JP3674906B2 - 寿命表示器付き浄水器 - Google Patents

寿命表示器付き浄水器 Download PDF

Info

Publication number
JP3674906B2
JP3674906B2 JP2000065921A JP2000065921A JP3674906B2 JP 3674906 B2 JP3674906 B2 JP 3674906B2 JP 2000065921 A JP2000065921 A JP 2000065921A JP 2000065921 A JP2000065921 A JP 2000065921A JP 3674906 B2 JP3674906 B2 JP 3674906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
pipe
water purifier
cartridge
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000065921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001252647A (ja
Inventor
一明 青木
Original Assignee
テクノエクセル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テクノエクセル株式会社 filed Critical テクノエクセル株式会社
Priority to JP2000065921A priority Critical patent/JP3674906B2/ja
Publication of JP2001252647A publication Critical patent/JP2001252647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3674906B2 publication Critical patent/JP3674906B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道水、井戸水等の原水を浄化水に改水する浄水器カートリッジ、及び該浄水器カートリッジが搭載でき該浄水器カートリッジの寿命等の表示及び/又は警報ができる寿命表示器付き浄水器に係るものであり、詳しくはリサイクル可能な浄水器カートリッジと、該浄水器カートリッジのカートリッジ型式(逆取付)、活性炭の寿命、中空糸膜フィルタの寿命、が個別に検出できて、各々の積算値等のデータをはじめ、メッセージ等の各種データ情報を、任意に寿命表示器に表示及び/又は警報(メロディを含む。)させることができる浄水器と、流量センサの流量検出精度改善と、止水弁機能や逆止弁機能等の複合機能が期待できる差圧センサと、等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、主流の浄水器カートリッジには、活性炭カートリッジと、中空糸膜フィルタカートリッジと、活性炭+中空糸膜フィルタカートリッジと、等がある。
細部において、活性炭には粉末状、粒状、球状、繊維状、フエルト状、等の形態があり、中空糸膜フィルタに使用される中空糸にはポリエチレン中空糸、ポリスルホン中空糸、等の材質がある。
通常は活性炭の量(総表面積)や質(銀添、賦活方法、残留塩素分解用有機物除去用、新品リサイクル品)により寿命(例えば、規定〔2ppm〕の残留塩素濃度含有の水道水を通過させ、規定〔0.4ppm〕の残留塩素濃度含有の浄化水が流出されてきた場合。)が異なる。ここでいう寿命とは活性炭の処理可能な残留塩素(水道水)総量をいう。又、活性炭の不活性化(劣化)特性により使用限界(有効期限寿命)もある。
又中空糸膜フィルタの本数等(孔径、総表面積、断面積)により寿命(例えば、規定〔濁度10〕の濁度含有の水道水を通過させ、規定〔濁度2〕の濁度含有の浄化水が流出されてきた場合。)が異なる。ここでいう寿命とは中空糸膜フィルタの使用時間でなく、処理可能な濁度(水道水)総量をいう。
【0003】
参考ではあるが、例えば、有機物、残留塩素、硬度、不純物、異物、濁度、異臭等を除去、改質、改変、改善するための浄化装置(カートリッジ)には、例えば、金属メッシュフィルタ、ゴムメッシュフィルタ、樹脂メッシュフィルタ、不織紙フィルタ、不織布フィルタ、セルローズ繊維フィルタ、ガラス繊維フィルタ、還元性物質、吸着性物質、活性炭、亜硫酸カルシウム、キチンキトサン粉末、シリカゲル、麦飯石等の漢方薬、中空糸膜フィルタ、精密ろ過膜(MF膜)フィルタ、限外ろ過膜(UF膜)フィルタ、逆浸透膜(RO膜)フィルタ、電子交換体、イオン交換体(有機ゼオライト、無機ゼオライト、合成ゼオライト含む。)、イオン交換膜、イオン交換紙、イオン交換繊維、イオン交換樹脂、イオン交換樹脂触媒、オゾン発生装置、磁石(電磁石含む。)、セラミック体(例えば、セラミックボール)、多孔性無機物質、半導体(例えば、樹脂ボール体に二酸化チタンコーティング)等で構成されたもの等があり、さらに、除菌・抗菌・殺菌・微生物抑制剤(例えば、酸化チタン、亜鉛華)等を添加したものもある。
【0004】
従来、浄水器の種類には、給水管又は給水栓の流出側に取り付けて常時圧力が作用する浄水器I型(浄水器の流出側に止水機構を設けたもの)と、給水栓の流出側に取り付けて常時圧力が作用しない浄水器II型(浄水器の流出側に止水機構が無いもの)と、等に区分されていた。
そして、水道蛇口に直結する直結型浄水器〔いわゆる槓杆切替栓一体型浄水器で、通常、槓杆切替えで水道水ストレート吐水/水道水シャワー吐水/浄化水吐水が可能である。〕と、水道蛇口に直結する分岐栓から配水される据置型浄水器〔いわゆる分岐栓分離式の据置型浄水器、例えば、ミネラル水生成器、冷水器、アルカリイオン整水器、等が該当する。通常は、分岐栓と据置型浄水器とを給水ホース等で接続して使用し、分岐栓の槓杆切替えで水道水ストレート吐水/水道水シャワー吐水/据置型浄水器への配水が可能である。〕と、等がある。
【0005】
さて、流量積算値の記憶及び/又は表示の機能を有する流量表示器を搭載する浄水器には、例えば、特開昭60−99381号公報等で開示されているように、羽根車とカウンタ(流量表示器)とを組合せたもの(メカ式)と、特開平3−293085号公報等で開示されているように、流量センサと電子制御システムとを組合せたもの(電子式)と、が知られている。
【0006】
電子制御システムは、例えば、印刷配線基板(印刷配線基板とは一般的にプリント配線板と呼ばれるもので、概要として銅張積層板の銅箔においては電気回路に必要な配線パターンだけをエッチング処理で残し、実装する部品等のリード足形状等に合わせて穿孔し、ソルダーレジスト処理及びシルク文字印刷等を施して完成されるものをいう。製造工程及び手順はメーカにより異なる場合がある。)に電子回路部品の制御マイコン(例えば、8ビット・マイコン、ROM、RAM等が一体になっているもの。)、外部記憶装置(例えば、RAM、EEPROM、フラッシュメモリ等)、抵抗、コンデンサ、トラジスタ、ダイオード、IC等を実装した印刷配線基板ユニットと、操作スイッチ類と、LEDランプ・LCD等の表示装置及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置と、等で構成される場合が多い。
【0007】
流量センサは、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根と、磁石を内蔵する回転羽根と、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根と、からなる流量検出体と、該流量検出体の外周部近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置と、からなる分離型羽根車式流量センサ、又は、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根と、磁石を内蔵する回転羽根と、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根と、該磁石の外周部近傍に並設され接離動不可能な磁気検出装置と、からなる一体型羽根車式流量センサ、が主流である。
該磁気検出装置(磁性感動素子)には、例えば、リードスイッチ、ホールIC、磁気抵抗、コイル等があり、通常はガラス管封入形リードコンタクト式の常時開路接点(a接点又はメーク接点ともいう。)のリードスイッチが多用されている。コスト的にはホールICが有利な場合もある。
【0008】
前記羽根車式流量センサは、浄水器内を通過する水(原水又は浄化水)の瞬間流量等を検出するために搭載するものであり、その瞬間流量検出信号(回転する磁石の磁界がリードスイッチに影響を及ぼし、リードスイッチ接点が短絡状態になったり開放状態になったりすることにより、例えば、電気抵抗部品等でプルアップしている電気回路を採用した場合は、パルス信号として出力される。)に基づきマイコンで流量積算値等を演算処理して算出し、RAM(EEPROM、フラッシュメモリ等でも良い。)等にそのデータを記憶させ、該流量積算値と比較値(寿命判定値、寿命初期値等で、予めROM、EEPROM等に登録されている。)とを比較して、該比較値を超過した場合は、例えば、ランプやブザー等で浄水器カートリッジ等の交換時期を使用者に報知する等の判断に用いられる重要な要素部品である。
そして、流量センサを浄水器カートリッジより下方部に設置する場合は、流量センサ内に空気が通過しても暫くすれば水(原水又は浄化水)で充満されて、精度の良い流量検出ができるものである。
【0009】
ところで、流量センサ以外で、水の特性(例えば、水圧)を検出するセンサを用いた(応用した)技術には、例えば、実開平3−119495号公報等で開示されているように、浄水器カートリッジの流入口部の水圧Hと、浄水器カートリッジの流出口部の水圧Lと、の圧力差を検出する圧力センサ(圧力スイッチとしての利用。)で、電源を投入できる水処理装置が知られている。
又、特開平5−192654号公報等で開示されているように、2つの圧力センサで中空糸膜フィルタ等の圧力損失等を検出し寿命判定している浄水器が知られている。
【0010】
例えば、登録実用新案第3012152号公報等で開示されているように、浄水器カートリッジに磁石等を埋設(一体成形すると良い。)し、又印刷配線基板ユニットに磁気検出装置を搭載しておけば、該浄水器カートリッジを着脱(交換)すると、該磁気検出装置が或る信号を発信して印刷配線基板ユニットの電子回路部品で積算流量リセット処理等が実施できることは公知である。又、流量表示器にスイッチ等を設けておけば、該スイッチの入力により、印刷配線基板ユニットの電子回路部品で積算流量リセット処理等が実施できることも公知である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の流量表示器を搭載する浄水器においては、流量センサと圧力(差圧)センサの両方を搭載し、活性炭及び中空糸膜フィルタの両者の寿命を各々表示しているものが見当たらず、ただ規定の通水総流量を超越した時を寿命と判断しているもので、活性炭及び/又は中空糸膜フィルタそのものの寿命を判断しているものでなく、未だ活性炭及び/又は中空糸膜フィルタそのものが使用できる状態であっても、浄水器カートリッジを交換するように表示及び/又は警報させていて、ランニングコスト高であるという問題点があった。
【0012】
