JP3656752B2 - チューブ材の継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナット部材の雌ねじ孔内に差し込まれたチューブ材の一端部を継手本体に外嵌し、前記ナット部材の雌ねじを継手本体の雄ねじに締め込むことで、チューブ材の一端部を支持するようにしたチューブ材の継手に関する。特に、本発明は、高密度半導体チップの製造現場におけるクリーンルーム内で用いる純水洗浄液、その他薬液等の流管路を司るチューブ材の樹脂継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のチューブ材の継手としては、例えば、特開平7−243564号公報に開示されたものがある。
【0003】
すなわち、ナットを継手本体に締め込むときに、樹脂製スペーサーの両端面が継手本体とナットとに接触して、そのスペーサーを指で回して回転不能になるときをナットの締め込み終了位置とし、レンチ等の締め付け工具で締め込み終了位置を過ぎてナットを回し過ぎてもナットは樹脂製スペーサーを押圧して変形させるため、ねじ部に過度の応力は発生せず、継手本体を破損させることなく、ナットの締め込み作業を終了することができるものである。
【0004】
また、同公報には、樹脂製スペーサーの両端面がそれぞれ継手本体面、ナット端面と接触すると、樹脂製スペーサーの両端面に作用する摩擦トルク差により、樹脂製スペーサーがナットと共回りし始め、樹脂製スペーサーの外形状の回転方向の移動により作業者が容易に目視できることで、ナットの締め込みを終了することができるものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のチューブ材の継手では、ナットの締め込みの最終段階では、ナットを少しずつ締め込む毎に、樹脂製スペーサーを指で回して回転するか否かを確かめなければならず、ナットの締め込み作業が煩わしく、作業性が良くないという問題点がある。
また、ナット側から樹脂製スペーサーに作用する摩擦トルクが、継手本体側から樹脂製スペーサーに作用する摩擦トルクより大きければ、樹脂製スペーサーとナットとが共回りし始めることで、ナットの締め込みを終了することができるが、反対に、ナット側から樹脂製スペーサーに作用する摩擦トルクが、継手本体側から樹脂製スペーサーに作用する摩擦トルクより小さければ、ナットの締め込みの最終段階で、樹脂製スペーサーとナットとが必ず共回りするとは限らず、そのため、ナットの締め込み不足や、締め込み過ぎる場合があって、不具合を生じ、特に樹脂継手の場合には金属継手と異なり、ナットを締め込むだけナットが締まってしまい、ナットの締め込み過ぎの場合には継手本体を破損させる可能性があるという問題もある。
【0006】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、ナット部材の締め込みの最終段階で、ナット部材とコントロールリングとを確実に共回りさせることで、ナット部材の適正な初期締め込み位置を決定することができ、ナットの締め込み作業性を向上することができるとともに、継手本体の破損を防止することができるチューブ材の継手を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]ナット部材(20)の雌ねじ孔(21)内に差し込まれたチューブ材(T)の一端部を継手本体(10)に外嵌し、前記ナット部材(20)の雌ねじを継手本体(10)の雄ねじ(13)に締め込むことで、チューブ材(T)の一端部を支持するようにしたチューブ材(T)の継手において、
前記継手本体(10)の雄ねじ(13)に外嵌していて、前記ナット部材(20)の締め込み時に、前記継手本体(10)の雄ねじ(13)の奥側に形成された円周形状のフランジであるストッパ部(17)と前記ナット部材(20)の雌ねじ孔(21)の周縁部(25)とにより挟まれることで、前記ナット部材(20)の締め込み強度を調整可能な合成樹脂製のコントロールリング(30)を備え、
前記コントロールリング(30)は、前記ナット部材(20)の締め込み時に、前記ナット部材(20)の雌ねじ孔(21)の周縁部(25)に対し接触し、該周縁部(25)の円周方向に沿って形成される第1端面部(32)と、前記継手本体(10)のストッパ部(17)と接触しない段部(35)を間にして該第1端面部(32)より小径になるよう形成され、該ストッパ部(17)に対し接触し、該ストッパ部(17)より小径になるよう該ストッパ部(17)の円周方向に沿って形成される第2端面部(34)とを有し、前記コントロールリング(30)の内周面(37)は、前記継手本体(10)の雄ねじ(13)およびその首部(13a)とにそれぞれ外嵌し、
