JP3719134B2 - バンパ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の前,後に配設されるバンパ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車などの車両では、図24に示すように、車体1に、強度部材としてのサイドメンバ部材2,2が左右一対設けられていている。このサイドメンバ部材2,2の各前端には、バンパ10を支持するバンパステイ部材3,3が設けられていてバンパ10が装着されている。
【0003】
このバンパ10には、バンパ補強部材6が設けられていて、アウタパネル部材4及びインナパネル部材5を車幅方向略全幅で貼り合わせることにより、上下方向で2つの閉断面部が形成されて断面略B字型を呈するように構成されている。
【0004】
また、このバンパ補強部材6の内部には、内部部材7が設けられていて、前記バンパステイ部材3の前端3aと、アウタパネル部材4の裏面側4a及びインナパネル部材5の内側面部5aとが、この内部部材7によって連結されている。
【0005】
そして、このアウタパネル部材4の前面側4bには、ウレタン樹脂材等で構成されるクッション材8が介在されて、バンパフェイシャ9が装着されている。
【0006】
次に、この従来例の作用について説明する。
【0007】
このように構成された前記従来のものでは、車両対車両等の大荷重入力時に車体に確実に荷重を伝達させるため、前記バンパ補強部材6を断面略B字型に形成することによって、曲げ変形が抑制され、効率良く前記バンパステイ部材3,3から前記サイドメンバ部材2,2に荷重が伝達される。
【0008】
このため、前記サイドメンバ部材2,2の車両前,後方向の潰れ変形により、衝突時に発生する衝突エネルギが吸収される。
【0009】
また、低速度で、比較的質量の小さい歩行者等の物体との衝突(以下、軽衝突と記す。)時には、前記アウタパネル部材4の前面側4bとバンパフェイシャ9との間に介在されるクッション材8によって、衝突時に発生するエネルギが吸収されるようにしている。
【0010】
なお、他のこの種のバンパ構造としては、特開平11−245741号公報等に記載されているようなものが知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のバンパ構造では、軽衝突時のエネルギ吸収特性が、前記クッション材8のエネルギ吸収特性に依存して、図25に示すように、初めは小さく、そして前記アウタパネル部材4の前面部4bに近接するに従って、急激に増大するグラフ形状で右肩上がりの三角形形状を呈する。
【0012】
従って、反力の上昇が遅い分、同様のエネルギを吸収する場合でも、比較的長いストロークが必要となり、バンパ形状の造形の自由度が低下してしまうといった問題があった。
【0013】
また、反力を増大させるため、前記バンパフェイシャ9と、前記バンパ補強部材との間にリブ立て等を行い、初期に反力を発生させる構成も考えられる。
【0014】
しかしながら、このような構成であっても、図26に示すように、クッション材8のエネルギ吸収のピークa及び前記リブによるエネルギ吸収のピークbを越えた後は、反力が、c点に示すように急激に低下してしまう。このため、前記と略同様に、比較的長いストロークが必要となり、バンパ形状の造形の自由度が低下してしまうといった問題があった。
【0015】
また、図27に示す特開平11−245741号公報等に記載されているようなものでは、バンパ補強部材6のインナパネル部材5の背面側5bが、車幅方向に沿って略全幅に渡り延設されるフロントエンドパネル11の前壁面11aに当接されて、前記バンパ補強部材6の衝撃荷重が、直接車体方向に伝わるように構成されている。
【0016】
このため、軽衝突時の反力を充分に得るため、前記バンパフェイシャ9から前記アウタパネル4の前面側4bまでのストロークLを大きく取る必要があり、前記と略同様にバンパ形状の造形の自由度が低下してしまう。
【0017】
また、前記バンパ補強部材6の板厚を薄くして、軽衝突時にも、このバンパ補強部材6で衝撃を吸収する構成としても、前記バンパ補強部材6が、略B字型の断面形状を有する構成となっているため、図28に示すように、まず、前記バンパ補強部材6の弾性変形によって、急激に反力が増大して塑性変形を経た後、このバンパ補強部材6が、座屈変形を開始して、急激に反力が減少してしまう。
【0018】
従って、反力の吸収特性が、いわゆる三角波形となってしまい、衝突エネルギを吸収する効率が、良好であるとは言い難かった。
