPMOSトランジスタ30−0〜30−255及びDQプリチャージャとして働くPMOSトランジスタ31−0〜31−255、32−0〜32−255が接続されている。上記PMOSトランジスタ30−0〜30−255の電流通路は、上記各DQ線対29−0,/29−0〜29−255,/29−255間に接続される。上記PMOSトランジスタ31−0〜31−255の電流通路は各DQ線29−0〜29−255と電源Vcc間に接続され、上記PMOSトランジスタ32−0〜32−255の電流通路は各DQ線/29−0〜/29−255と電源Vcc間に接続される。これらPMOSトランジスタ30−0〜30−255、31−0〜31−255及び32−0〜32−255のゲートには、上記DQプリチャージ・イコライズ制御回路24’から出力されるプリチャージ信号/PRCH’が供給されてオン/オフ制御される。
【0052】
上記256対のDQ線29−0,/29−0〜29−255,/29−255は、2対ずつ128個のDQマルチプレクサ(2:1MUX)33−0〜33−127に接続される。DQマルチプレクサ33−0〜33−127は、カラムプリデコーダ20から出力される相補信号Y0S,/Y0S(カラムアドレスの最下位ビット)によって、接続された2対のDQ線の一方を選択する。すなわち、/Y0Sがハイレベルの時はDQ線対29−0,/29−0,29−2,/29−2,…,29−254,/29−254が選択され、Y0Sがハイレベルの時はDQ線対29−1,/29−1,29−3,/29−3,…,29−255,/29−255が選択され、これらDQ線対上のデータがDQバッファ22−0〜22−127に供給されて読み出しデータが増幅される。これらDQバッファ22−0〜22−127の出力信号はそれぞれ、RWDバス26−0〜26−127に供給される。
【0053】
上記のような構成において、2Mセルアレイ11A,11Bに対応した1K本のカラムは、カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3により4:1でマルチプレクスされ、256対のDQ線に接続される。この際、カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3は1Kカラム中の256本ずつとそれぞれ共有されている。つまり、カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3のうちの1本、たとえば信号CSW0が選択されると、センスアンプ28−0,28−4,28−8,…,28−1021の256個のセンスアンプが同時にそれぞれDQ線対29−0,/29−0,29−1,/29−1,…,29−255,/29−255に接続され、これらのセンスアンプに保持されたデータがDQ線対上に読み出されることになる。
【0054】
図5は上記図4に示したブロック図におけるビット線、センスアンプ及びDQ線対に関係する回路部を抽出して更に詳細に示すブロック図である。1K個のセンスアンプは4つずつグルーピングされ、各256Kブロックの両端に配置されている。ここでは、センスアンプ27−0〜27−3に着目して説明する。各センスアンプ27−0〜27−3にはビット線対BL0,/BL0〜BL3,/BL3が接続されている。各ビット線対BL0,/BL0〜BL3,/BL3は、対向するセンスアンプ27−0〜27−3間で互い違いに配置されている。上記4つのセンスアンプ27−0〜27−3はそれぞれ、上記マルチプレクサ28−0として働くNMOSトランジスタ34−0〜34−7の電流通路を介してDQ線対29−0,/29−0に接続されている。これらNMOSトランジスタ34−0〜34−7のゲートにはカラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3が供給され、カラムスイッチ選択信号CSW0〜CSW3のうちハイレベルになったものに対応するセンスアンプの出力データがDQ線対29−0,/29−0に読み出される。すなわち、トランジスタ34−0の電流通路は、センスアンプ27−0の一方の出力端とDQ線29−0との間に接続され、信号CSW0でオン/オフ制御される。トランジスタ34−1の電流通路は、センスアンプ27−0の他方の出力端とDQ線/29−0との間に接続され、信号CSW0でオン/オフ制御される。また、トランジスタ34−2の電流通路は、センスアンプ27−1の一方の出力端とDQ線29−0との間に接続され、信号CSW1でオン/オフ制御される。トランジスタ34−3の電流通路は、センスアンプ27−1の他方の出力端とDQ線/29−0との間に接続され、信号CSW1でオン/オフ制御される。同様に、トランジスタ34−4の電流通路は、センスアンプ27−2の一方の出力端とDQ線29−0との間に接続され、信号CSW2でオン/オフ制御される。トランジスタ34−5の電流通路は、センスアンプ27−2の他方の出力端とDQ線/29−0との間に接続され、信号CSW2でオン/オフ制御される。また、トランジスタ34−6の電流通路は、センスアンプ27−3の一方の出力端とDQ線29−0との間に接続され、信号CSW3でオン/オフ制御される。トランジスタ34−7の電流通路は、センスアンプ27−3の他方の出力端とDQ線/29−0との間に接続され、信号CSW3でオン/オフ制御される。
【0055】
このように、DQ線対29−0,/29−0は2Mビットアレイ上の8個のセルアレイブロックで共有され、メモリセルアレイ11上にビット線BL0,/BL0〜BL3,/BL3と平行に配置されている。他のDQ線対29−1,/29−1〜29−255,/29−255も同様に配置されている(オーバーレイドDQ構成)。
【0056】
