JP3688138B2 - 半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料及びこれを用いたウェーハボート - Google Patents

半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料及びこれを用いたウェーハボート Download PDF

Info

Publication number
JP3688138B2
JP3688138B2 JP29151498A JP29151498A JP3688138B2 JP 3688138 B2 JP3688138 B2 JP 3688138B2 JP 29151498 A JP29151498 A JP 29151498A JP 29151498 A JP29151498 A JP 29151498A JP 3688138 B2 JP3688138 B2 JP 3688138B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon
silicon carbide
wafer boat
impregnated
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29151498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000103677A (ja
Inventor
晃 菅野
雄史 堀内
Original Assignee
東芝セラミックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東芝セラミックス株式会社 filed Critical 東芝セラミックス株式会社
Priority to JP29151498A priority Critical patent/JP3688138B2/ja
Publication of JP2000103677A publication Critical patent/JP2000103677A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3688138B2 publication Critical patent/JP3688138B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/009After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/06Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by burning-out added substances by burning natural expanding materials or by sublimating or melting out added substances
    • C04B38/063Preparing or treating the raw materials individually or as batches
    • C04B38/0635Compounding ingredients
    • C04B38/0645Burnable, meltable, sublimable materials
    • C04B38/068Carbonaceous materials, e.g. coal, carbon, graphite, hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/5093Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with elements other than metals or carbon
    • C04B41/5096Silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00844Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for electronic applications

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料及びこれを用いたウェーハボートに係わり、特に高純度かつ高強度であり、さらには均質性、耐熱衝撃性に優れた半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料及びこれを用いたウェーハボートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、炭化珪素(SiC)と珪素(Si)とを反応焼結させてなるシリコン含浸炭化珪素質材料は緻密性、高純度性および強度が比較的優れていること等から、半導体熱処理用部材、例えば半導体ウェーハ熱処理用ウェーハボート(以下、単にウェーハボートと記す。)、半導体熱処理用炉芯管(以下、単に炉芯管と記す。)等に用いられている。
【0003】