又、浄水器カートリッジにおいても、分解不可能なカートリッジ容器毎廃却(例えば、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ等の分別ができない。)していて、ランニングコスト高であり、リサイクルが遅れているという問題点があった。
そして、浄水器が使用される消費者のライフスタイルに合わせ、活性炭の量及び/又は中空糸膜フィルタの中空糸本数等が異なる複数のカートリッジ型式(又は寿命)を有する浄水器カートリッジにおいて、複数のカートリッジ型式を有する浄水器カートリッジを1台の浄水器に取付けて、そのカートリッジ型式(逆取付)を識別(及び/又はその識別に基づき予めROM、EEPROM等に登録されている寿命判定値、寿命初期値等を書換〔修正〕)したり、活性炭及び/又は中空糸膜フィルタそのものの寿命を判断したりできる浄水器がないという問題点があった。
【0013】
流量センサにおいては、設計上、浄水器カートリッジの上方部又は水平部に設置する場合は、流量センサに水と空気とが混在(水に含有されている気体も含む。)すると、流量センサだけでは気水分離機能を持たないために、低流量通水開始時においては回転するはずの回転羽根(羽根車)が回転しない等の障害が発生することがありえるという問題点があった。
【0014】
圧力センサにおいては、圧力(水圧)を検出するだけの機能だけであり、浄水器として要求される止水弁機能や逆止弁機能等については、別に止水弁や逆止弁等の部材が必要であるという問題点があった。
【0015】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低流量通水開始時においても回転羽根(羽根車)が回転する流量センサと、止水弁機能や逆止弁機能等を有する差圧センサと、の複合センサにより、活性炭及び/又は中空糸膜フィルタそのものの寿命を判断し、その寿命等を各々表示及び/又は警報させることができ、又寿命の短い活性炭においては活性炭の交換ができる浄水器カートリッジを採用し、活性炭の量及び/又は中空糸膜フィルタの中空糸本数等により、カートリッジ型式(又は寿命)の異なる複数の浄水器カートリッジが扱える寿命表示器付き浄水器提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の寿命表示器付き浄水器においては、以下の特徴を有する。
浄水器カートリッジは複数の磁石Aを埋設し複数のカートリッジ型式(又は寿命)がある浄水器カートリッジを使用し、浄水器本体に複数の磁気検出装置Aを設け、該磁気検出装置Aの組合せ信号によりカートリッジ型式及び/又は通水方向逆取付が検出できるものにおいて、浄水器本体から浄水器カートリッジが離脱した場合に「離」と検出判断し、新しい浄水器カートリッジを浄水器本体に取付けた場合に「着」と検出判断し、浄水器カートリッジを通水方向と逆に浄水器本体に取付けた場合に「逆」と検出判断し、「離」の後に「着」が検出され直前に通水方向逆取付がなかった場合、カートリッジ型式別に寿命判定に用いる寿命初期値やデータを書換保持することができ、「離」の後に「逆」が検出され逆流洗浄が実施された場合、保持しているデータを書換(修正)保持することができることを特徴とする。
「離」の後に「着」が検出され直前に通水方向逆取付があった場合は、寿命初期値やデータを書換保持せずに、積算やカウント等の信号処理の続行を行うだけである。同様に「離」の後に「逆」が検出され逆流洗浄が実施されなかった場合は、保持しているデータを書換(修正)保持しないものである。
【0020】
そして、浄水器カートリッジのカートリッジ型式及び/又は通水方向逆取付や、寿命初期値及び/又はデータ書換(修正)値等を寿命表示器に表示(LEDランプ・LCD等の表示装置からの表示)及び/又は警報(ブザー・スピーカ等の警報装置からの警報)させたことを特徴とする。
【0021】
又、活性炭及び/又は中空糸膜フィルタの寿命は、流量センサと、差圧センサと、時間計数部と、からの信号を演算処理して算出し、活性炭の寿命算出値及び/又は中空糸膜フィルタの寿命算出値を寿命表示器に表示及び/又は警報させたことを特徴とする。
【0022】
詳しくは、活性炭及び/又は中空糸膜フィルタの寿命は、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根と、磁石Bを内蔵する回転羽根と、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根と、からなる流量検出体と、該流量検出体の外周部近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置Bと、からなる分離型羽根車式流量センサ、又は、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根と、磁石Bを内蔵する回転羽根と、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根と、からなる流量検出体と、該流量検出体の外周部近傍に並設され接離動不可能な磁気検出装置Bと、からなる一体型羽根車式流量センサと、
ダイヤフラムと、ダイヤフラム板と、コアと、圧縮渦巻発条と、からなる圧力変位体と、該コアの外周部近傍に配設され接離動不可能な磁気検出装置Cと、からなる磁気検出コイル式差圧センサ、又は、ダイヤフラムと、ダイヤフラム板と、磁石Cと、圧縮渦巻発条と、からなる圧力変位体と、該磁石Cの外周部近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置Cと、からなる磁気感動素子式差圧センサと、
マイコンの外部に接続される振動子の周波数に基づき分周されたクロックを用いて動作するマイコン内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部(活性炭が原水に触れたときからの経過時間、待機総時間、通水総時間等)と、
からの信号を演算処理して算出し、活性炭及び/又は中空糸膜フィルタの寿命算出値等を寿命表示器に表示及び/又は警報させたことを特徴とする。
【0023】
浄水器の形態としては、水道蛇口に直結する槓杆切替栓一体型浄水器の槓杆切替えで、水道水ストレート吐水/水道水シャワー吐水/浄化水吐水が可能な直結型浄水器において、流量検出体と圧力変位体とを内蔵する流水検出管と、流量検出体の磁気を検出する磁気検出装置Bと、圧力変位体の磁気を検出する磁気検出装置Cと、該磁気検出装置B及び該磁気検出装置Cからの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニットと、表示装置及び/又は警報装置からなる寿命表示器と、槓杆と水道水ストレート吐水口と水道水シャワー吐水口とを有する切替弁本体と、直結型浄水器ケースと、からなる直結型浄水器本体と、浄水器カートリッジと、からなる直結型浄水器〔いわゆる槓杆切替栓一体型浄水器〕であることを特徴とする。
【0024】
或いは、水道蛇口に直結する分岐栓から配水される据置型浄水器において、流量検出体と圧力変位体とを内蔵する流水検出管と、流量検出体の磁気を検出する磁気検出装置Bと、圧力変位体の磁気を検出する磁気検出装置Cと、該磁気検出装置B及び該磁気検出装置Cからの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニットと、表示装置及び/又は警報装置からなる寿命表示器と、据置型浄水器ケースと、からなる据置型浄水器本体と、槓杆と切替弁本体とを有する分岐栓と、浄水器カートリッジと、からなる据置型浄水器〔いわゆる分岐栓分離式の据置型浄水器〕であることを特徴とする。
【0025】
詳しくは、水道蛇口に直結する槓杆切替栓一体型浄水器の槓杆切替えで、水道水ストレート吐水/水道水シャワー吐水/浄化水吐水が可能な直結型浄水器において、流量検出体と圧力変位体とを内蔵する流水検出管は原水流入口と水路管B連絡口と浄水器カートリッジ流入口用結合口とを有する水路管Aと、浄水器カートリッジ流出口用結合口と水路管A連絡口と浄水流出口とを有する水路管Bと、からなり、該水路管Aの原水流入口に内設される流量検出体は原水流入口側から順に、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根と、磁石Bを内蔵する回転羽根と、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根と、が配置されてなり、圧力変位体は該水路管B連絡口側に水圧の受圧面がくるように該水路管B連絡口と該水路管A連絡口との間に挟着されたダイヤフラムと、該ダイヤフラムの片面に設けられガイド軸を有するダイヤフラム板と、該ダイヤフラム板を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条と、該ガイド軸に結合されたコア又は磁石Cと、からなり、該流水検出管と、該圧力変位体の外周壁近傍に配設又は接離動可能に別設される磁気検出装置Cと、該流量検出体の外周壁近傍に並設又は接離動可能に別設される磁気検出装置Bと、該磁気検出装置B及び該磁気検出装置C及びマイコン内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニットと、電池と、LEDランプ・LCD等の表示装置及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置からなる寿命表示器と、槓杆と水道水ストレート吐水口と水道水シャワー吐水口とを有する切替弁本体と、該切替弁本体と原水流入口とを結合する配管部材と、該水路管Bの浄水流出口に結合される流出管と、直結型浄水器ケースと、からなる直結型浄水器本体〔いわゆる槓杆切替栓一体型浄水器〕であって、該槓杆切替えで浄化水吐水に切替えた場合に、水道水は、該流量検出体の回転羽根を回転させながら、順に原水原水流入口と水路管B連絡口と浄水器カートリッジ流入口用結合口とを有する水路管A内を通り、直結型浄水器本体外部の流入口と流出口とを有する浄水器カートリッジの流入口から内部に流入し、浄水器カートリッジ内で浄化され、そして浄水器カートリッジの流出口から流出してきた浄化された水道水は、直結型浄水器本体に戻され、順に浄水器カートリッジ流出口用結合口と水路管A連絡口と浄水流出口とを有する水路管B内を通って、流出管流出口から吐水されるように配管されていて、該浄化された水道水の水圧で該圧力変位体のダイヤフラムが変位をし、該流量検出体の回転羽根の回転で該磁気検出装置Bが信号を出力し、該圧力変位体のダイヤフラムの変位で磁気検出装置Cが信号を出力し、該印刷配線基板ユニットが該信号を演算処理して該寿命表示器に表示することを特徴とする。
【0026】