次に、図6のタイミングチャートを用いて上記図3ないし図5に示したクロック同期式DRAMの動作を説明する。このタイミングチャートでは、図13と同様に第0ないし第2クロックサイクルでカラムアドレスAC0〜AC2を入力した場合の内部動作波形を示している。図13の場合と同じく、ここではローアドレスを入力してワード線を選択し、選択ローのデータをセンスアンプにラッチする動作は既に終了しているものとする。図6において、入力されたカラムアドレスAC0〜AC2が各パイプラインステージPS1,PS2を伝搬し、信号CSW0〜CSW2を活性化させるまでは図13と同様である。図6の第1クロックサイクルで信号Y0Fが変化し、信号Y1F,Y2Fが変化していないのを受けて信号OLSBCが立ち上がる。信号OLSBCは、カラムアドレスのLSBである信号Y0Fのみが変化し、それ以外のカラムアドレスが変化していないことを示す信号である。信号OLSBCがハイレベルになると、これを受けてDQ線プリチャージ・イコライズ制御回路24’は第2クロックサイクルのプリチャージ動作を禁止する。これにより、このサイクルで意味のないプリチャージ動作が行われることはなく、信号Y0SがハイレベルになることでDQマルチプレクサが奇数番目のDQ線対29−1,/29−1,29−3,/29−3,…,29−255,/29−255側に切り換えられ、これらのDQ線対を介してデータが読み出される。
【0057】
次に、第2クロックサイクルでカラムアドレスCA2が入力され、信号Y0Fだけでなく信号Y1Fも変化すると、信号OLSBCはローレベルになる。この場合は先ほどとは異なり、DQマルチプレクサの切り換えだけではなく、カラムアドレス選択信号CSW0〜CSW2も切り換えられる(CSW0がローレベルになり、CSW1がハイレベルになる)。この時は、切り替わった信号CSWにより新たに選択されたセンスアンプ(27−1,27−5,27−9,…,27−1022)のデータがDQ線対上に読み出されるので、これを高速に行うために信号CSWの切り替わり前にDQ線対をプリチャージしておく必要がある。本実施の形態では、信号Y1Fが切り替わると信号OLSBCがローレベルになり、これを受けて第3クロックサイクルでDQ線のプリチャージが行われる。
【0058】
このような構成の半導体記憶装置によれば、DQ線対の充放電電流を小さくしてチップの消費電力を低減できる。具体的には、データのバースト転送時の消費電力のうち、DQ線対の充放電電流が全電流に占める割合は30%程度であるが、この発明により1/2の15%程度に低減できる。これによって、図2に示したようなデータ入出力数が多いロジック混載型の半導体装置において大きな低消費電力化が図れる。また、無駄な消費電力を削減することにより発熱量を抑制できるので、この半導体記憶装置を用いたメモリシステムにおいて、低コストのパッケージを使用することができ、パッケージコストの低減によりシステム全体のコストを削減できる。
【0059】
次に、上述したような動作を実現するためのカラムアドレス変化検知回路53とDQプリチャージ・イコライズ制御回路24’の構成例並びにその動作について図7ないし図9により説明する。
【0060】
図7は、上記図3に示した回路におけるカラムアドレス変化検知回路53の構成例を示す回路図である。この回路53は、入力変化検知回路(ITD)61−0,61−1,61−3、インバータ62,63,65及びナンドゲート64を含んで構成されている。入力変化検知回路61−0には、クロック信号CLKに同期して動作するフリップフロップ166、インバータ167及び比較器168が設けられている。カラムアドレスバッファ16の出力信号Y0Fは、フリップフロップ166及びインバータ167の入力端に供給される。そして、上記フリップフロップ166の出力信号M1及びインバータ167の出力信号M2が上記比較器168に供給されて比較される。図6ではブロック化して示しているが、入力変化検知回路61−1,61−2も上記入力変化検知回路61−0と同様な構成になっている。上記入力変化検知回路61−0の出力信号M3はナンドゲート64の第1の入力端に供給され、入力変化検知回路61−1の出力信号はインバータ62を介して(信号M4)ナンドゲート64の第2の入力端に供給され、入力変化検知回路61−2の出力信号はインバータ63を介して(信号M5)ナンドゲート64の第3の入力端に供給される。そして、上記ナンドゲート64の出力信号がインバータ65を介して信号OLSBCとしてプリチャージ・イコライズ制御回路24’に供給される。
【0061】
上記カラムアドレス変化検知回路53は、信号Y0F,Y1F,Y2Fの入力をそれぞれ入力変化検知回路(ITD)60−0,60−1,60−2で受けている。ITD60−0,60−1,60−2内のフリップフロップ166は、1サイクル前の入力データを記憶する。このデータと現在の入力の反転データとを比較器168で比較している。比較器168は2つの入力が同値なときハイレベルを出力するので、結局ITD60−0,60−1,60−2は現在の入力が1クロックサイクル前の入力データに対して反転したときにこれを検知し、ハイレベルの出力状態となる。カラムアドレス変化検知回路53では、信号Y0Fのみが変化し、信号Y1F,Y2Fが変化しないときのみ信号OLSBCをハイレベルにするロジックになっている(この時、M3,M4,M5が全てハイレベルになる)。
【0062】
図8は、上記図3に示した回路におけるDQプリチャージ・イコライズ制御回路24’の構成例を示す回路図である。この回路24’は、遅延時間Δt1を生成するための遅延回路66、ナンドゲート69,70,76、インバータ71,73,77、プリチャージパルス幅Δt2(Δt1>Δt2)設定用の遅延回路72及びフリップフロップ74,75等を含んで構成されている。上記カラムアドレス変化検知回路53で生成された信号OLSBCは、遅延回路66に供給される。この遅延回路66は、縦続接続されたインバータ67−0〜67−4と、インバータ67−0〜67−3の各出力端と接地点Vss間にそれぞれ接続されたキャパシタ68−0〜68−3とから構成されている。遅延回路66の出力信号NAはナンドゲート69の第1の入力端に供給される。クロック信号CLK及び/WEバッファ17の出力信号/WEIはナンドゲート70に供給される。このナンドゲート70の出力信号がインバータ71を介して(信号NB)上記ナンドゲート69の第2の入力端に供給されるとともに、遅延回路72を介して上記ナンドゲート69の第3の入力端に供給される。上記遅延回路72は、縦続接続されたインバータ78−0〜78−2と、これらインバータ78−0〜78−2の各出力端と接地点Vss間にそれぞれ接続されたキャパシタ79−0〜79−2から構成されている。上記ナンドゲート69の出力信号NDは、ナンドゲート76の一方の入力端に供給される。/CAS信号は、インバータ73及びフリップフロップ74,75を介して(信号NE)上記ナンドゲート76の他方の入力端に供給される。このナンドゲート76の出力信号がインバータ77を介してプリチャージ信号/PRCH’として出力される。