このウェーハボートや炉芯管等においては、半導体デバイスの高集積化が進み、高純度化の要求が厳しくなり、これらの基材となるシリコン含浸炭化珪素質材料にもより高い高純度化が要求されてきている。
【0004】
従来のシリコン含浸炭化珪素質材料は高純度基材といわれるものでも、金属不純物含有量として、Feの含有量が0.2ppm以上、NiとCuとNaとCaとCrとKとの合計含有量が0.2ppm以上もあり、上記高純度化の要求に十分に応えることができなかった。
【0005】
一方、近年半導体ウェーハは300mm等に大口径化し、その重量が著しく増加したことに伴い、ウェーハボートの支持体を太くしたり、またこれを両端で挟持する板状体の肉厚を大きくする必要が生じ、また、装置の大型化に伴い炉芯管の肉厚を大きくする必要があり、結果、いずれの半導体熱処理用部材においてもその熱容量が増大する傾向にある。そのため、ウェーハボートにおいては、半導体ウェーハの熱処理時、炉温度の昇降、半導体ウェーハが搭載されたウェーハボートの出し入れ等により半導体ウェーハの支持体に接する部分と接していない部分とで温度差を顕著に生じさせ、この温度差が大口径の半導体ウェーハに反りやスリップを発生させる問題が起きている。また、炉芯管においては、急速な昇降温が十分になされず、生産性を低下せしめるといった問題が起きている。
【0006】
そこで、従来のシリコン含浸炭化珪素材料を用い、全体的な構造の改良を行うことでウェーハボートの支持体を細くしたり炉芯管を肉薄にする検討がなされているが、従来のシリコン含浸炭化珪素質材料では、急激な熱衝撃もしくは機械的衝撃を受けるとその材料自身にクラックが生じてしまい十分な解決手段が見出されていないのが現状であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、特に大口径半導体ウェーハの熱処理用部材の用途に適する高純度であり高強度かつ耐熱衝撃性に優れたシリコン含浸炭化珪素質材料及びこれを用いたウェーハボートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本願請求項1の発明は、任意の断面において、径8〜50μmの炭化珪素粒子が占める割合が15〜65%であり、径0.1〜5μmの炭化珪素粒子が占める割合が20〜60%であり、シリコンの占める割合が15〜40%である組織構造を有し、かつ曲げ強度が450〜600MPaであることを特徴とする半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素材料であることを要旨としている。
【0009】
また、本願請求項2の発明は、任意の断面において、径8〜50μmの炭化珪素粒子が占める割合が15〜65%であり、径0.1〜5μmの炭化珪素粒子が占める割合が20〜60%であり、シリコンの占める割合が15〜40%である組織構造を有し、かつ曲げ強度が450〜600MPaである半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素材料を用いたことを特徴とするウェーハボートであることを要旨としている。
【0010】
本願請求項3の発明では、上記ウェーハボートが、複数個の板状体とこの板状体間に設けられた半導体ウェーハを支持する支持溝が設けられた複数個の支持体とを有するものであって、各支持体における支持溝の存在しない中実部の長さ方向に対する垂直断面積の総和が120〜320mmであることを特徴とする請求項2に記載のウェーハボートであることを要旨としている。
【0011】
本願請求項4の発明では、上記支持体の個数が3もしくは4個であることを特徴とする請求項3に記載のウェーハボートであることを要旨としている。
【0012】
本願請求項5の発明では、上記ウェーハボートにおいて、半導体ウェーハをn枚搭載可能なウェーハボートの重量Wb〔g〕が、半導体ウェーハ1枚の重量Ww〔g〕に対して、0.25×Ww×n>Wbの条件を満たすことを特徴とする請求項2ないし4項のいずれか1項に記載のウェーハボートであることを要旨としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素材料の実施の形態について図1を参照して説明する。
【0014】
本発明の半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素材料は、例えば、光学顕微鏡や走査型顕微鏡(SEM)を用いた組織観察を行った場合、任意の断面において、径8〜50μmの炭化珪素粒子が占める割合が15〜65%であり、径0.1〜5μmの炭化珪素粒子が占める割合が20〜60%であり、シリコンの占める割合が15〜40%である組織構造を有することが好ましい。
【0015】
図1は、本発明品の光学顕微鏡写真であるが、全体が350×450μmの視野となっている。図中21は直径8〜50μmの炭化珪素粒子を示し、面内において略均一に点在しており、この各粒子の周囲を直径0.1〜5μmの炭化珪素粒子22が略均一に分散した(実際上は結合した)SiCの結合組織を有し、そして、これらの空隙をSi23で充填された(実際上は反応焼結された)全体として均質な構造となっている。
【0016】
この光学顕微鏡写真において、上記直径8〜50μmの炭化珪素粒子21の占める面積比は全体の29%であり、直径0.1〜5μmの炭化珪素粒子22の占める面積比は全体の49%であり、Si23の面積比は全体の22%になっている。
