JP3681117B2 - 車両における長尺状樹脂部材の分割構造 - Google Patents

車両における長尺状樹脂部材の分割構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体に長尺状として取り付けられる長尺状樹脂部材の分割構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車体に取り付けられる樹脂部材として、サイドシルガーニッシュやバンパ、エアスポイラなど、車体に長尺状として取り付けられる樹脂部材がある。例えば図12(a)に示すように、サイドシルガーニッシュ51は、前後輪のタイヤハウスTH間における車体側面の下縁部に取り付けられる部材である。サイドシルガーニッシュ51は、車体52の側面よりも車幅方向の外方側に若干突出するように取り付けられることで、法規で定められた車両の車幅寸法を決定する機能を有したり、外部との接触の際には車体52の側面を保護する機能を有する。
【0003】
また、サイドシルガーニッシュ51を取り付けることで車両のデザイン性や空力特性の向上も図れ、図に示すように前端下部において下方側に向けて突出部53を設けるなど、サイドシルガーニッシュ51を単なる直線状ではなく、連続的に或いは局所的に曲線状、突状として形成したタイプも多い。しかし、この場合車両の組み立てラインにおいて、車体52の側面の下縁を支持する懸吊ハンガが前記突出部53に干渉するなど、生産設備側からの制約を受けることがある。このような場合、例えば図12(b)に示すようにサイドシルガーニッシュ51を分割式とし、突出部53を形成した側のガーニッシュ51aを組み立てラインの後半で車体52に後付けするという方法が採られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のサイドシルガーニッシュの分割構造は、各ガーニッシュ51a,51bが各々独立して車体52に取り付けられる構成となっている。しかしながら、当該構成では、ガーニッシュ51aと車体52との間における取り付け誤差と、ガーニッシュ51bと車体52との間における取り付け誤差とによって、ガーニッシュ51a,51b同士間の相対位置の管理が困難となり、例えば、両ガーニッシュが段違いに車体52に取り付けられたり、両ガーニッシュ同士の結合部位(長手方向に関する突き合わせ部位)における隙間寸法の管理が困難になるという問題があった。
【0005】
また、サイドシルガーニッシュ51は樹脂部材であるため、気温等の熱の影響により長手方向に関する伸縮の度合いが大きい。そのため、両ガーニッシュ同士の突き合わせ部位の隙間は、想定される最大高温においての両ガーニッシュの伸び寸法を考慮して設定しなければならない。両ガーニッシュは各々が車体52に取り付けられることから、それぞれ車体52を基準として伸縮することになり、したがって、従来ではこの2つの部材の伸縮寸法分を考慮して、前記突き合わせ部位の隙間寸法を例えば数mm程度と大きく設定せざるを得ないという問題があった。この隙間寸法が大きいと、車両の美観を損ね、空力特性にも影響し、また塵埃などによる目詰まりも生じやすいという不都合が生じる。
【0006】
本発明は以上のような問題を解決するために創作されたものであり、サイドシルガーニッシュなどの長尺状樹脂部材の分割構造において、各分割部材同士の結合部位における隙間の管理が容易となり、また、当該隙間の寸法を小さく設定できる分割構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、複数の分割部材からなり、各分割部材がそれぞれ結合した状態で車体に長尺状として取り付けられる長尺状樹脂部材の分割構造において、車体に取り付けられる第1の分割部材に、第2の分割部材の全体を車体を介在させずに長手方向に略垂直な方向に重ねて取り付けることにより、前記第1の分割部材と前記第2の分割部材とが結合された状態で車体に取り付けられる構成とした。
【0008】
当該構成によれば、両分割部材同士の相対位置は車体が介在することなく両分割部材の関係のみにて決まることから、両分割部材同士の突き合わせ部における隙間の管理が容易に行える。また、熱の影響による伸縮の際、第2の分割部材は第1の分割部材の伸縮に対応して移動する態様となることから、隙間寸法に関しては、おおよそ第2の分割部材のみの伸縮分を考慮すれば良いこととなり、これにより隙間寸法を小さく設定できる。したがって、デザイン性の向上や空力特性の向上が図れ、塵埃等の目詰まりの度合いも低減される。
