JP3659131B2 - 車両用ドアのインサイドハンドル構造 - Google Patents

車両用ドアのインサイドハンドル構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のドア、特にキャブオーバ型トラックのドアに採用されて好適なインサイドハンドル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のキャブオーバ型トラックにおいてキャブ側部に設けられるドアの構造の一例を、車室内方から視た図10の概略側面図について説明する。図中符号10は総括的にキャブ側部に設けられたドアを示し、同ドア10は、アウタパネル及びインナパネルから構成されたドア本体12と、同ドア本体12の上方にサッシュ14により限界された窓開口16とを備え、窓開口16には上記ドア本体12のアウタパネル及びインナパネル間の空間内に収容された手動又は電動のウインドウレギュレータ(図示せず)により昇降される窓ガラス18が設けられている。なお、場合により上記窓ガラス18が、図中の一点鎖線で示した縦サッシュ20により前後に区分され、前方の三角窓部分には昇降しない窓ガラス18fが装着され、上記縦サッシュ20より後方の窓ガラス18rが上記ウインドウレギュレータにより昇降するように構成されることもある。
【0003】
上記ドア10は、ドア本体12の前端縁部をキャブのドア開口を限界する前方構造部材、例えばフロントピラーにヒンジによって枢着され、また上記ドア本体12の後端部分には、キャブのドア開口を限界する後方構造部材、例えば側壁部材に設けられたストライカと協働してドアの開閉を制御するラッチ部材を含むドアロック装置22が設けられている。さらに、上記ドア本体12の上端縁、即ち窓開口16の下端縁によって形成されるウエストライン24に隣接する車両前後方向の略中央部分近傍の乗員が座席に着座した状態で操作し易い位置に、ドア10を車室内方から開くためのインサイドハンドル26が設けられ、同インサイドハンドル26に隣接してロックノブ28が設けられている。
【0004】
上記インサイドハンドル26は、伝動ロッド又はケーブル等の第1作動部材30を介して上記ドアロック装置22内のラッチ部材に作動的に連結され、ロックノブ28は伝動ロッド又はケーブル等の第2作動部材32を介して上記ドアロック装置22に連結されている。当業技術者間に良く知られているように、上記ロックノブ28がロック位置に操作されているときは、たとえインサイドハンドル26を開方向に操作してもドアロック装置22内のラッチ部材は解錠位置に変位せず、車体側のストライカに係合した錠止位置に保持されるが、上記ロックノブ28がアンロック位置に操作されているときは、上記インサイドハンドル26を開方向に操作することにより、ドアロック装置22内のラッチ部材が車体側のストライカとの係合を解除され、従ってドア10を開放することができるように構成されている。
【0005】
上記のようなトラックのドア10において、近来、乗員特に運転者の視界を広くして歩行者や他の車両等に対する視認性を向上すると共に、車室内を明るくして居住性を向上し、さらに商品性を改善するデザイン上の観点から、ウエストライン24を低くして窓開口16を広く設定しようとする試みがある。この場合、ウエストライン24が低くなった分だけドア本体12の面積が小さくなり、そのアウタパネル及びインナパネル間の空間内に収容されるウインドウレギュレータ、音楽用スピーカその他の部材、部品等との関係的配置から、上記インナハンドル26及びロックノブ28を、乗員が操作し易い位置に配置することと、インナハンドル26及びロックノブ28とドアロック装置22とを作動的に連結する伝動用ロッド、ケーブル等の第1及び第2作動部材30及び32を、他の部材との干渉を避けて配置することとを、同時に満足する構成を得ることが難しいという技術的課題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑み創案されたもので、車両用ドアにおける窓開口の面積を十分広くとることによって、乗員特に運転者の視界を広くして運転の安全性を向上すると共に、車室内を明るくして居住性を改善し、さらにウエストラインを低くすることによってデザイン上の見栄を良くして商品性を向上することと、インサイドハンドル及びロックノブを操作上便利な位置に配置すると共に、インサイドハンドル及びロックノブとドアロック装置とを作動的に連結する第