【0063】
この回路では/CAS信号がローレベル、/WEがハイレベル(読み出し動作)、信号OLSBCがローレベルの時(この時NA=ハイレベル、NE=ハイレベル)、クロック信号CLKの立ち上がりに同期してプリチャージパルス幅設定用の遅延回路72で設定されるΔt2の幅の下向きパルスをプリチャージ信号/PRCH’として出力する。
【0064】
図9は、上記カラムアドレス変化検知回路53とDQプリチャージ・イコライズ回路24’の動作を説明するためのタイミングチャートである。この図では、図6から信号Y0F,Y1F,Y2Fの信号波形を抜き出し、カラムアドレス変化検知回路53とDQプリチャージ・イコライズ制御回路24’の各ノードの波形を追加したものである。ここで、第1クロックサイクルで信号OLSBCがハイレベルになると図8の遅延回路66により、信号NAがΔt1だけ遅れて立ち上がる。ここでΔt1は、先に説明したΔt2よりも大きく設定してある(Δt1>Δt2)。従って、第1クロックサイクルでは信号NCがハイレベルの期間は信号NAがハイレベルであるので、信号NDは幅Δt2の下向きパルスとなり、これがプリチャージ信号/PRCH’として出力される。次に、第2クロックサイクルで信号OLSBCがローレベルになると、Δt1遅れて信号NAが立ち上がる。この時は、信号NCがハイレベルになっている期間はNA=ローレベル(Δt1>Δt2)なので信号NDはハイレベルとなり、プリチャージは禁止される。
【0065】
上述したように、本実施の形態では、カラムアドレスのLSBのみが変化した場合にDQ線対のプリチャージを禁止するので、DQ線対の充放電電流を低減できる。特に、クロック同期式DRAMで広く用いられているバースト転送の場合には、連続したカラムアドレスがアクセスされるので、1クロックサイクルおきにDQ線対のプリチャージが禁止されることになり、各クロックサイクル毎にプリチャージが行われる従来例に比べてチップの消費電流を大幅に低減できる。
【0066】
本発明では、以上述べてきたように、パイプラインステージの第1段のカラムアドレス信号(信号Y0F,Y1F,Y2F)の変化を検知してプリチャージ制御を行っている点に特徴がある。ここで、パイプラインステージの第2段のカラムアドレス信号(信号Y0S,Y1S,Y2S)を用いずに、Y0F,Y1F,Y2Fを用いている理由は以下の通りである。すなわち、本発明では、カラムアドレスのLSBのみが変化したときにDQ線対のプリチャージを禁止する制御を行っているが、DQ線対のプリチャージはクロック信号の最大周波数を上げるために通常クロック信号の立ち上がり後、短時間のうちに行われる。信号Y0S,Y1S,Y2Sは、このプリチャージが行われるクロックサイクルと同じクロックサイクルで生成されるので、これを用いるとプリチャージの禁止制御をプリチャージの実行に間に合わせることが困難になる。そこで、プリチャージが行われる前のクロックサイクルで既に確定している信号Y0S,Y1S,Y2Sを用いてプリチャージ禁止制御のタイミングマージンを稼いでいる
これによって、本発明は、従来技術のクロック同期式オーバーレイドDQ型DRAMのDQ線対の充放電電流が大きいという欠点を改善し、DQ線対の充放電電流が小さく、チップの消費電流を低減させたクロック同期式オーバーレイドDQ型DRAMを提供できる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、DQ線対の充放電電流を小さくしてチップの消費電力を低減できる半導体記憶装置が得られる。
また、無駄な消費電力を削減することにより発熱量を抑制でき、パッケージコストの低減によりシステム全体のコストを削減できるメモリシステムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるメモリシステムについて説明するためのもので、パーソナルコンピュータにおける半導体記憶装置に関係する回路部を抽出して概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示したメモリシステムにおけるシンクロナスDRAM45のチップのパターンレイアウトを示す平面図。
【図3】この発明の半導体記憶装置について説明するためのもので、図2に示したパターンレイアウトにおけるメモリ部を抽出して詳細に示しており、クロック同期式のオーバーレイドDQ型DRAMのブロック図。
【図4】図3に示したブロック図におけるDQ線とその近傍の回路部を抽出して詳細に示すブロック図。
【図5】図4に示したブロック図におけるビット線、センスアンプ及びDQ線対に関係する回路部を抽出して更に詳細に示すブロック図。
【図6】図3ないし図5に示したクロック同期式DRAMの動作を説明するためのタイミングチャート。
【図7】図3に示した回路におけるカラムアドレス変化検知回路の構成例を示す回路図。
【図8】図3に示した回路におけるDQプリチャージ・イコライズ制御回路の構成例を示す回路図。
【図9】図7及び図8の回路の動作を説明するためのタイミングチャート。
【図10】従来の半導体記憶装置について説明するためのもので、オーバーレイドDQ構成のクロック同期式4MビットDRAMの概略構成を示すブロック図。
【図11】図10に示したブロック図におけるDQ線とその近傍の回路部を抽出して詳細に示すブロック図。
【図12】図11に示したブロック図におけるビット線、センスアンプ及びDQ線対に関係する回路部を抽出して詳細に示すブロック図。
【図13】図10ないし図12に示した回路の動作を説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
