JP3714369B2 - 塗布装置および塗布方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、特にカラー液晶ディスプレイ用のカラーフィルタの製造に好適した塗布装置および塗布方法に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
カラー液晶ディスプレイ用のカラーフィルタは、そのガラス基板上に3原色の細かな格子模様を有している。このような格子模様はガラス基板上に先ず黒色の塗膜を形成した後、マスク処理やエッチング処理などを繰り返し、そのガラス基板上に赤、青、緑の塗膜を順次形成することで得られる。
【0003】
それゆえ、カラーフィルタの製造には、ガラス基板上に各色の塗膜を形成する、いわゆる塗工工程が必要不可欠となる。このような塗工工程には従来、塗布装置としてスピナー、バーコータあるいはロールコータなどが使用されているが、塗布液の消費量を削減し、また、塗膜の物性向上を図るために、近年に至ってはダイコータの使用が検討されている。
【0004】
この種のダイコータとしてはたとえば特開平4-346868号公報に開示されている。この公知のダイコータは、被塗布部材の表面に塗布器の吐出口から塗布液を吐出し、これと同時に被塗布部材を一定の速度で移動させることで、被塗布部材の表面に塗膜を形成するものとなっている。ここで、図1に示されているように塗膜の膜厚は、被塗布部材の移動速度と、塗布器からの塗布液の吐出流量とによって決定される。詳しくは、被塗布部材の移動速度を一定した場合、塗膜の膜厚は、塗布液の吐出流量が増加するに連れてたとえばK〜M(K<L<M)のように増加し、逆に、塗布液の吐出流量を一定とした場合には、塗膜の膜厚は被塗布部材の移動速度が増加するに連れてM〜Kのように減少する。それゆえ、塗膜の膜厚を一定に維持するため、塗布液の吐出流量および被塗布部材の移動速度はそれぞれ一定に保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、被塗布部材が移動され、また、塗布器から塗布液が吐出されても、これらの移動速度や吐出流量がその定常状態に達するまでには、図2中それぞれTs,Tpで示されるような遅れが発生する。このため、このような応答遅れの期間、すなわち、移動速度および吐出流量が定常状態に移行するまでの過渡期にあっては、塗布液の吐出流量と被塗布部材の移動速度との間に定常状態での場合と同様な関係が保持されず、被塗布部材の表面に形成された塗膜はその膜厚が所望の一定値とはならない。それゆえ、被塗布部材の表面にて、その形成開始から吐出流量および移動速度が共に定常状態に移行するまでの間に形成された塗膜の部分はその膜厚が正規の値から外れた不良部分となってしまう。
【0006】
この発明は上述した事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、塗膜の形成開始時、塗膜の膜厚不良部分を可能な限り減少させることができる塗布装置および塗布方法、そして、これらの塗布装置および方法を用いたカラーフィルタの製造装置および製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、この発明によって達成され、請求項1の塗布装置は、塗布液を供給する供給手段と、この供給手段から供給された塗布液を吐出する塗布器と、塗布器および被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段と、そして、被塗布部材の表面に塗膜が形成されるとき、その塗膜の形成開始後から塗布液の吐出流量および塗布器に対する被塗布部材の相対移動速度がそれぞれ定常状態に移行するまでの過渡期にて、塗布液の吐出流量の変化率および被塗布部材の相対移動速度の変化率を互いに一致させるべく、予め実測した前記相対移動速度の加速度特性に基づいて準備された塗布液の吐出パターンに従い、前記塗布部材の相対移動に対して前記塗布器からの塗布液の吐出流量を制御する同調手段とを備えている。
【0008】
請求項1の塗布装置によれば、塗膜の形成開始後、塗布液の吐出流量および被塗布部材の相対移動速度がそれぞれ定常状態に移行するまでの過渡期にあっても、吐出流量および相対移動速度はそれらの変化率が互いに一致しており、塗布液の吐出流量と被塗布部材の相対移動速度との関係は定常状態での関係と同一となる。したがって、この場合、塗膜の形成開始直後から、所望の膜厚を有した塗膜が形成される。
