JP3719537B2 - ディジタル複写機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル複写機、特に着脱可能な記憶媒体を用いて画像入出力機能をオフラインで利用できるディジタル複写機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディジタル複写機は高速化及び多機能化が要求され、複写機能に加えてファクシミリ機能やプリンタ機能等を加えたいわゆるディジタル複合機が登場している。以下、図面を参照しつつ、従来のディジタル複写機について説明する。図13は従来のディジタル複写機の画像信号の流れを示すブロック図である。図13に示す従来のディジタル複写機は、原稿を走査して原稿からの反射光を電気信号に変換するイメージセンサ71と、イメージセンサ71からのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器72と、ディジタル画像信号に対してエッジ強調、トリミング、中間調処理等の画像処理や編集処理を行う画像処理回路73と、画像処理回路73からの画像信号をバッファリングして、レーザドライバ78に出力するための速度調整を行うバッファメモリ74と、半導体レーザ79を駆動するためのレーザドライバ78と、CPUバス83により接続されたCPU85、LANコントローラ80、ページメモリ84、パラレルI/F81、CCU(コミュニケーションコントロールユニット)82及び圧縮伸長回路86等で構成されている。
【0003】
半導体レーザ79から発せられた光は、公知レーザプリンタの方法により記録紙に画像を形成する基となる。CPU85は、RAM及びROM(図示せず)を備え、ディジタル複写機全体の制御を行う。ページメモリ84は、少なくとも画像データ1頁分を格納できる容量を持ち、バッファメモリ74と接続されている。ページメモリ84に格納された画像データは、バッファメモリ74を介してレーザドライバ78に出力され、記録紙に記録される。
【0004】
LANコントローラ80は、ローカルエリアネットワーク(LAN)により、外部機器との通信を行うためのものである。ディジタル複写機をリモートプリンタとして使用する場合、コンピュータ等の外部機器は、LAN経由で、プリント制御コマンドや画像データをディジタル複写機に送信する。CPU85は、LAN経由で受信した画像データを、受信したプリント制御コマンドに基づいてページメモリに展開する。パラレルI/F81を用いて、ディジタル複写機と外部装置を1対1で接続することも可能である。この場合、ディジタル複写機を外部装置のプリンタとして使用するとき、外部機器は、ディジタル複写機のパラレルI/Fを介してプリント制御コマンドや画像データをディジタル複写機に送信する。
【0005】
CCU82は、モデム87を用いて公衆回線を介して外部ファクシミリ装置との通信を行う。ファクシミリ受信された画像データは、圧縮伸長回路86で伸長され、ページメモリ84に転送され、プリント出力される。また、ファクシミリ送信のために読み込まれた原稿画像データはページメモリ84に格納された後、圧縮伸長回路86で圧縮され、CCU82、モデム87を介して外部ファクシミリ装置に送信される。外部装置から、ディジタル複写機の持つイメージスキャナ機能を用いる場合、外部装置は、パラレルI/F81を介して原稿読み取り制御コマンドをディジタル複写機に送信し、読み取った原稿画像データをディジタル複写機から外部装置に送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、毎分数十枚以上の複写能力を持つ高速なディジタルPPCは、複写室や廊下等の共用のスペースに設置される場合が多い。パーソナルコンピュータ等で作成した文書を複数部複写する場合、ユーザは近くにあるプリンタで原稿を出力し、この原稿をディジタル複写機が設置されている場所へ持っていき、ディジタル複写機でソータ等を用いて複数部の複写を行うことになる。特に、ユーザの使用しているパーソナルコンピュータがノートタイプ等であって、LANに接続されていない場合、ディジタル複写機の備えるリモートプリント機能を使用することはできない。これらの場合、原稿画像を一度紙に出力してから複写するため、画像の劣化が起こるという問題点がある。
【0007】
一方、ユーザのパーソナルコンピュータがLANによりディジタル複写機と接続されている場合、ユーザはディジタル複写機の備えるリモートプリント機能を使用できる。従って、ユーザはディジタル複写機の持つソータ等の機能を直接自分のパーソナルコンピュータから利用することができる。しかしながら、ディジタル複写機のリモートプリント機能を使用しても、結局、ユーザは出力されたプリンタアウトを取るために、離れた場所にあるディジタル複写機の設置場所へ出向かなければならない。さらに、リモートプリント機能を使って大量のコピーを行う場合、ディジタル複写機において紙ジャムや記録紙切れ等が発生する可能性が高い。そのため、ユーザはリモートプリント機能を使用しているにも関わらず、離れた場所にあるディジタル複写機の設置場所へ出向く必要がある。すなわち、高速なディジタル複写機におけるリモート(オンライン)プリント機能は、余り意味のない機能であるということができる。
