JP3692430B2 - 4−(2−シクロヘキシルプロピル)ベンゼン誘導体 - Google Patents
4−(2−シクロヘキシルプロピル)ベンゼン誘導体 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は新規液晶性化合物である、4−(2−シクロヘキシルプロピル)ベンゼン誘導体及びそれを含有する液晶組成物に関するものであり、これらは電気光学的液晶表示用、特にネマチック液晶表示用材料として有用である。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子は、時計、電卓をはじめとして、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いられるようになっている。液晶表示方式としては、その代表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲスト・ホスト)型あるいはFLC(強誘電性液晶)等があり、また駆動方式としても従来のスタティック駆動からマルチプレックス駆動が一般的になり、さらに単純マトリックス方式、最近ではアクティブマトリックス方式が実用化されている。これらの表示方式、駆動方式に応じて、液晶材料としても種々の特性が要求されているが、(1)温度範囲が広いこと、及び(2)粘性が小さいことはすべての方式に共通して重要な要求特性である。このうち(1)には(1a)ネマチック相上限温度(TN-I)が高いこと、及び(1b)融点が低く、結晶化あるいは析出等の相分離を生じ難いことが含まれる。
【0003】
現在までのところ、こうした要求特性を単独で満たす液晶化合物は知られておらず、多種の液晶化合物の混合物として用いられているのが実情である。これまで開発されてきた液晶化合物は多岐に及ぶが、上記(1)、(2)の条件を比較的満足できる3環性の化合物として、そのベンゼン環が直接あるいは連結基によりさらに他のフェニル基に結合した4−(2−シクロヘキシルエチル)ベンゼン(以下、CEP&P骨格という。)を有する化合物が用いられている。このCEP&P骨格を有する化合物は、TN-Iが低くなく、その粘性も3環性化合物としては比較的小さいといった特長を有する。しかしながら、その低温特性に関しては、他の液晶化合物と比較して特に優れていたわけではなかった。
【0004】
一方、液晶材料の融点を降下させるには多数の化合物を混合し、液晶組成物の構成成分数を多くすることが効果的であり、例えばCEP&P骨格の特性を有しながら、その成分数を増加するためには末端アルキル基の炭素数を変化させた同族体を用いる方法が使われている。しかしながら、同族体はその炭素原子数の違いによりそのTN-Iや粘性が互いに異なるうえに、同族体のみの混合だけでは低温で結晶が析出し難くすることは困難であるのが実状である。
【0005】
また、4環性高温液晶として用いられる4−[2−(ビシクロヘキサン−4−イル)エチル]ビフェニル等のCCEP&P骨格を有する化合物においても同様である。特に、そのフェニル基がが多くのフッ素原子により置換されている化合物は、その誘電率異方性が極めて大きく閾値電圧の低減に有効であるにもかかわらず、その溶解性が悪いために低温での析出を防ぐことは極めて困難であった。
【0006】
従って、CEP&P骨格(あるいはCCEP&P骨格)を有する液晶化合物と同等の特性を有しながら、その融点が低下するか、あるいは低温でも結晶化し難く他の液晶化合物の相溶性が改善された液晶性化合物が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、以上の目的に応じるため、そのフェニル基が直接あるいは連結基によりさらに他のフェニル基に結合した4−(2−シクロヘキシルプロピル)ベンゼン誘導体である液晶性化合物を提供し、さらにこれを用いて低粘性で液晶温度範囲が広い、特に低温で析出、相分離等が生じにくい液晶組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、一般式(I)
【0009】
【化2】
【0010】
(式中、R1は炭素原子数1〜12のアルキル基を表わし、nは1又は2の整数を表わし、X1、X2、X3、X4及びX5はそれぞれ独立的に水素原子又はフッ素原子を表わし、Yは−CH2CH2−、−C≡C−、−COO−、−OCO−、−CH2O−、−OCH2−又は単結合を表わし、Zは水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、−R2、−OR2、−OCN、−CF3、−OCF3、−OCF2H又は−OCH2CF3を表わし、R2は炭素原子数1〜12のアルキル基又は炭素原子数2〜12のアルケニル基を表わし、シクロヘキサン環はトランス配置である。)
で表わされる(2−シクロヘキシル)プロピルベンゼン誘導体を提供する。
【0011】
本発明に係わる一般式(I)の化合物のうち、X1、X2及びX3の少なくとも1個がフッ素原子を表わす場合にはX5は水素原子が好ましく、Yは−CH2CH2−、−C≡C−又は単結合が好ましく、Zはフッ素原子、塩素原子、シアノ基、炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基及びアルコキシル基、炭素原子数3〜7のアルケニル基及びアルケニルオキシ基、−OCF3、−OCF2H又は−OCH2CF3が好ましく、フッ素原子、塩素原子、−CF3、−OCF3、−OCF2H又は−OCH2CF3を表わすことがさらに好ましく、フッ素原子又は−OCF3が特に好ましい。更には、R1は炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基が好ましい。
【0012】
一般式(I)はそのR1、n、X1、X2、X3、X4、X5、Y及びZの選択により多数の化合物を含みうるわけであり、特にそのYの選択により一般式(Ip)、(Iq)、(Ir)、(Is)、(It)、(Iu)及び(Iv)
【0013】
【化3】
【0014】
(式中、R1、n、X1、X2、X3、X4、X5及びZは一般式(I)におけると同じである。)の各化合物に分類できるが、これらの中では一般式(Ip)、(Iq)及び一般式(Ir)が好ましく、その中では以下の一般式(Ia)〜一般式(If)
【0015】
【化4】
【0016】
(式中、Ra及びRbはそれぞれ独立的に炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基を表わし、X1、X2、X3及びX4は一般式(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされる化合物が好ましく、特に一般式(Ia)の化合物が好ましい。さらに、一般式(Ia)で表わされる化合物の中では一般式(Iaa)〜一般式(Iai)
【0017】
【化5】
【0018】
(式中、Raはそれぞれ独立的に炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基を表わす。)で表わされる化合物が好ましく、一般式(Iab)、(Iac)、(Iah)及び一般式(Iai)で表わされる化合物が特に好ましい。
【0019】
一般式(I)の化合物はそのR1、n、X1、X2、X3、X4、X5、Y及びZ、特にYに応じて以下のようにして製造することができる。
i) Y=単結合(一般式(Ip)の化合物)の場合
一般式(II)及び一般式(III)
【0020】
【化6】
【0021】
(式中、R1、n、X1、X2、X3、X4、X5及びZは一般式(I)におけると同じ意味を表わし、L及びMの一方は塩素、臭素又はヨウ素のハロゲン原子を表わし、他方は塩素、臭素又はヨウ素のハロゲン原子、−Li、−MgW1、−B(OH)2、−SiF2R3又は−Ti(OR4)2を表わし、W1は塩素、臭素又はヨウ素のハロゲン原子を表わし、R3及びR4は低級アルキル基を表わす。)の化合物を触媒存在下に反応させることにより得ることができる。触媒としてはパラジウム(0)錯体、パラジウム(II)錯体、ニッケル(II)錯体等が用いられる。
【0022】
また、Zが−OR2、−OCN、−OCF3、−OCF2H又は−OCH2CF3等の場合には、一般式(Ip)において、Zが−OCH3である化合物をヨウ化トリメチルシリル、臭化水素酸、三臭化ホウ素あるいは塩化アルミニウム−ジメチルスルフィド系等で処理して、一般式(Ip)においてZが−OHである化合物(以下、Ip−ohという)を得て、これから導くこともできる。
