JP3680435B2 - スイッチレバーおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリングコラムに装着されるレバー操作型のライトコントロールスイッチユニット、ワイパーコントロールスイッチユニット等を備えた車両用コンビネーションスイッチのスイッチレバーおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のスイッチレバーは、車両用コンビネーションスイッチのターンシグナルスイッチ、またはワイパーコントロールスイッチ、またはディマ・パッシングスイッチの一つまたは二つを操作する操作レバーとしての機能をもち、さらに、先端部には操作ノブの回動操作により開閉を行うライトコントロールスイッチが内蔵されたものであり、図4および図5を用いて従来の技術を説明する。
【0003】
図4は従来のスイッチレバーの構成を示す断面図、図5は同分解斜視図であり、同図において1は車両用コンビネーションスイッチの各スイッチを操作可能なように根元部を保持された(図示せず)円筒状の金属からなるレバー本体で、その先端部から直線状に設けられた割り溝1Aに、樹脂からなる円筒状の第1の固定ノブ2が、その内側に設けられた回転止め凸部2Aを有する穴部2Bを割り溝1Aに対応するように、レバー本体1の先端部側より挿入嵌合されている。
【0004】
そして、レバー本体1の中間部には、上面に複数個の固定接点3を有する第1の端子板4が、その中央部に設けられた回転止め凸部4Aを有する穴部4Bにレバー本体1の先端より、割り溝1Aに回転止め凸部4Aが対応するように挿入嵌合されている。
【0005】
さらに、その上方から第1の端子板4の固定接点3に弾接する金属製の可動接点5を下面に保持した第1の操作ノブ6の中央穴6Aが通されて回転可能に保持されるとともに、中央穴6Aに設けられた突起6Bと、レバー本体1の広幅割り溝1Bの両端部により回転規制され、第1のスイッチを形成している。
【0006】
さらに、その上部には上面に節度山部7Aを有する節度板7が第1の操作ノブ6に保持され、この節度山部7Aに対応する節度用スプリング9とボール10が配された穴8A1,8A2を下面に有する第2の固定ノブ8が、その中央部に設けられた回転止め凸部8Bを有する穴部8Cをレバー本体1の先端より、割り溝1Cに回転止め凸部8Bが対応するように挿入嵌合されている。
【0007】
11は鉄製のC字状リングで、レバー本体1の中央部外周に設けられた抜け止め用溝部1Dに係合され第2の固定ノブ8の上方への抜け防止をしている。
【0008】
また、リング11の上方には上面に複数個の固定接点12を有する第2の端子板13が、その中央部に設けられた回転止め凸部13Aを有する穴部13Bにレバー本体1の先端より、割り溝1Cに回転止め凸部13Aが対応するように挿入嵌合されている。
【0009】
さらに、その上方から第2の端子板13の固定接点12に弾接する金属製の可動接点14を下面に保持した第2の操作ノブ15の中央穴15Aが通され回転可能に保持されるとともに、中央穴15Aに設けられた突起15Bと、レバー本体1の広幅割り溝1Eの両端部により回転規制され、第2のスイッチを形成している。
【0010】
さらに、中央穴16Aの外側の上面に設けられた穴16B1,16B2に節度用スプリング17とボール18が配されたスプリング保持体16が第2の操作ノブ15に保持され、さらにその上部に節度用スプリング17とボール18に対応する節度山部19Aを下面に有する節度山体19が、その中央部に設けられた回転止め凸部19Bを有する穴部19Cに、レバー本体1の先端より割り溝1Fに回転止め凸部19Bが対応するように挿入固定されて節度ロック部が形成され、レバー本体1の先端部外周に設けられた抜け止め用溝部1Gに、節度山体19の下面の穴部19Cの内側に突出した弾性爪19Dが挿入固定されて節度山体19の上方への抜け防止をしている。
【0011】
また、第2の操作ノブ15の上方の開口部15C内面の段部15Dに対して、略円板状の蓋体20の外周部から下方に延出した弾性を有する爪部20Aが挿入嵌合されている。
【0012】
なお、第1の端子板4の固定接点3に接続された複数本のリード線21Aおよび第2の端子板13の固定接点12に接続された複数本のリード線21Bはレバー本体1の円筒内から中間部の穴1Hを通りスイッチ本体へと導かれ電気的に接続されている。
【0013】
次に、このスイッチレバーの組立方法について説明する。
レバー本体1の穴1Hから先端部方向へリード線21を挿入貫通させ、次にレバー本体1の割り溝1Aに先端部より第1の固定ノブ2の回転止め凸部2Aを挿入嵌合する。
【0014】
次に、割り溝1Aより取り出した短リード線21Aを第1の端子板4の固定接点3に半田付けした後にレバー本体1の割り溝1Aに挿入嵌合する。
【0015】
さらに第1の可動接点5を固定した第1の操作ノブ6と、節度板7と、節度用スプリング9およびボール10とを挿入した第2の固定ノブ8とを、長リード線21Bを噛み込まないように挿入した後、リング11をレバー本体1の中間部外周上に設けた溝部1Dに嵌め込む。
【0016】
次に、第2の端子板13の固定接点12にレバー本体1の割り溝1Cより取り出した長リード線21Bを半田付けした後にレバー本体1に挿入嵌合する。
【0017】
さらに第2の可動接点14を装着した第2の操作ノブ15と、スプリング保持体16と、節度用スプリング17とボール18を順次挿入し、節度山体19を挿入係合させて抜け止めをする。
【0018】
その後、第2の操作ノブ15の上部開口部15Cに蓋体20を装着する。
次に、このスイッチレバーの動作について説明する。
【0019】
第1の操作ノブ6を回動操作すると節度板7が連動して回転するとともに、節度板7と第2の固定ノブ8間の節度ロック部による節度を伴って固定接点3と可動接点5が接離し、固定接点3に接続されたリード線21Aから車両側のフォグランプ等の点灯または消灯を行うものであり、また、第2の操作ノブ15を回動操作すると、スプリング保持体16が連動して回転するとともに、スプリング保持体16と節度山体19間の節度ロック部による節度を伴って、固定接点12と可動接点14が接離し、固定接点12に接続されたリード線21Bから車両側のヘッドランプ等の点灯または消灯を行うものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成のスイッチレバーでは、多種多様の機能表示が付いた固定ノブ2,8、操作ノブ6,15が外装部品であり、組み立て時に固定ノブ2,8や操作ノブ6,15のキズつき等による外観不良が発生した時には、初めから組み立てをやり直す必要があるとともに、スイッチレバーの構成上、合理的生産がやりにくいなどの課題があった。
【0021】
本発明はこのような従来の車両用コンビネーションのスイッチレバーについて、操作ノブの交換が容易で、組み立て作業性の向上を図り易いスイッチレバーを提供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のスイッチレバーは、スイッチレバーに装着される複数のスイッチを各々ユニット化し、各スイッチユニットとして組み立て後、レバー本体に組み込み、その後に操作ノブを装着する構成としたものである。
【0023】
この本発明により、組み立て作業性の向上が図り易いスイッチレバーを提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、根元部を取付部とし、先端部近傍の内部に軸保持部を設けて側壁の一部を切り欠いた円筒状に形成された樹脂製のレバー本体と、このレバー本体の先端部から外部に突出するように上記レバー本体に設けた軸保持部に下端部が保持された円柱状の軸と、上面に複数個の固定接点と節度山部を設けた第1の端子板の上部に、上記固定接点に弾接する可動接点と節度山部に当接する節度部材を下面に保持した第1のロータを回転可能に連結して上記軸の中間部に装着された第1のスイッチ部と、この第1のスイッチ部の上方には上面に複数個の固定接点を設けた第2の端子板の上部に、上記固定接点に弾接する可動接点を下面に保持すると共に節度部材を上面に保持した第2のロータを回転可能に連結し、上記節度部材に当接する節度山部を下面に設けた節度山体を上記第2のロータの上部に係合して上記軸の上部に装着された第2のスイッチ部と、上記第1のスイッチ部の第1のロータの外周に設けられた突起部に嵌合されて第1のスイッチ部を回動操作する円環状の第1の操作ノブと、上記第2のスイッチ部の第2の端子板の外周に設けられた突起部に嵌合された円環状の固定ノブと、上記第2のロータの外周に設けられた弾性爪に下端周囲壁の角穴が嵌合されて第2のスイッチ部を回動操作するキャップ状の第2の操作ノブからなり、上記第1のスイッチ部は、上記第1の端子板の外周壁に設けられた複数個の弾性を持った係合爪で、上記第1のロータの外周に係合してユニット化されると共に、上記第2のスイッチ部は、上記第2の端子板の外周壁に設けられた複数個の弾性を持った係合爪で、上記第2のロータの下面の円形部の上面に係合して、さらに、上記第2のロータの上面には上記節度山体の下面外周壁に設けられた複数個の弾性を持った係合爪で、上記第2のロータの側面の段部に係合してユニット化された構成としたものであり、第1のスイッチ部および第2のスイッチ部のユニット化を可能とし、かつ様々な外観のバリエーションを有する外装部品となる第1の操作ノブ、固定ノブおよび第2の操作ノブを最終工程にて組み込むことができるようになり、組み立て作業性を大きく向上させることができるという作用を有する。
【0025】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、レバー本体の内側に設けられた軸保持部の下部に、軸保持部に保持された軸の下端部に弾接する弾性突起部を設けた構成としたものであり、軸の挿入時のストッパーとなり、軸のガタツキを吸収することができるという作用を有する。
【0026】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、第1のスイッチ部を構成する第1の端子板に、外周側から第2のスイッチ部を構成する第2の端子板に接続されたリード線を挿入可能なリード線収納部を上下面を貫通して設けた構成としたものであり、第2のスイッチ部に接続されたリード線を、第1の端子板に設けられたリード線収納部に外周側から挿入して上下面に貫通収納させることが容易にできるので、組立が容易であると共に、第1のロータの回動操作時にリード線の干渉を防止することができるという作用を有する。
【0027】
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、第2のスイッチ部を構成する第2の端子板に設けられた複数個のリード線接続部のリード線保持方向を、第1のスイッチ部を構成する第1の端子板に設けられたリード線収納部に向かって同一方向に形成した構成のものであり、複数個のリード線接続部に接続されたリード線は一つにまとめ易いと共に、リード線接続部のリード線保持方向を第1のスイッチ部に設けられたリード線収納部に合わせることにより、リード線の収納時にリード線接続部にかかる負荷を抑えることができるので、品質が安定し、作業性が良いという作用を有する。
【0028】
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の発明において、レバー本体の側壁の一部を切り欠いた開口部をレバー本体装着状態の下面側に設けると共に、この開口部の幅よりも少し幅の狭い蓋板にて開口部を塞ぐようにする構成としたものであり、レバー本体の開口部の位置が目立ち難いと共にその開口部を塞ぐための蓋板をレバー本体の開口部の壁部外側よりも少し幅の小さい蓋板とすることにより、レバー本体の開口部が樹脂成形時の収縮で少し狭くなった場合でも外形面におけるズレが判り難くなるという作用を有する。
【0029】
請求項6に記載の発明は、請求項1記載の発明において、第1のスイッチ部ならびに第2のスイッチ部を各々組み立て、続いてこの組み立てを終えた第1・第2のスイッチ部をレバー本体に設けた軸保持部に下端部をはめ込んで保持させた軸にそれぞれ挿入して固定した後、上記第1のスイッチ部を回動操作する第1の操作ノブと、第2のスイッチ部を位置決め固定する固定ノブと、第2のスイッチ部を回動操作する第2の操作ノブを順次装着して組み立てを行うようにしたスイッチレバーの製造方法というものであり、組み立て作業を容易にして生産性を向上させることができるという作用を有する。
【0030】
以下、本発明の一実施の形態について図1〜図3を用いて説明する。
図1は同実施の形態によるスイッチレバーを示す断面図、図2は同分解斜視図、図3は同レバー本体と蓋板の嵌合部の断面図である。
【0031】
同図において31は車両用コンビネーションスイッチの各スイッチを操作可能なように根元部31Aを保持された(図示せず)成形樹脂製の円筒状のレバー本体で、その内側に設けられた軸保持部31Bの回転止め凸部31Cを有する穴部31Dに、円柱状の軸32の下部に設けられた割り溝32Aが回転止め凸部31Cにはまり込むようにレバー本体31の先端の開口部31E側より挿入嵌合され、軸32の下端外周面に設けられた第1の溝32Bにレバー本体31の側面開口部31Fより第1のリング33を挿入係合することにより、軸32の上方への抜け防止をしている。この時、軸保持部31Bの下部に形成された弾性突起部31Gが軸32を軸保持部31B側に押圧して、軸32の位置規制と、溝32Bとリング33のクリアランスによるガタツキを吸収している。
【0032】
そして、軸32には、上面に複数個の固定接点34および節度山部35Aをインサート成形にて配した第1の端子板35が、その中央部の穴部35Bに軸32の回転止め突起部32Cに回転止め切り欠き部35Cがはまり込むように挿入嵌合されている。
【0033】
さらに、その上方から第1の端子板35の固定接点34に弾接する可動接点36の保持部と、節度山部35Aに当接する節度用スプリング38とボール39を保持する穴37Bがそれぞれ下面に設けられた第1のロータ37の中央穴37Aが通されて回転可能に保持されて第1のスイッチ部Iが形成されるとともに、リング40を軸32の中間部に形成された外周溝32Dに挿入係合することにより、第1のスイッチ部Iの上方への抜け防止をしている。
【0034】
軸32の中間部には、上面に複数個の固定接点41をインサート成形にて配した第2の端子板42が、その回転止め凸部42Aを有する穴部42Bに、軸32の先端部から中間部に形成された割り溝32Eに回転止め凸部42Aがはまり込むように挿入嵌合されている。
【0035】
さらに、その上方から第2の端子板42の固定接点41に弾接する可動接点43を下面に保持した第2のロータ44の中央穴44Aが軸32に通されて回転可能に保持されて第2のスイッチが形成されるとともに、中央穴44Aより外側の上面に設けられた穴44Bには節度用スプリング45とボール46が配され、さらにその上部に節度用スプリング45とボール46に対応する節度山部47Aを下面に有する節度山体47が、その下面の中央部に設けられた回転止め凸部47Bを有する穴部47Cに、軸32の先端より割り溝32Eに回転止め凸部47Bがはまり込むように挿入されて節度ロック部が形成され、軸32の先端部に設けられた溝32Fに、節度山体47の下面の穴部47Cの内側に突出した弾性爪47Dが挿入固定されて第2のスイッチ部IIの上方への抜け防止をしている。
【0036】
そして、第1のスイッチ部Iにおける第1のロータ37の外周に設けられた突起部37C1,37C2,37C3を、これに対応して第1の操作ノブ48の内周面に設けた3ヶ所の溝部48A1,48A2(図示せず),48A3に圧入嵌合させることにより、第1の操作ノブ48の回動操作により第1のロータ37を回動することができるようにしている。
【0037】
また、第2のスイッチ部IIの第2の端子板42の外周面に設けた3ヶ所の突起部42C1,42C2,42C3(図示せず)を環状固定ノブ49の内周面に設けた溝部49A1,49A2(図示せず),49A3に圧入嵌合し、環状固定ノブ49を第2の端子板42に回動不能に取り付けると共に、円環状の固定ノブ49の下面に設けた3ヶ所の弾性爪49B1,49B2,49B3を第2の端子板42の外周下面に係合させて上方への抜け防止をしている。
【0038】
さらに、第2のスイッチ部IIにおける第2のロータ44の外周には軸方向に延びる凸部44Cとその凸部44Cの下方の弾性爪44Dが設けられ、これに対応するキャップ状の第2の操作ノブ50の下方の開口部の内周に形成された溝部50Aおよび下端周壁部に設けられた角穴50Bに挿入係合されるとともに、第2の操作ノブ50の天面に設けられた円柱状の突起部の穴部50Cに節度山体47の上面の突起部47Eが挿入嵌合され、第2の操作ノブ50の回動操作により第2のロータ44を回動できるとともに、第2の操作ノブ50の上方への抜け防止をしている。
【0039】
なお、第1の端子板35の固定接点34および第2の端子板42の固定接点41にカシメまたは半田付けにより接続された複数本のリード線51はレバー本体31の内周からスイッチ本体へと導かれ電気的に接続されている。
【0040】
また、レバー本体31の外周の側面開口部31Fは、本スイッチレバーの組立後に蓋板52により塞がれている。
【0041】
次に、このスイッチレバーの組立方法について説明すると、第1のスイッチ部Iおよび第2のスイッチ部IIを別々にユニットとして組み立てて、各固定接点34,41とリード線51の接続を行い、レバー本体31に挿入固定された軸32にそれぞれ挿入固定した後に、第1の操作ノブ48、環状固定ノブ49そして第2の操作ノブ50を挿入嵌合させ、レバー本体の側面開口部31Fに蓋板52を装着する。
【0042】
なお、第1の端子板35に回転可能に保持された第1のロータ37は、第1の端子板35の外周壁に設けられた複数個の弾性を持った係合爪35Dで、第1のロータ37の外周に係合してユニット化され、第1の端子板35の外周側からリード線を挿入できる上下面を貫通するリード線収納部35Eと第1のロータ37の各々突起部37Cとにより第1のロータ37の回転規制部とした第1のスイッチ部Iを形成する。
【0043】
また、第2の端子板42の上面中央部に設けられた円筒状部42Eの内側または外側にはまり込む円筒状部44Eを設けて第2の端子板42に回転可能に保持された第2のロータ44は、第2の端子板42の外周壁に設けられた複数個の弾性を持った係合爪42Dで第2のロータ44の下面の円形部44Fの上面に係合してユニット化され、さらに、第2のロータ44の上面には節度山体47の下面外周壁に設けられた複数個の弾性を持った係合爪47Fで、第2のロータ44の側面の段部44Gに係合して第2のスイッチ部IIを形成する。
【0044】
そして、第2のスイッチ部IIを軸32に挿入固定後、第2の端子板42上の固定接点41に接続されたリード線51は、第1の操作ノブ48の動作の妨げにならないよう、またリード線接続部41Aはリード線成形時の負荷が加わらないように、第1の端子板35のリード線収納部35Eに収納できるように、各々のリード線接続部41Aはリード線収納部35Eに向かって形成される構造となっている。
【0045】
さらに、レバー本体31の側面開口部31Fに開口部の壁部の外側よりも少し幅の小さい蓋板52にて蓋をする構造により、図3に示すように、レバー本体31の開口部31Fの壁部が樹脂成形時に収縮した場合でも蓋板52が容易に収まり、かつ、外形面におけるズレをわかりにくくする効果を有する。
【0046】
次に、このスイッチレバーの第1のスイッチ部Iまたは第2のスイッチ部IIの操作ノブの回動操作による動作について説明する。
【0047】
第1のスイッチ部Iでは、第1の操作ノブ48を回動操作すると、第1のロータ37が連動して回転するとともに、第1のロータ37と第1の端子板35の節度山部35A間の節度ロック部による節度を伴って固定接点34と可動接点36が接離し、固定接点34に接続されたリード線51から車両側のフォグランプ等の点灯または消灯を行うものである。
【0048】
また、第2のスイッチ部IIでは、第2の操作ノブ50を回動操作すると、第2のロータ44が連動して回転するとともに、第2のロータ44と節度山体47間の節度ロック部による節度を伴って固定接点41と可動接点43が接離し、固定接点41に接続されたリード線51から車両側のヘッドランプ等の点灯または消灯を行うものである。
【0049】
なお、第1のスイッチ部Iおよび第2のスイッチ部IIは固定接点34,41と可動接点36,43の接離によりスイッチ動作が行われているが、固定接点34,41に代え、可動接点36,43に対応する面に抵抗部と導体部とを内外周に印刷した抵抗印刷基板を取付けることにより、第1または第2の操作ノブ48,50の回動操作により抵抗値を可変することができ、例えばワイパ装置の間欠時間を、短時間から長時間に連続的に切り換える間欠時間調整式ワイパスイッチとすることができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明は上記の実施の形態より明らかなように、操作ノブ内部の複数のスイッチ部を弾性爪等によりユニット化し、このスイッチユニットを組み立て後、外装部品となる操作ノブをユニットの外側に組立可能としたため、操作ノブの交換が容易であると共に、組み立て作業性の向上を図り易いスイッチレバーを提供することができる。
【0051】
したがって、操作ノブ、固定ノブ等の機能表示(デザイン)変更に対し、操作ノブ、固定ノブの変更だけで対応可能である、等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるスイッチレバーを示す断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同スイッチレバーの本体と蓋板の嵌合部の断面図
【図4】従来のスイッチレバーを示す断面図
【図5】同分解斜視図
【符号の説明】
31 レバー本体
31A 根元部