前記第1端面部(32)の直径を前記第2端面部(34)の直径より大きくなるように形成していること、および前記段部(35)があることにより前記第1端面部(32)の幅を前記第2端面部(34)の幅よりも広くすることによって、前記第1端面部(32)が前記雌ねじ孔(21)の周縁部(25)に対し接触する接触面積を前記第2端面部(34)が前記ストッパ部(17)に対し接触する接触面積よりも大きくし、
前記接触面積の大小関係により、前記第1端面部(32)は、該第1端面部(32)と前記雌ねじ孔(21)の周縁部(25)との間の摩擦係数を、前記第2端面部(34)と前記ストッパ部(17)との間の摩擦係数より大きくすることで、前記ナット部材(20)の締め込み時に、前記ナット部材(20)と前記コントロールリング(30)とが共回りするように形成され、該コントロールリング(30)の共回りを確認することで適正な締め込み強度を得られるよう構成した
ことを特徴とするチューブ材(T)の継手。
【0009】
[2]ナット部材(20)の雌ねじ孔(21)内に差し込まれたチューブ材(T)の一端部を継手本体(10)に外嵌し、前記ナット部材(20)の雌ねじを継手本体(10)の雄ねじ(13)に締め込むことで、チューブ材(T)の一端部を支持するようにしたチューブ材(T)の継手において、
前記継手本体(10)の雄ねじ(13)に外嵌していて、前記ナット部材(20)の締め込み時に、前記継手本体(10)の雄ねじ(13)の奥側に形成された円周形状のフランジであるストッパ部(17)と前記ナット部材(20)の雌ねじ孔(21)の周縁部(25)とにより挟まれることで、前記ナット部材(20)の締め込み強度を調整可能な合成樹脂製のコントロールリング(30)を備え、
前記コントロールリング(30)は、前記ナット部材(20)の締め込み時に、前記ナット部材(20)の雌ねじ孔(21)の周縁部(25)に対し接触し、該周縁部(25)の円周方向に沿って形成される第1端面部(32)と、前記継手本体(10)のストッパ部(17)と接触しない段部(35)を間にして該第1端面部(32)より小径になるよう形成され、該ストッパ部(17)に対し接触し、該ストッパ部(17)より小径になるよう該ストッパ部(17)の円周方向に沿って形成される第2端面部(34)とを有し、前記コントロールリング(30)の内周面(37)は、前記継手本体(10)の雄ねじ(13)およびその首部(13a)とにそれぞれ外嵌し、
前記第1端面部(32)の直径を前記第2端面部(34)の直径より大きくなるように形成していること、および前記段部(35)があることにより前記第1端面部(32)の幅を前記第2端面部(34)の幅よりも広くすることによって、前記第1端面部(32)が前記雌ねじ孔(21)の周縁部(25)に対し接触する接触面積を前記第2端面部(34)が前記ストッパ部(17)に対し接触する接触面積よりも大きくし、
前記接触面積の大小関係により、前記ナット部材(20)の締め込み時に、前記雌ねじ孔(21)の周縁部(25)から受ける摩擦トルクを前記ストッパ部(17)から受ける摩擦トルクより大きくすることで、前記ナット部材(20)と前記コントロールリング(30)とが共回りするように形成され、
前記コントロールリング(30)の外周縁(38)には、該外周縁(38)の周方向に所定の間隔で目印部(36)が連設され、該コントロールリング(30)の共回りを目視確認することで適正な締め込み強度を得られるよう構成した
ことを特徴とするチューブ材(T)の継手。
【0011】
[3]前記第1端面部(32)は、前記雌ねじ孔(21)の周縁部(25)の円周方向に沿って形成され、
前記第2端面部(34)は、前記ストッパ部(17)の円周方向に沿って形成され、
前記第1端面部(32)は、該第1端面部(32)が前記雌ねじ孔(21)の周縁部(25)から受ける第1反力と前記コントロールリング(30)の中心から前記第1反力を受ける部分までの距離との積の総和が、前記第2端面部(34)が前記ストッパ(17)に接する第2反力と前記コントロールリング(30)の中心から前記第2反力を受ける部分までの距離との積の総和より大きくなるように形成されている
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のチューブ材(T)の継手。
【0012】
[4]前記コントロールリング(30)の外周縁(38)は、該外周縁(38)の径が前記ナット部材(20)の外径より大きくなるように形成され、
前記目印部(36)は、前記コントロールリング(30)の外周縁(38)に形成された切欠き(36)である
ことを特徴とする[2]に記載のチューブ材(T)の継手。
【0014】
次に本発明の作用を説明する。