【0009】
また、前記第1の分割部材及び第2の分割部材において、いずれか一方の分割部材に、他方の分割部材側に向けて突出する係合突起部を設けるとともに、前記他方の分割部材に、前記係合突起部が係合する被係合部を設け、且つ、前記係合突起部又は被係合部に、局所的に長手方向に延出して形成される長手リブを設け、前記係合突起部を前記被係合部に係合させ、前記長手リブにより両分割部材同士の長手方向に関する位置決めを行う構成とした。
【0010】
当該構成によれば、長手リブの寸法を適宜に設定することで両分割部材同士の長手方向に関する突き合わせ部の隙間寸法を容易に設定できる。長手リブは局所的に小片として設けられる部位であることから寸法の微調整、形状の変更は極めて容易であり、これにより突き合わせ部における隙間寸法の管理性が向上することとなる。
【0011】
また、前記第1の分割部材及び第2の分割部材において、いずれか一方の分割部材に、他方の分割部材側に向けて突出する係合突起部を設けるとともに、前記他方の分割部材に、前記係合突起部が係合する被係合部を設け、且つ、前記係合突起部又は被係合部に、局所的に長手方向に略垂直な方向に延出して形成される垂直リブを設け、前記係合突起部を前記被係合部に係合させ、前記垂直リブにより両分割部材同士の長手方向に略垂直な方向に関する位置決めを行う構成とした。
【0012】
当該構成により、垂直リブの寸法を適宜に設定することで両分割部材同士の長手方向に垂直な方向に関する合わせ寸法を容易に設定できる。垂直リブは局所的に小片として設けられる部位であることから寸法の微調整、形状の変更は極めて容易であり、これにより両分割部材同士の長手方向に垂直な方向に関する合わせ寸法の管理性が向上する。
【0013】
また、前記第1の分割部材を、第1のクリップを介して車体に取り付けるとともに、前記第2の分割部材を、第2のクリップを介して前記第1の分割部材に取り付ける構成とした。
【0014】
当該構成によれば、例えば、ボルトやナット、タッピングねじ等による取り付けの際には工具が必要となるところ、これらの工具も一切不要な取り付け形態となることから、簡易な取り付け形態が実現され、組み立て工程における作業効率が向上する。
【0015】
また、前記第1の分割部材又は第2の分割部材において、前記第2のクリップの係止部位の近傍に、該係止部位周りの剛性を高めるための補強リブを設ける構成とした。
【0016】
当該構成により、第1の分割部材に対する第2の分割部材の取り付け強度が高まり、また、荷重負荷に起因するクリップの係止部位の変形を防止できる。
【0017】
さらに、前記第1の分割部材において、長手方向に略垂直な方向に延設される第1のフランジ部を設けるとともに、前記第2の分割部材において、前記第1のフランジ部に沿って延設される第2のフランジ部を設け、前記第1のフランジ部にて第1の分割部材を車体に、長手方向に沿って固定するとともに、前記第1のフランジ部及び第2のフランジ部を重ね合わせ、該重ね合わせた部位にて第2の分割部材を第1の分割部材に、長手方向に沿って固定する構成とした。
【0018】
当該構成により、車体に対する長尺状樹脂部材全体の取り付け強度をより高めることができる。特に、フランジ部を長手方向における端部に形成することで、長尺状樹脂部材の端部におけるがたつきを効果的に防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、長尺状樹脂部材を、車体側面の下縁に取り付けられるサイドシルガーニッシュとした場合について図面を参照しながら説明する。以下の図では車体の左側面側に取り付けられるサイドシルガーニッシュを示しているが、右側面側における同部材も左右対称をなす形状となっている以外は同一の構成である。
【0020】
図1はサイドシルガーニッシュを各分割部材に分解して車体外側から見た場合を、図2は車体内側(車体は図示せず)から見た場合を示す分解斜視図、図3は車体に取り付けた状態でのサイドシルガーニッシュの部分側面説明図、図4は図3におけるA−A断面図、図5は図4における長手リブの部位の拡大説明図、図6は図3におけるB−B断面図である。図1において、サイドシルガーニッシュSSGは、前輪側と後輪側との間における車体3の側面の下縁部に取り付けられる部材であって、複数の分割部材から構成され、第1の分割部材(以降、第1ガーニッシュという)1と第2の分割部材(以降、第2ガーニッシュという)2とを備えている。両分割部材の材質は例えばポリプロピレン等の合成樹脂である。