11…メモリセルアレイ、12…ローアドレスバッファ、13…ロー系制御回路、14…ロープリデコーダ、15…ローデコーダ、16…カラムアドレスバッファ、17…/WEバッファ、18…/CASバッファ、19…フリップフロップ、20…カラムプリデコーダ、21…回路ブロック、22…DQバッファ、23…データ入出力バッファ、24’…DQプリチージ・イコライズ制御回路、25…DQバッファ制御回路、53…カラムアドレス変化検知回路、/PRCH’…プリチャージ信号、/RAS…ローアドレスストローブ信号、/CAS…カラムアドレスストローブ信号、/WE…ライトイネーブル信号、AR0〜AR10…ローアドレス信号、AC0〜AC2…カラムアドレス信号、OLSBC…カラムアドレス変化検知回路の出力信号。

Claims (29)

  1. 行列状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイの任意の列群を選択する列アドレス信号が入力される列アドレスバッファと、上記列アドレスバッファに入力された列アドレス信号をデコードする列デコーダと、上記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、上記データ線群をプリチャージするプリチャージ手段と、上記データ線群上のデータが入力され、上記列アドレスの一部であるマルチプレクサ選択アドレスによって上記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、上記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅手段と、上記プリチャージ手段を制御するプリチャージ制御回路とを具備し、
    上記列アドレスバッファ及び列デコーダは、外部から入力されたクロック信号に同期してフリップフロップ動作を行い、外部から入力されたアドレス信号は上記フリップフロップ動作する列アドレスバッファ及び列デコーダによってパイプライン分割されたパイプラインステージ上を1クロックで1ステージずつ伝搬するようにしてなり、
    上記プリチャージ制御回路は、メモリセルアレイの任意の列群が選択され、上記データ線群にメモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、上記マルチプレクサ選択アドレスが変化し上記マルチプレクサ選択アドレス以外の他の列アドレスが変化しない場合に、上記プリチャージ手段による上記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記メモリセルは、DRAMセルであることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記マルチプレクサ選択アドレスは、列アドレスの最下位アドレスであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記列アドレスバッファには、連続して読み出される連続した複数の列アドレスの先頭番地が入力され、前記列アドレスバッファとともに設けられたアドレスカウンタによって上記先頭番地以降の連続した列アドレスをチップ内で生成し、前記列デコーダに供給することを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つの項に記載の半導体記憶装置。
  5. ダイナミック型のメモリセルがマトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイのビット線上に、このビット線と平行な方向に配置されたDQ線と、上記DQ線を選択するマルチプレクサと、上記DQ線をプリチャージするDQプリチャージャと、上記DQ線の出力信号が供給されるDQバッファと、上記DQバッファの出力信号が供給されるデータ入出力バッファと、ローアドレス信号が入力されるローアドレスバッファと、ローアドレスストローブ信号に応答して上記ローアドレスバッファを制御するロー系制御回路と、上記ローアドレスバッファから出力される相補信号が供給されるロープリデコーダと、上記ロープリデコーダの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイのローを選択するローデコーダと、カラムアドレス信号が入力されるカラムアドレスバッファと、書き込みイネーブル信号が入力され、上記データ入出力バッファを制御する/WEバッファと、カラムアドレスストローブ信号に応答して上記カラムアドレスバッファ及び上記/WEバッファを制御する/CASバッファと、上記ロープリデコーダの上位側の一部の論理信号と上記カラムアドレスバッファの出力信号に基づいて論理信号を生成するフリップフロップと、上記フリップフロップの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイにカラムスイッチ選択信号を供給するカラムプリデコーダと、上記カラムアドレスバッファの出力信号の一部が供給され、カラムアドレスの変化を検知するカラムアドレス変化検知回路と、このカラムアドレス変化検知回路の出力信号及び上記/WEバッファの出力信号が供給され、上記DQプリチャージャを制御して、カラムアドレスの最下位ビットが変化し、他のアドレスビットが変化しないときに、上記DQ線のプリチャージを禁止するDQプリチャージ制御回路と、上記/WEバッファの出力信号に基づいて上記DQバッファを制御するDQバッファ制御回路とを具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 半導体チップと、この半導体チップ中に形成されたメモリ部と、上記半導体チップ中に形成され、上記メモリ部とデータの授受を行うロジック回路部とを備え、
