JP3713731B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は洗浄水の噴射により自動的に食器類を洗浄、乾燥できる食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に従来の食器洗浄機について、図8に基づいて説明する。図において、121は洗浄槽、122は洗浄槽121内に収納される食器かご、123は洗浄ポンプ、124は加熱装置、125は制御装置であり、給水、洗浄、すすぎ、排水、乾燥の食器洗浄機の一連の動作を制御する。126は食器かご122の下部空間に配され、略水平に回転する洗浄ノズルであり、この洗浄ノズル126上には食器かご122の食器に向けて洗浄水を噴射する噴射口127が設けてある。128は洗浄ノズル126を軸支するノズル軸受けである。129は送風ファン、130は送風ファン129から外気を導入する吸気口、131は洗浄槽121内に外気を吹き込む送風口、132は送風ファン129と送風口131を連通する送風通路である。133は吸入された空気を排出するための排気口である。
【0003】
以上のように構成された食器洗浄機について、以下その動作を説明する。まず、食器を食器かご122に収納し、洗浄槽121の所定の位置に装着して運転を開始すると、所定量の洗浄水を洗浄槽121に供給する給水工程があり、続いて洗浄ポンプ123により加圧された洗浄水を洗剤と共に洗浄ノズル126から噴射する本洗工程が行われる。この時洗浄ノズル126からの洗浄水の噴射により、洗浄領域の食器に対しそのセット方向に関わらず確実に洗浄水を食器の汚染面に噴射することができて、所定の洗浄性能が得られる。所定時間の本洗工程を経ると、次に食器等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を機外に排出する排水工程に入る。引き続き、新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗浄水を洗浄ノズル126から噴射することで洗剤や残菜(食器に付着した汚れを残菜ともいう)等で汚れた食器をすすぐためのすすぎ工程と、排水工程とが連続し、これらを3回繰り返して洗浄工程が終了する。
【0004】
次に加熱装置124が働いて所定時間の乾燥行程にはいる。ここで吸気口130から吸入された外気は送風ファン129により加圧されて、送風通路132を通り送風口127から洗浄槽内に送り込まれる。そして洗浄槽内の加熱装置により加熱された空気は、食器の間を通過する間に食器等に付着する水滴を乾燥し、排気口133より洗浄槽121外へ排出され、食器は乾燥する。
【0005】
以上のように、食器を食器かご122にセットしてスイッチをオンするだけで、食器の洗浄と乾燥とが自動的に行われるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成の食器洗浄機は、以下のような課題を有しているものである。第1に、食器洗浄機の乾燥性能が低いということである。これは従来の送風ファン129はシロッコ形のファンを用いているために、洗浄槽121内を流れる乾燥風は風量が0.1m/s程度しかなく、風量に比例する乾燥性能はやはり低いものとなる。
【0007】
第2に、食器、特に湯呑みの乾燥ができないという課題がある。これはもちろん水滴や湯呑みの糸底に溜まった洗浄水を吹き飛ばす為に必要な風速を得られていないということもあるが、直接これら食器に乾燥風があたっていないという問題もある。
【0008】
第3に、特に糸底等水滴の溜まり易いところのすすぎ性能が不十分であるという課題がある。これは洗浄、すすぎ工程において、従来の食器洗浄機は洗浄ノズルからの洗浄水は、洗浄槽121下方から噴射されるので、直接これら糸底には洗浄水がかからず、残菜が残ったり洗浄水を除去できない構成になっていた。唯一洗浄槽天面からの二次水流のみでこれを行っていたのである。
【0009】
第4に、食器の洗浄、すすぎ性能が低いという課題がある。これは第3の課題によるものと関係するが、基本的に食器の天面からの洗浄水の供給は余り期待できないためである。
【0010】
本発明は、以上のような従来の構成が有している課題を解決しようとするもので、すすぎ性能の向上と、糸底の乾燥を実現した食器洗浄機を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明の食器洗浄機は、洗浄槽と、糸底を有した湯飲み等の食器を収納し前記洗浄槽内に収容する食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する加熱装置と、食器に噴射する洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプによって加圧された洗浄水を前記洗浄槽内の下方から噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に送風する送風手段と、前記送風手段から前記洗浄槽内に送風する送風ノズルと、前記送風手段と前記送風ノズル連通する通風経路と、前記洗浄ポンプおよび前記送風手段等を制御する制御装置とを備え、前記食器かごに湯飲み等の食器の糸底を上方に向けて並べて載置するとともに、前記送風ノズルを棒状に構成し、かつ、前記湯飲み等の糸底の上方に送風穴が位置するように前記洗浄槽内に固定配置し、前記制御装置は、本洗い工程またはすすぎ工程の少なくとも1工程で前記送風手段を駆動させて食器の糸底に溜まった洗浄水を除去するようにしたものである。
【0012】
【作用】
本発明は、湯飲みの糸底等水の溜まりやすい所に直接送風して水滴をとばすように作用するため、湯飲みなどの糸底の乾燥を確実にすることができるとともに、洗浄中に糸底等に溜まった洗浄水を本洗い行程やすすぎ行程時に、送風により取り除くことができるように作用するため、すすぎ性能が向上できる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の第1の実施例の構成について説明する。図1において、1は洗浄槽、2は洗浄槽1内に設けた食器を収納する食器かご、3は洗浄工程では洗浄水を加熱する加熱装置、4は食器に噴射する洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、5は洗浄水を食器に噴出する洗浄ノズル、6は加熱装置3および洗浄ポンプ4等を制御する制御装置、7は洗浄槽1に送風するための送風手段、8は洗浄槽1内に固定配置した送風ノズル、9は送風手段7と送風ノズル8に連通する通風経路であり、上記送風ノズル8は食器かご全域に向けた複数個の送風穴10を有する構成である。
【0014】
さらに送風穴10の形状は、スリットのみでも円形でも、これらの組み合わせでも、その形状についてはほかにも容易に考えられる。
【0015】
以下本実施例の動作について説明する。乾燥工程において、まず送風手段7が動作を開始し、通風経路9を通った送風流が送風ノズル8の送風穴10から洗浄槽1全面に吹き出される。そしてこの高速、大風量の送風流により、食器の表面に付着した水滴を吹き飛ばすとともに、食器を短時間で乾燥させる。この風速は、食器表面において10m/s以上になると食器表面に付着している水滴を吹き飛ばすことができるという、発明者の実験結果より得たもので、この風速を実現するために送風手段7には、掃除機用遠心ファンを用いた。他にも渦流ファンなどか考えられる。
【0016】
さらに食器乾燥に関しては、乾燥工程に入る前の加熱すすぎ行程で食器が約67℃まで加熱されており、本実施例の場合、乾燥工程に於いては加熱装置3は通電しない。よって乾燥工程終了時の食器の取り出しの際の、加熱装置3による食器の以上加熱が生ずることなく、食器にやさしい乾燥を行うことができる。
【0017】
さらに乾燥性能を向上させたい場合、通風経路9内に補助加熱装置を設置することも容易に考えられる。
【0018】
以上のように本実施例によれば、高速、大風量の送風流を洗浄槽内に送り込むことにより、短時間に食器を乾燥できる食器にやさしい、安全性の高い食器洗浄機を提供できる。
【0019】
(実施例2)
以下本発明の第2の実施例の構成について説明する。図2、図3において、21は洗浄槽、22は洗浄槽21内に設けた食器を収納する食器かご、23は洗浄工程では洗浄水を加熱する加熱装置、24は食器に噴射する洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、25は洗浄水を食器に噴出する洗浄ノズル、26は加熱装置23および洗浄ポンプ24等を制御する制御装置、27は洗浄槽21に送風するための送風手段、28は洗浄槽21内に配置した送風ノズル、29は送風手段27と送風ノズル28に連通する通風経路であり、上記送風ノズル28は食器かご全域に向けたスリット状の送風穴30を有し、しかも揺動機構31を備えた構成である。この揺動機構31は、数個の歯車とステッピングモータを組み合わせたものが考えられる。
【0020】
さらに送風穴30の形状は、スリットのみでも円形でも、これらの組み合わせでも、その形状についてはほかにも容易に考えられる。
【0021】
以下本実施例の動作について説明する。乾燥工程において、まず送風手段27が動作を開始し、送風経路29を通った送風流が送風ノズル28のスリット状の送風穴30から洗浄槽21全面にカーテン状に吹き出される。そしてこの高速、大風量の送風流により、食器の表面に付着した水滴を吹き飛ばすとともに、食器を短時間に乾燥させる。この風速は、食器表面において10m/s以上になると食器表面に付着している水滴を吹き飛ばすことができるという、発明者の実験結果より得たもので、この風速を実現するために送風手段27には、掃除機用遠心ファンを用いた。他にも渦流ファンなど考えられる。
【0022】
この時送風ノズル28は、図3に示すような揺動機構31による揺動運動を行うために、カーテン状に吹き出した送風流は食器全体にくまなく当てることができるため、乾燥時間の短縮はもちろんのこと、乾燥性能の向上を図ることができる。
【0023】
さらに食器乾燥に関しては、乾燥工程に入る前の加熱すすぎ工程で食器が約67℃まで加熱されており、加熱装置23は通電しない。よって乾燥工程終了時の食器の取り出しの際の、加熱装置23による食器の異常加熱を生することなく、食器にやさしい乾燥を行うことができる。
【0024】
さらに乾燥性能を向上させたい場合、通風経路29内に補助加熱装置を設置することも容易に考えられる。
【0025】
以上のように本実施例によれば、高速、大風量の送風流を洗浄槽内にくまなく送り込むことにより、乾燥時間の短縮と乾燥性の向上を実現した食器にやさしい、安全性の高い食器洗浄機とすることができる。
【0026】
(実施例3)
以下本発明の第3の実施例の構成について説明する。図4において、41は洗浄槽、42は洗浄槽41内に設けた食器を収納する食器かご、43は洗浄工程では洗浄水を加熱する加熱装置、44は食器に噴射する洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、45は洗浄水を食器に噴出する洗浄ノズル、46は加熱装置43および洗浄ポンプ44等を制御する制御装置、47は洗浄槽41に送風するための送風手段、48は洗浄槽41内に配置した送風ノズル、49は送風手段47と送風ノズル48に連通する通風経路であり、上記送風ノズル48は食器かご全域に向けたスリット状の送風穴50を有した構成である。
【0027】
さらに送風ノズル48の送風穴50は、収納された食器の最上点より上方に位置する構成である。
【0028】
さらに送風穴50の形状は、スリットのみでも円形でも、これらの組み合わせでも、その形状についてはほかにも容易に考えられる。
【0029】
以下本実施例の動作について説明する。乾燥工程において、まず送風手段47が動作を開始し、通風経路49を通った送風流が送風ノズル48のスリット状の送風穴50から洗浄槽41全面にカーテン状に吹き出される。そしてこの高速、大風量の送風流により、食器の表面に付着した水滴を吹き飛ばすとともに、食器を短時間に乾燥させる。この風速は、食器表面において10m/s以上になると食器表面に付着している水滴を吹き飛ばすことができるという、出願者の実験結果より得たもので、この風速を実現するために送風手段47には、掃除機用遠心ファンを用いた。他にも渦流ファンなどが考えられる。
【0030】
さらに、湯飲みやコーヒーカップ等の糸底のある食器において、たとえば湯飲みの糸底の上方に送風穴50を位置した構成により、糸底に溜まった水を高速風によって吹き飛ばすことができる。よって今まで不可能であった湯飲みの糸底の乾燥をすることができる。
【0031】
またこの時、たとえば送風ノズル48を湯飲み全体をカバーするよう棒状にすることにより、湯飲み全数に対して糸底乾燥をすることができる。
【0032】
さらに食器乾燥に関しては、乾燥工程に入る前の加熱すすぎ行程で食器が約67℃まで加熱されており、加熱装置43は通電しない。よって乾燥工程終了時の食器の取り出しの際の、加熱装置43による食器の異常加熱も生ずることなく、食器にやさしい乾燥を行うことができる。
【0033】
さらに乾燥性能を向上させたい場合、通風経路49内に補助加熱装置を設置することも容易に考えられる。
【0034】
以上のように本実施例によれば、高速、大風量の送風流を洗浄槽内にくまなく送り込むことにより、乾燥時間の短縮と乾燥性の向上を実現するとともに、湯飲み等の糸底のある食器の糸底部の乾燥を実現できる食器にやさしい、安全性の高い食器洗浄機とすることができる。
【0035】
(実施例4)
以下本発明の第4の実施例の構成について説明する。図5において、61は洗浄槽、62は洗浄槽61内に設けた食器を収納する食器かご、63は洗浄工程では洗浄水を加熱する加熱装置、64は食器に噴射する洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、65は洗浄水を食器に噴出する洗浄ノズル、66は加熱装置63および洗浄ポンプ64等を制御する制御装置、67は洗浄槽61に送風するための送風手段、68は洗浄槽61内に配置した送風ノズル、69は送風手段67と送風ノズル68に連通する通風経路であり、上記送風ノズル68は食器かご全域に向けたスリット状の送風穴70を有した構成である。
【0036】
さらに送風穴70の形状は、スリットのみでも円形でも、これらの組み合わせでも、その形状についてはほかにも容易に考えられる。
【0037】
以下本実施例の動作について説明する。まず洗浄工程において、洗浄動作中あるいは排水動作中に送風手段67が動作を開始し、送風経路69を通った送風流が送風ノズル68のスリット状の送風穴70から洗浄槽61全面にカーテン状に吹き出される。そしてこの高速、大風量の送風流により、食器の表面に付着した水滴を吹き飛ばすとともに、糸底に溜まった水を高速風によって吹き飛ばすことができる。
【0038】
さらにすすぎ行程の洗浄動作中あるいは排水動作中においても同様の動作が行われる。
【0039】
また乾燥工程において、送風手段67が動作を開始し、送風経路69を通った送風流が送風ノズル68のスリット状の送風穴70から洗浄槽61全面にカーテン状に吹き出される。そしてこの高速、大風量の送風流により、食器の表面に付着した水滴を吹き飛ばすとともに、食器を短時間に乾燥させる。この風速は、食器表面において10m/s以上になると食器表面に付着している水滴を吹き飛ばすことができるという、出願者の実験結果より得たもので、この風速を実現するために送風手段67には、掃除機用遠心ファンを用いた。他にも渦流ファンなどか考えられる。また、洗浄中に食器の洗浄効果を高めると共に、糸底に溜まった残菜をも除去できる。
【0040】
さらにすすぎ行程において、湯飲みの糸底等や食器表面には、高濃度の洗剤分を含む洗浄水が溜まったり付着しているが、高速、大風量の送風流で糸底の水や食器の水滴を吹き飛ばすことにより、すすぎ性能を大幅に向上することができる。
【0041】
さらに今まで不可能であった湯飲みの糸底の乾燥をすることができる。さらに食器乾燥に関しては、乾燥工程に入る前の加熱すすぎ行程で食器が約67℃まで加熱されており、加熱装置63は通電しない。よって乾燥工程終了時の食器の異常加熱を生ずることなく、食器にやさしい乾燥を行うことができる。
【0042】
さらに乾燥性能を向上させたい場合、通風経路69内に補助加熱装置を設置することも容易に考えられる。
【0043】
さらに、洗浄工程叉はすすぎ工程での送風手段67の駆動は、洗浄ノズル65からの洗浄水の噴出を同様のタイミングでもよいし、また、送風手段67と洗浄ポンプ64の駆動タイミングを交互にしても同様の効果が得られる。
【0044】
以上のように本実施例によれば、高速、大風量の送風流を洗浄槽内にくまなく送り込むことにより、乾燥時間の短縮と乾燥性の向上を実現するとともに、湯飲み等の糸底のある食器の糸底部の乾燥および洗浄、すすぎ性能の向上を図った食器にやさしい、安全性の高い食器洗浄機とすることができる。
【0045】
(実施例5)
以下本発明の第5の実施例の構成について説明する。図6において、81は洗浄槽、82は洗浄槽81内に設けた食器を収納する食器かご、83は洗浄工程では洗浄水を加熱する加熱装置、84は食器に噴射する洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、85は洗浄水を食器に噴出する洗浄ノズル、86は加熱装置83および洗浄ポンプ84等を制御する制御装置、87は洗浄槽81に送風するための送風手段、88は洗浄槽81内に配置した送風ノズル、89は送風手段87と送風ノズル88に連通する通風経路であり、上記送風ノズル88は食器かご全域に向けたスリット状の送風穴90を有した構成である。
【0046】
さらに送風手段87の動力部を冷却するための冷却経路91を通風経路89に連通した構成をとる。
【0047】
さらに送風穴90の形状は、スリットのみでも円形でも、これらの組み合わせでも、その形状についてはほかにも容易に考えられる。
【0048】
以下本実施例の動作について説明する。乾燥工程において、送風手段87が動作を開始し、通風経路89を通った送風流が送風ノズル88のスリット状の送風穴90から洗浄槽81全面にカーテン状に吹き出される。そしてこの高速、大風量の送風流により、食器の表面に付着した水滴を吹き飛ばすとともに、食器を短時間に乾燥させる。この風速は、食器表面において10m/s以上になると食器表面に付着している水滴を吹き飛ばすことができるという、出願者の実験結果より得たもので、この風速を実現するために送風手段87には、掃除機用遠心ファンを用いた。他にも渦流ファンなどか考えられる。
【0049】
この時、送風手段87より発せられる発熱を冷却するための冷却経路91を通風経路89に連通させたことにより、この発熱による熱エネルギーを食器の乾燥に有効活用することができる。そして乾燥性能が大幅に向上し、乾燥時間も更に短くなる。
【0050】
さらに食器乾燥に関しては、乾燥工程に入る前の加熱すすぎ行程で食器が約67℃まで加熱されており、加熱装置83は通電しない。よって乾燥工程終了時の食器の異常加熱を生ずることなく、食器にやさしい乾燥を行うことができる。
【0051】
さらに乾燥性能を向上させたい場合、通風経路89内に補助加熱装置を設置することも容易に考えられる。
【0052】
以上のように本実施例によれば、送風手段より発せられる発熱を食器の乾燥に有効活用することにより、乾燥時間の短縮と乾燥性のさらなる向上を実現する食器にやさしい、安全性の高い食器洗浄機とすることができる。
【0053】
(実施例6)
以下本発明の第6の実施例の構成について説明する。図7において、101は洗浄槽、102は洗浄槽101内に設けた食器を収納する食器かご、103は洗浄工程では洗浄水を加熱する加熱装置、104は食器に噴射する洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、105は洗浄水を食器に噴出する洗浄ノズル、106は加熱装置103および洗浄ポンプ104等を制御する制御装置、107は洗浄槽101に送風するための送風手段、108は洗浄槽101内に配置した送風ノズル、109は送風手段107と送風ノズル108に連通する通風経路であり、上記送風ノズル108は食器かご全域に向けたスリット状の送風穴110を有した構成である。そして通風経路109内に洗浄ポンプ104からの通水路111および噴出口112、通風経路109を通過する洗浄水を開閉する電磁弁113で構成している。
【0054】
さらに送風穴110の形状は、スリットのみでも円形でも、これらの組み合わせでも、その形状についてはほかにも容易に考えられる。
【0055】
以下本実施例の動作について説明する。まず洗浄工程において、洗浄ポンプ104から吐出した洗浄水は111通水路を、噴出口112より送風ノズル108に供給され、送風穴110より洗浄槽101に噴出する。この風速は、食器表面において10m/s以上になると食器表面に付着している水滴を吹き飛ばすことができるという、発明者の実験結果より得たもので、この風速を実現するために送風手段107には、掃除機用遠心ファンを用いた。他にも渦流ファンなどか考えられる。
【0056】
ここで通風経路109を通して洗浄水が送風手段107に侵入しないように電磁弁113で開閉を行う。
【0057】
よって洗浄中は洗浄ノズル105からと送風ノズル108からの2経路よりの洗浄が可能であり、食器の細部まで洗浄水が到達し、洗浄性能が格段に向上する。
【0058】
さらに食器乾燥に関しては、乾燥工程に入る前の加熱すすぎ行程で食器が約67℃まで加熱されており、加熱装置103は通電しない。よって乾燥工程終了時の食器の異常加熱を生ずることなく、食器にやさしい乾燥を行うことができる。
【0059】
さらに乾燥性能を向上させたい場合、通風経路109内に補助加熱装置を設置することも容易に考えられる。
【0060】
さらにすすぎ行程でも同様に動作が行われ、すすぎ性能も格段に向上する。加えて乾燥工程においては、実施例1から5までの効果も得られることにより、洗浄性能、すすぎ性能、乾燥性能(糸底乾燥を含む)という食器洗浄機としてのすべての性能の大幅向上を図れる、食器にやさしい、安全性の高い食器洗浄機とすることができる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明の食器洗浄機は、洗浄槽と、糸底を有した湯飲み等の食器を収納し前記洗浄槽内に収容する食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する加熱装置と、食器に噴射する洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプによって加圧された洗浄水を前記洗浄槽内の下方から噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に送風する送風手段と、前記送風手段から前記洗浄槽内に送風する送風ノズルと、前記送風手段と前記送風ノズルを連通する通風経路と、前記洗浄ポンプおよび前記送風手段等を制御する制御装置とを備え、前記食器かごに湯飲み等の食器の糸底を上方に向けて並べて載置するとともに、前記送風ノズルを棒状に構成し、かつ、前記湯飲み等の糸底の上方に送風穴が位置するように前記洗浄槽内に固定配置し、前記制御装置は、本洗い工程またはすすぎ工程の少なくとも1工程で前記送風手段を駆動させて食器の糸底に溜まった洗浄水を除去するようにしたから、洗浄工程またはすすぎ工程で湯飲み等の糸底に溜まった残菜や洗剤成分を洗浄水とともに除去することができ、すすぎ性能を向上するとともに、糸底の乾燥を的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例における食器洗浄機の構成図
【図2】 本発明の第2の実施例における食器洗浄機の構成図
【図3】 同、送風ノズルを示す構成図
【図4】 本発明の第3の実施例における食器洗浄機の構成図
【図5】 本発明の第4の実施例における食器洗浄機の構成図
【図6】 本発明の第5の実施例における食器洗浄機の構成図
【図7】 本発明の第6の実施例における食器洗浄機の構成図
【図8】 従来の食器洗浄機を示す構成図
【符号の説明】
1 洗浄槽
2 食器かご
3 加熱装置
7 送風手段
8 送風ノズル
9 通風経路
10 送風穴

Claims (1)

  1. 洗浄槽と、糸底を有した湯飲み等の食器を収納し前記洗浄槽内に収容する食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する加熱装置と、食器に噴射する洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプによって加圧された洗浄水を前記洗浄槽内の下方から噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に送風する送風手段と、前記送風手段から前記洗浄槽内に送風する送風ノズルと、前記送風手段と前記送風ノズル連通する通風経路と、前記洗浄ポンプおよび前記送風手段等を制御する制御装置とを備え、前記食器かごに湯飲み等の食器の糸底を上方に向けて並べて載置するとともに、前記送風ノズルを棒状に構成し、かつ、前記湯飲み等の糸底の上方に送風穴が位置するように前記洗浄槽内に固定配置し、前記制御装置は、本洗い工程またはすすぎ工程の少なくとも1工程で前記送風手段を駆動させて食器の糸底に溜まった洗浄水を除去するようにした食器洗浄機。
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