【0019】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、エネルギ吸収効率が高く、バンパのデザイン及びレイアウトの自由度を増大させることができるバンパ構造を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、車両前後方向に向けて突設された少なくとも左,右一対の車体側取付部材と、該車体側取付部材から離し置きされたバンパフェイシャとの間に介在されて、衝撃を吸収する衝撃吸収部材とを設けたバンパ構造であって、前記衝撃吸収部材は、前記バンパフェイシャの内側面に沿って車幅方向に延設されて、車外側に膨出するアウタ変形面を有するアウタパネル部材と、該アウタパネル部材の両端部を支持すると共に、車幅方向に延設されて、前記車体側取付部材間に張設されるインナ変形面を有するインナパネル部材とが設けられていると共に、該衝撃吸収部材には、前記アウタ変形面とインナ変形面との間に、車両前後方向に延設される壁面部を有して、前記アウタパネル部材への入力を前記インナパネル部材へ伝達する伝達部材が、車幅方向に所定間隔を置いて複数個並設されていて、該伝達部材には、上面視略L字状に折曲されるインナ固着面部を有して、前記インナパネル部材の前面側にのみ連結することにより、該伝達部材の前記インナ固着面部の反対側端縁と、前記アウタパネル部材の後面側との間に所定寸法の間隙が形成されているバンパ構造を特徴とする。
【0021】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記バンパフェイシャに衝突時の入力が加わると、該バンパフェイシャの内側面に沿って車幅方向に延設された前記アウタパネル部材が、車外側に膨出することで面外剛性が高められた前記アウタ変形面を凹ませながら変形して、早期に反力を発生させる。
【0022】
このため、変形初期においても、有効に衝突時に発生するエネルギが吸収されるので、短いストロークで充分にバンパ機能を発揮させることが出来、バンパ形状の造形の自由度を増大させることができる。
【0023】
更に、衝突時の入力が大きいと、前記インナパネル部材の変形が開始されるが、前記インナパネル部材は、車幅方向に沿って延設されて、前記車体側取付部材間に張設されるインナ変形面を有しているので、該車体側取付部材間を近接させる方向に引き寄せながら変形する。
【0024】
このため、前記インナパネル部材では、変形中盤及び後半でも所定の反力を維持できるので、急激に反力が減少してしまう従来のものに比して、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、効率的に短いストロークで、衝突エネルギの吸収を終わらせることが出来、更に、バンパ形状の造形の自由度を増大させることができる
また、前記伝達部材の壁面部によって、衝突の初期に加えられた前記アウタパネル部材への入力が、前記インナパネル部材に対して伝達される。
このため、更に、衝突の初期の状態から反力を発生させることができて、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、短いストロークで、有効に衝撃を吸収させることができる。
更に、前記伝達部材が、車幅方向に所定間隔を置いて複数個並設されているので、車幅方向の広い範囲で、衝突の初期の状態から反力を発生させることができて、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、短いストロークで、有効に衝撃を吸収させることができる。
【0025】
また、請求項2に記載されたものでは、前記一対の車体側取付部材間には、左,右両端部を該各車体側取付部材の位置よりも車外側に突設させるレインフォース部材が掛け渡されると共に、前記インナパネル部材が、該レインフォース部材から車両前後方向に所定距離離間されて、前記左,右両端部に各々取付部材を介して取り付けられている請求項1記載のバンパ構造を特徴としている。
【0026】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記左,右一対の車体側取付部材間に掛け渡されたレインフォース部材のうち、該各車体側取付部材の位置よりも車外側に突設させた左,右両端部に、各々取付部材を介して前記インナパネル部材が取り付けられているので、前記衝撃吸収部材が、車幅方向に延設される長さを長く設定出来、広い範囲で効率的な衝撃吸収を行わせることができる。
【0032】
更に、請求項に記載されたものでは、前記衝撃吸収部材には、アウタ変形面とインナ変形面との間に介在されて、弾性変形可能なクッション材を有する請求項1又は2記載のバンパ構造を特徴としている。
【0033】
このように構成された請求項記載のものでは、前記アウタ変形面とインナ変形面との間に介在された弾性変形可能なクッション材によって、所望のエネルギ吸収特性に近い反力を発生させるように調整出来るので、更に、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、短いストロークで有効に衝撃を吸収させることができる。
【0034】
そして、請求項記載されたものでは、前記衝撃吸収部材のインナ変形面と、前記レインフォース部材との間には、弾性変形可能なクッション材が設けられている請求項2又は3記載のバンパ構造を特徴としている。
【0035】
このように構成された請求項記載のものでは、前記インナ変形面と、前記レインフォース部材との間に介在された弾性変形可能なクッション材によって、所望のエネルギ吸収特性に近い反力を発生させるように調整出来るので、更に、短いストロークで有効に衝撃を吸収させることができる。
【0036】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の具体的な実施の形態1について、図示例と共に説明する。