    上記メモリ部は、行列状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイの任意の列群を選択する列アドレス信号が入力される列アドレスバッファと、上記列アドレスバッファに入力された列アドレス信号をデコードする列デコーダと、上記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、上記データ線群をプリチャージするプリチャージ手段と、上記データ線群上のデータが入力され、上記列アドレスの一部であるマルチプレクサ選択アドレスによって上記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、上記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅手段と、上記プリチャージ手段を制御するプリチャージ制御回路とを具備し、
    上記列アドレスバッファ及び列デコーダは、外部から入力されたクロック信号に同期してフリップフロップ動作を行い、外部から入力されたアドレス信号は上記フリップフロップ動作する列アドレスバッファ及び列デコーダによってパイプライン分割されたパイプラインステージ上を1クロックで1ステージずつ伝搬するようにしてなり、
    上記プリチャージ制御回路は、メモリセルアレイの任意の列群が選択され、上記データ線群にメモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、上記マルチプレクサ選択アドレスが変化し上記マルチプレクサ選択アドレス以外の他の列アドレスが変化しない場合に、上記プリチャージ手段による上記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止することを特徴とする半導体装置。
  7. 半導体チップと、この半導体チップ中に形成されたメモリ部と、上記半導体チップ中に形成され、上記メモリ部とデータの授受を行うロジック回路部とを備え、
    上記メモリ部は、ダイナミック型のメモリセルがマトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイのビット線上に、このビット線と平行な方向に配置されたDQ線と、上記DQ線を選択するマルチプレクサと、上記DQ線をプリチャージするDQプリチャージャと、上記DQ線の出力信号が供給されるDQバッファと、上記DQバッファの出力信号が供給されるデータ入出力バッファと、ローアドレス信号が入力されるローアドレスバッファと、ローアドレスストローブ信号に応答して上記ローアドレスバッファを制御するロー系制御回路と、上記ローアドレスバッファから出力される相補信号が供給されるロープリデコーダと、上記ロープリデコーダの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイのローを選択するローデコーダと、カラムアドレス信号が入力されるカラムアドレスバッファと、書き込みイネーブル信号が入力され、上記データ入出力バッファを制御する/WEバッファと、カラムアドレスストローブ信号に応答して上記カラムアドレスバッファ及び上記/WEバッファを制御する/CASバッファと、上記ロープリデコーダの上位側の一部の論理信号と上記カラムアドレスバッファの出力信号に基づいて論理信号を生成するフリップフロップと、上記フリップフロップの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイにカラムスイッチ選択信号を供給するカラムプリデコーダと、上記カラムアドレスバッファの出力信号の一部が供給され、カラムアドレスの変化を検知するカラムアドレス変化検知回路と、このカラムアドレス変化検知回路の出力信号及び上記/WEバッファの出力信号が供給され、上記DQプリチャージャを制御して、カラムアドレスの最下位ビットが変化し、他のアドレスビットが変化しないときに、上記DQ線のプリチャージを禁止するDQプリチャージ制御回路と、上記/WEバッファの出力信号に基づいて上記DQバッファを制御するDQバッファ制御回路とを具備することを特徴とする半導体装置。
  8. 前記ロジック回路部は、ゲートアレイまたはスタンダードセルで形成されることを特徴とする請求項6または7に記載の半導体装置。
  9. クロック信号が供給されるCPUと、このCPUとデータの授受を行うキャッシュメモリと、上記キャッシュメモリとの間でデータの伝送を行うシステムバスと、上記システムバスを制御するバスコントローラと、上記システムバス上にデータをバースト転送するシンクロナスDRAMとを備え、
    上記シンクロナスDRAMは、行列状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイの任意の列群を選択する列アドレス信号が入力される列アドレスバッファと、上記列アドレスバッファに入力された列アドレス信号をデコードする列デコーダと、上記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、上記データ線群をプリチャージするプリチャージ手段と、上記データ線群上のデータが入力され、上記列アドレスの一部であるマルチプレクサ選択アドレスによって上記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、上記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅手段と、上記プリチャージ手段を制御するプリチャージ制御回路とを具備し、
    上記列アドレスバッファ及び列デコーダは、外部から入力されたクロック信号に同期してフリップフロップ動作を行い、外部から入力されたアドレス信号は上記フリップフロップ動作する列アドレスバッファ及び列デコーダによってパイプライン分割されたパイプラインステージ上を1クロックで1ステージずつ伝搬するようにしてなり、
    上記プリチャージ制御回路は、メモリセルアレイの任意の列群が選択され、上記データ線群にメモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、上記マルチプレクサ選択アドレスが変化し上記マルチプレクサ選択アドレス以外の他の列アドレスが変化しない場合に、上記プリチャージ手段による上記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止することを特徴とするメモリシステム。
