JP3692496B2 - キースイッチ構造 - Google Patents

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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置の入力装置に用いるキースイッチ構造に係り、特に、持ち運びが容易で、かつ薄型の要求の強い可搬型のパーソナルコンピュータやワードプロセッサ等に用いられる薄型のキースイッチ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13は従来のキースイッチ構造を示す説明図である。このキースイッチ構造は、キートップ1、ハウジング2、カップゴム3、メンブレン接点シート4および補強板5から構成されている。
キートップ1には、その裏面にステム1aとクランプ爪1bが設けられている。ハウジング2には摺動孔2aを設けてあり、該摺動孔2aにキートップ1のステム1aを摺動可能に挿入する。また、このハウジング2は抜け止め用の段差2bを具備しており、キートップ1が上方へ移動した場合にクランプ爪1bがこの段差2bにかかって抜けないようになっている。
【0003】
カップゴム3は弾性材料製で、その上部がキートップ1の裏面に接するように、かつ、その下部がメンブレン接点シート4の上部側となるように配置されている。メンブレン接点シート4は、2枚の可撓性部材6,7と、これらに挟まれたスペーサシート8からなり、該スペーサシート8にはキーに対応させて複数の貫通孔8aを設けてある。該貫通孔8aは、2枚の可撓性部材6,7間に空間を形成し、この空間内に、補強板5側の可撓性部材7には固定接点7aが、また、カップゴム3側の可撓性部材6には可動接点6aが、互いに対向するように配設されている。
【0004】
補強板5は以上の部品の下部に配設され、ハウジング2とねじ等により固定されている。
このように構成された従来のキースイッチの動作について説明する。
キートップ1が押下されると、キートップ1のステム1aがハウジング2の摺動孔2aに対して摺動運動しつつ、キートップ1の裏面がカップゴム3の上部を押圧することにより、カップゴム3が圧縮変形されるとともに該カップゴム3内部に下方に突出するように設けられた接点押下部3aが接点シート4の可撓性部材6に当接し、これを押圧する。
【0005】
その結果、可撓性部材6が撓んで、その下部に配設された可動接点6aが、対向する固定接点7aに接触し、これにより電気的接続がなされてスイッチは閉成状態となる。
この後、キートップ1の押下を解除すると、各構成部品は、カップゴム3の復元力により元の状態に戻り、撓んでいた可撓性部材6も復旧するため、可動接点6aと固定接点7aの接触が絶たれ、スイッチは開放状態となる。
【0006】
この一連の動作のうち、キートップ1のステム1aとハウジング2の摺動孔2aにおける摺動運動が良好であることが、キースイッチには不可欠であり、良好な摺動運動を得るためには、ステム1aが摺動孔2aに入り込んでいる長さ、すなわち図にAとして示す初期の摺動長が重要な要素である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のキースイッチ構造では、キースイッチの全高を低くし、かつ良好な操作性を得るために充分なストローク量を確保しようとした場合、キースイッチにとって重要な初期の摺動長Aを得ることができず、キートップの端の部分を押下するとキートップの下方への動きが渋くスムーズでないという問題が生じた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対の脚部の一端を第1連結棒で連結すると共に、他端を第2連結棒で連結して枠状とし、各脚部には前記第1連結棒と第2連結棒をつなぐ線上であってそれぞれに対して等距離となる位置に回転軸を設けてなる第1リンク部材と、一対の脚部を有し、各脚部の一端に第1支持突起を設け、他端には第2支持突起を設け、その第1支持突起と第2支持突起の距離を前記第1リンク部材の連絡棒間の距離と等しくすることとし、前記第1支持突起と第2支持突起をつなぐ線上であってそれぞれに対して等距離となる位置に回転孔を設け、該回転孔に前記第1リンク部材の回転軸を回転自在に嵌合することとし、前記一対の脚部の一端を前記第1支持突起よりさらに先端側で第1連結部により連結すると共に、他端を前記第2支持突起よりさらに先端側で第2連結部により連結して枠状とした第2リンク部材と、前記第1リンク部材の第1連結棒を回転自在に支持する回転支持部および前記第2リンク部材の第1支持突起をスライド動作可能に支持するスライド支持部を裏面に備えたキートップと、該キートップ裏面に接し、接点押下部を備え、そのキートップが押圧された場合に変形して前記接点押下部が押圧方向へ変位するとともにキートップに対しては押圧方向と反対方向への応力を発生させる弾性部材と、第1リンク部材の第2連結棒をスライド動作可能に支持するスライドガイド、第2リンク部材の第2支持突起を回転自在に支持する回転ガイドおよび前記弾性部材に当接するガイド壁を有するハウジングと、該ハウジングに固定されるベースプレートと、該ベースプレート上に配設され、前記接点押下部に押圧されることにより閉成状態となる接点シートとから構成され、前記キートップが押圧された場合、第1リンク部材の第2連結棒が第2リンク部材の第1支持突起と同一線上に並んで、前記第1リンク部材が第2リンク部材の内側に、相互に干渉することなく納まることを特徴とする。
【0009】
た、第1リンク部材の形状を、回転軸を中心とした点対称とし、第1連結棒と第2連結棒を区別することなく組立可能としたことを特徴とする。
【0010】
そして、キートップのスライド支持部は一対設けるものとして、第2リンク部材の第1支持突起を外側から抱えるように納めるスライド溝を対向するように形成しスライド溝のハウジング側形成されるそれぞれのスライド支持部の壁部、キートップの外周側の部分を切欠いて、両切欠き部がキートップの外周側で広がるハの字形を成すように形成すると共に、その切欠き部のハウジング側の部分を面取りして斜面を形成したことを特徴とする。
【0011】
また、キートップ裏面に、第2リンク部材の第2連結部の内面側上端部が当接するように任意の高さストッパを設け、第2リンク部材の第1支持突起が、キートップのスライド支持部から外れるために要する力を所望の強度に設定したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は第1の実施の形態を示す断面図であり、図2は第1の実施の形態を示す部品分解図である。
【0013】
本実施の形態のキースイッチ構造の基本的構成は、キートップ11、第1リンク部材12、第2リンク部材13、弾性部材14、ハウジング15、接点シート16およびベースプレート17によりなっている。
キートップ11には、第1リンク部材12の一端を回転可能に支持する回転支持部11a,11bと、第2リンク部材13の一端を図1における水平方向にスライド動作可能に支持するスライド支持部11c,11dを設けてある。
【0014】
第1リンク部材12は、一対の脚部12a,12bを有し、該脚部12a,12bの一端には、キートップ11の回転支持部11a,11bに挿入される第1連結棒12cが、2つの脚部12a,12bを連結するように配設され、同様に脚部12a,12bの他端には、第2連結棒12dが2つの脚部12a,12bを連結するように配設されている。
【0015】
さらに、2つの脚部12a,12bの各々には、第1連結棒12cと第2連結棒12dとをつなぐ線上であって、かつ、それぞれの連結棒12c,12dに対して等距離となる位置に、回転軸12e,12fが設けられている。
第2リンク部材13は、一対の脚部13a,13bを有し、該脚部13a,13bの一端には、キートップ11のスライド支持部11c,11dにスライド動作可能に支持される第1支持突起13c,13dが、他端には第1リンク部材12の両連結棒12c,12d間と等しい距離に第2支持突起13e,13fが配設されている。
【0016】
また、第1支持突起13c,13dと第2支持突起13e,13fをつなぐ線上であって、かつ各々の支持突起13c,13d;13e,13fに対して等距離となる位置に、回転孔13g,13hが設けられている。さらに、2つの脚部13a,13bは、各々の第1支持突起13c,13dよりさらに先端側において、連結部13iにより連結されている。
【0017】
第1リンク部材12と第2リンク部材13は、第1リンク部材12の回転軸12e,12fを、第2リンク部材13の回転孔13g,13hに嵌合することにより、回転自在に係合されている。
ハウジング15には、第1リンク部材12の第2連結棒12dを図1における水平方向にスライド動作可能に支持するためのスライドガイド15a,15bが配設され、第2リンク部材13の第2支持突起13e,13fを回転自在に支持するための回転ガイド15c,15dが配設されている。さらに、ハウジング15には、弾性部材14を固定するガイド壁15eが、弾性部材14の外周部を囲む形に配設されている。
【0018】
弾性部材14は、その上部がキートップ11の裏面に接するように、メンブレン接点シート16上に配置されている。