或いは、水道蛇口に直結する分岐栓から配水される据置型浄水器において、流量検出体と圧力変位体とを内蔵する流水検出管は原水流入口と水路管B連絡口と浄水器カートリッジ流入口用結合口とを有する水路管Aと、浄水器カートリッジ流出口用結合口と水路管A連絡口と浄水流出口とを有する水路管Bと、からなり、該水路管Aの原水流入口に内設される流量検出体は原水流入口側から順に、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根と、磁石Bを内蔵する回転羽根と、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根と、が配置されてなり、圧力変位体は該水路管B連絡口側に水圧の受圧面がくるように該水路管B連絡口と該水路管A連絡口との間に挟着されたダイヤフラムと、該ダイヤフラムの片面に設けられガイド軸を有するダイヤフラム板と、該ダイヤフラム板を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条と、該ガイド軸に結合されたコア又は磁石Cと、からなり、該流水検出管と、該圧力変位体の外周壁近傍に配設又は接離動可能に別設される磁気検出装置Cと、該流量検出体の外周壁近傍に並設又は接離動可能に別設される磁気検出装置Bと、該磁気検出装置B及び該磁気検出装置C及びマイコン内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニットと、電池と、LEDランプ・LCD等の表示装置及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置からなる寿命表示器と、分岐栓からの給水ホースが接続できる流入管と、該流入管と原水流入口とを結合する配管部材と、該水路管Bの浄水流出口に結合され分岐栓へ戻さず直接浄化水が吐水できる吐水パイプ(1ウェイ方式:吐水パイプからの浄化水吐水)いは分岐栓への吐水ホース(2ウェイ方式:分岐栓からの浄化水吐水)が接続できる流出管と、据置型浄水器ケースと、からなる据置型浄水器本体〔いわゆる分岐栓分離式の据置型浄水器〕であって、該分岐栓から配水された水道水は、該流入管を通り、該流量検出体の回転羽根を回転させながら、順に原水原水流入口と水路管B連絡口と浄水器カートリッジ流入口用結合口とを有する水路管A内を通り、該据置型浄水器内の流入口と流出口とを有する浄水器カートリッジの流入口から内部に流入し、浄水器カートリッジ内で浄化され、そして浄水器カートリッジの流出口から流出してきた浄化された水道水は、順に浄水器カートリッジ流出口用結合口と水路管A連絡口と浄水流出口とを有する水路管B内を通り、該吐水パイプ或いは該流出管から吐水されるように配管されていて、該浄化された水道水の水圧で該圧力変位体のダイヤフラムが変位をし、該流量検出体の回転羽根の回転で該磁気検出装置Bが信号を出力し、該圧力変位体のダイヤフラムの変位で磁気検出装置Cが信号を出力し、該印刷配線基板ユニットが該信号を演算処理して該寿命表示器に表示することを特徴とする。
【0027】
そして、前記浄水器本体(直結型浄水器本体或いは据置型浄水器本体)において、流入口と流出口とを有するカートリッジ容器に活性炭を内蔵し着脱自在な容器蓋を着けた活性炭カートリッジ及び/又は流入口と流出口とを有するカートリッジ容器に中空糸膜フィルタを内蔵させた中空糸膜フィルタカートリッジが嵌脱できるように、水路管Aに更に活性炭カートリッジ流出口用結合口と水路管B連結口とを設けて水路管aとし、水路管Bに更に中空糸膜フィルタカートリッジ流入口用結合口と水路管A連結口とを設けて水路管bとし、該水路管B連結口と該水路管A連結口との間に水密パッキン類を挟着したことを特徴とする。
【0028】
或いは、前記浄水器本体(直結型浄水器本体或いは据置型浄水器本体)において、流入口と流出口とを有するカートリッジ容器に活性炭を内蔵し着脱自在な容器蓋を着けた活性炭カートリッジ及び/又は流入口と流出口とを有するカートリッジ容器に中空糸膜フィルタを内蔵させた中空糸膜フィルタカートリッジが嵌脱でき、活性炭カートリッジ流入口用結合口と活性炭カートリッジ流出口用結合口と中空糸膜フィルタカートリッジ流入口用結合口と中空糸膜フィルタカートリッジ流出口用結合口と水路管A結合口と水路管B結合口とを有する水路管Cを形成し、水路管Aの浄水器カートリッジ流入口用結合口には該水路管A結合口を結合し、水路管Bの浄水器カートリッジ流出口用結合口には該水路管B結合口を結合したことを特徴とする。
【0029】
細部においては、管路内の雑菌繁殖等を予防するために、水路管Bの浄水流出口及び/又は該浄水流出口に結合される流出管に、渦巻発条形状等の銀及び/又は銅を含有する抗菌部材を内設したことを特徴とする。
【0030】
又、ダイヤフラム及び/又はダイヤフラム板及び/又は圧縮渦巻発条に、又、ガイド軸に結合されたコア又は磁石Cに、銀及び/又は銅の鍍金、塗布、被覆加工を施したことを特徴とする。
【0031】
電子制御システムを分散させず、なるべく一箇所に設置し防水対策等が容易になるように、圧力変位体の外周壁近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置Cと、流量検出体の外周壁近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置Bと、該磁気検出装置B及び該磁気検出装置C及びマイコン内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニットと、電池と、LEDランプ・LCD等の表示装置及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置からなる寿命表示器と、を寿命表示器ケース内に収納し、浄水器本体(直結型浄水器本体或いは据置型浄水器本体)の正面部に内設したことを特徴とする。
【0032】
差圧センサにおいては、浄水器カートリッジへの無通水時はダイヤフラムが水路管A又は水路管Bの内壁に密接して原水流入口内の水を滞留させる止水弁効果を、又水道蛇口等の給水栓の負圧時はダイヤフラムが水路管A又は水路管Bの内壁と密接して活性炭カートリッジ流入口用結合口内の水を吸水させない逆止弁効果を、それぞれ作用させることができることを特徴とする。
【0033】
前記差圧センサの止水弁効果や逆止弁効果により流量センサ内の水が抜けることがないので、常に流量検出体を水中待機させることができるものである。
よって、流量センサにおいては、浄水器カートリッジへの無通水時は回転羽根支持軸を有する前段整流羽根と、磁石Bを内蔵する回転羽根と、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根と、からなる流量検出体を水中待機させ、低流量通水開始時においても該回転羽根を回転させることができることを特徴とする。
【0034】
差圧センサと、流量センサと、マイコンの外部に接続される振動子の周波数に基づき分周されたクロックを用いて動作するマイコン内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部と、からの信号を演算処理して算出することにより、検出値(時間も含む。以下同じ。)、算出値、瞬間値、毎分流量値、通水量、逆流通水量、初期値、修正値、換算値、判定値、比較値、積算値、超越値、経過値、洗浄量値、放流量値(毎朝に浄水器カートリッジの使用開始前に行う捨て水)、吐水量値、一次水圧値(浄水器カートリッジに通水される前の水の水圧)、二次水圧値(浄水器カートリッジから流出してきたの水の水圧)、圧力損失値(一次水圧値−二次水圧値)、使用量値、使用限界値、交換時期、残量値、総量値、一日の平均使用量値、年月日、時刻、時計、動画、挿絵、静止画、線画、文字記号単位、浄水器カートリッジ嵌脱状況、交換日、履歴、浄水器カートリッジ型式(種類、寿命)、浄水器カートリッジ逆取付、浄水器カートリッジ性能値、浄水器カートリッジ濾材(重量)情報、浄水器カートリッジ滞留水量値、電池電圧値、電池残量値、スイッチ操作状況、モード選択状況、メッセージ、ガイダンス、メモリデータ、クレーム受付電話番号等の各種データ情報を、任意に寿命表示器に表示及び/又は警報(メロディを含む。)させることができることを特徴とする。
【0035】
浄水器本体(直結型浄水器本体或いは据置型浄水器本体)の水路管B、流出管等の内壁等を洗浄し衛生保持するために、空容器、又は、空容器に洗浄剤、抗菌剤、除菌剤等を入れ洗浄用カートリッジとしたことを特徴とする浄水器カートリッジが、取り付けられることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図面(但し、一部不図示のものがある。)を参照して説明する。
先ず、本発明の浄水器カートリッジについて説明する。
図6は本発明の第二実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管a,水路管b搭載型)の斜視図である。ここでは図6に示された本発明の一実施例の活性炭カートリッジ10を参照しながら説明する。
活性炭カートリッジ10と中空糸膜フィルタカートリッジ46とが独立している浄水器において、活性炭カートリッジ10には、寿命を迎えた活性炭を排出し、新しい活性炭に詰め替えるだけでカートリッジ容器11(例えば、ABS樹脂)が再利用できるように、カートリッジ容器11に着脱自在な、例えば、螺着式の容器蓋12(例えば、ABS樹脂)を設けた。
【0037】
図7は本発明の第二実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管a,水路管b搭載型)の正面パネルを開けた時の要部部分断面図を含む平面図であり、図8は図7から浄水器カートリッジを分離した時の要部部分断面図を含む平面図である。ここでは図8に示された本発明の一実施例の活性炭カートリッジ10を参照しながら説明する。
不図示ではあるが、必要により、カートリッジ容器11の流入口13及び/又は流出口14に、例えば、60メッシュの金属メッシュフィルタ等を設けても良い。
又、水抜きを行いたい場合は、カートリッジ容器11に水抜孔15を設けても良い。
中空糸膜フィルタカートリッジ46において、内蔵される中空糸膜フィルタが空気が通過できないものであれば、中空糸膜フィルタカートリッジ46に空気抜孔47を設けても良い。又、実開平5−63689号公報等で開示されているように、空気を流出口48に送る機構を設けても良い。
【0038】
図2は本発明の第一実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管A,水路管B搭載型)の斜視図であり、図3は本発明の第一実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管A,水路管B搭載型)の底面図であり、図4は本発明の第一実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管A,水路管B搭載型)の正面パネルを開けた時の要部部分断面図を含む平面図である。ここでは図2及び図4に示された本発明の一実施例の浄水器カートリッジ20を参照しながら説明する。
活性炭21と中空糸膜フィルタ22とを有する浄水器カートリッジ20において、活性炭21だけが寿命を迎え、中空糸膜フィルタ22は未だ使用できる場合、活性炭21を排出し、新しい活性炭21を詰め替えるだけで浄水器カートリッジ20が再利用できるように、カートリッジ容器23(例えば、ABS樹脂)に着脱自在な、例えば、螺着式の容器蓋24(例えば、ABS樹脂)を設けた。
容器蓋24の操作性を考慮すると、螺着式でなくても水圧に耐えれば、ワンタッチ式でもキャップ式等でも良い。
【0039】
図5は図4から浄水器カートリッジを分離した時の要部部分断面図を含む平面図である。ここでは図5に示された本発明の一実施例の浄水器カートリッジ20を参照しながら説明する。
不図示ではあるが、必要により、カートリッジ容器23の流入口26及び/又は流出口27に、例えば、60メッシュの金属メッシュフィルタ等を設けても良い。
又、水抜きを行いたい場合は、カートリッジ容器23に水抜孔25を設けても良い。
又、空気が通過できない中空糸膜フィルタ22であれば、カートリッジ容器23に空気抜孔28を設けても良い。又、実開平5−63689号公報等で開示されているように、空気を流出口27に送る機構を設けても良い。
又、活性炭21と中空糸膜フィルタ22をつなぐ通路29内に、例えば、金属メッシュフィルタ、ゴムメッシュフィルタ、樹脂メッシュフィルタ、不織紙フィルタ、不織布フィルタ、セルローズ繊維フィルタ、ガラス繊維フィルタ、還元性物質、吸着性物質、活性炭、亜硫酸カルシウム、キチンキトサン粉末、シリカゲル、麦飯石等の漢方薬、中空糸膜フィルタ、精密ろ過膜(MF膜)フィルタ、限外ろ過膜(UF膜)フィルタ、逆浸透膜(RO膜)フィルタ、電子交換体、イオン交換体(有機ゼオライト、無機ゼオライト、合成ゼオライト含む。)、イオン交換膜、イオン交換紙、イオン交換繊維、イオン交換樹脂、イオン交換樹脂触媒、オゾン発生装置、磁石(電磁石含む。)、セラミック体(例えば、セラミックボール)、多孔性無機物質、半導体(例えば、樹脂ボール体に二酸化チタンコーティング)等で構成されたもの等があり、さらに、除菌・抗菌・殺菌・微生物抑制剤(例えば、酸化チタン、亜鉛華)等を添加しても良い。
【0040】
又、活性炭の量(質、形態、製造メーカ)及び/又は中空糸膜フィルタの中空糸本数等(材質、孔径、糸の太さ、断面積、製造メーカ)が異なる複数のカートリッジ型式(又は寿命)を有する浄水器カートリッジ20において、そのカートリッジ型式及び/又は通水方向逆取付が識別できるように浄水器カートリッジ20のカートリッジ容器23に複数の磁石A63を埋設(一体成形)した。
活性炭カートリッジ10と中空糸膜フィルタカートリッジ46のカートリッジ容器にも複数の磁石A63を埋設しても良い。(図8参照。)
【0041】
例えば、活性炭30グラム及び/又は中空糸膜フィルタ3000本で構成されるカートリッジ型式20−1の浄水器カートリッジ20においては、1個の磁石A63を埋設(磁石有=1、磁石無=0とし、配列は001とする。)し、さらに離れた位置に1個の磁石A63を埋設(磁石有=1、磁石無=0とし、通水方向逆取付検出時の配列が010となるようにする。)する。
例えば、活性炭40グラム及び/又は中空糸膜フィルタ5000本で構成されるカートリッジ型式20−2の浄水器カートリッジ20においては、2個の磁石A63を間隔を開けて並列(直列、対角線上、横並び、縦並び)に埋設(磁石有=1、磁石無=0とし、配列は101とする。)し、さらに離れた位置に1個の磁石A63を埋設(磁石有=1、磁石無=0とし、通水方向逆取付検出時の配列が010となるようにする。)する。
このように磁石A63の埋設の仕方を工夫した場合、例えば、浄水器側に搭載される磁気検出装置A(例えば、ホールIC)を合計で3個設けた場合は3通り(磁石有=1、磁石無=0とし、配列は001、100、101)のカートリッジ型式が識別できる。
配列の000は、浄水器カートリッジ20が浄水器から離脱した場合に「離」と検出判断できるようにするため、カートリッジ型式検出用には使用しない。
又、配列の010は、浄水器カートリッジ20を通水方向と逆に浄水器本体に取付けた(略して逆取付という。)場合に「逆」と検出判断できるようにするため、カートリッジ型式検出用には使用しない。
【0042】
ここでは図4の本発明の一実施例の浄水器カートリッジ20交換用の活性炭パック21の断面図を参照しながら説明する。
細部においては、寿命を迎えた活性炭21を排出し、新しい活性炭21に詰め替えるときに、活性炭交換が容易になるように、新しい活性炭21(粉末状、粒状、球状)を水(原水)に濡れれば溶解する気密性の良い(保存時に空気に含有される匂いを吸着しないためのもの。)オブラート部材16(活性炭は塩酸賦活されている場合があり、耐酸性の良いものが選択される。)で包装した。(但し、繊維状、フエルト状の活性炭は扱い易いので、特にオブラート部材16で包装する必要性が無い場合がある。)
水(原水)に濡れても溶解しない紙やフィルタ等で活性炭21を、例えば、ティーバック状に包装しても良いが、包装された状態で浄化処理するより、通水により自由自在に浮遊させておいた方が、通水の偏りによる処理ムラが少なくなる効果が期待でき、寿命を迎えた後の活性炭を再活用(例えば、植木、花壇等の土にかけて保水性を向上させる。)したり、リサイクル(再生業者等に依頼して洗浄及び/又は再賦活して頂き再利用する。)したりしやすい。又、紙やフィルタ等はゴミになる可能性が高いのでなるべく使用しない方が良い。
【0043】
本発明の浄水器について説明する。
図4は本発明の第一実施例の寿命表示器付き直結型浄水器40(水路管A,水路管B搭載型)の正面パネル81を開けた時の要部部分断面図を含む平面図である。図5は図4から浄水器カートリッジ20を分離した時の要部部分断面図を含む平面図である。
複数の磁石A63を埋設し複数のカートリッジ型式がある浄水器カートリッジ20(活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46)において、直結型浄水器本体41(或いは据置型浄水器本体74)に複数の磁気検出装置A64(例えば、ホールIC:消費電力を抑えるためには、規定時間毎に通電してデータ・サンプリングすると良い。)を設け、直結型浄水器本体41(或いは据置型浄水器本体74)から、例えば、浄水器カートリッジ20−1(配列検出は001)が離脱した場合に「離」と検出判断(配列検出は000)し、例えば、新しい浄水器カートリッジ20−2を直結型浄水器本体41(或いは据置型浄水器本体74)に取付けた場合に「着」と検出判断(配列検出は101)し、又該磁気検出装置A64の組合せ信号によりカートリッジ型式(20−2)が検出でき、「離」の後に「着」が検出され直前に通水方向逆取付がなかった場合、そのカートリッジ型式(20−2)の寿命判定に用いる寿命初期値(例えば、活性炭2000リットル又は6ケ月、中空糸膜フィルタ20000リットル又は圧力損失0.2MPa)やデータを、例えば、印刷配線基板ユニット61内のEEPROM、フラッシュメモリ等の外部記憶装置等に書換保持することができる。
「離」の後に「着」が検出され直前に通水方向逆取付があった場合は、寿命初期値やデータを書換保持せずに、積算やカウント等の信号処理の続行を行うだけである。同様に、例えば、悪戯、嵌合状態確認等で、「離」、「着」、「離」、「着」等を短時間のうちに繰り返した時、或いは直結型浄水器本体41(或いは据置型浄水器本体74)の清掃(洗浄)の為に新しい浄水器カートリッジ20との交換に必要な時間等をはるかに越える時間を要して「離」の後に「着」が検出された時等、マイコンに内蔵(ROM又はEEPROM等)させる処理プログラムやソフトウェア(ノウハウ)にもよるが、積算値、寿命予想等を考慮して、寿命初期値やデータを書換保持せずに、積算やカウント等の信号処理の続行を行うだけである。
【0044】
又、「離」の後に「逆」が検出判断(配列検出は010)され、逆流洗浄(例えば、通水時間40秒、通水量5リットル)が実施された場合、その洗浄作用により回復された圧力損失等を勘案し、保持しているデータを、例えば、EEPROM等の外部記憶装置に書換(修正)保持することができる。
逆流洗浄が実施されなかった場合は、書換(修正)保持等の処理を何も行わないものである。但し、「逆」が検出判断したフラグ(マイコンが処理しやすいように、RAM、EEPROM等に信号があったことを残しておくこと。)は保留しておく。次に「離」の後に「着」が検出された時にフラグリセット(RAM、EEPROM等のフラグを取り消すこと。)し、積算やカウント等の信号処理の続行が行えるようにする。
【0045】
そして、浄水器カートリッジ20のカートリッジ型式(20−2)及び/又は通水方向逆取付や、寿命初期値(例えば、活性炭2000リットル又は6ケ月、中空糸膜フィルタ20000リットル又は圧力損失0.2MPa)及び/又はデータ書換(修正)値等を寿命表示器42に表示及び/又は警報させることができる。
参考ではあるが、寿命初期値等は、浄水器カートリッジ製造メーカ等の保証値(実績値)等だけでなく、日本工業規格 JIS S 3201(1999) 家庭用浄水器試験方法、昭和37年法律第104号家庭用品品質表示法、等を考慮して決定すると良い。
【0046】
又、活性炭21及び/又は中空糸膜フィルタ22の寿命は、流量センサ30と、差圧センサ59と、時間計数部65(通常は印刷配線基板ユニット61に搭載されるマイコン60に内蔵されている。)と、からの信号を演算処理して算出し、活性炭21の寿命算出値及び/又は中空糸膜フィルタ22の寿命算出値を寿命表示器42に表示及び/又は警報させた。
【0047】
図15は本発明の浄水器に搭載される流水検出管90の平面拡大断面図である。
詳しくは、活性炭21及び/又は中空糸膜フィルタ22の寿命は、回転羽根支持軸32を有する前段整流羽根33と、磁石B34を内蔵する回転羽根35と、該回転羽根35と水中摺動する後段整流羽根36と、からなる流量検出体31と、該流量検出体31の外周壁近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置B37(例えば、ホールIC:消費電力を抑えるためには、規定時間毎に通電してデータ・サンプリングすると良い。)と、からなる分離型羽根車式流量センサ38、又は、回転羽根支持軸32を有する前段整流羽根33と、磁石B34を内蔵する回転羽根35と、該回転羽根35と水中摺動する後段整流羽根36と、からなる流量検出体31と、該流量検出体31の外周壁近傍に並設され接離動不可能な磁気検出装置B37(例えば、リードスイッチ)と、からなる一体型羽根車式流量センサ39と、
ダイヤフラム50と、ダイヤフラム板51と、コア53と、圧縮渦巻発条55と、からなる圧力変位体49と、該圧力変位体49の外周壁近傍に配設され接離動不可能な磁気検出装置C56(例えば、磁気検出コイル)と、からなる磁気検出コイル式差圧センサ57(例えば、磁気検出コイルをLとし、コンデンサをCとした場合に、LC共振(発振)回路を構成し、規定時間毎に通電してデータ・サンプリングすれば、消費電力が抑えられる。)、又は、ダイヤフラム50と、ダイヤフラム板51と、磁石C54と、圧縮渦巻発条55と、からなる圧力変位体49と、該圧力変位体49の外周壁近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置C56(例えば、ホールIC:消費電力を抑えるためには、規定時間毎に通電してデータ・サンプリングすると良い。)と、からなる磁気感動素子式差圧センサ58と、
マイコン60の外部に接続される振動子(例えば、水晶振動子、セラミック振動子)の周波数(例えば、5MHz、32.768kHz)に基づき分周されたクロックを用いて動作するマイコン内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部65(例えば、活性炭が原水に触れたときからの経過時間、待機総時間、通水総時間等を計測するもの。)と、
からの信号を演算処理して算出し、活性炭21及び/又は中空糸膜フィルタ22の寿命算出値等を寿命表示器42に表示及び/又は警報させることができる。
【0048】
本発明の一実施例では、磁気検出装置B37及びリード線66(配線材)の一部をポッティング材(例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の電気絶縁材、接着シール材等で、他の材質の防水対策材、防湿対策材、結露対策材用等のものも含む。)で封止したものである。
該磁気検出装置C56を、例えば、磁気検出コイルとした場合は、防水、防湿、結露対策のために、電気絶縁充填材(例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂)の充填や、電気絶縁材(例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の接着シール材等で、他の材質の防水対策材、防湿対策材、結露対策材用等のものも含む。)の塗布を行うと良い。