【0023】
即ち、(Ip−oh)を塩基存在下に、R2−W2(W2は塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子あるいはp−トルエンスルホニル基等の脱離基を表わす。)と反応させることにより、一般式(Ip)においてZがR2の化合物を得ることができる。
また、R2−W2に換えて、BrCNあるいはTsOCH2CF3(Tsはp−トルエンスルホニル基を表わす。)を用いることにより、一般式(Ip)においてZが−OCNあるいは−OCH2CF3の化合物を得ることができる。
【0024】
また、上記(Ip−oh)をジチオカルバミン酸エステルとした後に、フッ化物イオン存在下にハロニウムイオン発生剤と反応させて一般式(Ip)においてZが−OCF3の化合物を得ることができる。また、一般式(Ip)の化合物を蟻酸エステルとした後、DAST(3フッ化ジメチルアミノ硫黄)等のフッ素化剤と反応させることにより、一般式(Ip)においてZが−OCF2Hの化合物を得ることができる。また、Zが−CNの場合には一般式(Ip)においてZが水素原子である化合物(Ip−h)を臭素化あるいはヨウ素化して、次いでシアン化銅(I)でシアノ化するか、あるいはマグネシウムと反応させてグリニヤール反応剤とし、二酸化炭素と反応させて一般式(Ip)においてZが−COOHである化合物(Ip−cooh)を得る。これを酸クロリドとした後、アンモニアと反応させてアミドとし、次いで脱水させることにより得ることができる。また、ZがR2を表わす化合物の場合には、ルイス酸存在下に対応する酸クロリドと反応させ、次いでカルボニル基を還元して得ることができる。
ii) Y=−C≡C−(一般式(Iq)の化合物)の場合
一般式(II)において、Lが臭素原子又はヨウ素原子である化合物及び一般式(IV)
【0025】
【化7】
【0026】
(式中、X3、X4、X5及びZは、一般式(I)におけると同じ意味を表わす。)の化合物とを、塩化パラジウム(0)等の触媒存在下に反応させることにより得ることができる。
【0027】
あるいは一般式(III)において、Mが臭素原子又はヨウ素原子である化合物及び一般式(V)
【0028】
【化8】
【0029】
(式中、R1、n、X1及びX2は、一般式(I)におけると同じ意味を表わす。)の化合物とを同様に反応させても得ることができる。ここで一般式(V)の化合物は、一般式(II)において、Lが臭素原子又はヨウ素原子である化合物及び2−メチル−3−ブチン−2−オールを塩化パラジウム(II)等の触媒存在下に反応させた後、塩基で処理して得ることができる。さらにZの種類によっては一般式(Ip)の場合と同様に、Zが−OHあるいは水素原子である化合物等から後で変換することも可能である。
iii) Y=−CH2CH2−(一般式(Ir)の化合物)の場合
ii)で得られた一般式(Iq)の化合物を水素添加することにより得ることができる。Zがアルケニル基あるいはアルケニルオキシ基を表わす場合には、水素添加した後に一般式(Ip)の場合と同様に、Zが−OHあるいは水素原子である化合物等から合成することができる。
iv) Y=−COO−(一般式(Is)の化合物)の場合
一般式(II)において、Lが−COClを表わす酸クロリド及び一般式(III)においてMが−OHを表わすフェノール誘導体を塩基性物質存在下に反応させることにより得ることができる。あるいは酸クロリドに換えて、一般式(II)において、Lが−COOHを表わす安息香酸誘導体を用い、縮合剤存在下に反応させても得ることができる。
v) Y=−OCO−(一般式(It)の化合物)の場合
一般式(III)において、Lが−COClを表わす酸クロリド及び一般式(II)においてMが−OHを表わすフェノール誘導体を塩基性物質存在下に反応させることにより得ることができる。あるいは酸クロリドに換えて、一般式(III)において、Lが−COOHを表わす安息香酸誘導体を用い、縮合剤存在下に反応させても得ることができる。
vi) Y=−CH2O−(一般式(Iu)の化合物)の場合
一般式(III)において、Mが−OHを表わすフェノール誘導体を塩基によりフェノラートとし、これを一般式(II)において、Lが−CH2W2(W2は塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子あるいはp−トルエンスルホニル基等の脱離基を表わす。)の化合物と反応させることにより得ることができる。
vii) Y=−OCH2−(一般式(Iv)の化合物)の場合
一般式(II)において、Lが−OHを表わすフェノール誘導体を塩基によりフェノラートとし、これを一般式(III)において、Mが−CH2W2(W2は塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子あるいはp−トルエンスルホニル基等の脱離基を表わす。)の化合物と反応させることにより得ることができる。
【0030】
以上のようにして本発明の化合物を製造することができるが、斯くして製造された一般式(I)で表わされる化合物の代表的な例を第1表に掲げる。
【0031】
【表1】
【0032】
(表中、Cは結晶相を、Nはネマチック相を、Iは等方性液体相をそれぞれ表わす。)
本発明の第1表の(No.1)の化合物及び(No.1)の化合物と類似構造を有しているがメチル分岐を含まない式(R−1)
【0033】
【化9】
【0034】
の化合物のTN-Iを比較した。式(R−1)の相転移温度は以下の通りである。
C 64℃ N 89℃ I
(Cは結晶相を、Nはネマチック相を、Iは等方性液体相をそれぞれ表わす。)
式(R−1)の化合物及び本発明の(No.1)の化合物を比較すると、本発明の化合物は、連結基のエチレン基に分岐メチル基を導入したにもかかわらず、そのネマチック相上限温度(TN-I)はわずかしか低下していないことが明らかである。
【0035】
これまでに、上記したように、液晶化合物の連結基中にメチル分岐基を導入して、その相転移温度を比較した例はあまりないが、以下に示すのはそのような比較を行なった例である。
【0036】
式(A−1)及び式(A−2)
【0037】
【化10】
【0038】
で表わされるスチルベン誘導体の相転移温度は以下の通りであった。
式(A−1) C 80℃ S 80.5℃ N 126℃ I
式(A−2) C 209℃ (N189℃) I
(C、N及びIは上記におけると同じ意味を表わし、Sはスメクチック相を表わし、( )はモノトロピックな相であることを表わす。)
一方、式(A−1)及び式(A−2)にメチル基を導入した式(B−1)及び式(B−2)
【0039】
【化11】
【0040】
の化合物の相転移温度は以下の通りであった。
式(B−1) C1 40℃ C2 72℃ N 82℃ I
式(B−2) C 106℃ N 121℃ I
これらの化合物と比較すると、メチル分岐基の導入された式(B−1)及び式(B−2)のTN-Iが30゜以上も低下している。
【0041】
従って、先に述べたように、本発明の第1表中の(No.1)の化合物が、対応するメチル分岐の導入された化合物と比較して、高いTN-Iを保っていることは驚くべきことであるといえる。
【0042】
更に、(No.1)の化合物におけるメチル分岐基が、式(R−1)の化合物のエチレン結合のどちらの炭素原子に結合しているかは非常に重要であって、例えば(No.1)の化合物と類似構造を有するが、そのメチル分岐基の位置が逆である式(R−2)
【0043】
【化12】
【0044】
の化合物は室温で油状であって、全く液晶性を示さない。このメチル分岐の位置による効果は本発明者らがはじめて明らかにしたことであって、これまでは予想がつかなかったことである。
【0045】
本発明の一般式(I)の化合物の最も優れた特徴は、他の液晶化合物に対するその良好な溶解性である。特に、一般式(I)においてYが単結合、−CH2CH2−あるいは−C≡C−であって、Zがフッ素原子あるいはトリフルオロメチル基であるような化合物は、対応するメチル分岐を含まない化合物では必ずしも良好でなかった相溶性が改善され、析出や相分離の生じにくい組成物をより容易に調製することが可能である。特にアクティブマトリックス駆動用液晶材料において、そのベンゼン環が多数(3〜5個)のフッ素原子で置換されたビフェニル誘導体やトラン誘導体あるいはジフェニルエタン誘導体は、その駆動電圧の低減に優れた効果を有するにもかかわらず、これまでは相溶性不良のため充分な量を添加することができなかったが、本発明の化合物ではより多量の添加が可能となった。