【0008】
同様に、ユーザのパーソナルコンピュータから、パラレルI/FやLANを用いてオンラインで、ディジタル複写機のイメージスキャナ機能を使用する場合、ユーザが読み取り原稿をディジタル複写機のイメージスキャナ部にセットする必要があるため、ユーザは離れたところにあるディジタル複写機の設置場所へ出向く必要がある。すなわち、ディジタル複写機と、そのイメージスキャナ機能を使用しようとするコンピュータの場所が離れている場合、オンラインで接続することは余り意味のないことである。
【0009】
本発明は以上のような従来のディジタル複写機の有する問題点に鑑みてなされたものであり、着脱可能な記憶媒体を用いて画像出力機能をオフラインで利用できるディジタル複写機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明のディジタル複写機は、原稿の画像情報を読み取り、画像信号を出力する原稿読み取り手段と、前記画像信号に基づいて記録紙上に原稿画像を形成し、記録紙を出力する画像形成手段と、着脱可能な記憶媒体をアクセスする手段とを具備し、前記記憶媒体に記憶された出力制御情報に基づいて前記画像形成手段を制御し、前記記憶媒体に記憶された画像データをプリント出力するディジタル複写機であって、当該複写機の持つプリント機能情報を前記着脱可能な記憶媒体に記憶する機能を有し、前記画像データを作成する外部機器に、前記プリント機能情報が記憶された前記記憶媒体を装着して、前記外部機器において、前記記憶媒体に記憶された前記プリント機能情報に基づき前記画像データをプリント出力する際の出力制御情報を生成し、当該出力制御情報と前記画像データとを前記記憶媒体に記憶して当該複写機に装着することにより、前記設定された出力制御情報に基づいた前記画像データのプリント出力が可能となることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のディジタル複写機の一実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のディジタル複写機の構成を示す断面図であり、図2は本発明のディジタル複写機の画像信号の流れを示すブロック図である。図1に示す本発明のディジタル複写機は、原稿台1上に設けられたオートドキュメントフィーダ(以下、ADFとする)50と、原稿台1の下方に設けられたイメージスキャナ部100と、イメージスキャナ部100とは独立して設けられたレーザプリンタ部200と、例えばイメージスキャナ部100上に設けられた操作部300等で構成されている。操作部300はPCカードスロット89を含む。
【0022】
イメージスキャナ部100は、露光ランプ101と、第1ミラー102と、等速ユニット103と、第2ミラー104と、第3ミラー105と、半速ユニット106と、レンズ107と、イメージセンサ108等で構成されている。また、レーザプリンタ部200は、半導体レーザ、ポリゴンモータ、ポリゴンミラー及びレーザ光学系(図示せず)を含むレーザスキャナユニット201と、ミラー202と、感光体ドラム203と、主帯電器204と、現像器205と、転写帯電器206と、クリーナ207と、除電ランプ208と、搬送ベルト209と、定着器210と、ガイド211と、排紙ローラ212と、給紙ローラ213、214及び215と、ガイド216と、タイミングローラ217と、記録紙カセット218、219及び220と、ソータ221等で構成されている。
【0023】
以上のように構成された本発明のデジタル複写機における複写機としての基本動作について説明する。ADF50に載置された複数の原稿は、ADFにより、一枚ずつ透明なガラス板の原稿台1上に下向きに置かれる。露光ランプ101は原稿を露光する。第1ミラー102は、原稿からの反射光を第2ミラー104の方向に反射する。露光ランプ101及び第1ミラー102よりなる等速ユニット103は、矢印P方向に一定速度で移動し、原稿を走査する。第2ミラー104及び第3ミラー105は、第1ミラー102からの反射光を更に反射する。第2ミラー104及び第3ミラー105よりなる半速ユニット106は、等速ユニット103と同じ方向に、等速ユニット103の半分の速度で移動する。原稿からの反射光は、レンズ107で集束されイメージセンサ108上に集束される。感光体ドラム203は矢印R方向に一定の速度で回転する。主帯電器204は感光体ドラム203を一様に帯電する。レーザスキャナユニット201より出射されたレーザ光は、ミラー202で反射され、感光体ドラム203上を露光走査して、感光体ドラム203上に静電潜像を形成する。現像器205は、トナーにより静電潜像を現像し、感光体ドラム203上にトナー像を形成する。
【0024】