【0017】
このような構成のシリコン含浸炭化珪素質材料とすることによって、高純度化を可能せしめ、高強度かつ耐熱衝撃性に優れ、半導体熱処理用材料として好適なものとすることができる。
【0018】
本発明において、特に重要な構成は、直径0.1〜5μmの炭化珪素粒子22の占める割合であり、これが20%未満では全体としての均質性が得られず、結果、局部的に脆弱な部分を形成してしまい、半導体ウェーハの如く極薄な材料との接触を持つもしくはその危険性を有する半導体熱処理用材料としては、不適合なものとなる。また、直径0.1〜5μmの炭化珪素粒子22の占める割合が60%を超えると、耐熱衝撃性が低く、例えば室温と600℃程度の高温の間で昇降温の熱履歴を受けるような半導体熱処理用部材として用いた場合、この熱衝撃によって基材にクラックが生じ、同部材の交換を余儀なくされてしまう。またこの場合には、直径0.1〜5μmの炭化珪素粒子部分を形成するための微粉末原料の純化、あるいは焼成体段階での純化が充分に行われず、結果、不純物を多く含むシリコン含浸炭化珪素質材料となってしまい、半導体熱処理用として不適合なものとなってしまう。
【0019】
本発明においては、任意の断面において、炭化珪素粒子以外の部分は、実質的に全てシリコン23によって形成されていることが、その物理特性の均質性の観点から重要な事項となる。シリコン含浸が充分になされず、未含浸部分が存在すると、その部分の局部的強度低下あるいは熱伝導性の低下が生じてしまうためである。
【0020】
また、本発明においては、シリコン含浸炭化珪素質材料において、その曲げ強度が450〜600MPa、より好ましくは500〜600MPaである。このような曲げ強度とすることによって、半導体熱処理用部材としての低熱容量化を実現せしめることができ、かつ高い耐熱衝撃性をもたらすことができる。
【0021】
次に、本発明に係わるウェーハボートの実施の形態について第2〜6図を参照して説明する。
【0022】
図2に示すように、本発明に係わるウェーハボート例えば縦型ウェーハボート1は、ディスク形状の複数個例えば2個の支持板2、3と、この支持板2、3間に設けられ、多数の半導体ウェーハWを支持するウェーハ支持部4が設けられた複数個例えば4個の支持体5とを有している。
【0023】
支持板2、3は曲げ強度が450〜600MPaを有するシリコン含浸炭化珪素質材料製で、その板厚は4mm以下が望ましく、例えば3mmに形成されている。この支持板2、3間には曲げ強度が450〜600MPaを有するシリコン含浸炭化珪素質材料製の4個の支持体5が、開口部6が形成されるように偏倚して接合されている。
【0024】
この支持体5は例えば直径10mmの円柱形状をなし、半導体ウェーハWが搭載され支持される上記ウェーハ支持部4が多数設けられている。図3および図4に示すようにこのウェーハ支持部4は支持体5にウェーハ支持体5の中心点5cまで切り込みを入れて形成された溝7を設けることにより例えばその底部に形成されており、半導体ウェーハWと接触可能な面積は、支持体1個当たり25mm以下に形成され、4個の支持体全体として100mmに形成されていることによって、半導体ウェーハWがウェーハボートからの熱的影響をより受け難い構造となっている。
【0025】
また、支持体5は上述したように円柱形状に限らず、図5に示すようにウェーハ支持部10が形成された断面形状が正方形の支持体11でもよく、またその他の形状でもよい。
【0026】
上記シリコン含浸炭化珪素材料は、例えば、光学顕微鏡やSEMを用いた組織観察を行った場合、任意の断面における直径8〜50μmの炭化珪素粒子の占める面積比は全体の15〜65%であり、直径0.1〜5μmの炭化珪素粒子の占める面積比は全体の20〜60%であり、シリコンの占める面積比が全体の15〜25%となっている。
【0027】
このような構成とすることによって、高純度化を可能せしめ、高強度かつ耐熱衝撃性に優れ、さらにはこれ自身の低熱容量化を実現せしめる半導体ウェーハボートを提供することができる。
【0028】
また、上記半導体ウェーハボート1は、各支持体における支持溝の存在しない中実部の長さ方向に対する垂直断面積の総和が120〜320mmである構成となっている。
【0029】
これによって、半導体ウェーハをウェーハボートに搭載したままの状態で、急激な昇降温となる熱履歴を受けた場合においても、半導体ウェーハが所定温度に昇温されているのにウェーハボートがその温度まで達していない、あるいは逆に半導体ウェーハが所定温度まで降温されているのにウェーハボートがその温度まで低下されておらず、結果、ウェーハボートと接しているウェーハがその温度差を面内で受けることによってそりやスリップが発生してしまうことを効果的に抑制することができる。
【0030】
上記垂直断面積の総和が120mm未満では、ウェーハボートの機械的強度が不十分であり、数回の使用でその形状維持が困難な状態となってしまい、また320mmを超えると上記効果が十分に得られ難い。
【0031】
これをより効果的にするためには、上記支持体の個数を3もしくは4個とすることが好ましく、各支持体における支持溝の存在しない中実部の長さ方向に対する垂直断面積は、40〜80mmとすることがより好ましい。