1及び第2の作動部材の配置を容易に行なうことができる車両用ドアのインサイドハンドル構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、車両用ドアの窓開口下端縁を形成するウエストラインと上記ドアの窓開口に設けられた窓ガラスの内表面に沿い上記ウエストラインの上方に配設されたウエストバーとの間で、かつ、上記ウエストラインと上記ウエストバーの前端との固着個所近傍に介装され、その一端部が上下方向に延びた第1支持軸の軸線の回りに回動自在に支持されたインサイドハンドルと、同インサイドハンドルに連結されて上記ウエストライン下方のドア本体内に配設され、ドアロック装置の施錠及び解錠操作を行なう第1の作動部材に連結された第1のレバー部材と、上記ウエストラインと上記ウエストバーとの間において上記インサイドハンドルの近傍に配置され、上下方向に延びた第2支持軸の軸線の回りに回動自在に支持されたロックノブと、同ロックノブに連結されて上記ドア本体内に配設され、上記ロックノブの第1の回動位置では上記インサイドハンドルの解錠操作にも拘わらず上記ドアロック装置を解錠不能の状態に保持すると共に、上記ロックノブの第2の回動位置では上記インサイドハンドルの解錠操作により上記ドアロック装置の解錠を許容する第2の作動部材に連結された第2のレバー部材とを備えたことを特徴とする車両用ドアのインサイドハンドル構造を提案するものである。
本発明においては、上記第1支持軸と第2支持軸とが、一体的に形成された同一の軸部材から構成されることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の好ましい実施形態を、図1ないし図9を参照して具体的に説明する。なお、図10を参照して説明した従来の車両用ドアと実質的に同一又は対応する部材及び部分には同一の符号を用い、重複説明は省略する。
先ず、図1は、キャブオーバ型トラックのキャブにおけるドア10のインサイドハンドル26及びロックノブ28取付部分を車室内方から視た要部拡大側面図である。図示のドア10は、前述したように、運転者の視界を広くして走行安全性を向上すると共に、車室内を明るくして居住性を改善し、さらにデザイン上の見栄を良くして商品性を向上する等の観点から、窓開口16を広く設定し、従って窓開口16の下端縁によって形成されるウエストライン24を低く設定したものである。
【0009】
この場合、所定のドア10の高さに対してドア本体12の高さが相対的に減少するので、窓ガラス18を最下端位置まで下降させたとき、窓ガラス18の上端縁がウエストライン24より上方に突出する。従って、窓ガラス18を全開し、運転者が窓から身体の一部を乗り出して後方を視認しながら後進する場合等に、薄い窓ガラス18の上端縁に肘や下腕部が接して運転者に苦痛を与える不具合があるため、従来から、上記ウエストライン24の上方において窓ガラス18の内側面に沿い車両前後方向に延びたウエストバー34が設けられている。上記ウエストバー34は、従来、ガードバー、プロテクトバー、ドアバー等種々の名称で呼ばれているものと略同種の部材である。
【0010】
図1の側面図及び図2の断面図に示されているように、インナハンドル26及びロックノブ28は、上記ウエストバー34と、窓開口16の下端縁を限界するウエストライン24の間に配設され、好ましくは、同ウエストバー34の前端をドア本体12に対し固着するために形成された前端傾斜部36と上記ウエストライン24との間の略三角形をなすスペース内に配設される。なお、図2に部分的に示されているように、ドア本体12は、アウタパネル38とインナパネル40とを備え、上記インナパネル40はその上端付近をリーンホースメント42により補強されている。上記アウタパネル38、インナパネル40及びリーンホースメント42の上端部はスポット溶接等により一体的に固着されてフランジを形成し、同フランジには窓ガラス18の内側面に当接する水切りリップ44を備えたウエザストリップ46が装着されており、同ウエザストリップ46の上面が上記ウエストライン24を形成する。さらに、上記インナパネル40の車室側の内側面には、トリム48が装着されている。
【0011】