【0046】
次に、アクティブマトリックス駆動用として好適なホスト液晶(H)
【0047】
【化13】
【0048】
(式中、シクロヘキサン環はトランス配置を表わし、「%」は「重量%」を表わす。)のネマチック相の上限温度(TN-I)は116.7℃であり、これを用いて作製したセル厚6.0μmのTNセルの閾値電圧(Vth)は2.14Vであった。
【0049】
このホスト液晶(H)85重量%及び第1表の(No.4)の化合物15重量%からなる液晶組成物(M−4)を調製したところ、TN-Iは98℃以下であり、ホスト液晶(H)と比較して、その低下はわずかであった。
【0050】
また、この(M−4)を室温で保存したところ、1週間以上経過しても結晶の析出や相分離は観察できなかった。
更に、(M−4)を用いて同様にしてセルを作製し、Vthを測定したところ、1.83Vであり、ホスト液晶(H)のVthと比較して、大きく低減されていることがわかる。
【0051】
これに対し、ホスト液晶(H)85重量%及び(No.4)の化合物と類似構造を有するがメチル分岐を含まない式(R−3)
【0052】
【化14】
【0053】
の化合物15重量%からなる比較用組成物(MR−3)を調製した。(MR−3)のTN-Iは100℃であり、(M−4)よりわずかではあるが高くなった。しかしながら、この(MR−3)を室温で放置したところ、1日以内に結晶の一部析出が観察された。
【0054】
次に、同様にして、(MR−3)のVthを測定したところ、1.82Vであり、(M−4)とほとんど変化がなかった。
以上から、本発明の化合物が従来の液晶化合物との相溶性に優れ、液晶組成物とした場合に結晶の析出や相分離を生じ難くして低温域への温度拡大に有用であることが理解できる。
【0055】
従って、一般式(I)の化合物は、他のネマチック液晶化合物との混合物の状態で、特にTN型あるいはSTN型といった電界効果型表示セルの材料として、好適に使用することができる。特に、一般式(I)の化合物は、その一般式におけるZの選択(フッ素原子、塩素原子、アルキル基、アルコキシル基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、−OCF3、−CF3、−OCF2Hあるいは−OCH2CF3が好ましく、フッ素原子あるいは−OCF3が特に好ましい。)によっては、分子内に強い極性基を持たないことが可能であり、この場合には大きい比抵抗と高い電圧保持率を得ることが容易である。従って、アクティブマトリックス駆動用液晶材料の構成成分として、本発明の一般式(I)の化合物は特に有用である。本発明はこのように一般式(I)で表わされる化合物の少なくとも1種類をその構成成分として含有する液晶組成物をも提供するものである。
【0056】
この組成物中において、一般式(I)の化合物と混合して使用することのできるネマチック液晶化合物の好ましい代表例としては、例えば、4−置換安息香酸4−置換フェニル、4−置換シクロヘキサンカルボン酸4−置換フェニル、4−置換シクロヘキサンカルボン酸4’−置換ビフェニリル、4−(4−置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸4−置換フェニル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4−置換フェニル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4−置換シクロヘキシル、4,4’−置換ビフェニル、1−(4−置換シクロヘキシル)−4−置換ベンゼン、4,4’−置換ビシクロヘキサン、1−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4−置換ベンゼン、1−(4−置換シクロヘキシル)−2−(4−置換シクロヘキシル)エタン、4,4”−置換ターフェニル、4−(4−置換シクロヘキシル)−4’−置換ビフェニル、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4’−置換ビフェニル、4−(4−置換フェニル)−4’−置換ビシクロヘキサン、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4’−置換ビフェニル、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]シクロヘキシル−4’−置換ベンゼン、4−[2−(4−置換フェニル)エチル]−4’−置換ビシクロヘキサン、1−(4−置換フェニルエチニル)−4−置換ベンゼン、1−(4−置換フェニルエチニル)−4−(4−置換シクロヘキシル)ベンゼン、2−(4−置換フェニル)−5−置換ピリミジン、2−(4’−置換ビフェニリル)−5−置換ピリミジン及び上記各化合物においてベンゼン環が側方置換基を有する化合物等を挙げることができる。
【0057】
このうちアクティブマトリックス駆動用としては4,4’−置換ビフェニル、1−(4−置換シクロヘキシル)−4−置換ベンゼン、4,4’−置換ビシクロヘキサン、1−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4−置換ベンゼン、1−(4−置換シクロヘキシル)−2−(4−置換シクロヘキシル)エタン、4,4”−置換ターフェニル、4−(4−置換シクロヘキシル)−4’−置換ビフェニル、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4’−置換ビフェニル、4−(4−置換フェニル)−4’−置換ビシクロヘキサン、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−4’−置換ビフェニル、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]シクロヘキシル−4’−置換ベンゼン、4−[2−(4−置換フェニル)エチル]−4’−置換ビシクロヘキサン、1−(4−置換フェニルエチニル)−4−置換ベンゼン、1−(4−置換フェニルエチニル)−4−(4−置換シクロヘキシル)ベンゼン及び上記においてベンゼン環がフッ素置換されている化合物が適している。
【0058】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0059】
なお、化合物の構造は、核磁気共鳴スペクトル(NMR)、質量スペクトル(MS)及び赤外吸収スペクトル(IR)により確認した。また、転移温度の測定はホットステージを備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(DSC)を併用して行った。組成物における「%」は「重量%」を表わす。
(参考例1) トランス−4−プロピルシクロヘキサンカルバルデヒドの合成
【0060】
【化15】
【0061】
塩化メトキシメチルトリフェニルホスホニウム144gをTHF350mlに懸濁させた。これを氷冷し、t−ブトキシカリウム55gをゆっくり添加し、0℃で1時間攪拌した。トランス−4−プロピルシクロヘキサノン50gをTHF300mlに溶解し、同温度で4時間で滴下した。さらに30分間攪拌した後、水200mlを加えた。水層を分液除去し、有機層を濃縮し、ヘキサン800mlを加え、不溶物を濾別した。沈澱はヘキサンで洗滌した。濾液を集め、メタノール/水の混合溶媒で洗滌した後濃縮した。得られた油状の粗生成物をTHF250mlに溶解し、10%塩酸250mlを加え、1時間加熱攪拌した。放冷後、酢酸エチル300mlで抽出し、水で洗滌した後、溶媒を溜去した。得られた油状物をエタノール400mlに溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液40mlを加え、1時間攪拌した。ここに、水400mlを加え、トルエン500mlで抽出した。有機層は水500mlで3回洗滌し、更に、減圧下に乾燥してトランス−4−プロピルシクロヘキサンカルバルデヒドの無色油状物54gを得た。これは放置すると結晶化した。
(参考例2) トランス−1−アセチル−4−プロピルシクロヘキサンの合成
【0062】
【化16】
【0063】
