JP3659847B2 - 排版装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔版印刷装置等に設けられ、印刷部等から搬送されてきた使用済みの孔版原紙を圧縮して収納する排版装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な輪転式孔版印刷装置は、一部がインク透過性である円筒状の版胴を備えている。版胴の内部には、インク供給手段があり、版胴の内周面にインクを供給する。版胴の外周には、製版された孔版原紙の先端を挟持するクランプ板があって、クランプ板に挟持された孔版原紙は版胴に巻装される。版胴の近傍には、印刷用紙を版胴に押し付ける押圧手段が設けられる。
【0003】
印刷時、版胴の回転に伴い、版胴と押圧手段の間に印刷用紙が供給される。押圧手段は、印刷用紙を版胴の孔版原紙に押し付ける。版胴の内周面に供給されたインクは、版胴及び孔版原紙の穿孔部を通過して印刷用紙に転移する。製版された孔版原紙の穿孔部に対応した孔版印刷が印刷用紙に施される。印刷終了後には、使用済みの孔版原紙を廃棄するため、版胴の近傍には排版装置が設けられている。
【0004】
図8は従来の排版装置を示す側面図である。
使用済みの孔版原紙Sは、版胴201の原紙係止部202が開くことによって、先端が原紙係止部202の上に乗り、版胴201の回転によって搬送ベルト203と排版爪204にガイドされながら、各搬送ローラ205の間に入り込む。搬送ベルト203と各搬送ローラ205は回転しており、使用済みの孔版原紙Sを排版容器206の内部に送り込む。孔版原紙Sの搬送が終わると圧縮板207が回転を始め排版容器206内で搬送された孔版原紙Sを圧縮する。圧縮板207の回転している位置はセンサ208で検知しており、一定の角度まで圧縮すると逆方向に回転し元の位置に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の排版装置では、排版容器206内への孔版原紙Sの収納量の少ない時は、排版容器206に送られた孔版原紙Sが三つ折りあるいは四つ折り程度に薄く折り畳まれるように圧縮される。また、使用済みの孔版原紙Sは版胴201の原紙係止部202に挟持されていた端部が非印刷領域なのでインクが付着していないため、他のインクが付着している部分が重みで下方に落ち、インクが付着していない軽い部分が上方に向く。さらに、上記のように折り畳まれる部分は、インクの付着している部分(下側)であり、インクの付着していない部分(上側)は、折り畳まれないことが多い。したがって、次々に収納される孔版原紙Sにより排版容器206の上方には多く折り畳まれない部分が嵩張って余剰空間が生じることとなる。これにより、従来では、排版容器206の上側の領域が有効に生かされず、本来収納できるはずの容積が無駄になるという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、上記課題を解消するために、排版収納部の容積を有効に用い、使用済みの孔版原紙の収納量を増すことができる排版装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による請求項1に記載の排版装置は、版胴より剥ぎ取られた廃棄すべき孔版原紙を搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬送された前記孔版原紙を収納する収納空間をなす排版収納部とを有した排版装置において、
前記搬送手段によって搬送された前記孔版原紙の両面に沿う如く対をなす圧縮アーム対と、
該圧縮アーム対間の奥方に配されて、搬送された前記孔版原紙の搬送方向に抗して付き当たり前記圧縮アーム対の間で前記孔版原紙を圧縮する付き当て部材と、
該圧縮アーム対を収納空間内に移動させ、且つ、前記圧縮アーム対の移動と共に前記付き当て部材を前記圧縮アーム対間から押し出すように移動させる圧縮駆動機構と、
を有し、前記圧縮アーム対の移動にて、付き当て部材によって押し出された前記孔版原紙を前記排版収納部の所定方向に寄せ集めて圧縮することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の排版装置は、請求項1に記載の排版装置において、前記圧縮アーム対は、長尺アームと短尺アームとで対をなし、その移動の際に、短尺アーム側が先行し、長尺アーム側が前記排版収納部の収納空間の形状の一部に沿うことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の排版装置は、請求項1あるいは請求項2に記載の排版装置において、前記圧縮駆動機構は、前記圧縮アーム対を回動させるとともに、前記付き当て部材を押し出す如く連動するリンク構造をなすことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の排版装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の排版装置において、前記圧縮アーム対は、前記孔版原紙が搬送される際の位置を略水平な状態とし、そこから90°を超える回動範囲を有していることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明の実施の形態である排版装置を有する孔版印刷装置を示している。