【0037】
図1〜図4は、この発明の実施の形態1のバンパ構造を示すものである。
【0038】
まず、構成を説明すると、この実施の形態1のバンパ構造では、ラジコアサポート部材12a等を有して構成される車体12には、強度部材としてのサイドメンバ部材2,2が、左,右一対設けられている。
【0039】
このサイドメンバ部材2,2の各前端には、バンパ13を支持する車体側取付部材としてのバンパステイ部材3,3が設けられている。
【0040】
このバンパステイ部材3,3には、離し置きされたバンパフェイシャとの間に介在されて、衝撃を吸収する衝撃吸収部材14が取り付けられている。
【0041】
この衝撃吸収部材14には、アウタパネル部材15及びインナパネル部材16が設けられている。
【0042】
このうち、前記アウタパネル部材15は、前記バンパフェイシャ9の内側面9aに沿って車幅方向に延設されて、車外側に膨出するアウタ変形面15aが設けられている。
【0043】
このアウタ変形面15aは、車外側に膨出することで面外剛性が高められている。
【0044】
また、このアウタパネル部材15には、このアウタ変形面15aの左,右両端部に一体に形成されて車両後方に向けて延設される支持脚部15b,15bとが設けられている。
【0045】
また、前記インナパネル部材16には、車幅方向に沿って延設されて、前記バンパステイ部材3,3間に張設されるインナ変形面16aが設けられている。このインナ変形面16aの両側には、前記バンパステイ部材3,3の前端面3a,3aが固着されるステイ取付面部16b,16bが設けられている。
【0046】
この実施の形態1では、このステイ取付面部16b,16bの前側面で、車幅方向両端縁には、前記支持脚部15b,15bの後端を、上面視略L字状を呈するように外向きに屈曲させた固着面部15c,15cが固着されていて、図1に示すように前記アウタパネル15のアウタ変形面15aと、前記インナパネル部材16のインナ変形面16aとの間に所定の間隔L2が形成されている。
【0047】
次に、この実施の形態1の作用について説明する。
【0048】
この実施の形態1では、図3に示すように、前記バンパフェイシャ9に衝突時の入力が加わると(図7中aで示す部分)、図4に示すように、直ちにこのバンパフェイシャ9の内側面に沿って延設された前記アウタパネル部材15が、車外側に膨出することで面外剛性が高められた前記アウタ変形面15aを凹ませながら変形して、早期に反力を発生させる(図7中bで示す部分)。
【0049】
このため、軽衝突等では、変形初期においても有効に衝突時に発生するエネルギが吸収されるので、短いストロークで充分にバンパ機能を発揮させることが出来、バンパ形状の造形の自由度を増大させることができる。
【0050】
更に、衝突時の入力が大きいと、図5に示すように、変形したアウタ変形面15aが、前記インナ変形面16aに到達し、このインナパネル部材16の変形が開始されて反力が増大する(図7中cで示す部分)。
【0051】
このとき、前記インナパネル部材16は、車幅方向に延設されて、前記ステイ取付面部16b,16bを前記バンパステイ部材3,3の前端面3a,3aに固着させて、車幅方向に沿って延設されて、サイドメンバ部材2,2間に張設されるインナ変形面16aを有しているので、図6に示すように、バンパステイ部材3,3間を近接させる方向に引き寄せながら変形しようとする。
【0052】
引き寄せる方向の変形に対しては、図10に示すように、前記サイドメンバ部材2,2によって、車両左,右外側方向への張設力が、発生する。
【0053】
このため、例えば、従来の図9に示すように、パネル両端縁16c,16cを支持のみしている場合では、図8中二点鎖線eで示すように、弾性による反力の増大後、屈曲による塑性が開始されてから、急激に反力が減少してしまうが、このようなものに比して、図8中実線fで示すように、この実施の形態1の前記インナパネル部材16では、変形中盤及び後半でも所定の反力が維持されて、図7及び図11に示すように、アウタパネル部材15の反力iと、インナパネル部材16の反力jとが合算された反力k(図7中実線部分)は、急激に減少してしまう虞が無く、図7中二点鎖線gと破線hとの間に収まるようになる。
【0054】
従って、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、図11に示すように、ストローク−反力特性を、グラフ形状で略矩形に近い所望の形状(反力k)に調整して、効率的に短いストロークで、衝突エネルギの吸収を終わらせることが出来、更に、バンパ形状の造形の自由度を増大させることができる。
【0055】
【変形例1】
図12は、この実施の形態1の変形例1のバンパ構造を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0056】
この変形例1のバンパ構造では、衝撃吸収部材114を構成するアウタパネル部材115両端部が、車両後方に向けて延設されて、前記インナパネル部材116端部から車両前方へ向けて延設される迎え壁部116a,116aに対して車幅方向で重合して各々固定される延設壁部115a,115aが形成されている。