  10. クロック信号が供給されるCPUと、このCPUとデータの授受を行うキャッシュメモリと、上記キャッシュメモリとの間でデータの伝送を行うシステムバスと、上記システムバスを制御するバスコントローラと、上記システムバス上にデータをバースト転送するシンクロナスDRAMとを備え、
    上記シンクロナスDRAMは、ダイナミック型のメモリセルがマトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイのビット線上に、このビット線と平行な方向に配置されたDQ線と、上記DQ線を選択するマルチプレクサと、上記DQ線をプリチャージするDQプリチャージャと、上記DQ線の出力信号が供給されるDQバッファと、上記DQバッファの出力信号が供給されるデータ入出力バッファと、ローアドレス信号が入力されるローアドレスバッファと、ローアドレスストローブ信号に応答して上記ローアドレスバッファを制御するロー系制御回路と、上記ローアドレスバッファから出力される相補信号が供給されるロープリデコーダと、上記ロープリデコーダの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイのローを選択するローデコーダと、カラムアドレス信号が入力されるカラムアドレスバッファと、書き込みイネーブル信号が入力され、上記データ入出力バッファを制御する/WEバッファと、カラムアドレスストローブ信号に応答して上記カラムアドレスバッファ及び上記/WEバッファを制御する/CASバッファと、上記ロープリデコーダの上位側の一部の論理信号と上記カラムアドレスバッファの出力信号に基づいて論理信号を生成するフリップフロップと、上記フリップフロップの出力信号をデコードして上記メモリセルアレイにカラムスイッチ選択信号を供給するカラムプリデコーダと、上記カラムアドレスバッファの出力信号の一部が供給され、カラムアドレスの変化を検知するカラムアドレス変化検知回路と、このカラムアドレス変化検知回路の出力信号及び上記/WEバッファの出力信号が供給され、上記DQプリチャージャを制御して、カラムアドレスの最下位ビットが変化し、他のアドレスビットが変化しないときに、上記DQ線のプリチャージを禁止するDQプリチャージ制御回路と、上記/WEバッファの出力信号に基づいて上記DQバッファを制御するDQバッファ制御回路とを具備することを特徴とするメモリシステム。
  11. 複数個のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    アドレス信号とクロック信号とが供給され、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号を出力するアドレスバッファと、
    前記クロック信号が供給され、前記アドレスバッファにより出力されたアドレス信号を入力し、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号をデコードし、これにより前記複数個のメモリセルの内、所望の複数個のメモリセルを選択するデコーダと、
    前記選択された複数個のメモリセルから読み出されるデータを転送する複数のデータ線と、
    前記複数のデータ線をプリチャージするプリチャージ回路と、
    前記複数のデータ線上に読み出されたデータを入力し、前記アドレス信号の所定部分を示す選択信号に基づいて前記データ線の一部を選択するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、
    前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記選択されたメモリセルから前記複数のデータ線にデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおけるアドレス変化を検知し、前記選択信号のアドレスが変化し前記選択信号以外のアドレスが変化しない場合に、前記複数のデータ線のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラと
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする請求項11に記載の半導体記憶装置。
  13. 前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレスバッファに供給されるアドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする請求項11に記載の半導体記憶装置。
  14. 行列状に配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの所望の列群を示す列アドレス信号が入力される列アドレスバッファであって、クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレスを出力する列アドレスバッファと、
    前記列アドレスバッファから出力される列アドレス信号をデコードし、所望の列群を選択する列デコーダであって、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレス信号をデコードする列デコーダと、
    前記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、
    前記データ線群をプリチャージするプリチャージ回路と、
    前記データ線群上のデータが入力され、前記列アドレスに含まれるマルチプレクサ選択アドレスに従って、前記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、