各記録紙カセット218、219及び220は脱着可能であり、必要な大きさ及び方向に応じてそれぞれサイズの異なる種類の記録紙を所定数の範囲内で保持する。給紙ローラ213、214及び215は、記録紙カセット内の記録紙を1枚ずつ給紙する。ガイド216は、給紙された記録紙をガイドし、タイミングローラ217へ導く。タイミングローラ217は、給紙された記録紙を感光体ドラム203上のトナー像に合わせるためのレジストレーションを行い、給紙タイミングを調整する。感光体ドラム203上のトナー像は、転写帯電器206が発生する電界により記録紙に転写される。搬送ベルト209は、矢印Q方向に移動し、記録紙を定着器210に搬送する。定着器210は、記録紙上のトナーを記録紙に熱により定着する。ガイド211は、定着器210からの記録紙を排紙ローラ212に導く。排紙ローラ212は定着器210からの記録紙をソータ221に導く。ソータ221は複数の排紙トレイ(ビン)を備え、部単位での複写時の丁合を行う。また、ソータ221は、ステープル(ホチキス止め)機能や、パンチ機能を備える。クリーナ207は感光体ドラム203上に残留したトナーを感光体ドラム203上から除去する。除電ランプ208は感光体ドラム203を露光することにより、感光体上の電荷を消去する。
【0025】
次に、本発明のディジタル複写機の画像信号の流れに基づいた構成を図2を参照しつつ説明する。図2に示すように、本発明のディジタル複写機は、原稿を走査して原稿からの反射光を電気信号に変換するイメージセンサ71と、イメージセンサ71からのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器72と、ディジタル画像信号に対してエッジ強調、トリミング、中間調処理等の画像処理や編集処理を行う画像処理回路73と、画像処理回路73からの画像信号をバッファリングして、レーザドライバ78に出力するための速度調整を行うバッファメモリ74と、半導体レーザ79を駆動するためのレーザドライバ78と、CPUバス83により接続されたCPU85、LANコントローラ80、ページメモリ84、パラレルI/F81、CCU(コミュニケーションコントロールユニット)82、圧縮伸長回路86、PCカードコントローラ88等で構成されている。
【0026】
半導体レーザ79から発せられた光は、公知レーザプリンタの方法により記録紙に画像を形成する基となる。CPU85は、RAM及びROM(図示せず)を備え、ディジタル複写機全体の制御を行う。ページメモリ84は、少なくとも画像データ1頁分を格納できる容量を持ち、バッファメモリ74と接続されている。ページメモリ84に格納された画像データは、バッファメモリ74を介してレーザドライバ78に出力され、記録紙に記録される。
【0027】
LANコントローラ80は、ローカルエリアネットワーク(LAN)により、外部機器との通信を行うためのものである。ディジタル複写機をファクシミリ送信サーバとして使用する場合、コンピュータ等の外部機器は、LAN経由で送信先電話番号や画像データをディジタル複写機に送信する。CPU85は、LAN経由で外部機器から受信した画像データを、必要により圧縮伸長回路86により圧縮する。CCU(コミュニケーションコントロールユニット)82は、モデム87を用いて、圧縮伸長回路86でMH圧縮された画像データを、公衆回線を介して外部ファクシミリ装置に送信する。
【0028】
なお、パラレルI/F81を用いて、ディジタル複写機と外部機器を1対1で接続することも可能である。この場合、ディジタル複写機を近くのコンピュータから制御することも可能である。専用のディジタル複写機制御ソフトウエアを、ディジタル複写機に接続されたコンピュータ上で実行することにより、例えば、複写枚数/部数、記録用紙サイズ、コピー濃度、拡大率、両面複写の要不要、出力される記録紙のソーティング方法の設定等の複写モードの設定はもとより、枠消しの有無、トリミング領域の設定、ネガポジ反転等編集処理の領域設定等複雑な画像編集処理の設定も、コンピュータのディスプレイやマウスを用いて可能となる。
【0029】
ファクシミリ受信された画像データは、圧縮伸長回路86で伸長され、ページメモリ84に転送され、プリント出力される。また、ファクシミリ送信のために読み込まれた原稿画像データは、ページメモリ84に格納された後、圧縮伸長回路86で圧縮され、CCU82、モデム87を介して外部ファクシミリ装置に送信される。
【0030】
PCカードコントローラ87は、PCカードスロット89に装着されたメモリカードのCPU85からのアクセスを制御する。PCカードスロット89に装着されたメモリカードに、プリント出力制御情報が格納されているプリントジョブコマンドファイル及びプリントする画像データファイルが存在すると、本発明のディジタル複写機は、プリント出力制御情報に基づいて、画像データをプリントする。ディジタル複写機の場合、ソータやフィニッシャ等のオプション機器の装着状態や設定可能な編集機能はオプション構成により異なる場合が多い。このため、プリンタとして備えている機能情報をプリント機能情報ファイルとしてメモリカードに格納しておくことが好ましい。このオフラインプリント機能についての詳細については後述する。
【0031】
また、PCカードスロット89に装着されたメモリカードに、読み取り制御情報が格納されているスキャンジョブコマンドファイルが存在すると、本発明の複写機は、前記読み取り制御情報に基いて、セットされた原稿画像を読み取り、画像データファイルとして前記メモリカードに格納する。ユーザが原稿をセットした後、ユーザが操作部300のスタートボタン(図示せず)を押すことにより原稿の読み取りが開始される。ディジタル複写機の場合、ADF等のオプション機器の装着状態や画像読み取り機能はオプション構成により異なる場合が多い。このため、本発明のディジタル複写機は、イメージスキャナとして備えている画像読み取り機能情報を画像読み取り機能情報ファイルとしてメモリカードに格納する。このオフライン画像入力機能についての詳細については後述する。
【0032】
(オフラインプリント機能)
次に、本発明のディジタル複写機におけるオフラインプリント機能について説明する。ユーザは、あらかじめ本発明のディジタル複写機に自分のメモリカードを装着し、プリント機能情報ファイルをメモリカードにダウンロードする。プリント機能情報ファイルの内容を図3に示す。以下、図3に示すプリント機能情報ファイルの内容について説明する。
【0033】
プリント機能情報ファイルの書式は、各行ごとに以下のように記載される。
[機能項目] [選択可能な機能のリスト]
又は、
[機能項目] [機能の能力]
なお、選択可能な機能のリストの中で最初に書かれている設定値がデフォルト値である。
【0034】
図3に示したプリント機能情報ファイルの各行の意味を以下に示す。
1行目:記録紙サイズは、A4、A4R、B4、A3、B5、B5Rが設定可能であり、デフォルトはA4である。
2行目:記録解像度は400DPI、600DPIが選択でき、デフォルトは400DPIである。
3行目:グレイレベル(画素あたりのデータビット数)は1、2、4、8ビットが選択でき、デフォルト値は1ビットである。
4行目:画像データファイルフォーマットはTIFF、JPRG、PCL5が選択でき、デフォルトはTIFFである。
5行目:画像データファイルフォーマットとしてTIFFを選択した場合、データ圧縮方法はG3(MH)、G4(MMR)、RLE(ランレングス)、LZWが選択でき、デフォルトはG3である。
6行目:両面プリント機能が有り、両面プリントの要否が設定できる。デフォルトでは片面プリントが設定される。
7行目:中とじ印刷機能があり、中とじ印刷機能を使用するとプリントするページ順序を並べ替えて画像データの2倍の面積サイズの記録紙に片面あたり2頁プリントし中とじできる。デフォルトでは中とじ機能は使用しない。
8行目:ソータの動作の設定で、ソータ不使用、ページ毎にスタック、部単位で丁合の内いずれかを指定可能である。デフォルトの設定は、ソータ不使用である。
9行目:ソータの排紙トレイ(ビン)の数が20であることを示す。ソータでの20部を越える丁合はできない。
10行目:ソータ機能を使用する場合、各ビンにスタック可能な最大記録紙枚数を示す。
11行目:ステープル(ホチキス止め)の有無が指定可能である。
12行目:ステープルする場合の、止め位置の指定が可能であり、1〜4までの4種類の内1つを選択できる。デフォルトは1である。ステープル止め位置と指定する番号の関係を図4に示す。
13行目:ステープル機能を使用する場合、ステープル可能な最大記録紙枚数を示す。
14行目:パンチ(穴あけ)の有無が指定できる。デフォルトはパンチ無しである。
15行目:パンチ機能を使用する場合、パンチ可能な最大記録紙枚数を示す。
【0035】
ユーザは、パーソナルコンピュータ上で実行されるワードプロセッサやDTP(デスクトップパブリッシング)ソフトウエア等の文書/画像作成アプリケーションソフトウエアを用いて文書/画像を作成する。本発明のディジタル複写機用のプリンタドライバソフトウエアを、あらかじめユーザの使用するパーソナルコンピュータにインストールしておく。ユーザの作成した文書や画像を本発明のディジタル複写機を用いてオフラインプリントする場合、プリント機能情報ファイルがダウンロードされたメモリカードをユーザのパーソナルコンピュータに装着する。ユーザは、文書/画像作成アプリケーションソフトウエアからプリンタドライバを起動する。プリンタドライバは、メモリカードに記憶されているプリント機能情報ファイルを参照して、ディジタル複写機のプリント機能設定をユーザに行わせるためのダイアログボックスを、パーソナルコンピュータのディスプレイに表示する。
【0036】
次に、図3に示したプリント機能情報ファイルに対応する前記ダイアログボックスの概略表示を図5に示す。図5において START Page −ENDPage、Copies及びData File Nameの文字の右側にある矩形領域は、エディットボックスであり、プリント開始ページ、終了ページ、プリント部数及び画像データファイル名を入力する。その他の行の○印は、択一で選択するラジオボタンである。●印が選択されている項目を示している。画像データファイルフォーマットとしてTIFFを選択した場合のみ、TIFF Compressionの選択項目が有効である。前記ダイアログボックスでソータを使用すると設定した場合、プリンタドライバは、プリント機能情報ファイルのMax SortやMax Stackの値をチェックし、プリント部数やページ数の設定と矛盾する場合はユーザに警告する。同様に、ステープル機能やパンチ機能を使用する場合は、プリント機能情報ファイルのMax StapleSheetsやMax Punchの値をチェックし、プリント部数やページ数の設定と矛盾する場合はユーザに警告する。
