JP3718033B2 - プレキャストブロック架設装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレキャストブロック橋におけるプレキャストブロック架設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、工事の簡略化と工期の短縮化とを図る目的で所定の間隔で立設された複数の橋脚間にプレキャストブロックを順次、継ぎ合わせて橋を形成するプレキャストブロック橋が構築されている。
【0003】
そして、プレキャストブロックを架設する手段の一つとして、架設用トラスを用いたものが知られている。
【0004】
この方法は、例えば図7(a)に示すように、架設用トラス1aは、ブロックが通過可能な後方支柱2aおよび中央支柱3aが備えられているとともに、前方には仮支柱4aが備えられており、後方支柱2aならびに新しく施工された張出し部先端近くの中央支柱3aおよび次の橋脚5aの前端にある仮支柱4a上の支持具6aに取り付けられてプレキャストブロックを架設する。
【0005】
そして、プレキャストブロックの架設に伴って架設用トラス1aを前方に移動させるには、後方支柱2aと、橋脚5aの頂部に固定されている移動用の鋼製フレーム7aに剛結されている運搬用トロリーと橋面に固定された軌道8a上を走行する後方支柱2aに備えた台車に載せて図7(b)から図7(c)に示すように進ませ、新たなプレキャストブロックの架設を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のプレキャストブロックの架設手段によれば、架設用トラス1aを前方に移動させる際に、後方支柱2aに備えた台車を走行させるための軌道8aを橋面に設ける必要があり作業が煩雑であるとともに、移動時に架設用トラス1aの後方支柱2a部分に浮き上がりが生じて不安定であり、また、架設用トラス1aを前方に移動させてプレキャストブロックの架設を再開する際に、後方支柱2aが張り出した橋面上に載置されるので中央支柱3aの反力を後方支柱2aに生じる反力以下に調整することが必要であり、更に、移動の際に橋面を走行する後方支柱2aの反力が橋体の全長に亙って作用するので橋体における架設用荷重を考慮する結果、橋体の断面積を増加させるなどして橋体の強度を高めなければならず経済的にも問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記従来の架設用トラスを用いたプレキャストブロックを架設する手段が有する問題点を解決するためになされたものであって、下面に長さ方向へ延びる軌道が設けられているとともに前記下面の端部に前方支柱が、前記下面の中央部に中間支柱前記下面の後端部に後方支柱がそれぞれ垂設されたトラスと、前記軌道に走行可能にそれぞれ懸装された下端にプレキャストブロックの吊下げ装置または橋脚への仮止装置が選択的に配置される前方移動支柱と下端に橋脚への仮止装置が配置される後方移動支柱とを有し、前記前方支柱、中間支柱および後方支柱は、後方移動支柱およびプレキャストブロックを吊下げた状態の前方移動支柱が通過可能に形成されていることを特徴とする。
【0008】
また、前記構成において前方移動支柱および後方移動支柱が、旋回可能且つトラスの幅方向に移動可能であると更に好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1乃至図6は本発明の実施の形態の一つを示すものであり、プレキャストブロック架設装置1は、図1に示すように主として、下面の前後端部および中央部に前方支柱21、中間支柱22および後方支柱23がそれぞれ垂設されているとともに下面に長さ方向に延びる軌道24を有するトラス2と、軌道24に走行可能にそれぞれ懸装される駆動装置付の前方移動支柱3と駆動装置付の後方移動支柱4とから構成される。
【0011】
前方移動支柱3は、図2および図3に示すように基台31に取り付けた懸装車32と従動車33とでトラス2に形成された軌道24を挟持する状態で懸装され、軌道24の下面に長さ方向に亙って設けられたラック25に噛合うするピニオン26を有する駆動装置34を有している。
【0012】
また、基台31の中央には、下端に連結フレーム35が昇降装置36を介して吊り下げられており、昇降装置36は、回転装置37により基台31に対して回転可能に且つ幅方向移動装置38により幅方向に移動可能とされている。
【0013】
そして、連結フレーム35にプレキャストブロック5の吊下げ装置39または橋脚への仮止装置40が選択的に連結される。
【0014】
一方、後方移動支柱4は、前記前方移動支柱3と同じく、図4および図5に示すように基台41に取り付けた懸装車42と従動車43とでトラス2に形成された軌道24を挟持する状態で懸装され、軌道24の下面に長さ方向に亙って設けられたラック25に噛合うするピニオン27を有する駆動装置44を有しており、基台41の中央には、下端に橋脚への仮止装置50が、回転装置47により基台41に対して回転可能に且つ幅方向移動装置48により幅方向に移動可能に配置されている。
【0015】
トラス2は、ほぼ3つの橋脚(例えば図6に示した橋脚61,62,63)に亙る長さを有し、更に両端または一端を伸縮可能としておくことにより各種の橋脚間隔に対応できる。
【0016】
また、前方支柱21、中間支柱22および後方支柱23は、後方移動支柱4およびプレキャストブロック5を吊上げた状態の前方移動支柱3が通過可能に形成されている。
【0017】
