JP3679746B2 - 光学素子、それを用いた液晶プロジェクター及びカメラ - Google Patents

光学素子、それを用いた液晶プロジェクター及びカメラ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、色分解あるいは色合成に用いられる光学素子、それを用いた液晶プロジェクター及びカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶プロジェクターや、テレビカメラ、ビデオカメラ、デジタルカメラ等のカメラにおいて、互い波長の異なる複数の光の色分解あるいは色合成のために、ダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズム等の光学素子が広く用いられている。
【0003】
図11は、上記のような液晶プロジェクターの構成例を示す概略図である。図11において、光源10から発した白色光は、レンズ11を透過し、偏光変換素子12によってS偏光に変換される。偏光変換素子12を透過した光は、ダイクロイックミラー13によって、赤色光Rが反射され、青色光B及び緑色光Gが透過されて色分解が行われる。ダイクロイックミラー13で反射された赤色光Rは、全反射ミラー15、16で反射され、液晶パネル20に入射して赤色に対応した画像信号に応じて変調される。液晶パネル20で変調された赤色光Rは、クロスダイクロイックプリズム22に入射する。
【0004】
一方、ダイクロイックミラー13を透過した光は、ダイクロイックミラー14によって、青色光Bが反射され、緑色光Gが透過されて色分解が行われる。つまり、ダイクロイックミラー13、14によって色分解光学系が構成されている。ダイクロイックミラー14で反射された青色光Bは、全反射ミラー17、18で反射され、液晶パネル21に入射して青色に対応した画像信号に応じて変調される。液晶パネル21で変調された青色光Bは、クロスダイクロイックプリズム22に入射する。
【0005】
また、ダイクロイックミラー14を透過した緑色光Gは、液晶パネル19に入射して緑色に対応した画像信号に応じて変調される。液晶パネル19で変調された緑色光Gは、クロスダイクロイックプリズム22に入射する。
【0006】
クロスダイクロイックプリズム22は、互いに交差する2つの接合面22a、22bで複数のプリズムが接合されて構成されている。それぞれの接合面22a及び22bには、高い屈折率を有する誘電体から成る高屈折率層と、この高屈折率層よりも低い屈折率を有する誘電体から成る低屈折率層とを交互に積層することによって形成された誘電体多層膜(ダイクロイック膜)がコーティングされている。
【0007】
クロスダイクロイックプリズム22に入射した赤色光R、青色光B、緑色光Gは、このクロスダイウロイックプリズム22で色合成され、投影レンズ23によってスクリーン24に投影される。このようにして、スクリーン24上にカラー画像が表示される。
【0008】
クロスダイクロイックプリズム22において、赤色光Rは、接合面22aに設けられた赤反射ダイクロイック膜で反射され、接合面22bに設けられた青反射ダイクロイック膜を透過した光として取り出される。同じく、青色光Bは、接合面22bに設けられた青反射ダイクロイック膜で反射され、接合面22aに設けられた赤反射ダイクロイック膜を透過した光として取り出される。同じく、緑色光Gは、接合面22bに設けられた青反射ダイクロイック膜及び接合面22aに設けられた赤反射ダイクロイック膜を共に透過した光として取り出される。また、図1とは構成が異なるが、緑色光Gの光路中に偏光変換素子を設け、P偏光に変換してクロスダイクロイックプリズム22に入射させる場合もある。
【0009】
上記クロスダイクロイックプリズム22のような光学素子において、従来、設計波長をλとしたときに、光学膜厚がλ/4近傍の高屈折率層と低屈折率層とを交互に積層した誘電体多層膜(ダイクロイック膜)が広く用いられていた。このようなダイクロイック膜は、高屈折率層の屈折率をnH、高屈折率層の膜厚をdH、低屈折率層の屈折率をnL、低屈折率層の膜厚をdLとした時に、高屈折率層の光学的膜厚、つまり屈折率と膜厚との積(nH×dH)と、低屈折率層の光学的膜厚(nL×dL)との比が、以下の条件式を満足するように形成されていた。
【0010】
(nH×dH)/(nL×dL)≦1・・・(1)
【0011】