版胴101は多孔性のスクリーン等からなる複層構造の円筒体である。この版胴101の外周面には原紙係止部102が設けられている。製版された孔版原紙Sの先端は原紙係止部102によって版胴101に固定される。孔版原紙Sの先端が原紙係止部102によって版胴101に固定された後、版胴101が回転して該孔版原紙Sは版胴101の外周面に巻きつけられる。版胴101の内部にはスキージロール、ドクターロール等を有するインク供給装置103が設けられ、版胴101の内周面にインクを供給する。版胴101の下方には押圧手段としてのプレスロール104が設けられている。プレスロール104は印刷用紙Pの供給乃至版胴101の回転に同期して上下動し、印刷用紙Pを版胴101に押し付ける。
【0012】
本孔版印刷装置の給紙機構を説明する。
図1において、版胴101の右側下方には、印刷用紙Pを積載する給紙台105が設けられている。給紙台105の上方には、給紙台105に積載した印刷用紙Pから一枚ずつ印刷用紙Pを捌いて送りだすスクレーパユニット106が設けられている。スクレーパユニット106の隣部には、スクレーパユニット106によって捌かれた印刷用紙Pを所定のタイミングで版胴101とプレスロール104の間に給送するタイミングロール107が設けられている。
【0013】
本孔版印刷装置の排紙機構を説明する。
図1において、版胴101の左側下方には、印刷された印刷用紙Pの先端に接近して印刷用紙Pを版胴101から分離する分離爪108と、印刷用紙Pを版胴101から分離する分離ファン109が設けられている。分離爪108の下方には、版胴101から分離した印刷用紙Pを搬送する搬送機構111が設けられている。搬送機構111は、搬送する印刷用紙Pを吸引保持するための吸引手段111aを有している。搬送機構111の搬送方向の隣部には排紙台112が設けられており、搬送されてきた印刷済みの印刷用紙Pを受容載置する。
【0014】
さらに図1において、排紙機構111の上方には、ロール状の孔版原紙Sを収納する原紙供給部113が設けられており、孔版原紙Sは図中右方に送られる。原紙供給部113の隣部には、原紙供給部113から送り出された孔版原紙Sを製版する製版装置114が設けられている。製版装置114は、サーマルヘッドとプラテンローラからなり、原稿に対応した画像を孔版原紙Sに穿孔する。製版装置114の隣部には、製版された孔版原紙Sを案内するガイド板115が設けられている。ガイド板115と製版装置114の間には孔版原紙Sを切断するカッタ116が設けられている。ガイド板115の隣部には排出ロール117が設けられており、製版された孔版原紙Sを版胴101側に送りだす。
【0015】
原紙供給部113から供給された孔版原紙Sは製版装置114によって製版される。製版された孔版原紙Sの先端が排出ロール117に送られて版胴101の原紙係止部102まで到達すると、原紙係止部102は孔版原紙Sの先端部を固定する。版胴101を回転させながら製版済みの孔版原紙Sを版胴101に送り出す。一版分の長さの製版済みの孔版原紙Sが送られたら、版胴101の回転を停止し、カッタ116で孔版原紙Sを切断した後、残り分を版胴101に巻き付ける。
【0016】
以下、排版装置1について説明する。
図1において、排版装置1は、給紙機構のスクレーパユニット106等の上方であって、前記版胴101の右側を占める位置に設けられている。排版装置1は、使用済みの孔版原紙Sを版胴101から剥がして搬送する搬送手段2と、搬送手段2によって搬送された使用済みの孔版原紙Sを収納する排版収納部としての排版容器3と、排版容器3内で孔版原紙Sを圧縮する圧縮手段4とを有している。
【0017】
まず、搬送手段2は、複数本の断面略丸形の無端ゴムベルト(以下ベルトと呼ぶ。)と、複数個のプーリからなる上搬送部5及び下搬送部6によって構成されている。これら上搬送部5及び下搬送部6は、孔版印刷装置の構造体(付図示)側に設けられている。
【0018】
上搬送部5は、図2及び図3に示すように、排版方向に順に併設された第一プーリ7と、第二プーリ8と、第三プーリ9とを有している。第一プーリ7は、最も版胴101寄りに版胴101の中心軸線と平行となるように回転自在に配された第一回転軸10に対し、所定間隔をおいて複数(本実施の形態では四個)設けられている。