【0049】
図1は本発明の第一実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管A,水路管B搭載型)をシンクに取付けた時の使用状態を示す参考斜視図である。
浄水器の形態としては、流量検出体31と圧力変位体49とを内蔵する流水検出管90と、流量検出体31の磁気を検出する磁気検出装置B37と、圧力変位体49の磁気を検出する磁気検出装置C56と、該磁気検出装置B37及び該磁気検出装置C56からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニット61と、表示装置43及び/又は警報装置44からなる寿命表示器42と、槓杆71を有する切替弁本体70(浄水器ケース内の収納スペースとコストと等さえ許せば、表示装置43等に操作スイッチ等を設けて、電動等で切替弁本体70を回動させても良い。)と、直結型浄水器ケース80(浄水器カートリッジ20用は80−1、活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46用は80−2)と、からなる直結型浄水器本体41(浄水器カートリッジ20用は41−1、活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46用は41−2)と、浄水器カートリッジ20(或いは活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46)と、からなる直結型浄水器40〔いわゆる槓杆切替栓一体型浄水器〕(浄水器カートリッジ20用は40−1、活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46用は40−2)とした。
流水検出管90の原水流入口(101)には、図3に示した安全弁77等を設けると良い。
切替弁本体70と流量検出体31と圧力変位体49とを、原水の高水圧(例えば、動水圧で0.5MPa〔メガパスカル〕以上)による破裂(水漏れ、変形、破損その他の異常)等から保護するためのものではあるが、必要により安全弁77の作動圧力設定を高く(例えば、0.8MPa以上)しておいた方が良いかもしれない。
安全弁77の作動圧力設定は、コイルスプリング(例えば、ステンレス鋼線)のバネ定数で固定(例えば、0.8MPa)されているので、あまり作動圧力設定を低くしておくと、作動バラツキ(コイルスプリングのバネ定数等のバラツキ)により、止水不良と間違われるような放水状態が有り得るので、注意が必要である。
【0050】
図12は本発明の第四実施例の寿命表示器付き据置型浄水器73−1(1ウェイ方式:吐水パイプ78からの浄化水吐水)をシンクに取付けた時の使用状態を示す参考斜視図である。
図13は本発明の第五実施例の寿命表示器付き据置型浄水器73−2(2ウェイ方式:分岐栓72からの浄化水吐水)をシンクに取付けた時の使用状態を示す参考斜視図である。
或いは、流量検出体31と圧力変位体49とを内蔵する流水検出管90と、流量検出体31の磁気を検出する磁気検出装置B37と、圧力変位体49の磁気を検出する磁気検出装置C56と、該磁気検出装置B37及び該磁気検出装置C56からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニット61と、表示装置43及び/又は警報装置44からなる寿命表示器42と、据置型浄水器ケース84と、からなる据置型浄水器本体74と、槓杆71と切替弁本体70とを有する分岐栓72(分岐栓ケース内の収納スペースとコストと等さえ許せば、分岐栓72等に操作スイッチ等を設けて、電動等で切替弁本体70を回動させても良い。)と、浄水器カートリッジ20(或いは活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46)と、からなる据置型浄水器73〔いわゆる分岐栓分離式の据置型浄水器〕とした。
流水検出管90の原水流入口(101)には、前記のように安全弁77等を設けると良い。
【0051】
詳しくは、流量検出体31と圧力変位体49とを内蔵する流水検出管90は、原水流入口101と水路管B連絡口102と浄水器カートリッジ流入口用結合口104とを有する水路管A100(例えば、ABS樹脂)と、浄水器カートリッジ流出口用結合口114と水路管A連絡口112と浄水流出口111とを有する水路管B110(例えば、ABS樹脂)と、からなり、該水路管A100の原水流入口101に内設される流量検出体31は回転羽根支持軸32を有する前段整流羽根33と、磁石B34を内蔵する回転羽根35と、該回転羽根35と水中摺動する後段整流羽根36と、からなり、圧力変位体49は該水路管B連絡口102と該水路管A連絡口112との間に挟着されたダイヤフラム50と、該ダイヤフラム50の片面に設けられガイド軸52を有するダイヤフラム板51と、該ダイヤフラム板51を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条55と、該ガイド軸52に結合されたコア53又は磁石C54と、からなり、該流水検出管90と、該圧力変位体49の外周壁近傍に配設又は接離動可能に別設される磁気検出装置C56と、該流量検出体31の外周壁近傍に並設又は接離動可能に別設される磁気検出装置B37と、該磁気検出装置B37及び該磁気検出装置C56及びマイコン60内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部65からの信号を演算処理する電子回路部品(例えば、パルス信号、アナログ信号、デジタル信号を演算処理する。)が実装された印刷配線基板ユニット61と、例えば、交換可能な電池62(例えば、単四乾電池二本、リチウム電池)と、LEDランプ・LCD等の表示装置43及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置44からなる寿命表示器42と、槓杆71(例えば、ABS樹脂)を有する切替弁本体70(例えば、特開平9−290255号公報、特開2000−28019号公報等で開示されているスプール弁方式の切替弁本体を採用することが望ましい。又、浄水器ケース内の収納スペースとコストと等さえ許せば、寿命表示器42等に操作スイッチ等を設けて、電動等で切替弁本体70を回動させても良い。)と、該切替弁本体70と原水流入口101とを結合する配管部材91(例えば、ABS樹脂)と、該水路管Bの浄水流出口111に結合される流出管92(例えば、ABS樹脂)と、直結型浄水器ケース80(例えば、ABS樹脂)と、からなる直結型浄水器本体41とした。
流水検出管90の水路管A100の原水流入口101には、図3に示した安全弁77等を設けると良い。
切替弁本体70と流量検出体31と圧力変位体49とを、原水の高水圧(例えば、動水圧で0.5MPa〔メガパスカル〕以上)による破裂(水漏れ、変形、破損その他の異常)等から保護するためのものではあるが、必要により安全弁77の作動圧力設定を高く(例えば、0.8MPa以上)しておいた方が良いかもしれない。
安全弁77の作動圧力設定は、コイルスプリング(例えば、ステンレス鋼線)のバネ定数で固定(例えば、0.8MPa)されているので、あまり作動圧力設定を低くしておくと、作動バラツキ(コイルスプリングのバネ定数等のバラツキ)により、止水不良と間違われるような放水状態が有り得るので、注意が必要である。
【0052】
或いは、流量検出体31と圧力変位体49とを内蔵する流水検出管90は、原水流入口101と水路管B連絡口102と浄水器カートリッジ流入口用結合口104とを有する水路管A100と、浄水器カートリッジ流出口用結合口114と水路管A連絡口112と浄水流出口111とを有する水路管B110と、からなり、該水路管A100の原水流入口101に内設される流量検出体31は回転羽根支持軸32を有する前段整流羽根33と、磁石B34を内蔵する回転羽根35と、該回転羽根35と水中摺動する後段整流羽根36と、からなり、圧力変位体49は該水路管B連絡口102と該水路管A連絡口112との間に挟着されたダイヤフラム50と、該ダイヤフラム50の片面に設けられガイド軸52を有するダイヤフラム板51と、該ダイヤフラム板51を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条55と、該ガイド軸52に結合されたコア53又は磁石C54と、からなり、該流水検出管90と、該圧力変位体49の外周壁近傍に配設又は接離動可能に別設される磁気検出装置C56と、該流量検出体31の外周壁近傍に並設又は接離動可能に別設される磁気検出装置B37と、該磁気検出装置B37及び該磁気検出装置C56及びマイコン60内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部65からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニット61と、例えば、交換可能な電池62と、LEDランプ・LCD等の表示装置43及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置44からなる寿命表示器42と、分岐栓72(1ウェイ方式用の分岐栓は72−1、2ウェイ方式用の分岐栓は72−2)からの給水ホース87が接続できる流入管93と、該流入管93と原水流入口101とを結合する配管部材94(例えば、ABS樹脂)と、該水路管Bの浄水流出口111に結合され分岐栓72(72−1)へ戻さず直接浄化水が吐水できる吐水パイプ78(1ウェイ方式:吐水パイプ78からの浄化水吐水)が接続できる流出管95−1(例えば、ABS樹脂)或いは分岐栓72(72−2)への吐水ホース79(2ウェイ方式:分岐栓72からの浄化水吐水)が接続できる流出管95−2(例えば、ABS樹脂)と、据置型浄水器ケース84(1ウェイ方式用は84−1、2ウェイ方式用は84−2)と、からなる据置型浄水器本体74(1ウェイ方式用は74−1、2ウェイ方式用は74−2)とした。
流水検出管90の水路管A100の原水流入口101には、前記のように安全弁77等を設けると良い。
【0053】
本発明の一実施例では、印刷配線基板ユニット61をポッティング材(例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の電気絶縁材、接着シール材等で、他の材質の防水対策材、防湿対策材、結露対策材用等のものも含む。)で封止したものである。
【0054】
図3は本発明の第一実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管A,水路管B搭載型)の底面図である。
直結型浄水器40(或いは据置型浄水器73)は、槓杆71の切替えで水道水ストレート吐水/水道水シャワー吐水/浄化水吐水が可能である。
詳しくは水道水ストレート吐水は切替弁70の水道水ストレート吐水口76より吐水され、水道水シャワー吐水は切替弁70の水道水シャワー吐水口75(泡沫網付き)より吐水され、浄化水吐水は流出管流出口98(浄化水吐水口)より吐水される。
本発明の一実施例の直結型浄水器40(或いは据置型浄水器73)の、例えば、ABS樹脂で形成された正面パネル81(或いは正面パネル85)を開くことにより、容易に浄水器本体カートリッジ20(或いは活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46)の嵌脱(交換)ができるものである。