【0009】
請求項1の塗布装置の場合、吐出パターンは、被塗布部材と塗布器との間のクリアランスに基づいて決定されるプレ吐出パターンと、塗布器に対する被塗布部材の相対移動速度の加速度特性によって決定される応答吐出パターンとを含んでおり、応答吐出パターンが塗布器からの塗布液の吐出流量の変化率および被塗布部材の相対移動速度の変化率を互いに一致させるものとなっている。
【0012】
請求項3のカラーフィルタの製造装置は、請求項1又は2に記載の塗布装置を有しており、この場合、その塗布装置を使用してカラーフィルタを製造する。
請求項4の塗布方法は、塗布器から塗布液を吐出しながら、塗布器および被塗布部材の少なくとも一方を相対的に移動させ、これにより、被塗布部材の表面に塗膜を形成する際、塗膜の形成開始後から塗布液の吐出流量および塗布器に対する被塗布部材の相対移動速度がそれぞれ定常状態に移行するまでの過渡期にて、塗布液の吐出流量および被塗布部材の相対移動速度の変化率を互いに一致させるべく、予め実測した前記相対移動速度の加速度特性に基いて準備された塗布液の吐出パターンに従い、前記塗布部材の相対移動に対して前記塗布器からの塗布液の吐出流量を制御している。このような請求項4の塗布方法は、前述の請求項1の塗布装置と同様な作用を発揮する。
【0013】
請求項5の塗布方法の場合、吐出パターンは、被塗布部材と塗布器との間のクリアランスに基づいて決定されるプレ吐出パターンと、塗布器に対する被塗布部材の相対移動速度の加速度特性によって決定される応答吐出パターンとを含んでおり、応答吐出パターンが塗布器からの塗布液の吐出流量の変化率および被塗布部材の相対移動速度の変化率を互いに一致させるものとなっている。
【0014】
請求項6のカラーフィルタの製造方法は、請求項4又は5に記載の塗布方法を用いてカラーフィルタを製造し、この場合、高品質なカラーフィルタが得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図3を参照すると、カラー液晶ディスプレイ用のカラーフィルタの製造に適用される塗布装置、いわゆるダイコータが示されている。このダイコータは基台2を備え、基台2上には互いに平行な一対のガイド溝レール4が設けられている。これらガイド溝レール4には、その上面がサクション面として構成されたステージ6が配置されており、ステージ6は一対のスライド脚8を介してガイド溝レール4上を水平方向に往復動自在となっている。ステージ6は、ガラス強化繊維プラスチック(FRP)、ガラス強化繊維金属(FRM)またはアルミニウムなどの材料から形成され、その軽量化が図られている。
【0016】
一対のガイド溝レール4間には、これらガイド溝レール4に沿って延びるケーシング12が設けられており、ケーシング12にはステージ6の送り機構が内蔵されている。この送り機構は、図4に示されているようにボールねじからなるフィードスクリュー14を有しており、フィードスクリュー14はナット状のコネクタ16にねじ込まれ、コネクタ16を貫通して延びている。コネクタ16の一部は、ケーシング12の側面に形成したスロット(図示しない)を通じてケーシング12から突出し、そして、ステージ6の下面に固定されている。
【0017】
フィードスクリュー14の両端部は軸受(図示しない)を介して回転自在に支持され、その一端にはACサーボモータからなるステージモータ18が連結されている。ステージモータ18はフィードスクリュー14を正逆回転させて、ステージ6を往復動させることができる。なお、ステージ6が往復動するとき、前述したコネクタ16の一部はケーシング12のスロット内を移動する。
【0018】
図3から明らかなように基台2の上面には、その一端側に逆L字形のセンサ支柱20が立設されており、その先端は一対のガイド溝レール4間の上方まで延びている。センサ支柱20の先端には電動型の昇降アクチュエータ21が取り付けられており、昇降アクチュエータ21には厚みセンサ22が下向きにして取り付けられている。厚みセンサ22は、測定光を測定対象に向けて出射する光源と、測定対象からの測定光の反射光を受光する受光部と、受光部への反射光の入射位置に基づき、測定対象の厚みを演算する演算回路とから構成されている。具体的には、ステージ6上に被塗布部材として枚葉部材であるガラス基板Aが載置されたとき、厚みセンサ22はガラス基板Aから所定の高さレベルまで降下される。この状態で、厚みセンサ22の光源から測定光が出射され、その測定光はガラス基板Aの上面および下面にてそれぞれ反射され、これら反射光が受光部に入射される。演算回路では反射光における入射位置の差を求め、この差に基づき、ガラス基板Aの厚みに対応した検出信号を出力する。なお、厚みセンサ22としては上述のタイプのものに限らず、レーザ変位計、電子マイクロ変位計、超音波厚さ計などを使用することもできる。
