JP3667659B2 - 車輌サスペンション装置のアッパーマウント機構 - Google Patents

車輌サスペンション装置のアッパーマウント機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車輌サスペンション装置におけるアッパーマウント機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌サスペンション装置のアッパーマウント機構として、サスペンションロッドの上端部をベアリングで支持すると共に該支持部に設けた弾性部材を介して取付板で車体に固定することが特開平7−280021号公報、特開平9−119474号公報、特開平9−119475号公報及び特開平10−58933号公報等で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知の方式のうち、前三者の方式は何れも弾性部材が取付プレートや内筒等に一体的に接着されており、これらの各部品の一部が損傷した場合にはこれら全てを交換しなければならずコスト高になる欠陥がある。また後者の方式は弾性リングがベアリングの下部のみを支持しているに過ぎないので、車体に伝わる衝撃を充分に吸収緩和できず乗り心地を阻害する欠陥がある。
【0004】
これらの現状に鑑み、本発明は弾性体部分の各部が損傷した場合の部品の交換を可能かつ容易にすると共に弾性体による衝撃の吸収緩和作用の向上を図るようにした車輌サスペンション装置のアッパーマウント機構を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、車体に固着する取付プレートの取付孔にベアリング取付筒とその下部に設ける固定プレートとを前記取付プレートの下部において着脱自在に固定し、前記ベアリング取付筒の内周部に固定プレートとの間に環状の弾性筒状体と弾性リングとを圧縮状態に重合嵌着すると共に前記弾性筒状体の下半部にはピストンロッドの上端部を支承するベアリングの支持金具を固着し、該ベアリングの支持金具の突出カシメ部を前記弾性リングで支持するように形成したことを特徴とするものであり、損傷部品の交換の簡易化と部品の共通化とを図ると共に繰返し荷重に対する負荷の軽減化と車輌操作を向上するようにしたものであり、また前記環状の弾性筒状体におけるベアリングの支持金具の上方内周面を環状凹状部に形成することにより、バンプ状態における弾性筒状体の上端部分の損傷の防止とバンプ及びリバンプ状態におけるベアリング取付筒とベアリング支持金具との金属干渉による異音の発生を一層確実に防止することができる。
【0006】
また弾性筒状体の外周面に環状凹部を形成するときは、弾性筒状体の変位量を大きく確保することができ、車体に加わる衝撃吸収効率を向上して乗り心地を良くすることができる。
【0007】
更に取付プレートの取付孔を長孔に形成してベアリング取付筒の固定位置を長孔に沿って調節固定できるようにすることにより、ピストンロッドの傾斜にも容易に対応でき、キャンバー調整を一層容易に行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例の図面について詳細に説明すると、上端内方に係止縁1を、下端外方に取付鍔2をそれぞれ一体に形成したベアリング取付筒3は、図示されていない車体に固定される取付プレート4の取付孔5にその筒部を下方より嵌合してその取付鍔2を、取付プレート4と嵌合孔6を穿設した皿状の固定プレート7とで狭着して取付ネジ8で着脱自在に固定されている。
【0009】
また前記ベアリング取付筒3の前記係止縁1と固定プレート7との間には環状の弾性筒状体9と弾性リング10とが上下に重合して第1図の左半部の取付前における間隙aを圧縮状態(第1図の圧縮量)にして嵌着されると共に前記弾性筒状体9の内周下半部にはピストンロッド11の上端部を支持するベアリング12の外周部に取付けられた支持金具13が一体的に嵌着され、特に前記支持金具13の下端に突出して設けられたベアリングのカシメ部13′は弾性筒状体9の下端により突出し、弾性リング10の内周部に形成された支持受部10′に支持されており、更に前記弾性筒状体9の支持金具13の上方における内周部と弾性筒体9の外周部には夫々環状凹状部14と環状凹部15が夫々形成されている。
【0010】
しかして前記ピストンロッド11のベアリング12の上下部には止着ナット16とカラー17が夫々設けられており、また図中18は車体取付具、19はスプリングシートである。