ナット部材(20)の雌ねじ孔(21)内にチューブ材(T)の一端部を差し込み、そのチューブ材(T)の一端部を継手本体(10)に外嵌し、ナット部材(20)の雌ねじを継手本体(10)の雄ねじ(13)に締め込むことで、チューブ材(T)の一端部を支持するようになっている。また、コントロールリング(30)は継手本体(10)の雄ねじ(13)に外嵌しておく。
【0015】
ナット部材(20)を締め込んでいくと、コントロールリング(30)は継手本体(10)のストッパ部(17)とナット部材(20)の雌ねじ孔(21)の孔周縁とにより挟まれるようになり、ナット部材(20)の雌ねじ孔(21)の周縁部(25)に対しコントロールリング(30)の第1端面部(32)が接触し、継手本体(10)のストッパ部(17)に対しコントロールリング(30)の第2端面部(34)が接触する。
【0016】
このナット部材(20)の締め込み時に、第1端面部(32)が雌ねじ孔(21)の周縁部(25)から受ける摩擦トルクは、第2端面部(34)がストッパ部(17)から受ける摩擦トルクより大きくなるように、第1端面部(32)および第2端面部(34)がそれぞれ形成されているので、ナット部材(20)とコントロールリング(30)とが共回りするようになる。この共回りは、ナット部材(20)の締め込み強度が適正な状態になったときに発生する現象であり、その共回りの状態を確認して、ナット部材(20)の締め込み作業を終了すれば、ナット部材(20)の適正な初期締め込み位置を決定することができ、ナット部材(20)の締め込み作業を簡単かつ確実に行うことができ、ナット部材(20)の締め込み不足や締め込み過ぎによる不具合を防止することができ、特に、締め込み過ぎによる継手本体(10)の損傷を防止することができる。
【0017】
具体的には、第1端面部(32)が雌ねじ孔(21)の周縁部(25)の円周方向に沿って形成され、第2端面部(34)がストッパ部(17)の円周方向に沿って形成されている場合に、第1端面部(32)の径を第2端面部(34)より大径になるように形成すればよい。それにより、第1端面部(32)が雌ねじ孔(21)の周縁部(25)から受ける第1反力は、第2端面部(34)がストッパ部(17)から受ける第2反力よりコントロールリング(30)の回転中心から遠い位置に作用することになる。また、作用と反作用の関係により、第1反力と第2反力とは同じであることから、第1反力に基づく摩擦トルクが第2反力に基づく摩擦トルクより大きくなる。それにより、ナット部材(20)の締め込み時に、ナット部材(20)とコントロールリング(30)とが共回りするようになる。
【0018】
これに限らず、第1端面部(32)を、その第1端面部(32)が雌ねじ孔(21)の周縁部(25)から受ける第1反力と前記コントロールリング(30)の中心から第1反力を受ける部分までの距離との積の総和が、第2端面部(34)がストッパ(17)に接する第2反力とコントロールリング(30)の中心から第2反力を受ける部分までの距離との積の総和より大きくなるように形成してもよい。
【0019】
以上は、共回りを目的として、第1端面部(32)と第2端面部(34)の形状やその位置を特定したものであるが、ナット部材(20)、コントロールリング(30)および継手本体(10)の材質をそれぞれ選定することで、第1端面部(32)と雌ねじ孔(21)の周縁部(25)との間の摩擦係数を、第2端面部(34)とストッパ部(17)との間の摩擦係数より大きくするようにしてもよい。それにより、ナット部材(20)の締め込み時に、ナット部材(20)とコントロールリング(30)とが共回りするようにしてもよい。
【0020】
ナット部材(20)とコントロールリング(30)とが共回りすることで、ナット部材(20)の締め込み強度が適正な状態になったことが判るが、ナット部材(20)の締め込み作業をさらに確実に行うために、ナット部材(20)とコントロールリング(30)とがどの程度共回りしたかを明確にさせる必要がある。それには、コントロールリング(30)の外周縁(38)に周方向に所定の間隔で目印部(36)を連設すればよい。共回りする時に、目印部(36)がコントロールリング(30)と共に回転し、その目印部(36)が回転した程度を見ることで、ナット部材(20)とコントロールリング(30)とがどの程度共回りしたかを簡単に確認することができる。
【0021】
コントロールリング(30)はナット部材(20)と継手本体(10)のストッパ部(17)との両者の間に挟まれていて、両者の影になりやすく、その目印部(36)も見難くなり勝ちであり、共回りの程度を簡単に確認できない場合が生じる。
【0022】
