JP3679702B2 - シ−ト後処理装置及びシ−ト後処理装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シ−ト後処理装置及びシ−ト後処理装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート或いはシート束を綴じ処理するシ−ト後処理装置と、この装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機器等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平8−301512号公報に記載されているように、従来の中綴じを施すシ−ト後処理装置では、シ−ト搬送方向においてシ−ト束を位置決めするストッパが作用位置及び退避位置へ移動する構成を有している。
【発明が解決しようとする課題】
これら従来のシ−ト後処理装置では、ストッパの作用位置及び退避位置への移動用として、ソレノイド等の専用の駆動源を必要としていたため、装置の大型化、コストアップ等の不具合が生じていた。
【0003】
また、シ−ト束の搬送と綴じ処理手段の移動とを別の時間帯で夫々制御していたため、処理時間が嵩んでしまうとの不具合も生じていた。
【0004】
本発明は、上記従来技術の欠点を克服して、小型で低コストのシ−ト後処理装置及びこのシ−ト後処理装置を設けた画像形成装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のシ−ト後処理装置は、
画像形成装置から順次排出されるシ−トを積み重ねる積載手段と
積載手段に排出されるシ−トの排出方向先端を規制する規制位置と前記規制位置から退避する退避位置との間で移動可能な少なくとも1つの先端規制部材と
前記シ−ト排出方向と交差する方向に移動自在に設けられ、用紙束にステ−プル針を打ち込むヘッド部と、
前記ヘッド部に対向配置されると共に、前記シ−ト排出方向と交差する方向に移動自在に設けられ、前記ヘッド部から打ち出されたステ−プル針を受けて曲げるアンビル部と、
前記ヘッド部とアンビル部との間に設けられ、シ−ト束を通過させる搬送通路と、
シ−ト束を前記積載手段から前記搬送通路へと搬送する搬送手段とを備え、
前記搬送手段により前記搬送通路内に所定量搬送されたシ−ト束に前記ヘッド部及びアンビル部による綴じ処理を施し、
少なくとも前記ヘッド部及び前記アンビル部の一方が前記シ−ト排出方向と交差する方向へ移動することにより前記全ての先端規制部材が前記規制位置から前記退避位置若しくは前記退避位置から前記規制位置に移動するようになっている。
【0006】
上記目的を達成するため、本発明のシ−ト後処理装置は、
前記ヘッド部及びアンビル部の初期位置を設け、
前記ヘッド部及びアンビル部が前記初期位置から前記シ−ト排出方向と交差する方向に移動して再び前記初期位置に戻るストロ−ク内に、
前記全ての先端規制部材を前記規制位置から前記退避位置へ移動させる第1の位置と、
前記全ての先端規制部材を前記退避位置から前記規制位置へ移動させる第2の位置と、
シ−ト束へ綴じ処理を施すステ−プル位置を有している。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明のシ−ト後処理装置は、
綴じ処理済みのシ−ト束を前記ヘッド部と前記アンビル部との間から排紙する排紙手段を設け、
前記搬送手段及び/若しくは前記排紙手段によるよりシ−ト束のを搬送とする時間帯と
少なくとも前記ヘッド部及び前記アンビル部の一方が前記シ−ト排出方向と直交する方向へ移動する時間帯の少なくとも一部を重複させるものである。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明のシ−ト後処理装置は、
綴じ処理済みのシ−ト束を前記ヘッド部分及び前記アンビル部間から排紙する排紙手段を設け、
前記搬送手段及び/若しくは前記排紙手段により、シ−ト束の搬送方向後端が前記ストッパを通過する以前に、前記ヘッド及び前記アンビルによる前記ステ−プル位置から前記第2の位置への移動を開始させる。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
少なくとも前記ヘッド部及び前記アンビル部の一方の移動を制御する制御手段を有している。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明のシ−ト後処理装置は、
画像形成装置から順次排出されるシ−トを積み重ねる積載手段と,
積載手段に排出されるシ−トの排出方向先端を規制する規制位置と前記規制位置から退避する退避位置との間で移動可能な少なくとも1つの先端規制部材と、
前記シ−ト排出方向と交差する方向に移動自在に設けられ、用紙束にステ−プル針を打ち込むヘッド部と、
前記ヘッド部に対向配置されると共に、前記シ−ト排出方向と交差する方向に移動自在に設けられ、前記ヘッド部から打ち出されたステ−プル針を受けて曲げるアンビル部と、
前記ヘッド部とアンビル部との間に設けられ、シ−ト束を通過させる搬送通路と、
シ−ト束を前記積載手段から前記搬送通路へと搬送する搬送手段とを備え、
前記搬送手段により前記搬送通路内に所定量搬送されたシ−ト束に前記ヘッド部及びアンビル部による綴じ処理を施すシ−ト後処理装置において、
綴じ処理済みのシ−ト束を前記ヘッド部と前記アンビル部との間から排紙する排紙手段を設け、
前記搬送手段及び/若しくは前記排紙手段によりシ−ト束を搬送する時間帯と
少なくとも前記ヘッド部及び前記アンビル部の一方が前記シ−ト排出方向と交差する方向へ移動する時間帯の少なくとも一部を重複させるようになっている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0012】
(複写機の本体)
本発明に係るシートを中綴じする中綴じユニットを内在したシート後処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の本体を、図17に基づいて説明する。
【0013】
複写機20の本体1には、原稿載置台としてのプラテンガラス906、光源907、レンズ系908、給紙部909、画像形成部902等が備えられている。
【0014】
本体1の上部には、原稿Dをプラテンガラス906に自動的に給送する原稿自動給送装置940が設けられている。
【0015】
給紙部909は、記録用のシートSを収納して本体1に着脱自在なカセット910、911、及びベテイスタイル912に配置されたデッキ913を有している。画像形成部(画像形成手段)902には、円筒状の感光ドラム914、その周囲に配設された現像器915、転写用帯電器916、分離帯電器917、クリーナ918、一次帯電器919等を備えている。画像形成部902の下流側には、
搬送装置920、定着装置904、排紙ローラ対1a,1b等が配設されている。
【0016】
この複写機20の本体1内の各機構の動作を説明する。
【0017】
本体1に設けられている制御装置921から給紙信号が出力されると、カセット910、911またはデッキ913からシートSが給送される。一方、プラテンガラス906に載置されている原稿Dに、光源907から当てられて反射した光は、レンズ系908を介して感光ドラム914に照射される。感光ドラム914は、あらかじめ一次帯電器919により帯電されており、光が照射されることによって静電潜像が形成され、次いで現像器915により静電潜像を現像してトナー像が形成される。
【0018】
給紙部909から給送されたシートSは、レジストローラ901で斜行が補正され、さらにタイミングが合わされて画像形成部902へ送られる。画像形成部902では、感光ドラム914のトナー像が、送られてきたシートSに転写用帯電器916によって転写される。トナー像が転写されたシートSは、分離帯電器917によって転写用電器916と逆極性に帯電されて、感光ドラム914から分離される。
【0019】
分離されたシートSは、搬送装置920により定着装置904に搬送されて、定着装置904によりシートSに転写画像が永久定着される。画像が定着されたシートSは、排紙ローラ対1a,1bにより本体1から外部に排出される。
【0020】
このようにして、給紙部909から給送されたシートSには、画像が形成されて、シート後処理装置2に排出される。
【0021】
(シート後処理装置)
(シート後処理装置のシート受け入れ、整合部分)
図1において、シート後処理装置(別名「フィニッシャ」)2は、複写機の本体1の側部に設けられている。
【0022】
複写機20の本体1に設けられた、排紙ローラ1aと、排紙ローラ1aに押圧されている排紙ローラ1bは、排紙ローラ対を構成している。搬送ガイド対3は、複写機20の排紙ローラ対1a,1bから排出されたシートを受け取り、シート後処理装置2内に案内する。シート検知センサ4は、搬送ガイド3内を搬送されるシートを検知するようになっている。このシート検知センサ4のシート検知によって、整合タイミングなどを決定するとともに、搬送ガイド3内でシートが詰まっていないか(ジャムしていないか)否かを検知する働きもするようになっている。排出ローラ対6は、回転して搬送ガイド3内のシートを挟持して搬送するようになっている。
【0023】
処理トレイ8は、排出ローラ対6によって次々と排出されるシートを受け取って、積載するようになっている。この処理トレイ8には、排出ローラ対6によって排出されるシートの幅の両端をガイドして幅寄せ整合する一対の整合板9が設けられている。この整合板9,9は、図2に示すように、シート搬送方向と交差する幅方向両端側に夫々配置してある。各整合板9,9は、処理トレイ8の下方に配置されたステッピングモータからなる整合モータ14の軸に設けられたピンオン15に噛合する。整合板9と一体のラック16を有し、手前側の整合モータ14と奥側の整合モータ14の回転によって、シート幅方向に適宜に移動するように処理トレイ8に設けられており、接続される複写機が各シ−トの幅方向の中心を合わせてシ−トを排出するタイプか各シ−トの左右いずれかの端部をあわせて排出するタイプかに応じて、排出されてくる各シ−トの幅方向の中心を基準に整合することも、各シ−トの左右いずれかの幅方向端部を基準に整合することも自在な構成となっている。
【0024】
図1において、搬入ガイド7は、排出ローラ対6から排出されるシートを処理トレイ8内に案内するガイドである。搬入ガイド7の下方には、パドル17が設けられている。このパドル17は、シートの搬入を確実にするため、一定の弾力を備えたゴム材などから半円状に形成されて、シートの上面に接し、軸17aを中心にして回転するようになっている。また、パドル17は、軸17aを中心にして、放射状に延びるフィン17bと、パドル表面17cとが一体に成形されている。パドル17は、シートが処理トレイ8に収積されるに従って容易に変形し、シートに適切な搬送力を与えるようになっている。