メンブレン接点シート16は従来例で述べた構造であり、可動接点16aと固定接点16bが、所定の間隙をあけて対向するように配設されている。ベースプレート17は、以上の部品の下部に配置され、ハウジング15とねじ等により固定されている。
【0019】
図3は第1の実施の形態の押下状態を示す説明図であり、この図を併せて参照し、以下に本実施の形態の動作について説明する。
キートップ11が押下されて下方に移動するのに伴い、第1リンク部材12は、キートップ11の回転支持部11a,bに回転自在に支持された第1連結棒12cを回転の中心として、図1および図3の時計方向に回転運動し、この第1リンク部材12の他端側の第2連結棒12dが、ハウジング15のスライドガイド15a,15bに沿って図1および図3の水平方向にスライド動作する。
【0020】
第2リンク部材13は、第1リンク部材12の回転軸12e,12fがその第2リンク部材13の回転孔13g,13hに回転自在に嵌合されているため、第1リンク部材12の動作に伴い、第2リンク部材13の第1支持突起13c,13dがキートップ11のスライド支持部11c,11dに沿って図1および図3の水平方向にスライド動作し、ハウジング15の回転ガイド15c,15dに回転自在に支持された第2支持突起13e,13fを回転の中心として図1および図3の反時計方向に回転運動する。
【0021】
この結果、キートップ11は、ハウジング5に対して平行を保ちながら図1および図3の下方へ移動する。キートップ11の下方への移動に伴い、該キートップ11の裏面が弾性部材14の上部を押圧し、この弾性部材14は圧縮変形するとともに該弾性部材14の内部に形成されて下方に突出している接点押下部14aが接点シート16に当接してこれを押圧することにより、可動接点16aと固定接点16bが接触して電気的接続がなされ、スイッチは閉成状態となる。
【0022】
さらに、キートップ11を押下すると、図3に示すように、第2リンク部材13の連結部13iが第1支持突起13c,13dよりも端部側に設けられているため、第1リンク部材12と第2リンク部材13とは重なることなく、どちらもハウジング15に対して水平となる位置まで回転可能である。
キートップ11の押下を解除すると、各構成部品は、弾性部材14の復元力により、図1に示すような元の状態に戻り、接点シート16の可動接点16aと固定接点16bも離れ、電気的接触が絶たれるためスイッチは開放状態となる。
【0023】
前述の如く、第1リンク部材12および第2リンク部材13を用いて、キートップ11への押下動作を回転運動と水平方向のスライド運動に変換するキースイッチ構造としたため、キートップ11は常にハウジング15に対して平行に位置することが可能となり、キートップ11のどの部分を押した場合にも良好な押下感触が得られる。
【0024】
さらに、第2リンク部材13内に第1リンク部材12が納まるように、両者が垂直方向(高さ方向)に重なることがないように構成したため、キースイッチのストロークを充分確保しながらスムーズな動作を実現するだけでなく、このキースイッチを低く構成することが可能となる。
〔第2の実施の形態〕
図4は第2の実施の形態を示す断面図であり、図5は第2の実施の形態を示す部品分解図であり、図6は第2の実施の形態の押下状態を示す断面図である。
【0025】
本実施の形態は、前記第1の実施の形態の構成において、後述する本実施の形態の第2リンク部材18を設けたことを特徴とする。
この第2リンク部材18は、一対の脚部18a,18bを有し、該脚部18a,18bの一端には、キートップ11のスライド支持部11c,dにスライド動作可能に支持される第1支持突起18c,18dが、他端には第1リンク部材12の両連結棒12c,12d間と等しい距離に第2支持突起18e,18fが配設されている。
【0026】
また、第1支持突起18c,18dと第2支持突起18e,18fをつなぐ線上であって、かつ各々の支持突起18c,18d;18e,18fに対して等距離となる位置に、回転孔18g,18hが設けられている。
2つの脚部18a,18bは、各々の第1支持突起18c,18dよりさらに端部側において、第1連結部18iにより連結されている。そして、各々の第2支持突起18e,18fよりさらに端部側において、第2連結部18jにより連結されている。
【0027】
該第2連結部18jは、図6に示すように、キートップ11とハウジング15とにより形成される空間に対し、他の部品と干渉しない形状となるように形成されている。
このように、第2の連結部18jを第2リンク部材18に追加すれば、第2リンク部材18の剛性が向上する。
【0028】