そこで、先ず、第1端面部(32)の外周を成す外周縁(38)をその外周縁(38)の径がナット部材(20)の外径より大きくなるように形成し、次に、第1端面部(32)の外周縁(38)に、その外周縁(38)の周方向に所定の間隔で切欠き(36)を連設するようにすればよい。それにより、切欠き(36)は、前記両者の影にならないで目立つようになり、共回りの程度を簡単に確認することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示している。図1は、本発明の一実施の形態に係るチューブ材の継手の要部断面図である。図2は同じく本実施の形態に係るコントロールリングを図1のII方向から見たときの矢視図、図3は同じく図1のIII方向から見たときの矢視図である。
【0025】
図1〜図3に示すように、本チューブ材Tの継手は、フッ素樹脂製の継手本体10と、同じく、フッ素樹脂製のナット部材20とから成る。フッ素樹脂としては、耐薬品性に優れた特性を有する「PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)」と「PFA(テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)」とが挙げられる。
【0026】
ナット部材20は、いわゆる袋ナットであり、その雌ねじ孔21の奥側にねじ軸に直交する袋部である奥壁22を有している。ナット部材20の雌ねじ孔21の入口側には雌ねじ部23が刻設され、ナット部材20の奥壁22にチューブ材を奥壁22側から雌ねじ孔21内へ差し込むための差込孔24が穿設されている。
【0027】
ナット部材20は略六角断面形の被締付部27を有し、被締付部27にナット締付工具(レンチ)を嵌め込むように成っている。継手本体10は、ナット部材20の雌ねじ孔21の奥側へ挿入される先端部11に被外嵌部12が形成されている。被外嵌部12には、ナット部材20の差込孔24を通って雌ねじ孔21内に差し込まれたチューブ材Tの一端部が拡径した状態で外嵌している。したがって、雌ねじ孔21内に差し込まれたチューブ材Tの一端部は、一般外径部T1、被外嵌部12に外嵌する大径の拡径部T2、および、一般外径部T1と拡径部T2とを繋ぐ中間部である段差部T3(または、拡がり(フレアー:flare))から成っている。
【0028】
継手本体10の先端部11には、被外嵌部12に続いて、雌ねじ部23に螺合する雄ねじ13が刻設されている。雄ねじ13に螺合するナット部材20の雌ねじ部23のねじ山の径および、ナット部材20の雌ねじ孔21の孔内周壁21aは、チューブ材Tの拡径部T2が相対的に挿通可能に、かつ、ねじ山等の径が最小になるように、拡径部T2の外径よりわずかに大きく設定されている。
【0029】
継手本体10の雄ねじ13の奥側には、略六角断面形のストッパ部17を有している。継手本体10の基端部は、L字形に曲がったエルボー部を形成している。継手本体10には、チューブ材Tの内径とほぼ同じ孔径で、ねじ軸方向へ貫通する貫通孔14が穿設されている。
【0030】
なお、本実施の形態では、継手本体10の基端部にはエルボー部が形成されているが、これに限らない。すなわち、継手本体10の基端部は、L字形に曲がらずに、真っ直ぐであってもよく、また、貫通孔14がT字路形に形成されるものであっても良い。
【0031】
ナット部材20の雌ねじ孔21の奥側へ継手本体10の先端部11が挿入された状態では、ナット部材20の奥壁22と継手本体10の貫通孔14の口縁部15とがねじ軸と平行な方向線上で対向している。貫通孔14の口縁部15の外周縁には、チューブ材Tの一端部を外嵌し易く、さらに、安定した気密性を保持するために面取り斜面部19が施されている。また、口縁部15の内周縁には、移動媒体である液の溜まり防止のための面取り斜面部19aが施されている。
【0032】
また、チューブ材Tの一端部が外嵌する継手本体10の先端部11の被外嵌部12は、ナット部材20の締め込み力に対向してその縮径方向の変形を最小に抑えて、シール力の緩和を防止すべく、十分な肉厚を有し必要な剛性を備えている。一方、ナット部材20の奥壁22は、差込孔24の中心(ねじ軸の軸心)に向かって、継手本体10の貫通孔14の口縁部15の方向(ねじ孔の入口方向)へ所定角度(25度〜35度)で傾く食込み部22aに成っている。
【0033】
ナット部材20の締め込み時に、継手本体10の雄ねじ13にはコントロールリング30が外嵌している。コントロールリング30は、一部が開いた略C字形状に形成されている。その開いた部分39を継手本体10の雄ねじ13のねじ軸に対して直交する方向から外嵌する。コントロールリング30は、継手本体10のストッパ部17とナット部材20の雌ねじ孔21の孔周縁とにより挟まれることで、ナット部材20の締め込み強度を調整可能なものである。
【0034】
コントロールリング30の材質としては、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂などの合成樹脂が用いられる。また、PVF、PVDF、ECTFE、PCTFE、ETFE、FEP、PFA、PTFEなどのフッ素樹脂を用いるようにしてもよい。
【0035】
コントロールリング30は、ナット部材20の締め込み時に、ナット部材20の雌ねじ孔21の周縁部25に対し接触する第1端面部32と、継手本体10のストッパ部17に対し接触する第2端面部34とを有している。
【0036】
第1端面部32は、ナット部材20の締め込み時に、第1端面部32が雌ねじ孔21の周縁部25から受ける摩擦トルクを第2端面部34がストッパ部17から受ける摩擦トルクより大きくすることで、ナット部材20とコントロールリング30とが共回りするように形成されている。
【0037】
具体的には、第1端面部32は、雌ねじ孔21の周縁部25の円周方向に沿って形成され、第2端面部34は、ストッパ部17の円周方向に沿って形成され、第1端面部32の直径D1は、第2端面部34の直径D2より大きくなるように形成されている。また、第1端面部32の幅、第2端面部34の幅をW1、W2とすると、第1端面部32が雌ねじ孔21の周縁部25に対し接触する接触面積S1(図2においてハッチングで示した部分)は約πD1・W1となり、第2端面部34がストッパ部17に対し接触する接触面積S2(図3においてハッチングで示した部分)は約πD2・W2となる。
【0038】
コントロールリング30の第2端面部34には段部35が形成されている。段部35は、第2端面部34の大径の部分にあって、ストッパ部17から後退してストッパ部17と接触しないようになっている。その結果、第2端面部34のストッパ部17と接触する部位が小径になっている。また、コントロールリング30の内周面37には、雄ねじ13およびその首部13a(雄ねじ13より小径の部位)とにそれぞれ外嵌するように第1内周面37aおよび第2内周面37bとが形成されている。
【0039】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
チューブ材Tの一端部がナット部材20の差込孔24を通って雌ねじ孔21内に差し込まれ、チューブ材Tの一端部の拡径部T2が継手本体10の先端部11である被外嵌部12に外嵌している。チューブ材Tの一般外径部T1から拡径した状態の拡径部T2にかかる段差部T3は、継手本体10の被外嵌部12の面取り斜面部19に沿って斜めに拡がっている。継手本体10の先端部11をナット部材20の雌ねじ孔21の奥側へ挿入していくと、継手本体10の雄ねじ13の始端が、ナット部材20の雌ねじ部23の始端に当接する。このとき、チューブ材Tの拡径部T2は、ナット部材20の雌ねじ孔21(雌ねじ部23のねじ山あるいは、雌ねじ孔21の孔内周壁21a)に、わずかな隙間を介して、あるいは雌ねじ孔21に摺接しながら相対的に挿通していく。
【0040】
ナット部材20の被締付部27に締付工具を嵌め込むとともに、継手本体10のストッパ部17に同じく、締付工具を嵌め込んで、これらを相対的に回転させれば、継手本体10の雄ねじ13にナット部材20の雌ねじ部23が螺進していく。継手本体10の雄ねじ13にナット部材20の雌ねじ部23が完全に螺着した状態では、ナット部材20の奥壁22の食込み部22aは、チューブ材Tの段差部T3に食い込み、チューブ材Tの抜けを防止することができる。さらに、チューブ材Tと継手本体10の面取り斜面部19が圧接されるので、高い気密性を得ることができる。
【0041】
ナット部材20の雌ねじ孔21内にチューブ材Tの一端部を差し込み、そのチューブ材Tの一端部を継手本体10に外嵌し、ナット部材20の雌ねじを継手本体10の雄ねじ13に締め込むことで、チューブ材Tの一端部を支持するようになっている。また、コントロールリング30は継手本体10の雄ねじ13に外嵌しておく。
【0042】
ナット部材20の締め込み作業の前に、継手本体10の雄ねじ13のねじ軸に対して直交する方向からコントロールリング30の開いた部分39をその雄ねじ13に外嵌しておく。次に、ナット部材20の雌ねじ部23を継手本体10の雄ねじ13に締め込んでいくと、コントロールリング30は継手本体10のストッパ部17とナット部材20の雌ねじ孔21の孔周縁とにより挟まれるようになり、やがて、ナット部材20の雌ねじ孔21の周縁部25に対しコントロールリング30の第1端面部32が接触し、継手本体10のストッパ部17に対しコントロールリング30の第2端面部34が接触するようになる。