    前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記メモリセルアレイの所望の列群が選択され、前記データ線群に前記メモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、前記マルチプレクサ選択アドレスが変化し且つ前記マルチプレクサ選択アドレス以外の列アドレスが変化しない場合に、前記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラと
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  15. 前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記列アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする請求項14に記載の半導体記憶装置。
  16. 前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記アドレスバッファに供給される列アドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする請求項14に記載の半導体記憶装置。
  17. メモリ部と、前記メモリ部との間でデータを授受するロジック回路部とを備え、
    前記メモリ部は、
    複数個のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    アドレス信号とクロック信号とが供給され、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号を出力するアドレスバッファと、
    前記クロック信号が供給され、前記アドレスバッファにより出力されたアドレス信号を入力し、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号をデコードし、これにより前記複数個のメモリセルの内、所望の複数個のメモリセルを選択するデコーダと、
    前記選択された複数個のメモリセルから読み出されるデータを転送する複数のデータ線と、
    前記複数のデータ線をプリチャージするプリチャージ回路と、
    前記複数のデータ線上に読み出されたデータを入力し、前記アドレス信号の所定部分を示す選択信号に基づいて前記データ線の一部を選択するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、
    前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記選択されたメモリセルから前記複数のデータ線にデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおけるアドレス変化を検知し、前記選択信号のアドレスが変化し前記選択信号以外のアドレスが変化しない場合に、前記複数のデータ線のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラと
    を具備することを特徴とする半導体チップ。
  18. 前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする請求項17に記載の半導体チップ。
  19. 前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレスバッファに供給されるアドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする請求項17に記載の半導体チップ。
  20. メモリ部と、前記メモリ部との間でデータを授受するロジック回路部とを備え、
    前記メモリ部は、
    行列状に配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの所望の列群を示す列アドレス信号が入力される列アドレスバッファであって、クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレスを出力する列アドレスバッファと、
    前記列アドレスバッファから出力される列アドレス信号をデコードし、所望の列群を選択する列デコーダであって、この列デコーダは、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレス信号をデコードすると、
    前記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、
    前記データ線群をプリチャージするプリチャージ回路と、
    前記データ線群上のデータが入力され、前記列アドレスに含まれるマルチプレクサ選択アドレスに従って、前記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、
    前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記メモリセルアレイの所望の列群が選択され、前記データ線群に前記メモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、前記マルチプレクサ選択アドレスが変化し且つ前記マルチプレクサ選択アドレス以外の列アドレスが変化しない場合に、前記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラと
    を具備することを特徴とする半導体チップ。
  21. 前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記列アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする請求項20に記載の半導体チップ。
  22. 前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記アドレスバッファに供給される列アドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする請求項20に記載の半導体チップ。
