JP3679661B2 - 結石破砕装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、体腔内に生じた結石を破砕するための結石破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
胆道や膀胱などの臓器に発生した結石は患者に悪影響を及ぼす。特に肥大した結石は患者に与える苦痛が極めて大きい。そこで、結石破砕装置を、内視鏡のチャンネルを通じて、体腔内に導き入れ、体腔内に発生した結石を破砕して体外に排出させたり、把持して体外に取り出したりする処置が行なわれている。
【0003】
この種の処置に用いられる結石破砕装置として、特公昭63−20140号公報や特公平4−30302号公報に示されたものがある。この装置は可撓性シースに挿通した操作ワイヤの先端にバスケットを設け、このバスケットを操作ワイヤと共に可撓性シース内に挿入自在とし、可撓性シースの後端に接続された操作部の操作によって、操作ワイヤを押し引き進退させることで、可撓性シースの先端部内にバスケットを引き込むことで、バスケット内に取り込み、または取り込んだ結石を押し潰して破砕するものである。
【0004】
上述した結石破砕装置において、可撓性シース及びバスケットを含む操作ワイヤは、操作部に比べて消耗が早いため、操作部は、可撓性シース及び操作ワイヤに対して、着脱自在になっている。特公昭63−20140号公報や特公平4−30302号公報に示される操作部は、ボタンを押し、把持部内に設けられた固定棒にワイヤ端を固定することにより、把持部を前後に進退してワイヤを動かすものである。ワイヤを外す際も、ボタンを押して、固定棒からワイヤを外すものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特公昭63−20140号公報や特公平4−30302号公報の結石破砕装置の操作部は、ワイヤを着脱する際に押すボタンが把持部に設けられているため、把持部を把持して操作ワイヤを進退操作中に、誤ってボタンを押してしまい、ワイヤを外してしまうという欠点があった。
【0006】
本発明は前述した課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、把持部を把持して操作ワイヤを進退操作中に、誤ってボタンに触れてもワイヤが操作部から外れない結石破砕装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の結石破砕装置は、体内に挿入される挿入部と、前記挿入部内に進退可能に挿通される進退部材と、前記進退部材の先端に設けられ、前記進退部材の進退操作によって動作して結石を破砕する処置部と、前記挿入部の基端に配置され、前記進退部材と接続して前記挿入部に対して進退部材を進退操作する把持部と、前記進退部材と係合して前記進退部材と前記把持部とを接続する第1の位置と、前記進退部材との係合を解除して前記進退部材と前記把持部との接続を解除する第2の位置との間で移動し、前記把持部と前記進退部材とを着脱自在に接続する接続手段と、前記接続手段が前記第2の位置から前記第1の位置へ移動することを阻止する阻止手段とを具備することを特徴とする。
また、好ましくは、前記進退部材の基端に設けられた固定部と、前記固定部と係合する、前記接続手段に設けられた係合孔とを有し、前記係合孔は、前記接続手段が前記第1の位置に在るときには前記固定部と係合し、前記接続手段が前記第2の位置に在るときには前記固定部との係合が解除されることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、全図面において、共通する部分には、共通する参照符号を付す。
【0009】
[第1実施の形態]
図1乃至図6を参照して、本発明の第1実施の形態を説明する。
【0010】
図1で示すように、結石破砕装置1は、体内に挿入される挿入部を有している。挿入部は、第1のシース部としてのコイルシース部2と、コイルシース部2内に進退自在に挿通された第2のシース部としてのチューブシース部3とからなる。チューブシース部3内には、進退部材を構成するバスケットワイヤ部4が進退自在に挿通されている。これらにより砕石具本体5を構成している。
【0011】
前記砕石具本体5には操作ハンドル6が接続されている。コイルシース部2の先端には金属製チップ7が外嵌固定されている。前記金属製チップ7の先端縁には各稜線を滑らかに仕上げた複数の、ここでは4つのワイヤガイド溝7aが切り欠いて設けられている。前記コイルシース部2の基端には、後述するスライド用操作部8が接続されている。
【0012】
前記スライド用操作部8は、以下のように構成されている。
【0013】
前記コイルシース部2の基端にはスライド部材9が固定されており、前記スライド部材9の外周には、軸方向に沿って長くかつ内外に貫通して開口するガイド溝10を周壁に設けた筒状のスライド座11が被嵌して設けられている。前記スライド部材9は前記スライド座11内を前後方向へスライド自在に動けるようになっている。
【0014】
前記筒状のスライド座11の、ガイド溝10の先端側終端の側方部分には、ガイド溝10と直交する向きに延びたガイド溝10に連続する切欠き溝13が設けられている。スライド部材9には、つまみ12が回転及び上下動自在なように螺着されており、前記コイルシース部2及びスライド部材9は、筒状のスライド座11内で回転及びスライド自在であり、そのスライド操作は前記つまみ12によってなされる。また、つまみ12は前記スライド部材9をスライド操作すると共に、スライド部材9をスライド座11に固定・解放する止め部材であり、これらによってスライド操作手段を構成している。
【0015】
前記スライド座11の内部には、前記チューブシース部3の手元側部分であるチューブ14が固定されている。スライド座11の基端部外周壁には口金15が設けられている。口金15はチューブ14の内腔に連通している。スライド座11には、Oリングが内挿されスライド座11の末端には後繋ぎ管16が嵌合されている。前記Oリング及び後繋ぎ管16には後述する操作棒22が挿通されている。前記Oリングは操作棒22に被嵌し、チューブシース部3の基端側を封止する。
【0016】
前記チューブシース部3内には、バスケットワイヤ部4が挿通されている。バスケットワイヤ部4は操作ワイヤ17と、これの先端に設けられた処置部としてのバスケット部18を有する。バスケット部18は複数の、ここでは4本の弾性ワイヤ19を有してなり、4本の弾性ワイヤ19の先端を先端チップ20によって1つに結束するとともに、まとめ部材21によって各弾性ワイヤ19の中途部分を1つにまとめて形成されている。前記弾性ワイヤ19は先端チップ20からまとめ部材21までの間に複数の屈折部19a〜19dを形成し、図1で示すように、自然な状態で籠状に膨らむように構成されている。バスケット部18は操作ワイヤ17の先端に接続固定されている。また、操作ワイヤ17の基端には前記操作棒22の先端が接続固定されている。
【0017】
前記操作ハンドル6は以下に述べる如く構成されている。図2で示すように、操作ハンドル6は手元側に位置する本体23と先端側に位置する筒状のグリップ24を有し、本体23は筒状のカバー25で被覆されている。本体23内には挿通孔26の一部を形成する貫通孔27が形成され、グリップ24内には前記挿通孔26の先端側部分を形成する円形パイプ28が配置されている。前記挿通孔26内にはラック体29がスライド自在に挿入されている。
【0018】
ラック体29は図3と図4に示すように、断面円形状のものであり、その径方向の一端である下側周面部にはその軸方向のほぼ全長にわたってラック30が形成されている。また、軸方向の両端部を除く個所であって径方向の他端である上側周面部には開放した溝状のガイド31が形成されている。ラック30の軸方向の両端部には前記ガイド31内に通じる通孔32が穿設されている。そして、バスケットワイヤ部4の操作棒22の基端部は先端側の通孔32、ガイド31及び後端側の通孔32にわたり挿通され、その末端部分はラック体29の基端から突き出している。
【0019】
前記ラック体29のガイド31内には、操作ハンドル6の本体23に螺着されたガイド体としてのガイドねじ(ピン)33の先端部が挿入され、このガイドねじ33によってラック体29は回転が阻止されながら前後に移動できるようになっている。グリップ24の先端には後繋ぎ管16を嵌め込むリング体34aが設けられ、これに嵌め込んだ後繋ぎ管16を締め付け固定する止めねじ34bが設けられている。
【0020】
前記ラック体29の基端には把持部35が連結されている。この把持部35にはこの操作ハンドル6内に挿入された操作棒22と同軸の取付孔36が形成されている。この取付孔36には前記操作棒22の末端に形成された固定部22aが挿入されている。把持部35には前記取付孔36と交差する収納孔37が形成されている。この収納孔37には固定棒38が挿入されている。固定棒38にはその長手軸方向の中途部に位置して径方向に貫通した係合孔39が形成され、固定棒38の上端にはボタン40が設けられている。固定棒38は、収納孔37の一端部内に収納したばね41によってボタン40の方へ突出する向きに付勢させられている。従って、ばね41の弾性力に抗して固定棒38を押し込み、その係合孔39を取付孔36に対向一致させた状態で、取付孔36から係合39にわたり、操作棒22の末端部を挿入し、その固定部22aを係合孔39の所に位置させる。ついで、前記固定棒38の押圧を解除すればばね41の付勢力によって、固定棒38が突出する向きに効き、前記固定部22aと固定棒38とが係合する。これにより、把持部35に操作棒22が連結固定される。この把持部35により操作棒22を介して前記操作ワイヤ17を進退させることができる。これにより接続手段(固定手段)を形成する。
【0021】
ボタン40の外側には固定棒38に螺合するスクリュー体42が設けられている。このスクリュー体42が固定棒38の上部に位置する状態では、スクリュー体42と把持部35は離れており、固定棒38を押し込むことができる。スクリュー体42を固定棒38に対して回転させて把持部35に当接するまで下げると、固定棒38を押し込むことができなくなる。従って、把持部35に操作棒22が連結固定された後、スクリュー体42を下げることによって操作棒22が把持部35から外れないようにすることができる。これにより阻止手段(解除防止手段)を形成する。
【0022】
前記操作ハンドル6の本体23には、図3に示すように、前記ラック体29の長手方向と直交する方向に貫通した第1の支軸43が軸受44によって回転自在に支持されている。この第1の支軸43の一端には第1の歯車45が一体的に設けられて、第1の支軸43の他端にはハンドル46が設けられている。ハンドル46はカバー25の外側に露出している。
【0023】
さらに、前記操作ハンドル6の本体23には、図4に示すように、前記第1の支軸43と軸線を平行にした第2の支軸47が軸受48によって回転自在に支持されている。この第2の支軸47の一端には前記第1の歯車45に歯合し、かつ第1の歯車45よりも歯数が多い第2の歯車49が固定的に取り付けられている。前記本体23の、第2の支軸47の中途部に対応する部分には前記挿入孔26に開放した収容部50が形成されている。この収容部50には前記第2の支軸47に嵌着された第3の歯車51が固定的に設けられ、この第3の歯車51は前記ラック30に歯合している。従って、ハンドル46を回転させれば、この回転が第1の歯車45と第2の歯車49との関係で減速され、第3の歯車に伝達される。この第3の歯車51の回転によってラック体29が進退移動させられ、操作棒22を介して操作ワイヤ17を連動させることができる。
【0024】
次に、このように形成された結石破砕装置1を用いて胆石を破砕する場合の作用について説明する。
【0025】
まず、コイルシース部2のつまみ12を手元側に寄せた状態とする。このときのチューブシース部3の先端はコイルシース部2の先端から150mm以上突き出して位置している。次に操作棒22を引き、バスケット部18をチューブシース部3内に収納した状態にする。
【0026】
次に、図5に示すように、砕石具本体5と操作ハンドル6を接続する。操作棒22の固定部22aを把持部35に固定棒38により固定し、後繋ぎ管16をリング体34aに嵌入し、止めねじ34bによって固定する。そして、スクリュー体42を回転させて把持部35に当接するまで下げる。
【0027】
これによって、図6に示すように、ボタン40が押し込めなくなる。この状態でコイルシース部2及びチューブシース部3を内視鏡のチャンネルを介して体腔内に挿入する。そして、チューブシース部3のチューブ14を内視鏡の先端から突出させて例えば十二指腸乳頭から総胆管内へ挿入する。
【0028】
次に、操作ハンドル6の把持部35を前進させて、チューブシース部3のチューブ14の先端からバスケット部18を突き出して、各弾性ワイヤ19を拡開させる。そして、バスケット部18を進退させて、このバスケット部18内に結石を取り込んだ後、把持部35を引いてバスケット部18の一部をチューブシース部3のチューブ14内に引き込み、バスケット部18を収縮させて結石を保持する。把持部35を握ってバスケット部18を進退する際、誤ってボタン40に触れてもスクリュー体42が下がっていてボタン40が押し込めないので、ボタン40を押して操作棒22を外してしまうことがない。
【0029】
その後、コイルシース部2のつまみ12を、スライド座11のガイド溝10に沿って前方へスライドさせ、コイルシース部2の先端をチューブ14に沿わせて総胆管内に導入していく。そして、コイルシース部2のチップ7が、バスケット部18に突き当たったところで、つまみ12を切欠き溝13に移してそこに係合し、つまみ12を回転させてスライド座11に締め付け固定する。続いて、操作ハンドル6のハンドル46をラック体29が後退する方向に回転する。その後、前記ラック体29の動きに操作ワイヤ17が連動して前記バスケット部18を引き込んで縮小させるので、結石はバスケット部18の弾性ワイヤ19によって締め付けられて破砕される。
【0030】
このとき、ラック体29の移動速度、つまり結石に加わる締付力はハンドル46の回転速度が第1、第2の歯車45,49を介して減速されて前記ラック体29に伝達される。従って、結石は、ゆるやかな速度で破砕されるから、破砕されたときに勢いよく飛散して胆管内壁を傷付ける虞がない。また、ハンドル46の回転は第1、第2の歯車45,49によって減速されるため、結石を破砕する力に比べてわずかな力でハンドル46の回転操作が可能である。
【0031】
[第2実施の形態]
図7乃至図8は本発明の第2実施の形態を示すものである。
【0032】
本発明の第2の実施の形態での結石破砕装置1は次の点で前述した第1の実施の形態のものと相違する。すなわち、ボタン40を設けた固定棒38の周囲には、把持部35に螺合するスクリュー体52が設けられている。
【0033】
図7に示すように、スクリュー体52が把持部35に当接する下部の位置にある状態では、前記スクリュー体52とボタン40は離れており、固定棒38を押し込むことができる。スクリュー体52を把持部35に対して回転させてボタン40に当接するまで上げると、固定棒38を押し込むことができなくなる。従って、把持部35に操作棒22が連結固定された後、スクリュー体52を上げることによって操作棒22が把持部35から外れないようにすることができる。
【0034】
前記以外の構造は、前記第1の実施の形態と同じである。また、本発明の実施の形態による結石等を破砕する作用は第1の実施の形態とほぼ同様である。
【0035】
[第3実施の形態]
図9乃至図11は本発明の第3実施の形態を示すものである。
【0036】
本発明の第3の実施の形態の特徴は、図9に示すようなスペーサ53である。スペーサ53には、固定棒38が嵌入するスリット54がある。前記スリット54に固定棒38が嵌まるように、スペーサ53をボタン40と把持部35の間に嵌め込むことによって、固定棒38を押し込むことができなくなる。従って、把持部35に操作棒22が連結固定された後、スペーサ53を嵌めることによって操作棒22が把持部35から外れないようにすることができる。
【0037】
前記以外の構造は、第1の実施の形態と同じである。また、本発明の施形態による結石等を破砕する効果は第1の実施の形態とほぼ同様である。
【0038】
[第4実施の形態]
図12は本発明の第4実施の形態を示すものである。
【0039】
本実施の形態は次の点で前述した第3の実施の形態のものと相違する。すなわち、本実施の形態では、図12に示すようにスペーサ53にひも55が設けられ、ひも55を介して把持部35に取り付けられている。これにより、スペーサ53を紛失することがない。
【0040】
前記以外の構造、作用は、第3の実施の形態と同じである。
【0041】
[第5実施の形態]
図13は本発明の第5実施の形態を示すものである。
【0042】
本実施の形態は次の点で前述した第3の実施の形態のものと相違する。すなわち、本実施の形態では、図13に示すようにスペーサ53のスリット54に延長して小さいスリット56がさらに設けられている。これにより、スペーサ53を固定棒38に嵌める力量が軽くなる。
【0043】
前記以外の構造、作用は、第3の実施の形態と同じである。
【0044】
[第6実施の形態]
図14乃至図15は本発明の第6実施の形態を示すものである。
【0045】
本実施の形態は次の点で前述した第3の実施の形態のものと相違する。すなわち、本実施の形態では、図14に示すようにスペーサ53に固定リング57が設けられ、固定リング57には、把持部35が挿通する孔58が設けられている。これにより、固定棒38へスペーサ53を嵌める際の位置決めが容易に行なえる。
【0046】
前記以外の構造、作用は、第3の実施の形態と同じである。
【0047】
以上、本発明を第1〜第6の実施の形態により説明したが、本発明は第1〜第6の実施の形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形できる。
【0048】
以下付記
[付記]
(1)可撓性シースと、先端に処置部を有し上記可撓性シース内に挿通されて進退操作される操作ワイヤと、上記操作ワイヤの基端に連結された結合部材と、上記可撓性シースの基端に連結された操作部の本体と、この本体にスライド自在に設けられたラック体と、上記本体に回転自在に設けられたハンドルと、このハンドルの回転を減速して上記ラック体に伝達しこのラック体を進退駆動させる複数の歯車からなる減速機構と、上記ラック体の端部に取付けられこのラック体を上記ハンドルによらずに進退駆動させるための把持部と、上記結合部材を上記把持部に選択的に固定し、上記ラック体の動きに上記操作ワイヤを連動させる固定手段と、上記固定手段の固定解除を選択的に防止する解除防止手段とを具備したことを特徴とする結合破砕装置。
【0049】
(2)所定の強度を備えた第1のシースと、上記第1のシース内に挿通または上記第1のシースが内部に挿通する第1のシースよりも強度が低く柔軟な第2のシースと、この第2のシースあるいは上記第1のシースのうち内側にある一方のシース内にスライド自在に挿通され先端に複数の弾性ワイヤからなるバスケットが設けられた操作ワイヤと、上記第2のシースの先端から第1のシースの先端が突出する位置と第1のシースの先端から第2のシースが十分長く突出する位置とに上記第1のシースあるいは第2のシースをスライドさせる手段と、上記操作ワイヤに連結され操作ワイヤをスライド操作するための操作部と、上記操作部に設けられ、上記操作ワイヤと上記操作部の連結・分離を行なう固定手段と、上記固定手段の操作ワイヤ分離を選択的に防止する解除防止手段とを具備したことを特徴とする結石破砕装置。
【0050】
(3)所定の強度を備えた第1のシースと、上記第1のシース内に挿通または上記第1のシースが内部に挿通する第1のシースよりも強度が低く柔軟な第2のシースと、この第2のシースあるいは上記第1のシースのうち内側にある一方のシース内にスライド自在に挿通され先端に複数の弾性ワイヤからなるバスケットが設けられた操作ワイヤと、上記操作ワイヤの基端に連結された結合部材と、上記第2のシースの先端から第1のシースの先端が突出する位置と第1のシースの先端から第2のシースが十分長く突出する位置とに上記第1のシースあるいは第2のシースをスライドさせる手段と、上記内側にあるシースの基端に連結された操作部の本体と、この本体にスライド自在に設けられたラック体と、上記本体に回転自在に設けられたハンドルと、このハンドルの回転を減速して上記ラック体に伝達しこのラック体を進退駆動させる複数の歯車からなる減速機構と、上記ラック体の端部に取付けられこのラック体を上記ハンドルによらずに進退駆動させるための把持部と、上記結合部材を上記把持部に選択的に固定し、上記ラック体の動きに上記操作ワイヤを連動させる固定手段と、上記固定手段の固定解除を選択的に防止する解除防止手段とを具備したことを特徴とする結石破砕装置。
【0051】
(4)上記固定手段は、ボタンを有し上記把持部に対して押し込む固定棒を備え、上記解除防止手段は、上記固定棒または上記把持部に螺合するスクリュー体を備えていることを特徴とする付記第1項乃至第3項記載の結石破砕装置。
【0052】
(5)上記スクリュー体は、上記ボタンに当接する第1の位置と、上記把持部に当接する第2の位置の間を移動し、ボタンの押し込みを選択的に規制することを特徴とする付記第4項記載の結石破砕装置。
【0053】
(6)上記固定手段は、ボタンを有し上記把持部に対して押し込む固定棒を備え、上記解除防止手段は、上記固定棒を受容するスリットを有し、上記ボタンと上記把持部の間に着脱自在に嵌入するスペーサであることを特徴とする付記第1項乃至第3項記載の結石破砕装置。
【0054】
(7)上記スペーサは、上記把持部にひも状体で固定されていることを特徴とする付記第6項記載の結石破砕装置。
【0055】
(8)上記スペーサは、上記スリットに延長する小スリットを有することを特徴とする付記第6項記載の結石破砕装置。
【0056】
(9)上記スペーサは、上記把持部に嵌合する案内孔を有する部分と一体になっていることを特徴とする付記第6項記載の結石破砕装置。
【0057】
<付記項毎の目的、効果>
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)の付記項について
目的:操作ワイヤの進退操作中、誤って固定手段の固定解除をしてしまうことを防止する。
【0058】
効果:上記目的を達成する。
【0059】
(7)の付記項について
目的:スペーサの紛失防止。
【0060】
効果:上記目的を達成する。
【0061】
(8)の付記項について
目的:スペーサ嵌入力量の軽減。
【0062】
効果:上記目的を達成する。
【0063】
(9)の付記項について
目的:スペーサ嵌入位置決めの容易化。
【0064】
効果:上記目的を達成する。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の結石破砕装置によれば、操作部に進退部材を接続固定した状態で阻止手段により接続手段の動作を阻止すれば、処置中に操作部から進退部材が外れてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る結石破砕装置を示す図。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る操作ハンドルの構成を示す図。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る筒状のカバーの断面及びハンドルを示す図。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る筒状のカバーの断面及びハンドルを示す図。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る砕石具本体と操作ハンドルとの接続を示す図。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る砕石具本体と操作ハンドルとの接続を示す図。
【図7】本発明の第2実施の形態に係る砕石具本体と操作ハンドルとの接続を示す図。
【図8】本発明の第2実施の形態に係る砕石具本体と操作ハンドルとの接続を示す図。
【図9】本発明の第3実施の形態に係るスペーサを用いた接続を示す図。
【図10】本発明の第3実施の形態に係るスペーサを用いた接続を示す図。
【図11】本発明の第3実施の形態に係るスペーサを用いた接続を示す図。
【図12】本発明の第4実施の形態に係るスペーサ及びひもを用いた接続を示す図。
【図13】本発明の第5実施の形態に係るスペーサを用いた接続を示す図。
【図14】本発明の第6実施の形態に係るスペーサを用いた接続を示す図。
【図15】本発明の第6実施の形態に係るスペーサを用いた接続を示す図。
【符号の説明】
1…結石破砕装置、2…コイルシース部、3…チューブシース部、4…バスケットワイヤ部、5…砕石具本体、10…ガイド溝、17…操作ワイヤ、18…バスケット部、22…操作棒、26…挿通孔、27…貫通孔、30…ラック、39…係合孔、42…スクリュー体、45…第1の歯車、47…第2の支軸、49…第2の歯車、51…第3の歯車、53…スペーサ

Claims (2)

  1. 体内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部内に進退可能に挿通される進退部材と、
    前記進退部材の先端に設けられ、前記進退部材の進退操作によって動作して結石を破砕する処置部と、
    前記挿入部の基端に配置され、前記進退部材と接続して前記挿入部に対して進退部材を進退操作する把持部と、
    前記進退部材と係合して前記進退部材と前記把持部とを接続する第1の位置と、前記進退部材との係合を解除して前記進退部材と前記把持部との接続を解除する第2の位置との間で移動し、前記把持部と前記進退部材とを着脱自在に接続する接続手段と、
    前記接続手段が前記第2の位置から前記第1の位置へ移動することを阻止する阻止手段と
    を具備することを特徴とする結石破砕装置。
  2. 前記進退部材の基端に設けられた固定部と、
    前記固定部と係合する、前記接続手段に設けられた係合孔と
    を有し、前記係合孔は、前記接続手段が前記第1の位置に在るときには前記固定部と係合し、前記接続手段が前記第2の位置に在るときには前記固定部との係合が解除されることを特徴とする請求項1に記載の結石破砕装置。
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