以上の構成を有する発明の実施の形態を用いてプレキャストブロック橋を構築するには、図6(a)に示すように、前方支柱21、中間支柱22および後方支柱23をそれぞれ橋脚61,62および63にそれぞれ仮止めした状態でトラス2の後端にトレーラーにより搬送したプレキャストブロック5を図2に示した前方移動支柱3の吊下げ装置39を用いて吊下げ、駆動装置34によりトラス2の先方の接合箇所に搬送して、回転装置37により90度回転させ、昇降装置36により所定の接合位置に配置して順次、接合していく。このとき、後方移動支柱4はトラス2の最後端に位置させておく。
【0018】
そして、プレキャストブロックの架設に伴ってプレキャストブロック架設装置1を前方に移動させるには、図6(b)に示すように、前方移動支柱3を図2に示すプレキャストブロック5の吊下げ装置39に変えて図3に示す仮止装置40を取り付けた状態で前方へ移動させて先端の橋脚61に仮止めし、後方移動支柱4を前方へ移動させて中央の橋脚62付近に仮止めし、前方支柱21、中間支柱22および後方支柱23の橋脚61,62および63への仮止めを解除し、前方移動支柱3および後方移動支柱4の駆動装置34,44を駆動させてトラス2を図6(c)に示すように前方支柱21が先の橋脚64に位置するまで前方へ移動させる。
【0019】
このとき、従来のトラス2の移動の際のように橋面上に移動用のレールを設置する手間が不要であり、また、前方移動支柱3および後方移動支柱4が、トラス2に設けられた軌道24に懸装されているので錘の役目をし、殊に後方支柱23が浮き上がることがなくてトラス2が安定した状態で移動することができるとともに、トラス2はそれぞれ橋脚61,62に支持された前方移動支柱3および駆動装置付後方支柱4に保持された状態で移動するので従来の後方支柱が橋面上を走行する場合のように後方支柱の反力が橋体に作用することがないので架設荷重のために橋体の強度を高める必要がない。
【0020】
そして、前方支柱21、中間支柱22および後方支柱23を橋脚62,63および64にそれぞれ仮止めするとともに、前方移動支柱3及び駆動装置付後方支柱4の仮止めを解除して後方移支柱4を後端に移動させて待機させ、前方移動支柱3の仮止装置40を吊下げ装置39に変換して再び図6(a)に示したと同様にプレキャストブロックの架設作業を続行する。
【0021】
このとき、トラス2は橋脚62,63,64付近に支持されるので安定した状態でプレキャストブロックの架設作業が行える。
【0022】
また、トラス2の移動の際に前方移動支柱3の回転装置37、横方向移動装置38および駆動装置付後方支柱4の回転装置47、横方向移動装置48を用いてトラス2の移動方向を変えることにより平面曲線状の橋にも対処することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、トラスを前進させる際に、橋面上に走行レールを設ける必要がなく、作業が簡単であるとともに、前方移動支柱および後方移動支柱が錘の役目をして移動時に後方支柱に浮き上がりが生じることなしに安定した状態で移動することができる。
【0024】
また、移動時にトラスはそれぞれ橋脚にまたは橋脚付近に支持された前方移動支柱および後方移動支柱に保持された状態にあり、従来の方法のように後方支柱が橋面上を走行することがないので橋体に架設用荷重がかかることがなくそのために橋体全体の強度を高める必要がないばかりか、トラスはいつでも橋脚またはその近傍で支持されているため常に安定した状態で作業が行える。
【0025】
更に、前方移動支柱および後方移動支柱が、旋回可能且つトラスの幅方向に移動可能である場合には、平面曲線状の橋にも対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に使用されるトラスを示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に使用される前方移動支柱を示す側面図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に使用される後方移動支柱を示す側面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】本発明の実施の形態における使用状態の説明図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プレキャストブロック架設装置
2 トラス
3 前方移動支柱
4 後方移動支柱
5 プレキャストプロック
6 橋脚
21 前方支柱
22 中間支柱
23 後方支柱
24 軌道
34 駆動装置
39 吊下げ装置
40 仮止装置
44 駆動装置
50 仮止装置

Claims (2)

  1. 下面に長さ方向へ延びる軌道が設けられているとともに前記下面の端部に前方支柱が、前記下面の中央部に中間支柱前記下面の後端部に後方支柱がそれぞれ垂設されたトラスと、前記軌道に走行可能にそれぞれ懸装された下端にプレキャストブロックの吊下げ装置または橋脚への仮止装置が選択的に配置される前方移動支柱と下端に橋脚への仮止装置が配置される後方移動支柱とを有し、前記前方支柱、中間支柱および後方支柱は、後方移動支柱およびプレキャストブロックを吊下げた状態の前方移動支柱が通過可能に形成されていることを特徴とするプレキャストブロック架設装置。
  2. 前方移動支柱および後方移動支柱が、旋回可能且つトラスの幅方向に移動可能である請求項1記載のプレキャストブロック架設装置。
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