【0032】
なお、上記ウェーハボート1は、全体としての低熱容量化を図るために、搭載する半導体ウェーハの総重量との関係上、その重量を制限することが好ましく、具体的には、半導体ウェーハWを150枚以上でn枚搭載可能な半導体ウェーハボート1の重量Wb〔g〕は、半導体ウェーハW1枚の重量Ww〔g〕に対して、
【数1】
0.25×Ww×n>Wb
の条件を満たすように設計される。
【0033】
例えば8インチの半導体ウェーハWを170枚搭載可能なウェーハボート1ではその重量は例えば1750gとなるように設計を行う。
【0034】
次に、本発明に係わるシリコン含浸炭化珪素質材料の製造方法について説明する。
【0035】
本発明に係わるシリコン含浸炭化珪素質材料の製造方法は、平均粒径が15〜35μmの第1炭化珪素粉末を50〜75重量部と、平均粒径が0.5〜2.0μmの第2炭化珪素粉末を25〜50重量部と、さらに平均粒径が0.01〜0.1μmの炭素質粉末を外割で3〜8重量部とを混合し、これに有機結合剤を加えて成形し、1800〜2300℃において焼成した後、シリコンを含浸してシリコン含浸炭化珪素質材料を得るものである。
【0036】
第1炭化珪素粉末の平均粒径が15μm未満であると、炭化珪素焼成体の気孔径が全体的に小さくなるため、溶融シリコンの含浸が不安定となり、また含浸されたとしても、含浸された溶融シリコンが冷却され固化した際に体積膨脹する。従って、通常の気孔径では、この膨脹分は外表面に吹き出した状態となるのに対して、この平均粒径を15μm未満にした場合には、炭化珪素焼成体の気孔径が小さくなりすぎ、外表面への吹き出しが良好に行われず、結果としてシリコン含浸体にクラックが発生し易い。
【0037】
また、第1炭化珪素粉末の平均粒径が35μmを超えると、作用等について十分解明されていないが、炭化珪素焼成体の十分な強度が得られず、これに伴いシリコン含浸体の強度も450MPa以上とすることができない。
【0038】
第1炭化珪素粉末の平均粒径が15〜35μmの場合、最小粒径は6μm、最大粒径は50μmとすることが好ましく、平均粒径のより好ましい範囲は20〜30μmである。
【0039】
第2炭化珪素粉末の平均粒径が0.5μm未満であると、焼成体の気孔径が全体的に小さくなるため、溶融シリコンの含浸が不安定となり、また含浸されたとしても、含浸された溶融シリコンが冷却され固化した際に体積膨脹する。従って、通常の気孔径では、この膨脹分が外表面に吹き出した状態となるのに対して、この平均粒径を0.5μm未満とした場合には、炭化珪素焼成体の気孔径が小さくなりすぎ、外表面への吹き出しが良好に行われず、結果としてシリコン含浸体にクラックが発生し易い。また、この平均粒径が0.5μm未満であると、粉末中の不純物を酸洗浄等で除去することが困難となり、結果、Fe含有率を0.1ppm以下とすることができず、結果、半導体熱処理用部材としての適用が実質的に不可能となってしまう。
【0040】
また、第2炭化珪素粉末の平均粒径が2.0μmを超えると、上記第1炭化珪素粉末と配合し、この配合原料によるスラリーを得、これによる排泥鋳込(スリップキャスト)した際に、炭化珪素粉末の良好な充填状態が得られず、結果として炭化珪素焼成体の十分な強度が得られず、シリコン含浸体の強度も450MPa以上にすることができない。また、全体として、粒度が大きなものとなるため、排泥鋳込時の排泥面が平滑にならず、良好な表面状態の成形体を製造することができず、加工コストの増大化を招く。
【0041】
第2炭化珪素粉末の平均粒径が0.5〜2.0μmの場合、最小粒径は0.1μm、最大粒径は5μmとすることが好ましく、この平均粒径のより好ましい範囲は0.8〜1.5μmである。
【0042】
第1炭化珪素粉末と第2炭化珪素粉末の配合割合は、第1炭化珪素粉末が50重量部未満で第2炭化珪素粉末が50重量部を超えると、焼成体の気孔径全体的に小さくなるため、溶融シリコンの含浸が困難であり、また含浸されたとしても、含浸された溶融シリコンが冷却され固化した際に体積膨脹し、通常の気孔径では、この膨脹分は外表面に吹き出した状態となるが、第1炭化珪素粉末が50重量部未満で第2炭化珪素粉末が50重量部を超えると、気孔径が小さくなりすぎ、外表面への吹き出しが良好に行われず、結果としてシリコン含浸体にクラックが発生する。
【0043】
第1炭化珪素粉末と第2炭化珪素粉末の配合割合は、第1炭化珪素粉末が75重量部を超え第2炭化珪素粉末が25重量部未満であると、排泥鋳込した際に、炭化珪素粉末の良好の充填状態が得られないため、結果として炭化珪素焼成体の十分な強度が得られず、シリコン含浸体の強度も450MPa以上にすることができず、さらに全体として、粒度が大きなものとなるため、排泥鋳込時の排泥面が平滑になるような良好なスリップが得られない。
【0044】
炭素質粉末の平均粒径が0.01μm未満の場合には、現在では、例えばカーボンブラックのような粉末としての平均粒径が0.01μmが市販されているものの中で下限であり、0.01μm未満の微細な粉体を製造し用いたとしても、SiC材料の量産性上、メリットが少ない。
【0045】
また、確認はしてないものの、このような微細な炭素粉末では、粉末の凝集に伴い炭素粉末、SiC材料中への良好な分散性が得られないものと推測される。
【0046】
炭素質粉末の平均粒径が0.1μmを超える場合には、炭素粉末はシリコンとの反応でSiC化し、このとき体積膨脹するが、この粒径より大きな炭素粉であると、この部分的膨脹が大きくなり、結果として炭化珪素焼成体にクラックが発生し易くなる。
【0047】
なお、炭素粉末としては、カーボンブラック、人造黒鉛粉末等が挙げられるが、溶融シリコンとの反応容易性およびスラリー化の容易性等の観点からカーボンブラックが最も好ましい。
【0048】
炭素粉末の外割配合比率が3重量部未満では、炭化珪素焼成体中の空隙部分に溶融シリコンを十分に含浸させるために、溶融シリコンとのぬれ性が良好な炭素粉末量が少ないため、上記空隙部分の細部まで十分にシリコンが含浸されず、含浸体に未含浸部が部分的に残留してしまい、結果として部分的な強度の低下を招いたり、その他物理特性の不均質部が残存する製品となる。
【0049】
炭素粉の外割配合比率が8重量部を超えると、炭素粉末の均質な分散ができず、炭化珪素焼成体中に炭素粉末の凝集部分が残ってしまう。結果として、シリコン含浸時に、この凝集部分の中心部までSiC化されず、未反応カーボンが残存してしまう。これによって、特に熱伝導性において、不均質な製品になってしまう。
【0050】
上記焼成については、常圧もしくは減圧雰囲気いずれでも実施可能であるが、少なくとも温度を1800〜2300℃の範囲とすることが好ましい。
【0051】
焼成温度が1800℃未満の場合には、炭化珪素粒子の焼結が進み難くいため、450MPa以上のシリコン含浸体の強度が得られず、2300℃を超える場合には、結晶成長が顕著になり、SiC成分の蒸発による減量もあって、材料強度や破壊靱性が低下する傾向にあるからである。
【0052】
焼成時の雰囲気は、10Torr以下の真空中が好ましく、0.1Torr以下とすることがより好ましい。これによって、常圧での焼成を行った場合に比較し、焼成体における例えばFe、Cu等の不純物含有量を50%程度低減することができる。
【0053】
上述した本発明のシリコン含浸炭化珪素質材料の製造方法によれば、任意の断面において、径8〜50μmの炭化珪素粒子が占める割合が15〜65%であり、径0.1〜5μmの炭化珪素粒子が占める割合が20〜60%であり、シリコンが占める割合が15〜40%である組織構造を有し、かつ曲げ強度が450〜600MPaであることを特徴とする半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素材料を得ることができる。
【0054】
次に本発明に係わる半導体ウェーハボート1に用いられるシリコン含浸炭化珪素質材料の製造方法について説明する。
【0055】
上述の通り、半導体ウェーハボートは、複数個の板状体と、この板状体間に設けられた半導体ウェーハを支持するウェーハ支持溝が設けられた複数個の支持体とを有するものであるが、この製造方法は、上記板状体及び支持体いずれも平均粒径が15〜35μmの第1炭化珪素粉末を50〜75重量部と、平均粒径が0.5〜2.0μmの第2炭化珪素粉末を50〜25重量部と、さらに平均粒径が0.01〜0.1μmの炭素質粉末を外割で3〜8重量部とを混合し、これに有機結合剤を加えて成形し、10Torr以下の真空中1800〜2300℃において焼成した後、上記板状体及び支持体をボート形状に接着成形し、シリコンを含浸してシリコン含浸炭化珪素質材料を得るものである。
【0056】
この製造方法によれば曲げ強度が450〜600MPaの高強度のシリコン含浸炭化珪素質材料からなる半導体ウェーハボートを製造することができ、その構成部材である支持体を従来より細く構成することができ、また板状体を肉薄にすることができるので、半導体ウェーハボート全体として低熱容量化を図ることができる。
【0057】
なお、半導体ウェーハをn枚搭載可能なウェーハボートの重量Wb〔g〕が、半導体ウェーハ1枚の重量Ww〔g〕に対して、0.25×Ww×n>Wbの条件を満たすウェーハボートを製造するためには、例えば搭載する半導体ウェーハの径に従い2枚の板状体の間に配置する4個の支持体の各々の位置を調整し、また搭載する半導体ウェーハの個数により各支持体の長さ及びこれに形成する溝の個数を決定し、さらに板状体の厚さ及び各支持体の径を上記関係式に適合するように設計を行えばよい。
【0058】
【実施例】
まず初めに、原料とする炭化珪素粉末を充分に酸洗浄し、表1に示されるような重量平均粒子径を有する第1及び第2炭化珪素粉末を得るべく分級を行った。
【0059】
そして、この第1及び第2炭化珪素粉末を所定の割合にて配合し、さらにこれに純化処理された所定粒径のカーボンブラック粉末を所定量混合し、攪拌した後に、純水と水溶性のアクリル系樹脂を加え、固形物濃度約70%のスラリーを作成した。次に、このスラリー石膏型中に流し込み排泥鋳込成形し、成形体を乾燥した後に、所定の炉内圧力及び温度にて焼成を行い焼成体を得た。さらにこの焼成体を別の炉に移し、1600℃の温度にてシリコン含浸を行い、長さ約250×幅250×厚さ10mmのシリコン含浸体を得た。
【0060】
実施例1〜7及び比較例1〜11は、上記製造方法において明記しない条件について表1に示す通り設定したものである。