単にリンク部材の剛性を向上させるためならば、第1リンク部材12の回転軸12e,12fと第2リンク部材18の回転孔18g,18hの部分に、両リンク部材18,19の中央の空間を貫くように貫通軸を設ければよいが、この場合、貫通軸が弾性部材14の配置に影響してしまい、キースイッチを低く構成することができない、そこで、第1リンク部材12の中央には空間をあけたままとし、さらに、第2リンク部材13を第1リンク部材12の4辺を囲む形状とし、剛性を持たせるとともに弾性部材14のための空間を確保することとした。 従って、スムーズな動作のためにキースイッチのストロークをとりながら、全体を低く構成できることに加えて、前記の如くリンク部材の剛性を向上させているため、例えばキートップ11の端を押下したような場合でも、リンク部材の変形によるキートップの傾きを小さく抑えることが可能となる。すなわち、どのように押下されたとしても、確実かつスムーズに動作することができるようになる。
【0029】
〔第3の実施の形態〕
図7は第3の実施の形態を示す断面図であり、図8は第3の実施の形態を示す部品分解図である。
本実施の形態は、前記各実施の形態の構成において、後述する本実施の形態の第1リンク部材19を設けたことを特徴とする。
【0030】
該第1リンク部材19は、一対の脚部19a,19bを有し、該脚部19a,19bの一端には、キートップ11の回転支持部11a,11bに挿入される第1連結棒19cが、2つの脚部19a,19bを連結するように配設され、同様に脚部19a,19bの他端には、第2連結棒19dが2つの脚部19a,19bを連結するように配設されている。2つの脚部19a,19bの各々には、第1連結棒19cと第2連結棒19dとをつなぐ線上であって、かつ、それぞれの連結棒19c,19dに対して等距離となる位置に、回転軸19e,19fが設けられている。
【0031】
そして、この第1リンク部材19は、回転軸19e,19fを中心とした点対象の形状となるように形成されたことを特徴としており、キースイッチに組み込む時も、前記第1連結棒19cと第2連結棒19dを入れ替えることができる。すなわち、組み込む時に方向性を気にする必要がないので、組立作業が簡単になり、作業の効率を向上させることができる。
【0032】
〔第4の実施の形態〕
図9は第4の実施の形態のキートップを示す説明図であり、本実施の形態のキートップ20の裏側を示す図となっている。本実施の形態は、前記各実施の形態の構成において、このキートップ20を設けたことを特徴とする。
図において、20a,20bは回転支持部であり、第1リンク部材12の一端を回転可能に支持するためのものである。
【0033】
20c,20dはスライド支持部であり、第2リンク部材13の一端をスライド動作可能に支持するためのものである。
このスライド支持部20c,20dは、そのスライド溝20e,20fを形成する下方(図9では裏から見ているので上方)の壁部20g,20hを、第2リンク部材13の第1支持突起13c,13dが突出する方向に対して傾斜させ、かつ、その端部に任意の面取り形状を形成してある。すなわち、壁部20g,20hを、キートップ内側部分よりもキートップ外側部分が狭くなるように切欠きを持たせた形状とする。
【0034】
図10は第4の実施の形態の組立手順を示す説明図である。
以下、キースイッチの組立手順の一例を説明する。
▲1▼ベースプレート17、接点シート16、ハウジング15をねじ等で固定する。
▲2▼ハウジング15のガイド壁15eに合わせて弾性部材14を適正位置に配置する。
【0035】
▲3▼第1リンク部材12の回転軸12e,12fを第2リンク部材の回転孔13g,13hに挿入し、回転自在に組み合わせる。
▲4▼第1リンク部材12の第2連結棒12dをハウジング15のスライドガイド15a,15bに、第2リンク部材13の第2支持突起13e,13fをハウジング15の回転ガイド15c,15dに挿入する。
【0036】
▲5▼第1リンク部材12、第2リンク部材13、弾性部材14の上部より、キートップ20を押しつけることにより、第1リンク部材12の第1連結棒12cをキートップ20の回転支持部20a,20bに、第2リンク部材13の第1支持突起13c,13dをキートップ20のスライド支持部20c,20dに挿入する。
【0037】
特に、前記▲5▼に記述した、第1支持突起13c,13dをスライド支持部20c,20dに挿入する時の動作を、図10により詳述する。図10(a)はキートップを裏側から見た図であり、(b)はその図のI−I断面図である。