31B 軸保持部
31C 回転止め凸部
31D 穴部
31E 開口部
31F 側面開口部
31G 弾性突起部
32 軸
32A 割り溝
32B 溝
32C 回転止め突起部
32D 外周溝
32E 割り溝
33 リング
34 固定接点
35 第1の端子板
35A 節度山部
35B 穴部
35C 回転止め切り欠き部
35D 係合爪
35E リード線収納部
36 可動接点
37 第1のロータ
37A 中央穴
37B 穴
38 節度用スプリング
39 ボール
40 リング
41 固定接点
42 第2の端子板
42A 回転止め凸部
42B 穴部
42C 突起部
42D 係合爪
42E 円筒状部
43 可動接点
44 第2のロータ
44A 中央穴
44B 穴
44C 凸部
44D 弾性爪
44E 円筒状部
44F 円形部
44G 段部
45 節度用スプリング
46 ボール
47 節度山体
47A 節度山部
47B 回転止め凸部
47C 穴部
47D 弾性爪
47E 突起部
47F 係合爪
48 第1の操作ノブ
49 環状固定ノブ
50 第2の操作ノブ
51 リード線
52 蓋板

Claims (6)

  1. 根元部を取付部とし、先端部近傍の内部に軸保持部を設けて側壁の一部を切り欠いた円筒状に形成された樹脂製のレバー本体と、このレバー本体の先端部から外部に突出するように上記レバー本体に設けた軸保持部に下端部が保持された円柱状の軸と、上面に複数個の固定接点と節度山部を設けた第1の端子板の上部に、上記固定接点に弾接する可動接点と節度山部に当接する節度部材を下面に保持した第1のロータを回転可能に連結して上記軸の中間部に装着された第1のスイッチ部と、この第1のスイッチ部の上方には上面に複数個の固定接点を設けた第2の端子板の上部に、上記固定接点に弾接する可動接点を下面に保持すると共に節度部材を上面に保持した第2のロータを回転可能に連結し、上記節度部材に当接する節度山部を下面に設けた節度山体を上記第2のロータの上部に係合して上記軸の上部に装着された第2のスイッチ部と、上記第1のスイッチ部の第1のロータの外周に設けられた突起部に嵌合されて第1のスイッチ部を回動操作する円環状の第1の操作ノブと、上記第2のスイッチ部の第2の端子板の外周に設けられた突起部に嵌合された円環状の固定ノブと、上記第2のロータの外周に設けられた弾性爪に下端周囲壁の角穴が嵌合されて第2のスイッチ部を回動操作するキャップ状の第2の操作ノブからなり、上記第1のスイッチ部は、上記第1の端子板の外周壁に設けられた複数個の弾性を持った係合爪で、上記第1のロータの外周に係合してユニット化されると共に、上記第2のスイッチ部は、上記第2の端子板の外周壁に設けられた複数個の弾性を持った係合爪で、上記第2のロータの下面の円形部の上面に係合して、さらに、上記第2のロータの上面には上記節度山体の下面外周壁に設けられた複数個の弾性を持った係合爪で、上記第2のロータの側面の段部に係合してユニット化されたスイッチレバー。
  2. レバー本体の内側に設けられた軸保持部の下部に、軸保持部に保持された軸の下端部に弾接する弾性突起部を設けた請求項1記載のスイッチレバー。
  3. 第1のスイッチ部を構成する第1の端子板に、外周側から第2のスイッチ部を構成する第2の端子板に接続されたリード線を挿入可能なリード線収納部を上下面を貫通して設けた請求項1記載のスイッチレバー。
  4. 第2のスイッチ部を構成する第2の端子板に設けられた複数個のリード線接続部のリード線保持方向を、第1のスイッチ部を構成する第1の端子板に設けられたリード線収納部に向かって同一方向に形成した請求項3記載のスイッチレバー。
  5. レバー本体の側壁の一部を切り欠いた開口部をレバー本体装着状態の下面側に設けると共に、この開口部の幅よりも少し幅の狭い蓋板にて開口部を塞ぐようにした請求項1記載のスイッチレバー。
  6. 第1のスイッチ部ならびに第2のスイッチ部を各々組み立て、続いてこの組み立てを終えた第1・第2のスイッチ部をレバー本体に設けた軸保持部に下端部をはめ込んで保持させた軸にそれぞれ挿入して固定した後、上記第1のスイッチ部を回動操作する第1の操作ノブと、第2のスイッチ部を位置決め固定する固定ノブと、第2のスイッチ部を回動操作する第2の操作ノブを順次装着して組み立てを行うようにした請求項1記載のスイッチレバーの製造方法。
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