上記ウエストバー34は、内部に強度保持用の鋼板製芯材50を埋設した樹脂材料製の部材であって、上記芯材50の前方部分には、上記インナハンドル26及びロックノブ28を配置する部位において下向きに延びた適数個の支持腕52が突設されている。同支持腕52には、ねじその他任意の固着具によってサポートプレート54が固着され、同サポートプレート54の前後方向後端部分には、夫々車室内方に向って延びた上下一対のブラケット56が突設されている。上下のブラケット56には、上記インサイドハンドル26の一端部を回転自在に支持する第1の支持軸58aと、ロックノブ28を回転自在に支持する第2の支持軸58bとを一体的に結合して上下方向に延在する同一軸として形成した支持軸58の上下両端が支持されている。
【0012】
上記インナハンドル26及びロックノブ28は、上記サポートプレート54の車室内方側に装着された樹脂材料製の装飾用の内側カバー60内に収容され、また上記サポートプレート54の車室外方の側面は窓ガラス18を通して視認されるので、図2に示されているように、ウエストバー34と上記ウエザーストリップ46との間に介装された外側カバー62によって覆われている。
上記インナハンドル26の上記支持軸58が挿通される基部26aには、下方に延びた延長部26bが設けられ、同延長部26bの下端には第1のレバー部材64が一体的に形成されている。同第1レバー部材64の先端付近には、インナハンドル26と前記ドアロック装置22とを作動的に連結する伝動ロッド又はケーブル等の第1作動部材30の一端が連結される。なお、上記延長部26bは、図4ないし図7の断面図に示されているように、支持軸58の軸線に対し同心的に形成された部分円環状又は繭形の断面形状を有する。
【0013】
また、上記ロックノブ28の支持軸58が挿通される基部28aには、外周面に乗員が回転操作を行なう際の把手部となる突起66が設けられると共に、上記インナレバー26の延長部26bを回転自在に収容する環状溝68が設けられている。同環状溝68は、上記突起66に対し直径方向反対側の部分に上記第1レバー部材64の通過を許容する開口又は切欠部70を備えると共に、上記突起66側の橋架部72によって円周方向に区分されている。さらに、上記基部28aには下方に延びた延長部28bが設けられ、同延長部28bの下端には第2のレバー部材74が一体的に形成されている。第2レバー部材74の先端付近には、ロックノブ28と前記ドアロック装置22とを作動的に連結する伝動ロッド又はケーブル等の第2作動部材32の一端が連結される。なお、上記インナハンドル26は、図2に示されているように、その内部の空所26c内において支持軸58に外嵌された捩りばねからなるリターンスプリング76によって、乗員の操作部となる自由端部が上記内側カバー60内に収容される方向に常時弾性的に付勢されている。
【0014】
上記インナハンドル26の延長部26bの下端に設けられた第1レバー部材64、及びロックノブ28の延長部28bの下端に設けられた第2レバー部材74は、図2に良く示されているように、ドア本体12の上端部分におけるトリム48の内部に収容されているので、ドア本体12内に収容されるウインドウレギュレータやスピーカその他の部材との干渉することなく、上記第1及び第2作動部材30及び32を配置することができる。なお、図3の斜視図は、図1に示したインナハンドル構造を車室外方から、かつやや後方から視た図面である。
【0015】
図4ないし図7は、何れも図2のZ−Z線に沿う断面図である。
先ず、図4及び図5は、ロックノブ28がロック位置又は第1位置に回動操作されている状態を示し、図4ではインサイドハンドル26が上記リターンスプリング76の付勢力に抗してドア開方向に回動された場合を示す。このとき、ロックノブ28の延長部28bの下端に設けられている第2レバー部材74により第2作動部材32を介してドアロック装置22がロック状態に保持されているので、たとえ、インサイドハンドル26が図4の開位置に回動されても、その延長部26bの下端の第1レバー部材64に連結された第1作動部材30は無効ストロークを行なうのみで、ドアロック装置22は解錠操作されない。また、図5は、ロックノブ24がロック位置に操作されており、インサイドハンドル26はリターンスプリング76により不作動又は休止位置に保持されているので、ドアロック装置22は勿論錠止状態となっている。
【0016】
図6及び図7は、ロックノブ28がアンロック位置即ち第2位置に回動操作されている状態を示し、図6ではインサイドハンドル26がリターンスプリング76の付勢力に抗してドア開方向に回動された場合を示す。このとき、ロックノブ28の延長部28bの下端に設けられている第2レバー部材74により第2作動部材32を介してドアロック装置22がアンロック状態となっているので、インサイドハンドル26を図6の開位置に回動させると、その延長部26bの下端の第1レバー部材64に連結された第1作動部材30を介してドアロック装置22が解錠され、ドア10を開くことが可能となる。また、図7はインサイドハンドル26がリターンスプリング76により不作動又は休止位置に保持されているので、たとえロックノブ28がアンロック位置に操作されていてもドアロック装置22は解錠されず、勿論ドア10は閉位置に錠止めされている。
【0017】
次に、図8の断面図及び図9の斜視図は、上記図2ないし図7に示した実施形態の変形実施形態を示し、前者のインサイドハンドル構造と実質的に同一又は対応する部材及び部分には同一の符号を付す。なお、ドア10に対するインサイドハンドル構造の関係的配置は、両者共通であり、従って、図1に関する上記説明は、上記変形実施形態にも実質的に同様に適用される。
この変形実施形態では、インサイドハンドル26の延長部26bが支持軸58に同心的に嵌装されて下向きに延び、その下端部に第1レバー部材64が形成されている。他方、ロックノブ28の基部28aは、上記延長部26bに回転自在に嵌装され(従って支持軸58に延長部26bを介して回転自在に嵌装されている)、上記基部28aから下向きに延びた延長部28bの下端に第2レバー部材74が設けられている。
【0018】
第1レバー部材64の先端自由端部には、例えばケーブルからなる第1作動部材30の一端を連結する樹脂材料製の連結具78が取付孔80の軸線の回りに自在に回転し得るように装着されている。また、上記第2レバー部材74の先端自由端部にも、上記と同様の連結具78が取付孔82の軸線の回りに自在に回転し得るように装着されている。なお、ロックノブ28の基部28a及び延長部28bの上端大径部分28b′には、上記インナハンドル26の第1レバー部材64の通過を許容する切欠部70が半径方向に延在して形成されている。さらに、インナハンドル26の基部26aには、リターンスプリング76を収容する空所26cが頂部に凹設されている。
【0019】
この変形実施形態に係るインナハンドル構造においても、インナハンドル26及びロックノブ28の操作部を含む主要部分がドア本体12の上端縁即ちウエストライン24とウエストバー34との間に配置され、夫々の延長部26b及び28bがドア本体12の内部に延びて各々の下端部に第1及び第2レバー部材64及び74がドア本体12内に配置されるので、ドア本体12内の他の部材との干渉を避けながら容易に第1及び第2作動部材30及び32を配置することができる。この結果、窓ガラス18の面積を十分広くとって運転者の視界を広くし走行安全性を向上し得ると共に、車室内を明るくして居住性を改善することができる利点があり、さらにウエストライン24を低くしてデザイン上の外観を良くして商品性を向上し得る効果がある。
【0020】
なお、上記各実施形態においては、インナハンドル26を支持する第1支持軸58aと、ロックノブ28を支持する第2支持軸58bとを一体的に結合して、同一の軸部材58とした場合が例示されているが、第1支持軸58aと、第2支持軸58bとを別個の軸部材とすることができ、また両支持軸58a及び58bは、同一軸線上に配置される必要はなく、互に平行又は略平行な別個の軸線を有するように配置されても良い。
【0021】
【発明の効果】
叙上のように、本発明に係る車両用ドアのインサイドハンドル構造は、車両用ドアの窓開口下端縁を形成するウエストラインと上記ドアの窓開口に設けられた窓ガラスの内表面に沿い上記ウエストラインの上方に配設されたウエストバーとの間で、かつ、上記ウエストラインと上記ウエストバーの前端との固着個所近傍に介装され、その一端部が上下方向に延びた第1支持軸の軸線の回りに回動自在に支持されたインサイドハンドルと、同インサイドハンドルに連結されて上記ウエストライン下方のドア本体内に配設され、ドアロック装置の施錠及び解錠操作を行なう第1の作動部材に連結された第1のレバー部材と、上記ウエストラインと上記ウエストバーとの間において上記インサイドハンドルの近傍に配置され、上下方向に延びた第2支持軸の軸線の回りに回動自在に支持されたロックノブと、同ロックノブに連結されて上記ドア本体内に配設され、上記ロックノブの第1の回動位置では上記インサイドハンドルの解錠操作にも拘わらず上記ドアロック装置を解錠不能の状態に保持すると共に、上記ロックノブの第2の回動位置では上記インサイドハンドルの解錠操作により上記ドアロック装置の解錠を許容する第2の作動部材に連結された第2のレバー部材とを備えたことを特徴とし、ドアの窓開口を十分広くして運転者の視界を拡大することにより走行安全性を向上させると共に、車室内を明るくして居住性を改善し、またウエストラインを低くして外観を向上させることにより商品性を改善したキャブにおいて、乗員が車室内からドアを開閉する際に操作し易い位置にインサイドハンドル及び協働するロックノプを配置することができ、かつ上記インサイドハンドル及びロックノプとドアロック装置とを作動的に連結する伝動ロッド・ケーブル等の作動部材を、ドア本体内の他の部品、補機等との干渉を避けるように容易に配置することができるので、産業上有益である。
さらに、上記インサイドハンドル構造において、インサイドハンドルを回転可能に支持する第1支持軸と、ロックノブを回転可能に支持する第2支持軸とを、一体的に形成された同一の軸部材によって構成することにより、構造が簡単で安価な構成を提供し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインサイドハンドル構造を車室内方から視た要部側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2に示したインサイドハンドル構造の要部を抽出して示した斜視図である。
【図4】図2のZ−Z線に沿う要部断面図であって、ロックノブ28がロック状態のときにインサイドハンドル26が開方向に操作された場合を示す。
【図5】図2のZ−Z線に沿う要部断面図であって、ロックノブ28がロック状態でかつインサイドハンドル26が不作動状態の場合を示す。
【図6】図2のZ−Z線に沿う要部断面図であって、ロックノブ28がアンロック状態のときにインサイドハンドル26が開方向に操作された場合を示す。
【図7】図2のZ−Z線に沿う要部断面図であって、ロックノブ28がアンロック状態でかつインサイドハンドル26が不作動状態の場合を示す。
【図8】本発明の変形実施形態を示す図2と同様の要部断面図である。
【図9】図8に示したインサイドハンドル構造の要部分解斜視図である。
【図10】従来のキャブオーバ型トラックにおけるドアの構造を示した概略側面図である。
【符号の説明】
10…ドア、12…ドア本体、14…サッシュ、16…窓開口、18…窓ガラス、22…ドアロック装置、24…ウエストライン、26…インサイドハンドル、26a…インサイドハンドルの基部、28…ロックノブ、28a…ロックノブの基部、30…第1作動部材、32…第2作動部材、34…ウエストバー、48…トリム、50…鋼板製芯材、52…支持腕、54…サポートプレート、56…ブラケット、58…支持軸、58a…第1支持軸、58b…第2支持軸、60…内側カバー、62…外側カバー、64…第1レバー部材、74…第2レバー部材。

Claims (2)

  1. 車両用ドアの窓開口下端縁を形成するウエストラインと上記ドアの窓開口に設けられた窓ガラスの内表面に沿い上記ウエストラインの上方に配設されたウエストバーとの間で、かつ、上記ウエストラインと上記ウエストバーの前端との固着個所近傍に介装され、その一端部が上下方向に延びた第1支持軸の軸線の回りに回動自在に支持されたインサイドハンドルと、同インサイドハンドルに連結されて上記ウエストライン下方のドア本体内に配設され、ドアロック装置の施錠及び解錠操作を行なう第1の作動部材に連結された第1のレバー部材と、上記ウエストラインと上記ウエストバーとの間において上記インサイドハンドルの近傍に配置され、上下方向に延びた第2支持軸の軸線の回りに回動自在に支持されたロックノブと、ロックノブに連結されて上記ドア本体内に配設され、上記ロックノブの第1の回動位置では上記インサイドハンドルの解錠操作にも拘わらず上記ドアロック装置を解錠不能の状態に保持すると共に、上記ロックノブの第2の回動位置では上記インサイドハンドルの解錠操作により上記ドアロック装置の解錠を許容する第2の作動部材に連結された第2のレバー部材とを備えたことを特徴とする車両用ドアのインサイドハンドル構造。
  2. 上記第1支持軸と第2支持軸とが、一体的に形成された同一の軸部材から構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアのインサイドハンドル構造。
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