第1支持突起13c,13dには、スライド支持部20c,20dの傾斜して面取りされた壁部20g,20hに沿って図10(a)の矢印B方向に移動する方向に力がはたらいており、これにより、第2リンク部材13の脚部13a,13bと連結部13iが弾性変形し、第1支持突起13c,13dがスライド溝20e,20fに挿入される。すなわち、図10(b)の矢印に示すように、まず第1支持突起13c,13dが図の左方へ導かれ、スライド溝20e,20f内に押し込まれる。
【0038】
このように、キートップ20のスライド支持部20c,20dに、切欠きおよび面取りを持たせた壁部20g,20hを設けたため、各部品を順次、上から積み上げることで、容易にキースイッチを組み立てることが可能となる。
〔第5の実施の形態〕
図11は第5の実施の形態を示す断面図である。図12は第5の実施の形態のキートップを示す説明図であり、本実施の形態のキートップ21の裏側を示す図となっている。本実施の形態は、前記各実施の形態の構成において、このキートップ21を設けたことを特徴とする。
【0039】
図において、21a,21bは回転支持部であり、第1リンク部材12の一端を回転可能に支持するためのものである。21c,21dはスライド支持部であり、第2リンク部材13の連結部13iをスライド溝21e,21fに沿ってスライド動作可能に支持するためのものである。
21iはストッパであり、キートップ21裏面に所定の高さに設けてある。
【0040】
図11に示すように、キートップ21が押下されない状態において、ストッパ21iと第2リンク部材13の連結部13iは接触している。
キートップ21に対して上方向への力が外部から加えられた場合に、第2リンク部材13は図11の時計方向に回転しようとし、第1支持突起13c,13dがスライド支持部21c,21dのスライド溝21e,21fからキートップ21内側へ外れようとするが、本実施の形態のようにストッパ21iを設けておけば、連結部13iがこのストッパ21iに接触しているため、第1支持突起13c,13dはスライド溝21e,21fから外れることがない。
【0041】
さらに、ある一定以上の力をキートップ21に加えると、連結部13iその他の部分が弾性変形し、連結部13iがストッパ21iを乗り越え、第1支持突起13c,13dがスライド支持部21c,21dのスライド溝21e,21fからキートップ21内側へ外れる。
予めこのストッパ21iの高さを任意に形成しておくことにより、キートップ21のスライド溝21e,21fから第2リンク部材13の第1支持突起13c,13dが外れる力を任意に設定することが可能である。すなわち、ストッパ13iを高く形成すればキートップ13の取り外し強度を強く設定することとなり、ストッパ13iを低く形成すればキートップ21の取り外し強度を弱く設定することとなる。
【0042】
このように、ストッパ21iを設け、該ストッパの高さを任意に形成することにより、キートップ21の取り外しに要する力を所望の強度に設定することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、第1リンク部材および第2リンク部材を用いて、キートップへの押下動作を回転運動と水平方向のスライド運動に変換することとし、さらに、第2リンク部材内に第1リンク部材が納まるように構成したため、キースイッチのストロークを充分確保しながらスムーズな動作を実現するだけでなく、このキースイッチを低く構成することが可能となる効果を有する。
【0044】
また、第1リンク部材を囲むように第2リンク部材を構成したため、剛性が向上し、キートップのどの部分を押下した場合にもキートップの傾きを小さく抑え、確実かつスムーズな動作を実現する効果を有する。
そして、第1リンク部材を回転軸を中心とした点対象の形状としたことにより、組立時にその方向性を気にする必要がなくなり、組立作業が簡単になり、作業の効率を向上させる効果を有する。
【0045】
また、キートップのスライド支持部に、切欠きおよび面取りを持たせた壁部を設けたため、各部品を順次、上から積み上げることで、容易にキースイッチを組立可能となる効果を有する。
さらに、キートップ裏面にストッパを設け、該ストッパの高さを任意に形成することにより、キートップの取り外しに要する力を所望の強度に設定することが可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す断面図
【図2】第1の実施の形態を示す部品分解図
【図3】第1の実施の形態の押下状態を示す断面図
【図4】第2の実施の形態を示す断面図
【図5】第2の実施の形態を示す部品分解図
【図6】第2の実施の形態の押下状態を示す断面図
【図7】第3の実施の形態を示す断面図
【図8】第3の実施の形態を示す部品分解図
【図9】第4の実施の形態のキートップを示す説明図