【0021】
第1ガーニッシュ1は車体3の側面の下縁部に取り付けられる長尺の部材であって、その長さ寸法は、前後輪のタイヤハウス間における車体3の側面の下縁部の長さ寸法と略同一寸法である。図7は第1ガーニッシュ1の縦断面説明図であり、第2ガーニッシュ2(図1)が取り付けられる部位を除き、第1ガーニッシュ1の縦断面形状は概略、本図に示すように、上面部4a,側面部4b,下面部4cからなる略コの字形を呈している。図示はしないが、側面部4bの内面側には、長手方向(図7における紙面奥−手前方向)に連続的に或いは間隔的に車体3側に突出するクリップ取り付け座が形成されており、このクリップ取り付け座に取り付けたクリップを介して第1ガーニッシュ1は車体3に固定されるようになっている。
【0022】
第1ガーニッシュ1の前端部には、図1,図4に示すように、段差面部5を介し、平面視において前記側面部4bよりも車体3寄りの位置で略長手方向に延設される取り付け面部6が形成されている。この取り付け面部6は第2ガーニッシュ2を取り付ける部位となる。本実施形態において、取り付け面部6は図4から判るように、側面部4bと完全に平行ではなく、車両前方に向かうにしたがい車幅方向外方に若干ずつ広がるように形成されている。取り付け面部6の下部には図2,図6に示すように、車体3側に向けて略水平状に延設される下面部6aが形成されている。
【0023】
取り付け面部6には、図2,図4,図6に示すように、車体3側に向けて突出するように立ち上がり形成される立ち上がり壁部7a及び該立ち上がり壁部7aの先端部において鉛直状に形成されるクリップ取り付け面7bからなるクリップ取り付け座7が形成されている。このクリップ取り付け座7に取着した第1のクリップ8を介し、取り付け面部6つまり第1ガーニッシュ1の前端部が車体3に取り付けられる。
【0024】
クリップ8としては、例えば合成樹脂等からなり、図4に示すように、弾性変形が可能な係止部8aを有する公知構造のクリップが適用される。すなわち、係止部8aは弾性変形しつつ車体3に穿設した第1のクリップ孔9に挿通し、挿通完了後に係止部8aが元の形状に戻ってクリップ孔9の縁部に係止することで、第1ガーニッシュ1が車体3に固定される。本実施形態においてクリップ8は第1ガーニッシュ1とは別体的な部材としているが、第1ガーニッシュ1と一体的に成形しても差し支えない。
【0025】
図1等から判るように、第2ガーニッシュ2は第1ガーニッシュ1の前端部において、第1ガーニッシュ1の長手方向に略垂直な方向(本実施形態では図3における紙面奥−手前方向、つまり車幅方向を指す)に重ねて取り付けられる。すなわち、第2ガーニッシュ2は、第1ガーニッシュ1の一部、具体的には第1ガーニッシュ1の前端部を形成する取り付け面部6を掩蔽するように第1ガーニッシュ1に重ねて取り付けられる。
【0026】
第2ガーニッシュ2の断面形状は、図6に示すように、上面部10a,側面部10b,下面部10cからなる略コの字形を呈している。第2ガーニッシュ2の前端部には、図1に示すように、側面部10bから車体3側に向けて、長手方向に略垂直な面に沿って延在するフランジ部10dが形成されている。第2ガーニッシュ2が第1ガーニッシュ1に取り付けられた状態において、図6に示した各上面部10a,側面部10b,下面部10cは、図7における第1ガーニッシュ1の上面部4a,側面部4b,下面部4cに対しそれぞれ同一面状として滑らかに連なる。
【0027】
なお、図4に示すように、側面部10bはデザイン等の観点から、車両前方に向かうにしたがい車幅方向外方に若干ずつ広がるように形成されているが、広げることなく車両の前後方向に平行となるように形成されていても良い。また、図3に示すように、第2ガーニッシュ2の下面部10cにおける車両前方側の部位には、車両前方に向かうにしたがい下方に向けて突出する突出部11が形成されている。この突出部11もデザインや車両走行時における空力特性の観点等に基づいて形成されるものであり、場合によっては設けなくても良い。
【0028】
本実施形態において、第2ガーニッシュ2における上面部10aの車幅方向の寸法(図6における符号L1)は、第1ガーニッシュ1側における上面部4aの車幅方向の寸法(図7における符号L2)に比して小さく形成されており、この場合、上面部10aと車体3側との間に大きな隙間が生じるが、この部位には図1に示すように車体3において車幅方向外方に向けて突出する張り出し部12が存在するため、この張り出し部12が隙間を掩蔽するようになっている。
【0029】
第1ガーニッシュ1に対する第2ガーニッシュ2の具体的な取り付け態様について説明する。図2において、第1ガーニッシュ1の取り付け面部6には、第2のクリップ13を係止させるための第2のクリップ孔14が複数、本実施形態では3ヶ所穿設されている。ここで、第1ガーニッシュの取り付け面部6は、前記したように車両前方に向かうにしたがい車幅方向外方に広がるように形成され(図4参照)、また上下方向に関して緩やかな曲線をなす緩曲面として形成されている。そのため、この緩曲面部においてじかにクリップ孔14を穿設した場合にはクリップ13との係止にがたつきが生じるおそれもある。
【0030】
そこで、緩曲面部から車体3側に向けて突出するように立ち上がり壁部15を設け、この立ち上がり壁部15の先端部に、第1ガーニッシュ1が車体3に取り付けられた状態において鉛直状となる鉛直面部16を形成し、この鉛直面部16の部位にクリップ孔14を穿設した態様としてある。このように直面においてクリップ孔14を設けることにより、クリップ13の良好な係止状態が得られ、クリップ13のがたつきを抑えることができる。なお、いずれの鉛直面部16も車両の前後方向に平行な面となっている。
【0031】
一方、第2ガーニッシュ2の側面部10bの内面側において、第1ガーニッシュ1のクリップ孔14に対応する位置には、車体3側(第1ガーニッシュ1側)に向けて突出するように立ち上がり形成される立ち上がり壁部17a及び該立ち上がり壁部17aの先端部において鉛直状に形成されるクリップ取り付け面17bからなるクリップ取り付け座17が設けられている。このクリップ取り付け座17に第2のクリップ13が取着されている。
【0032】
本実施形態において、第2のクリップ13は前記した第1のクリップ8と同一材料、同一構造のクリップである。以上により、弾性変形が可能な係止部13a(図2)が変形しつつクリップ孔14に挿通し、挿通完了後に係止部13aが元の形状に戻ってクリップ孔14の縁部に係止することで、第2ガーニッシュ2は第1ガーニッシュ1に取り付け固定される。本実施形態においてクリップ13は第2ガーニッシュ2とは別体的な部材としてあるが、第2ガーニッシュ2と一体的に成形しても差し支えない。
【0033】
以上に説明したように、車体3に取り付けた第1ガーニッシュ1(第1の分割部材)に、第2ガーニッシュ2(第2の分割部材)を長手方向に略垂直な方向、本実施形態においては車幅方向に重ねて取り付けることにより、第1ガーニッシュ1と第2ガーニッシュ2とが結合された状態で車体3に取り付けられる構成とすれば次のような効果が奏される。従来のサイドシルガーニッシュの分割構造、すなわち各分割部材ごとに車体に取り付ける構成にあっては、分割部材同士の結合部位(突き合わせ部位)における隙間管理が困難であり、また、熱に起因する伸縮の問題により隙間寸法を小さくできないなどの問題があったことは既述した通りである。
【0034】
これに対し本発明によれば、第2ガーニッシュ2は第1ガーニッシュ1を基準として取り付けられることから、換言すれば、第1ガーニッシュ1に対する第2ガーニッシュ2の相対位置は車体3が介在することなく両ガーニッシュの関係のみにて決まることから、両ガーニッシュ同士の突き合わせ部における隙間寸法(例えば図5において示す符号L3)の管理が容易に行えることとなる。
【0035】
また、第2ガーニッシュ2は第1ガーニッシュ1に取り付けられていることから、熱等に起因する伸縮の際、第1ガーニッシュ1の伸縮に対応して第2ガーニッシュ2も移動することになる。つまり、前記隙間寸法L3に関しては、おおよそ第2ガーニッシュ2側のみの伸縮分を考慮すれば良いこととなり、これにより隙間寸法L3を例えば0.5mm程度と極めて小さく設定できるようになる。したがって、サイドシルガーニッシュのデザイン性の向上や空力特性の向上が図れ、また塵埃等の目詰まりの度合いも低減される。
【0036】
さらに、第1ガーニッシュ1を、クリップ8を介して車体3に取り付けるとともに、第2ガーニッシュ2を、クリップ13を介して第1ガーニッシュ1に取り付ける構成とすれば、例えば、ボルトやナット、タッピングねじ等による取り付けの際には工具が必要となるところ、これらの工具も一切不要な取り付け形態となることから、簡易な取り付け形態が実現され、組み立て工程における作業効率が向上する。
【0037】
以上に説明した形態は、クリップ8を第1ガーニッシュ1側に取着し、クリップ13を第2ガーニッシュ2側に取着しておく態様であるが、クリップ8を車体3側に取着したり、或いはクリップ13を第1ガーニッシュ1側に取着しておく態様も可能である。但し、組み立て時の作業性を考慮した場合には本実施形態のように、クリップ8を第1ガーニッシュ1側に、クリップ13を第2ガーニッシュ2側に取着しておく態様が望ましい。
【0038】
第2ガーニッシュ2を第1ガーニッシュ1に取り付ける点に関し、第2ガーニッシュ2の重量によりクリップ13の係止部位、つまりクリップ孔14の周縁部には負荷がかかるため、長期的に見た場合には該係止部位周りが変形するというおそれもある。そこで本実施形態では、第1ガーニッシュ1側においてクリップ13の係止部位の近傍に、該係止部位周りの剛性を高めるための補強リブを設けている。
【0039】
図6を参照して、鉛直面部16において、上側のクリップ孔14の横には補強リブ18aが、クリップ取り付け座7の立ち上がり壁部7aとにわたって鉛直状に、また長手方向から見て三角形状をなすように形成されている。さらに、図2も参照して、下側のクリップ孔14を挟んだ両側には、補強リブ18bがクリップ取り付け座7の立ち上がり壁部7aと下面部6aとにわたって鉛直状に形成されている。
【0040】
したがって、これら補強リブ18a,18bにより各クリップ孔14周りの剛性が高まることとなる。特に、補強リブ18a,18bを鉛直状に延在するように形成することで上下方向に関する剛性が高まり、第2ガーニッシュ2の重量によりクリップ孔14の縁部に加わる上下方向の負荷に対して有効となる。なお、図2において、フランジ部6b寄りに位置するクリップ孔14に関しては、このフランジ部6bが補強リブの機能を果たすことから、別途に補強リブは設けていない。
【0041】
また、図示はしないが、前記したようにクリップ13を第1ガーニッシュ1側に取着しておく態様の場合には、クリップ孔14は第2ガーニッシュ2側に形成されることになるので、補強リブは第2ガーニッシュ2側に設けられる。
【0042】
次いで、第1ガーニッシュ1に対する第2ガーニッシュ2の位置決め機能を担うリブについて説明する。前記クリップ13の係止のみでは極めて僅かながらも第2ガーニッシュ2ががたつくおそれもあり、また仮にクリップ13の係止部位で第2ガーニッシュ2の位置決めを正確に行う場合には、係止部13aの構造が複雑となったり、或いは弾性変形する係止部13aの形状を精密に管理する必要が生じる。以下に説明するリブは第2ガーニッシュ2の位置決め管理を容易とするべく設けられるものである。
【0043】
図8は図3におけるC−C断面図、図9は第1ガーニッシュ1における長手リブ22の構造を示す外観斜視図である。第2ガーニッシュ2の後端部(第1ガーニッシュ1との突き合わせ部位)の近傍には、図2,図8等に示すように、側面部10bの内面側において、第1ガーニッシュ1側に向けて突出する(本実施形態では車幅方向に突出する)係合突起部19が上下方向に延設されるかたちで形成されている。一方、第1ガーニッシュ1側には、図5に示すように係合突起部19が係合する被係合部20が形成される。被係合部20は、係合突起部19が挿入可能となるように上下方向に沿って溝状に形成されており、本実施形態においては、段差面部5と、取り付け面部6から第2ガーニッシュ2側に向けて突設され、上下方向に延設される隔壁部21とにより溝状となる被係合部20を構成している。
【0044】
被係合部20側には、長手方向(図5における左右方向)に延出して形成される長手リブ22が設けられる。本実施形態では、長手リブ22として、段差面部5側に設けた長手リブ22aと、隔壁部21側に設けた長手リブ22bとから構成している。長手方向に関し、長手リブ22a,22b同士の間隔寸法は係合突起部19の幅寸法と同等、若しくは若干小さく設定され、係合突起部19が圧入嵌合する態様となっている。この一対からなる長手リブ22は図9に示すように、上下方向に間隔的に複数設けられている。
【0045】
以上により、係合突起部19が被係合部20に係合した際、係合突起部19は長手リブ22a,22bにより長手方向に関して移動規制され、これにより第1ガーニッシュ1に対する第2ガーニッシュ2の長手方向に関する位置決めがなされる。このように係合突起部19と被係合部20との間に介在することとなる長手リブ22は係合突起部19側に設けても良く、その場合も同様の効果が得られる。
【0046】
このように、長手リブ22により両ガーニッシュ同士の長手方向に関する位置決めを行う構成とすれば、この長手リブ22の寸法を適宜に設定することで両ガーニッシュ同士の長手方向に関する突き合わせ部の隙間寸法(例えば図5に示す符号L3)を容易に設定できることとなる。長手リブ22は局所的に小片として設けられる部位であることから寸法の微調整、形状の変更は極めて容易であり、これにより両ガーニッシュ同士の突き合わせ部における隙間寸法の管理性が向上する。
【0047】
また、図2,図8に示すように、係合突起部19の突端部には上下一対に基準爪23が形成されている。基準爪23は弾性変形が可能な一対の係止爪23aを備え、第1ガーニッシュ1の取り付け面部6に穿設した基準爪用孔24に係止する。基準爪23は、その係止爪23aにて、第2ガーニッシュ2の第1ガーニッシュ1から外れる方向への移動を規制することで、第1ガーニッシュ1と第2ガーニッシュ2の車幅方向の位置決めをするものである。
【0048】
次いで、第1ガーニッシュ1と第2ガーニッシュ2同士の長手方向に垂直な方向に関して位置決め機能を担う垂直リブについて説明する。図5から判るように、一方の長手リブ22bには、隔壁部21の突端部(図5では下端)よりも第2ガーニッシュ2側に向けて、つまり長手方向に垂直な方向に突出する垂直リブ22cが連続的に形成されており、その突出した垂直リブ22cが第2ガーニッシュ2の内面に当接するようになっている。つまり、第2ガーニッシュ2の第1ガーニッシュ1側に近づく方向への移動が垂直リブ22cによって規制され、これにより第1ガーニッシュ1に対する第2ガーニッシュ2の車幅方向(長手方向に垂直な方向)に関する位置決めがなされる。このように、リブで車幅方向に関する位置決めを行うことで、両ガーニッシュの車幅方向に関する取り付け位置の管理性が向上することとなる。
【0049】
さらに垂直リブについて説明する。図10において、(a)は図3におけるD−D断面図、(b)は同E−E断面図、(c)は同F−F断面図である。第2ガーニッシュ2の後端部寄りで且つ上縁寄りには、図10(a)に示すように、第1ガーニッシュ1側に向けて突出する係合突起部25が設けられ、第1ガーニッシュ1側には該係合突起部25が係合する被係合部26が設けられる。被係合部26は取り付け面部6に角孔として形成される(図9も参照)。そして、係合突起部25の上部には長手方向に垂直な方向に延出して形成される垂直リブ27が設けられる(図2も参照)。
【0050】
次いで図2,図8に示すように、前記した係合突起部19の突端部には、第1ガーニッシュ1側に向けてさらに突出する垂直リブ28が設けられ、第1ガーニッシュ1の取り付け面部6には垂直リブ28が挿入可能な角孔29が穿設されている。さらに、図2に示すように第2ガーニッシュ2の後端部寄りにおける下面部10cには係合突起部30が形成され、第1ガーニッシュ1側にはこの係合突起部30が係合する被係合部31が設けられる。被係合部31は角孔として形成される。図10(b)に示すように、係合突起部30の上下部にはそれぞれ長手方向に垂直な方向に延出する垂直リブ32a,32bが形成されている。
【0051】
以上の垂直リブ27,28,32a,32bはいずれも係合突起部側に設けられる態様であるが、被係合部側に設けることも可能である。図10(c)に示すように、第1ガーニッシュ1の取り付け面部6の上縁近傍には第2ガーニッシュ2側に向けて突出する係合突起部33が設けられ、第2ガーニッシュ2側には、この係合突起部33が係合する被係合部34が設けられる。係合突起部33は略水平状に延設された板部として形成される。また、被係合部34は、上面部10a及び該上面部10aと略平行に第1ガーニッシュ1側に向けて突出する突板部35とにより構成され、係合突起部33を挿入可能な溝として形成される。この溝において、上面部10aの下部と突板部35の上部にはそれぞれ長手方向に垂直な方向に延出する垂直リブ36a,36bが形成されている。
【0052】
以上により、各係合突起部がそれぞれに対応した被係合部に係合した際、垂直リブが被係合部である角孔の上縁や下縁に当接することにより、或いは垂直リブが係合突起部に上下方向から当接することにより、各係合突起部の、長手方向に垂直な方向に関する移動が規制され、第1ガーニッシュ1に対する第2ガーニッシュ2の長手方向に垂直な方向、特に上下方向に関する位置決めがなされる。
【0053】
以上のように、垂直リブにより両ガーニッシュ同士の長手方向に垂直な方向に関する位置決めを行う構成とすれば、これら垂直リブの寸法を適宜に設定することで両ガーニッシュ同士の長手方向に垂直な方向に関する合わせ寸法を容易に設定できることとなる。各垂直リブは局所的に小片として設けられる部位であることから寸法の微調整、形状の変更は極めて容易であり、これにより両ガーニッシュ同士の長手方向に垂直な方向、特に上下方向、車幅方向に関する合わせ寸法の管理性が向上する。
【0054】
次いで、本実施形態では、第1ガーニッシュ1において、図1,図2,図4等に示すように、長手方向に略垂直な方向に延設される第1のフランジ部6bを設けるとともに、第2ガーニッシュ2において、第1のフランジ部6bに沿って延設される第2のフランジ部10dを設け、第1のフランジ部6bにて第1ガーニッシュ1を車体3に、長手方向に沿って固定するとともに、第1のフランジ部6b及び第2のフランジ部10dを図4に示すように互いに重ね合わせ、該重ね合わせた部位にて第2ガーニッシュ2を第1ガーニッシュ1に、長手方向に沿って固定する構成としてある。
【0055】
具体的には、第1ガーニッシュ1は、フランジ部6bにて車体側に一対のタッピングスクリューねじ37にて長手方向に沿って締結固定される。また、第2ガーニッシュ2が第1ガーニッシュ1に取り付けられた際には、図4に示すようにフランジ部10dがフランジ部6bに外側から重なり、この状態で、図2に示すように、それぞれのフランジ部に穿設した孔部10e,6cを介しクリップ38にて長手方向に沿って互いに係止固定する。クリップ38はピン形状を呈する公知構造のものである。なお、本実施形態では、図4,図11に示すように、両フランジ部の前側にインナーフェンダ39をあてがい、前記したタッピングスクリューねじ37とクリップ38にてインナーフェンダ39を両フランジ部に固定してある。インナーフェンダ39は通常、ゴム材から構成され、前輪側のタイヤハウスに臨むように取り付けられる部材である。
【0056】
以上のように、両ガーニッシュにフランジ部を設け、第1ガーニッシュ1側を車体に対し長手方向に固定し、さらに第2ガーニッシュ2を第1ガーニッシュ1に長手方向に固定する構成とすれば、車体に対するガーニッシュ全体の取り付けをより強固なものにでき、特にガーニッシュの端部におけるがたつきの防止が図れることとなる。
【0057】
両フランジ部における固定態様としては、例えば両フランジ部6b,10dを重ね合わせ、車体に対して両フランジ部6b,10dを長手方向に1つの固定部材にて一体的に固定することもできる。一例としては、前記したタッピングスクリューねじ37等を利用して両フランジ部6b,10dを車体に共締め固定する手段が挙げられる。当該手段によっても、車体に対するガーニッシュ全体の取り付けをより強固なものにでき、ガーニッシュの端部におけるがたつきの防止が図れる。
【0058】
この場合、共締めの部位は両ガーニッシュの突き合わせの部位から離れた位置にあり、また車体に対し長手方向に共締めされることから、既述したように第2ガーニッシュ2が第1ガーニッシュ1に取り付けられることの効果、すなわち、熱等に起因する長手方向の伸縮の際、第1ガーニッシュ1の伸縮に対応して第2ガーニッシュ2も移動し、よって突き合わせ部位の隙間寸法を小さく設定できるという効果がスポイルされることもない。
【0059】
以上、本発明の好適な実施形態を説明した。本発明は、「複数の分割部材からなり、各分割部材がそれぞれ結合した状態で車体に長尺状として取り付けられる長尺状樹脂部材」であれば適用可能であり、例えばバンパやフロントフェンダ・リヤフェンダ、フロントスポイラ・リヤスポイラ等にも実施できる。また、長尺状樹脂部材が3つ以上の分割部材から構成されている場合(例えば説明したサイドシルガーニッシュの後端側も分割されているような場合など)であっても、説明した第1の分割部材と第2の分割部材の関係を備えていれば本発明に包含される。その他、各構成要素のレイアウト、形状、個数等は、図面に記載したものに限定されず、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、第1の分割部材と第2の分割部材の突き合わせ部における隙間寸法の管理が容易となり、また当該寸法を小さく設定できるので、サイドシルガーニッシュのような車体外側に取り付けられる外装品のデザイン性の向上が図れる。さらに、隙間が小さいことから表面が滑らかに連なり、車両走行時の空力特性が向上し、塵埃等の目詰まりの度合いも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドシルガーニッシュを各分割部材に分解して車体外側から見た場合を示す分解斜視図である。
【図2】サイドシルガーニッシュを各分割部材に分解して車体内側から見た場合を示す分解斜視図である。
【図3】サイドシルガーニッシュを車体に取り付けた状態を示す部分側面説明図である。
【図4】図3におけるA−A断面図である。
【図5】図4における長手リブの部位の拡大説明図である。
【図6】図3におけるB−B断面図である。
【図7】第1ガーニッシュの縦断面説明図である。
【図8】図3におけるC−C断面図である。
【図9】第1ガーニッシュ1における長手リブ22の構造を示す外観斜視図である。
【図10】(a)は図3におけるD−D断面図、(b)は同E−E断面図、(c)は同F−F断面図である。
【図11】車体に取り付けたサイドシルガーニッシュを車両斜め前方側から見た部分外観斜視図である。
【図12】従来のサイドシルガーニッシュの分割構造を示す説明図である。
【符号の説明】
SSG サイドシルガーニッシュ(長尺状樹脂部材)
1 第1ガーニッシュ(第1の分割部材)
2 第2ガーニッシュ(第2の分割部材)
3 車体
8 (第1の)クリップ
9 クリップ孔
13 (第2の)クリップ
14 クリップ孔
18a,18b 補強リブ
19,25,30,33 係合突起部
20,26,31,34 被係合部
22,22a,22b 長手リブ
22c,27,28,32a,32b,36a,36b 垂直リブ
37 タッピングスクリューねじ
38 クリップ

Claims (6)

  1. 複数の分割部材からなり、各分割部材がそれぞれ結合した状態で車体に長尺状として取り付けられる長尺状樹脂部材の分割構造において、
    車体に取り付けられる第1の分割部材に、第2の分割部材の全体を車体を介在させずに長手方向に略垂直な方向に重ねて取り付けることにより、前記第1の分割部材と前記第2の分割部材とが結合された状態で車体に取り付けられる構成としたことを特徴とする車両における長尺状樹脂部材の分割構造。
  2. 前記第1の分割部材及び第2の分割部材において、いずれか一方の分割部材に、他方の分割部材側に向けて突出する係合突起部を設けるとともに、前記他方の分割部材に、前記係合突起部が係合する被係合部を設け、
    且つ、前記係合突起部又は被係合部に、局所的に長手方向に延出して形成される長手リブを設け、
    前記係合突起部を前記被係合部に係合させ、前記長手リブにより両分割部材同士の長手方向に関する位置決めを行う構成としたことを特徴とする請求項1に記載の車両における長尺状樹脂部材の分割構造。
  3. 前記第1の分割部材及び第2の分割部材において、いずれか一方の分割部材に、他方の分割部材側に向けて突出する係合突起部を設けるとともに、前記他方の分割部材に、前記係合突起部が係合する被係合部を設け、
    且つ、前記係合突起部又は被係合部に、局所的に長手方向に略垂直な方向に延出して形成される垂直リブを設け、
    前記係合突起部を前記被係合部に係合させ、前記垂直リブにより両分割部材同士の長手方向に略垂直な方向に関する位置決めを行う構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両における長尺状樹脂部材の分割構造。
  4. 前記第1の分割部材を、第1のクリップを介して車体に取り付けるとともに、前記第2の分割部材を、第2のクリップを介して前記第1の分割部材に取り付ける構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車両における長尺状樹脂部材の分割構造。
  5. 前記第1の分割部材又は第2の分割部材において、前記第2のクリップの係止部位の近傍に、該係止部位周りの剛性を高めるための補強リブを設けたことを特徴とする請求項4に記載の車両における長尺状樹脂部材の分割構造。
  6. 前記第1の分割部材において、長手方向に略垂直な方向に延設される第1のフランジ部を設けるとともに、前記第2の分割部材において、前記第1のフランジ部に沿って延設される第2のフランジ部を設け、
    前記第1のフランジ部にて第1の分割部材を車体に、長手方向に沿って固定するとともに、
    前記第1のフランジ部及び第2のフランジ部を重ね合わせ、該重ね合わせた部位にて第2の分割部材を第1の分割部材に、長手方向に沿って固定する構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の車両における長尺状樹脂部材の分割構造。
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