JP3039720B2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP3039720B2
JP3039720B2 JP4048061A JP4806192A JP3039720B2 JP 3039720 B2 JP3039720 B2 JP 3039720B2 JP 4048061 A JP4048061 A JP 4048061A JP 4806192 A JP4806192 A JP 4806192A JP 3039720 B2 JP3039720 B2 JP 3039720B2
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克也 帆保
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチ装置、特にス
イッチ部を操作する操作部材に別のツマミ部材を取り付
けてなるスイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、ビデオテープレコーダー等、
従来のオーディオ・ビジュアル(AV)機器に使用され
るスイッチ装置の一例を示すものである。図11におい
て、スイッチ装置101は、筺体102とカバー103
とでなるハウジング104と、このハウジング104内
に固定して取り付けられた基板105と、カバー103
で回転可能に保持されている筒状部106aおよびハウ
ジング104内に回転可能に保持されている円板部10
6bとを一体に有してなる操作部材106と、カバー1
03の外側に突出している筒状部106aに取り付けら
れたリング状のツマミ部材107と、このツマミ部材1
07の内側で筺体102の支軸102aに固定して取り
付けられたホルダー108と、このホルダー108に摺
動自在に取り付けられた一対の操作ボタン109,11
0等で構成されている。
【0003】また、基板105上には、スイッチ用の図
示せぬ接点が印刷されているとともに、操作ボタン10
9,110に対応して押しボタンスイッチ111,11
2が取り付けられている。これに対して、操作部材10
6の円板部106b側には、基板105上の接点に対応
して可動接点バネ113が設けられており、操作部材1
06を回転させると、この可動接点バネ113が基板1
05上を摺動しながら操作部材106と一体に回転し、
この摺動で接点を切り換えることができる構造になって
いる。
【0004】一方、押しボタンスイッチ111,112
に対応してホルダー108に取り付けられている操作ボ
タン109,110は、係止アーム109A,110A
の先端にそれぞれ形成されている係止爪109a,11
0aをホルダー108に係合させて抜け止めされ、かつ
係止アーム109A,110Aとホルダー108との係
合によって、ホルダー108に摺動自在に保持され、ま
たホルダー108と一体に形成されているバネ部108
aの付勢力によって押しボタンスイッチ111,112
と離れる方向に付勢されている。そして、これら押しボ
タンスイッチ111,112は、操作ボタン109(ま
たは110)をバネ部108aの付勢力に抗して基板1
05側へ押すと、この押された操作ボタン109(また
は110)に形成されている突起部109b(または1
10b)によって、これと対応している押しボタンスイ
ッチ111(または112)が押下され、この押しボタ
ンスイッチ111(または112)の切り換え動作を行
えるようになっている。なお、本実施例において、操作
ボタン109は再生ボタン、操作ボタン110は停止ボ
タン、ツマミ部材107は早送り・早戻し操作を行うた
めのシャトルリングである。
【0005】ところで、この種のスイッチ装置101に
おいて、操作部材106とツマミ部材107との固定
は、図12に示すように、ツマミ部材107のリング部
107a内に操作部材106の筒状部106aを嵌合挿
入して固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
スイッチ装置101では、ツマミ部材107のリング部
107a内に操作部材106の筒状部106aを嵌合挿
入させ、この嵌合による圧力で操作部材106とツマミ
部材107との間の固定を図っている。しかしながら、
この固定構造では、嵌合力が小さいと外れ易い。逆に、
嵌合力が大き過ぎると筒状部106aに内側へ押す力が
大きく加わり、円板部106bに変形を生じさせて、ス
イッチ部を操作する回転操作に支障を及ぼす。このた
め、嵌合力の設定が難しく、設計が面倒であると言う問
題点があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はスイッチ部に悪い影響を与えるこ
となく、操作部材とツマミ部材との間の嵌合固定を確実
に図ることができる構造にしたスイッチ装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、スイッチ部と、このスイッチ部の切り換え操
作を行う操作部材と、この操作部材に取り付けられるツ
マミ部材とを有し、前記一方の部材に形成したリング部
内に前記他方の部材に形成した筒状部を嵌合挿入して前
記ツマミ部材を前記操作部材に取り付けてなるスイッチ
装置において、前記リング部の内面に、この内面より突
設してなるコマと、前記内面の一部を平面状に形成して
前記リング部の内径寸法を一部狭めてなるDカット部と
を設けるとともに、前記筒状部の挿入端面に前記コマが
嵌合挿入される係合凹部を前記コマに対応して設けてな
り、前記筒状部を前記リング部内に挿入させると、前記
コマが前記係合凹部に嵌合されるとともに、前記筒状部
の外周面が前記Dカット部で受けられて前記筒状部が前
記リング部に嵌合されるようにしたものである。
【0009】
【作用】この構成によれば、リング部内に筒状部を挿入
させて行くと、リング部内のコマが筒状部の係合凹部内
に嵌合挿入され、かつDカット部で筒状部の外周面が受
けられて係合凹部が必要以上に開かないように押さえら
れる。したがって、リング部と筒状部とを直接嵌合させ
ずに、コマと係合凹部を介して嵌合させるので、このコ
マと係合凹部との間の嵌合力が大きくても、嵌合力はこ
の部分にだけ集中して作用することになり、筒状部の他
の部分に変形を生じさせるようなことがない。また、D
カット部で筒状部の外面を受けているので、挿入後に筒
状部の係合凹部が必要以上に開く方向に変形することも
なく、筒状部の他の部分に変形による悪い影響を及ぼす
こともない。これにより、筒状部とリング部とが確実に
嵌合された構造を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1乃至図10は、本発明に係るスイ
ッチ装置の一実施例を示すもので、ビデオテープレコー
ダー等、オーディオ・ビジュアル(AV)機器に適用す
るスイッチ装置を一例としている。
【0011】図1乃至図10において、このスイッチ装
置1は、大きくは、筺体2とカバー3とでなるハウジン
グ4と、操作部材5と、ツマミ部材としてのシャトルリ
ング6と、ホルダー7と、第1の操作ボタン8および第
2の操作ボタン9等で構成されている。
【0012】さらに詳述すると、筺体2は、樹脂材で形
成されている。そして、この筺体2の上面側には凹所1
0を有し、この凹所10の略中央に突起部11が一体に
形成され、この凹所10内に基板12が配設されてい
る。一方、この基板12の中央部分には、突起部11を
逃げるための孔13が形成されている。加えて、基板1
2上には、第1の操作ボタン8に対応する押しボタンス
イッチ14と、第2の操作ボタン9に対応する押しボタ
ンスイッチ15が取り付けられているとともに、これら
スイッチ部としての押しボタンスイッチ14,15の外
側に設けるようにして、さらに後述する可動接点バネ2
0と共にスイッチ部を構成しているところの、図示せぬ
切り換え接点が印刷等によって形成されている。
【0013】カバー3は、金属板で形成されており、筺
体2の上面を覆って配設される。また、このカバー3の