【図10】第4の実施の形態の組立手順を示す説明図
【図11】第5の実施の形態を示す断面図
【図12】第5の実施の形態のキートップを示す説明図
【図13】従来のキースイッチ構造を示す説明図
【符号の説明】
11 キートップ
11a,11b 回転支持部
11c,11d スライド支持部
12 第1リンク部材
12a,12b 脚部
12c 第1連結棒
12d 第2連結棒
12e,12f 回転軸
13 第2リンク部材
13a,13b 脚部
13c,13d 第1支持突起
13e,13f 第2支持突起
13g,13h 回転孔
13i 連結部
14 弾性部材
14a 接点押下部
15 ハウジング
15a,15b スライドガイド
15c,15d 回転ガイド
15e ガイド壁
16 接点シート
17 ベースプレート
18 第2リンク部材
18a,18b 脚部
18c,18d 第1支持突起
18e,18f 第2支持突起
18g,18h 回転孔
18i 第1連結部
18j 第2連結部
19 第1リンク部材
19a,19b 脚部
19c 第1連結棒
19d 第2連結棒
19e,19f 回転軸
20 キートップ
20a,20b 回転支持部
20c,20d スライド支持部
20e,20f スライド溝
20g,20h 壁部
21 キートップ
21a,21b 回転支持部
21c,21d スライド支持部
21e,21f スライド溝
21g,21h 壁部
21i ストッパ

Claims (4)

  1. 一対の脚部の一端を第1連結棒で連結すると共に、他端を第2連結棒で連結して枠状とし、各脚部には前記第1連結棒と第2連結棒をつなぐ線上であってそれぞれに対して等距離となる位置に回転軸を設けてなる第1リンク部材と、
    一対の脚部を有し、各脚部の一端に第1支持突起を設け、他端には第2支持突起を設け、その第1支持突起と第2支持突起の距離を前記第1リンク部材の連絡棒間の距離と等しくすることとし、前記第1支持突起と第2支持突起をつなぐ線上であってそれぞれに対して等距離となる位置に回転孔を設け、該回転孔に前記第1リンク部材の回転軸を回転自在に嵌合することとし、前記一対の脚部の一端を前記第1支持突起よりさらに先端側で第1連結部により連結すると共に、他端を前記第2支持突起よりさらに先端側で第2連結部により連結して枠状とした第2リンク部材と、
    前記第1リンク部材の第1連結棒を回転自在に支持する回転支持部および前記第2リンク部材の第1支持突起をスライド動作可能に支持するスライド支持部を裏面に備えたキートップと、
    該キートップ裏面に接し、接点押下部を備え、そのキートップが押圧された場合に変形して前記接点押下部が押圧方向へ変位するとともにキートップに対しては押圧方向と反対方向への応力を発生させる弾性部材と、
    第1リンク部材の第2連結棒をスライド動作可能に支持するスライドガイド、第2リンク部材の第2支持突起を回転自在に支持する回転ガイドおよび前記弾性部材に当接するガイド壁を有するハウジングと、
    該ハウジングに固定されるベースプレートと、
    該ベースプレート上に配設され、前記接点押下部に押圧されることにより閉成状態となる接点シートとから構成され、
    前記キートップが押圧された場合、第1リンク部材の第2連結棒が第2リンク部材の第1支持突起と同一線上に並んで、前記第1リンク部材が第2リンク部材の内側に、相互に干渉することなく納まることを特徴とするキースイッチ構造。
  2. 請求項1において、
    第1リンク部材の形状を、回転軸を中心とした点対称とし、第1連結棒と第2連結棒を区別することなく組立可能としたことを特徴とするキースイッチ構造。
  3. 請求項1、または請求項2において、
    キートップのスライド支持部は一対設けるものとして、第2リンク部材の第1支持突起を外側から抱えるように納めるスライド溝を対向するように形成し、
    該スライド溝のハウジング側に形成されるそれぞれのスライド支持部の壁部は、キートップの外周側の部分を切欠いて、両切欠き部がキートップの外周側で広がるハの字形を成すように形成すると共に、その切欠き部のハウジング側の部分を面取りして斜面を形成したことを特徴とするキースイッチ構造。
  4. 請求項1、請求項2、または請求項において、
    キートップ裏面に、第2リンク部材の第2連結部の内面側上端部が当接するように任意の高さのストッパを設けて、第2リンク部材の第1支持突起が、キートップのスライド支持部から外れるために要する力を所望の強度に設定したことを特徴とするキースイッチ構造。
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