  23. クロック信号が供給されるCPUと、
    前記CPUとの間でデータを授受するキャッシュメモリと、
    前記キャッシュとの間で授受されるデータを伝送するシステムバスと、
    前記システムバスを制御するバスコントローラと、
    前記システムバス上にデータをバースト転送するシンクロナスDRAMとを備え、
    前記シンクロナスDRAMは、
    複数個のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    アドレス信号とクロック信号とが供給され、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号を出力するアドレスバッファと、
    前記クロック信号が供給され、前記アドレスバッファにより出力されたアドレス信号を入力し、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように、前記アドレス信号をデコードし、これにより前記複数個のメモリセルの内、所望の複数個のメモリセルを選択するデコーダと、
    前記選択された複数個のメモリセルから読み出されるデータを転送する複数のデータ線と、
    前記複数のデータ線をプリチャージするプリチャージ回路と、
    前記複数のデータ線上に読み出されたデータを入力し、前記アドレス信号の所定部分を示す選択信号に基づいて前記データ線の一部を選択するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、
    前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記選択されたメモリセルから前記複数のデータ線にデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおけるアドレス変化を検知し、前記選択信号のアドレスが変化し前記選択信号以外のアドレスが変化しない場合に、前記複数のデータ線のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラと
    を具備することを特徴とするメモリシステム。
  24. 前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする請求項23に記載のメモリシステム。
  25. 前記選択信号により示されるアドレス信号の所定部分は、前記アドレスバッファに供給されるアドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする請求項23に記載のメモリシステム。
  26. クロック信号が供給されるCPUと、
    前記CPUとの間でデータを授受するキャッシュメモリと、
    前記キャッシュとの間で授受されるデータを伝送するシステムバスと、
    前記システムバスを制御するバスコントローラと、
    前記システムバス上にデータをバースト転送するシンクロナスDRAMとを備え、
    前記シンクロナスDRAMは、
    行列状に配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの所望の列群を示す列アドレス信号が入力される列アドレスバッファであって、クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレスを出力する列アドレスバッファと、
    前記列アドレスバッファから出力される列アドレス信号をデコードし、所望の列群を選択する列デコーダであって、前記クロック信号に同期してパイプライン分割されたパイプラインステージ上を前記クロック信号の1クロックに応じて1ステージずつ伝搬するように前記列アドレス信号をデコードする列デコーダと、
    前記列デコーダにより選択された列群中の各々の列に対応して設けられたデータ線群と、
    前記データ線群をプリチャージするプリチャージ回路と、
    前記データ線群上のデータが入力され、前記列アドレスに含まれるマルチプレクサ選択アドレスに従って、前記データ線群の一部を選択するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサにより選択されたデータ線上のデータを増幅する増幅器と、
    前記プリチャージ回路を制御するコントローラであって、前記メモリセルアレイの所望の列群が選択され、前記データ線群に前記メモリセルからデータが読み出されるパイプラインステージより前のパイプラインステージにおける列アドレスの変化を検知し、前記マルチプレクサ選択アドレスが変化し且つ前記マルチプレクサ選択アドレス以外の列アドレスが変化しない場合に、前記データ線群のデータ読み出しの前のプリチャージを禁止するよう前記プリチャージ回路を制御するコントローラと
    を具備することを特徴とするメモリシステム。
  27. 前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記列アドレス信号の最下位アドレスであることを特徴とする請求項26に記載のメモリシステム。
  28. 前記マルチプレクサ選択アドレスは、前記アドレスバッファに供給される列アドレス信号において最も多く変化するアドレス部位であることを特徴とする請求項26に記載のメモリシステム。
  29. 前記システムバスに接続されたビデオメモリと、
    前記ビデオメモリの出力信号が供給されるビデオコントローラと、
    前記ビデオコントローラの出力信号をD/A変換するD/Aコンバータと、
    前記D/Aコンバータの出力信号が供給され、この信号に従ってイメージを表示するディスプレイ
    とを更に具備することを特徴とする請求項9,10,23及び26のいずれか1つの項に記載のメモリシステム。
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