【0057】
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態1と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
【0058】
【変形例2】
図13は、この実施の形態1の変形例2のバンパ構造を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0059】
この変形例1のバンパ構造では、衝撃吸収部材214を構成するアウタパネル部材215の端部裏面側215aに、前記インナパネル部材216端部から車両前方へ向けて延設される迎え壁部216aの前端縁216bが、上面視略L字状に屈曲されて突き当てられることにより固定されている。
【0060】
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態1と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
【0061】
【実施の形態2】
図14は、この発明の実施の形態2のバンパ構造を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0062】
この実施の形態2のバンパ構造では、前記サイドメンバ部材2,2に設けられた一対のバンパステイ部材3,3間には、レインフォース部材20が掛け渡されている。
【0063】
このレインフォース部材20では、左,右両端部20a,20aが、前記各パンパステイ部材3,3の位置よりも車幅方向で車外側に所定長さv突設されるように構成されている。
【0064】
このレインフォース部材20の前記左,右両端部20a,20aには、各々取付部材21,21を介して前記衝撃吸収部材314のインナパネル部材16が、前記レインフォース部材20から、前記インナ変形面16aを車両前後方向で所定距離離間させて、取り付けられている。
【0065】
次に、この実施の形態2の作用について説明する。
【0066】
この実施の形態2のバンパ構造では、前記左,右一対のバンパステイ部材3,3間に掛け渡されたレインフォース部材20のうち、各バンパステイ部材3,3の位置よりも車外側に所定長さv突設された左,右両端部20a,20aに、各々取付部材21,21を介して前記衝撃吸収部材314のインナパネル部材16が取り付けられているので、前記衝撃吸収部材314が、車幅方向に延設される長さを、実施の形態1の衝撃吸収部材14に比して、約2v長く設定することが出来、広い範囲で効率的な衝撃吸収を行わせることができる。
【0067】
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態1と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
【0068】
【実施の形態3】
図15及び図16は、この発明の実施の形態3のバンパ構造を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0069】
この実施の形態3のバンパ構造の衝撃吸収部材314では、前記アウタ変形面15aとインナ変形面16aとの間に、車両前後方向に延設される壁面部22aを有して、前記アウタパネル部材15への入力を前記インナパネル部材16へ伝達する伝達部材22が設けられている。
【0070】
この伝達部材22には、前記壁面部22aの前端に一体に設けられて、上面視略L字状に折曲されることにより、前記アウタ変形面15aの後側面に連結されるアウタ固着面部22bと、前記壁面部22aの後端に一体に設けられて、上面視略L字状に折曲されることにより、前記インナ変形面16aの前側面に連結されるインナ固着面部22cとが設けられている。
【0071】
次に、この発明の実施の形態3の作用について説明する。
【0072】
この実施の形態3のバンパ構造では、前記実施の形態1の作用に加えて更に、前記伝達部材22の壁面部22aによって、衝突の初期に加えられた前記アウタパネル部材15への入力が、前記インナパネル部材16に対して伝達される。
【0073】
このため、更に、衝突の初期の状態から反力を発生させることができて、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、短いストロークで、有効に衝撃を吸収させることができる。
【0074】
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態1と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
【0075】
【変形例1】
図17は、この発明の実施の形態3の変形例1のバンパ構造を示すものである。なお、前記実施の形態3と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0076】
この変形例1のバンパ構造では、衝撃吸収部材414の伝達部材23が、壁面部23aの後端に一体に設けられて、上面視略L字状に折曲されるインナ固着面部23cを有していて、前記インナ変形面16aの前側面にのみ連結されている。