【0037】
ユーザは、ダイアログボックスの各項目の設定を行った後、図5のOKボタンをマウスでクリックする。プリンタドライバは、前記ダイアログボックスでの設定に基づいてプリントジョブコマンドファイル及び画像データファイルを作成しメモリカードに格納する。図5のダイアログボックスの設定に対応するプリントジョブコマンドファイルの内容を図6に示す。図6のプリントジョブコマンドファイルの1行目(Reset)は、プリント機能設定値をデフォルト値にリセットすることを示している。Data Fileの項は、プリントする画像ファイル名が記載される。図5の場合、画像ファイル名はsample.tifである。画像ファイルはマルチページ(複数ページ)画像が1つのファイルに格納されている。なお、プリントジョブコマンドファイルは、複数のジョブを1つのファイルにまとめることが可能である。すなわち、複数の画像ファイルを異なったプリント機能の設定で出力することができる。
【0038】
プリンタドライバの処理のフローチャートを図7に示す。プリンタドライバは、プリント機能情報ファイルをメモリカードから読み込み、それに基づいてプリント機能設定用のダイアログボックスを表示する。ユーザは、ダイアログボックスの各設定項目を設定した後、OKボタンをクリックする。プリンタドライバはダイアログボックスの設定に矛盾がないかチェックし、矛盾がある場合警告を表示し、ダイアログボックスの再設定をユーザに行わせる。矛盾がない場合は、プリントジョブコマンドファイルと画像データファイルを作成しメモリカードに格納する。
【0039】
ユーザは、プリントジョブコマンドファイルと画像データファイルが格納されたメモリカードをユーザのパーソナルコンピュータから抜き出し、PCカードスロット89に挿入する。CPU85は、PCカードコントローラ87を介してメモリカードが挿入されたことを検出し、プリントジョブコマンドファイルがメモリカードに存在どうかをサーチする。プリントジョブコマンドファイルが存在する場合、CPU85はプリントジョブコマンドファイルを解析し、レーザプリンタ部やソータ部の制御回路(図示せず)に必要な設定を行う。CPU85は、プリントジョブコマンドファイル内の画像データファイル名を参照して、画像データファイルをメモリカードから読み込みプリントする。画像データが圧縮されている場合、CPU85は圧縮伸長回路86を用いて画像データをページメモリ84に展開する。中とじ印刷等を行う場合は、画像データファイルのページ順とプリントする順序は同一ではないので、CPU85は適当な順序で画像データファイル中の各ページをプリントするように制御する。プリントジョブコマンドファイルに指定されたプリント出力が全て終了すると、CPU85はメモリカードに格納されていたプリントジョブコマンドファイル及び画像データファイルを消去する。
【0040】
パーソナルコンピュータ等で作成した文書等の画像データ及びその画像データの出力制御データ(プリントジョブコマンドファイル)を着脱可能な記録媒体にユーザのパーソナルコンピュータより生成・格納し、この記憶媒体をPCカードスロット89に装着することにより、記憶媒体に記憶された画像データを所望の出力形態でオフラインで出力することが可能である。従って、ユーザは文書等をパーソナルコンピュータで作成した時点で、複写部数やソーティング又はステープルの方法まで指定可能となる。そのため、従来のように一旦手近にあるプリンタで印刷し、その印刷原稿を複写する必要がなくなり、複写物の画質の劣化も無なくなる。特に、ノートタイプのコンピュータの場合、持ち運び可能とするために外部機器にLAN等で接続されていないことが多い。このような場合でも本発明のデジタル複写機によれば、メモリカード等を用いて容易にオフラインプリントすることが可能である。
【0041】
さらに、高速複写機の場合はソータやフィニッシャ等のオプション機器の構成が様々であるため、その複写機の持つプリント機能を特定することが困難である。図1の概略構成図において、ソータ221代えてフィニッシャ222を装着したディジタル複写機の構成を図8に示す。フィニッシャとは、部単位でスタックした後、ホチキス止めする装置であり、特に、ディジタル複写機において、ソータの代りに部単位の丁合を行うために電子フィニッシャが用いられる。電子フィニッシャは、ディジタル複写機内にハードディスク装置等の大容量の記憶手段を備え、読み取った複数ページの原稿の画像データを一旦記憶し、部単位でプリントを行い、部単位で丁合を行う。そのため、機械式のソータが不要となる。
【0042】
ソータ221に代えてフィニッシャ222をディジタル複写機に装着する場合、ハードディスク装置もディジタル複写機に付加する。フィニッシャの機能として、プリントされた記録紙の折り込み処理を行う機能を持つものもある。また、自動両面ユニットと称するオプション機器をディジタル複写機に装着しなければ両面プリントができない場合もある。このように複写機のオプション機器の装着状態により、本体が同一機種であっても複写機のプリント出力機能が異なる場合も生じる。本発明のディジタル複写機は、記憶媒体に複写機の持つプリント機能情報をダウンロードできるので、ユーザはディジタル複写機の持つプリント機能を全て使用することが可能である。