【0011】
図5に示す実施例は、取付プレート4の取付孔の形状を長孔5′に形成すると共にその両側に長溝孔5″・5″を形成し、またベアリング取付筒3の取付鍔2及び固定プレート7の両側に夫々平行に複数の調節孔3′・3′・・・、7′・7′・・・を設け、取付ネジ8・8・8・・・で長孔5′に沿ってベアリング取付筒3の固定位置を任意に調整固定できるようにして、キャンバー調整を一層容易にできるようにしたものである。
【0012】
本発明の実施例は、上記のように構成されているから、図2及び図3に示すように走行中の車体に伝わる衝撃によりピストンロッド11に作用する傾斜又は上下方向の負荷はベアリング取付筒3と固定プレート7内に嵌着された環状凹状部14、環状凹部15を有する弾性筒状体9と弾性リング10による大きな弾性変位量の確保によってマウントにおける衝撃を吸収緩和させると共にバンプ及びリバンブ状態での異音の発生を防止するものであり、特にベアリング12、弾性筒状体9及び弾性リング10等の部品が損傷した場合にはその損傷部品だけを着脱交換すればよく、また車種毎に形状が異なる取付プレート4以外は共通部品として使用できるようにしたものである。また図5のように取付プレート4に対する位置を調節可能にするときはピストンロッド11の振り角度を充分に確保でき、キャンバー調整も容易である。
【0013】
【発明の効果】
本発明はアッパーマウント機構における各部を組立式に形成したことにより、一部が損傷した場合においても全体を交換することなく損傷した部品のみの交換で足り、また取付プレート以外は全て共通部品として使用できるので、そのコストを著しく低減化することができ、しかも弾性体はベアリング取付筒内に弾性筒状体と環状リングに分割しかつ圧縮して嵌着されているので、上下方向の繰返し荷重に対して充分な強度を確保しながら衝撃を吸収して負荷の軽減を図ることができると共に車輌の操作性も向上することができ、更に弾性体部分を大きく確保できるためピストンロッドの傾斜にも充分に対応できる。
【0014】
また本発明においてベアリングの支持金具の上方における弾性筒状体の内周面を環状凹状部に形成したことにより、バンブ状態では荷重により弾性筒状体の上端部分が過剰に盛り上がって支持金具上端とベアリング取付筒に挟まれて損傷することを防止し、リバンブ状態では支持金具とベアリング取付筒との干渉による異音の発生を防止することができる。
【0015】
更に弾性筒状体の外周にも環状凹部を形成したときは、弾性筒状体の変位量を大きく確保することができ、車体に伝わる衝撃の吸収緩和を一層効率よく行い乗り心地を向上することができる。
【0016】
また本発明においては取付プレートに長孔を形成しベアリング取付筒を長孔に沿ってその位置を調節自在に固着できるようにしたときには、ピストンロッドの傾斜に対応する前記キャンバー調整を一層容易に行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベアリング取付筒の取付時と取付前の縦断正面図。
【図2】同作動説明図。
【図3】同作動説明図。
【図4】同要部の分解斜視図。
【図5】同別実施例の分解斜視図。
【符号の説明】
3 ベアリング取付筒
4 取付プレート
5 取付孔
7 固定プレート
9 弾性筒状体
10 弾性リング
11 ピストンロッド
12 ベアリング
13 支持金具
14 環状凹状部
15 環状凹部

Claims (3)

  1. 車体に固着する取付プレートの取付孔にベアリング取付筒とその下部に設ける固定プレートとを前記取付プレートの下部において着脱自在に固定し、前記ベアリング取付筒の内周部に固定プレートとの間に環状の弾性筒状体と弾性リングとを圧縮状態に重合嵌着すると共に前記弾性筒状体の下半部にはピストンロッドの上端部を支承するベアリングの支持金具を固着し、該ベアリングの支持金具の突出カシメ部を前記弾性リングで支持するように形成したことを特徴とする車輌サスペンション装置のアッパーマウント機構。
  2. ベアリングの支持金具の上部における環状の弾性筒状体の上部内周面に環状凹状部を形成したことを特徴とする請求項1記載の車輌サスペンション装置のアッパーマウント機構。
  3. 環状の弾性筒状体の外周面中央部に環状凹部を形成したことを特徴とする請求項1又は2何れか記載の車輌サスペンション装置のアッパーマウント機構。
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