【0043】
このナット部材20の締め込み時に、第1端面部32が雌ねじ孔21の周縁部25から受ける摩擦トルクは、第2端面部34がストッパ部17から受ける摩擦トルクより大きくなり、ナット部材20とコントロールリング30とが共回りするようになり、ナット部材20の締め込み強度が適正な状態になる。
【0044】
具体的には、第1端面部32の径を第2端面部34より大径になるように形成しているので、第1端面部32が雌ねじ孔21の周縁部25から受ける第1反力は、第2端面部34がストッパ部17から受ける第2反力よりコントロールリング30の回転中心から遠い位置に作用することになる。
【0045】
第1反力、第2反力をF1、F2とし、コントロールリング30の回転中心から各反力F1、F2の作用する位置までの距離をR1、R2とし、第1端面部32、第2端面部34に係る摩擦係数を共にμとすれば、第1反力に基づく摩擦トルクは、ΣμF1・R1となり、第2反力に基づく摩擦トルクは、ΣμF2・R2となる。
【0046】
ここで、摩擦係数μは、静摩擦係数であり、第1反力F1に基づく摩擦トルクは、第1端面部32が雌ねじ孔21の周縁部25から受ける第1反力F1とコントロールリング30の中心(回転中心)から第1反力F1を受ける部分までの距離R1との積の総和であり、第2反力F2に基づく摩擦トルクは、第2端面部34がストッパ17に接する第2反力F2とコントロールリング30の中心から第2反力F2を受ける部分までの距離R2との積の総和である。
【0047】
ナット部材20を締め込むとき、作用と反作用の関係により、第1反力と第2反力とは同じであり(F1=F2)、また、R1>R2であることから、第1反力に基づく摩擦トルク(ΣμF1・R1)が第2反力に基づく摩擦トルク(ΣμF2・R2)より大きくなり、第2端面部34が先にストッパ部17に対して滑り始め、それにより、ナット部材20の締め込み時に、ナット部材20とコントロールリングとが共回りするようになる。
【0048】
ナット部材20とコントロールリング30との共回りの状態を確認した上で、ナット部材20の締め込み作業を終了すれば、ナット部材20の適正な初期締め込み位置を決定することができ、ナット部材20の締め込み作業を簡単かつ確実に行うことができる。また、ナット部材20の締め込み不足や締め込み過ぎによる不具合を防止することができ、特に、ナット部材20の締め込み過ぎによる継手本体10の損傷を防止することができる。
【0049】
また、ナット部材20とコントロールリング30とが共回りするとき、コントロールリング30の開いた部分39が目印となって、ナット部材20とコントロールリング30の開いた部分39とが共回りすることで、ナット部材20とコントロールリング30とがどの程度共回りしたかが明確になり、それにより、ナット部材20の締め込み作業をさらに確実に行うことができる。
【0050】
ナット部材20の締め込み作業が終了した後に、チューブ継手は使用可能になるが、長期使用でチューブ材を支持する力が減少する場合があり、その支持する力の減少を防止すべく、所定期間使用した後にナット部材20を増し締めする必要がある。ナット部材20を増し締めするとき、コントロールリング30を継手本体10の雄ねじ13から取り外す必要がある。このとき、コントロールリング30の開いた部分39の間の隙間に継手本体10の雄ねじ13を相対的に通すようにすれば、コントロールリング30を継手本体10の雄ねじ13から容易に抜き出すことができる。
【0051】
一方、ナット部材20を増し締めするとき、増し締め用のコントロールリング30をナット部材20とストッパ17との間の隙間に介在させてもよい。ナット部材20の増し締めのときにも、ナット部材20とコントロールリング30とが必ず共回りするように設定する。
【0052】
なお、前記実施の形態では、コントロールリング30の第1端面部32の径を第2端面部34より大径にすることで、ナット部材20とコントロールリング30とが必ず共回りするようにしたものを示したが、第1端面部32、第2端面部34に係る摩擦係数をそれぞれμ1、μ2(μ1>μ2)とすれば、仮にR1=R2であっても、第1反力に基づく摩擦トルク(Σμ1・F1・R1)は、第2反力に基づく摩擦トルク(Σμ2・F2・R2)より大きくなり、それにより、ナット部材20の締め込み時に、ナット部材20とコントロールリングとが共回りするようになる。
【0053】
さらに、図4〜図6に示すように、コントロールリング30の外周縁38にその周方向に所定の間隔で目印部を連設してもよい。具体的には、第1端面部32の外周を成し、その径がナット部材20の外径より大きな外周縁38に、その外周縁38の周方向に所定の間隔で目印部である切欠き36を連設すればよい。
【0054】
ナット部材20とコントロールリング30とが共回りする時に、切欠き36がコントロールリング30と一体的に回転する。具体的には、切欠き36が図6(a)に示す共回り前の状態から図6(b)に示す共回り後の状態になる。その切欠き36が回転した程度(図6では約45度の角度)を見ることで、ナット部材20とコントロールリング30とがどの程度共回りしたかを簡単に確認することができる。また、ナット部材20の外径より大きな外周縁38に切欠き36を設けることで、切欠き36がナット部材20とストッパ部17との両者の影にならないで目立つようになり、共回りの程度を簡単に確認することができる。
【0055】
さらに、図7および図8は前記実施の形態の変形例であり、図7はコントロールリングの正面図、図8は図7のVIII−VIII線断面図を示している。また、図9および図10は前記実施の形態の他の変形例であり、コントロールリングの正面図、図10は図9のX−X線断面図を示している。
【0056】
図7〜図10に示すように、第2端面部34には前記実施の形態のように段部35が形成されていない。このコントロールリング30では、第1端面部32および第2端面部34の各最大の径はほぼ同じになる一方、第1端面部32の最小の径より第2端面部34の最小の径が小さくなっている。それにより、コントロールリング30の第1端面部32は第2端面部34に対し、雌ねじ孔21の周縁部25から受ける第1反力F1を第1端面部32の大径の部分で集中的に受けるようになっている。
【0057】
それにより、第1反力に基づく摩擦トルクが第2反力に基づく摩擦トルクより大きくなり、第2端面部34が先にストッパ部17に対して滑り始め、ナット部材20の締め込み時に、ナット部材20とコントロールリングとが共回りするようになる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るチューブ材の継手においては、ナット部材の締め込み時に、コントロールリングの第1端面部がナット部材の雌ねじ孔の周縁部から受ける摩擦トルクをコントロールリングの第2端面部が継手本体のストッパ部から受ける摩擦トルクより大きくするようにしたので、ナット部材の締め込みの最終段階で、ナット部材とコントロールリングとが確実に共回りするようになり、ナット部材の適正な初期締め込み位置を決定することができ、ナットの締め込み作業性を向上することができるとともに、継手本体の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るチューブ材の継手の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るコントロールリングを図1のII方向から見たときの矢視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るコントロールリングを図1のIII方向から見たときの矢視図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係るコントロールリングの正面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係るコントロールリングが共回りする前後の状態を示す説明図であり、(a)は共回り前の状態を示し、(b)は共回り後の状態を示している。
【図7】本発明の実施の形態の変形例に係るコントロールリングの正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】本発明の実施の形態の他の変形例に係るコントロールリングの正面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【符号の説明】
S1…接触面積
S2…接触面積
T…チューブ材
T1…一般外径部
T2…拡径部
T3…段差部
10…継手本体
11…先端部
12…被外嵌部
13…雄ねじ
13a…首部
14…貫通孔
15…口縁部
17…ストッパ部
19a…面取り斜面部
20…ナット部材
21…雌ねじ孔
21a…孔内周壁
22…奥壁
22a…食込み部
23…雌ねじ部
24…差込孔
27…被締付部
30…コントロールリング
32…第1端面部
34…第2端面部
35…段部
36…切欠き
37…内周面
37a…第1内周面
37b…第2内周面
38…外周縁
39…開いた部分

Claims (4)

  1. ナット部材の雌ねじ孔内に差し込まれたチューブ材の一端部を継手本体に外嵌し、前記ナット部材の雌ねじを継手本体の雄ねじに締め込むことで、チューブ材の一端部を支持するようにしたチューブ材の継手において、