4つの端面には、それぞれ係合孔16を有した係止片1
7が設けられている。なお、このカバー3が取り付けら
れる筺体2側には、これら各係止片17の係合孔16に
対応して係止爪18が設けられており、係合孔16を係
止爪18に係合させて、このカバー3を筺体2に着脱自
在に取り付けできる構造になっている。加えて、カバー
3の中央部分には、上記押しボタンスイッチ14,15
の外側を囲むようにして円形の窓19が形成されてい
る。
【0014】操作部材5は、窓19を貫通してカバー3
に回転可能に保持されている筒状部5aと、この筒状部
5aの下端外周部分から外側に広がって鍔状に形成され
たドーナツ状の円板部5bとを一体に有して樹脂材で形
成されている。また、円板部5bは凹所10内で基板1
2と対向配置されている。さらに、円板部5bの基板1
2と対抗している面には、この基板12上の接点と対応
して可動接点バネ20が複数設けられており、この基板
12上に当接させた可動接点バネ20の反力によって円
板部5bがカバー3の内面に押し付けられた状態になっ
ている。そして、この操作部材5が回転されると、可動
接点バネ20も基板12上を摺動しながら操作部材5と
一体に回転し、この回転による移動で、接点が順次切り
換えられる構造になっている。一方、筒状部5aの突出
端側には、互いに略180度変位した位置に、係合凹部
としての切り欠き部21,22がそれぞれ形成されてい
る。
【0015】シャトルリング6は、樹脂材で形成されて
おり、下端側に操作部材5の筒状部5aの外径寸法と略
等しい内径寸法を有したリング部23を有し、上部にツ
マミ部24が一体に形成されている。このうち、リング
部23の内面の上部には、筒状部5aの切り欠き部2
1,22に対応するコマ25,26が、その内面より中
心側に突出した状態で設けられている。また、このコマ
25,26は、下端側(操作部材5側)へ進むに従って
幅寸法が切り欠き部21,22の幅寸法よりも小さくな
るようにして形成されているとともに、最大幅寸法は切
り欠き部21,22の幅寸法よりも若干大きく形成さ
れ、下端側には割溝30が形成されている。加えて、リ
ング部23の内面には、入口内周面部分に、この内面を
平面状に形成してなるDカット部27が形成されてい
る。このDカット部27が形成されている部分は、筒状
部5aの外径寸法と略等しいか、または小さくなるよう
にして、内径寸法が他の部分よりも実効的に小さく形成
されている。また、Dカット部27が形成されている部
分よりも上側に設けられる内周部分28(図2乃至図4
参照)は、筒状部5aの外形寸法よりも大きく形成され
ている。一方、ツマミ部24の内面には、リング部23
側を小さな径寸法にすることによってなる段差部29が
形成されている。なお、図5は、このシャトルリング6
を単品で示している下面図である。
【0016】そして、このように形成されたシヤトルリ
ング6は、図3および図4に示すように、コマ25,2
6を切り欠き部21,22に対応させて、筒状部5aを
シャトルリング6内に挿入させると、コマ25,26が
切り欠き部21,22内に嵌合圧入され、シャトルリン
グ6と操作部材5との固定結合がなされる。また、この
とき筒状部5aの外周面はシャトルリング6のDカット
部27で受けられ、筒状部5aとシャトルリング6との
間の圧接が得られて嵌合状態となる。なお、図4はシャ
トルリング6を筒状部5aに取り付ける前の状態を示
し、図3は取り付け後の状態を示している。
【0017】したがって、本実施例の構造では、コマ2
5,26と切り欠き部21,22との嵌合、およびシャ
トルリング6の内面と筒状部5aの外周面の嵌合によっ
て、シャトルリング6が操作部材5の筒状部5aに固定
される。しかも、この固定部分では、コマ25,26と
切り欠き部21,22との嵌合が主の結合部分となって
嵌合するが、コマ25,26と切り欠き部21,22と
の嵌合部分では、この嵌合力を強くしても筒状部5aを
変形させるに至る力はさほど働かないので、筒状部5a
と一体に形成されている円板部5bに変形を与えること
もなく、確実に保持できることになる。また、コマ2
5,26の圧入によって切り欠き部(係合凹部)21,
22が開かされるときに発生する筒状部5aの先端部分
における変形は、内周部分28が大径寸法で形成されて
いる広がりにより吸収され、円板部5b側へ変形するの
を抑える。よって、このようにして操作部材5の筒状部
5aに取り付けられたシャトルリング6は、ツマミ部2
4をつかんで回転させると、このシャトルリング6と一
緒に操作部材5も回転し、この回転と一体に可動接点バ
ネ20が摺動されて接点切り換えがなされることにな
る。
【0018】次に、ホルダー7は、円板部7aと、この
円板部7aの中心で、この円板部7aの一面側より略直
角に延びる軸部7bとを一体に有して、樹脂材で形成さ
れている。このうち、軸部7bは、先端に開口を有した
筒状に形成されており、この軸部7b内に筺体2の突起
部11を圧入させて固定され、この固定によりホルダー
7が筺体2に取り付けられている。なお、このようにし
てホルダー7を筺体2に取り付ける場合は、このホルダ
ー7の取り付けに先立って操作部材5にシャトルリング
6が取り付けられ、この後からホルダー7が組み込まれ
ることになる。そして、組み込み後は、円板部7aの外
周側の部分がシャトルリング6の段差部29に当接位置
決めされた状態となる。一方、円板部7aには、押しボ
タンスイッチ14,15と対応する位置に形成された2
つの開口32a,32bと、この開口32a,32bに
挟まれた位置に形成された4つの開口32cとが設けら
れているとともに、開口32c内には略U字状に形成さ
れてなる板バネ部33が設けられている。なお、各板バ
ネ部33の先端部分には、円板部7aの他面側より略直
角に延びる突出ピン34が一体に形成されている。加え
て、円板部7aの他面側における中心部分には、一対の
突起部35が設けられており、この各突起部35にスリ
割り36が軸に沿って形成されている。また、この突起
部35が設けられた円板部7aの他面側には、開口32
aと対応した外周部分に、断面略L字状をしたカギ部3
7が一体に形成されている。
【0019】第1の操作ボタン8は、下部半体部分8a
と上部半体部分8bとを有して、ホルダー7の円板部7
aと略等しい円板状に、樹脂材で形成されている。ま
た、下部半体部分8aは、上部半体部分8bに対して裏
面(ホルダー7と対向する側)へ変位され、両半体部分
8a,8b間に段差が設けられた状態になっている。な
お、この段差量は、後述する第2の操作ボタン9の略厚
み寸法分確保される。さらに、下部半体部分8aには、
内側をくり抜くようにして開口38が設けられており、
この開口38が設けられた残りに部分によってバネ性を
有したヒンジ部39が形成された状態となっている。加
えて、下部半体部分8aの下端側には、ホルダー7のカ
ギ部37に掛け止められる切り欠き部40が形成されて
いる。これに対して、上部半体部分8bの裏面側には、
押しボタンスイッチ14と対応する軸状の突起部41
と、先端に係止爪42aを有した係止アーム42とが一
体に形成されている。
【0020】そして、この第1の操作ボタン8は、ホル
ダー7に取り付けられるもので、このホルダー7に取り
付ける場合は、まず切り欠き部40をホルダー7のカギ
部37に係合させた状態で、突起部41と係止アーム4
2とを開口32bに差し込む。すると、途中で係止アー
ム42の係止爪42aが開口32bの縁部にぶつかると
ともに、板バネ部33上の突出ピン34と上部半体部分
8bがぶつかるが、さらに押し込むと係止アーム42が
内側に変位されるとともに板バネ部33が裏面側に変形
されながら押し込まれる。また、係止爪42aが開口3
2b内を通過し終わると、係止アーム42が自己弾性復
帰し、裏面側で係止爪42aが開口32bの縁部に係合
される。これにより、板バネ部33の戻し付勢力を常に
受けた状態で、第1の操作ボタン8がホルダー7に取り
付けられる。図7および図8は、このように第1の操作
ボタン8をホルダー7を介してハウジング4に組み込ん