【0043】
(オフライン画像入力機能)
次に、本発明のディジタル複写機におけるオフライン画像入力機能について説明する。ユーザは、あらかじめ本発明のディジタル複写機に自分のメモリカードを装着し、読み取り機能情報ファイルをメモリカードにダウンロードする。読み取り機能情報ファイルの内容を図9に示す。以下、図9に示した読み取り機能情報ファイルの内容について説明する。
【0044】
読み取り機能情報ファイルの書式は、各行ごとに以下のように記載される。
[機能項目] [選択可能な機能のリスト]
又は、
[機能項目] [機能の能力]
なお、選択可能な機能のリストの中で最初に書かれている設定値がデフォルト値である。
【0045】
図9に示した読み取り機能情報ファイルの各行の意味を以下に示す。
1行目:読み取り原稿サイズはA4、A4R、B4、A3、B5、B5Rが設定可能であり、デフォルトはAutoである。Autoとは、原稿サイズを自動的に検出するのことである。
2行目:原稿は載置方法は次の3種類が指定できる。ADF(オートドキュメントフィーダ)から原稿を給紙して読み取り原稿が無くなるまで読み取る(ADF)。原稿台に載置された原稿を1枚読み取る(Flat Bed)。ADFに原稿が載置されている場合はADFからの原稿を読み取り、そうでない場合は原稿台上の原稿を読み取る(Auto)。デフォルトはAutoである。
3行目:読み取り解像度の最大値は400DPIであることを示している。
4行目:読み取り解像度の最小値は250DPIであることを示している。
5行目:グレイレベル(画素あたりのデータビット数)は1、、2、4、8ビットが選択でき、デフォルト値は1ビットである。
6行目:ハーフトーン処理方法は単純2値化処理(BI)、ディザ処理(DT)、誤差拡散処理(ED)のうち1つが選択できる。デフォルトは単純2値化処理(BI)である。
7行目:画像データファイルフォーマットはTIFF、BMP、JPEGが選択でき、デフォルトはTIFFである。
8行目:画像データファイルフォーマットとしてTIFFを選択した場合、データ圧縮方法はG3(MH)、G4(MMR)、RLE(ランレングス)、LZWが選択でき、デフォルトはG3である。
9行目:原稿の両面読み取り機能が有り、両面読み取りの要否が設定できる。デフォルトでは片面読み取りが設定される。
10行目:読み取る時、コントラスト調整機能があり、Auto(自動)、−2(低コントラスト)〜2(高コントラスト)が選択できる。デフォルトはAutoである。
11行目:読み取り濃度調整機能があり、Auto(自動)、−2(うすい)〜2(濃い)が選択できる。デフォルトはAutoである。
12行目:読み取る時、エッジ強調量の調整機能があり、Auto(自動)、−2(弱いエッジ強調)〜2(強いエッジ強調)が選択できる。デフォルトはAutoである。
13行目:読み取り領域の指定が可能である。デフォルトは、読み取り領域を指定しない(原稿サイズ全面を読み取る)設定である。
14行目:読み取り領域の指定単位はミリ(mm)である。
【0046】
本発明のディジタル複写機を用いてオフラインプリントする場合、ユーザは、読み取り機能情報ファイルがダウンロードされたメモリカードを自己のパーソナルコンピュータに装着する。ユーザは、あらかじめユーザの使用するパーソナルコンピュータにインストールしてあるディジタル複写機用のスキャンジョブコマンドファイル作成ソフトウエアを実行する。このソフトウエアは、メモリカードの記憶されている読み取り機能情報ファイルを参照して、ディジタル複写機の読み取り機能設定をユーザに行わせるためのダイアログボックスを、パーソナルコンピュータのディスプレイに表示する。
【0047】
図9に示した読み取り機能情報ファイルに対応するダイアログボックスの概略表示を図10に示す。図10において、Scanning Resolution、Scanning Area Position、Scanning Area Length及びData File Nameの右側にある矩形領域は、エディットボックスであり、読み取り解像度、読み取り領域の左上のXY位置、読み取り領域のXY方向に長さ、画像データファイル名をそれぞれ入力する。その他の行の○印は、択一で選択するラジオボタンである。●印が選択されている項目を示している。画像データファイルフォーマットとしてTIFFを選択された場合のみ、TIFF Compressionの選択項目が有効である。また、Scanning Area SettingがYesの場合のみ、Scanning Area Upper−Left Position及びScanning Area Lengthの設定値が有効である。スキャンジョブコマンドファイル作成ソフトウエアは、読み取り機能情報ファイルのMAX ResolutionやMIN Resolutionの値をチェックし、ダイアログボックスのScanning Resolutionの設定と矛盾する場合はユーザに警告する。
【0048】
ユーザは、ダイアログボックスの各項目の設定を行った後、図10のOKボタンをクリックする。スキャンジョブコマンドファイル作成ソフトウエアは、ダイアログボックスでの設定に基づいてスキャンジョブコマンドファイルを作成し、メモリカードに格納する。図10のダイアログボックス設定に対応するスキャンジョブコマンドファイルの内容を図11に示す。図11のスキャンジョブコマンドファイルの1行目(Reset)は、読み取り機能設定値をデフォルト値にリセットすることを示している。Data Fileの項は、読み取り画像データを格納する画像ファイル名が記載される。図11の場合、画像ファイル名はsample.tifである。画像ファイルはマルチページ(複数ページ)画像が1つのファイルに格納される。なお、スキャンジョブコマンドファイルは、複数のジョブを1つのファイルにまとめることが可能である。すなわち、複数の読み取り原稿を異なった読み取り機能の設定で読み取ることができる。
【0049】
図11に前記スキャンジョブコマンドファイル作成ソフトウエアの処理のフローチャートを示す。このソフトウエアは、読み取り機能情報ファイルをメモリカードから読み込み、それに基づいて読み取り機能設定用のダイアログボックスを表示する。ユーザはダイアログボックスの各設定項目を設定した後、OKボタンをクリックする。このソフトウエアはダイアログボックスの設定に矛盾がないかチェックし、矛盾がある場合警告を表示し、ダイアログボックスの再設定をユーザに行わせる。矛盾がない場合は、スキャンジョブコマンドファイルを作成しメモリカードに格納する。
【0050】
ユーザは、スキャンジョブコマンドファイルが格納されたメモリカードをユーザのパーソナルコンピュータから抜き出し、本発明のディジタル複写機のPCカードスロット89に挿入する。CPU85は、PCカードコントローラ87を介してメモリカードが挿入されたことを検出し、スキャンジョブコマンドファイルがメモリカードに存在どうかをサーチする。スキャンジョブコマンドファイルが存在する場合、CPU85はスキャンジョブコマンドファイルを解析し、イメージスキャナ部やADF50部の制御回路(図示せず)及び画像処理回路73に必要な設定を行う。読み取られた原稿画像データはページメモリ84に格納される。CPU85は、圧縮伸長回路86を用い、ページメモリに格納された画像データを圧縮し、圧縮された画像データをスキャンジョブコマンドファイル内で指定された画像データファイル名でメモリカードに格納する。
【0051】
ユーザは、画像データファイルが格納されたメモリカードをディジタル複写機から抜き取り、ユーザのパーソナルコンピュータに装着する。ユーザは、パーソナルコンピュータで実行される文書作成/画像編集ソフトウエアを用いてメモリカードに格納された画像データをアクセスする。
【0052】
以上のように、本発明のディジタル複写機の画像入力機能を使用する場合、原稿の読み取り制御データ(スキャンジョブコマンドファイル)を、着脱可能な記録媒体に格納し、この記憶媒体をディジタル複写機のPCカードスロットに装着する。これにより、本発明のディジタル複写機は、読み取り画像データを所望の読み取り形態で前記記憶媒体にオフラインで出力することが可能となり、ユーザは、パーソナルコンピュータのユーザインタフェースを用いて読み取り制御データを容易に作成できる。特に、ノートタイプのコンピュータの場合、持ち運び可能とするために、外部機器に直接接続されていないことが多い。このような場合でも本発明のデジタル複写機によれば、メモリカード等を用いて容易にオフラインでの原稿画像の読み取りを行うことが可能となる。
【0053】
さらに、複写機の場合、ADFの有無やADFの機能(両面読み取りできるかどうか、原稿サイズの自動検出機能があるかどうか等)、スライド読み取り装置の有無等のオプション機器の構成が様々であるため、その複写機の持つ画像読み取り機能を特定することが困難である。複写機のオプション機器の装着状態により、本体が同一機種であっても複写機の画像読み取り機能は異なることとなる。しかしながら、記憶媒体に複写機の持つ画像読み取り機能情報をダウンロードすることにより、ユーザはディジタル複写機のもつ画像読み取り機能を全て使用することが可能である。
【0054】
なお、上記実施例では、着脱可能な記憶媒体としてメモリカードを用いたが、フロッピーディスク、光ディスク、リムーバブルハードディスク等を用いても同様の効果が得られる。また、上記実施例ではモノクロのディジタル複写機の場合について説明したが、カラー複写機の場合であっても同様である。さらに、上記実施例では機能情報ファイルやジョブコマンドファイルは文字データファイルであるが、バイナリーデータにエンコードされたファイルであっても良い。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、本発明のディジタル複写機によれば、原稿の画像情報を読み取り、画像信号を出力する原稿読み取り手段(例えば、イメージスキャナ部)と、画像信号に基づいて記録紙上に原稿画像を形成し、記録紙を出力する画像形成手段(例えば、レーザプリンタ部)と、着脱可能な記録媒体(例えば、メモリカード)をアクセスする手段(例えば、メモリカードリーダ)とを具備し、記憶媒体に記憶された出力制御情報に基づいて画像形成手段を制御し、記憶媒体に記憶された画像データをプリント出力するように構成されているので、パーソナルコンピュータ等で作成した文書等の画像データ及びその画像データの出力制御データを着脱可能な記録媒体に格納し、この記憶媒体を本発明のディジタル複写機に装着することにより、記憶媒体に記憶された画像データを所望の出力形態でオフラインで出力することが可能である。その結果、あらかじめ手近のプリンタを用いて印刷した原稿を複写する必要がなく、直接ディジタル複写機を用いて所定部数の文書を複製することができ、複製物の画質の劣化は生じない。
【0056】
また、画像形成手段の出力する記録紙の丁合を行うソータを具備し、記憶媒体に記憶された出力制御情報に基づいてソータを制御し又は画像形成手段の出力する記録紙をステープルするフィニッシャーを具備し、記憶媒体に記憶された出力制御情報に基づきフィニッシャーを制御することにより、ユーザは文書等をパーソナルコンピュータで作成した時点で、複写部数やソーティング又はステープルの方法まで指定可能となる。
【0057】
また、画像形成手段及びソータ又はフィニッシャ機能情報を着脱可能な記憶媒体に記憶することにより、記憶媒体に複写機の持つプリント機能情報をダウンロードでき、ユーザはディジタル複写機の有するプリント機能の全てを使用することが可能である。また、画像データを符号化して圧縮し、この画像データを伸長手段により復号することにより、1枚の記憶媒体に記憶し得るデータの容量を増加させることができる。また、画像データの出力が終了すると、着脱可能な記憶媒体に記憶された出力制御情報及び画像データを消去することにより、記憶媒体の空容量を常に最大限利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル複写機の一実施例の構成を示す断面図
【図2】本発明のディジタル複写機の画像信号の流れを示すブロック図
【図3】プリント機能情報ファイルの内容を示す図
【図4】ステープル止め位置と指定する番号の関係を示す図
【図5】プリント機能の設定をユーザに行わせるためのダイアログボックスを概略的に示す図
【図6】プリントジョブコマンドファイルの内容を示す図
【図7】プリンタドライバの処理のフローチャート
【図8】フィニッシャを装着した本発明のディジタル複写機の他の実施例の構成を示す断面図
【図9】読み取り機能情報ファイルの内容を示す図
【図10】読み取り機能の設定のためのダイアログボックスを概略的に示す図
【図11】スキャンジョブコマンドファイルの内容を示す図
【図12】スキャンジョブコマンドファイル作成ソフトウエアの処理のフローチャート
【図13】従来のディジタル複写機の画像信号の流れを示すブロック図
【符号の説明】
1:原稿台
50:ADF(オートドキュメントフィーダ)
71:イメージセンサ
72:A/D変換器
73:画像処理回路
74:バッファメモリ
78:レーザドライバ
79:半導体レーザ
80:LANコントローラ
81:パラレルI/F
82:CCU
83:CPUバス
84:ページメモリ
85:CPU
86:圧縮伸長回路
87:モデム
88:PCカードコントローラ
89:PCカードスロット
100:イメージスキャナ部
101:露光ランプ
102:第1ミラー
103:等速ユニット
104:第2ミラー
105:第3ミラー
106:半速ユニット
107:レンズ
108:イメージセンサ
200:レーザプリンタ部
201:レーザスキャナユニット
202:ミラー
203:感光体ドラム
204:主帯電器
205:現像器
206:転写帯電器
207:クリーナ
208:除電ランプ
209:搬送ベルト
210:定着器
211:ガイド
212:排紙ローラ
213:給紙ローラ
214:給紙ローラ
215:給紙ローラ
216:ガイド
217:タイミングローラ
218:記録紙カセット
219:記録紙カセット
220:記録紙カセット
221:ソータ
222:フィニッシャ
Claims (1)
- 原稿の画像情報を読み取り、画像信号を出力する原稿読み取り手段と、
前記画像信号に基づいて記録紙上に原稿画像を形成し、記録紙を出力する画像形成手段と、着脱可能な記憶媒体をアクセスする手段とを具備し、前記記憶媒体に記憶された出力制御情報に基づいて前記画像形成手段を制御し、前記記憶媒体に記憶された画像データをプリント出力するディジタル複写機であって、
当該複写機の持つプリント機能情報を前記着脱可能な記憶媒体に記憶する機能を有し、
前記画像データを作成する外部機器に、前記プリント機能情報が記憶された前記記憶媒体を装着して、前記外部機器において、前記記憶媒体に記憶された前記プリント機能情報に基づき前記画像データをプリント出力する際の出力制御情報を生成し、当該出力制御情報と前記画像データとを前記記憶媒体に記憶して当該複写機に装着することにより、前記設定された出力制御情報に基づいた前記画像データのプリント出力が可能となることを特徴とするディジタル複写機。
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