JP3700625B2 - 道路白線認識装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、道路上の通行区分帯表示用の白線を認識するための道路白線認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像によって白線を認識し、自車両と白線との関係から、車両の自動制御又は一部自動制御に用いたりする技術が提案されている。
例えば、特開平8−261756号公報では、車載テレビカメラで撮像した撮像画像に対し、エッジ強調等の画像処理を施して、道路白線候補箇所を強調した後、前回のレーン形状を表すパラメータ及びその分散に基づいて探索領域を設定し、この探索領域内のエッジ線分を道路白線候補として選択し、エッジ線分の画像上の位置に基づいてレーン形状のパラメータとその分散とを更新するようにしている。
【0003】
そして、このようにして更新したレーン形状のパラメータとその分散とをもとに、撮像画像に対し次の探索領域を設定し、上記と同様にしてレーン形状のパラメータ及びその分散を算出し、この処理を繰り返すことによって、図11に示すように、撮像画像において、自車両近傍から前方方向に向けて左右の白線に順次探索領域を設定し、レーン形状のパラメータ及びその分散を順次算出するようになっている。このようにすることによって、レーン形状のパラメータとその分散とに基づいて探索領域の幅を適切に狭めることができ、紛らわしいエッジ線分との誤認を防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記従来の方法にあっては、車両近傍においては、レーン境界と、例えばガードレール、車両等といった他の構造物との誤認が少ないということを前提としている。
しかしながら、実際には、例えば雨天時等には、車両近傍であっても水膜のエッジが白線として誤認識される場合がある。このような場合には、誤認識結果を用いて遠方の探索領域が狭められるため、道路白線候補を見失ったり、さらには、誤って設定された探索領域において、別のエッジを道路白線として誤認識してしまう可能性もある。このため、レーン形状のパラメータの精度が低下し、例えば上位プログラムにおいて、算出されたレーン形状のパラメータに基づいて処理を行っているような場合等には、パラメータの精度によっては、処理を中断せざるを得ないという問題がある。
【0005】
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題に着目してなされたものであり、道路白線を誤検出した場合における、道路形状を表すパラメータの推定精度の低下を抑制し、継続して道路白線認識を行うことの可能な道路白線認識装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る道路白線認識装置は、車両周囲の画像を撮像する撮像手段と、当該撮像手段の撮像画像を処理して道路上の左右の道路白線を検出する白線検出手段と、当該白線検出手段の検出結果に基づいて道路形状を表すパラメータを推定するパラメータ推定手段と、前記白線検出手段で検出した道路白線が破線であるか実線であるかを検出する破線検出手段と、当該破線検出手段での検出結果に基づき、前記左右の道路白線として検出された道路白線のうち一方のみが破線であると判定されるときに、当該破線側の道路白線の検出信頼度を評価する評価手段と、当該評価手段で、前記破線側の道路白線の検出信頼度が低いと判定されるとき、実線側の道路白線のみに基づいて前記パラメータを推定し直すパラメータ再推定手段と、を備えることを特徴としている。
【0007】
また、請求項2に係る道路白線認識装置は、車両周囲の画像を撮像する撮像手段と、当該撮像手段の撮像画像を処理して道路上の左右の道路白線を検出する白線検出手段と、当該白線検出手段の検出結果に基づいて道路形状を表すパラメータを推定するパラメータ推定手段と、前記白線検出手段で検出した道路白線が破線であるか実線であるかを検出する破線検出手段と、当該破線検出手段での検出結果に基づき、前記左右の道路白線として検出された道路白線のうち一方のみが破線であると判定されるときに、当該破線側の道路白線の検出信頼度を評価する評価手段と、当該評価手段で、前記破線側の道路白線の検出信頼度が低いと判定されるとき、実線側の道路白線のみに基づいて前記パラメータを再度推定する実線側パラメータ推定手段と、当該実線側パラメータ推定手段で推定した実線側パラメータに基づき、破線側の道路白線を再検出するための探索領域を前記撮像画像に対して設定し、この探索領域について破線側の道路白線を再度検出する白線再検出手段と、前記白線検出手段で検出された実線側の道路白線と前記白線再検出手段で検出された破線側の道路白線とに基づいて前記パラメータを推定し直すパラメータ再推定手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
また、請求項3に係る道路白線認識装置は、車両周囲の画像を撮像する撮像手段と、当該撮像手段の撮像画像に対して道路形状を表すパラメータ及びその誤差共分散に基づいて探索領域を設定し、当該探索領域毎に白線候補点を検出して左右の道路白線を検出する白線検出手段と、当該白線検出手段で検出した白線候補点に基づいて、拡張カルマンフィルタを用いて前記パラメータ及びその誤差共分散を推定するパラメータ推定手段と、前記白線検出手段で検出した道路白線が破線であるか実線であるかを検出する破線検出手段と、当該破線検出手段での検出結果に基づき、前記左右の道路白線として検出された道路白線のうち一方のみが破線であると判定されるときに、当該破線側の道路白線の検出信頼度を評価する評価手段と、当該評価手段で、前記破線側の道路白線の検出信頼度が低いと判定されるとき、実線側の道路白線を構成する前記白線候補点のみに基づいて前記パラメータ及びその誤差共分散を再度推定する実線側パラメータ推定手段と、当該実線側パラメータ推定手段で推定した実線側パラメータに基づき、破線側の道路白線を再検出するための探索領域を前記撮像画像に対して設定し、この探索領域について破線側の道路白線を再度検出する白線再検出手段と、前記白線検出手段で検出された実線側の道路白線を構成する白線候補点及び前記白線再検出手段で検出された破線側の道路白線を構成する白線候補点に基づいて前記パラメータ及びその誤差共分散を推定し直すパラメータ再推定手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】
また、請求項4に係る道路白線認識装置は、前記実線側パラメータ推定手段は、前記白線候補点に基づいて前記実線側の道路白線の検出信頼度を評価し、この検出信頼度が低いと判定されるときには前記白線候補点のうち誤差が最大のものを検出して当該白線候補点を除く白線候補点を用いて前記実線側パラメータを再度推定し、前記実線側の道路白線の検出信頼度が高いと判定されるまで前記白線候補点を順次除去して前記実線側パラメータを推定し、前記パラメータ再推定手段は、前記実線側パラメータ推定手段での前記実線側パラメータの推定の際に、前記白線候補点の個数がしきい値を下回るときには、予め設定した所定値を前記パラメータ及びパラメータ共分散の推定値として設定し直すようになっていることを特徴としている。
【0010】
また、請求項5に係る道路白線認識装置は、車両周囲の画像を撮像する撮像手段と、当該撮像手段の撮像画像を処理して道路上の左右の道路白線を検出する白線検出手段と、当該白線検出手段の検出結果に基づいて道路形状を表すパラメータを推定するパラメータ推定手段と、前記白線検出手段で検出された左右の道路白線に対し、その検出信頼度を評価する評価手段と、当該評価手段で、検出信頼度が高いと判定された側の道路白線のみに基づいて前記パラメータを再度推定する高信頼度側パラメータ推定手段と、当該高信頼度側パラメータ推定手段で推定した高信頼度側パラメータに基づき、検出信頼度が低いと判定された側の道路白線を再検出するための探索領域を前記撮像画像に対して設定し、この探索領域について道路白線を再度検出する白線再検出手段と、前記白線検出手段で検出され且つ前記検出信頼度が高いと判定された側の道路白線と前記白線再検出手段で検出された道路白線とに基づいて前記パラメータを推定し直すパラメータ再推定手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】
また、請求項6に係る道路白線認識装置は、車両周囲の画像を撮像する撮像手段と、当該撮像手段の撮像画像に対して道路形状を表すパラメータ及びその誤差共分散に基づいて探索領域を設定し、当該探索領域毎に白線候補点を検出して左右の道路白線を検出する白線検出手段と、当該白線検出手段で検出した白線候補点に基づいて、拡張カルマンフィルタを用いて前記パラメータ及びその誤差共分散を推定するパラメータ推定手段と、前記白線検出手段で検出された左右の道路白線に対し、その検出信頼度を評価する評価手段と、当該評価手段で、検出信頼度が高いと判定された側の道路白線のみに基づいて前記パラメータ及びその誤差共分散を再度推定する高信頼度側パラメータ推定手段と、当該高信頼度側パラメータ推定手段で推定した高信頼度側パラメータに基づき、検出信頼度が低いと判定された側の道路白線を再検出するための探索領域を前記撮像画像に対して設定し、この探索領域について道路白線を再度検出する白線再検出手段と、前記白線検出手段で検出され且つ前記検出信頼度が高いと判定された側の道路白線を構成する白線候補点と前記白線再検出手段で検出された道路白線を構成する白線候補点とに基づいて前記パラメータ及びその誤差共分散を推定し直すパラメータ再推定手段と、を備えることを特徴としている。
【0012】
また、請求項7に係る道路白線認識装置は、前記評価手段は、前記パラメータから想定される道路白線の推定位置と、前記白線検出手段及び/又は前記白線再検出手段で検出された道路白線との偏差に基づく指標がしきい値を超えるとき、信頼度が低いと評価するようになっていることを特徴としている。
さらに、請求項8に係る道路白線認識装置は、前記白線検出手段及び/又は前記白線再検出手段は、前記撮像画像に対して複数の探索領域を設定し、当該探索領域毎に白線候補点を検出してこれに基づき道路白線を検出する手段であって、前記評価手段は、前記白線検出手段で検出された白線候補点の数がしきい値を下回るとき、信頼度が低いと評価するようになっていることを特徴としている。
【0013】
【発明の効果】
本発明の請求項1乃至3に係る道路白線認識装置によれば、撮像画像から検出した左右の道路白線の一方のみが破線であり、且つその検出信頼度が低いと評価されるときには、実線側の道路白線のみに基づいてパラメータを推定し直すようにしたから、疑似白線の誤検出等によって破線側の道路白線が誤検出された場合であっても、誤検出の生じる可能性の少ない実線側の道路白線のみに基づくパラメータを得ることができる。よって、疑似白線の誤検出等に起因するパラメータの推定精度の低下を抑制することができ、前記パラメータに基づき上位プログラムにおいて処理を行うような場合であっても、処理を継続して行うことができる。
【0014】
また、請求項2及び3に係る道路白線認識装置によれば、撮像画像から検出した左右の道路白線の一方のみが破線であり、且つその検出信頼度が低いと評価されるときには、実線側の道路白線のみに基づいてパラメータを推定し、この推定したパラメータに基づいて探索領域を再度設定して破線側の道路白線を再度検出し、この再度検出した破線側の道路白線と、先に検出した道路白線とに基づいてパラメータを推定し直すようにしたから、信頼度の高いと予測される実線側の道路白線と、この実線側の道路白線に基づき探索領域を設定して検出した破線側の道路白線とに基づいてパラメータが推定されることになって、実線側の道路白線のみに基づいてパラメータを再度推定する場合に比較して、よりパラメータの推定精度を向上させることができる。
【0015】
特に、請求項3に係る道路白線認識装置によれば、拡張カルマンフィルタを用いてパラメータ及びその誤差共分散を検出しこれに基づいて撮像画像から道路白線を検出するための探索領域や、破線側の道路白線を再検出するための探索領域を設定するようにしているから、探索領域を的確に設定することができ、その分道路白線の検出精度を向上させることができる。
【0016】
また、請求項4に係る道路白線認識装置によれば、実線側の道路白線のみに基づいてパラメータを推定する際に、実線側の道路白線の検出信頼度が低いと評価された場合には、実線側の道路白線を構成する白線候補点のうちの誤差が最大のものを除去し、残りの白線候補点を用いて実線側パラメータを検出して信頼度の高い実線側パラメータを得るようにしたから、パラメータの推定精度をより向上させることができる。また、このとき、残りの白線候補点数がしきい値を下回るときにはこれらに基づくパラメータの推定を行わず予め設定した所定値をパラメータとして設定し直すようにしているから、信頼度の評価において白線候補点数が少ないことに起因して信頼性が高いと誤判定されることを回避することができる。
【0017】
また、請求項5及び6に係る道路白線認識装置によれば、撮像画像から検出した左右の道路白線のうち、検出信頼度が高いと判定された側の道路白線のみに基づいてパラメータを再度推定し、この再度推定した高信頼度側パラメータに基づき設定した探索領域において道路白線を再度検出し、先に検出信頼度が高いと判定された側の道路白線と再度検出した信頼度が低いと判定された側の道路白線とに基づいてパラメータを推定し直すようにしたから、信頼度の低い側の道路白線の信頼度をより向上させ、これに基づいてパラメータを推定することによって、その推定精度をより向上させることができる。
【0018】
特に、請求項6に係る道路白線認識装置によれば、拡張カルマンフィルタを用いてパラメータ及びその誤差共分散を検出しこれに基づいて撮像画像から道路白線を検出するための探索領域や、検出信頼度の低い側の道路白線を再検出するための探索領域を設定するようにしているから、探索領域を的確に設定することができ、その分道路白線の検出精度を向上させることができる。