参考例1で得られたトランス−4−プロピルシクロヘキサンカルバルデヒド24gをTHF100mlに溶解し、5℃に冷却した。これに臭化メチルマグネシウム(0.95molTHF溶液)200mlを30分間で滴下した。5℃で1時間攪拌後、室温に戻し水を加え、さらに希塩酸で中和した。酢酸エチルで抽出し、有機層を併せて、水、次いで飽和食塩水で洗滌した。無水硫酸ナトリウムで脱水後、溶媒を溜去して1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)エタノール23gを得た。これを100mlのジクロロメタンに溶解し、クロロクロム酸ピリジニウム(PCC)50gのジクロロメタン200ml懸濁液中に室温で滴下した。さらに3時間攪拌後、デカンテーションにより不溶物を除去した。溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン)を用いて精製して、トランス−1−アセチル−4−プロピルシクロヘキサン16gを得た。
(参考例3) 2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロパナールの合成
【0064】
【化17】
【0065】
参考例2で得られたトランス−1−アセチル−4−プロピルシクロヘキサン16gを、参考例1と同様にして塩化メトキシメチルトリフェニルホスホニウムから調製したウィッティヒ反応剤と反応させて、次いで加水分解して、2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロパナール13gを得た。
(参考例4) 3,5−ジフルオロ−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼンの合成
【0066】
【化18】
【0067】
マグネシウム1.3gをTHF5mlに懸濁させた。これに1−ブロモ−3,5−ジフルオロベンゼン9.5gのTHF40ml溶液を穏やかな還流が持続する速度で滴下し、さらに室温で1時間攪拌してグリニヤール反応剤を調製した。これを0℃に冷却し、参考例3で得た2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロパナール7gのTHF10ml溶液を30分間で滴下した。0℃で1時間攪拌後、水を加え、室温に戻し、希塩酸を加えて中和した。トルエンで抽出し、有機層を併せて水次いで飽和食塩水で脱水した。溶媒を溜去して得られた粗生成物を再度トルエン100mlに溶解し、p−トルエンスルホン酸2水塩2gを加え、3時間還流下に加熱攪拌させた。室温まで放冷後、炭酸水素ナトリウム水溶液、水、次いで飽和食塩水で洗滌し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)を用いて精製して、3,5−ジフルオロ−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−1−プロペニル]ベンゼン6.6gを得た。
【0068】
これを酢酸エチル100mlに溶解し、パラジウム炭素1.0gを加え、水素雰囲気下で6時間攪拌した。触媒を濾別し、溶媒を溜去し、さらにエタノールから再結晶して3,5−ジフルオロ−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼンの白色結晶5.2gを得た。
【0069】
同様にして以下の化合物を得た。
3,5−ジフルオロ−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−1−[2−(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−1−[2−(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピルベンゼン
2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピルベンゼン
2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピルベンゼン
2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピルベンゼン
2−(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシル)プロピルベンゼン
4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−メトキシ−1−[2−(トランス−4−ヘプチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
(参考例5) トランス−4−[1−メチル−2−(3,5−ジフルオロ)フェニル]エチル−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサンの合成
参考例1〜4において、出発原料としてトランス−4−プロピルシクロヘキサノンに換えて、トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン−4−オンを用い、同様にしてトランス−4−[1−メチル−2−(3,5−ジフルオロ)フェニル]エチル−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサンを得た。
【0070】
同様にして以下の化合物を得た。
トランス−4−[1−メチル−2−(3,5−ジフルオロ)フェニル]エチル−トランス−4’−エチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(3,5−ジフルオロ)フェニル]エチル−トランス−4’−ブチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(3,5−ジフルオロ)フェニル]エチル−トランス−4’−ペンチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(3−フルオロ)フェニル]エチル−トランス−4’−エチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(3−フルオロ)フェニル]エチル−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(3−フルオロ)フェニル]エチル−トランス−4’−ブチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(3−フルオロ)フェニル]エチル−トランス−4’−ペンチルビシクロヘキサン
トランス−4−(1−メチル−2−フェニル)エチル−トランス−4’−エチルビシクロヘキサン
トランス−4−(1−メチル−2−フェニル)エチル−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン
トランス−4−(1−メチル−2−フェニル)エチル−トランス−4’−ブチルビシクロヘキサン
トランス−4−(1−メチル−2−フェニル)エチル−トランス−4’−ペンチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(4−メトキシ)フェニル]エチル−トランス−4’−エチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(4−メトキシ)フェニル]エチル−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(4−メトキシ)フェニル]エチル−トランス−4’−ブチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(4−メトキシ)フェニル]エチル−トランス−4’−ペンチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(3−フルオロ−4−メトキシ)フェニル]エチル−トランス−4’−エチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(3−フルオロ−4−メトキシ)フェニル]エチル−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(3−フルオロ−4−メトキシ)フェニル]エチル−トランス−4’−ブチルビシクロヘキサン
トランス−4−[1−メチル−2−(3−フルオロ−4−メトキシ)フェニル]エチル−トランス−4’−ペンチルビシクロヘキサン
(実施例1) 2,6,3’,4’,5’−ペンタフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル(第1表中のNo.4の化合物)の合成
【0071】
【化19】
参考例4で得られた3,5−ジフルオロ−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼンの5.0gをTHF20mlに溶解し、−50℃に冷却した。これにn−ブチルリチウム(1.6M、n−ヘキサン溶液)12.5mlをゆっくり滴下し、さらに同温度で30分間攪拌した。これにホウ酸トリイソプロピル7.0gのTHF30ml溶液を30分間で滴下し、1時間かけて0℃まで昇温し、0℃でさらに2時間攪拌した。10%塩酸30mlを加え、5〜10℃で1時間攪拌した。室温に戻し、トルエンで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで水で洗滌し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を溜去して得られたホウ酸2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]フェニルの白色結晶6.0gを得た。
【0072】
この全量及び1−ブロモ−3,4,5−トリフルオロベンゼン5.6gをベンゼン25ml及びエタノール15mlに溶解し、炭酸ナトリウム水溶液(2N)25mlを加えた。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.3gを加え、8時間加熱還流させた。室温まで放冷後、ヘキサンを加え、水層を分離し、水層はヘキサンでさらに抽出して有機層を併せた。溶媒を溜去後、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン)を用いて精製し、さらにエタノールから3回再結晶して2,6,3’,4’,5’−ペンタフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル(融点:55℃)2.5gを得た。
(実施例2) 2,6,3’,4’−テトラフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル(第1表中のNo.3の化合物)の合成
実施例1に於いて1−ブロモ−3,4,5−トリフルオロベンゼンに換えて、1−ブロモ−3,4−ジフルオロベンゼンを用いた他は実施例1と同様にして、2,6,3’,4’−テトラフルオロ−4−[3−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル(融点:43℃)を得た。
【0073】
同様にして以下の化合物を得た。
2,6,3’,4’,5’−ペンタフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’,5’−ペンタフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’,5’−ペンタフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’−テトラフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’−テトラフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’−テトラフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,4’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,4’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,4’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,4’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6−ジフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−クロロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
(実施例3) 2,6,3’,4’,5’−ペンタフルオロ−4−[2−[トランス−(トランス−4−プロピルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニルの合成
実施例1に於いて3,5−ジフルオロ−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼンに換えて、トランス−4−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)プロピル]−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサンを用いた他は実施例1と同様にして、2,6,3’,4’,5’−ペンタフルオロ−4−[2−[トランス−(トランス−4−プロピルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニルを得た。
【0074】
同様にして以下の化合物を得た。
2,6,3’,4’,5’−ペンタフルオロ−4−[2−[トランス−(トランス−4−エチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’,5’−ペンタフルオロ−4−[2−[トランス−(トランス−4−ブチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’,5’−ペンタフルオロ−4−[2−[トランス−(トランス−4−ペンチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’−テトラフルオロ−4−[2−[トランス−(トランス−4−エチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’−テトラフルオロ−4−[2−[トランス−(トランス−4−プロピルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’−テトラフルオロ−4−[2−[トランス−(トランス−4−ブチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,4’−テトラフルオロ−4−[2−[トランス−(トランス−4−ペンチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−[トランス−(トランス−4−エチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−[トランス−(トランス−4−プロピルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−[トランス−(トランス−4−ブチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−[トランス−(トランス−4−ペンチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−[トランス−(トランス−4−エチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−[トランス−(トランス−4−プロピルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−[トランス−(トランス−4−ブチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−[トランス−(トランス−4−ペンチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−[トランス−(トランス−4−エチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−[トランス−(トランス−4−プロピルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−[トランス−(トランス−4−ブチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’,5’−テトラフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−[トランス−(トランス−4−ペンチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−[トランス−(トランス−4−エチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−[トランス−(トランス−4−プロピルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−[トランス−(トランス−4−ブチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
2,6,3’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメチル−4−[2−[トランス−(トランス−4−ペンチルビシクロヘキサン)−4−イル]プロピル]ビフェニル
(実施例4) 3’,4’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル(第1表中のNo.1の化合物)の合成
【0075】
【化20】
参考例4で得られた2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピルベンゼン5.5g、ヨウ素3.8g及び過ヨウ素酸二水和物3.0gを酢酸20mlに溶解し、硫酸0.6ml及び1,2−ジクロロエタン2mlを加え1時間加熱還流させた。放冷後、水20mlを加え、40mlのトルエンで2回抽出した。有機層を併せて、10%亜硫酸ナトリウム水溶液、水、次いで飽和食塩水で洗滌した後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥させた。溶媒を溜去した後、エタノールから再結晶させて、4−ヨード−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン3.6gを得た。この1.8gをTHF20mlに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)100mgを加えた。これに室温、窒素雰囲気下で1−ブロモ−3,4−ジフルオロベンゼン1.06gから調製したグリニヤール反応剤を滴下した。滴下終了後、4時間室温で攪拌した。水を加え、稀塩酸で中和し、トルエンで抽出した。水で洗滌後、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製して、3’,4’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニルの白色結晶1.2gを得た。(融点58℃、TN-I73℃)
(実施例5) 3’,4’、5’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル(第1表中のNo.2の化合物)の合成
実施例4において、1−ブロモ−3,4−ジフルオロベンゼンに換えて、1−ブロモ−3,4,5−トリフルオロベンゼンを用いた他は実施例4と同様にして、3’,4’、5’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニルを得た。(融点40℃、TN-I37℃)
同様にして以下の化合物を得た。
【0076】
3’,4’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,4’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,4’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,4’,5−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,4’,5−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,4’,5−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−フルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−フルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−メチル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−メチル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−メチル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−メチル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−エチル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−エチル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−エチル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−エチル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−メチル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−メチル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−メチル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−メチル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−エチル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−エチル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−エチル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−エチル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2’,3’−ジフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,4’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,4’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,4’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,4’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,4’,5−テトラフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,4’,5−テトラフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,4’,5−テトラフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,4’,5−テトラフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,4’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,4’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,4’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,4’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