【0019】
また、基台2の上面にはその中央部にセンサ支柱20と同様な逆L字形のダイ支柱24が立設されており、ダイ支柱24の先端もまた一対のガイド溝レール4間の上方に配置されている。ダイ支柱24の先端には昇降機構26が設けられているが、図3中、昇降機構26は詳細に示されていない。昇降機構26に関して簡単に説明すれば、昇降機構26は昇降ブラケットを備え、この昇降ブラケットは一対の垂直ガイドロッドに昇降自在に取り付けられている。これら垂直ガイドロッド間には、ボールねじからなるフィードスクリューが延びており、このフィードスクリューはナット状のコネクタにねじ込まれ、このコネクタを貫通して延びている。一対の垂直ガイドロッドおよびフィードスクリューは、昇降機構26のケーシング28(図3)に収容されており、一対の垂直ガイドロッドの上下端はケーシング28に支持され、そして、フィードスクリューの上下端はケーシング28に回転自在に支持されている。フィードスクリューのコネクタはその一部がケーシング28のスロットを通じて突出し、前述した昇降ブラケットに連結されている。フィードスクリューの上端はACサーボモータ30の出力軸に連結されており、ACサーボモータ30はケーシング28の上面に取り付けられている。したがって、ACサーボモータ30はフィードスクリューを正逆回転させることで、昇降ブラケットを上下動させることができる。
【0020】
昇降ブラケットには、水平な支持軸(図示しない)を介してダイホルダ32が取り付けられている。ダイホルダ32は、センサ支柱20側に向けて開口したコ字形をなし、一対のガイド溝レール4の上方をこれらガイド溝レール4と直交する方向に延びている。ダイホルダ32の支持軸は昇降ブラケットに回転自在に支持されており、ダイホルダ32は支持軸を中心として垂直面内で回転することができる。
【0021】
昇降ブラケットには水平バー36が取り付けられており、水平バー36はダイホルダ32の上方をこのダイホルダ32に沿って延びている。水平バー36の両端部には電磁作動型のリニアアクチュエータ38がそれぞれ取り付けられており、これらリニアアクチュエータ38は水平バー36の下面から突出した伸縮ロッドを有している。各リニアアクチュエータ38の伸縮ロッドはその下端がダイホルダ32の両端上面に当接し、これにより、ダイホルダ32を水平に保持している。
【0022】
ダイホルダ32内には塗布器、いわゆるスリットダイ40が取り付けられており、スリットダイ40はその両端にてダイホルダ32に支持されている。図4に示されているようにスリットダイ40からは塗布液の供給ホース42が延びており、供給ホース42の先端はシリンジポンプ44に接続されている。詳しくは、シリンジポンプ44は三方弁からなる電磁切換え弁46を有しており、電磁切換え弁46の供給ポートに供給ホース42が接続されている。電磁切換え弁46の吸引ポートからは吸引ホース48が延びており、吸引ホース48は塗布液のタンク50に接続されている。
【0023】
シリンジポンプ44のポンプ本体52はそのポンプ室が電磁切換え弁46の入出ポートに接続され、ポンプ室は電磁切換え弁46の切換え作動により、その供給ポートおよび吸引ポートの一方、つまり、供給ホース42および吸引ホース48の一方に選択的に接続される。ポンプ本体52のプランジャはその回転が阻止された状態にあり、そのプランジャロッド(図示しない)にフィードスクリュー53が同軸的にねじ込まれている。このフィードスクリューはACサーボモータからなるポンプモータ55の出力軸に連結されている。したがって、ポンプモータ55はフィードスクリューを正逆回転させることで、ポンプ本体52のプランジャを往復動させることができる。
【0024】
上述したシリンジポンプ44の電磁切換え弁46およびポンプモータ55はコンピュータ54に電気的に接続され、コンピュータ54から制御信号を受けて、それらの切換え作動および駆動が制御される。また、コンピュータ54には、前述した昇降アクチュエータ21や厚さセンサ22もまた電気的に接続されている。