【0025】
この処理トレイ8には、さらに、図1において、左右に第1プーリ軸10aに設けられた第1プーリ10と、第2プーリ軸11aに設けられた第2プーリ11とが配設されている。この第1プーリ10と第2プーリ11には搬送ベルト12が張設され、この移送ベルト12の外周の一部には押し出し爪13が突設されている。
【0026】
また、第1プーリ軸10aには、搬送下ローラ18が同軸状に設けられている。搬送下ローラ18の上方には、搬送上ローラ19が、搬送下ローラ18に圧接する位置(図1において点線の位置)と、搬送下ローラ18から離れた離間位置(図1実線)との間で移動するように設けられている。
【0027】
ストッパ21は、処理トレイ8に排出ローラ対6によって排出され自重で落下し、さらにパドル17に回転によって移動するシートの端部を受け止めて規制するべく、図25に示すように、シート幅方向に延びた1枚のストッパ板421されている。このストッパ21は、第1プーリ軸10aにその一端が軸承され、常時、シート端部を規制する位置に図示しないばねなどで突き出すようになっている。
【0028】
尚、ストッパは21のように1枚板によるのではなく、図26に示すように、シ−ト幅方向に複数のストツパ221を設けるものであってもよい。
【0029】
(シート後処理装置の中綴じユニット)
中綴じユニット30は、図1において2点鎖線で示すようにユニット化されており、シート後処理装置2から引き出すことができるようになっている。この中綴じユニット30は、搬送通路を挟んで下方側に不図示の針カートリッジを有する針打ち込みヘッドユニット31と、上方にこの針打ち込みヘッドユニット31から打ち出される針を折り曲げるアンビルユニット32とを有している。針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32は針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32の間の設けられたシ−ト束搬送通路25にシ−ト束が搬送されるシート搬送方向(図1の左側から右側)と交差する方向(針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32と対向するシ−ト束の表裏面に沿った方向)に移動可能となっている。案内ロッド33,34は、夫々アンビルユニット32、打ち込みヘッドユニット31のシート搬送方向と交差する方向への移動(シフト移動)を案内するように上下に設けられている。スクリュー軸35,36は、アンビルユニット32、打ち込みヘッドユニット31のシフト移動を行うねじ軸である。また、アンビル駆動軸37及びヘッド駆動軸38は、アンビルユニット32及び打ち込みヘッドユニット31に夫々に針打ち込み動作、針折曲げ動作を行わせるための駆動軸である。
【0030】
図20に示されるように、打ち込みヘッドユニット31の下部には
ヘッドハウジング224がガイドベ−スブロック208と一体に設けられ、このガイドベ−スブロック208に開設されたガイド孔に案内ロッド34が係合しながら挿通され、打ち込みヘッドユニット31の摺動移動をガイドしている。
【0031】
図20においてヘッドハウジング224の横に示されるアタッチメントブロック207は、駆動軸38からヘッドハウジング224内にある不図示のステ−プルブレ−ドに駆動を伝達するための伝達ギア230、ア−ム部229を含んでおり、伝達ギア230上のピン232がア−ム部229のカム面231に沿って移動することによりア−ム部229の先端凹部がヘッドハウジング224内のステ−プルブレ−ドに固設されたピン297を同じくヘッドハウジング224内のスリット227に沿って移動させて、ステ−プルブレ−ドに打ち込み動作を生じさせる。
【0032】
図21に示されるように、一体に設けられたガイドベ−スブロック208及びヘッドハウジング224に対して、矢印A 矢印B方向においてアタッチメントブロック207は着脱できる構成になっており、ヘッドハウジング224の位置決めピン299をアタッチメントブロック207の凹部に係合させて位置決めをし、不図示のビスで止められている。
【0033】
また、ガイドベ−スブロック208とアタッチメントブロック207には位置決めセンサ280a,280bが夫々設けられており、アタッチメントブロック207がガイドベ−スブロック208及びヘッドハウジング224に装着されているか否かを検知すると共に装着時の位置決めが正確であるか否かも合わせて検知している。
【0034】
このように構成することで、針詰まり等の発生時にはアタッチメントブロック207のみを取り外すことによりメンテナンスの効率が向上できる一方、針を打ち込む不図示のステ−プルブレ−ドを含むヘッドハウジング224はガイドベ−スブロック208と一体となって装置内に残るため、高い精度を必要とするステ−プルブレ−ドとアンビル本体241との相対位置がメンテナンス時の着脱動作によってずれることがなく、以後の綴じ動作でステ−プルミスが生じるのを防ぐことができる。
【0035】
また、図16に示す制御ブロック149はアタッチメントブロック207が全く装着されていない場合あるいは不完全な位置に装着されている場合に、位置決めセンサ280a,280bによる検知結果に基づいて針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32による中綴じ処理を禁止する。こうすることで、ステ−プルジャムや針が実際には打ち込まれないミスステ−プルといった不具合を防止することができる。
【0036】
尚、このようにアタッチメントブロックを着脱する際の位置決めセンサの検知結果に基づく綴じ処理禁止制御に関しては、図22に示されるように、ステ−プルブレ−ドを含んだヘッド部224aがアタッチメントブロック207aと一体となるタイプであっても、ガイドベ−スブロック208aに設けられた位置決めセンサ281aとアタッチメントブロック207aに設けられた位置決めセンサ281bによる検知結果に基づいて実施可能であり、
また、アンビルユニット333をガイドベ−スブロック308とこれに着脱自在なアタッチメントブロック307で構成し、ガイドベ−スブロック308に設けられた位置決めセンサ位置決めセンサ282aとアタッチメントブロック307に設けられた位置決めセンサ282bによる検知結果に基づいて綴じ処理を禁止することもできる。
【0037】
更に本実施例では、シ−ト後処理装置の制御ブロック149によってアタッチメントブロックを着脱する際の位置決め検知に基づく綴じ処理禁止制御を制御しているが、中綴じユニット30自体に制御手段を設けて同様の綴じ処理禁止制御を実施してもよいし、複写機本体1に設けられている制御装置921によって同様の綴じ処理禁止制御を実施してもよい。
図23−図24に示されるように、本実施例の中綴じユニット30には針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32の間隔を検知する間隔検知センサ350が設けられている。
【0038】
即ち、ヘッド駆動軸38から伝達される駆動はタイミングベルト45を介してアンビルユニット32のアンビル駆動軸37上のギア170を経て更にギヤ171、ギヤ175へと伝達される。
【0039】
そしてギア175の回転軸180に設けられたカム173がアンビルユニット32の固定フレ−ム111と係合することにより、図24に示すようにカラ−142を介してアンビル駆動軸37に揺動自在に支持されたアンビルユニット32の可動フレ−ム140はコイルばね157の付勢力に抗して固定フレ−ム111から離れて針打ち込みヘッドユニット31へと移動していく。
このようにヘッド駆動軸38からの駆動がタイミングベルト45を経て、アンビルユニット32の可動フレ−ム140を移動させるのと動機して、ヘッド駆動軸38の駆動は、ヘッド駆動軸38上のギア34を経てギア230に伝達される。
【0040】
ギア230の内側に設けられた円周状のカム232は切り欠き部235を有している。
【0041】
係合部360と検出端部362から成る検知レバ−366は軸363を中心に回動自在に設けられており、バネ364によて常にカム232側に付勢されている。
【0042】
針打ち込みヘッドユニット31とアンビルユニット32の可動フレ−ム140との間が図23に示されるように全開状態にある場合、検知レバ−366の係合部360はバネ364によって円周状のカム232の切り欠き部235に入り込む状態になっており、これによって検出端部362の検出端365が軸363を中心に移動し、間隔検知センサ350内で検出されることになる。
【0043】
即ち、この間隔検知センサ350による検出端365の検知により、針打ち込みヘッドユニット31とアンビルユニット32の可動フレ−ム140との間が図23に示されるように全開状態にあることがわかる。
【0044】
対して、図24に示すようにヘッド駆動軸38からの駆動がタイミングベルト45を経て、アンビルユニット32の可動フレ−ム140を移動させると、
ヘッド駆動軸38上のギア34を経てギア230が回転し、
円周状のカム232が検知レバ−366と係合することにより、バネ364の付勢力に抗して切り欠き部235から円周状のカム232の係合面に検知レバ−366の係合部360を押し上げる。
【0045】
尚、係合部360を円周状のカム232係合面に押し上げやすいように係合部360の先端部361には傾斜面が設けられている。
【0046】
このように円周状のカム232の係合面に検知レバ−366の係合部360押し上げられて係合している間、検出端部362の検出端365が軸363を中心に検知センサ350の外に移動し、間隔検知センサ350によって検出されなくなる。
【0047】
即ち、この間隔検知センサ350による検出端365の非検知により、針打ち込みヘッドユニット31とアンビルユニット32の可動フレ−ム140との間が例えば図24に示されるように図23の全開状態以外の状態にあることがわかる。
【0048】
尚、図23、図24では、間隔検知センサ350が針打ち込みヘッドユニット31とアンビルユニット32の可動フレ−ム140とが全開状態か否かを検知しているが、間隔検知センサ350のスリット長を長くすることにより、全開の状態から所定の範囲狭まった間隔までを検知することも可能である。
【0049】
シ−ト束の幅方向の複数位置に綴じ処理を施す場合、あるいはステ−プル針の交換時に針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32を針交換位置に移動する場合、針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32をシ−ト束の幅方向に移動させなければならないが、本実施例の中綴じユニット30においては、間隔検知センサ350によって針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32が所定の間隔以下(図23に示される全開状態以外)であると検知された状態では、制御ブロック149により針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32のシ−ト束幅方向への移動は禁止される。これは、例えば特にシ−ト束にカ−ルによる浮き上がりがあった場合や、シ−ト枚数やシ−ト自体の厚さに起因してシ−ト束ががさばっている場合に顕著に生ずる不具合であるが、針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32が狭くなっている状態でシ−ト束の幅方向への移動を許可すると、針打ち込みヘッドユニット31とアンビルユニット32間の載置部にて綴じ処理を施されるべく位置決めされたシ−ト束と針打ち込みヘッドユニット31又はシ−ト束とアンビルユニット32とが接触して、整合板9によって一旦は整合されたシ−ト束の姿勢を崩してしまい、この姿勢の崩れた状態でシ−ト束を綴じてしまうからである。
【0050】
従って、本実施例では所定の間隔を超えていると検知された場合、即ち、
図23の状態にある場合には、接触によってシ−ト束の姿勢を崩す恐れがないので、制御ブロック149は針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32のシ−ト束幅方向への移動を許可するようになっている。
【0051】
但し、例えば後述のように、シ−ト束を搬送ガイド39に案内するプレガイド370を所定位置に移動して待機している状態で、シ−ト束が
針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32に達しない場合等、
針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32間にシ−ト束が存在しないことが不図示のシ−ト有無検知センサにより検知された場合には、針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32によるシ−ト束の幅方向への移動によってシ−ト束の姿勢を崩す恐れがないので、制御ブロック149は間隔検知センサ350によって針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32が所定の間隔以下であると検知された状態でも針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32のシ−ト束幅方向への移動を許可しており、これにより針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32は後述の初期ステ−プル位置に戻ることができる。
【0052】
尚、本実施例では、中綴じユニット30の針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32の間隔を検知することで上述のようなシ−ト束幅方向への移動禁止制御を行っているが、ヘッドとアンビルがメカ的に連結された中綴じ以外のステ−プラをシ−ト束の端部に沿って移動させてシ−ト束の端部を複数個所綴じるタイプの装置にも全て同様の制御が適用可能であり、ヘッド・アンビル間の間隔検知に基づいて間隔の狭い場合にはシ−ト端部に沿ったステ−プラの移動を禁止するようにしてもよい。
【0053】
そして、本実施例では、ステ−プラを移動するタイプの装置においてヘッド・アンビル間の間隔検知に基づいて間隔の狭い場合にはステ−プラの移動を禁止する内容について説明したが、中綴じユニット或いはヘッドとアンビルがメカ的に連結された中綴じ以外のステ−プラのヘッド・アンビル間にシ−ト束を移動させて綴じ処理を実施するタイプの装置において、ステ−プラのヘッド・アンビル間の間隔検知に基づいて間隔の狭い場合にはシ−ト束の移動を禁止するようにしてもよい。
【0054】
即ちヘッド・アンビル間の間隔検知に基づいて間隔の狭い場合にシ−ト束とステ−プラとの相対的な移動を禁止するようにすればよいのである。
【0055】
また、シ−ト後処理装置2の制御ブロック149の代わりに中綴じユニット30自体に制御手段を設けてこのような針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32間の間隔検知に基づく針打ち込みヘッドユニット31及びアンビルユニット32のシ−ト束幅方向への移動禁止制御をしてもよいし、更には複写機1の制御装置921によって制御する画像形成システムとして構成してもよい。
【0056】
また、本実施例では、アンビルユニット32を針打ち込みヘッドユニット31に向けて移動させることにより間隔を変化させるものであったが、針打ち込みヘッドユニット31をアンビルユニット32に向けて移動させるもの或いは両ユニットが互いに移動するものであってもよい。
【0057】
尚、所定間隔の設定にあたっては、複数の間隔検知センサを設け、シ−ト枚数、シ−ト自体の紙厚さ、湿度等の条件に応じてどの間隔検知センサを使用するのを自動的に選択する制御手段により自動的に所定間隔を設定する構成としてもよい。
【0058】
固定搬送ガイド39は、中綴じユニット30内を搬送されるシート束を案内するようになっている。
【0059】
(シート後処理装置の折りユニット(シート折り装置))
シート束の折りユニット50は、図1において、2点鎖線で示すように、ユニット化され、中綴じユニット30と同様に、シート後処理装置2から引き出し可能になっている。シートの束搬送ガイド53は、中綴じユニット30の入口側に位置する搬送上ローラ19と搬送下ローラ18に挟まれて搬送されてくるシート束を案内するようになっている。束搬送上ローラ51は、折りユニット50の入口側に設けられている。搬送下ローラ52は、この束搬送ローラ対51に対向して配置されている。束搬送上ローラ51は、束搬送下ローラ52に対して押圧した位置(図1の実線の位置)と離間した位置(図1の1点鎖線の位置)との間を移動するようになっている。束搬送上ローラ51は、中綴じユニット30の入口側に位置する搬送上ローラ19と搬送下ローラ18によってシート束の先端部分が束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52を通過するまで、搬送下ローラ52から離間した状態(図1の1点鎖線の位置)になっており、その後、束搬送下ローラ52に接する位置(図1の実線の位置)に移動するようになっている。
【0060】
シート束の端部を検知する束検知センサ54は、シート束の先端を検知すると、束搬送上ローラ51を束搬送下ローラ52に押圧させるとともに、シート束の搬送方向の折り位置を設定制御するのに使用されるようになっている。突き板55は、先端の板厚が0.25mm程度のステンレス製の板である。折りローラ対(シート折回転体対)57a,57bは、シート束搬送方向と交差する方向に伸びる一部平面部を有する円柱状のローラであり、互いに押圧する方向に付勢されて夫々回転するようになっている。
【0061】
突き板55は、折りローラ対57a,57bのほぼ真上に位置し、折りローラ対57a,57bのニップの近傍までその先端エッジが移動するようになっている。また、折りローラ対57a,57bの上方の周囲には、搬送ガイド53とともにシート束の搬送を案内するほぼ円弧状のバックアップガイド59a,59bが設けられている。このバックアップガイド59a,59bは、突き板55の上下移動と連動して、突き板55の先端エッジが折りローラ対57a,57bのニップ近傍まで移動したとき、折りローラ対57a,57bのシート束に対する周面を開放するように移動するようになっている。シート束の案内ガイド56は、束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52に挟まれて搬送されるシート束を下方側に案内し、シート束の先端部(下流端部)がシート束通路58に垂れ下がるようにしている。束排出ローラ対60a,60bの内、符号60aで示すローラは、駆動ローラであり、符号60bで示すローラが従動ころである。
【0062】
折りシート束の束積載トレイ80は、折りローラ対57a,57bの折り動作によって折られて、束排出ローラ対60a,60bによって排出されたシート束をスタックするようになっている。折りシート押さえ81は、束積載トレイ80内に排出されるシート束をばね又は自重によって押さえるようになっている。
【0063】
図12乃至図14は、折りシート積載装置79を示してある。折りシート積載装置79は、束積載トレイ80(排出トレイ)の底部80aに形成されて、シート束の折り込み側の膨らみを吸収する凹部82と、束積載トレイ80の出口付近に設けられた回転軸83aを支点としてばね84によりほぼ垂直に付勢されて矢印H方向に傾動可能な束ストッパ(ストッパ部材)83とを備えている。
【0064】
シート束通路58は、シート後処理装置2のフレームと束積載トレイ80との間に、シート束の移動可能な空間として形成されている。
【0065】
昇降トレイ90は、シート後処理装置2のフレームに沿って上下方向に昇降するようになっている。
【0066】
昇降トレイ90は、昇降トレイ支持部92を昇降トレイモータ155(図16参照)などの駆動手段によって回転移動するベルトの一部に係合して昇降することができるようになっている。紙面センサ93は、昇降トレイ90上のシート最上面を検知するようになっている。後端ガイド94は、垂直方向に昇降移動する昇降トレイ91上のシートの後端をガイドするようになっている。補助トレイ91は、昇降トレイ90に引き出し可能に設けられ、大サイズシートなどを収積するときに、引き出した状態で使用されるようになっている。
【0067】
シート後処理装置2の処理トレイ8、中綴じユニット30、折りユニット50の詳細な各構成について、図2以下を参照して説明する。
【0068】
図2は処理トレイ8部分の平面図である。第1プーリ10と第2プーリ11は移送ベルト12を張設して、シート幅方向の略中央の両側に位置している。第1プーリ軸10a上には、搬送下ローラ18がシート幅方向の略中央の両側に2箇所ずつ設けられている。この搬送下ローラ18はタイヤ形式の中空ローラである。
【0069】
第1プーリ軸10a上には上述のように移送ベルト12を回転する第1プーリ10が2つ配置されている。第1プーリ10は、第1プーリ10と第1プーリ軸10aとの間に介在するワンウェイクラッチ75によって、図1において、第1プーリ軸10aの反時計方向の回転で駆動回転し、時計回りの方向への回転では駆動が切断され停止するようになっている。第1プーリ軸10aは、第1プーリ軸10aに固着されたプーリ73、タイミングベルト74、ギアプーリ72、71を介して、搬送駆動源としてのステッピングモータ70のモータ軸70aに連結されている。
【0070】
従って、ステッピングモータ70が処理トレイ8上のシートを図1のステープル方向(図1、図2矢印B方向)に移動する方向に回転するとき、第1プーリ軸10aに固着されている搬送下ローラ18は回転駆動されているが、移送ベルト12には、ワンウェイクラッチ75によって駆動力が伝達されず移送ベルト12は、停止状態にある。ステッピングモータ70は、シート昇降トレイ90の方に移動するように回転すると、搬送下ローラ18、及び移送ベルト12はともに昇降トレイ90の方向(図1、図2矢印A方向)に回転する。
【0071】
この移送ベルト12を、図3に基づいて説明する。第1プーリ軸10aにワンウェイクラッチ75を介在した第1プーリ10と第2プーリ11とに張設された移送ベルト12には、押し出し爪13が設けられている。この押し出し爪13のホームポジション(図3のHPの位置)位置出しを行うため、この押し出し爪13に係合する押し出し爪13の押し出し爪センサ76と押し出し爪検知アーム77が処理トレイ8の下面に設けられている。押し出し爪13が移送ベルト12によって移動されて、押し出し爪検知アーム77を押し、押し出し爪センサ76がOFFからONに切り変わったところをホームポジション(HP)とする。このときの位置関係を図3に示す。搬送下ローラ18と搬送上ローラ19のニップをPとすると、ニップPからストッパ21までの長さをL1、ニップPから押し出し爪13までの搬送ベルト12に沿った長さをL2とすると、(L1<L2)に設定してある。
【0072】
図示していないカム等の作動により、搬送上ローラ19を搬送下ローラ18側に下降して押圧する。その後、搬送ステッピングモータ70を回転し、第1プーリ回転軸10aを反時計回り方向に(図1、図2の矢印A方向)に回転させると、搬送下ローラ18が回転して、シート束も昇降トレイ90の方(矢印A方向)へ移動する。
【0073】
なお、搬送上ローラ19もステッピングモータ70(図2参照)によって回転するようになっている。従って、シート束は、中綴じユニット30側に入り込んだストッパ21の位置から、搬送下ローラ18と搬送上ローラ19の回転により、矢印A方向へ移動するが、ニップ位置Pを過ぎると、今度は移送ベルト12の回転に伴って押しだし爪13が当たり、この押し出し爪13によって各図A矢印方向に押されながら昇降トレイ90に搬送される。この場合、前述の長さ関係が(L1<L2)になっているので、押し出し爪13は、シート束の下方側(図3において右端側)から押し上げることになり、常に、垂直状態でシート束端部を押し出すことになる。これによって、シート束の移送の際に余分なストレスなどが発生しないようになっている。
【0074】
綴じ処理を行う時は、押し出し爪13は図3のHPの位置から、反時計方向に移動して、同期してシート束を搬送するローラ対18、19によりストッパ21より移動させたシート束を受け渡された後、押し出す。
【0075】
一方、処理トレイ8に搬入されてくるシートを、中綴じユニット30によって綴じ処理しない場合には、ストッパ21の位置までシート束を搬入移動する必要がないので、予め搬送ステッピングモータ70を駆動して押し出し爪13を、図3のHP位置から、搬送下ローラ18と搬送上ローラ19のニップ点よりも昇降トレイ90の方向に移動待機位置((L2+α)分の移動待機位置、図3のPreHP位置)に移動させておく。この(L2+α)分はステッピングモータ70のステップ数カウントで設定できる。従って、本シート後処理装置2は、綴じ処理が不要なシートの場合、シートをストッパ21まで移送させることなく、予め、押し出し爪をPreHPの位置に移動し、スタックしてから昇降トレイ90に束にしてから押し出すことができるので、処理速度の速い複写機本体に対応することができる。
【0076】
なお、図3に示すように、押し出し爪13のPreHPの位置が、搬入ガイド7と押し出し爪13の上端とがオーバラップする位置であると、1枚ずつ搬入されてくるシートを確実にPreHPの位置における押し出し爪13の位置に収積スタックすることができる。このようにすると、その後、押し出し爪13は、シート束を、昇降トレイ90に速やかに排出することができる。
【0077】
図4、図30、図31、図5において、中綴じユニット30は、左右のユニットフレーム40,41と、そのフレーム40,41間に設けられたガイドロット33,34、スクリュー軸35,36、駆動軸37,38と、上方にアンビルユニット32、下方に打ち込みヘッドユニット31を有している。スクリュー軸36に打ち込みヘッドユニット31が係合しており、スクリュー軸36の回転によってヘッドユニット31は図4において左右方向に移動するようになっている。アンビルユニット32も同様な取付構成になっている。スクリュー軸36はユニットフレーム41外のギアを介してステープラスライドモータ42に連続している。このステープラスライドモータ42の駆動は、タイミングベルト43によってアンビルユニット32にも伝達される。このため、ヘッドユニット31とアンビルユニット32は上下位置がズレることなくシート搬送方向と交差する方向(図4の左右方向)に移動する。
【0078】
従って、シートの幅に応じて、ステープラスライドモータ42を駆動して、ヘッドユニット31、アンビルユニット32を所定の位置に移動するようにコントロールすると、任意の位置にステープル針を自由に打ち込むことができる。
【0079】
また、アンビルユニット32と右と左のユニットフレ−ム40、41の間には、搬送通路25の上方側のガイドロッド33と駆動軸37とに渡して上ガイド(浮き上がり防止案内部材)46a,46b,46c,46dが移動可能に支持されている。ユニットフレ−ム41と上ガイド46aとの間、上ガイド46aと上ガイド46bとの間、上ガイド46bとアンビルユニット32との間、アンビルユニット32と上ガイド46cとの間、上ガイド46cと上ガイド46dとの間、上ガイド46dとユニットフレ−ム41との間には、圧縮バネ(弾性部材)47a,47b,47c,47d,47e,47fが介在している。アンビルユニット32の動きに合わせて、上ガイド46a,46b,46c,46dは、上方側のガイドロッド33と駆動軸37上を移動するようになっている。
【0080】
例えば、図3でシ−トの右側に綴じ処理を行うとすると、図4に示すように、打ち込みヘッドユニット31とアンビルユニット32は、相対位置関係を維持して、右側の所望の綴じ位置まで移動する。これに伴い、アンビルユニット32により右側にある圧縮バネ47d,47e,47fはアンビルユニット32の動きに合わせ圧縮され、上ガイド46c,46d,は圧縮バネ47d,47eに押されて右側に移動する。
【0081】
また、アンビルユニット32より左側にある圧縮バネ47a,47b,47cはアンビルユニット32の動きに合わせて伸び上ガイド46a,46bも右側に移動し、シ−トの綴じ位置に合わせて任意の位置にガイドを形成する。
【0082】
また、ヘッドユニット31内にある針を打ち込むヘッドの移動、針の移動及びアンビルユニット32内にある針の折れ移動などの駆動力は、シート後処理装置2側からカップリング装置44で受けるようになっており、ユニットフレーム40側でタイミングベルト45によってアンビルユニット32側にも伝達されている。移動アーム23(図5、図25参照)ストッパ21は、連結ピン23c、連結レバー22、連結ピン21aによって、連結されている。ストッパ21はプーリ軸10aに軸承されている。
【0083】
図4、図5に基づいて、ヘッドユニット31のシート幅方向への移動によって、シート束の端部に針打ち込み位置を設定するストッパ21のステープルパス通路への出没移動構成を説明する。図4の打ち込みヘッドユニット31の下方には、ストッパ21を移動アーム23と係合可能なストッパ係合突起24が設けられている。ヘッドユニット31の移動によって、ストッパ係合突起24が移動アーム突起23bに係合することによって、図5に示すようにこの移動アーム23は、回動軸23aを中心として反時計方向に回転して2点鎖線の位置に移動する。
【0084】
従って、ストッパ21はヘッドユニット31、アンビルユニット32のシート幅方向移動に何ら妨げとなることはない。
【0085】
尚、図26に示すように、ヘッドユニット31の移動によって、ストッパ係合突起24が移動アーム突起23bに係合することによって、複数のストッパ221が共にステープルパス通路やシート束搬送通路25から退避させる構成にすることもできる。
1207の
【0086】

【0087】
図3,4
(折りユニットの詳細な説明)
折りユニット50を図6乃至図11に基づいて説明する。
【0088】
図6は、折りユニット(シート折り装置)50の折りユニットフレーム49の図である。折りユニット50はシート後処理装置2に引き出し可能に設けられているので、図6の奥側のフレームも同様な形状に形成されている。この折りユニット50の折りユニットフレーム49には、折りローラ57aの回転軸としての折りローラ駆動軸61と、束排出ローラ60aの駆動軸69aが設けられている。一方の折りローラ57bの駆動軸62は、束排出ローラ60bの駆動軸69bを支点として回動する折りローラホルダ63に取り付けられている。折りローラホルダ63と折りユニットフレーム49との間には、約5Kgの引っ張り力を有する引張スプリング67が張設されている。折りユニットフレーム49には、折りローラ駆動軸62の折りローラホルダ63による移動を許容する孔すなわちフレームガイド64が形成してある。
【0089】
従って、折りローラ対57a,57bによって、シート束を折って搬送するとき、このシート束に対して一定の圧力を引張スプリング67で付与することができ、確実な折り動作を行うことができる。
【0090】
折りユニットフレーム49には、突き板55を支持する支持ホルダ110に立設したころ66、66の移動を案内する長孔としての突き板フレームガイド65が形成されている。この突き板フレームガイド65によって突き板55が折りローラ対57a,57bに向けて移動できるようになっている。
【0091】
折りユニットフレーム49には、さらに、突き板55を移動させるカム板114を回転可能に軸支する駆動軸111が設けられている。
【0092】
また、折りユニットフレーム49には、シート束を折りユニット50内に搬送する束搬送上ローラ51の上ローラ軸101及び束搬送下ローラ52の下ローラ軸103も備えられている。折りユニットフレーム49には、束搬送上ローラ51をシート束が折りユニット50内に搬入されて来るまで、束搬送下ローラ52から離間した位置に位置させる機構が設けられている。
【0093】
束搬送ローラ対51、52の上ローラ軸101は軸受ホルダ102に支持されている。この軸受ホルダ102の一端にはカムフォロア112が立設されている。このカムフォロア112は折りユニットフレーム49に回転可能に取付けられた上ローラ移動カム68に係合している。また、軸受ホルダ102の他端と下ローラ軸103との間には、約300gの張力を有する引張スプリング104が張設してある。この引っ張りスプリング104は、常時、束搬送上ローラ51を束搬送下ローラ52側に付勢している。上ローラ移動カム68の回転により、軸受ホルダ102は、引っ張りスプリング104に抗して、或いは引っ張られて昇降し、束搬送上ローラ51を束搬送下ローラ52から離間した位置と圧接する位置とに移動させるようになっている。
【0094】
図7は折り動作を行う機構を示した図であって、図6に示された折りユニットフレーム49の内側に設けられている。
【0095】
カム駆動軸111にはカム板114が固設されていて、この軸111の回転に従ってカム板114が回転駆動される。このカム板114には、軸113を支点として回動可能な作動アーム115のほぼ中央に立設されたカムフォロア116がカム板114のカム溝114bに入り込んでいる。作動アーム115の先端側には突き板55が支持ホルダ110を介して取付られている。
【0096】
従って、カム板114が回転駆動することによって、作動アーム115も昇降動作を行い、作動アーム115に取り付けられている突き板55も昇降動作を行う。シート束を押圧する突き板55の板厚は約0.25mmのステンレス材で形成されている。次に、突き板55を支持する支持ホルダ110は、折りローラ対57a,57bの周囲をガイドするバックアップガイド59a,59bに連動している。
【0097】
バックアップガイド59a,59bは、シート搬送方向を交差方向に伸びる円柱状の折りローラ対57a,57bの外周面を覆うように配置され、折りローラ対57a,57bの軸61,62を中心にして折りローラ対57a,57bの外周面に対して回動可能になっている。
【0098】
このバックアップガイド59a,59bの外周端には、夫々レバー片119,120が設けられている。このバックアップガイド59a,59bは、互いにブリング121で牽引されている。レバー片119,120は、支持ホルダ110の二股に分かれた作動片117,118に当接支持されている。従って、バックアップガイド59a,59bは、図7(a)の状態にあるとき、折りローラ対57a,57bの搬送通路側の外周面を覆う位置にあり、シート束を折りローラ対57a,57bのゴム表面に充分に接する状態にして案内することができ、さらに、シート束をバックアップする(支える)ガイドとしても機能している。なお、バックアップガイド59a,59bは、通常は束搬送ガイドとともにシート束の下側搬送ガイドとしても機能する。
【0099】
シート束の折り動作を行うときは図7(b)のように、支持ホルダ110の作動片117,118の下降に応じて、レバー片119,120を押し上げる。この結果はバックアップガイド59a,59bは、ブリング121に抗して、軸61,62を中心に回動しシート束に折りローラ対57a,57bの外周面が確実に当設するようになっている。
【0100】
折りユニット50の駆動伝達系について説明する。駆動伝達系は、図8、図9に示す束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52の回転及び離接系と、図10に示す折りローラ対57a,57及び突き板55移動の駆動伝達系とに分けられる。
【0101】
これらの伝達系はいずれも図6に示す折りユニットフレーム49の奥側のフレームに設けられている。
【0102】
図8、図9に示す束搬送上ローラ51、搬送下ローラ52への駆動系は、シート後処理装置2側に設けられた正逆転可能な搬送モータ162からギア127,128を介して、折りユニット50側のギアプーリ129に入力される。このギアプーリ129と上ローラ移動カム68を駆動する軸113との間にはワンウェイクラッチ123を介在してあるので、ギアプーリ129の一方向回転(図8の矢印と反対方向の回転)のみで上ローラ移動カム68は回転し、束搬送上ローラ51の上下移動を行う。ギアプーリ129からの駆動は、タイミングベルト135を介して、束搬送上ローラ軸101及び下ローラ軸103にプーリ130,131によって伝達される。なお、プーリ130,131と軸101,103との間にはワンウェイクラッチ124,125が介在しており、プーリ130,131(図8の矢印方向)の駆動によって軸101,103が回転駆動される。
【0103】
さらに、アイドルプーリ132,133を介して束排出ローラ対60a,60bを回転駆動するようにタイミングベルト135が張設されている。
【0104】
図8のギアプーリ129が矢印方向に回転すると、束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52はシート束を折りユニット50内に搬送する方向に回転する。ギアプーリ129が図示の矢印と反対方向に回転すると、前述したように上ローラ移動カム68が回転し、束搬送上ローラ51は、束搬送下ローラ52からの離間又は圧接される。これらの動作は、図示していないが、軸113に設けられたフラグ突起をセンサなどで検知してコントロールされる。
【0105】
図10は折りローラ対57a,57bの駆動伝達系を示す図で、図8,図9に示す駆動系の奥側のフレームに取り付けられている。
【0106】
シート後処理装置2側からのステープル/折りモータ170(図16参照)の駆動はカップリング装置137で受けるようになっている。なお、図示していないが、ステープル/折りモータ170は正転で、図4のステープラユニットのカップリング装置44を駆動し、逆転で前記のカップリング装置137を回転するようになっている。
【0107】
カップリング装置137からの駆動力は、同軸61に設けられたギア138によって、また折りローラ57a(図7参照)を回転するギア139に伝達されるとともにギア142にも伝達されるようになっている。このギア142から突き板55を移動する作動アーム115を作動するカム板114を駆動する軸111にギア141によって伝達されるようになっている。なお、図示しないが、カム板114の位置は軸111に固定されたフラグ突起をセンサで検知することによって分かるようになっている。
【0108】
次に、図11を参照して折りユニット50のシートの折り動作について説明する。
【0109】
処理トレイ8中のシート束の搬送方向の略中央にステープル処理(中綴じ)を行うため、束搬送上ローラ51と、束搬送下ローラ52とが離間した状態でシートが搬入される。この後、シート束先端が検知され、シート束の搬送方向中央を割り出たところで綴じ処理を行う。この後、上ローラ移動カム68(図6参照)を回転させて束搬送下ローラ52に束搬送上ローラ51を押圧させて、シート搬送方向の中央が突き板55の直下にくるまで束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52を駆動してシート束を搬送させる。このときバックアップガイド59a,59bが折りローラ周面を覆う位置にあり、また、シート下面側をバックアップしている(支えている)のでシート束は、スムーズに搬送される。シート束の搬送方向略中央が突き板55の真下に到達すると、束検知センサ54はそのことを検知して、一旦、束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52の駆動を停止する。この状態でシート束は、図11(a)に示すように、束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52によって吊り下げられた状態になる。
【0110】
これによって、シート束は、自重でシート束の整列がなされる。シート束が吊り下げられていることによって、突き板55より下流側の部分には、シートストッパなどの機構を設けることなく、単にシートパスを設ければよいことになる。また、突き板55より下流側の部分が下方側に傾斜しているので、折りユニット50及びシート後処理装置2全体をコンパクトにすることができる。
【0111】
図11(a)の状態にシート束が到達した段階で、今度は折りローラ駆動軸61が回転駆動する。折りローラ駆動軸61が回転すると、折りローラ対57a,57bがともに回転し、またカム板114(図7参照)も回転して突き板55を折りローラ対57a,57bのニップまで移動させる。折りローラ対57a,57bは、シート束を折りたたみながら回転して、束積載トレイ80に排出する。
【0112】
なお、突き板55がシート束の長さ(L)の半分の位置(中間部、L/2)を折りローラ対57a,57b側に押し込むとき、束搬送上ローラ51の上ローラ軸101と、束搬送下ローラ52の下ローラ軸103とが停止しているが、束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52と軸101,103との間にワンウェイクラッチ124,125(図8参照)が介在しているので、シート束が、突き板55によって折られている間、束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52は、シート束に引っ張られて追従回転し、シート束の折り曲げに支障を与えるようなことがない。従って、シート束は、折りローラ対57a,57bによって、円滑に折り曲げられる。その後、シート束は、束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52が回転することによって、束排出ローラ対60a,60bも回転し、折りユニット50内から束積載トレイ80に排出される。
【0113】
図16に、シート後処理装置2の制御に関わる概略ブロック図を示す。制御ブロック149は、中央演算処理装置(CPU)と、このCPUが実行する制御手段を予め記憶したROM、CPUの演算データ及び複写機20の本体1から受信した制御データ等を記憶するRAMなどで構成されている。
【0114】
この制御ブロック149には、各種の1/0が設けられている。制御ブロック149側に向いた矢印を入力側、制御ブロック149から離れる方向に向いた矢印を出力側とする。
【0115】
シートの整合に関連する回路は、シートの両端を処理トレイ8で整合する整合板9のホームポジション(HP)を設定する手前整合HPセンサ151、及び奥整合HPセンサ152を備えている。整合板9,9(図2参照)は、最初のシートが処理トレイ8に搬入されるまで、手前整合HPセンサ151、奥整合HPセンサ152の位置に待機している。手前側の整合モータ14は、手前側の整合板9を移動させるパルスモータであり、奥側の整合モータ14は、奥側の整合板9を移動させるパルスモータである。夫々の整合モータ14によって、整合板9は移動させられ、シート束の幅に応じた幅整合を行うことができる。また、整合板9は、シート束ごとに、シート束ごとの搬送方向と交差する方向へのずらし(ジョブ)も自由に行える。
【0116】
次に、昇降トレイ90に関連する回路は、昇降トレイ90上のシート最上面を検知する紙面センサ93と、昇降トレイモータ155の回転量をエンコーダによって検知する昇降クロックセンサ150と、昇降トレイ90の昇降移動範囲を規制する上限スイッチ153及び下限スイッチ154とを備えている。この回路は、センサ93,150とスイッチ153,154との入力信号によって、昇降トレイモータ155を制御して、昇降トレイ90を駆動するようになっている。
【0117】
昇降トレイ90及び折りシート排出スタッカ80内に、シート又はシート束が積載されているか否かの積載シートを検知するのに関連する回路は、昇降トレイ90上の有無を検知する昇降トレイ紙センサ156と、折りシート排出スタッカ80内の検知センサ折りシートスタッカ紙センサ157とを備えている。これらのセンサ156,157は、シート後処理装置の起動前にシートが残留されている場合や、所定時間経過後にシート束が取り除かれない場合にもオペレータに警告するセンサとしても使用される。
【0118】
シート後処理装置2のドアの開放、画像形成装置20の本体1にシート後処理装置の本体2が的確に装備されているか否かを検知するドア開閉装置検知に関連する回路は、前ドアセンサ158と、複写機本体1にシート後処理2が正確に装着されているか否かを検知するジョイントスイッチ159とを備えている。
【0119】
シート搬送動作及びこのシートを収積した状態でのシート束搬送動作に関連する回路は、シートが複写機20の本体1からシート後処理装置2に搬入されたことを搬送ガイド3上で検知するシート検知センサ4と、処理トレイ8上のシートの有無を検知する処理トレイシート検知センサ160と、処理トレイ8から搬送されてくるシートの搬送方向中央へのステープル針を打ち込む位置とこのステープル針を打ち込んだ位置と同じ位置でシートを折り曲げる位置を割り出すために、シート束の搬送方向先端を検知する中央綴じ位置及び中央綴じ折り位置センサ95,95と、処理トレイ8上のシート束を昇降トレイ90側に移送する移送ベルト12に設けられている押し出し爪13のホームポジション位置を検知する押し出し爪センサ76と、折りユニット50の入り口にある束搬送上ローラ51が束搬送下ローラ52から離間した位置のホームポジション位置を検知する束搬送上ローラHPセンサ161とを備え、各センサからの信号に基づいて、搬送モータ162とステッピングモータ70とを制御するようになっている。搬送モータ162の回転力は、搬送ローラ対5、排出ローラ対6、束搬送上ローラ51、及び束搬送下ローラ52、及び束排出ローラ対60a,60bに伝達されている。
【0120】
搬送モータ162の逆回転で束搬送ローラ対51を移動する上ローラ移動カム68を回動させる。ステッピングモータ70の回転力は、処理トレイ8に配設された搬送下ローラ18、搬送上ローラ19、移送ベルト12を循環させる第1プーリ10に伝達されている。
【0121】
パドル17の制御に関連する回路は、パドル17の回転位置を検知するパドルHPセンサ163と、搬送上ローラ19が搬送下ローラ18から離間した位置を検知する搬送上HPセンサ164とを備え、各センサ163,164からの信号に基づいて、パドルモータ165を制御するようになっている。
【0122】
ステープル/折り動作の制御に関連する回路は、中綴じユニット30中の打ち込みヘッドユニット31とアンビルユニット32とが夫々針打ち可能であることを検知するステープルHPセンサ166と、打ち込みヘッドユニット31内にステープル針がセットされているか否かを検知する針センサ167と、打ち込みヘッドユニット31とアンビルユニット32とのシート搬送方向移動シフトに際して初期位置(図4の位置)にあるか否かを検知するステープルスライドHPセンサ168と、中綴じユニット30の駆動と折りユニット50の駆動を正逆転で切り換えるステープル/折りモータ170の回転方向を検知するステープル/折りクロックセンサ171と、中綴じユニット30及び折りユニット50が作動可能状態であることを検知する安全スイッチ172とを備え、これらのセンサ、スイッチ等によって、ステープスライドモータ42、ステープル/折りモータ170とを制御するようになっている。
【0123】
ステープスライドモータ42は、打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32をシート搬送方向と交差する方向に移動するガイドスクリュー軸36に回転力を伝達している。ステープル/折りモータ170は、正逆転駆動の一方向回転で中綴じユニット30のカップリング装置44(図4参照)と、他方回転で、折りユニット50のカップリング装置137(図10参照)を駆動するようになっている。
【0124】
次にシート後処理装置2の各処理モードにおける動作について説明する。
【0125】
基本的なモードとして、
(1) ノンステープルモード:シートを綴じ処理することなく昇降トレイ90に積載するモードと、
(2) サイドステープルモード:シート搬送方向の端部(サイド)に1ケ所又は複数ケ所を綴じ昇降トレイ90に積載するモードと、
(3) サドルステップモード:シート搬送方向のシート長さの半分の位置を複数ケ所綴じ、その綴じた位置でシートを折り曲げて製本し、束排紙スタッカ80に集積するモードと、
の3つがある。
【0126】
[(1)ノンステープルモード]
このモードが選択されると、まず、制御ブロック149は、移送ベルト12を
循環させるステッピングモータ70を駆動して、ホームポジション位置(図3、HP位置)にある押し出し爪13を処理トレイ8上でのシート集積基準位置であるプレホームポジション(図3、PreHP位置)に移動させて、停止させる。これと同時に、搬送モータ162を駆動し、搬送ローラ対5、排出ローラ対6を回転して、複写機20の本体1の排紙ローラ1a,1bからシートが排出されるのを待つ。シートが排出されて来ると、搬送ローラ対5、排出ローラ対6は、シートを処理トレイ8に搬送する。シート検知センサ4はシートを検知して、整合板9を移動する整合モータ14,14、パドル17を回転するパドルモータ165の起動タイミングを計る。
【0127】
制御ブロック149は、シートが処理トレイ8上に排出されて積載される間に整合モータ14,14及びパドルモータ165を駆動する。この駆動により、整合板9,9はシート搬送方向と交わる幅方向に移動し、シート両端を整合するとともに、パドル17はPreHP位置で押し出し爪13にシート端部が突き当たり整列するように回転する。この動作は、シートが夫々処理トレイ8に排出される度毎に繰り返される。所定枚数のシートが押し出し爪13に整列されると、制御ブロック149は、搬送モータ162とパドルモータ165との回転を停止させるとともに、移送ベルト12を駆動するステッピングモータ70を再始動させる。これによってシート束は昇降トレイ90側(図1,矢印A方向)に移動する。移動されたシート束は昇降トレイ90上に積載される。シート束の排出にともなって、制御ブロック149は、昇降トレイモータ155を昇降トレイ90が下降する方向に一定量、一旦、下降させ、その後、紙面センサ93が最上位のシートを検知するまで、上昇方向に駆動して停止させ、次のシート束が載置されるまで、待機させる。
【0128】
[(2)サイドステープルモード]
このモードが選択されると、制御ブロック149は、搬送モータ162を駆動し、搬送ローラ対5、排出ローラ対6を回転させて、複写機20の本体1からシートを処理トレイ8に排出し、積載する。また、制御ブロック149は、シートが排出積載される間に、整合モータ14,14及びパドルモータ165を駆動させる。これによりシートは、幅方向両端を整合板9,9で整合されるとともにシート端部はストッパ21まで移送されて停止される。これを特定枚数繰り返す。
【0129】
シート束がストッパ21に規制された状態で、搬送上ローラ19を搬送下ローラ18側に移動させて搬送上ローラ19と搬送下ローラ18とでシート束を挟む。
【0130】
この時、打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32は共に図4に示されるステ−プル初期位置に位置している。
【0131】
このステ−プル初期位置は、図4に示される左側のユニットフレ−ム41側即ち、図17に示される複写機20及びシ−ト後処理装置2の奥側に設けられた1個所綴じを実施する位置であり、具体的には図4に示される左側のユニットフレ−ム41側に設けられた図示しないHPセンサから所定パルス分移動することで位置決めがなされている。
【0132】
1個所綴じが指定されていた場合、その後、制御ブロック149は、綴じ処理を行うため、ステープル/折りモータ170をステープル動作方向に駆動回転させて、打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32により綴じ処理を行う。なお、シート端部の複数位置に綴じ処理を行う場合には、ステープルスライドモータ42を駆動して前記ステ−プル初期位置から打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32を所望のステ−プル位置まで移動後、綴じ処理を行う。
【0133】
この綴じ処理が完了すると、綴じ処理後のシート束を、搬送下ローラ18、搬送上ローラ19、移送ベルト12をステッピングモータ70によって昇降トレイ90側(図1において、矢印A方向)に移動させる。これによって、シート束は、搬送下ローラ18、搬送上ローラ19から押し出し爪13の順に引き渡され昇降トレイ90に積載される。以後の昇降トレイ90の動作は前述のノンステープルモードと同じなので省略する。
【0134】
[(3)サドルステ−プルモ−ド]
このモードは、シート搬送方向のシート長さ略中央位置への綴じ処理と、折り処理とを行うモードである。画像形成装置1から排出されるシートを処理トレイ8上に積載する動作は前述のサイドステープルモードと同様であるので、その動作の説明は省略する。
【0135】
処理トレイ8上にシートを整合積載した後、搬送上ローラ19を搬送下ローラ18側に下降し、搬送上ローラ19と搬送下ローラ18とで、シート束を挟む。次に、ストッパ21をシート束搬送通路25から退避させ、図1の矢印B方向にシート束を移送するために、制御ブロック149は、ステープルスライドモータ42を駆動する。この駆動によって、図4、図5、図25、図26に示すように打ち込みヘッドユニット31のストッパ係合突起24も移動し、移動アーム23に係合して、ストッパ21が打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32の移動領域から退避する。
【0136】
尚、ストッパ21はガイドロッド34に沿って打ち込みヘッドユニット31が移動する方向(シ−トが複写機20からシ−ト後処理装置2に排出される方向と交差・直交する方向又はシ−ト束がシ−ト束搬送通路を搬送される方向と交差・直交する方向)に延びる幅広の1枚のストッパ421(図25参照)でも、複数のストッパ221(図26参照)でもよく、打ち込みヘッドユニット31のストッパ係合突起24と移動アーム23との係合により、全てのストッパが打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32の移動領域から退避してシ−ト束搬送通路を開放する構成であればよい。
【0137】
また、本実施例では、ストッパ係合突起24を打ち込みヘッドユニット31に
設けたが、これをアンビルユニット32に設けてストッパを打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32の移動領域から退避してシ−ト束搬送通路を開放する構成であってもよい。
【0138】
このように打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32は図4に示す初期ステ−プル位置からガイドロッド34に沿って移動して、シ−ト束搬送通路を開放した後にシート移動方向と交差する方向の打ち込み設定位置で停止している。
【0139】
但し、この打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32の停止位置は、後述するように、整合板9による整合基準の違い、シ−トサイズの違いにより適宜可変されるように制御される。
【0140】
引き続いて、制御ブロック149は、ステッピングモータ70を、ノンステープルモードやサイドステープルモードとは逆方向に回転させる。この駆動によりシート束は昇降トレイ90とは逆方向(図1、矢印B方向)に移送される。この移送によって、折りユニット50内にある束検知センサ54がシート束の搬送方向先端を検知すると、予め送られてきている搬送方向シート長さ情報に基づいて、搬送上ローラ19と搬送下ローラ18は、シート搬送方向略中央部を綴じ位置に一致するところまでシート束を搬送して停止する。
【0141】
なお、ステッピングモータ70が逆方向に回転した場合、移送ベルト12を張設する第1プーリ10と第1プーリ軸10aとの間にワンウェイクラッチ75が介在しているので、ステッピングモータ70の回転力は伝達されずに移送ベルト12及び押し出し爪13はホ−ムポジションにて停止した状態を保っている。
【0142】
次に、制御ブロック149は、ヘッド駆動軸38、及びアンビル駆動軸37を駆動するステープル/折りモータ170をこれらを動作する方向に回転させて、綴じ処理を行う。複数箇所を綴じる場合は、ステープラスライドモータ42を駆動して、スクリュー軸35,36の回転によってシート搬送方向と交差する方向の所定位置に移動した後に綴じ処理を行う。
【0143】
シ−ト束の複数個所に中綴じ処理を施した後、打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32は最終の綴じ位置からガイドロッド34に沿って図4に示す初期ステ−プル位置へと移動することにより、打ち込みヘッドユニット31のストッパ係合突起24と移動アーム23との係合を解き、全てのストッパ21(421,221)を打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32の移動領域へと復帰させてシ−ト束搬送通路25を閉鎖して、次のシ−トの先端を揃える処理に備える。
【0144】
このように、打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32がステ−プル初期位置からステ−プル位置に移動して再びステ−プル初期位置に戻ってくるストロ−ク内に、ストッパ21(421,221)を退避させる位置、綴じ処理を施す位置、ストッパをシ−ト束搬送通路復25内に帰させる位置及び後述のプレガイド370がシ−ト束をガイドするための位置が設定されていることになる。
【0145】
尚、打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32がシ−ト束に最終の中綴じ処理を施す位置からストッパ21(421,221)をシ−ト束搬送通路25内に復帰させる位置に移動するタイミングは、中綴じ処理の済んだシ−ト束がシ−ト後処理装置から完全に排出されるまで待つ必要はなく、例えば
図27に示すようにシ−ト束Sの搬送方向後端がストッパ21を通過した状態
であれば、ストッパ21(421,221)をシ−ト束搬送通路25内に復帰させる位置に移動することができる。従って、シ−トのサイズ及びシ−ト束の搬送速度等を考慮しながら、シ−ト束の後端がストッパ21を通過した後に打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32をストッパに復帰させる位置に到達させるタイミングで、シ−ト束の搬送中に打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32の移動を開始させてもよい。こうすることで、次のシ−ト束を受け入れる準備を早くすることができる。
【0146】
更に、退避位置に移動したストッパ21を通過して、シ−ト束が打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32の間のシ−ト束搬送通路に入ってくる際に、シ−ト束の先端が搬送ガイド39の上流端に引っかかってシ−ト束の姿勢が崩れたり、シ−トが挫屈して正確な中綴じ処理ができないようになることを防止するために、本実施例では、図28、図29に示されるように、搬送ガイド39の上流に位置する打ち込みヘッドユニット31の両端にカバ−
380を固定して設け、このカバ−380の上部にシ−ト束の先端を搬送ガイド39の上流端からそらす傾斜部370aを備えたプレガイド
370が設けられている。
【0147】
このプレガイド370はシ−ト束の先端が搬送ガイド39の上流端に引っかかるのを防ぐために、図28に示されるように、搬送ガイド39よりもシ−ト束搬送通路25の内側の方向に位置しており、更に図28、図29に示されるように、プレガイド370の下流端と搬送ガイド39の上流端はシ−ト束の搬送方向においてオ−バ−ラップすることでシ−ト束の先端が間に入り込むのを防止している。
【0148】
整合板9により幅方向中心を基準として整合されたシ−ト束が搬送ガイド39に搬送される場合、プレガイド370は打ち込みヘッドユニット31と共に各シ−ト共通の幅方向中心位置、若しくはその近傍位置例えば綴じ位置に移動してシ−ト束をバランスよく搬送ガイドに案内するよう制御される。
【0149】
これに対して、整合板9により各シ−トの左右いずれかの幅方向端部を基準として整合されたシ−ト束が搬送ガイド39に搬送される場合、各シ−トの中心位置はシ−トサイズ毎に異なってくる。
【0150】
従って、プレガイド370は打ち込みヘッドユニット31と共にシ−トサイズに応じた幅方向中心位置、若しくはその近傍位置に移動してシ−ト束をバランスよく搬送ガイドに案内するよう制御される。
【0151】
本実施例では、プレガイド370を打ち込みヘッドユニット31に固設して、ヘッドユニット31と共に移動可能としたが、プレガイド370自体を独立して移動するものでもよい。
【0152】
本実施例では、通常、シ−トの先端がカ−ルするシ−トの印字面側に配置される打ち込みヘッドユニット31側でカ−ルしたシ−ト束の先端が搬送ガイド39の上流端に引っかかりやすいことから、シ−ト束からみて、プレガイド
370を打ち込みヘッドユニット31側に設けたが、搬送ガイドはアンビルユニット32につけてもよいことから、当然プレガイド370をシ−ト束からみて、アンビルユニット32側に設けてもよい(アンビルユニット32に固定されたサイドカバ−に設ける等。)
図28及び図29に示されるように搬送ガイド39はその上流端に切欠き部390を有している。この切欠き部はプレガイド370により十分に搬送ガイド39ガイドできないシ−ト束の端部をシ−ト束の搬送に応じてスム−ズに搬送ガイド39のガイド面に案内する効果を有している。
【0153】
このように、プレガイド370によって搬送ガイド39に導かれたシ−ト束は搬送ガイド39によって幅方向をしっかりと支持、ガイドされた状態で打ち込みヘッドユニット31、アンビルユニット32による中綴じ処理を施されるので、シ−ト束への正確な中綴じ処理が可能となる。
【0154】
なお、この綴じ処理位置にシート束が搬送されたとき、そのシート束の搬送方向先端側の位置は、すでに折りユニット50内の束搬送下ローラ52とこれから離間している束搬送上ローラ51を通過した位置にある。
【0155】
綴じ処理完了後、折り処理を行うには、まず、図8に示す搬送モータ162を逆転して、図6及び図9に示す上ローラ移動カム68を回転させる。この回転により軸受ホルダ102が移動し、束搬送上ローラ51を束搬送下ローラ52側に下降させ、シート束を引張りスプリング104で挟む状態にする。
【0156】
次に、処理トレイ8中の搬送上ローラ19をシート束から上昇させ、シート束の挟持を解除する。今度は、束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52を搬送モータ162によって駆動して、シート束をさらに下流に搬送する。この搬送時、束検知センサ54の信号とシート長さ情報から、シート束の搬送方向略中央部、即ち、綴じ処理位置が折り位置となるように、搬送モータ162を減速しながら停止する。シート束は、束搬送上ローラ51と束搬送下ローラ52に挟まれて搬送パス内に吊り下がった状態になる。
【0157】
そして、ステープル/折りモータ170を綴じ処理とは逆の方向に駆動すると図7(b)に示すように、折りローラ対57a,57bがシート束を挟む方向に回転するとともに突き板55が下降する。これと同時に、バックアップガイド59a,59bもシート束側の折りローラ周面を開放するように移動する。突き板55がシート束を回転する折りローラ対57a,57bに挟むように移動した後、シート束は折りローラ対57a,57bに巻き込まれる。続いて、突き板55がシート束から離れる方向に移動するが、シート束はさらに折りローラ対57a,57bによって折り込まれていく。この段階で、束搬送上ローラ51、束搬送下ローラ52、束排出ローラ対60a,60bを搬送モータ162で束積載トレイ80にシート束を排出できる方向に回転する。一方、折りローラ対57a,57bは、突き板66が上昇し、突き板HPセンサ169に検知されると停止する。束排出ローラ対60a,60bで挟んで搬送されたシートは束積載トレイ80に排出され、積載される。折られたシート束は、折りシート押さえ81によって押さえられて開かないようにして、次の折りシート束の搬入を妨げないようになっている。
【0158】
なお、束搬送上ローラ51は、束排出ローラ60a,60bによって、シート束を排出することのできる時間を経過したとき、束搬送下ローラ52から離間し、上方へ移動して、次のシート束の搬入に備える。
【0159】
図12乃至図14において、束積載トレイ(排出トレイ)80の底部80aに形成されて、シート束の折り込み側の膨らみを吸収する凹部82と、束積載トレイ80の出口付近に設けられた回転軸83aを支点として、且つばね84によりほぼ垂直に付勢されて矢印H方向に傾動可能な束ストッパ(ストッパ部材)83等を備えている。
【0160】
束排出ローラ対60a,60bによって排出されたシート束Pは、図13に示すようにシート束Pの折り側の膨らみ部分Paを凹部82に落とし込まされて、膨らみ部分Paと開放端Pbとの厚みの差を緩和され、束積載トレイ80にほぼ水平に積載される。これによって、折りシート積載装置79は、シート束を安定した状態で積載して、積載性を向上させることができる。
【0161】
シート束が束積載トレイ80内に順次積載されると、図14に示すように、シート束同士の接触抵抗によりシート束がシート束排出方向(図の左方向)に動き、束ストッパ83は、シート束に押され、ばね84に抗して外側に開く。これによって、シート束の膨らみ部分Paが外方にずれるため、膨らみ部分Paと開放端Pbとの厚みの差が緩和される。また、折りシート積載装置79は、シート束全体の積載高さを低くして、シート束を安定した状態で積載することができる。
【0162】
しかも、重ねられたシート束の膨らみ部分Pa側は、束ストッパ83に当接し、移動量が規制されて傾いた束ストッパ83に沿った形状になるので、図19に示す従来の排出トレイ86の場合と異なって、シート束の移動量が少なく、その分、シート束の積載スペースを狭くすることができる。また、シート束が移動するため、新たに排出されてくるシートによって、既に積載されているシート束の開放端Pbがめくられるようなことがなくなり、シート束に皺、折れ曲がり等が発生するようなことがない。
【0163】
なお、束ストッパ83は、傾動するようになっているが、図15に示すように、引張ばね88に抗して、案内レール89a上を直線移動する束ストッパ(ストッパ部材)89であってもよい。この場合においても傾動する束ストッパ83を使用したときと、同様な利点が生じる。
【0164】
また、束ストッパ83,89は傾動或いは移動するようになっているので、シート束を取り出すとき、邪魔になるようなことがない。
【0165】
さらに、束ストッパ83,89の初期位置は、最大サイズの折りシートを受け取る位置に設定されている。このように設定すると、どのようなサイズの折りシートであっても、束積載トレイ80からはみ出させて、めくれた状態で、積載するようなことがない。
【0166】
なお、本実施形態のサドルステッチモードは、綴じ処理と折り処理とを一連で行うものを示したが、綴じ処理を行わず、折り処理のみを行う場合にも採用できることは言うまでもなし、折りシート積載装置は、綴じ処理されていない折り処理のみのシート束を積載することができるのは言うまでもない。
【0167】
【図面の簡単な説明】
【図1】折りシート積載装置を装備したシート後処理装置の正面断面図である。
【図2】同、シート後処理装置の処理トレイ部分を上方から見た図である。
【図3】同、シート後処理装置の移送ベルト部分の拡大図である。
【図4】同、シート後処理装置のステープラユニットをシート搬送方向から見た図である。
【図5】同、シート後処理装置のストッパの動作説明図である。
【図6】同、シート後処理装置の折りユニットのフレームの正面図である。
【図7】同、シート後処理装置の折りユニットの動作説明図である。
(a)シート折り曲げ前の状態図である。
(b)シート折り曲げ中の状態図である。
【図8】同、シート後処理装置の折りユニット駆動機構の図である。
【図9】同、シート後処理装置の折りユニットの駆動機構の図である。
【図10】同、シート後処理装置の折りユニットの駆動機構の図である。
【図11】同、シート後処理装置の折りユニットの突き板によるシート束折り動作動説明図である。
(a)シート折り曲げ前の状態図である。
(b)シート折り曲げ中の状態図である。
【図12】折りシート積載装置の正面断面図である。
【図13】図12の折りシート積載装置において、折られたシート束の積載数が少ないときのシート束の積載状態を示す図である。
【図14】図12の折りシート積載装置において、折られたシート束の積載数が多いときのシート束の積載状態を示す図である。
【図15】シート積載装置の正面断面図である。
【図16】シート後処理装置の概略制御ブロック図である。
【図17】折りシート積載装置を本体に備えた複写機の概略正面断面図である。
【図18】従来の折りシート積載装置の概略正面図である。
【図19】従来の折りシート積載装置の概略正面図である。
(a)折りシートの積載数が少ないときの状態図である。
(b)折りシートの積載数が多いときの状態図である。
【図20】ステ−プラユニットの斜視図である。
【図21】ステ−プラのベ−ス部とアタッチメント部を示した図である。
【図22】ステ−プラのベ−ス部とアタッチメント部を示した図である。
【図23】間隔検知手段を示した図である。
【図24】間隔検知手段を示した図である。
【図25】ストッパ構造を示した正面図である。
【図26】複数のストッパ構造を示した正面図である。
【図27】ストッパを規制位置に戻す際のシ−ト束との位置関係を示す横方向断面図である。
【図28】搬送ガイドとプレガイドとの位置関係を示す斜視図である。
【図29】搬送ガイドとプレガイドとの位置関係を示す上方から見た図である。
【図30】シート後処理装置のステープラユニットをシート搬送方向から見た図である。
【図31】シート後処理装置のステープラユニットをシート搬送方向から見た図である。
【符号の説明】
P シート、シート束
Pa 折られたシート又はシート束の折り側の膨らみ部分
Pb 折られたシート又はシート束の開放端
1 複写機(画像形成装置)の本体
2 シート後処理装置
20 複写機(画像形成装置)
21 ストッパ
30 中綴じユニット(シート束綴じ装置)
31 打ち込みヘッドユニット
32 アンビルユニット
50 折りユニット(シート折り装置)
60 束排出ローラ
60a ローラ、束排出ローラ対
60b 従動ころ、束排出ローラ対
79 折りシート積載装置
80 束積載トレイ(排出トレイ)
80a 底部
81 折りシート押さえ
82 凹部
83 束ストッパ(ストッパ部材)
83a 束ストッパ支点
84 ばね
88 引張ばね
89 束ストッパ(ストッパ部材)
89a 案内レール
149 制御ブロック
902 画像形成部(画像形成手段)

Claims (6)

  1. 画像形成装置から順次排出されるシ−トを積み重ねる積載手段と,
    積載手段に排出されるシ−トの排出方向先端を規制する規制位置と前記規制位置から退避する退避位置との間で移動可能な少なくとも1つの先端規制部材と、
    前記シ−ト排出方向と交差する方向に移動自在に設けられ、用紙束にステ−プル針を打ち込むヘッド部と、
    前記ヘッド部に対向配置されると共に、前記シ−ト排出方向と交差する方向に移動自在に設けられ、前記ヘッド部から打ち出されたステ−プル針を受けて曲げるアンビル部と、
    前記ヘッド部とアンビル部との間に設けられ、シ−ト束を通過させる搬送通路と、
    シ−ト束を前記積載手段から前記搬送通路へと搬送する搬送手段とを備え、
    前記搬送手段により前記搬送通路内に所定量搬送されたシ−ト束に前記ヘッド部及びアンビル部による綴じ処理を施すシ−ト後処理装置において、
    少なくとも前記ヘッド部及び前記アンビル部の一方が前記シ−ト排出方向と交差する方向へ移動することにより前記全ての先端規制部材が前記規制位置から前記退避位置若しくは前記退避位置から前記規制位置に移動することを特徴とするシ−ト後処理装置。
  2. 前記ヘッド部及びアンビル部の初期位置を設け、
    前記ヘッド部及びアンビル部が前記初期位置から前記シ−ト排出方向と交差する方向に移動して再び前記初期位置に戻るストロ−ク内に、
    前記全ての先端規制部材を前記規制位置から前記退避位置へ移動させる第1の位置と、
    前記全ての先端規制部材を前記退避位置から前記規制位置へ移動させる第2の位置と、
    シ−ト束へ綴じ処理を施すステ−プル位置を有する請求項1記載のシ−ト後処理装置。
  3. 綴じ処理済みのシ−ト束を前記ヘッド部と前記アンビル部との間から排紙する排紙手段を設け、
    前記搬送手段及び/若しくは前記排紙手段によりシ−ト束を搬送する時間帯と
    少なくとも前記ヘッド部及び前記アンビル部の一方が前記シ−ト排出方向と交差する方向へ移動する時間帯の少なくとも一部を重複させる請求項1記載のシ−ト後処理装置。
  4. 綴じ処理済みのシ−ト束を前記ヘッド部と前記アンビル部との間から排紙する排紙手段を設け、
    前記搬送手段及び/若しくは前記排紙手段により、シ−ト束の搬送方向後端が前記ストッパを通過する以前に、少なくとも前記ヘッド及び前記アンビルによる前記ステ−プル位置から前記第2の位置への移動を開始させる請求項2記載のシ−ト後処理装置。
  5. 請求項1乃至4に記載された少なくとも前記ヘッド部及び前記アンビル部の一方の移動を制御する制御手段を有する画像形成装置。
  6. 画像形成装置から順次排出されるシ−トを積み重ねる積載手段と,
    積載手段に排出されるシ−トの排出方向先端を規制する規制位置と前記規制位置から退避する退避位置との間で移動可能な少なくとも1つの先端規制部材と、
    前記シ−ト排出方向と交差する方向に移動自在に設けられ、用紙束にステ−プル針を打ち込むヘッド部と、
    前記ヘッド部に対向配置されると共に、前記シ−ト排出方向と交差する方向に移動自在に設けられ、前記ヘッド部から打ち出されたステ−プル針を受けて曲げるアンビル部と、
    前記ヘッド部とアンビル部との間に設けられ、シ−ト束を通過させる搬送通路と、
    シ−ト束を前記積載手段から前記搬送通路へと搬送する搬送手段とを備え、
    前記搬送手段により前記搬送通路内に所定量搬送されたシ−ト束に前記ヘッド部及びアンビル部による綴じ処理を施すシ−ト後処理装置において、
    綴じ処理済みのシ−ト束を前記ヘッド部と前記アンビル部との間から排紙する排紙手段を設け、
    前記搬送手段及び/若しくは前記排紙手段によりシ−ト束を搬送する時間帯と
    少なくとも前記ヘッド部及び前記アンビル部の一方が前記シ−ト排出方向と交差する方向へ移動する時間帯の少なくとも一部を重複させるシ−ト後処理装置。
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