−メチル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−メチル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−メチル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−メチル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−エチル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−エチル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−エチル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−エチル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−プロピル−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2−フルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’−ジフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4’−トリフルオロメトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
2,3’,5’−トリフルオロ−4’−メトキシ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
(実施例6) 4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニルの合成
【0077】
【化21】
【0078】
シュウ酸クロリド2.2g及び無水塩化アルミニウム2.6gをジクロロメタン25mlに溶解した。水冷下10℃で、実施例5で得られた4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル3.2gを滴下し、室温でさらに攪拌した。氷水中にあけ、トルエン50mlで抽出した。これに20%アンモニア水10mlを加え、室温で2時間攪拌した。析出した沈殿を濾取し、メタノールで洗滌し、減圧下に乾燥して、アミド3.3gを得た。これを塩化チオニル20ml中で3時間加熱還流させた。減圧下に過剰の塩化チオニルを溜去し、トルエンを加え、水次いで飽和食塩水で洗滌した。溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し、さらにエタノールから再結晶して4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニルの白色結晶を得た。
【0079】
同様に以下の化合物を得た。
4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’−フルオロ−4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
3’,5’−ジフルオロ−4’−シアノ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ビフェニル
(実施例7) 3,5−ジフルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼンの合成
【0080】
【化22】
【0081】
参考例4で得た3,5−ジフルオロ−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン1.7gをTHF10mlに溶解し、−50℃に冷却した。窒素雰囲気下で、n−ブチルリチウム(1.68M)ヘキサン溶液4.5mlを滴下し、30分間攪拌した。同温度でヨウ素1.75gのTHF溶液を滴下し、さらに30分間攪拌した。水10mlを加えた後、室温に戻し、稀塩酸を加えて中和した。有機層を分離後、水層をヘキサンで抽出し、有機層を併せて、水で洗滌し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥させた。溶媒を溜去して、3,5−ジフルオロ−4−ヨード−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン2.3gを得た。これをジメチルホルムアミド(DMF)10ml及びトリエチルアミン10mlに溶解し、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)30mg及びヨウ化銅(I)25mgを加え、次いで2−メチル−3−ブチン−2−オール0.8gを滴下した。80℃で3時間加熱攪拌した後、水10mlを加え、酢酸エチルで抽出した。水で洗滌後、溶媒を溜去して得られた油状物をトルエン20mlに溶解し、水酸化ナトリウム0.4gを加え、1時間加熱攪拌させた。放冷後、水、次いで稀塩酸を加えて中和し、有機層を水で洗滌した。溶媒を溜去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製して、3,5−ジフルオロ−4−エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン1.0gを得た。さらに、これをジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)及びヨウ化銅(I)存在下に、DMF及びトリエチルアミン中で4−ブロモ−3,4,5−トリフルオロベンゼンと反応させて、3,5−ジフルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン1.1gを得た。
【0082】
同様にして以下の化合物を得た。
3,5−ジフルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−フルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−メチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−エチルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−プロピルフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(4−メトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン 4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
4−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
(実施例8) 3,5−ジフルオロ−4−[2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼンの合成
【0083】
【化23】
【0084】
実施例7で得られた3,5−ジフルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチニル−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン0.5gを酢酸エチル10mlに溶解し、5%パラジウム炭素0.1gを加え、水素雰囲気下に36時間室温で攪拌した。触媒を濾別後、溶媒を溜去して得られた粗生成物をエタノールから再結晶して、3,5−ジフルオロ−4−[2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼンの白色結晶0.44gを得た。
【0085】
同様にして以下の化合物を得た。
3,5−ジフルオロ−4−[2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−[2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−[2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3,5−ジフルオロ−4−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−[2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−[2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−[2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
3−フルオロ−4−[2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル]−1−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]ベンゼン
(実施例9) 4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニルの合成
【0086】
【化24】
【0087】
参考例4で得られた2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピルベンゼンから、実施例6と同様にして4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸クロリドを合成した。これをジクロロメタンに溶解し、ピリジン存在下に4−シアノフェノールと反応させて、4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニルを得た。
【0088】
同様にして以下の化合物を得た。
4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
2−フルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
(実施例10) 2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニルの合成
実施例7において、ヨウ素に換えて、ドライアイスを用いることにより2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸を得た。これをジクロロメタン中で少量のピリジン存在下に塩化チオニルと反応させて得られた2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸クロリドを、実施例9と同様にエステル化して、2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニルを得た。
【0089】
同様にして以下の化合物を得た。
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸4−フルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4−ジフルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
2,6−ジフルオロ−4−[2−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)プロピル]安息香酸3,4,5−トリフルオロフェニル
(実施例11) 液晶組成物の調製
特にアクティブマトリックス駆動用として好適であるホスト液晶(H)
【0090】
【化25】
【0091】
を調製した。このホスト液晶(H)は116.7℃以下でネマチック相を示し、その融点は11℃であった。また、これを用いて作製したセル厚6μmのTNセルの閾値電圧(Vth)は2.14Vであった。
【0092】
このホスト液晶(H)の85重量%及び第1表に示された(No.4)の化合物15重量%からなる液晶組成物(M−4)を調製した。同様にして測定したN相の上限温度(TN-I)及びその閾値電圧は以下の通りとなった。
【0093】
N相の上限温度(TN-I) 98.0℃
閾値電圧(Vth) 1.83V
従って、TN-Iは若干低下しているものの、閾値電圧(Vth)は大幅に低減されていることがわかる。
【0094】
また、この(M−4)を室温で保存したところ、1週間経過しても結晶の析出や相分離は観察できなかった。
(比較例1)
ホスト液晶(H)85重量%及び(No.4)の化合物と類似構造を有しており、メチル分岐基を有さない式(R−3)
【0095】
【化26】
【0096】
の化合物15重量%からなる比較液晶組成物(MR−3)を調製した。同様にして測定したTN-I及びその閾値電圧は以下の通りとなった。
N相の上限温度(TN-I) 100.0℃
閾値電圧(Vth) 1.82V
従って、TN-Iは(M−4)と比較してわずかに高くなっているものの、閾値電圧はほぼ同程度であった。
【0097】
しかしながら、(MR−3)を放置したところ、室温でも1日以内に結晶の一部析出が観察された。
以上のように、本発明の一般式(I)の化合物は、他の液晶化合物や組成物との相溶性に優れ、低温でも結晶の析出や相分離の生じにくい液晶組成物を得ることが可能であることが理解できる。
(比較例2) 3’,4’−ジフルオロ−4−[1−メチル−2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)エチル]ビフェニルの合成と物性
実施例4で得た、第1表中の(No.1)の化合物と類似した構造を有しており、連結基中のメチル分岐基の位置が異なる式(R−2)
【0098】
【化27】
【0099】
の化合物である3’,4’−ジフルオロ−4−[1−メチル−2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)エチル]ビフェニルを以下のようにして合成した。
【0100】
イ) 参考例1で得たトランス−4−プロピルシクロヘキサンカルバルデヒドに塩化メトキシメチルトリフェニルホスホニウムから調製したウィッティヒ反応剤を再度反応させて、トランス−4−プロピルシクロヘキサンエタナールを得た。
【0101】
ロ) 上記イ)で得たトランス−4−プロピルシクロヘキサンエタナールに、参考例2と同様にして臭化メチルマグネシウムを反応させ、ついでPCC酸化することによりトランス−4−プロピル−1−(2−オキソプロピル)−シクロヘキサンを得た。
【0102】
ハ) 上記ロ)で得たトランス−4−プロピル−1−(2−オキソプロピル)シクロヘキサンに、実施例2と同様にして1−ブロモ−3,4−ジフルオロベンゼンから調製したグリニヤール反応剤を反応させ、次いで脱水、接触還元することにより、式(R−2)の3’,4’−ジフルオロ−4−[1−メチル−2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)エチル]ビフェニルを得た。
【0103】
上記で得た式(R−2)の化合物は室温で油状であり、液晶性は示さなかった。
従って、連結基へのメチル分岐基の導入は、その位置の選択が非常に重要であって、本発明の(I)の化合物のようにエチレン基のシクロヘキサン環に近い側の炭素に導入する必要があることが理解できる。
【0104】
【発明の効果】
本発明の一般式(I)で表わされる化合物は、実施例に示したように、市販の入手可能な化合物から工業的にも容易に製造することができる。しかも、本発明の一般式(I)の化合物を含有する液晶組成物は、本発明と類似構造を有する(2−シクロヘキシル)エチルベンゼン骨格を含有する液晶組成物と比較すると、ほぼ等しい電気光学的特性に加えて、低温でも結晶が析出し難いという特徴を有するため、実用的液晶として極めて有用である。
Claims (7)
- Yが−CH2CH2−、−C≡C−又は単結合であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
- Zがフッ素原子、塩素原子、−CF3、−OCF3、−OCF2H又は−OCH2CF3を表わすことを特徴とする請求項2記載の化合物。
- Zがフッ素原子又は−OCF3を表わすことを特徴とする請求項3記載の化合物。
- R1が、炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基を表わすことを特徴とする請求項4記載の化合物。
- nが1であることを特徴とする請求項5記載の化合物。
- 請求項1、2、3、4、5又は6記載の一般式(I)で表わされる化合物を含有する液晶組成物。
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