だ状態を示している。
【0021】したがって、この第1の操作ボタン8は、
外側より押されていないときは、板バネ部33の付勢力
によって押しボタンスイッチ14と離れる方向に押され
て戻されている。そして、板バネ部33の付勢力に抗し
て押すと、ヒンジ部39の部分での弾性変形を伴いなが
ら第1の操作ボタン8が押しボタンスイッチ14側に変
位し、この第1の操作ボタン8の突起部41で押しボタ
ンスイッチ14が押されて切り換え動作される。また、
第1の操作ボタン8への押力を解除すると、ヒンジ部3
9の板バネ復帰力および板バネ部33の復帰力によって
押しボタンスイッチ14と離れる方向に、係止爪42a
が開口32bの縁部にぶつかって規制されるまで戻され
る。すると、これによって押しボタンスイッチ14も再
度切り換え動作される。すなわち、本実施例の構造にお
いて、第1の操作ボタン8は、ヒンジ部39によって支
持された状態でホルダー7に取り付けられているので、
操作時のガタ付きも少なくて済み、優れた操作感触が得
られる。
【0022】第2の操作ボタン9は、第1の操作ボタン
8の下部半体部分8aと略等しい半円状に樹脂材で形成
され、上部半体部分8bと下部半体部分8aとの間の段
差部分に吸収されて、上部半体部分8bと面一の状態に
して下部半体部分8aとオーバーラップされた状態でホ
ルダー7に取り付けられる。また、この第2の操作ボタ
ン9には、この半円状に形成された第2の操作ボタン9
の弦の部分より裏面側に突出された突出壁46と、押し
ボタンスイッチ15と対応して裏面側より突出された軸
状の突起部43と、先端に係止爪44aを有して同じく
裏面側より突出された一対の係止アーム44とが一体に
形成されている。なお、突出壁46は、ホルダー7に設
けた突起部35のスリ割り36と対応しており、このス
リ割り36内に突出壁46と摺動挿入可能になってい
る。また、ここでの摺動量は、第2の操作ボタン9が押
しボタンスイッチ15を操作するときに摺動する量より
も小さくなる状態に設定されている。
【0023】そして、この第2の操作ボタン9をホルダ
ー7に取り付ける場合は、第1の操作ボタン8がホルダ
ー7に取り付けられた後から取り付けられるもので、ま
ず突出壁46をスリ割り36に対応させた状態で、突起
部43と各係止アーム44とを第1の操作ボタン8の開
口38を通してホルダー7の開口32aに差し込む。す
ると、途中で係止アーム44の係止爪44aが開口32
aの縁部にぶつかるとともに、板バネ部33上の突出ピ
ン34が第2の操作ボタン9の裏面にぶつかるが、さら
に押し込むと係止アーム44が内側に変位されるととも
に板バネ部33がホルダー7の裏面側に変形されながら
押し込まれる。そして、係止爪44aが開口32a内を
通過し終ると、係止アーム44が自己弾性復帰し、裏面
側で係止爪44aが開口32aの縁部に係合される。な
お、この挿入時に生じようとするオーバーストローク
は、本実施例の構造では突出壁46がスリ割り36内に
挿入されて、このスリ割り36の奥壁に当接することに
よって規制しており、組立時に突起部43が押しボタン
スイッチ15を過度に押して悪い影響を与えるのを防止
する構造を採っている。これにより、第2の操作ボタン
9は、板バネ部33の戻し付勢力を常に受けた状態で、
第1の操作ボタン9の下部半体部分8aと重ねられてホ
ルダー7上にコンパクトにまとめられて配置され、ヒン
ジ部39を形成している下部半体部分8aがスイッチ装
置1の大きさにさほど影響を与えることの無い状態で取
り付けられる。
【0024】そして、このようにしてホルダー7に取り
付けられた第2の操作ボタン9は、押下、すなわち外側
より押されていないときは、板バネ部33の付勢力によ
って押しボタンスイッチ15と離れる方向に押されて戻
されている。そして、板バネ部33の付勢力に抗して押
すと、突起部43で押しボタンスイッチ15を押して切
り換え操作できる。図9の(a)〜(b)は、この動作
状態を示しているものである。そこで、次に図9の
(a)〜(c)を用いて、押しボタンスイッチ15を切
り換え操作する第2の操作ボタン9の動作を説明する。
まず、図9の(a)は、第2の操作ボタン9が押下、す
なわち外側より押されていない状態を示しているもの
で、第2の操作ボタン9は板バネ部33の付勢力によっ
て押しボタンスイッチ15と離れる方向に押されて戻さ
れ、突出壁46もスリ割り36内で外側に近い部分に変
位されている。したがって、この状態では、押しボタン
スイッチ15は突起部43で押されていない。次に、第
2の操作ボタン9が押下されると、図9の(b)に示す
ように、突出壁46がスリ割り36内へ浸入し、この突
出壁46がスリ割り36内の奥壁にぶつかって規制され
るまで移動する。なお、突出壁46がスリ割り36内の
奥壁にぶつかって規制された状態では、押しボタンスイ
ッチ15は未だ突起部43で押された状態になっていな
い。次いで、第2の操作ボタン9を板バネ部33の付勢
力に抗してさらに押すと、図9の(c)に示すように、
突出壁46とスリ割り36の奥壁とがぶつかった位置を
支点にして第2の操作ボタン9が同図(c)中の矢印B
方向に回転する。これに伴って、突起部43が押しボタ
ンスイッチ15を押し、この押しボタンスイッチ15の
切り換え動作がなされる。また、第2の操作ボタン9の
押力を解くと、板バネ部33の復帰力によって、第2の
操作ボタン9は逆の動作を経て図9の(a)の状態に復
帰し、これに伴って押しボタンスイッチ15も切り換え
復帰される。したがって、この第2の操作ボタン9の動
作では、突出壁46がスリ割り36の奥壁にぶつかるま
での直線移動と、ぶつかった後の回動移動とによって、
操作ストロークが多く得られることになる。これにより
操作時の手ごたえが十分に得られ、優れた操作感触が得
られる。
【0025】図10は、このように構成されたスイッチ
装置1を、ビデオテープレコーダ等のオーディオ機器1
00に取り付けた状態を示すもので、このオーディオ機
器100では、第1の操作ボタン8を押すと押しボタン
スイッチ14が切り換え操作されて再生モードとなり、
この状態でシャトルリング6を時計回り方向に回転させ
ると、回転量に応じて早送り再生が行え、逆に反時計回
り方向に回転させると逆転再生が行える。また、第2の
操作ボタン9を押すと押しボタンスイッチ15が切り換
え操作されて停止状態にすることができる。
【0026】したがって、この実施例によるスイッチ装
置によれば、シャトルリング6のリング部23内に操作
部材5の筒状部(筒状部)5aを挿入させて行くと、リ
ング部23内のコマ25,26が筒状部5aの切り欠き
部(係合凹部)21,22内に嵌合挿入され、かつDカ
ット部27で筒状部5aの外周面が受けられて切り欠き
部21,22が必要以上に開かないように押さえられ、
これによってリング部23と筒状部5aとを直接嵌合さ
せずに、コマ25,26と切り欠き部21,22とを介
して嵌合させるので、このコマ25,26と切り欠き部
21,22との間の嵌合力が大きくても、嵌合力はこの
部分にだけ集中して作用することになり、操作部材5に
おける筒状部5aとは別の部分、すなわち操作部材5の
円板部5b等に変形を生じさせるようなことがない。ま
た、Dカット部27で筒状部5aの外面を受けているの
で、挿入後に筒状部5aの切り欠き部21,22が必要
以上に開く方向に変形することもなく、筒状部5aとリ
ング部23とが確実に嵌合された構造を得ることができ
る。
【0027】なお、本発明は上記実施例により説明した
が、勿論この実施例の構造に限定されるものではなく、
可動接点バネ20と基板12上の接点とで構成されるス
イッチ部、および押しボタンスイッチ14,15等は、
これ以外の構造を適用しても差し支えないものである。
また、操作部材5をシャトルリング6内に挿入させるよ
うにした構造を開示したが、逆にシャトルリング6を操
作部材5内に挿入させるようにした構造であっても差し
支えないものである。そして、この場合では、コマ2
5,26およびDカット部が操作部材5内に形成され、