    前記継手本体の雄ねじに外嵌していて、前記ナット部材の締め込み時に、前記継手本体の雄ねじの奥側に形成された円周形状のフランジであるストッパ部と前記ナット部材の雌ねじ孔の周縁部とにより挟まれることで、前記ナット部材の締め込み強度を調整可能な合成樹脂製のコントロールリングを備え、
    前記コントロールリングは、前記ナット部材の締め込み時に、前記ナット部材の雌ねじ孔の周縁部に対し接触し、該周縁部の円周方向に沿って形成される第1端面部と、前記継手本体のストッパ部と接触しない段部を間にして該第1端面部より小径になるよう形成され、該ストッパ部に対し接触し、該ストッパ部より小径になるよう該ストッパ部の円周方向に沿って形成される第2端面部とを有し、前記コントロールリングの内周面は、前記継手本体の雄ねじおよびその首部とにそれぞれ外嵌し、
    前記第1端面部の直径を前記第2端面部の直径より大きくなるように形成していること、および前記段部があることにより前記第1端面部の幅を前記第2端面部の幅よりも広くすることによって、前記第1端面部が前記雌ねじ孔の周縁部に対し接触する接触面積を前記第2端面部が前記ストッパ部に対し接触する接触面積よりも大きくし、
    前記接触面積の大小関係により、前記第1端面部は、該第1端面部と前記雌ねじ孔の周縁部との間の摩擦係数を、前記第2端面部と前記ストッパ部との間の摩擦係数より大きくすることで、前記ナット部材の締め込み時に、前記ナット部材と前記コントロールリングとが共回りするように形成され、該コントロールリングの共回りを確認することで適正な締め込み強度を得られるよう構成した
    ことを特徴とするチューブ材の継手。
  2. ナット部材の雌ねじ孔内に差し込まれたチューブ材の一端部を継手本体に外嵌し、前記ナット部材の雌ねじを継手本体の雄ねじに締め込むことで、チューブ材の一端部を支持するようにしたチューブ材の継手において、
    前記継手本体の雄ねじに外嵌していて、前記ナット部材の締め込み時に、前記継手本体の雄ねじの奥側に形成された円周形状のフランジであるストッパ部と前記ナット部材の雌ねじ孔の周縁部とにより挟まれることで、前記ナット部材の締め込み強度を調整可能な合成樹脂製のコントロールリングを備え、
    前記コントロールリングは、前記ナット部材の締め込み時に、前記ナット部材の雌ねじ孔の周縁部に対し接触し、該周縁部の円周方向に沿って形成される第1端面部と、前記継手本体のストッパ部と接触しない段部を間にして該第1端面部より小径になるよう形成され、該ストッパ部に対し接触し、該ストッパ部より小径になるよう該ストッパ部の円周方向に沿って形成される第2端面部とを有し、前記コントロールリングの内周面は、前記継手本体の雄ねじおよびその首部とにそれぞれ外嵌し、
    前記第1端面部の直径を前記第2端面部の直径より大きくなるように形成していること、および前記段部があることにより前記第1端面部の幅を前記第2端面部の幅よりも広くすることによって、前記第1端面部が前記雌ねじ孔の周縁部に対し接触する接触面積を前記第2端面部が前記ストッパ部に対し接触する接触面積よりも大きくし、
    前記接触面積の大小関係により、前記ナット部材の締め込み時に、前記雌ねじ孔の周縁部から受ける摩擦トルクを前記ストッパ部から受ける摩擦トルクより大きくすることで、前記ナット部材と前記コントロールリングとが共回りするように形成され、
    前記コントロールリングの外周縁には、該外周縁の周方向に所定の間隔で目印部が連設され、該コントロールリングの共回りを目視確認することで適正な締め込み強度を得られるよう構成した
    ことを特徴とするチューブ材の継手。
  3. 前記第1端面部は、前記雌ねじ孔の周縁部の円周方向に沿って形成され、
    前記第2端面部は、前記ストッパ部の円周方向に沿って形成され、
    前記第1端面部は、該第1端面部が前記雌ねじ孔の周縁部から受ける第1反力と前記コントロールリングの中心から前記第1反力を受ける部分までの距離との積の総和が、前記第2端面部が前記ストッパに接する第2反力と前記コントロールリングの中心から前記第2反力を受ける部分までの距離との積の総和より大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のチューブ材の継手。
  4. 前記コントロールリングの外周縁は、該外周縁の径が前記ナット部材の外径より大きくなるように形成され、
    前記目印部は、前記コントロールリングの外周縁に形成された切欠きである
    ことを特徴とする請求項2に記載のチューブ材の継手。
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