【0077】
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態3と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
【0078】
【変形例2】
図18は、この発明の実施の形態3の変形例2のバンパ構造を示すものである。なお、前記実施の形態3と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0079】
この変形例1のバンパ構造では、衝撃吸収部材514の伝達部材24が、壁面部24aの前端に一体に設けられて、上面視略L字状に折曲されるアウタ固着面部24bを有していて、前記アウタ変形面15aの後側面にのみ連結されている。
【0080】
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態3と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
【0081】
【実施の形態4】
図19及び図20は、この発明の実施の形態4のバンパ構造を示すものである。なお、前記実施の形態1乃至3と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0082】
この実施の形態4のバンパ構造の衝撃吸収部材614では、壁面部23aの後端に一体に設けられて、上面視略L字状に折曲されるインナ固着面部23cを有していて、前記インナ変形面16aの前側面にのみ連結される伝達部材23…が、車幅方向に所定間隔を置いて複数個並設されている。
【0083】
次に、この実施の形態4の作用について説明する。
【0084】
この実施の形態4のバンパ構造では、前記実施の形態1乃至3の作用に加えて更に、複数の前記伝達部材23…の壁面部23a…によって、衝突の初期に加えられた前記アウタパネル部材15への入力が、前記インナパネル部材16に対して伝達される。
【0085】
このため、更に、車幅方向の広い範囲で、衝突の初期の状態から反力を発生させることができて、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、短いストロークで、有効に衝撃を吸収させることができる。
【0086】
また、図20中二点鎖線に示すように、少なくとも一つの前記伝達部材23…には、アウタ固着面部23b…が各々設けられていてもよい。
【0087】
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態1乃至3と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
【0088】
【変形例1】
図21は、この発明の実施の形態4の変形例1のバンパ構造を示すものである。なお、前記実施の形態4と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0089】
この変形例1のバンパ構造では、衝撃吸収部材414の伝達部材23が、略水平となるように形成された壁面部23aの後端に側面視略L字状に折曲されるインナ固着面部23cを有していて、前記インナ変形面16aの前側面に、所定間隔を置いて連結されている。
【0090】
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態4と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
【0091】
【実施の形態5】
図22は、この発明の実施の形態5のバンパ構造を示すものである。なお、前記実施の形態1乃至4と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0092】
この実施の形態5のバンパ構造では、前記実施の形態1の衝撃吸収部材14と略同様に、アウタパネル部材15及びインナパネル部材16によって主に構成される衝撃吸収部材814には、アウタ変形面15aとインナ変形面16aとの間に介在されて、弾性変形可能なウレタン樹脂材製のクッション材27が充填されている。
【0093】
このように構成された実施の形態5のバンパ構造では、前記アウタ変形面15aとインナ変形面16aとの間に介在された弾性変形可能なクッション材27によって、所望のエネルギ吸収特性に近い反力を発生させるように調整出来るので、更に、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、短いストロークで有効に衝撃を吸収させることができる。
【0094】
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態1乃至4と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
【0095】
【実施の形態6】
図23は、この発明の実施の形態6のバンパ構造を示すものである。なお、前記実施の形態1乃至5と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0096】