【0061】
この実施例1〜7及び比較例1〜11の焼成体の気孔率、シリコン含浸体の曲げ強度及び任意の断面にて光学顕微鏡写真による観察を行った際の0.1〜5μmの炭化珪素粒子の占める割合、8〜50μmの炭化珪素粒子の占める割合について、測定を行った。その結果を表1に示す。
【0062】
【表1】
Figure 0003688138
【0063】
この結果、次の考察が得られた。
【0064】
実施例1〜3及び比較例1〜3から第1及び第2炭化珪素粉末の配合割合(重量比)を65:35とし、平均粒径0.085μmのカーボンブラックの添加割合を外割5重量部で同一とした場合、第1及び第2炭化珪素粉末の平均粒子径を各々15〜35μm、0.5〜2.0μmとすることによって、含浸体にクラックが発生することなくかつ500MPa以上の曲げ強度を有するシリコン含浸炭化系質材料が得られることが確認された。
【0065】
実施例2,4,5及び比較例4,5から第1及び第2炭化珪素粉末の平均粒子径を各々25μm、1.0μmとし、平均粒径0.085μmのカーボンブラックの添加割合を外割5重量部で同一とした場合、第1及び第2炭化珪素粉末の配合割合(重量比)を75:25〜50:50とすることによって、含浸体にクラックが発生することなくかつ450MPa以上の曲げ強度を有するシリコン含浸炭化系質材料が得られることが確認された。
【0066】
実施例2,6,7及び比較例6,7から第1及び第2炭化珪素粉末の平均粒子径を各々25μm、1.0μmとし、これらの配合割合(重量比)を65:35とし、カーボンブラックの添加割合を外割5重量部で同一とした場合、カーボンブラックの平均粒子径を0.01〜0.1μmとすることによって、含浸体にクラックが発生することなくかつ480MPa以上の曲げ強度を有するシリコン含浸炭化系質材料が得られることが確認された。
【0067】
実施例2,8,9及び比較例8,9から第1及び第2炭化珪素粉末の平均粒子径を各々25μm、1.0μmとし、これらの配合割合(重量比)を65:35とし、カーボンブラックの平均粒径を0.085μmで同一とした場合、カーボンブラックの添加割合を3〜8重量部とすることによって、含浸体にクラックが発生することなくかつ500MPa以上の曲げ強度を有するシリコン含浸炭化系質材料が得られることが確認された。
【0068】
以上の結果から、平均粒径が15〜35μmの第1炭化珪素粉末を50〜75重量部と、平均粒径が0.5〜2.0μmの第2炭化珪素粉末を25〜50重量部と、さらに平均粒径が0.01〜0.1μmの炭素質粉末を外割で3〜8重量部とを混合し、これに有機結合剤を加えて成形し、1800〜2300℃において焼成した後、シリコンを含浸する半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料の製造方法によって、含浸体にクラックが発生することなくかつ450MPa以上の曲げ強度を有するシリコン含浸炭化系質材料が得られることが確認された。
【0069】
なお、上記実施例2について、焼成雰囲気のみを常圧にした場合、10Torrの減圧にした場合について、同様に実験を行ったところ、シリコン含浸体の曲げ強度は各々520MPa、530MPaであり、いずれも450MPa以上の強度が確認された。
【0070】
次に、上記の実施例1、実施例3、実施例4、実施例5、比較例2及び比較例5のシリコン含浸炭化珪素質材料を用いて表2に示されるような構成の8インチ半導体ウェーハ(54g/枚、150枚搭載)用の縦型ウェーハボートを作成し、各々について次の評価試験を行った。
【0071】
600℃に予熱された加熱炉に半導体ウェーハが搭載されたウェーハボートを加熱炉に200mm/minの速度で収納し、15min経過後、同速度にて加熱炉外に放出し、室温まで冷却することで熱衝撃を与える簡易評価試験を行った。その結果を表2に示す。
【0072】
【表2】
Figure 0003688138
【0073】
表2から明らかなように、曲げ強度が少なくとも450〜580MPaの範囲であり、また、任意の断面における径0.1〜5μmの炭化珪素粒子が占める割合が20〜60%であるシリコン含浸炭化珪素質材料からなるウェーハボートによれば、室温→600℃→室温を繰り返す熱衝撃を少なくとも50回受けてもボート自身に破損が生ずることなく、また、ウェーハボートに搭載した半導体ウェーハにそりやスリップ等の異常が発生することなく使用できることが確認された。
【0074】
また、本発明のシリコン含浸炭化珪素質材料からなる半導体ウェーハボートにおいては、複数本の支持体における支持溝の存在しない中実部の長さ方向に対する垂直断面積の総和が120〜320mmであることによって、耐熱衝撃を受けてもボート自身に破損が生ずることなく、また、ウェーハボートに搭載した半導体ウェーハにそりやスリップ等の異常が発生することなく使用できることが確認された。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係わるシリコン含浸炭化珪素質材料は、任意の断面において、径8〜50μmの炭化珪素粒子が占める割合が15〜65%であり、径0.1〜5μmの炭化珪素粒子が占める割合が20〜60%であり、シリコンが占める割合が15〜40%である組織構造を有し、かつ曲げ強度が450〜600MPaであるため、高純度化を可能せしめ、高強度かつ耐熱衝撃性に優れ、また熱容量を低減せしめることができ、半導体熱処理用材料として好適なものとすることができる。
【0076】
本発明の半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素材料からなるウェーハボートは、ウェーハボート自身の低熱容量化が可能となり熱処理工程におけるウェーハボートから半導体ウェーハへの熱的影響を低減することができ、熱処理工程時の半導体ウェーハのそりやスリップの発生を効果的に防止することができる。
【0077】
また、本発明のウェーハボートは、複数個の板状体とこの板状体間に設けられた半導体ウェーハを支持する支持溝が設けられた複数個の支持体とを有するものであって、各支持体における支持溝の存在しない中実部の長さ方向に対する垂直断面積の総和が120〜320mmであるので、半導体ウェーハの熱処理工程において、耐熱衝撃を受けてもボート自身に破損が生ずることなく、また、ウェーハボートに搭載した半導体ウェーハにそりやスリップ等の異常発生を効果的に防止することができる。
【0078】
ウェーハボートの複数個の支持体は3もしくは4個であるので、大口径の半体ウェーハでも確実かつ安定的に支持されおり、ウェーハ支持部と半導体ウェーハとの離間が生じることもなく、熱的影響に変化もないので、処理工程時の半導体ウェーハのそりやスリップの発生を効果的に防止することができる。
【0079】
本発明のウェーハボートは半導体ウェーハをn枚搭載可能な半導体ウェーハボートの重量Wb〔g〕が、半導体ウェーハ1枚の重量Ww〔g〕に対して、0.25×Ww×n>Wbの条件を満たすようにしたので、特にウェーハボート全体として低熱容量化することができ、熱応答性も向上し、上記効果をより効果的なものとすることができる。
【0080】
この半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料は、構成部材を細くあるいは肉薄にできるので、低熱容量の半導体熱処理用治具の製造が可能になり、また、半導体ウェーハへの熱的影響を低減することができる。
【0081】
さらにこの半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料をウェーハボートに用いた場合には、支持柱を細くでき半導体ウェーハのそりやスリップを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる方法により製造されたシリコン含浸炭化珪素質材料の断面の粒子構造を示す写真。
【図2】 本発明に係わる半導体ウェーハボートの斜視図。
【図3】 図2A部の拡大図。
【図4】 図3のB−B線に沿う断面図。
【図5】 本発明に係わる半導体ウェーハボートの他の実施の形態の図4に該当する部分の断面図。
【符号の説明】
1 半導体ウェーハボート
2 支持板
3 支持板
4 ウェーハ支持部
5 支持体
6 開口部
7 溝部
10 ウェーハ支持部
11 支持体
W 半導体ウェーハ

Claims (5)

  1. 任意の断面において、径8〜50μmの炭化珪素粒子が占める割合が15〜65%であり、径0.1〜5μmの炭化珪素粒子が占める割合が20〜60%であり、シリコンの占める割合が15〜40%である組織構造を有し、かつ曲げ強度が450〜600MPaであることを特徴とする半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素材料。
  2. 任意の断面において、径8〜50μmの炭化珪素粒子が占める割合が15〜65%であり、径0.1〜5μmの炭化珪素粒子が占める割合が20〜60%であり、シリコンの占める割合が15〜40%である組織構造を有し、かつ曲げ強度が450〜600MPaである半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素材料を用いたことを特徴とするウェーハボート。
  3. 上記ウェーハボートが、複数個の板状体とこの板状体間に設けられた半導体ウェーハを支持する支持溝が設けられた複数個の支持体とを有するものであって、各支持体における支持溝の存在しない中実部の長さ方向に対する垂直断面積の総和が120〜320mmであることを特徴とする請求項2に記載のウェーハボート
  4. 上記支持体の個数が3もしくは4個であることを特徴とする請求項3に記載のウェーハボート
  5. 上記ウェーハボートにおいて、半導体ウェーハをn枚搭載可能なウェーハボートの重量Wb〔g〕が、半導体ウェーハ1枚の重量Ww〔g〕に対して、0.25×Ww×n>Wbの条件を満たすことを特徴とする請求項2ないし4項のいずれか1項に記載のウェーハボート
JP29151498A 1998-09-29 1998-09-29 半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料及びこれを用いたウェーハボート Expired - Fee Related JP3688138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29151498A JP3688138B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料及びこれを用いたウェーハボート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29151498A JP3688138B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料及びこれを用いたウェーハボート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000103677A JP2000103677A (ja) 2000-04-11
JP3688138B2 true JP3688138B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=17769885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29151498A Expired - Fee Related JP3688138B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料及びこれを用いたウェーハボート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3688138B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011043434A1 (ja) * 2009-10-07 2011-04-14 日本碍子株式会社 ハニカム構造体
JP6906343B2 (ja) 2017-03-30 2021-07-21 日本碍子株式会社 炭化珪素質焼結体の製造方法
KR20220033050A (ko) * 2020-09-07 2022-03-15 엔지케이 인슐레이터 엘티디 내화재

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000103677A (ja) 2000-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4086936B2 (ja) ダミーウェハ
WO2012102343A1 (ja) シリコン融液接触部材、その製法、および結晶シリコンの製造方法
US4836965A (en) Method of producing heat treating furnace member
JP3688138B2 (ja) 半導体熱処理用シリコン含浸炭化珪素質材料及びこれを用いたウェーハボート
JP4383062B2 (ja) 多孔質炭化珪素焼結体の製造方法
JP2017039997A (ja) アルミニウム合金−セラミックス複合材およびアルミニウム合金−セラミックス複合材の製造方法
US9676631B2 (en) Reaction bonded silicon carbide bodies made from high purity carbonaceous preforms
TW200402404A (en) Method for manufacturing silicon carbide sintered compact jig and silicon carbide sintered compact jig manufactured by the method
KR101222478B1 (ko) 진공척용 고통기성 다공성 세라믹 소재 및 이의 제조방법
JP2008143748A (ja) 反りのない炭化ケイ素焼結体及びその製造方法
JP4382919B2 (ja) シリコン含浸炭化珪素セラミックス部材の製造方法
JP3830733B2 (ja) 粒子分散シリコン材料およびその製造方法
JP4376479B2 (ja) Si−SiC複合材の製造方法
JP2005146392A (ja) 金属基複合材料およびその製造方法
JP3274756B2 (ja) セラミックスグリーン体の製造方法
EP1560672B1 (en) Method for casting coarse grain siliconized silicon carbide parts
JP3297547B2 (ja) 炭化珪素質焼結体の製造方法
JP2001247367A (ja) 炭化珪素質焼結体およびその製造方法
JPH01115888A (ja) 半導体製造用治具の製造方法
JPH10253259A (ja) ローラハース炉用ローラ材及びその製造方法
JPH11171671A (ja) 板状SiC−Si系複合セラミックスの製造方法
JP2000091171A (ja) ウェハ
JP3543529B2 (ja) 炭化珪素セラミックスの製造方法
JP2000026177A (ja) 珪素・炭化珪素セラミックスの製造方法
JPH06263538A (ja) 炭化珪素質部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617

Year of fee payment: 3

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees