JP3680733B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車に搭載される電気接続箱に係り、詳しくはバスバー及び中継端子が配設された電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば自動車用の種々の電気部品等は、電気接続箱に収容された状態で車両内に搭載される。こうした電気接続箱の従来例を図6及び図7に示す。
【0003】
図6に示すように、電気接続箱51は、バスバー積層体52、複数の中継端子(同図では2つのみ示す)53及びケース54を備えている。
図7にも併せ示すように、バスバー積層体52は、複数のバスバー55a〜55c及び複数の絶縁仕切板56a〜56dによって構成され、最上層のバスバー55aの上面を絶縁仕切板56aが被覆した状態となっている。
【0004】
各バスバー55a〜55cには、上方へ延びる雄タブ部57a〜57dが屈曲形成されている。これら雄タブ部57a〜57dは、最上層の絶縁仕切板56aに設けられた挿通孔58に挿通され状態で同絶縁仕切板56aから突出している。そして、それら雄タブ部57a〜57dにはそれぞれ対応する中継端子53が嵌合されている。また、雄タブ部57aと雄タブ部57bとは互いに近接した位置に形成され、それら雄タブ部57a,57bにはそれぞれ中継端子53a,53bが対向した状態で嵌合されている。
【0005】
図6に示すように、ケース54の上面には、電装品装着部60が形成されている。電装品装着部60において前記雄タブ部57a〜57dと対応する箇所には、貫通孔60aが透設されている。また、図7に示すように、ケース54の裏面において電装品装着部60と対応する箇所には、端子収容部61が形成されている。この端子収容部61は、各中継端子53全体を包囲する外側壁62と、各中継端子53を個別に区画する区画壁63とを備えている。そして、図7に示すように、バスバー積層体52とケース54とを組み付けた際に、各中継端子53が端子収容部61内に個別に収容された状態となる。
【0006】
このように構成された電気接続箱51においては、電装品装着部60に電装品(ここではリレー)64が装着される。このとき、電装品64の各接続端子64aが対応する貫通孔60aに挿通され、各中継端子53に嵌合される。よって、電装品64と、対応するバスバー55a〜55cとが電気的に接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の電気接続箱51では、図7に示すように、中継端子53aを収容する収容空間61aと、中継端子53bを収容する収容空間61bとの間に、間隙Cが生じていた。このため、この間隙Cに水等が浸入すると、各中継端子53a,53b間が短絡してしまうおそれがあった。つまり、各中継端子53a,53b間で電流リークが生じてしまうおそれがあった。
【0008】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、水などの浸入に起因する電流リークを防止することができる電気接続箱を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、複数の雄タブ部が立設されたバスバーと、前記各雄タブ部をそれぞれ挿通可能な挿通部を有し、それら挿通部に前記雄タブ部を挿通させた状態でバスバーを被覆する絶縁仕切板と、前記各雄タブ部に嵌合する中継端子をそれぞれ収容する複数の端子収容部を有し、前記絶縁仕切板を被覆するケースとを備えた電気接続箱において、前記端子収容部は、前記各中継端子を包囲する外側壁と、各中継端子を区画する区画壁とを備え、少なくとも最も近接した状態で設けられた前記各挿通部間にそれぞれ壁部を突設し、前記壁部における前記挿通部側面の基端部近辺に、前記雄タブ部が延びる方向と直交する水平面を有する段部を設け、その段部の水平面に前記中継端子を載置し、中継端子間の壁部を段部の水平面よりも高く設定し、その壁部を、前記絶縁仕切板と前記ケースとの組み付け時に、それら挿通部と対応する前記中継端子間を区画する前記区画壁に摺接するように設けるとともに、その壁部の上端に、中継端子から遠ざかるに従って低くなるように傾斜する斜面を設け、それら壁部及び該区画壁を、前記絶縁仕切板と前記ケースとの組み付け完了時に該壁部と該区画壁とによって包囲された箇所に空間が存在するように設けたことを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電気接続箱において、前記端子収容部の外側壁の内側面に、先端に向かうに従って外方へ広がる斜面を設けたことを要旨とする。
【0012】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、少なくとも最も近接した状態で設けられた前記各挿通部間には、壁部が突設されている。そして、この壁部は、絶縁仕切板とケースとの組み付け時に、該挿通部と対応する中継端子間を区画する区画壁に摺接するようになっている。このため、絶縁仕切板とケースとを組み付けると、該中継端子間に隙間が生じなくなる。よって、各中継端子を収容する収容空間がそれぞれ個別の空間となり、端子収容部内に水等が浸入しても、それによって各中継端子間で電流リークが生じてしまうことが防止される。
【0013】
また、壁部によって各中継端子間が仕切られた状態となるため、各中継端子間の距離が長くなった状態となる。よって、各中継端子間での電流リークがより確実に防止される。
【0014】
さらに、壁部の上端には斜面が設けられているため、区画壁を伝わって上方から流れてきた水等は、斜面に沿って流れる方向が規制される。よって、該水等の流れる方向をコントロールすることが可能となり、各中継端子間での電流リークをより生じにくくすることが可能となる。
【0015】
さらにまた、絶縁仕切板とケースとの組み付け完了時には、壁部と区画壁とによって包囲された箇所に空間が存在するようになっている。このため、たとえ区画壁と壁部との間に水等が浸入しても、その水等は該空間内に溜まることとなる。よって、各中継端子間が水等によって導通されにくくなり、電流リークがより一層生じにくくなる。
【0016】
加えて、壁部における挿通部側面の基端部近辺には、雄タブ部が延びる方向と直交する水平面を有する段部が設けられている。そして、中継端子は、その水平面に載置された状態で雄タブ部に嵌合されるようになっている。このため、中継端子は、雄タブ部に嵌合されたときに安定した載置状態となる。よって、雄タブ部や中継端子の変形や、中継端子の位置ズレが低減する。
【0017】
請求項2に記載の発明によると、端子収容部の外側壁の内側面には、先端に向かうに従って外方へ広がる斜面が設けられている。このため、外側壁の内側面を伝わって上方から流れてきた水等は、外部へ流れやすくなる。すなわち、端子収容部内に水等が溜まりにくくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用電気接続箱に具体化した一実施形態を図1〜図5に基づき詳細に説明する。
【0019】
図1に示すように、電気接続箱11は、バスバー積層体12、複数の中継端子(同図では2つのみ示す)13及びケース14を備えている。
図3及び図4にも併せ示すように、バスバー積層体12は、複数(ここでは3枚)のバスバー15a〜15c及び複数(ここでは4枚)の絶縁仕切板16a〜16dによって構成されている。各バスバー15a〜15cは各絶縁仕切板16a〜16dによって隔絶されている。そして、最上層のバスバー15aの上面を絶縁仕切板16aが被覆した状態となっている。
【0020】
各バスバー15a〜15cには、上方へ延びる雄タブ部17a〜17dが屈曲形成されている。また、図3に示すように、最上層の絶縁仕切板16aにおいて各雄タブ部17a〜17dと対応する箇所には、それぞれ挿通部(本実施形態では雄タブ部17a,17bと対応する挿通部18a,18bのみを示す)が透設されている。各雄タブ部17a〜17dは、対応する挿通部に挿通した状態で同絶縁仕切板16aから突出している。そして、それら雄タブ部17a〜17dには、それぞれ対応する中継端子13が嵌合されている。これら中継端子13は、両端に雄型端子を嵌合可能に形成されている。また、雄タブ部17aと雄タブ部17bとは、互いに近接した位置に形成されている。すなわち、挿通部18aと挿通部18bとは、互いに近接した位置に設けられている。そして、雄タブ部17a,17bにはそれぞれ中継端子13a,13bが対向した状態で嵌合されている。
【0021】
図1〜図5に示すように、各挿通部の周縁には上方に延びる壁部21〜24が形成されている。図3〜図5に示すように、これら壁部21〜24のうち、近接して形成された壁部21,22は、中継端子13a,13bを1/4〜1/3程度収容可能に形成されている。また、各壁部21,23,24は、対応する雄タブ部17a,17c,17dの全周を囲うように形成されている。一方、壁部22は、壁部21と離間する側の側壁22bのみが低くなるように形成されている。そして、各雄タブ部17a,17bに対して中継端子13a,13bを嵌合させた際には、各中継端子13a,13bが各壁部21,22によって保持された状態となる(図3〜5参照)。
【0022】
また、図3に示すように、各壁部21,22は、最も近接する側壁21a,22a間の距離C1が後記するケース14の区画壁34aの肉厚C2とほぼ同等となるように形成されている。そして、各側壁21a、22aの先端には、先端に向かうに従って前記区画壁34aから離間する斜面25が設けられている。また、壁部21において壁部22と離間する側の側壁21bの外側面には、先端に向かうに従って雄タブ部17aに近接する斜面26が設けられている。さらに、壁部21,22における挿通部18a,18b側面の基端部近辺には、雄タブ部17a,17bが延びる方向と直交する水平面を有する段部27がそれぞれ設けられている。そして、各中継端子13a,13bは、それら段部27の水平面に載置された状態で雄タブ部17a,17bに嵌合されている。
【0023】
また、図1及び図3に示すように、壁部23,24の各側壁23a,24aの外側面には、先端に向かうに従って雄タブ部17c,17dに近接する斜面28,29が設けられている(図3では壁部23の斜面28のみを示す)。
【0024】
図1に示すように、ケース14の上面には、電装品装着部31が形成されている。電装品装着部31において前記雄タブ部17a〜17dと対応する箇所には、それぞれ貫通孔31aが透設されている。また、図3に示すように、ケース14の裏面において電装品装着部31と対応する箇所には、端子収容部32が形成されている。この端子収容部32は、各中継端子13全体を包囲する外側壁33と、各中継端子13を区画する区画壁34とを備えている。これにより、端子収容部32には複数の収容空間35が形成され、図4に示すように、バスバー積層体12とケース14とを組み付けた際には、各中継端子13が各収容空間35内に個別に収容された状態となる。
【0025】
端子収容部32の外側壁33における内側面の先端付近には、先端に向かうに従って外方へ広がる斜面36が設けられている。この斜面36は、前記壁部21に設けられた斜面26及び前記壁部23,24に設けられた斜面28,29と対応して設けられている。そして、図4に示すように、バスバー積層体12とケース14とを組み付けた際には、外側壁33の斜面36と斜面26,28,29とが接するようになっている。なお、図4においては、バスバー積層体12及びケース14の構成をわかりやすくするために、斜面36と斜面26,28,29との間に僅かな隙間をあけて示している。
【0026】
また、前記近接して配置される中継端子13a,13bを収容する収容空間35a,35bを区画する区画壁34aは、先端に向かうに従って薄い肉厚となるように形成されている。すなわち、該区画壁34aの先端は、先細り形状をなしている。図4に示すように、この区画壁34aは、バスバー積層体12とケース14とを組み付けた際に、前記壁部21,22の側壁21a,22a間に挿入されるように形成されている。前述したように、各側壁21a,22a間の距離C1は区画壁34aの肉厚C2とほぼ同等に設定されているため、該組み付け時には、区画壁34aの側面と各側壁21a,22aの外側面とが摺接する。また、該区画壁34aは、バスバー積層体12とケース14との組み付け完了時に、各側壁21a,22aと区画壁34aとによって包囲された箇所に所定の空間37が設けられる長さで形成されている。なお、図4においては、バスバー積層体12及びケース14の構成をわかりやすくするために、側壁21a,22aと区画壁34aとの間に僅かな隙間をあけて示している。
【0027】
そして、こうして組み付けられた後、電装品装着部31には電装品(ここではリレー)38が装着される。このとき、電装品38の各接続端子38aが対応する貫通孔31aに挿通され、各中継端子13に嵌合される。よって、電装品38と、対応する雄タブ部17a〜17dとが電気的に接続される。こうした電気接続箱11は、図示しないロアケースを組み付けた状態で車両室内等に搭載される。
【0028】
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)最上層の絶縁仕切板16aにおける各挿通部の周縁には壁部21〜24が突設されている。これら壁部21〜24のうち、最も近接した状態で形成された壁部21,22の側壁21a,22aは、バスバー積層体12とケース14との組み付け時に、区画壁34aの側面に摺接するようになっている。このため、バスバー積層体12とケース14とを組み付けると、各中継端子13a,13bが収容される各収容空間35a,35bは個別の空間となる。よって、端子収容部32内に水等が浸入しても、それによって各中継端子13a,13b間が導通されることはない。したがって、各中継端子13a,13b間で電流リークが生じてしまうのを防止することができる。
【0029】
また、壁部21,22が絶縁仕切板16aから突出し、各中継端子13a,13bを囲う形状となっているため、各中継端子13a,13b間の距離が長くなった状態となり、各中継端子13a,13b間での電流リークをより確実に防止することができる。
【0030】
さらに、各側壁21a,22aの先端には、先端に向かうに従って区画壁34aから離間する斜面25が設けられている。このため、区画壁34aを伝わって上方から流れてきた水等は、斜面25に沿って空間37へ流れやすくなる。すなわち、斜面25によって水等の流れる方向を規制することができる。よって,バスバー積層体12内に水等が溜まりにくくなり、バスバー積層体12内での電流リークを防止することができる。なお、本実施形態においては、空間37に流れ込んだ水等を外部へ排出するための構造をバスバー積層体12に設けることが望ましい。
【0031】
さらにまた、バスバー積層体12とケース14との組み付け完了時には、各側壁21a,22aと区画壁34aとによって包囲された箇所に空間37が設けられる。このため、たとえ区画壁34aと各側壁21a,22aとの間に水等が浸入しても、その水等は該空間37内に溜まることとなる。よって、各中継端子13a,13b間が水等によって導通されにくくなり、電流リークをより一層生じにくくすることができる。
【0032】
ちなみに、近年では、車両の電装品の増加に伴い、42Vのバッテリを採用しようという動きがある。よって、こうした電流リークを防止することがより有効となる。
【0033】
(2)各壁部21,22における挿通部18a,18b側面の基端部近辺には、各雄タブ部17a,17bが延びる方向と直交する水平面を有する段部27が設けられている。そして、各中継端子13a,13bは、その段部27の水平面に載置された状態で雄タブ部17a,17bに嵌合されるようになっている。このため、各中継端子13a,13bは、各雄タブ部17a,17bに嵌合されたときに安定した載置状態となる。よって、各雄タブ部17a,17bや各中継端子13a,13bの変形や、同中継端子13a,13bの位置ズレを防止することができる。また、段部27の水平面の高さを適宜設定することにより、各中継端子13a,13bの載置高さを自由に設定することが可能となる。よって、各雄タブ部17a〜17dに装着すべき中継端子13の種類が異なり、各中継端子13の高さが異なる場合でも、各中継端子13の載置高さを揃えることができる。
【0034】
(3)端子収容部32の外側壁33の内側面には、先端に向かうに従って外方へ広がる斜面36が設けられている。このため、同外側壁33の内側面を伝わって上方から流れてきた水等は、外部へ排出されやすくなる。すなわち、端子収容部32内に水等が溜まりにくくなる。よって、端子収容部32内に水等が溜まってしまうことによって各中継端子13a,13b間が導通してしまうおそれを軽減することができる。
【0035】
(4)区画壁34aは、先端に向かうに従って薄い肉厚となるように形成されている。このため、バスバー積層体12とケース14とを組み付ける際に、区画壁34aを側壁21a,22a間に容易に挿入させることができる。
【0036】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記実施形態では、各側壁21a,22aの斜面25は、先端に向かうにしたがって区画壁34aから離間するように設けられている。しかし、この斜面25は、先端に向かうに従って区画壁34aに近接するように設けられてもよい。このようにすれば、区画壁34aを伝わって上方から流れてきた水等は、斜面25に沿って挿通部18側へ流れやすくなる。すなわち、各側壁21a,22aと区画壁34aとの間に水等が浸入しにくくなる。よって、各中継端子13a,13b間での電流リークをさらに確実に防止することができる。
【0037】
・ 各壁部21,22における側壁21c,22c(図2及び図5参照)の先端に、前記斜面26を設けてもよい。
・ 壁部21,22における挿通部18側面の基端部近辺に設けた段部27を省略してもよい。このようにすれば、絶縁仕切板16aの構造を簡略化することができる。
【0038】
・ 外側壁33に設けられた斜面36を省略してもよい。また、区画壁34aを、先端の肉厚と基端の肉厚とが同等になるように形成してもよい。
・ 前記実施形態では、側壁21aと側壁21bとが同じ高さで形成されている。しかし、側壁21bを側壁21aよりも低く形成してもよい。このようにすれば、壁部21によって包囲された箇所に水等が溜まっても、その水等は側壁21bと外側壁33との間から外部に排出されるため、水位が側壁21b以上高くならない。よって、側壁21aと区画壁34との間から水等が流れ出すおそれを軽減することができ、中継端子13a,13b間の電流リークを防止することができる。
【0039】
・ 前記実施形態では、バスバー積層体12とケース14との組み付け状態において、外側壁33の斜面36及び斜面26,28,29は、互いに当接するように形成されている。しかし、該斜面36及び斜面26,28,29を、バスバー積層体12とケース14との組み付け状態において、両者間にそれぞれ間隙が生じるように設けてもよい。このようにすれば、該両者間から水等をより効果的に外部へ排出することができる。
【0040】
・ 前記実施形態では、壁部21,22は、中継端子13a,13bを1/4〜1/3程度収容可能に形成されている。しかし、これら壁部21,22が中継端子13a,13bをどの程度収容可能であるかは、この数値範囲に限定されるものではない。すなわち、壁部21,22は、中継端子13a,13bを1/3以上収容可能に形成されたり、同中継端子13a,13bを1/4以下しか収容しないように形成されてもよい。
【0041】
・ 前記壁部21,22は、互いに最も近接する側壁21a,22aのみによって構成されていてもよい。つまり、壁部21,22は、少なくとも最も近接する挿通部18間にのみ設けられていてもよい。
【0042】
・ 電気接続箱11を、車両に限らず、例えば産業用ロボット等の電気接続箱として適用してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
【0043】
(1) 請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱において、前記区画壁を、先端に向かうに従って薄い肉厚となるように設けたこと。
(2) 請求項1、請求項2、技術的思想(1)のいずれか1項に記載の電気接続箱において、前記壁部は、前記中継端子を4分の1から3分の1程度収容可能な高さで設けられていること。
【0044】
(3) 複数の雄タブ部が立設されたバスバーと、前記各雄タブ部をそれぞれ挿通可能な挿通部を有し、それら挿通部に前記雄タブ部を挿通させた状態でバスバーの一面を被覆する絶縁仕切板と、前記各雄タブ部に嵌合する中継端子をそれぞれ収容する複数の端子収容部を有し、前記絶縁仕切板の露出面を被覆するケースとを備えた電気接続箱において、前記端子収容部は、前記各中継端子を包囲する外側壁と各中継端子を区画する区画壁とを備え、少なくとも、最も近接した状態で設けられた前記各挿通部の周縁に、前記絶縁仕切板と前記ケースとの組み付け時に、それら挿通部と対応する前記中継端子間を区画する前記区画壁に摺接する壁部を突設するとともに、その壁部における前記挿通部側面に、先端に向かうに従って前記区画壁に近接する斜面を設けたこと。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、水などの浸入に起因する電流リークを防止することができる。
【0046】
加えて、雄タブ部や中継端子の変形や、中継端子の位置ズレを低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、端子収容部内に水等が溜まりにくくすることができ、該水等の浸入に起因する電流リークをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電気接続箱の一部を示す分解斜視図。
【図2】同実施形態の電気接続箱の一部を拡大して示す斜視図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】図3の組み付け状態を示す断面図。
【図5】図1のB−B線断面図。
【図6】従来の電気接続箱の一部を示す分解斜視図。
【図7】図6のA−A線断面図。
【符号の説明】
11…電気接続箱、12…バスバー積層体、13…中継端子、14…ケース、15a〜15c…バスバー、16a〜16d…絶縁仕切板、17a〜17d…雄タブ部、18a,18b…挿通部、21〜24…壁部、21a,21b,22a,22b,23a,24a…側壁、25,26,28,29…斜面、27…段部、32…端子収容部、33…外側壁、34,34a…区画壁、36…斜面、37…空間。
Claims (2)
- 複数の雄タブ部が立設されたバスバーと、
前記各雄タブ部をそれぞれ挿通可能な挿通部を有し、それら挿通部に前記雄タブ部を挿通させた状態でバスバーを被覆する絶縁仕切板と、
前記各雄タブ部に嵌合する中継端子をそれぞれ収容する複数の端子収容部を有し、前記絶縁仕切板を被覆するケースとを備えた電気接続箱において、
前記端子収容部は、前記各中継端子を包囲する外側壁と、各中継端子を区画する区画壁とを備え、
少なくとも最も近接した状態で設けられた前記各挿通部間にそれぞれ壁部を突設し、前記壁部における前記挿通部側面の基端部近辺に、前記雄タブ部が延びる方向と直交する水平面を有する段部を設け、その段部の水平面に前記中継端子を載置し、中継端子間の壁部を段部の水平面よりも高く設定し、その壁部を、前記絶縁仕切板と前記ケースとの組み付け時に、それら挿通部と対応する前記中継端子間を区画する前記区画壁に摺接するように設けるとともに、その壁部の上端に、中継端子から遠ざかるに従って低くなるように傾斜する斜面を設け、
それら壁部及び該区画壁を、前記絶縁仕切板と前記ケースとの組み付け完了時に該壁部と該区画壁とによって包囲された箇所に空間が存在するように設けたことを特徴とする電気接続箱。 - 前記端子収容部の外側壁の内側面に、先端に向かうに従って外方へ広がる斜面を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
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