【0019】
また、請求項7に係る道路白線認識装置によれば、推定したパラメータから想定される道路白線の推定位置と、白線検出手段或いは白線再検出手段で検出された道路白線との偏差に基づく指標に基づいて、前記道路白線の検出信頼度の評価を行うようにしたから、容易且つ的確に検出信頼度の評価を行うことができる。さらに、請求項8に係る道路白線認識装置によれば、道路白線を構成する白線候補点の検出数が、しきい値を下回るときには道路白線の検出信頼度が低いと評価するようにしているから、道路白線の信頼度の評価を的確に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は、第1の実施の形態の構成を示す図である。CCDカメラ等で構成されるカメラ1は、図2に示すように、車幅方向中央の、車室内のフロントウィンドウ上部に、レンズの光軸と車両中心線とのヨー角が零、ピッチ角がαとなるように取り付けられ、車両前部の道路を含む車両の周囲環境を撮像する。画像処理装置2は、カメラ1からの撮像情報に対し所定の処理を行う。メモリ3は、後述する道路白線検出処理プログラムや道路形状及び車両挙動を表す道路パラメータ等を記憶する。制御コントローラ4は、画像処理装置2で所定の処理を施した画像データをもとに白線検出を行い、白線検出の結果に基づいて道路パラメータを推定し、推定結果を前記メモリ3に記憶する。
【0021】
図3は、制御コントローラ4で実行される道路白線を検出するための道路白線検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、この道路白線検出処理は、予め設定した所定周期で実行される。
まず、ステップS1で、画像処理装置2から1フレームの画像データを読み込み、次いでステップS2に移行し、ステップS1で読み込んだ画像データに対し、例えば図4に示すように、複数のウィンドウWw(w=1〜wn (wn はウィンドウの数))を設定する。
【0022】
なお、各フレームでは、図4に示すように、例えばその左上を原点とし、画像右方をX軸の正方向、画像左方向をX軸の負方向とする。また、各ウィンドウのY方向、つまり画像上下方向のウィンドウ位置を予め設定しておき、例えば、各ウィンドウWwの上辺及び下辺のy座標をそれぞれ設定しておく。
前記ウィンドウWwは、図5に示すように、ウィンドウ中心座標WMw(XM、YM)を基準として設定する。なお、各ウィンドウWwの上辺及び下辺のY座標は前述のように予め設定されているので、ここではウィンドウWwの左右方向の幅を設定する。
【0023】
ここで、例えば本出願人が先に提案した特開平11−281352号公報に記載されているように、画像データから検出される道路白線であると予測される白線候補点(X,Y)では、道路モデルを、各種道路パラメータを用いて次式(1)で近似することができる。なお、この(1)式は、例えば、「自動車技術学会2000年秋季大会前刷集 拡張カルマンフィルタを用いた車線追従制御の検討」等に、(1)式と等価な式が記載されている。
【0024】
X=(-A+I*E0) ×(Y+f*D+D0)/(H+H0)−B*(H+H0)*f2 /(Y+f*D+D0)−C*f ……(1)
したがって、前記ウィンドウ中心座標WMw(XM、YM)が白線候補点であるならば、ウィンドウ中心座標WMw(XM、YM)についても同様に、前記(1)式が成り立つ。
【0025】
なお、式中の、{A,B,C,D,H}は、レーン形状を指定するパラメータであり、Aは自車両の車線に対する横変位、Bは道路曲率、Cは自車両の車線に対するヨー角、(D+D0)はカメラ1の光軸に対するピッチ角であり、D0は定常値である。また、(H+H0)はカメラ1の路面からの高さであって、H0は定常値である。また、E0は車線幅つまり、左白線及び右白線間の距離であり、ここでは定数とする。また、fはカメラ1のカメラ透視変換係数であり、さらに、Iは左白線であるときには“0”、右白線であるときには“1”に設定される。
【0026】
前記(1)式を用いて、ウィンドウWwのX方向の片幅xdwを算出する。この片幅xdwの算出は、例えば、特開平8−261756号公報に記載された方法を用いて行う。
まず、前記(1)式を道路パラメータ{A,B,C,D,H}の線形結合として近似する。前記道路モデル式(1)をX=f(A,B,C,D,H、Y)と表すものとすると、これは、次式(2)で近似することができる。
【0027】
X=df/dA*A +df/dB*B +df/dC*C +df/dD*D +df/dH*H ……(2)
なお、(3)式中のdf/dβ(β=A〜H)は、関数fを変数βで偏微分することを意味する。
続いて、前記(2)式を次式(3)に置き換える。
X=[df/dA df/dB df/dC df/dD df/dH] ×[A B C D H] T ……(3)
この(3)式を次式(4)のように定義すると、各ウィンドウWwにおける白線候補点は、次式(5)で表すことができる。
【0028】
なお、式中の添え字wは、各ウィンドウを識別するための符号であって、1からウィンドウの設定数までの値をとる。
X=CM×[A B C D H] T ……(4)
Xw=CMw×[A B C D H] T ……(5)
ここで、〔X1 X2 ……〕T をZとし、〔CM1;CM2;……〕をCMとし、道路パラメータ[A B C D H] T をSとすると前記(5)式は、次式(6)で表すことができる。なお、「;」は改行を表す。
【0029】
Z=CM*S ……(6)
前記道路パラメータSの共分散行列をM、Zの観測ノイズVをZ=CM*S+Vと定義し、その共分散RをE(V*VT )=Rとすると、ウィンドウWwの片側幅xdwは、次式(7)で表すことができる。
xdw={3*sqrt(CM*M*CMT +R}ww ……(7)
なお、sqrtは平方根を表し、{ }wwは、行列のww要素を表す。
【0030】
したがって、後述のステップS4での道路パラメータの推定処理時に算出される、前回処理実行時に算出した道路パラメータ推定値Sbar及び暫定の共分散行列Mとこれらに基づき前記(1)式から算出されるCMと、観測ノイズの共分散Rとに基づいて、前記(7)式にしたがって、片側幅xdwを算出する。また、道路パラメータ推定値Sbarと前記(1)式の道路モデルとに基づいて、ウィンドウ中心座標WMwのYM位置に対応するX座標位置を算出し、これをウィンドウ中心座標WMwのX座標XMとして設定する。そして、このウィンドウ中心座標WMw、すなわち、白線候補点を基準として、前記片側幅xdwを有するウィンドウWwを設定する。
【0031】
次いで、ステップS3に移行し、各ウィンドウWw毎に白線候補線を設定する。この白線候補線の設定は、例えば、まず、画像データに対し、sobleフィルタを適用し、輝度変化を利用して白線のエッジ検知を行う。例えば、隣り合う画素について、左側の画素の輝度が右側の画素の輝度よりも大きい場合に、フィルタの出力が正値となり、逆に右側の画素の輝度が左側の画素の輝度よりも大きい場合に、フィルタの出力が負値となるものとすると、左白線の場合のエッジ候補点の場合には、フィルタの出力は正値となり、右白線の場合のエッジ候補点の場合には、フィルタの出力が負値となる。
【0032】
そして、このようにして得た白線のエッジ候補点の集合から、白線候補線を得る。この処理は、例えば公知のハフ変換、最小自乗法等を適用することができる。例えばハフ変換直線近似を行う場合には、ウィンドウ内を通過する直線のうち、最も白線のエッジ候補点を多く貫いたものを、白線候補線として選択する。
そして、選択した白線候補線上の任意の点をこのウィンドウWwの白線候補点Lとして選択する。例えば、白線候補線とウィンドウの上辺との交点を白線候補点Lとし、この位置座標(Xwi,Ywi)を算出する。
【0033】
この処理を左右の各ウィンドウ毎に行い、各ウィンドウ毎に白線候補点L(Xwi,Ywi)を検出する。
そして、全てのウィンドウのうち、白線候補点Lを得られたウィンドウについて、その白線候補点Lの位置座標(Xwi,Ywi)を、ウィンドウの識別番号の順に、(Xj,Yj)として設定し、前記(6)式におけるZを得る。なお、j=0〜jN であって、jN は利用するデータの総数、つまり、ステップS2で設定した複数のウィンドウのうち、白線候補点Lを得られたウィンドウの数に相当する。
【0034】
次いで、ステップS4に移行し、道路パラメータの推定を行う。この道路パラメータの推定は、例えばカルマンフィルタを用いて行う。
まず、道路パラメータSの振る舞いを次式(8)に示すように予め設定する。ここでは、道路パラメータA,B,C,Dの振る舞いをランダムウォークモデルで記述し、Hの振る舞いを一次遅れモデルで記述した例を示す。また、連続系で表現する。
【0035】
【数1】
Figure 0003700625
【0036】
次いで、前記(8)式を離散化し、次式(9)を得る。
S(i+1)=Φ*S(i)+Γ*pnz ……(9)
なお、式(9)中のiはサンプリングタイムであり、また、pnzはプロセスノイズ、Φは離散系における推移行列、Γは既知の行列である。
ここで、前記プロセスノイズpnzの分散を、次式(10)と定義する。
【0037】
E(pnz*pnzT )=Q ……(10)
前記(8)式中のθ及び(10)式中のQは、車両の振る舞いから、公知の手順にしたがって近似される。なお、この近似の詳細は、「最適制御入門 加藤寛一郎著 東京大学出版会」に記載されている。
前記道路パラメータSは次式(11)〜(14)の離散系のカルマンフィルタを用いて推定する。
【0038】
P=(M-1+CMT *R-1*CM)-1 ……(11)
S=Sbar+K(Z−CM*Sbar) ……(12)
K=P*CMT *R-1
M=Φ*P*ΦT +Γ*Q*ΓT ……(13)
Sbar=Φ*S ……(14)
なお、(11)〜(14)式において、M及びSbarは、サンプリング時間推移させたことによる暫定のパラメータ共分散及びパラメータ推定値である。また、P及びSは、前記暫定のパラメータ共分散及びパラメータ推定値に観測の補正を加えた各サンプリングタイム最終のパラメータ共分散及びパラメータ推定値である。また、ウィンドウWwを設定する場合には、サンプリング時間推移後、観測以前の状態であるから、前記(7)式で示すように、パラメータ共分散はMを使用する。
【0039】
また、前記ウィンドウ中心座標WMw(XM、YM)もSbarを使用した方がその精度は向上する。そのため、前記(11)及び(12)式の演算を行った後、前記(13)及び(14)式の演算を行う。
このようにして道路パラメータを推定した後、ステップS5に移行し、前記複数の白線候補点Lに基づいて特定される検出白線が、実線であるか破線であるかの判断を行う。
【0040】
この判断は、左側及び右側の検出白線それぞれについて行い、片側の検出白線における白線候補点Lの個数が、実線判断のしきい値個数を超える状態が、所定時間継続したときに、実線と判断する。また、片側の検出白線における白線候補点の個数が破線判断のしきい値個数を下回る状態が、所定時間継続したときに、破線と判断する。なお、前記実線判断のしきい値個数及び破線判断のしきい値個数、また、前記所定時間は、予め実験等によって、実線又は破線とみなすことの可能な値に設定される。
【0041】
次いで、ステップS6に移行し、ステップS5の実線破線判断処理の結果に基づき、左右の検出白線のうち、一方が実線であり且つ他方が破線であるかどうかを判定し、一方が実線、他方が破線であると判定される場合にはステップS7に移行し、一方が実線であり且つ他方が破線ではないと判断されるとき、つまり、両方とも実線又は両方とも破線であると判定されるときにはそのまま処理を終了する。
【0042】
前記ステップS7では、破線であると判断された検出白線の信頼度評価を行う。まず、指標INDEXを次式(15)にしたがって算出する。
なお、式中のXhuは、白線候補点のX座標の推定値であって、ステップS4で算出した道路パラメータSと、ウィンドウ中心座標WMwのY座標YMと、前記(1)式とから算出した、ウィンドウ中心座標WMwのX座標XMである。また、Xmuは、白線候補点のX座標の検出値であって、ステップS3の処理において算出される、白線候補点LのX座標である。なお、u=1〜uN であって、uN は、ステップS3の処理で検出される破線側の白線候補点Lの検出個数である。
【0043】
INDEX
={(Xh1−Xm1)2 +……+(XhuN −XmuN 2 }/uN ……(15)
前記(15)式に示すように、INDEXは、白線候補点のX座標の推定値と検出値との二乗誤差を表している。本来、画素の分解能に起因する誤差しか発生しないはずであるため、この二乗誤差が大きいほど、信頼度が低いことを意味する。したがって、INDEXがしきい値を超えたときに、信頼度が低いと判断する。
【0044】
また、前記白線候補点Lの検出個数uN の数が低下すると、たとえ、検出した白線候補点Lが誤認識であっても、INDEXは低下する可能性がある。また、白線候補点Lの検出点数が多いほど、それを満たす条件が厳しくなり、誤認識箇所の推定値と検出値との偏差が増大する。しかしながら、逆に見ると、白線候補点Lの検出点数が少ないほど、それがいえなくなることを意味する。したがって、前記INDEXがしきい値を超えたときに信頼度が低いと判断すると共に、片側の白線候補点Lの検出点数uN が所定値を下回った場合にも、信頼度が低いと判断する。
【0045】
続いて、ステップS8に移行し、ステップS7の処理で、破線の信頼度が低いと判断されたかどうかを判定し、信頼度が低いと判断されたときにはステップS9に移行し、信頼度が低いと判断されないときにはそのまま処理を終了する。
前記ステップS9では、道路パラメータSを前回の処理結果に戻し、実線側の検出白線のみに基づいて、再度道路パラメータSを推定する。なお、実線側の検出白線のみを用いて道路パラメータを推定する際のカルマンフィルタの構造は、前記(11)及び(12)式において、CM行列が異なること以外は同じである。
【0046】
つまり、前記(5)式から、次式(16)を得ることができる。
xjk=CMk*[A B C D H] T k=1〜k0 ……(16)
なお、式(16)中の、xjは実線側の検出白線における白線候補点LのX座標、k0は実線側の検出白線の、道路白線検出数である。
前記(16)式は次式(17)と表すことができる。
【0047】
Z=CM*S
Z=[xj1,xj2,xj3, ……,xjk0] T
CM=[CMj1,CMj2,CMj3,……,CMjk0] ……(17)
したがって、この(17)式と前記(11)〜(14)式とに基づいて上記ステップS4での処理と同様にして道路パラメータSを推定する。
【0048】
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
カメラ1で撮像された画像情報は、画像処理装置2に入力され、ここで所定の処理が行われ、1フレーム毎の画像データとして、制御コントローラ4に出力される。
制御コントローラ4では、所定周期で画像データを読み込み(ステップS1)、画像データに対し、図4に示すようにウィンドウを設定する(ステップS2)。このとき、各ウィンドウWwを設定する際に、前回処理実行時に推定した道路パラメータSbar及び共分散行列Mとに基づいてウィンドウWwの片幅xdwが算出され、これと、前回処理実行時に推定した道路パラメータSに基づき推定した、ウィンドウの中心座標WM(XM,YM)とに基づいて、各ウィンドウWwが設定される。
【0049】
そして、各ウィンドウWw毎に、白線候補線が設定されてこれに基づき白線候補点Lが検出され(ステップS3)、さらに、ステップS4で道路パラメータSが推定される(ステップS4)。
そして、ステップS3で検出された各ウィンドウWw毎の白線候補点Lに基づいて、左右の検出白線それぞれについて、実線であるか、破線であるかの推定が行われる。例えば、ステップS3で検出された白線候補点Lの検出個数が、実線判断のしきい値の個数を超えており、この状態が所定時間継続したとき、実線であると判断される。逆に、白線候補点Lの検出個数が、破線判断のしきい値を下回っており、この状態が所定時間継続したとき、破線であると判断される。なお、何れの条件を満足しない場合には、実線及び破線の何れでもないと判定される。
【0050】
そして、例えば、左右の検出白線が両方とも実線であると判定される場合には、実線の場合、白線の誤検出はほとんど生じないから、推定された道路パラメータSの信頼度は高いものとしてそのまま処理を終了する。
また、例えば、左右の白線のうち、一方が破線、他方が実線であると判定された場合には、ステップS7に移行し、破線側の検出白線の信頼度評価が行われる。つまり、ステップS4で算出した道路パラメータSと、ウィンドウ中心座標WMwのY座標YMと、前記(1)式とから算出される、ウィンドウ中心座標WMwのX座標XMである、白線候補点のX座標の推定値Xhuと、ステップS3の処理で検出される白線候補点LのX座標である白線候補点のX座標の検出値Xmuとに基づき前記(15)式に基づいて指標INDEXを算出する。
【0051】
この指標INDEXが、しきい値を超えたときには、白線候補点の推定値Xhuと検出値Xmuとの偏差が大きく信頼度が低いと予測され、また、白線候補点Lの検出点数がしきい値を下回る場合には、検出点数が少ないほど偏差が小さくなるため、信頼度が低いと予測されるため、ステップS8からステップS9に移行し、信頼度の低い破線側の検出白線は用いず、実線側の検出白線のみを用いて道路パラメータSの推定が行われる。
【0052】
ここで、図6に示すように、道路白線の近傍に疑似白線があった場合、ハフ変換を用いて白線候補線を選択する場合には、エッジ候補点数の多い方を白線として選択するため、道路白線が実線である場合には、ほぼ誤認識することなく、真の白線が選択される。しかしながら、道路白線が破線であったときには、場合によっては、疑似白線を道路白線として選択してしまう場合がある。
【0053】
このとき、上述のように、検出白線が破線であると判定される場合には、ステップS5からステップS6を経てステップS7に移行し、ここで、破線の信頼度評価が行われる。そして、疑似白線が検出白線として検出されている場合には、白線候補点のX座標の推定値Xhuと検出値Xmuとの偏差が大きくなり、指標INDEXがしきい値を超えると信頼度が低いと判断され、実線側のみ、つまり、誤検出された疑似白線は用いずに道路パラメータSの推定が行われる。
【0054】
この道路パラメータSの推定は、片側のみによる推定であるため、カメラ高さ相当値の近似等を行っている点からも、その精度は低下するが、疑似白線を用いた誤推定による道路パラメータよりも精度は高い。
したがって、道路白線を的確に検出することができない場合であってもその精度の低下を抑制することができ、このようにして片側の検出白線のみに基づいて推定した道路パラメータを用いることによって、この推定された道路パラメータSに基づいて上位プログラム等において処理を行っているような場合に道路白線を的確に検出することができなかったとしても、上位プログラムでは、上述のようにして推定した道路パラメータSを用いることによって、道路パラメータSを利用した処理を継続して行うことができる。
【0055】
また、このとき、白線候補点のX座標の推定値Xhuと検出値Xmuとの偏差に基づいて指標INDEXを算出し、本来、検出白線が誤認識されていない状態では、画素の分解能に起因するノイズしか存在しないという点を判断基準とし、指標INDEXに基づいて誤認識判断を行うようにしているから、検出白線の誤認識を合理的に且つ容易に検出することができる。
【0056】
また、前記指標INDEXに基づいて誤認識判断を行う場合、白線候補点Lの検出点数が少ない場合には、例えば図7に示すように、一点の誤差の、道路パラメータの推定精度に与える影響は大きくなり、場合によっては、白線候補点Lが誤認識データであっても、検出点数が少ないために、白線候補点のX座標の推定値Xhuと検出値Xmuとの偏差が小さくなり、誤認識を検出することができない場合がある。しかしながら、上記第1の実施の形態においては、白線候補点Lの検出点数がしきい値以下の場合には、信頼度が低いと判断するようにしているから、信頼度の評価において、誤った判断を行うことを回避することができる。
【0057】
ここで、カメラ1が撮像手段に対応し、図3のステップS2及びS3の処理が白線検出手段に対応し、ステップS4の処理がパラメータ推定手段に対応し、ステップS5の処理が破線検出手段に対応し、ステップS6及びS7の処理が評価手段に対応し、ステップS8及びS9の処理がパラメータ再推定手段に対応している。
【0058】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、図3の道路白線検出処理の処理手順が異なること以外は同様であるので、同一部には、同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
第2の実施の形態においては、図8に示すフローチャートに基づいて道路白線検出処理を行う。
【0059】
上記第1の実施の形態と同様に、処理を実行し、画像データに対して、ウィンドウWwを設定し(ステップS1、S2)、白線候補点Lを検出した後(ステップS3)、道路パラメータの推定を行い(ステップS4)、左右の検出白線が実線であるか破線であるかの判断を行う(ステップS5)。そして、一方のみが破線である場合には、ステップS6からステップS7に移行し、破線の信頼度評価を行う。
【0060】
そして、この第2の実施の形態では、ステップS7の破線信頼度評価において、破線の信頼度が低くはないと判断された場合には、上記第1の実施の形態と同様にそのまま処理を終了するが、破線の信頼度が低いと判断された場合には、ステップS8からステップS21に移行し、実線側の検出白線の白線候補点Lの検出点数が、予め設定したしきい値以上であるかどうかを判定する。このしきい値は、実線側の白線候補点Lに基づいて道路パラメータSの推定を行った場合に、その信頼度を確保することの可能な検出点数に応じて設定される。
【0061】
そして、白線候補点Lの検出個数が前記しきい値以上である場合には、ステップS22に移行し、上記第1の実施の形態の図3におけるステップS9の処理と同様に、実線側の白線のみに基づいて道路パラメータSの推定を行うが、このステップS22の処理では、道路パラメータSの推定を行う前に、道路パラメータSを初期値に戻しておく。
【0062】
そしてステップS23に移行し、実線側の検出白線に対し、前記図3のステップS7の処理と同様にして信頼度評価を行う。
次いで、ステップS24に移行し、実線側の検出白線の信頼度が高いか否かを判定し、実線側の検出白線の信頼度が高い場合にはステップS25に移行し、破線側の白線を再度検出するためのウィンドウを設定する。
【0063】
この破線側の白線に対するウィンドウの設定は、前記図3のステップS4における(11)式及び(12)式に基づいて行う。前記(13)式及び(14)式の演算は行わない。
つまり、第1の実施の形態においては、暫定のパラメータ共分散M及びパラメータ推定値Sbarを用いて、ウィンドウの中心座標WM(XM,YM)及び片幅xdwを算出したが、この第2の実施の形態においては、サンプリングタイム最終のパラメータ共分散P及びパラメータ推定値Sを用いてウィンドウの中心座標WM(XM,YM)及び片幅xdwを算出しこれに基づいてウィンドウを設定する。この処理を、破線側の白線について行う。その手順は、前記ステップS4と同様である。
【0064】
ここで、前記(13)及び(14)式の演算を行わないのは、実線側の検出白線に対する処理から破線側の検出白線に対する処理に移行する時点で、画像フレーム上において時間の更新が行われないためである。
また、一般に、前記(13)式によって、道路パラメータの共分散Mは増加し、前記(11)式によって、道路パラメータの共分散Pは減少し、これらを繰り返すことによって、共分散は増減を繰り返す。このステップS25の処理においては、(11)式によって算出した道路パラメータの共分散Pを用いて、ウィンドウWwの片幅xdwを算出するようにしているから、ウィンドウの幅が減少し、その分、誤認識を回避することができる。
【0065】
上述のようにしてステップS25の処理で破線側の白線検出のためのウィンドウを設定すると、次に、ステップS26に移行し、設定された各ウィンドウに対し、白線候補点Lの算出を行う。ここでは、前記ステップS3で得られた白線候補点Lが、新たに設定したウィンドウに含まれているか否かを判断し、含まれている場合には、このデータを白線候補点Lとし、含まれていない場合には、白線候補点Lは存在しないと判断する。
【0066】
次いで、ステップS27に移行し、道路パラメータSを初期値にリセットし、再度両側の検出白線による道路パラメータSの推定を行う。つまり、破線側はステップS26の処理で検出した検出白線、実線側はステップS2の処理で検出した検出白線を用い、これら両側の検出白線を用いて道路パラメータSを推定する。そして処理を終了する。
【0067】
一方、前記ステップS24で、実線側の検出白線の信頼度が高くないと判定された場合にはステップS28に移行し、実線側の検出白線の白線候補点Lの検出点数を削減する。
つまり、誤認識された白線候補点Lを含んで道路パラメータを推定した場合、これに基づき推定される白線のラインに対し、誤認識された白線候補点Lは、図9に示すように、その偏差が最も大きくなる。
【0068】
したがって、実線側の検出白線について、ステップS23で推定した道路パラメータSと、ウィンドウ中心座標WMwのY座標YMと、前記(1)式とから算出した、ウィンドウ中心座標WMwのX座標XMと白線候補点LのX座標との偏差が最も大きい白線候補点Lを選択し、このデータを削除する。そして、ステップS21に戻る。
【0069】
そして、ステップS21の処理で実線側の白線候補点Lの検出数がしきい値を下回るときには、ステップS29に移行し、例外処理を行う。具体的には、道路パラメータSを初期値に戻し、処理を終了する。つまり、画像情報に基づき推定した道路パラメータの信頼度が低いため、有効な道路パラメータを得ることはできないものとして、道路パラメータを初期値に戻し処理を終了する。
【0070】
したがって、この第2の実施の形態においては、破線側の検出白線の信頼度が低い場合には、ステップS8からステップS21に移行し、このとき、実線側の検出白線の白線候補点Lの検出点数がしきい値以上であり、白線候補点Lの検出点数の点については信頼度を確保することができると予測されるときにはステップS22に移行して、実線側の検出白線のみに基づいて道路パラメータSの推定が行われる。そして、再度その信頼度の評価が行われ、白線候補点の推定値Xhuと検出値Xmuとのノルムに基づく信頼度が高いと予測されるときには、この信頼度の高い道路パラメータSに基づいて、破線側の白線を検出するためのウィンドウの片幅xdwが算出され、このウィンドウに基づいて、新たに白線候補点Lが算出される。
【0071】
そして、この新たに検出した破線側の道路白線の白線候補点Lと、ステップS3で検出した実線側の道路白線の白線候補点Lとに基づいて、再度道路パラメータSの推定が行われる。
したがって、破線側の検出白線の信頼度が低いと予測されるときには、これを用いずに、信頼度の高い実線側の検出白線に基づく道路パラメータSに基づいて再度ウィンドウを設定しこれに基づいて新たに破線側の道路白線の検出を行うようにし、信頼度の向上を図った破線側の検出白線と信頼度の高い実線側の検出白線とに基づいて、道路パラメータSを推定するから、誤推定の可能性のある破線側の検出白線の信頼度を向上させた状態で、左右の検出白線に基づいて道路パラメータを推定することができ、破線側の検出白線の信頼度が低い場合であっても、道路パラメータの推定精度を向上させることができる。
【0072】
また、破線側の道路白線を検出するためのウィンドウを再設定する際には、信頼度の高い実線側の検出白線のみに基づく道路パラメータに基づいてウィンドウ幅を設定するようにしているから、ウィンドウ幅を的確に設定することができ、そのウィンドウ幅を合理的に狭めることができる。よって、的確に白線検出を行うことができる。