切り欠き部(係合凹部)21,22がシャトルリング6
側に設けられる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るスイ
ッチ装置によれば、リング部と筒状部とを直接嵌合させ
ずに、コマと係合凹部を介して嵌合させるので、このコ
マと係合凹部との間の嵌合力が大きくても、嵌合力はこ
の部分にだけ集中し、筒状部の他の部分にまで及んで変
形を生じさせるようなことがないとともに、Dカット部
で筒状部の外面を受けているので、挿入後に筒状部の係
合凹部が必要以上に開く方向に変形することもない。こ
の結果、筒状部の他の部分に変形による悪い影響を及ぼ
すこともなく、筒状部とリング部とが確実に嵌合された
構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチ装置の一実施例を示す要
部分解斜視図である。
【図2】本発明に係る同上スイッチ装置の概略縦断側面
図である。
【図3】本発明に係る同上スイッチ装置の操作部材とシ
ャトルリングとの結合構造を結合後の状態で示す概略縦
断側面図である。
【図4】本発明に係る同上スイッチ装置の操作部材とシ
ャトルリングとの結合構造を結合前の状態で示す概略縦
断側面図である。
【図5】本発明に係る同上スイッチ装置のシャトルリン
グ単品の背面図である。
【図6】本発明に係る同上スイッチ装置の要部構成を示
す分解斜視図である。
【図7】本発明に係る同上スイッチ装置の要部構成を第
2の操作ボタンを取り付ける前の状態で示す正面図であ
る。
【図8】図7のA−A線に沿う概略断面図である。
【図9】本発明に係る同上スイッチ装置における第2の
操作ボタンの動作状態を説明するための図である。
【図10】本発明に係るスイッチ装置を適用したビデオ
テープレコーダの一部を示す正面図である。
【図11】従来におけるスイッチ装置の一例を示す概略
縦断側面図である。
【図12】図11に示した同上スイッチ装置の操作部材
とシャトルリングとの結合構造を結合後の状態で示す概
略縦断側面図である。
【符号の説明】
1 スイッチ装置 5 操作部材 5a 筒状部 6 シャトルリング(ツマミ部材) 8 第1の操作ボタン 9 第2の操作ボタン 21 切り欠き部(係合凹部) 22 切り欠き部(係合凹部) 23 リング部 25 コマ 26 コマ 27 Dカット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 25/00 H01H 21/00 H01H 23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ部と、このスイッチ部の切り換
    え操作を行う操作部材と、この操作部材に取り付けられ
    るツマミ部材とを有し、前記一方の部材に形成したリン
    グ部内に前記他方の部材に形成した筒状部を嵌合挿入し
    て前記ツマミ部材を前記操作部材に取り付けてなるスイ
    ッチ装置において、 前記リング部の内面に、この内面より突設してなるコマ
    と、前記内面の一部を平面状に形成して前記リング部の
    内径寸法を一部狭めてなるDカット部とを設けるととも
    に、 前記筒状部の挿入端面に前記コマが嵌合挿入される係合
    凹部を前記コマに対応して設けてなり、 前記筒状部を前記リング部内に挿入させると、前記コマ
    が前記係合凹部に嵌合されるとともに、前記筒状部の外
    周面が前記Dカット部で受けられて前記筒状部が前記リ
    ング部に嵌合されるようにしたことを特徴とするスイッ
    チ装置。
  2. 【請求項2】 前記筒状部を挿入させる前記リング部の
    入口内周面部分に前記Dカット部を形成し、前記Dカッ
    ト部よりも奥の前記リング部の内周面に前記筒状部の外
    径寸法よりも大きな内径寸法で形成してなる部分を設け
    た請求項1に記載のスイッチ装置。
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