【0025】
さらに、シリンジポンプ44の作動をステージ6の往復動と同期させるため、コンピュータ54にはシーケンサ56もまた電気的に接続されており、シーケンサ56はステージ6のステージモータ18、昇降機構26側のACサーボモータ30などをシーケンス制御する。そのシーケンス制御のため、シーケンサ56には、ステージモータ18やACサーボモータ30の作動状態を示す信号、ステージ6の移動位置を検出する複数の位置センサ59からの信号、また、スリットダイ40の作動状態を検出するセンサ(図示しない)からの信号がそれぞれ入力されるようになっており、一方、シーケンサ56からはシーケンス動作を示す信号がコンピュータ54に出力されるようになっている。なお、位置センサ59を使用する代わりに、ステージモータ18内にロータリエンコーダを組み込み、このロータリエンコーダから出力されるパルス信号に基づき、シーケンサ56の内部にてステージ6の移動位置を検出することも可能である。なお、シーケンサ56自体にコンピュータ54による制御を組み込むことも可能である。
【0026】
さらに、図3には示されていないけれども、ダイコータにはステージ6上にガラス基板Aを供給するためのローダや、ステージ6上からガラス基板Aを取り外すためのアンローダがそれぞれ備えられており、これらローダおよびアンローダはその主要構成部分にたとえば円筒座標系産業用ロボットを使用することができる。
【0027】
前述したスリットダイ40は、図4から明らかなにフロントリップ58とリアリップ60とをシムを介してステージ6の往復動方向に向かい合わせ、図示しない連結ボルトにより、これらフロントリップ58およびリアリップ60を一体的に結合して構成されている。スリットダイ40内にはマニホールド62が形成されており、このマニホールド62はシムによって確保されたスリットに連通されている。これらマニホールド62およびスリットはスリットダイ40の幅方向(ステージ6の往復動方向と直交する方向)に延び、そのスリットはスリットダイ40の下面に開口し、この開口が吐出口となっている。マニホールド62は前述した供給ホース42にスリットダイ40の内部通路(図示しない)を通じて常時接続され、供給ホース42を介して塗布液の供給を受けることができる。
【0028】
次に、図5を参照すれば、ガラス基板A上への塗膜の形成開始から後述する過渡期にて実施されるシリンジポンプ44の作動制御に関し、コンピュータ54の機能を説明するためのブロック図が示されている。コンピュータ54のマイクロプロセッサ(MPU)64は、前述の説明から明らかなようにシリンジポンプ44のポンプモータ55およびシーケンサ56に電気的に接続されており、シーケンサ56からMPU64には、ステージ6に与えられる定常状態での移動速度、すなわちステージ速度V、ステージ6上のガラス基板Aとスリットダイ40の吐出口との間に確保すべきクリアランスHなどが与えられる。そして、MPU64にはガラス基板A上に形成すべき塗膜の膜厚Tを与えることができ、また、RAMやROMなどのメモリ66が接続されている。
【0029】
メモリ66には、シリンジポンプ44からの塗布液の吐出パターン、具体的にはスリットダイ40の吐出口からの塗布液の吐出パターンが予め記憶されており、この吐出パターンに従い、MPU64はシリンジポンプ44、すなわち、そのポンプモータ55の駆動を制御する。
ここで、吐出パターンは、前述した膜厚TやクリアランスHに加え、ステージ6の移動が開始されてからステージ6の移動が定常状態、すなわち、そのステージ速度Vに到達するまでの立ち上げ特性(加速度特性)に基づいて決定される。なお、ステージ6の移動速度に関しての立ち上げ特性は予め実測しておくことで得られる。また、吐出パターンは、膜厚T、クリアランスH、また、ステージ速度の変更に対処するため、これら膜厚T、クリアランスHおよびそのステージ速度での立ち上げ特性に基づいて種々のものが予め準備され、そして、メモリ66に記憶されている。
【0030】
具体的には、吐出パターンは図6中実線で示されているように、クリアランスHに基づいて決定されるプレ吐出パターンと、ステージ6の立ち上げ特性によって決定される応答吐出パターンとに区分されている。プレ吐出パターンでは、クリアランスHに応じた所定量だけ、スリットダイ40から塗布液を急速に吐出させるべくシリンジポンプ44のポンプモータ55が駆動される。詳しくは後述するようにスリットダイ40の吐出口とガラス基板Aとの間にいわゆるメニスカスを生じさせる程度の最小の液溜まりを形成すべくスリットダイ40から塗布液が可能な限り急速に吐出される。
【0031】
プレ吐出パターンに続く応答吐出パターンでは、ステージ6の立ち上げ特性、つまりステージ6の移動速度の変化率に対し、スリットダイ40からの塗布液の吐出流量の変化率を一致させるべく、シリンジポンプ44のポンプモータ55の駆動が制御される。なお、図6中、破線はステージ6の移動が開始されたときの立ち上げ特性を示している。
【0032】
次に、カラーフィルタの製造に係わる一工程、つまり、前述のダイコータを使用してガラス基板Aに塗膜を形成する塗布方法について説明する。
まず、ダイコータにおける各作動部の原点復帰が実施され、ステージ6は図3に示されているように基台2の一端部に位置付けられる。このとき、タンク50内の塗布液は、吸引ホース48、シリンジポンプ44、供給ホース42を経てスリットダイ40のマニホールド62およびスリットに導かれており、タンク50からスリットに至る塗布液の経路は塗布液で満たされた状態にある。さらに、詳しくは、塗布準備動作として、シリンジポンプ44の電磁切換え弁46がそのポンプ本体52と吸引ホース48とを接続すべく切換作動されて、ポンプ本体52はそのポンプ室にタンク50側の塗布液を所定量だけ吸引した状態にあり、そして、この状態で、電磁切換え弁46はポンプ本体52と供給ホース42とを接続すべく切換え作動されている。
【0033】
図示しないローダによりステージ6上にガラス基板Aが供給されると、ガラス基板Aはステージ6上に位置決めされた状態で吸着保持される。このようにしてガラス基板Aのローディングが完了すると、前述した厚みセンサ22がガラス基板Aの上方、所定位置まで下降され、この下降位置にて、厚みセンサ22は前述したようにガラス基板Aの厚みを検出し、その検出信号をコンピュータ54に出力する。
【0034】
この後、ステージ6はスリットダイ40に向けて往動され、ガラス基板A上での塗膜の形成開始ライン(たとえばガラス基板Aの前端縁)がスリットダイ40における吐出口の下方に到達した時点で、ステージ6の往動が一時的に停止される。この状態で、既に検出したガラス基板Aの厚みを考慮してスリットダイ40が下降され、スリットダイ40の吐出口とガラス基板Aとの間にクリアランスHが正確に確保される。
【0035】
一方、コンピュータ54側では、図7に示すポンプ制御ルーチンの一部、つまり、ステップS1,S2がMPU64により実施されている。すなわち、MPU64は、前述したようにして設定されたクリアランスH、形成すべき塗膜の膜厚Tおよびステージ速度Vを読み込み、そして、これらのデータに基づき、前述した吐出パターンが設定されている。
【0036】
クリアランスHの設定後、シリンジポンプ44のポンプモータ55は、吐出パターンに基づいて、その駆動が制御される(図7のステップS3)。すなわち、前述の説明から明らかなようにポンプモータ55は吐出パターンのプレ吐出パターンに基づき駆動制御され、これにより、スリットダイ40の吐出口から塗布液が一様かつ急速にしてガラス基板A上の形成開始ラインに沿って吐出される。この結果、ガラス基板Aとスリットダイ40の吐出口との間にメニスカスを有する液溜まりC(図4参照)が直ちに形成される。
【0037】
プレ吐出パターンが完了すると、応答吐出パターンに基づいたポンプモータ55の駆動制御が開始され、この時点(図6中t0時点)で、ステージ6の移動が開始される。したがって、時点t0からガラス基板A上に塗膜D(図4参照)が形成され始める。この後、ステージ6はその移動速度を徐々に増加させていき、図6中t1の時点にてステージ速度Vに達し、この後、定常のステージ速度Vに維持される。
【0038】
t0時点からt1時点間での期間は、応答吐出パターンの期間に相当し、この期間では、前述したようにスリットダイ40の吐出口からは応答吐出パターンに従い、塗布液がガラス基板A上に吐出される。すなわち、応答吐出パターンでは、ステージ6の移動速度の変化率に対し、塗布液における吐出流量の変化率を一致させる。したがって、塗布液の吐出流量はステージ6の移動速度の変化に同調しながら増加し、そして、最終的には、ステージ速度Vと塗膜の膜厚Tとにより決定された定常の吐出流量Qに到達する。この後、スリットダイ40からの塗布液の吐出流量はその定常の吐出流量Qに維持される。ここで、ステージ6の移動速度がステージ速度Vに到達する時点と、塗布液の吐出流量が定常の流量Qに到達する時点とは図6から明らかなように一致している。
【0039】
上述の説明から明らかなようにステージ6の移動が開始された直後から、その移動速度が定常のステージ速度Vに達するまでの過渡期にあっても、塗布液の吐出流量とステージ6の移動速度との関係は、これらステージ6の移動および塗布液の吐出流量が定常状態にあるときの関係と一致する。この結果、図8に示されているようにガラス基板A上に形成された塗膜Dはその形成開始直後から膜厚Tに直ちに維持される。なお、図8中の矢印は、ステージ6の移動方向を示している。
【0040】
一方、ステージ6の移動速度が定常状態に移行するまでの過渡期において、スリットダイ40からの塗布液の吐出流量が前述の応答吐出パターンに従って制御されないと、図8中破線で示されているようにガラス基板A上に形成される塗膜の最初の部分はその膜厚が長い距離に亘って正規の膜厚Tよりも増加した不良部分Xとなってしまう。これは、ステージ6が定常状態に達するまでの遅れ時間に比べて、塗布液の吐出流量が定常の流量Qに達するまでの時間が短い場合に起こる現象であり、ステージ6が定常状態に達するまでの過渡期において、スリットダイ40からの塗布液の吐出流量が過剰となることに起因する。
【0041】
この点、前述したようにステージ6の移動が開始されると同時に、塗布液の吐出流量が応答吐出パターンに従って制御されれば、その塗膜Dを正規の膜厚Tで直ちに形成することができ、この場合、塗膜Dの不良部分Yはプレ吐出パターンでの形成時に最適液溜まり量からのずれ分だけが現れるに過ぎず、無視できるほどに短い。ここで、プレ吐出パターンはシリンジポンプ44からの塗布液の吐出流量を最大とすることで短時間に完了させることができ、サイクルタイムの減少に寄与できる。
【0042】
一方、サイクルタイムの制限が小さければ、プレ吐出パターンを応答吐出パターンと同じにし、プレ吐出パターンからt0までの時間を調整して最適液溜まり量を確保するようにしてしても、不良部分Yを最小にできる。
ここで、たとえば定常状態でのステージ速度Vを3m/min、このステージ6の立ち上がり時定数50msec、シリンジポンプ44の吐出流量Qを0.3cc/sに設定したとき、シリンジポンプ44の応答吐出パターンを最適化すると、その膜厚がTの±5%を越える不良部分は3mm以下となり、最適化しないと、その不良部分は20mmに増加した。さらに、ステージ6は前述したように軽量化が図られているので、ステージ6の加速度を大きくすることができ、応答吐出パターンの所要時間を大幅に短縮することができ、サイクルタイムの減少に寄与できる。
【0043】
前述したようにしてガラス基板A上に膜厚Tの塗膜Dが形成されているとき、ステージ6の進行に伴い、ガラス基板A上での塗膜Dの形成を終了すべき形成終了ラインがスリットダイ40の吐出口に到達すると、この時点で、シリンジポンプ40の吐出動作、つまり、スリットダイ40の吐出口からの塗布液の吐出が停止される(図7のステップS4参照)。ここで、塗布液の吐出が停止されても、ガラス基板Aとスリットダイ40の吐出口との間には液溜まりCが存在しているので、ガラス基板A上にはその液溜まりCの塗布液を消費(スキージ)しながら塗膜が形成される。
【0044】
スリットダイ40からの塗布液の吐出が停止されると同時に、シリンジポンプ44は塗布液の吸引動作を僅かに行い、スリットダイ40のスリット内の塗布液はそのマニホールド62側に僅かに吸い戻される。
これと同時に、スリットダイ40は元の位置まで上昇され、一方、シリンジポンプ44は前回の吸引動作の分だけ塗布液の吐出動作を行い、スリットダイ40のスリット内での空気の残留が解消される。この後、シリンジポンプ44は前述の塗布準備動作を行った後、待機する。すなわち、シリンジポンプ44の電磁切換え弁46がそのポンプ本体52と吸引ホース48とを接続すべく切換作動されて、ポンプ本体52はそのポンプ室にタンク50側の塗布液を所定量だけ吸引し、そして、この状態で、電磁切換え弁46はポンプ本体52と供給ホース42とを接続すべく切換え作動されている。なお、スリットダイ40の上昇位置にて、スリットダイ40の下面に付着している塗布液はクリーナ(図示しない)により拭き取られる。
【0045】
スリットダイ40からの塗布液の吐出が停止されても、ステージ6の往動は継続され、ステージ6が一対のガイド溝レール4の終端に到達した時点で、ステージ6は停止される。この停止状態にて、塗膜Dが形成されたガラス基板Aはそのサクションが解除され、アンローダ(図示しない)によりステージ6上から取り外され、次工程に向けて供給される。この後、ステージ6は図3に示す初期位置まで戻され、これにより、一連の塗工工程が完了する。なお、初期位置にて、ステージ6は新たなガラス基板Aがローディングされるまで待機する。
【0046】
この発明は、上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。一実施例ではステージ6を介して被塗布部材であるガラス基板Aを移動させるようにしたが、ガラス基板Aを固定し、スリットダイ40を移動させるようにしてもよいし、これらを共に移動させてもよい。要は、ガラス基板Aとスリットダイ40との間に相対移動速度が与えられればよい。
【0047】
また、一実施例では、ステージ6側の立ち上げ特性に対してスリットダイ40からの塗布液の吐出流量を同調、つまり、シリンジポンプ44におけるポンプモータ55の駆動を制御するようにしているが、これとは逆に、スリットダイ40からの吐出流量の立ち上げ特性に対してステージ6の移動速度を制御しても、また、両者を同時に制御しても同様な効果が得られる。
【0048】
次に、図9を参照すると、シリンジポンプ44の代わりに使用されるダイヤフラムポンプ68が示されている。ダイヤフラムポンプ68はポンプハウジング70を備え、このポンプハウジング70内には半球状をなした上部のポンプ室72と、その下部の圧力室74とが形成されている。ポンプ室72と圧力室74との間はダイヤフラム76によって仕切られ、圧力室74はダイヤフラム76とピストン78とによって仕切られている。圧力室74内は作動液で常時満たされている。ピストン78はそのピストンロッドがシリンジポンプ44の場合と同様な機構を介してポンプモータ55に連結されている。ポンプ室72の下部には吸引ホース48が接続されており、この吸引ホース48には電磁開閉弁80が介挿されている。一方、ポンプ室72の頂部には供給ホース42が接続されており、この供給ホース42にも電磁開閉弁82が介挿されている。
【0049】
上述したダイヤフラムポンプ68によれば、供給ホース42の電磁開閉弁82を閉じる一方、吸引ホース48の電磁開閉弁80を開き、そのピストン78を下降させることで、体積変化に追従してダイヤフラム76が吸引側に変形し、そのポンプ室72にタンク50から塗布液を吸引することができ、この後、電磁開閉弁80を閉じ、かつ電磁開閉弁82を開いた状態で、ピストン78を上昇させれば、このときの体積変化に応じてダイヤフラム76が吐出側に変形し、ポンプ室72内の塗布液をスリットダイ40に向けて吐出することができる。
【0050】
ダイヤフラムポンプ68のポンプ室内にはシリンジポンプ44のように摩耗する部分がない。ピストン78が摩耗部となるが、これはポンプ室72と圧力室74とがダイヤフラム76により仕切られていることから、摩耗粉等の不純物がポンプ室72の塗布液中に混入することはない。それゆえ、形成した塗膜Dにその不純物に起因した欠点が生じることはない。
【0051】
また、塗布液の吸引動作に関し、吸引口と吐出口が分かれており、さらに、その塗布液はポンプ室72の底部に吸引されるので、ポンプ室72内において塗布液は先入れ、先出しとなり、ポンプ室72内にて塗布液が滞留することはない。塗布液が滞留したままとなると、その塗料粒子が凝固してしまい、そして、その凝固物がスリットダイ40に向けて供給されると、凝固物に起因して塗膜に欠点が発生することがある。
【0052】
さらに、供給ホース42はポンプ室72の頂部に接続されているので、ポンプ室72内のエア抜きを容易に行える利点もある。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1,2,4,5の塗布装置および塗布方法によれば、塗膜の形成開始時、塗布器からの塗布液の吐出流量と被塗布部材の相対移動速度とをそれらが定常状態に達するまでの過渡期において互いに同調させるようにしたから、塗膜の形成開始後から直ちに、塗膜を所望の膜厚にして形成することができ、その膜厚不良部分を大幅に短くすることができる。
【0055】
請求項3,6のカラーフィルタの製造装置および製造方法によれば、カラーフィルタを効率良く生産でき、また、その品質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗膜の膜厚に関し、被塗布部材の移動速度と塗布液の吐出流量との関係を示したグラフである。
【図2】塗膜の形成が開始されたとき、被塗布部材の移動および塗布液の吐出流量が定常状態に達するまでの応答性を示したグラフである。
【図3】ダイコータを示した斜視図である。
【図4】図1のダイコータの概略構成を、塗布液の供給系とともに示した図である。
【図5】図4のポンプモータに関し、コンピュータの機能を説明するためのブロック図である。
【図6】ステージ速度と吐出流量との間の同調制御を示したグラフである。
【図7】ポンプモータの制御ルーチンを示したフローチャートである。
【図8】ガラス基板A上に形成された塗膜の一部を示す図である。
【図9】ダイヤフラムポンプを示した断面図である。
【符号の説明】
6 ステージ
14 フィードスクリュー
18 ステージモータ
40 スリットダイ(塗布器)
42 供給ホース
44 シリンジポンプ
46 電磁切換え弁
48 吸引ホース
52 ポンプ本体
54 コンピュータ(同調手段)
55 ポンプモータ
56 シーケンサ
64 MPU
66 メモリ
68 ダイヤフラムポンプ
A ガラス基板(被塗布部材)
Claims (6)
- 塗布液を供給する供給手段と、
前記供給手段から供給された塗布液を吐出する塗布器と、
前記塗布器および被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段とを備えた塗布装置において、
前記被塗布部材の表面に塗膜が形成されるとき、前記塗膜の形成開始後から前記塗布器の塗布液の吐出流量および前記塗布器に対する前記被塗布部材の相対移動速度がそれぞれ定常状態に移行するまでの過渡期にて、前記塗布器からの塗布液の吐出流量の変化率および前記被塗布部材の相対移動速度の変化率を互いに一致させるべく、予め実測した前記相対移動速度の加速度特性に基づいて準備された塗布液の吐出パターンに従い、前記塗布部材の相対移動に対して前記塗布器からの塗布液の吐出流量を制御する同調手段を設けたことを特徴とする塗布装置。 - 前記吐出パターンは、前記被塗布部材と前記塗布器との間のクリアランスに基づいて決定されるプレ吐出パターンと、前記塗布器に対する前記被塗布部材の相対移動速度の加速度特性によって決定される応答吐出パターンとを含み、
前記応答吐出パターンが前記塗布器からの塗布液の吐出流量の変化率および前記被塗布部材の相対移動速度の変化率を互いに一致させるものであることを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。 - 請求項1又は2に記載の塗布装置を有することを特徴とするカラーフィルタの製造装置。
- 塗布器から塗布液を吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材の少なくとも一方を相対的に移動させ、前記被塗布部材の表面に塗膜を形成する塗布方法において、
前記塗膜の形成開始後から前記塗布器からの塗布液の吐出流量および前記塗布器に対する前記被塗布部材の相対移動速度がそれぞれ定常状態に移行するまでの過渡期にて、前記塗布液の吐出流量の変化率および前記被塗布部材の相対移動速度の変化率を互いに一致させるべく、予め実測した前記相対移動速度の加速度特性に基いて準備された塗布液の吐出パターンに従い、前記塗布部材の相対移動に対して前記塗布器からの塗布液の吐出流量を制御することを特徴とする塗布方法。 - 前記吐出パターンは、前記被塗布部材と前記塗布器との間のクリアランスに基づいて決定されるプレ吐出パターンと、前記塗布器に対する前記被塗布部材の相対移動速度の加速度特性によって決定される応答吐出パターンとを含み、
前記応答吐出パターンが前記塗布器からの塗布液の吐出流量の変化率および前記被塗布部材の相対移動速度の変化率を互いに一致させるものであることを特徴とする請求項4に記載の塗布方法。 - 請求項4又は5に記載の塗布方法を用いることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
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-
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