しかしながら、上記のようなダイクロイック膜は、後述する図8のように分光反射率特性に大きな角度依存性を有していた。このような反射率の角度依存性は、図11のような液晶プロジェクターに用いた場合に画質の低下を招いていた。つまり、接合面22a及び22bにそれぞれ入射する赤色光R及び青色光Bの中心光線の入射角度は45度であるが、これらの光は発散光束あるいは収斂光束であることが一般的であり、周辺の光線の入射角度は45度に対してプラス側及びマイナス側に角度範囲を持っている。したがって、図8のような角度依存性の大きなダイクロイック膜を用いた場合、光線の入射角度によって反射率が異なることになり、スクリーン上に投影される画像に色ムラや輝度ムラが発生する問題があった。このような問題は、クロスダイクロイックプリズム22の接合面22aに設けられた赤反射ダイクロイック膜で特に顕著であった。
【0012】
一方、上記の分光反射率特性の角度依存性を軽減した光学素子が、特開平11−101913号公報に記載されている。この光学素子は、透明基板上に、屈折率が2.0以上の高屈折率層と屈折率が1.6以下の低屈折率層を交互に積層した多層膜を形成して成る。そして、この多層膜は、高屈折率層の屈折率をnH、高屈折率層の膜厚をdH、低屈折率層の屈折率をnL、低屈折率層の膜厚をdLとした時に、以下の条件式を満足するように形成されていた。
【0013】
(nH×dH)/(nL×dL)≧2・・・(2)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平11−101913号公報に記載された光学素子は、反射率の角度依存性は改良されるものの、後述する図4のように分光反射率特性において短波長領域においてリップルが生ずる。つまり、青色光に対する透過率は却って低下することになる。また、このようなリップルの発生は、フレアーによる画質の低下を招くといった問題があった。
【0015】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、角度依存性が小さく、且つ、透過波長領域におけるリップルが小さい分光反射率特性を備えた光学素子を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、透明基板と、該透明基板上に低屈折率層と高屈折率層とを交互に1組以上積層して成る多層膜とを備えた光学素子において、前記高屈折率層の屈折率をnH、高屈折率層の膜厚をdH、低屈折率層の屈折率をnL、低屈折率層の膜厚をdLとした時に、以下の条件式、
H≧2.2、
1.6≦nL≦1.8、
1≦(nH×dH)/(nL×dL)≦2、
を満足するように構成することによって達成される。
【0017】
上記本発明の光学素子において、例えば高屈折率層はTiO2、Nb25及びTa25から成る群から選択された材料を主成分として形成され、低屈折率層はAl23及びAl23とTiO2との混合物から成る群から選択された材料を主成分として形成される。また、透明基板は、例えばガラスプリズムから成る。この場合、更に、前記多層膜を挟んでもう1つのガラスプリズムを貼り合わせるようにしても良い。
【0018】
一方、本発明の液晶プロジェクターは、光源と、該光源から発した光を互いに波長の異なる複数の光に色分解する色分解光学系と、前記色分解された複数の光のおのおのの光路中に配置された複数の液晶パネルと、前記各々の液晶パネルで変調された複数の光を合成する前述のように構成された光学素子と、該光学素子で合成された合成光をスクリーン上に投影する投影レンズとを備えて成る。
【0019】
また、本発明のカメラは、画像を示す光を取り込む対物レンズと、該対物レンズによって取り込まれた光を互いに波長の異なる複数の光に色分解する前述のように構成された光学素子と、該光学素子で色分解された複数の光をそれぞれ検出し、画像信号を出力する複数の撮像素子と、該撮像素子から出力された画像信号を処理する信号処理回路とを備えて成る。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施態様の光学素子を示す概略断面図である。図1の光学素子は、透明基板としてのプリズム51上に、低屈折率層53と高屈折率層54とを交互に積層した誘電体多層膜55を形成して成る。多層膜55上には接着層56を介してもう1つのプリズム52が貼り合わされている。
【0022】
本発明者は、先に説明した従来技術を鋭意検討した結果、分光反射率特性の角度依存性を小さくするためには、高屈折率層の屈折率は用いることのできる材料から制限されることから、低屈折率層の屈折率の範囲が重要であることを見出した。このため、本発明の光学素子において、高屈折率層54は2.2以上の屈折率を有し、低屈折率層53は1.6以上、1.8以下の屈折率を有する。このような屈折率の関係を、高屈折率層の屈折率をnH、低屈折率層の屈折率をnLと表すと下記のようになる。
【0023】
H≧2.2・・・(3)
1.6≦nL≦1.8・・・(4)
【0024】
一方、本発明者は、分光反射率特性にリップルを小さくする、即ち透過波長域における透過率を低下させないためには、最適な光学膜厚比があることを見出した。このため、本発明の光学素子において、高屈折率層の屈折率をnH、高屈折率層の膜厚をdH、低屈折率層の屈折率をnL、低屈折率層の膜厚をdLとした時に、高屈折率層の光学膜厚、つまり屈折率と膜厚との積(nH×dH)と、低屈折率層の光学的膜厚(nL×dL)との比が、以下の条件式を満足するように形成される。
【0025】
1≦(nH×dH)/(nL×dL)≦2・・・(5)
【0026】
本発明の光学素子において、高屈折率層は例えばTiO2、Nb25及びTa25から成る群から選択された材料を主成分として形成される。また、低屈折率層は例えばAl23及びAl23とTiO2との混合物から成る群から選択された材料を主成分として形成される。
【0027】
上記のような角度依存性に対する各層の屈折率及び光学膜厚の比の影響を図2を用いて説明する。図2において、横軸は高屈折率層と低屈折率層との光学膜厚の比(nH×dH)/(nL×dL)を示す。一方、縦軸は多層膜にS偏光が40度の角度で入射したときの半値波長と50度で入射したときの半値波長との差Δλを示す。
【0028】
図2において、データ1は、高屈折率層を屈折率2.4のTiO2から形成し、低屈折率層をAl23とTiO2との混合物から形成した光学素子のデータを示すものである。この混合物は1.70の屈折率を有する。データ2は、高屈折率層を屈折率2.3のTiO2から形成し、低屈折率層を屈折率1.63のAl23から形成した光学素子のデータを示すものである。データ3は、高屈折率層を屈折率2.3のTiO2から形成し、低屈折率層を屈折率1.45のSiO2から形成した光学素子のデータを示すものである。データ4は、高屈折率層を屈折率2.1のZrO2から形成し、低屈折率層を屈折率1.45のSiO2から形成した光学素子のデータを示すものである。
【0029】
図2から明らかなように、先に示した(4)式及び(5)式の条件を満たすデータ1及び2の光学素子は、データ3及び4の光学素子に比べて、角度依存性が飛躍的に改善されている。また、同一の角度依存性を持つ場合にも、データ1及び2の光学素子は、データ3の光学素子に比べて、光学膜厚比が小さくて済むことがわかる。
【0030】
図3は、透過波長域の光の透過率に対する各層の屈折率及び光学膜厚の比の影響を説明するためのグラフである。図4において、横軸は高屈折率層と低屈折率層との光学膜厚の比(nH×dH)/(nL×dL)を示す。一方、縦軸は多層膜にS偏光が入射した場合の光学特性の目標値からのズレ量を二乗平均(RMS)値で示したものである。このRMS値が小さいほど透過率特性が良いことを示している。
【0031】
図3において、データ1は、高屈折率層を屈折率2.4のTiO2から形成し、低屈折率層をAl23とTiO2との混合物から形成した光学素子のデータを示すものである。この混合物は1.70の屈折率を有する。データ2は、高屈折率層を屈折率2.3のTiO2から形成し、低屈折率層を屈折率1.63のAl23から形成した光学素子のデータを示すものである。データ3は、高屈折率層を屈折率2.3のTiO2から形成し、低屈折率層を屈折率1.45のSiO2から形成した光学素子のデータを示すものである。データ4は、高屈折率層を屈折率2.1のZrO2から形成し、低屈折率層を屈折率1.45のSiO2から形成した光学素子のデータを示すものである。これらの光学素子の構成は基本的に図2のデータ1〜4と同様である。ただし、各光学素子ともRMS値が最小になるように一部の層の膜厚を調整している。
【0032】
また、図3において、曲線1はデータ4に多項式で示される曲線をフィティングしたものである。また、曲線2はデータ3に多項式で示される曲線をフィティングしたものである。
【0033】
図3からそれぞれの光学素子において、光学膜厚比の増加とともにRMS値が増大し、透過率特性が悪くなることがわかる。つまり、光学膜厚比を大きくするだけでは、角度依存性の改善と透過率特性の改善は両立しない。また、先に示した(4)式及び(5)式の条件を満たすデータ1及び2の光学素子は、大きなRMS値を示す。しかしながら、データ1及び2の光学素子の方が、同一の透過率特性を得るために、光学膜厚比が小さくて済むことがわかる。したがって、本発明の光学素子は、現実的な膜厚条件と屈折率条件のもとで良好な特性が得られる。
【0034】
以下に本発明のより具体的な実施例及び比較例を示す。
【0035】
〔実施例1〕
下記のようにして、図1に示す光学素子を作製した。プリズム51上に、真空蒸着によって、屈折率1.63のAl23から成る低屈折率層53と、屈折率2.3のTiO2から成る高屈折率層54とを交互に19層積層し、誘電体多層膜55を形成した。プリズム51の材料としては、株式会社オハラ製の硝材名BSL7のガラスを用いた。この誘電体多層膜55上には、接着層56によってもう1つのプリズム52を接着した。この光学素子の構成を表1に示す。
【0036】
【表1】
Figure 0003679746
【0037】
上記実施例1の光学素子は、主たる構成における高屈折率層と低屈折率層との光学膜厚の比は、1.70である。この光学素子にS偏光を入射させたときの分光反射率特性を図4に示す。図4において、横軸は入射光の波長を、縦軸は反射率をそれぞれ示す。各曲線は、光の入射角がそれぞれ40度、45度、50度の場合の反射率特性である。
【0038】
また、実施例1の光学素子において、先に図2で説明したような40度の角度で入射したときの半値波長と50度で入射したときの半値波長との差Δλを測定したところ50nmであった。また、実施例1の光学素子において、図3で説明したように、光学特性の目標値からのズレ量をRMS値で表すと2.72であった。このように、実施例1の光学素子は分光反射率特性の角度依存性が小さいものであった。また、分光反射率特性におけるリップルが小さく、つまり透過波長域における透過率の低下も少なく、良好な光学特性を示すものであった。
【0039】
〔比較例1〕
下記のようにして、図5に示す光学素子を作製した。ここで、図5は本発明の比較例1の光学素子を示す概略断面図である。プリズム41上に、真空蒸着によって、屈折率2.3のTiO2から成る高屈折率層44と屈折率1.45のSiO2から成る低屈折率層43と、を交互に22層積層し、誘電体多層膜45を形成した。プリズム41の材料としては、株式会社オハラ製の硝材名BSL7のガラスを用いた。この誘電体多層膜45上には、接着層46によってもう1つのプリズム42を接着した。この光学素子の構成を表2に示す。
【0040】
【表2】
Figure 0003679746
【0041】
上記比較例1の光学素子は、主たる構成における高屈折率層と低屈折率層との光学膜厚の比は、4.44である。この光学素子にS偏光を入射させたときの分光反射率特性を図6に示す。図6において、横軸は入射光の波長を、縦軸は反射率をそれぞれ示す。各曲線は、光の入射角がそれぞれ40度、45度、50度の場合の反射率特性である。
【0042】
また、比較例1の光学素子において、先に図2で説明したような40度の角度で入射したときの半値波長と50度で入射したときの半値波長との差Δλを測定したところ44nmであった。また、比較例1の光学素子において、図3で説明したように、光学特性の目標値からのズレ量をRMS値で表すと5.82であった。このように、比較例1の光学素子は分光反射率特性の角度依存性は小さいものの、リップルが大きく、つまり透過波長域における透過率の低く、実用には適さないものであった。また、TiO2膜は、成膜速度を早くすると吸収が大きな層となる問題があって、成膜速度を早くすることができない。そのため、比較例1の光学素子は、実施例1等と比較して高屈折率層(TiO2膜)の膜厚が厚くなった分、生産性が低下した。
【0043】
〔比較例2〕
下記のようにして、図7に示す光学素子を作製した。ここで、図7は本発明の比較例2の光学素子を示す概略断面図である。プリズム31上に、真空蒸着によって、屈折率2.3のTiO2から成る高屈折率層34と屈折率1.45のSiO2から成る低屈折率層33と、を交互に12層積層し、誘電体多層膜35を形成した。プリズム31の材料としては、株式会社オハラ製の硝材名BSL7のガラスを用いた。この誘電体多層膜35上には、接着層36によってもう1つのプリズム32を接着した。この光学素子の構成を表3に示す。
【0044】
【表3】
Figure 0003679746
【0045】
上記比較例2の光学素子は、主たる構成における高屈折率層と低屈折率層との光学膜厚の比は、0.95である。この光学素子にS偏光を入射させたときの分光反射率特性を図8に示す。図8において、横軸は入射光の波長を、縦軸は反射率をそれぞれ示す。各曲線は、光の入射角がそれぞれ40度、45度、50度の場合の反射率特性である。
【0046】
また、比較例2の光学素子において、先に図2で説明したような40度の角度で入射したときの半値波長と50度で入射したときの半値波長との差Δλを測定したところ84nmであった。また、比較例2の光学素子において、図3で説明したように、光学特性の目標値からのズレ量をRMS値で表すと0.69であった。このように、比較例2の光学素子はリップルは小さいものの、分光反射率特性の角度依存性が大きく、実用には適さないものであった。
【0047】
〔実施例2〕
下記のようにして、図9に示す光学素子を作製した。ここで、図9は本発明の実施例2の光学素子を示す概略断面図である。プリズム61上に、真空蒸着によって、屈折率1.70のAl23とTiO2の混合物から成る低屈折率層63と、屈折率2.4のTiO2から成る高屈折率層64とを交互に21層積層し、誘電体多層膜65を形成した。プリズム61の材料としては、株式会社オハラ製の硝材名BSL7のガラスを用いた。この誘電体多層膜65上には、接着層66によってもう1つのプリズム62を接着した。この光学素子の構成を表4に示す。
【0048】
【表4】
Figure 0003679746
【0049】
上記実施例2の光学素子は、主たる構成における高屈折率層と低屈折率層との光学膜厚の比は、1.70である。この光学素子にS偏光を入射させたときの分光反射率特性を図10に示す。図10において、横軸は入射光の波長を、縦軸は反射率をそれぞれ示す。各曲線は、光の入射角がそれぞれ40度、45度、50度の場合の反射率特性である。
【0050】
また、実施例2の光学素子において、先に図2で説明したような40度の角度で入射したときの半値波長と50度で入射したときの半値波長との差Δλを測定したところ44nmであった。また、実施例2の光学素子において、図3で説明したように、光学特性の目標値からのズレ量をRMS値で表すと3.81であった。このように、実施例2の光学素子は分光反射率特性の角度依存性が小さいものであった。また、分光反射率特性におけるリップルが小さく、つまり透過波長域における透過率の低下も少なく、良好な光学特性を示すものであった。
【0051】
以上説明した光学素子を用いて、先に図11で説明した構成の液晶プロジェクターを作製した。図11において、クロスダイクロイックプリズム22として、実施例1又は実施例2の光学素子を用いた。つまり、クロスダイクロイックプリズム22は、接合面22aで接合されるガラスプリズムの一方に、実施例1又は実施例2に示した誘電体多層膜を形成し、もう1つのプリズムと接合したものである。その他の構成に関しては図11で説明したものと同一なので、詳細な説明は省略する。
【0052】
本例においては、クロスダイクロイックプリズム22の接合面22aに本発明を適用した場合を示したが、クロスダイクロイックプリズム22の接合面22b、ダイクロイックミラー13あるいはダイクロイックミラー14に本発明を適用することもできる。
【0053】
図12は、本発明の光学素子を用いたカメラの構成例を示す概略図である。本例のカメラ70は、テレビカメラ、ビデオカメラあるいはデジタルカメラ等として用いられるものである。本例では、色分解プリズム72として本発明の光学素子を用いている。色分解プリズム72は、各々ガラスを材料として作製された第1プリズム73、第2プリズム74及び第3プリズム75から構成されている。
【0054】
図12において、対物レンズ71によってカメラ70内に取り込まれた光は、色分解プリズム72を構成する第1プリズム73の入射面73aに入射する。入射面73aに入射した光は、第1プリズム73の透過面73bに設けられた青反射ダイクロイック膜によって青色光Bのみが反射され、残りは透過する。透過面73bで反射された青色光Bは、入射面73aで全反射し、第1プリズム73より射出して、固体撮像素子76によって検出される。固体撮像素子76は、青色光Bによって形成される画像に対応した画像信号を出力する。
【0055】
第1プリズム73の透過面73bを透過した光は、第1及び第2プリズム間の間隙を通って第2プリズム74の入射面74aより入射する。入射面74aより入射した光は、第2プリズム74の透過面74bに設けられた赤反射ダイクロイック膜によって赤色光Rのみが反射され、残った緑色光Gは透過する。反射された赤色光Rは、入射面74aで全反射し、第2プリズム74より射出して、固体撮像素子77によって検出される。固体撮像素子77は、赤色光Rによって形成される画像に対応した画像信号を出力する。
【0056】
第2プリズム74の透過面74bを透過した緑色光Gは、第3プリズム75を通過した後、第3プリズム75より射出して、固体撮像素子78によって検出される。固体撮像素子78は、緑色光Gによって形成される画像に対応した画像信号を出力する。
【0057】
固体撮像素子76、77及び78から出力された画像信号は、信号処理回路79に入力され、信号処理が行われてカラー画像が撮影される。固体撮像素子76〜78としては、CCDセンサやCMOSセンサ等が用いられる。
【0058】
本例においては、第2プリズム74の透過面74bに本発明が適用されている。つまり、第2プリズム74上に、実施例1または実施例2で説明したような誘電体多層膜が形成され、第3プリズム75と貼り合わされ、更に第1プリズム73と組み合わされて色分解プリズム72が構成されている。
【0059】
本発明は以上説明した実施例の他にも種々の応用が可能である。例えば、透明基板としてはプリズムに限らず、ガラス平板等を用いても構わない。このように本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない限りにおいて適用可能な全ての応用例を包含するものである。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、角度依存性が小さく、且つ、透過波長領域におけるリップルが小さい分光反射率特性を備えた光学素子が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の光学素子を示す概略断面図である。
【図2】光学素子の反射率特性の角度依存性に対する多層膜の屈折率及び光学的膜厚の比の影響を説明するためのグラフである。
【図3】光学素子の透過波長域の光の透過率に対する多層膜の屈折率及び光学的膜厚の比の影響を説明するためのグラフである。
【図4】実施例1の光学素子の分光反射率特性を示すグラフである。
【図5】本発明の比較例1の光学素子を示す概略断面図である。
【図6】比較例1の光学素子の分光反射率特性を示すグラフである。
【図7】本発明の比較例2の光学素子を示す概略断面図である。
【図8】比較例2の光学素子の分光反射率特性を示すグラフである。
【図9】本発明の実施例2の光学素子を示す概略断面図である。
【図10】実施例2の光学素子の分光反射率特性を示すグラフである。
【図11】本発明の適用が可能な液晶プロジェクターの構成例を示す概略図である。
【図12】本発明の適用が可能なカメラの構成例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 光源
11 レンズ
12 偏光変換素子
13、14 ダイクロイックミラー
15、16、17、18 全反射ミラー
19、20、21 液晶パネル
22 クロスダイクロイックプリズム
22a、22b 接合面
23 投影レンズ
24 スクリーン
31、41、51、61 プリズム
32、42、52、62 もう1つのプリズム
33、43、53、63 低屈折率層
34、44、54、64 高屈折率層
35、45、55、65 誘電体多層膜
36、46、56、66 接着層
70 カメラ
71 対物レンズ
72 色分解プリズム
73 第1プリズム
73a 入射面
73b 透過面
74 第2プリズム
74a 入射面
74b 透過面
75 第3プリズム
76、77、78 固体撮像素子
79 信号処理回路

Claims (1)

  1. 透明基板と、該透明基板上に低屈折率層と高屈折率層とを交互に1組以上積層して成る多層膜とを備えた光学素子において、前記高屈折率層の屈折率をnH、高屈折率層の膜厚をdH、低屈折率層の屈折率をnL、低屈折率層の膜厚をdLとした時に、以下の条件式、
    nH≧2.2、
    1.6≦nL≦1.8、
    (nH×dH)/(nL×dL)≦2、
    を満足することを特徴とする光学素子。
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