【0019】
第二プーリ8は、第一回転軸10と平行となるように回転自在に配された第二回転軸11に対し、所定間隔をおいて複数(本実施の形態では四個)設けられている。この第二プーリ8は、第二回転軸11の軸線方向に二列の溝を有し二つのベルトを掛けることが可能である。
【0020】
第三プーリ9は、前記第一回転軸10及び第二回転軸11と平行な軸線を中心に回転自在となるように、該軸線方向に所定間隔をおいて複数(本実施の形態では四個)設けられている。各第三プーリ9は、構造体側に適宜固定された付図示の支持体に対して取り付けられている。
【0021】
図2及び図3に示すように、軸線方向での位置が対応する各第一プーリ7と各第二プーリ8には、それぞれベルト12が掛け回されている。また、軸線方向での位置が対応する各第二プーリ8と各第三プーリ9には、それぞれベルト13が掛け回されている。ゆえに、第二プーリ8が設けられた第二回転軸11を回転駆動すれば、各ベルト12、13が同方向に循環して回転するように、第一プーリ7、第二プーリ8及び第三プーリ9が同方向に回転する。
【0022】
下搬送部6は、図2に示すように、上搬送部5の下方に配されており、排版方向に順に併設された第四プーリ14と、第五プーリ15を有している。第四プーリ14は、第三回転軸16に対し、所定間隔をおいて複数(本実施の形態では四個)設けられている。第三回転軸16は、上述した第二回転軸11と平行であり、且つ、第二回転軸11の直下に回転自在に配されている。ゆえに、各第四プーリ14は、前記各第二プーリ8と上下に近接した位置にある。
【0023】
第五プーリ15は、第三回転軸16と平行な軸線を中心に回転自在となるように、該軸線方向に所定間隔をおいて複数(本実施の形態では四個)設けられている。各第五プーリ15は、前記各第三プーリ9と上下に近接した位置にある。
【0024】
図2に示すように、軸線方向での位置が対応する各第四プーリ14と各第五プーリ15には、それぞれベルト17が掛け回されている。ゆえに、第四プーリ14が設けられた第三回転軸16を回転駆動すれば、各ベルト17が循環して回転するように、第四プーリ14及び第五プーリ15が同方向に回転する。
【0025】
また、第四プーリ14が設けられた第三回転軸16と、各第五プーリ15は、構造体側に設けられた付図示の支持体に対して取り付けられている。この第三回転軸16及び第五プーリ15が取り付けられた支持体は、コイルバネや板バネ等の付図示の付勢手段にて上向きの付勢力を受けている。ゆえに、各第四プーリ14と各第五プーリ15は、それぞれ各第二プーリ8と各第三プーリ9を所定の付勢力で押圧している。
【0026】
上述した各ベルト12,13,17の循環及び各プーリ7,8,9,14,15の回転は、搬送駆動機構18によって駆動される。搬送駆動機構18は、主に本排版装置1の上部構成をなす排版圧板19に配されている。排版圧板19は、本孔版印刷装置の筐体の上面を構成している蓋体であり、図1に示すように左端部分が、前記第四プーリ14が設けられた第三回転軸16に対して回動可能に支持されている。
【0027】
搬送駆動機構18は、排版圧板19に対して取り付けられた駆動モータ20と、減速歯車群21と、上記上下搬送部5,6に駆動を伝達する伝達手段22を有している。駆動モータ20の出力軸に取り付けられた歯車20aは、複数の歯車が噛合状態にある減速歯車群21の一端の歯車21aに噛合されている。また、減速歯車群21の他端の歯車21bには、共通する回転軸を介して伝達手段22をなす伝達プーリ23の一方が取り付けられている。伝達プーリ23の他方は、第四プーリ14が設けられた第三回転軸16に取り付けられている。そして、各伝達プーリ23には、帯状の伝達ベルト24が掛け回されている。また、図3に示すように、第三回転軸16及び第二回転軸11には、それぞれ噛合状態となる伝達歯車25が取り付けられている。
【0028】
この搬送駆動機構18によれば、駆動モータ20が駆動すると、その回転が減速歯車群21を介して伝達プーリ23の一方に伝達され、伝達ベルト24を介して伝達プーリ23の他方を回転させる。これにより、第三回転軸16、即ち第四プーリ14が回転して、各ベルト17を循環させる。この各ベルト17の循環方向は、図2中の矢印A方向となる。また、第三回転軸16の回転に伴い、伝達歯車25を介して第二回転軸11が第三回転軸16とは逆に回転する。これにより、第二プーリ8が回転して各ベルト12,13を循環させる。この各ベルト12,13の循環方向は、図2中の矢印B方向となる。
【0029】