本発明の一実施例の直結型浄水器40(或いは据置型浄水器73)の、例えば、ABS樹脂で形成された底面パネル82(或いは底面パネル86)を開くことにより、容易に電池62の嵌脱(交換)ができるものである。
【0055】
図6は本発明の第二実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管a,水路管b搭載型)の斜視図であり、図7は本発明の第二実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管a,水路管b搭載型)の正面パネルを開けた時の要部部分断面図を含む平面図であり、図8は図7から浄水器カートリッジを分離した時の要部部分断面図を含む平面図である。
そして、前記浄水器本体(直結型浄水器本体41又は据置型浄水器本体74)において、流入口13と流出口14とを有するカートリッジ容器11に活性炭21を内蔵し着脱自在な容器蓋12を着けた活性炭カートリッジ10と、流入口18と流出口19とを有するカートリッジ容器17に中空糸膜フィルタ22を内蔵させた中空糸膜フィルタカートリッジ46が嵌脱できるように、水路管A100に更に活性炭カートリッジ流出口用結合口105と水路管B連結口106とを設けて水路管a108とし、水路管B110に更に中空糸膜フィルタカートリッジ流入口用結合口115と水路管A連結口116とを設けて水路管b118とし、該水路管B連結口106と該水路管A連結口116との間に水密パッキン類107(例えば、Oリング)を挟着した。
【0056】
図9は本発明の第三実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管C増設型)の斜視図であり、図10は図9から水路管C及び浄水器カートリッジを分離した時の要部部分断面図を含む平面図であり、図11は図9から浄水器カートリッジを分離した時の要部部分断面図を含む平面図である。
或いは、前記浄水器本体(直結型浄水器本体41又は据置型浄水器本体74)において、流入口13と流出口14とを有するカートリッジ容器11に活性炭21を内蔵し着脱自在な容器蓋12を着けた活性炭カートリッジ10と、流入口18と流出口19とを有するカートリッジ容器17に中空糸膜フィルタ22を内蔵させた中空糸膜フィルタカートリッジ46が嵌脱でき、活性炭カートリッジ流入口用結合口121と活性炭カートリッジ流出口用結合口122と中空糸膜フィルタカートリッジ流入口用結合口123と中空糸膜フィルタカートリッジ流出口用結合口124と水路管A結合口125と水路管B結合口126とを有する水路管C120(例えば、ABS樹脂)を形成し、水路管A100の浄水器カートリッジ流入口用結合口104には該水路管A結合口125を結合し、水路管B110の浄水器カートリッジ流出口用結合口114には該水路管B結合口126を結合させることもできる。
【0057】
細部においては、管路内の雑菌繁殖(浄化水は残留塩素濃度が少ないために殺菌性に乏しい。)等を予防するために、水路管B110の浄水流出口111及び/又は該浄水流出口111に結合される流出管92に、例えば、渦巻発条形状、筒形状、リング形状、中空角柱形状等の、銀及び/又は銅を含有する抗菌部材を内設した。
又、流出管92の流出口98(浄化水吐水口)には一実施例として銅製(ステンレス製でも良い。)の泡沫網(例えば、特開平9−313989号公報等参照。)を設けた。(図3参照。)
【0058】
又、ダイヤフラム50(例えば、ゴム)及び/又は該ダイヤフラム50の片面に設けられガイド軸52を有するダイヤフラム板51(例えば、POM樹脂)及び/又は該ダイヤフラム板51を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条55(例えば、ステンレス鋼線)に銀及び/又は銅の鍍金、塗布、被覆(コーティング)加工を施した。
又、ガイド軸52に結合されたコア53又は磁石C54に銀及び/又は銅の鍍金、塗布、被覆加工を施した。
【0059】
本発明においては、銀及び/又は銅という表現を採用したが、例えば、抗菌性金属添着合成樹脂、銅銀合金、銅合金、抗菌性金属添着金属等も含まれるものとする。又抗菌性金属においては銀、銅等が有り、添着、添加、含有、コーティング、メッキ、蒸着等の処理加工方法を問わないものである。
このような抗菌処理等をすることにより、ダイヤフラム50、ダイヤフラム板51、圧縮渦巻発条55、コア53又は磁石C54等の抗菌性が向上し、異物、固形物、スケール堆積物、ぬめり、水垢、糊状皮膜等が付着(成長)しにくくすることが可能である。
【0060】
電子制御システムを分散させず、なるべく一箇所に設置し防水対策等が容易になるように、圧力変位体49の外周壁近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置C56と、流量検出体31の外周壁近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置B37と、該磁気検出装置B37及び該磁気検出装置C56及びマイコン60内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部65からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニット61と、電池62と、LEDランプ・LCD等の表示装置43及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置44からなる寿命表示器42と、を寿命表示器ケース45内に収納し、浄水器本体(直結型浄水器本体41又は据置型浄水器本体74)の正面部81(或いは正面部85)に内設した。
【0061】
差圧センサ59(磁気検出コイル式差圧センサ57又は磁気感動素子式差圧センサ58)においては、浄水器カートリッジ20への無通水時はダイヤフラム50が水路管A100又は水路管B110の内壁に密接して原水流入口101内の水を滞留させる止水弁効果を、又水道蛇口等の給水栓の負圧時はダイヤフラム50が水路管A100又は水路管B110の内壁と密接して活性炭カートリッジ流入口用結合口104内の水を吸水させない逆止弁効果を、それぞれ作用させることができる。
【0062】
前記差圧センサ59の止水弁効果や逆止弁効果により流量センサ30内の水が抜けることがないので、常に流量検出体31を水中待機させることができるものである。又、前記止水弁効果や逆止弁効果は、流量検出体31等の管路内の雑菌繁殖(浄化水は残留塩素濃度が少ないために殺菌性に乏しい。)等を予防する効果もある。
よって、流量センサ30(分離型羽根車式流量センサ38又は一体型羽根車式流量センサ39)においては、浄水器カートリッジ20への無通水時は回転羽根支持軸32を有する前段整流羽根33と、磁石B34を内蔵する回転羽根35と、該回転羽根35と水中摺動する後段整流羽根36と、からなる流量検出体31を水中待機させ、低流量通水開始時においても該回転羽根35を回転させることができる。
【0063】
本発明の一実施例の直結型浄水器40(或いは据置型浄水器73)においては、差圧センサ59と、流量センサ30と、マイコン60の外部に接続される振動子の周波数に基づき分周されたクロックを用いて動作するマイコン60内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部65と、からの信号を演算処理して算出することにより、検出値(時間も含む。以下同じ。)、算出値、瞬間値、毎分流量値、通水量、逆流通水量、初期値、修正値、換算値、判定値、比較値、積算値、超越値、経過値、洗浄量値、放流量値、吐水量値、一次水圧値、二次水圧値、圧力損失値、使用量値、使用限界値、交換時期、残量値、総量値、一日の平均使用量値等をはじめ、年月日、時刻、時計、動画、挿絵(挿画)、静止画、線画、文字記号単位、浄水器カートリッジ嵌脱状況、交換日、履歴、浄水器カートリッジ型式(種類、寿命)、浄水器カートリッジ逆取付、浄水器カートリッジ性能値、浄水器カートリッジ濾材(重量)情報、浄水器カートリッジ滞留水量値、電池電圧値、電池残量値、スイッチ操作状況、モード選択状況、メッセージ、ガイダンス、メモリデータ、クレーム受付電話番号等の各種データ情報を、スイッチ83操作等で、任意に寿命表示器42に表示及び/又は警報(メロディを含む。)させることができるものである。
【0064】
浄水器本体(直結型浄水器本体41又は据置型浄水器本体74)の水路管B110、流出管92等の内壁等を洗浄し衛生保持するために、空容器とした又は空容器に洗浄剤、抗菌剤、除菌剤等を入れたことを特徴とする浄水器カートリッジが取り付けられる。
【0065】
以上、本発明の好適な実施の形態について述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定されるものでなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの組合せ、改変等を施し得るのはもちろんである。
【0066】
例えば、通水停止時の電力消費防止の目的に、回転羽根支持軸を中心とした場合、磁気検出装置Bに対し略直角位置に磁性体(例えば、単層又は積層した熱間圧延珪素鋼板、鉄板)を流量検出体に設けて回転羽根に回転停止位置規制させると良い。(例えば、特開2000−55706号公報等参照。)
【0067】
例えば、寿命表示器のLEDランプ・LCD等の表示装置には、数字表示、バー表示、ドット表示、等について、点滅表示、点灯表示、消灯表示、順次点灯、順次消灯等を組合せて、浄水器カートリッジの寿命表示、積算流量表示、瞬間流量表示等を表示すると良い。
【0068】
本発明の一実施例の浄水器においては、一次電池(充電のできない電池)駆動式としたが、2次電池(充電のできる電池)駆動式でも良い。又、浄水器本体にコネクタ、ケーブル等を内蔵し、外部電源駆動式としても良いし、2次電池を充電するようにしても良い。
又、一次電池(2次電池)交換方式でも、一次電池を内蔵する印刷配線基板ユニット交換方式でも良い。
【0069】
又、抗菌性向上のために、水(原水又は浄化水)に接する部材等(水路管A、水路管B、水路管C、流入管、配管部材、流出管等)の内壁等に、銀及び/又は銅の鍍金、塗布、被覆加工を施すと良い。必要であれば、浄水器カートリッジのカートリッジ容器の内壁等にも、銀及び/又は銅の鍍金、塗布、被覆加工を施すと良い。
【0070】
【発明の効果】
本発明の寿命表示器付き浄水器においては、低流量通水開始時においても回転羽根(羽根車)が回転する流量センサと、止水弁機能や逆止弁機能等を有する差圧センサと、の複合センサにより、活性炭及び/又は中空糸膜フィルタそのものの寿命を判断し、その寿命等を各々表示及び/又は警報させることができるという効果を奏する。
【0072】
又、活性炭の量及び/又は中空糸膜フィルタの中空糸本数等により、カートリッジ型式(又は寿命)の異なる複数の浄水器カートリッジが扱えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管A,水路管B搭載型)をシンクに取付けた時の使用状態を示す参考斜視図である。
【図2】本発明の第一実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管A,水路管B搭載型)の斜視図である。
【図3】本発明の第一実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管A,水路管B搭載型)の底面図である。