この実施の形態6のバンパ構造では、前記実施の形態1の衝撃吸収部材14と略同様に、アウタパネル部材15及びインナパネル部材16によって主に構成される衝撃吸収部材914のうち、インナ変形面16aと、前記レインフォース部材20との間には、弾性変形可能なウレタン樹脂材製のクッション材28が充填されている。
【0097】
このように構成された実施の形態6のバンパ構造では、前記インナ変形面16aと、前記レインフォース部材20との間に介在された弾性変形可能なクッション材28によって、所望のエネルギ吸収特性に近い反力を発生させるように調整出来るので、更に、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、短いストロークで有効に衝撃を吸収させることができる。
【0098】
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態1乃至5と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
【0099】
なお、以上の各実施の形態においては、バンパ構造としてフロントバンパを例示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、リアバンパに関しても、前後方向について逆として、本発明を適用可能である。
【0100】
【発明の効果】
上述してきたように、この発明の請求項1に記載されたものでは、前記バンパフェイシャに衝突時の入力が加わると、該バンパフェイシャの内側面に沿って車幅方向に延設された前記アウタパネル部材が、車外側に膨出することで面外剛性が高められた前記アウタ変形面を凹ませながら変形して、早期に反力を発生させる。
【0101】
このため、変形初期においても、有効に衝突時に発生するエネルギが吸収されるので、短いストロークで充分にバンパ機能を発揮させることが出来、バンパ形状の造形の自由度を増大させることができる。
【0102】
更に、衝突時の入力が大きいと、前記インナパネル部材の変形が開始されるが、前記インナパネル部材は、車幅方向に沿って延設されて、前記車体側取付部材間に張設されるインナ変形面を有しているので、該車体側取付部材間を近接させる方向に引き寄せながら変形する。
【0103】
このため、前記インナパネル部材では、変形中盤及び後半でも所定の反力を維持できるので、急激に反力が減少してしまう従来のものに比して、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、効率的に短いストロークで、衝突エネルギの吸収を終わらせることが出来、更に、バンパ形状の造形の自由度を増大させることができる
また、前記伝達部材の壁面部によって、衝突の初期に加えられた前記アウタパネル部材への入力が、前記インナパネル部材に対して伝達される。
このため、更に、衝突の初期の状態から反力を発生させることができて、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、短いストロークで、有効に衝撃を吸収させることができる。
更に、前記伝達部材が、車幅方向に所定間隔を置いて複数個並設されているので、車幅方向の広い範囲で、衝突の初期の状態から反力を発生させることができて、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、短いストロークで、有効に衝撃を吸収させることができる。
【0104】
また、請求項2に記載されたものでは、前記左,右一対の車体側取付部材間に掛け渡されたレインフォース部材のうち、該各車体側取付部材の位置よりも車外側に突設させた左,右両端部に、各々取付部材を介して前記インナパネル部材が取り付けられているので、前記衝撃吸収部材が、車幅方向に延設される長さを長く設定出来、広い範囲で効率的な衝撃吸収を行わせることができる。
【0108】
更に、請求項に記載されたものでは、前記アウタ変形面とインナ変形面との間に介在された弾性変形可能なクッション材によって、所望のエネルギ吸収特性に近い反力を発生させるように調整出来るので、更に、各変形状態で略均等な反力を得ることによって、短いストロークで有効に衝撃を吸収させることができる。
【0109】
そして、請求項に記載されたものでは、前記インナ変形面と、前記レインフォース部材との間に介在された弾性変形可能なクッション材によって、所望のエネルギ吸収特性に近い反力を発生させるように調整出来るので、更に、短いストロークで有効に衝撃を吸収させることができる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のバンパ構造を示し、全体の構成を説明する水平断面図である。
【図2】実施の形態1のバンパ構造を示し、図1中A−A線に沿った位置に対応する位置での断面図である。
【図3】実施の形態1のバンパ構造を示し、バンパフェイシャに衝撃が加わった状態を説明する模式図である。
【図4】実施の形態1のバンパ構造を示し、アウタパネル部材まで、衝撃が加わった状態を説明する模式図である。
【図5】実施の形態1のバンパ構造を示し、インナパネル部材まで、衝撃が加わった状態を説明する模式図である。
【図6】実施の形態1のバンパ構造を示し、インナパネル部材で、反力が発生する状態を説明する模式図である。
【図7】実施の形態1のバンパ構造で、ストロークと反力との関係を説明するグラフ図である。
【図8】実施の形態1のバンパ構造で、インナパネル部材が、両端部を固着させている状態と、支持されているのみの状態での、ストロークと反力との関係の相違を説明するグラフ図である。
【図9】比較に用いられる従来のバンパ構造で、インナパネル部材が、両端部を支持されているのみの状態での模式図である。
【図10】実施の形態1のバンパ構造で、インナパネル部材が、両端部を固着させている状態を説明する模式図である。
【図11】実施の形態1のバンパ構造で、インナパネル部材とアウタパネル部材との反力が、所望の矩形の反力特性に近似した合力を発揮する様子を説明するグラフ図である。
【図12】実施の形態1の変形例1のバンパ構造で、衝撃吸収部材の側端部の拡大水平断面図である。
【図13】実施の形態1の変形例2のバンパ構造で、衝撃吸収部材の側端部の拡大水平断面図である。
【図14】実施の形態2のバンパ構造で、全体の構成を説明する水平断面図である。
【図15】実施の形態3のバンパ構造で、全体の構成を説明する水平断面図である。
【図16】実施の形態3のバンパ構造で、衝撃により変形した様子を説明する水平断面図である。
【図17】実施の形態3の変形例1のバンパ構造で、要部の拡大水平断面図である。
【図18】実施の形態3の変形例2のバンパ構造で、要部の拡大水平断面図である。
【図19】実施の形態4のバンパ構造で、全体の構成を説明する水平断面図である。
【図20】実施の形態4の変形例1のバンパ構造で、要部の分解斜視図である。
【図21】実施の形態4の変形例2のバンパ構造で、要部の分解斜視図である。
【図22】実施の形態5のバンパ構造で、衝撃吸収部材の拡大水平断面図である。
【図23】実施の形態6のバンパ構造で、全体の構成を説明する拡大水平断面図である。
【図24】一従来例のバンパ構造で、図1中A−A線に沿った位置に対応する位置での断面図である。
【図25】一従来例のバンパ構造で、ストロークと反力との関係を説明するグラフ図である。
【図26】従来例のバンパ構造で、リブ立てが行われた場合のストロークと反力との関係を説明するグラフ図である。
【図27】他の従来例のバンパ構造で、図1中A−A線に沿った位置に対応する位置での断面図である。
【図28】従来例のバンパ構造で、バンパ補強部材の板厚を薄くした場合のストロークと反力との関係を説明するグラフ図である。
【符号の説明】
3,3 バンパステイ部材(車体側取付部)
9 バンパフェイシャ
9a 内側面
13 バンパ
14,114,214,314,414,514,614,714,814,914衝撃吸収部材
15,115,215 アウタパネル部材
15a アウタ変形面
16,116,216 インナパネル部材
16a インナ変形面
20 レインフォース部材
21,21 取付部材
22,23,24 伝達部材
22a,23a,24a壁面部
27,28 クッション材

Claims (4)

  1. 車両前後方向に向けて突設された少なくとも左,右一対の車体側取付部材と、該車体側取付部材から離し置きされたバンパフェイシャとの間に介在されて、衝撃を吸収する衝撃吸収部材とを設けたバンパ構造であって、
    前記衝撃吸収部材は、前記バンパフェイシャの内側面に沿って車幅方向に延設されて、車外側に膨出するアウタ変形面を有するアウタパネル部材と、該アウタパネル部材の両端部を支持すると共に、車幅方向に延設されて、前記車体側取付部材間に張設されるインナ変形面を有するインナパネル部材とが設けられていると共に、該衝撃吸収部材には、前記アウタ変形面とインナ変形面との間に、車両前後方向に延設される壁面部を有して、前記アウタパネル部材への入力を前記インナパネル部材へ伝達する伝達部材が、車幅方向に所定間隔を置いて複数個並設されていて、該伝達部材には、上面視略L字状に折曲されるインナ固着面部を有して、前記インナパネル部材の前面側にのみ連結することにより、該伝達部材の前記インナ固着面部の反対側端縁と、前記アウタパネル部材の後面側との間に所定寸法の間隙が形成されていることを特徴とするバンパ構造。
  2. 前記一対の車体側取付部材間には、左,右両端部を該各車体側取付部材の位置よりも車外側に突設させるレインフォース部材が掛け渡されると共に、前記インナパネル部材が、該レインフォース部材から車両前後方向に所定距離離間されて、前記左,右両端部に各々取付部材を介して取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のバンパ構造。
  3. 前記衝撃吸収部材には、アウタ変形面とインナ変形面との間に介在されて、弾性変形可能なクッション材を有することを特徴とする請求項1又は2記載のバンパ構造。
  4. 前記衝撃吸収部材のインナ変形面と、前記レインフォース部材との間には、弾性変形可能なクッション材が設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載のバンパ構造。
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