図1に示すように、上述した第三回転軸16の下方には、孔版原紙Sを版胴101から引き剥がすための分離爪26が設けられている。分離爪26は、孔版印刷装置の構造体側に固定されており、楔状の先端を版胴101の頂部に向けている。そして、原紙係止部102が解除されると、版胴101に巻き付けられた孔版原紙Sの先端が自由になる。続けて版胴101が回転すると、孔版原紙Sの先端は分離爪26に案内されて上搬送部5と下搬送部6の間に導かれる。
【0030】
なお、図2に示すように、第三プーリ9及び第五プーリ15の孔版原紙Sが搬送されてくる側には、搬送される孔版原紙Sの有無を検出するジャム検知センサ27が設けられている。このジャム検知センサ27は、孔版原紙Sの搬送経路内に配されたアクチュエータ27aによって作動する。
【0031】
次に、圧縮手段4は、図4及び図5に示すように、前記排版圧板19に設けられている。圧縮手段4は、圧縮アーム対30と、付き当て部材31と、圧縮駆動機構32とを有している。
【0032】
圧縮アーム対30は、排版圧板4に配された軸33の周りに所定角度回動可能となるように設けられている。圧縮アーム対30は上記搬送手段2による孔版原紙Sの搬送方向に開口する略コ字形状をなし、搬送される孔版原紙の両面に沿うように、上側に長尺アーム34、下側に短尺アーム35を平行に配し、各先端をそれぞれ孔版原紙Sの搬送方向(版胴101側)に向けている。長尺アーム34は、上搬送部5の搬送方向について、上搬送部5の下流側にある。短尺アーム35は下搬送部6の搬送方向について、下搬送部6の下流側にある。圧縮アーム対30は、図4に示す位置をホームポジションとする。ホームポジションにある圧縮アーム対30は、前記搬送手段2による孔版原紙Sの搬送を妨害しない。
【0033】
図4及び図5に示すように、圧縮アーム対30の後端部は、排版圧板19に架設された軸33に対して回動自在に取り付けられている。図5に示すように、軸33の周りには二つのコイルバネ36が通されている。コイルバネ36の一端は、軸33の略中央に固定された板部材37に掛けられている。コイルバネ36の他端は、圧縮アーム対30の後端縁に形成された切欠部38に掛けられている。即ち、圧縮アーム対30は、軸33に固定された板部材37に対し、コイルバネ36を介して支持されている。なお、上記ホームポジションにおいて、コイルバネ36の弾性力は圧縮アーム対30側を下方に付勢するように働く。
【0034】
図5に示すように、圧縮アーム対30は、その先端が前記搬送手段2に接触しないように、長尺アーム34及び短尺アーム35が、第三プーリ9及びベルト13、第五プーリ15及びベルト17の間に介在するように櫛歯状に形成されている。また、長尺アーム34及び短尺アーム35の先端は、下方に突出した三角形状である。
【0035】
付き当て部材31は、圧縮アーム対30に設けられている。この付き当て部材31は、図4に示す長尺アーム34と短尺アーム35の間であって、図5に示す櫛歯状とされた各長尺アーム34及び各短尺アーム35の間において、長尺アーム34及び短尺アーム35の先端方向に移動可能に設けられている。具体的には、長尺アーム34と短尺アームの後端である圧縮アーム対30の後端側に、先端方向に向かう長穴39が形成されている。この長穴39には、圧縮アーム対30の回動中心となる軸33と平行となるように支軸40が挿通されている。付き当て部材31はこの支軸40に挿通されており、長穴39に対する支軸40の摺動に伴って移動する。
【0036】
上記圧縮アーム対30の回動及び付き当て部材31の移動は、圧縮駆動機構32によって連動して駆動される。圧縮駆動機構32は、圧縮アーム対30の回動中心である軸33に固定された扇状歯車41と、排版圧板19と付き当て部材31の間に連結されるリンク片42と、駆動モータ43と、減速歯車群44を有している。駆動モータ43の出力軸に取り付けられた歯車43aは、複数の歯車が噛合状態にある減速歯車群44の一端の歯車44aに噛合されている。また、減速歯車群44の他端の歯車44bは、扇状歯車41に噛合されている。
【0037】
この圧縮駆動機構32によれば、駆動モータ43が駆動すると、その回転が減速歯車群44を介して扇状歯車41を駆動し、軸33が図4中矢印C方向に回動する。これにより、軸33に固定された板部材37が回動する。板部材37が回動すると、コイルバネ36が軸33を中心にして共に回動し、これに連れて圧縮アーム対30が図4中矢印C’方向に回動する。圧縮アーム対30の回動範囲は、図4に示す略水平状態から90°を超えて、図7に示す如く下向きに傾斜した位置までの、約115°前後の角度である。
【0038】
一方、リンク片42は、一端が排版圧板19に対して回転自在に支持され、他端が付き当て部材31に挿通された支軸40に回転可能に取り付けられている。そして、付き当て部材31は、圧縮アーム対30の回動に伴いリンク片42を介して上述した移動を行う。図4に示す圧縮アーム対30のホームポジションにおいては、付き当て部材31は圧縮アーム対30の後端側に引っ込んだ位置にある。圧縮アーム対30が図6に示す位置に回動した際、付き当て部材31はリンク片42によって圧縮アーム対30の先端方向に移動する。この移動により、付き当て部材31は短尺アーム35の先端と略揃う位置まで移動する。続いて圧縮アーム対30が図7に示す位置に回動した際、付き当て部材31はリンク片42によって再び圧縮アーム対30の後端側に引っ込んだ位置に移動する。
【0039】
図4及び図5に示すように、軸33に近い圧縮アーム対30の一部には、圧縮アーム対30の回動位置を検出するために、圧縮アーム対30の後端からさらに突出した突起46が設けられている。図6に示すように、突起46は満杯センサ47によって検出される。
【0040】
図2及び図5に示すように、軸33には、軸33の回動位置を検知するために検知板48が固定されている。図2に示すように、検知板48は圧縮アーム対30の所望の回動範囲をなすように扇状に形成され、この扇状の範囲にかかり圧縮センサ49によって検知される。
【0041】
次に、排版容器3は、図4に示すように、搬送手段2に隣接し、且つ、ホームポジションにある圧縮アーム対30の下方の位置に設けられている。排版容器3は、使用済みの孔版原紙Sを収納する収納空間50をなす如く、底壁51と両側壁52と後壁53を有して圧縮アーム対30側に開口するように形成されている。
【0042】
排版容器3は、両側部52と後壁53が略直立して形成され、両側部52に関しては、収納する孔版原紙Sの幅分を許容する間隔とされている。また、底壁51は、搬送手段2側の前部と、後壁53側に連続する後部にて形状が異なる。底壁51の前部は、円筒をその中心を通過するように水平方向及び垂直方向に切断した下側四分の一の形状であり、圧縮アーム対30の長尺アーム34の先端の軌跡の一部に略合致した形状をなす。底壁51の後部は、前部から後壁に至る水平な板状に形成されている。なお、底壁51の内面には、櫛歯状の圧縮アーム対30間であって、圧縮アーム対30の移動に干渉しないように複数のリブ片51aが設けられている。
【0043】
なお、上記排版容器3は、孔版印刷装置に対し脱着可能に構成されている。排版容器3を孔版印刷装置から外す場合には、圧縮アーム対30がホームポジションにある時に、後壁53側から略水平方向に引き出すようにする。このため、排版容器3は、例えば側壁52の外面にガイド(付図示)が設けられ、孔版印刷装置側のスリット(付図示)に係合するように構成されている。また、排版容器3が孔版印刷装置内の所定位置に装着されているか否かは、排版容器3の位置を検知するセンサ等の出力信号に基づいて判断することができる。
【0044】
次に本孔版印刷装置の排版装置1における排版動作について説明する。
排版動作は、製版ボタンが押下されたとき、または、機密処理(未製版の孔版原紙Sを版胴101に巻き付ける処理)ボタンが押下されたときに開始される。例えば、孔版印刷装置に対し所望の原稿をセットし、図示しないスタートボタンを押下すると、まず、図1にて時計廻りに版胴101が回転する。その途上、付図示の原紙センサが版胴101の外周面上の孔版原紙Sの有無を検出する。
【0045】
“孔版原紙あり”(つまり排版すべき孔版原紙が巻き付けられている)と判断された後、原紙係止部102が版胴101の最頂部(着排版位置)に来たところで版胴101の回転が停止する。次に、原紙係止部102が開き、孔版原紙Sの先端部が開放される。
【0046】
孔版原紙Sの開放と同時に、搬送駆動機構18にて搬送手段2が孔版原紙Sを搬送するべく駆動を開始する。なお、係止を解かれた孔版原紙Sの先端部は、製版前にロール状とされていた巻き癖によって上方にカールしている。しかしながら、第一プーリ7及び第一プーリ7に掛け回されたベルト12がその上方に位置しているため、係止を解かれた孔版原紙Sの先端部が過剰に浮き上がるのが補正される。
【0047】
版胴101が時計廻り方向に回転する。孔版原紙Sの先端部は、第一プーリ7及びベルト12と、分離爪23によって案内されて搬送手段2側に送られる。孔版原紙Sは搬送手段2によって排版容器3の方向に送られ、版胴101から引き剥がされていく。剥ぎ取られた孔版原紙Sは、版胴101の回転と共に、搬送手段2によって搬送される。孔版原紙Sは、実質的には上下から各プーリ7,8,9,14,15によって挟持されており、各ベルト12,13,17は搬送の案内として作用する。
【0048】
なお、上記孔版原紙Sの搬送において、版胴101の原紙係止部102が着排版位置から所定角度(90度)回転した時点で、版胴101の外周面上の孔版原紙Sの有無を検出する上記原紙センサは、再度原紙の有無を確認する。ここで、“孔版原紙なし”であれば、孔版原紙Sが搬送手段2へ送られたと判断する。“孔版原紙あり”ならば、版胴101をさらに270度回転させて着排版位置に戻し、排版ミスを報知する。それと同時に搬送手段2の駆動も停止する。
【0049】
搬送手段2による孔版原紙Sの搬送において、孔版原紙Sの先端はジャム検知センサ27をONする。ジャム検知センサ27は、孔版原紙Sが通過している間はONの状態となる。一版分全ての孔版原紙Sが排版容器3内に送り込まれると、ジャム検知センサ27はOFFとなる。
【0050】
圧縮手段4は、版胴101が着排版位置から90°回転するまでの間に前記原紙センサが“孔版原紙なし”(孔版原紙Sが搬送手段2に送り込まれた状態)を検知し、且つ、版胴101がそこから270°回転した着排版位置の時点でジャム検知センサ27がOFF(孔版原紙Sが排版容器3に収納された状態)となるまでは作動せず、圧縮アーム対30が図4に示すホームポジションに位置する。この時、突起46は、図4に示すように、満杯センサ47を遮断(ON)しない位置にある。また、検知板48は、図2に示すように、圧縮センサ49を遮断(ON)しない位置にある。
【0051】
このように圧縮アーム対30がホームポジションにある時、排版容器3内に搬送された孔版原紙Sは、圧縮アーム対30の長尺アーム34と短尺アーム35の間に送られる先端部が付き当て部材31に突き当たる。孔版原紙Sは、搬送手段2のさらなる搬送によって、長尺アーム34と短尺アーム35の間で、図4に示す如く小さく折り畳まれるように圧縮される。
【0052】
ジャム検知センサ27がOFF(孔版原紙Sが排版容器3に収納された状態)となって、一版分全ての孔版原紙Sが搬送さたことが認識されると、圧縮駆動機構32の駆動により圧縮手段4が作動する。
【0053】
圧縮アーム対30は、軸33の周りを、図4において反時計廻り方向(矢印C’方向)に回動する。圧縮アーム対30の長尺アーム34は、図6に示すように、排版容器3の底壁51の前部において内面に沿って移動する。そして、圧縮アーム対30の回動と共に、付き当て部材31が移動する。この付き当て部材31の移動により、長尺アーム34と短尺アーム35の間で圧縮された孔版原紙Sが、長尺アーム34と短尺アーム35の間より押し出される。
【0054】
なお、上記の如く圧縮アーム対30が回動し、付き当て部材31が圧縮された孔版原紙Sを押し出す際、押し出された孔版原紙Sや、以前に排版容器3に収納された孔版原紙Sが長尺アーム34の先端と排版容器3の底壁52の間から排版容器3の前部側に出ようとすることが考えられる。しかしながら、上記排版装置1では、長尺アーム34が排版容器3の底壁51の前部において内面に沿って移動することと、排版容器3の底壁51に複数のリブ片51aが設けられていることにより、そのようなことが起こらない。
【0055】
圧縮アーム対30が、図6に示す位置からさらに回動すると、押し出された圧縮済の孔版原紙Sは、図7に示すように長尺アーム34によって排版容器3の奥方に押される。この図7に示す圧縮アーム対30の位置は、圧縮アーム対30が排版容器3で回動しうる限界位置を示す。
【0056】
なお、圧縮アーム対30が回動をし始めると、検知板48は圧縮センサ49を遮断(ON)する。また、圧縮アーム対30が、図7に示す位置に達した時、検知板48が圧縮センサ49の遮断範囲を通過してOFFし、圧縮アーム対30の回動が停止する。
【0057】
続いて、圧縮駆動機構32が逆転して駆動し、圧縮アーム対30を前記方向とは逆に回動する。検知板48は圧縮センサ49を再びONとした後、さらに回動を続けて圧縮センサ49をOFFとする。ここで圧縮アーム対30は図4に示すホームポジションに戻る。圧縮センサ49がOFFとなった後、所定時間が経過するのを待って圧縮アーム対30の回動を停止させる。圧縮センサ49がOFFとなった直後に圧縮アーム対30を停止させないのは、孔版印刷装置の振動等によって圧縮センサ49がONになってしまうと、初期設定時に圧縮アーム対30の位置を確認するのに時間がかかってしまうためである。
【0058】
また、排版容器3への孔版原紙Sの収納動作を重ねてゆくと排版容器3の奥方には、一様に圧縮された孔版原紙Sが増してゆく。本排版装置1では、このように増した孔版原紙Sに対し、圧縮アーム対30の回動にて次々に新たな圧縮済の孔版原紙Sを送り込むことにより、長尺アーム34及び短尺アーム35によって排版容器3の奥方でさらに孔版原紙Sを圧縮することとなる。特に、圧縮アーム対30の回動がホームポジションから90°を超えた付近から、図7に示す圧縮アーム対30の回動の限界位置に至る間では、短尺アーム35が前に送った孔版原紙Sを図7に一点鎖線で示すように排版容器3の上方へと持ち上げようにして圧縮を行う。また、短尺アーム35の先端は、孔版原紙Sを容易に上方に掻き上げることができるように鉤形に形成されている。
【0059】
さらに、排版容器3内に収納した孔版原紙Sの量が増加し、排版容器3に収納できる所定量に到達し満杯になる。
上述したように、圧縮センサ49をON/OFFする検知板48は、圧縮アーム対30の中心となる軸33に固定されている。また、満杯センサ47をON/OFFする突起46は圧縮アーム対30側に設けられている。さらに、圧縮アーム対30の回転は、圧縮駆動機構32に駆動された軸33の回動により、コイルバネ36を介して回動する。
【0060】
即ち、軸33に固定された検知板48は、軸33と共に回動して常に同じ動作を繰り返している。これに対し、圧縮アーム対30は、コイルバネ36を介して軸33の回動に連れ廻りしているため、軸33が回動し、検知板48が圧縮センサ49を通過しても、圧縮アーム対30は満杯になった孔版原紙Sによって進路を妨げられそれ以上移動できない。従って、圧縮アーム対30と一体の突起46も回動できず、該突起46は満杯センサ47をONとすることができない。このように、圧縮アーム対30の動作時において満杯センサ47がONとなる前に圧縮センサ49がOFFとなった場合には、“排版容器満杯”と判断される。
【0061】
“排版容器満杯”が検出されると、“排版オーバー”の表示が図示しない操作パネルにLED等により表される。
ここで、排版圧板19が閉じられ、排版容器3が孔版印刷装置に取り付けられている状態では、排版容器3が孔版印刷装置に取り付けられていることを付図示のセンサ等のONによって認識している。そして、“排版容器満杯”により、排版容器3を孔版印刷装置から取り外すことにより、上記センサ等が一旦OFFとなる。次に、排版容器3内の孔版原紙Sを捨て、空になった排版容器3を孔版印刷装置に装着すると、前記センサ等がONになる。これにより、孔版原紙Sが排版容器3から捨てられたものとみなし、上記の“排版オーバー”表示を停止させる。なお、そのとき、再度圧縮アーム対30を回動させて排版処理後の確認を行えば、万が一孔版原紙Sが捨てられておらず、排版満杯の状態で次の排版が行われても排版装置がジャムすることがない。
【0062】
次に、本孔版印刷装置に電源を投入した時、圧縮アーム対30の位置を検出する手順について説明する。電源投入時、圧縮アーム対30が存在する位置は、▲1▼ホームポジション(図4)、▲2▼最大圧縮位置(図7)、▲3▼▲1▼と▲2▼の中間位置(図6)の3つの位置のいずれかであると考えられる。
【0063】
図4に示す▲1▼の場合は、電源投入時、圧縮センサ49はOFFである。まず、圧縮駆動機構32の駆動にて圧縮アーム対30を図4にて反時計廻り方向に回転させ、圧縮センサ49がONとなった後に停止させ、さらに圧縮駆動機構32を逆回転させて圧縮センサ49がOFFした後所定時間(例えば30ms)経過してから圧縮駆動機構32を停止させる。
【0064】
図7に示す▲2▼の場合も、圧縮センサ49はOFFであるが、検知板37が圧縮センサ49を通過した状態にある。まず、圧縮駆動機構32の駆動にて圧縮アーム対30を図7にて反時計廻り方向に回転させる。所定時間(例えば360ms)経過して圧縮センサ49がONとならない場合に圧縮駆動機構32を停止させ、さらに圧縮駆動機構32を逆転する。圧縮センサ49がONになったことを確認し、さらに圧縮センサ49がOFFになるまで逆転を継続する。圧縮センサ49がOFFになった後は、▲1▼の場合と同様に所定時間後に停止させる。
【0065】
図6に示す▲3▼の場合は、圧縮センサ49はONである。圧縮センサ49がOFFとなるまで圧縮アーム対30を反時計廻り方向に回転させ、圧縮センサ49がOFFとなったら圧縮アーム対30の駆動を停止する。その後、逆転して圧縮センサ49が再びOFFとなった後は、▲1▼の場合と同様に所定時間後に停止させる。
【0066】
したがって、このように構成された排版装置1では、搬送手段2によって搬送された孔版原紙Sを、その搬送力を利用して圧縮アーム対30の長尺アーム34と短尺アーム35の間で圧縮させている。その後の圧縮アーム対30の回動により、付き当て部材31が長尺アーム34と短尺アーム35の間から圧縮済の孔版原紙Sを押し出すとともに、長尺アーム34によって排版容器3の奥方に移動させている。これにより、排版容器3に搬送された孔版原紙Sを、排版容器3への収納量の多少に関わらず、全てが一様、且つ、小さく圧縮された状態とするので、排版容器3内での孔版原紙Sの嵩張りを防止することができ、排版容器3の容積を有効に用いることが可能となる。
【0067】
また、圧縮アーム対30がホームポジションである略水平な状態から90°を超えて回動するため、排版容器3の奥方に運ばれた孔版原紙Sは、次回の孔版原紙Sの排版時に、短尺アーム35によって排版容器3の奥方の上部へ押し上げられるようにして圧縮される。これにより、排版容器3の上方に余剰空間が生じることがなく、さらに排版容器3の容積を有効に用いることが可能となる。
【0068】
このように、上記排版装置1によれば、排版容器3(排版収納部)の容積を有効に用い、使用済みの孔版原紙Sの収納量を増すことができる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による排版装置は、版胴より剥ぎ取られ搬送手段によって排版収納部に搬送された孔版原紙は、孔版原紙の両面に沿う如く対をなす圧縮アーム対にある付き当て部材に突き当たり、圧縮アーム対の間で圧縮される。これにより、排版収納部に搬送された孔版原紙を、排版収納部での孔版原紙の収納量の多少に関わらず、全てを一様、且つ、小さく圧縮するため、排版収納部内での孔版原紙の嵩張りを防止し、排版収納部の容積を有効に用いることができる。
【0070】
また、圧縮アーム対の間で圧縮された孔版原紙は、圧縮アーム対の移動に伴う付き当て部材の移動によって圧縮アーム対の間から押し出され、続いて移動する圧縮アーム対によって排版収納部の所定方向に寄せ集められてさらに圧縮される。これにより、さらに排版収納部の容積を有効に用いることができる。
【0071】
特に、圧縮アーム対が長尺アームと短尺アームとで対をなし、その移動の際に、短尺アーム側が先行し、長尺アーム側が排版収納部の収納空間の形状の一部に沿うため、上記の如く圧縮アーム対の間で圧縮した孔版原紙の押し出しと、その後の圧縮を効果的に行うことができる。
【0072】
また、圧縮アーム対が、孔版原紙が搬送される際の位置を略水平な状態とし、そこから90°を超える回動範囲を有していることにより、圧縮アーム対の回動が90°を超えた付近から、前に送った孔版原紙を排版収納部の上方へと持ち上げようにして圧縮を行う。これにより、排版収納部の上方に余剰空間を減少させることができる。
【0073】
また、圧縮アーム対及び付き当て部材を駆動する圧縮駆動機構は、圧縮アーム対を回動させるとともに付き当て部材を押し出す如く連動するリンク構造をなすため、簡素な構成により上記効果を奏することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である排版装置を有する孔版印刷装置を示す側面図。
【図2】前記排版装置の搬送駆動機構を示す側面図。
【図3】前記排版装置の搬送駆動機構及び圧縮駆動機構を示す平面図。
【図4】前記排版装置の圧縮手段を示す側面図。
【図5】前記排版装置の圧縮手段を示す平面図。
【図6】前記排版装置の圧縮手段の動作を示す側面図。
【図7】前記排版装置の圧縮手段の動作を示す側面図。
【図8】従来の排版装置を示す側面図。
【符号の説明】
1…排版装置、2…搬送手段、3…排版容器(排版収納部)、30…圧縮アーム対、31…付き当て部材、32…圧縮駆動機構、34…長尺アーム、35…短尺アーム。

Claims (4)

  1. 版胴より剥ぎ取られた廃棄すべき孔版原紙を搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬送された前記孔版原紙を収納する収納空間をなす排版収納部とを有した排版装置において、
    前記搬送手段によって搬送された前記孔版原紙の両面に沿う如く対をなす圧縮アーム対と、
    該圧縮アーム対間の奥方に配されて、搬送された前記孔版原紙の搬送方向に抗して付き当たり前記圧縮アーム対の間で前記孔版原紙を圧縮する付き当て部材と、
    該圧縮アーム対を収納空間内に移動させ、且つ、前記圧縮アーム対の移動と共に前記付き当て部材を前記圧縮アーム対間から押し出すように移動させる圧縮駆動機構と、
    を有し、前記圧縮アーム対の移動にて、付き当て部材によって押し出された前記孔版原紙を前記排版収納部の所定方向に寄せ集めて圧縮することを特徴とする排版装置。
  2. 前記圧縮アーム対は、長尺アームと短尺アームとで対をなし、その移動の際に、短尺アーム側が先行し、長尺アーム側が前記排版収納部の収納空間の形状の一部に沿うことを特徴とする請求項1に記載の排版装置。
  3. 前記圧縮駆動機構は、前記圧縮アーム対を回動させるとともに、前記付き当て部材を押し出す如く連動するリンク構造をなすことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の排版装置。
  4. 前記圧縮アーム対は、前記孔版原紙が搬送される際の位置を略水平な状態とし、そこから90°を超える回動範囲を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の排版装置。
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