【図4】本発明の第一実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管A,水路管B搭載型)の正面パネルを開けた時の要部部分断面図を含む平面図である。
【図5】図4から浄水器カートリッジを分離した時の要部部分断面図を含む平面図である。
【図6】本発明の第二実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管a,水路管b搭載型)の斜視図である。
【図7】本発明の第二実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管a,水路管b搭載型)の正面パネルを開けた時の要部部分断面図を含む平面図である。
【図8】図7から浄水器カートリッジを分離した時の要部部分断面図を含む平面図である。
【図9】本発明の第三実施例の寿命表示器付き直結型浄水器(水路管C増設型)の斜視図である。
【図10】図9から水路管C及び浄水器カートリッジを分離した時の要部部分断面図を含む平面図である。
【図11】図9から浄水器カートリッジを分離した時の要部部分断面図を含む平面図である。
【図12】本発明の第四実施例の寿命表示器付き据置型浄水器(1ウェイ方式:吐水パイプからの浄化水吐水)をシンクに取付けた時の使用状態を示す参考斜視図である。
【図13】本発明の第五実施例の寿命表示器付き据置型浄水器(2ウェイ方式:分岐栓からの浄化水吐水)をシンクに取付けた時の使用状態を示す参考斜視図である。
【図14】図13において正面パネルを開けた時の使用状態を示す参考斜視図である。
【図15】本発明の浄水器に搭載される流水検出管の平面拡大断面図である。
【符号の説明】
10…活性炭カートリッジ、11…カートリッジ容器、12…容器蓋、13…流入口、14…流出口、15…水抜孔、16…オブラート部材、17…カートリッジ容器、18…流入口、19…流出口、20…浄水器カートリッジ、21…活性炭、22…中空糸膜フィルタ、23…カートリッジ容器、24…容器蓋、25…水抜孔、26…流入口、27…流出口、28…空気抜孔、29…通路、30…流量センサ、31…流量検出体、32…回転羽根支持軸、33…前段整流羽根、34…磁石B、35…回転羽根、36…後段整流羽根、37…磁気検出装置B、38…分離型羽根車式流量センサ、39…一体型羽根車式流量センサ、40…直結型浄水器(浄水器カートリッジ20用は40−1、活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46用は40−2)、41…直結型浄水器本体(浄水器カートリッジ20用は41−1、活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46用は41−2)、42…寿命表示器、43…表示装置、44…警報装置、45…寿命表示器ケース、46…中空糸膜フィルタカートリッジ、47…空気抜孔、48…流出口、49…圧力変位体、50…ダイヤフラム、51…ダイヤフラム板、52…ガイド軸、53…コア、54…磁石C、55…圧縮渦巻発条、56…磁気検出装置C、57…磁気検出コイル式差圧センサ、58…磁気感動素子式差圧センサ、59…差圧センサ、60…マイコン、61…印刷配線基板ユニット、62…電池、63…磁石A、64…磁気検出装置A、65…時間計数部、66…リード線(配線材)、70…切替弁本体、71…槓杆、72…据置型浄水器用分岐栓(1ウェイ方式用は72−1、2ウェイ方式用は72−2)、73…据置型浄水器(1ウェイ方式用は73−1、2ウェイ方式用は73−2)、74…据置型浄水器本体(1ウェイ方式用は74−1、2ウェイ方式用は74−2)、75…切替弁水道水シャワー吐水口、76…切替弁水道水ストレート吐水口(泡沫網付き)、77…安全弁、78…吐水パイプ、79…吐水ホース、80…直結型浄水器ケース(浄水器カートリッジ20用は80−1、活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46用は80−2)、81…直結型浄水器正面部〔正面パネル〕(浄水器カートリッジ20用は81−1、活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46用は81−2)、82…直結型浄水器底面部〔底面パネル〕(浄水器カートリッジ20用は82−1、活性炭カートリッジ10及び/又は中空糸膜フィルタカートリッジ46用は82−2)、83…スイッチ、84…据置型浄水器ケース(1ウェイ方式用は84−1、2ウェイ方式用は84−2)、85…据置型浄水器正面部〔正面パネル〕、86…据置型浄水器底面部〔底面パネル〕、87…給水ホース、90…流水検出管、91…配管部材、92…流出管、93…流入管、94…配管部材、95…流出管、98…流出管流出口(浄化水吐水口、泡沫網付き)、100…水路管A、101…原水流入口、102…水路管B連絡口、104…浄水器カートリッジ流入口用結合口、105…活性炭カートリッジ流出口用結合口、106…水路管B連結口、107…水密パッキン類、108…水路管a、110…水路管B、111…浄水流出口、112…水路管A連絡口、114…浄水器カートリッジ流出口用結合口、115…中空糸膜フィルタカートリッジ流入口用結合口、116…水路管A連結口、118…水路管b、120…水路管C、121…活性炭カートリッジ流入口用結合口、122…活性炭カートリッジ流出口用結合口、123…中空糸膜フィルタカートリッジ流入口用結合口、124…中空糸膜フィルタカートリッジ流出口用結合口、125…水路管A結合口、126…水路管B結合口

Claims (9)

  1. 水道蛇口に直結する槓杆切替栓一体型浄水器の槓杆切替えで、水道水ストレート吐水/水道水シャワー吐水/浄化水吐水が可能な直結型浄水器において、流量検出体と圧力変位体とを内蔵する流水検出管は原水流入口と水路管B連絡口と浄水器カートリッジ流入口用結合口とを有する水路管Aと、浄水器カートリッジ流出口用結合口と水路管A連絡口と浄水流出口とを有する水路管Bと、からなり、該水路管Aの原水流入口に内設される流量検出体は原水流入口側から順に、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根と、磁石Bを内蔵する回転羽根と、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根と、が配置されてなり、圧力変位体は該水路管B連絡口側に水圧の受圧面がくるように該水路管B連絡口と該水路管A連絡口との間に挟着されたダイヤフラムと、該水路管A連絡口側の該ダイヤフラムの片面に設けられガイド軸を有するダイヤフラム板と、該ダイヤフラム板を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条と、該ガイド軸に結合されたコア又は磁石Cと、からなり、該流水検出管と、該圧力変位体の外周壁近傍に配設又は接離動可能に別設される磁気検出装置Cと、該流量検出体の外周壁近傍に並設又は接離動可能に別設される磁気検出装置Bと、該磁気検出装置B及び該磁気検出装置C及びマイコン内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニットと、電池と、LEDランプ・LCD等の表示装置及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置からなる寿命表示器と、槓杆と水道水ストレート吐水口と水道水シャワー吐水口とを有する切替弁本体と、該切替弁本体と原水流入口とを結合する配管部材と、該水路管Bの浄水流出口に結合される流出管と、直結型浄水器ケースと、からなる直結型浄水器本体であって、該槓杆切替えで浄化水吐水に切替えた場合に、水道水は、該流量検出体の回転羽根を回転させながら、順に原水原水流入口と水路管B連絡口と浄水器カートリッジ流入口用結合口とを有する水路管A内を通り、直結型浄水器本体外部の流入口と流出口とを有する浄水器カートリッジの流入口から内部に流入し、浄水器カートリッジ内で浄化され、そして浄水器カートリッジの流出口から流出してきた浄化された水道水は、直結型浄水器本体に戻され、順に浄水器カートリッジ流出口用結合口と水路管A連絡口と浄水流出口とを有する水路管B内を通って、流出管流出口から吐水されるように配管されていて、該浄化された水道水の水圧で該圧力変位体のダイヤフラムが変位をし、該流量検出体の回転羽根の回転で該磁気検出装置Bが信号を出力し、該圧力変位体のダイヤフラムの変位で磁気検出装置Cが信号を出力し、該印刷配線基板ユニットが該信号を演算処理して該寿命表示器に表示することを特徴とする寿命表示器付き浄水器。
  2. 水道蛇口に直結する分岐栓から配水される据置型浄水器において、流量検出体と圧力変位体とを内蔵する流水検出管は原水流入口と水路管B連絡口と浄水器カートリッジ流入口用結合口とを有する水路管Aと、浄水器カートリッジ流出口用結合口と水路管A連絡口と浄水流出口とを有する水路管Bと、からなり、該水路管Aの原水流入口に内設される流量検出体は原水流入口側から順に、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根と、磁石Bを内蔵する回転羽根と、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根と、が配置されてなり、圧力変位体は該水路管B連絡口側に水圧の受圧面がくるように該水路管B連絡口と該水路管A連絡口との間に挟着されたダイヤフラムと、該ダイヤフラムの片面に設けられガイド軸を有するダイヤフラム板と、該ダイヤフラム板を常時弾発付勢している圧縮渦巻発条と、該ガイド軸に結合されたコア又は磁石Cと、からなり、該流水検出管と、該圧力変位体の外周壁近傍に配設又は接離動可能に別設される磁気検出装置Cと、該流量検出体の外周壁近傍に並設又は接離動可能に別設される磁気検出装置Bと、該磁気検出装置B及び該磁気検出装置C及びマイコン内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニットと、電池と、LEDランプ・LCD等の表示装置及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置からなる寿命表示器と、分岐栓からの給水ホースが接続できる流入管と、該流入管と原水流入口とを結合する配管部材と、該水路管Bの浄水流出口に結合され分岐栓へ戻さず直接浄化水が吐水できる吐水パイプいは分岐栓への吐水ホースが接続できる流出管と、据置型浄水器ケースと、からなる据置型浄水器本体であって、該分岐栓 から配水された水道水は、該流入管を通り、該流量検出体の回転羽根を回転させながら、順に原水原水流入口と水路管B連絡口と浄水器カートリッジ流入口用結合口とを有する水路管A内を通り、該据置型浄水器内の流入口と流出口とを有する浄水器カートリッジの流入口から内部に流入し、浄水器カートリッジ内で浄化され、そして浄水器カートリッジの流出口から流出してきた浄化された水道水は、順に浄水器カートリッジ流出口用結合口と水路管A連絡口と浄水流出口とを有する水路管B内を通り、該吐水パイプ或いは該流出管から吐水されるように配管されていて、該浄化された水道水の水圧で該圧力変位体のダイヤフラムが変位をし、該流量検出体の回転羽根の回転で該磁気検出装置Bが信号を出力し、該圧力変位体のダイヤフラムの変位で磁気検出装置Cが信号を出力し、該印刷配線基板ユニットが該信号を演算処理して該寿命表示器に表示することを特徴とする寿命表示器付き浄水器。
  3. 水路管Bの浄水流出口及び/又は該浄水流出口に結合される流出管に、渦巻発条形状等の銀及び/又は銅を含有する抗菌部材を内設したことを特徴とする請求項又は記載の寿命表示器付き浄水器。