【0073】
また、このとき、実線側の検出白線のみによる道路パラメータの推定結果に基づく信頼度評価において、信頼度が低いと判定されるときには、信頼度を低くしている要因と考えられる実線側の検出白線の白線候補点Lを削除し、これを除いた白線候補点Lに基づいて道路パラメータを再度推定するようにしているから、合理的に不要な白線候補点Lを除去することができ、また、推定精度を合理的に向上させることができる。
【0074】
また、実線側の検出白線の白線候補点Lの検出点数がしきい値を下回ったときには、道路パラメータの推定を中止するようにし、白線候補点数が少なく、信頼度の高い白線を検出することのできないと予測される場合には、処理を行わないから、信頼度の低い道路パラメータの推定を行うような不要な処理を行うことを回避することができる。
【0075】
ここで、ステップS22の処理が実線側パラメータ推定手段に対応し、ステップS21、ステップS23〜ステップS26及びステップS28の処理が白線再検出手段に対応し、ステップS27の処理がパラメータ再推定手段に対応している。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0076】
この第3の実施の形態は、上記第2の実施の形態において、道路白線検出処理の処理手順が異なること以外は同様である。同一部には、同一符号を付与しその詳細な説明は省略する。
この第3の実施の形態においては、図10に示すフローチャートに基づいて道路白線検出処理を行う。
【0077】
上記第1の実施の形態と同様に処理を実行し、画像データに対して、ウィンドウWwを設定し(ステップS1、S2)、白線候補点Lを検出した後(ステップS3)、道路パラメータの推定を行う(ステップS4)。そして、ステップS31に移行し、上記第1の実施の形態における図3のステップS7の処理と同様の手順で、左右の検出白線それぞれについて、信頼度評価を行う。
【0078】
次いで、ステップS32に移行し、ステップS31での信頼度評価の結果、信頼度がより高いと判定された検出白線の白線候補点Lに基づいて、道路パラメータSを推定する。この推定は、処理を行う前に、道路パラメータSを初期値に戻した後、上記第1の実施の形態のステップS9の処理と同様に行う。
次いで、ステップS33に移行し、ステップS31での信頼度評価の結果、信頼度がより低いと判定された検出白線について、ウィンドウを再設定する。このウィンドウの設定は、上記第2の実施の形態におけるステップS25の処理と同様に行う。
【0079】
次いでステップS34に移行し、上記第2の実施の形態におけるステップS26の処理と同様にして白線候補点Lを検出する。そして、ステップS35に移行し、上記第2の実施の形態におけるステップS27の処理と同様にして、新たに設定したウィンドウに基づき検出した検出白線と、ステップS31で信頼度がより高いと判定された方の検出白線とに基づき再度道路パラメータSの推定を行う。そして、処理を終了する。
【0080】
このように、この第3の実施の形態においては、左右の検出白線の何れか信頼度の高い方を用いて、他方の側のウィンドウを再設定するようにしているから、左右の検出白線のうち何れか一方が破線である場合には、一般に実線側の方が信頼度が高いため、実線側の検出白線に基づいて破線側の道路白線を再度検出するためのウィンドウが再度設定されて白線検出が行われ、これらに基づいて道路パラメータの推定が行われることになる。逆に、破線側の検出白線の方が信頼度が高いと判定される場合には、破線側の検出白線に基づいて実線側の道路白線を再度検出するためのウィンドウが設定されて再度白線検出が行われ、道路パラメータの推定が行われることになる。
【0081】
また、左右の検出白線が共に実線或いは破線の場合には、何れか信頼度の高い方に基づいて、他方の道路白線を再度検出するためのウィンドウが設定されて再度白線検出が行われ、道路パラメータの推定が行われることになる。
したがって、信頼度の低い側の検出白線については、この信頼度の低い側の道路白線を再度検出するためのウィンドウを、信頼度の高い側の検出白線をもとに再設定してその誤検出の可能性を低減し、このように誤検出の可能性を低減した状態で検出した検出白線に基づいて道路パラメータを推定するようにしたから、左右の検出白線が実線或いは破線であるに関わらず、道路パラメータの推定精度を向上させることができる。
【0082】
ここで、図10のステップS4の処理が評価手段に対応し、ステップS32の処理が高信頼度側パラメータ推定手段に対応し、ステップS33及びS34の処理が白線再検出手段に対応し、ステップS35の処理がパラメータ再推定手段に対応している。
なお、上記各実施の形態においては、道路幅E0を固定値として定式化した場合について説明したが、カメラ高さHを固定値とし、道路幅E0を変数とした場合でも適用することができ、この場合も上記各実施の形態と同等の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】カメラの取付位置を示す説明図である。
【図3】第1の実施の形態における道路白線検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】ウィンドウの設定位置を示す説明図である。
【図5】ウィンドウWwの設定方法を説明するための説明図である。
【図6】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図7】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における道路白線検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における道路白線検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】従来の動作説明に供する説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ
2 画像処理装置
3 メモリ
4 制御コントローラ

Claims (8)

  1. 車両周囲の画像を撮像する撮像手段と、
    当該撮像手段の撮像画像を処理して道路上の左右の道路白線を検出する白線検出手段と、
    当該白線検出手段の検出結果に基づいて道路形状を表すパラメータを推定するパラメータ推定手段と、
    前記白線検出手段で検出した道路白線が破線であるか実線であるかを検出する破線検出手段と、
    当該破線検出手段での検出結果に基づき、前記左右の道路白線として検出された道路白線のうち一方のみが破線であると判定されるときに、当該破線側の道路白線の検出信頼度を評価する評価手段と、
    当該評価手段で、前記破線側の道路白線の検出信頼度が低いと判定されるとき、実線側の道路白線のみに基づいて前記パラメータを推定し直すパラメータ再推定手段と、を備えることを特徴とする道路白線認識装置。
  2. 車両周囲の画像を撮像する撮像手段と、
    当該撮像手段の撮像画像を処理して道路上の左右の道路白線を検出する白線検出手段と、
    当該白線検出手段の検出結果に基づいて道路形状を表すパラメータを推定するパラメータ推定手段と、
    前記白線検出手段で検出した道路白線が破線であるか実線であるかを検出する破線検出手段と、
    当該破線検出手段での検出結果に基づき、前記左右の道路白線として検出された道路白線のうち一方のみが破線であると判定されるときに、当該破線側の道路白線の検出信頼度を評価する評価手段と、
    当該評価手段で、前記破線側の道路白線の検出信頼度が低いと判定されるとき、実線側の道路白線のみに基づいて前記パラメータを再度推定する実線側パラメータ推定手段と、
    当該実線側パラメータ推定手段で推定した実線側パラメータに基づき、破線側の道路白線を再検出するための探索領域を前記撮像画像に対して設定し、この探索領域について破線側の道路白線を再度検出する白線再検出手段と、
    前記白線検出手段で検出された実線側の道路白線と前記白線再検出手段で検出された破線側の道路白線とに基づいて前記パラメータを推定し直すパラメータ再推定手段と、を備えることを特徴とする道路白線認識装置。
  3. 車両周囲の画像を撮像する撮像手段と、
    当該撮像手段の撮像画像に対して道路形状を表すパラメータ及びその誤差共分散に基づいて探索領域を設定し、当該探索領域毎に白線候補点を検出して左右の道路白線を検出する白線検出手段と、
    当該白線検出手段で検出した白線候補点に基づいて、拡張カルマンフィルタを用いて前記パラメータ及びその誤差共分散を推定するパラメータ推定手段と、
    前記白線検出手段で検出した道路白線が破線であるか実線であるかを検出する破線検出手段と、
    当該破線検出手段での検出結果に基づき、前記左右の道路白線として検出された道路白線のうち一方のみが破線であると判定されるときに、当該破線側の道路白線の検出信頼度を評価する評価手段と、
    当該評価手段で、前記破線側の道路白線の検出信頼度が低いと判定されるとき、実線側の道路白線を構成する前記白線候補点のみに基づいて前記パラメータ及びその誤差共分散を再度推定する実線側パラメータ推定手段と、
    当該実線側パラメータ推定手段で推定した実線側パラメータに基づき、破線側の道路白線を再検出するための探索領域を前記撮像画像に対して設定し、この探索領域について破線側の道路白線を再度検出する白線再検出手段と、
    前記白線検出手段で検出された実線側の道路白線を構成する白線候補点及び前記白線再検出手段で検出された破線側の道路白線を構成する白線候補点に基づいて前記パラメータ及びその誤差共分散を推定し直すパラメータ再推定手段と、を備えることを特徴とする道路白線認識装置。
  4. 前記実線側パラメータ推定手段は、前記白線候補点に基づいて前記実線側の道路白線の検出信頼度を評価し、この検出信頼度が低いと判定されるときには前記白線候補点のうち誤差が最大のものを検出して当該白線候補点を除く白線候補点を用いて前記実線側パラメータを再度推定し、前記実線側の道路白線の検出信頼度が高いと判定されるまで前記白線候補点を順次除去して前記実線側パラメータを推定し、
    前記パラメータ再推定手段は、前記実線側パラメータ推定手段での前記実線側パラメータの推定の際に、前記白線候補点の個数がしきい値を下回るときには、予め設定した所定値を前記パラメータ及びパラメータ共分散の推定値として設定し直すようになっていることを特徴とする請求項3記載の道路白線認識装置。
  5. 車両周囲の画像を撮像する撮像手段と、
    当該撮像手段の撮像画像を処理して道路上の左右の道路白線を検出する白線検出手段と、
    当該白線検出手段の検出結果に基づいて道路形状を表すパラメータを推定するパラメータ推定手段と、
    前記白線検出手段で検出された左右の道路白線に対し、その検出信頼度を評価する評価手段と、
    当該評価手段で、検出信頼度が高いと判定された側の道路白線のみに基づいて前記パラメータを再度推定する高信頼度側パラメータ推定手段と、
    当該高信頼度側パラメータ推定手段で推定した高信頼度側パラメータに基づき、検出信頼度が低いと判定された側の道路白線を再検出するための探索領域を前記撮像画像に対して設定し、この探索領域について道路白線を再度検出する白線再検出手段と、
    前記白線検出手段で検出され且つ前記検出信頼度が高いと判定された側の道路白線と前記白線再検出手段で検出された道路白線とに基づいて前記パラメータを推定し直すパラメータ再推定手段と、を備えることを特徴とする道路白線認識装置。
  6. 車両周囲の画像を撮像する撮像手段と、
    当該撮像手段の撮像画像に対して道路形状を表すパラメータ及びその誤差共分散に基づいて探索領域を設定し、当該探索領域毎に白線候補点を検出して左右の道路白線を検出する白線検出手段と、
    当該白線検出手段で検出した白線候補点に基づいて、拡張カルマンフィルタを用いて前記パラメータ及びその誤差共分散を推定するパラメータ推定手段と、
    前記白線検出手段で検出された左右の道路白線に対し、その検出信頼度を評価する評価手段と、
    当該評価手段で、検出信頼度が高いと判定された側の道路白線のみに基づいて前記パラメータ及びその誤差共分散を再度推定する高信頼度側パラメータ推定手段と、
    当該高信頼度側パラメータ推定手段で推定した高信頼度側パラメータに基づき、検出信頼度が低いと判定された側の道路白線を再検出するための探索領域を前記撮像画像に対して設定し、この探索領域について道路白線を再度検出する白線再検出手段と、
    前記白線検出手段で検出され且つ前記検出信頼度が高いと判定された側の道路白線を構成する白線候補点と前記白線再検出手段で検出された道路白線を構成する白線候補点とに基づいて前記パラメータ及びその誤差共分散を推定し直すパラメータ再推定手段と、を備えることを特徴とする道路白線認識装置。
  7. 前記評価手段は、前記パラメータから想定される道路白線の推定位置と、前記白線検出手段及び/又は前記白線再検出手段で検出された道路白線との偏差に基づく指標がしきい値を超えるとき、信頼度が低いと評価するようになっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の道路白線認識装置。
  8. 前記白線検出手段及び/又は前記白線再検出手段は、前記撮像画像に対して複数の探索領域を設定し、当該探索領域毎に白線候補点を検出してこれに基づき道路白線を検出する手段であって、
    前記評価手段は、前記白線検出手段で検出された白線候補点の数がしきい値を下回るとき、信頼度が低いと評価するようになっていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の道路白線認識装置。
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