  4. ダイヤフラム及び/又はダイヤフラム板及び/又は圧縮渦巻発条に、銀及び/又は銅の鍍金、塗布、被覆加工を施したことを特徴とする請求項又は記載の寿命表示器付き浄水器。
  5. ガイド軸に結合されたコア又は磁石Cに、銀及び/又は銅の鍍金、塗布、被覆加工を施したことを特徴とする請求項又は記載の寿命表示器付き浄水器。
  6. 圧力変位体の外周壁近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置Cと、流量検出体の外周壁近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置Bと、該磁気検出装置B及び該磁気検出装置C及びマイコン内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニットと、電池と、LEDランプ・LCD等の表示装置及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置からなる寿命表示器と、を寿命表示器ケース内に収納し、浄水器本体の正面部に内設したことを特徴とする請求項又は記載の寿命表示器付き浄水器。
  7. 圧力変位体の外周壁近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置Cと、流量検出体の外周壁近傍に接離動可能に別設される磁気検出装置Bと、該磁気検出装置B及び該磁気検出装置C及びマイコン内蔵のタイマ/イベント・カウンタ/アップ・ダウン・カウンタ機能等の時間計数部からの信号を演算処理する電子回路部品が実装された印刷配線基板ユニットと、LEDランプ・LCD等の表示装置及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置からなる寿命表示器と、を寿命表示器ケース内に収納し、浄水器本体の正面部に内設したことを特徴とする請求項又は記載の寿命表示器付き浄水器。
  8. 浄水器カートリッジへの無通水時はダイヤフラムが水路管A又は水路管Bの内壁に密接して原水流入口内の水を滞留させる止水弁効果を、又水道蛇口等の給水栓の負圧時はダイヤフラムが水路管A又は水路管Bの内壁と密接して浄水器カートリッジ流入口用結合口内の水を吸水させない逆止弁効果を、それぞれ作用させることができることを特徴とする請求項又は記載の寿命表示器付き浄水器。
  9. 請求項8記載の寿命表示器付き浄水器において、浄水器カートリッジへの無通水時においては回転羽根支持軸を有する前段整流羽根と、磁石Bを内蔵する回転羽根と、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根と、からなる流量検出体を水中待機させ、低流量通水開始時においても該回転羽根を回転させることができることを特徴とする請求項又は記載の寿命表示器付き浄水器。
JP2000065921A 2000-03-10 2000-03-10 寿命表示器付き浄水器 Expired - Fee Related JP3674906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000065921A JP3674906B2 (ja) 2000-03-10 2000-03-10 寿命表示器付き浄水器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000065921A JP3674906B2 (ja) 2000-03-10 2000-03-10 寿命表示器付き浄水器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001252647A JP2001252647A (ja) 2001-09-18
JP3674906B2 true JP3674906B2 (ja) 2005-07-27

Family

ID=18585368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000065921A Expired - Fee Related JP3674906B2 (ja) 2000-03-10 2000-03-10 寿命表示器付き浄水器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3674906B2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172387A (ja) * 2000-12-06 2002-06-18 Toray Ind Inc 浄水器
JP4613836B2 (ja) * 2006-01-23 2011-01-19 パナソニック電工株式会社 電解水生成装置
JP4613837B2 (ja) * 2006-01-23 2011-01-19 パナソニック電工株式会社 水処理装置
JP4613835B2 (ja) * 2006-01-23 2011-01-19 パナソニック電工株式会社 水処理装置
JP5500767B2 (ja) * 2007-06-05 2014-05-21 三菱レイヨン株式会社 浄水器
JP5526471B2 (ja) * 2007-09-04 2014-06-18 三菱レイヨン株式会社 浄水カートリッジおよび浄水器
CN103395848B (zh) * 2007-06-20 2015-05-13 三菱丽阳可菱水有限公司 净水盒及***
JP5430058B2 (ja) * 2007-07-27 2014-02-26 三菱レイヨン株式会社 浄水カートリッジおよび浄水器
WO2008156168A1 (ja) * 2007-06-20 2008-12-24 Mitsubishi Rayon Cleansui Company, Limited 浄水カートリッジおよび浄水器
JP5484659B2 (ja) * 2007-06-27 2014-05-07 三菱レイヨン株式会社 浄水カートリッジおよび浄水器
EP2173666B1 (en) * 2007-07-31 2012-08-15 Laica S.p.A. A percolation filter system with a replaceable cartridge, a method for determining the depletion of a replaceable cartridge in a filter system and a kit integrating this method
JP5054046B2 (ja) * 2009-01-13 2012-10-24 三菱レイヨン・クリンスイ株式会社 浄水器
JP5861479B2 (ja) * 2012-02-03 2016-02-16 三菱レイヨン株式会社 中空糸膜モジュールの製造方法
AU2014244561B2 (en) * 2013-03-13 2018-01-25 Stryker Corporation Sterilization container capable of providing an indication regarding whether or not surgical instruments sterilized in the container were properly sterilized
JP5954346B2 (ja) * 2014-02-26 2016-07-20 東レ株式会社 蛇口直結型浄水器
JP6186029B1 (ja) * 2016-03-10 2017-08-23 株式会社日本トリム 電解水生成装置
CN107050982A (zh) * 2017-03-14 2017-08-18 福建省埃克森环保科技有限公司 一种带有识别智能滤芯功能的***
US10393363B2 (en) 2017-04-25 2019-08-27 Delta Faucet Company Illumination device for a fluid delivery apparatus
CN110436657A (zh) * 2019-08-21 2019-11-12 日丰企业集团有限公司 水能发电净水装置
JP7185324B2 (ja) * 2020-06-01 2022-12-07 Wota株式会社 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
CN114307353B (zh) * 2022-01-11 2023-01-20 珠海格力电器股份有限公司 滤芯到期提醒方法、装置及净水设备
CN117225049B (zh) * 2023-11-13 2024-01-26 安徽银通物联有限公司 一种基于二维码的物联网水控器本体及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001252647A (ja) 2001-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3674906B2 (ja) 寿命表示器付き浄水器
AU750258B2 (en) Water purifying and dispensing apparatus
US6149780A (en) Water electrolyzer having a water presence detector
JP2007325983A (ja) 浄水器
JPH08132025A (ja) 浄水器の漏水感知装置
JPH10337565A (ja) 水をろ過するための装置及びフィルタカート リッジ
JPH08252573A (ja) 浄水器
US8888996B2 (en) Sanitizing filter for water dispenser
JP3569822B2 (ja) 浄水器フィルターの交換時期を表示する浄水器用水栓の表示ハンドル
CN113087209A (zh) 一种带调节口感的净水设备
JP3371335B2 (ja) 蛇口直結型浄水器
JP3365414B1 (ja) 浄水器
CN209567932U (zh) 一种内置纯水箱的反渗透净水机
JP2003010840A (ja) 浄水器
JP2514233Y2 (ja) 浄水器
JP2606535Y2 (ja) 浄水器
KR200359692Y1 (ko) 필터의 교환주기를 알려주는 유량센서를 가진 연수기
JP2003211156A (ja) 浄水器
JP5160011B2 (ja) 蛇口直結型浄水器
KR0175884B1 (ko) 정수기의 제어장치
JPH067773A (ja) 浄水器
CN2291962Y (zh) 具有数字计量及显示装置的滤水器
KR200363663Y1 (ko) 연수기
JP2003039062A (ja) 浄水器
JP4087688B2 (ja) 浄水器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040419

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20040419

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20040518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041015

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees