JP3653235B2 - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は頭部保護エアバッグ装置に係り、特に車室側部に車体前後方向にカーテン状に膨張展開するエアバッグ袋体を有する頭部保護エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車室側部に車体前後方向にカーテン状に膨張展開するエアバッグ袋体を有する頭部保護エアバッグ装置としては、大容量のエアバッグ袋体を1本のインフレータで展開させる構成の装置がある。この場合、エアバッグ袋体の展開時間を短くするために、エアバッグ袋体の各膨張室に対応したガス出口穴を有するガス分配手段を、エアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けたものがあり、このガス分配手段を金属パイプで構成する特開平11−301394号公報や布製インナチューブで構成する特開2000−127886号公報等が提案されている。
【0003】
このような頭部保護エアバッグ装置においては、各ガス出口穴からのガスの噴出し量を均等に近づけることがエアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させるのに好ましい。このため、例えば、特開平10−100840号公報においては、ガス圧が低下すると考えられるインフレータのガス噴出口から離れた位置に形成されるガス出口穴ほど、その開口面積(穴径)を大きくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エアバッグ袋体のガス通路内に配設するガス分配手段においては、その先端部、即ち、インフレータのガス噴出口から離れた側の端部が開口していると、エアバッグ袋体が展開膨張する場合に、ガス分配手段の先端部に対向するエアバッグ袋体の部位に作用するガス圧が高くなる。このため、このガス圧によるエアバッグ袋体のバーストを防止するには、ガス分配手段の先端部は閉塞することが好ましい。ところが、ガス分配手段を閉塞すると、ガス分配手段の先端部に対応する膨張室のみが先に展開する傾向があることが、各種実験により判明した。この結果、ガス分配手段の先端部に対応する膨張室のみが他の膨張室に比べ早く展開するので、エアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させ難くなるものと考えられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、エアバッグ袋体のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させることができる頭部保護エアバッグ装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、該インフレータに接続され前記エアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、前記インフレータからの膨張用ガスが前記ガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介して前記エアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、
前記ガス分配手段の最も先端側に位置するガス出口穴の開口面積が該ガス出口穴に隣接するガス出口穴の開口面積よりも小さいことを特徴とする。
【0007】
従って、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータが作動すると、インフレータからの膨張用ガスが、ガス分配手段のガス出口穴を介してエアバッグ袋体の膨張室に供給され、エアバッグ袋体がカーテン状に展開して、乗員の頭部を保護する。この際、ガス分配手段の内圧は、閉塞された先端部近傍においては高くなるが、ガス分配手段の最も先端側に位置するガス出口穴の開口面積が該ガス出口穴に隣接するガス出口穴の開口面積よりも小さいため、それぞれのガス出口穴からのガスの出方を略均等にできる。この結果、ガス分配手段の先端部を閉塞することでエアバッグ袋体のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させることができる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、該インフレータに接続され前記エアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、前記インフレータからの膨張用ガスが前記ガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介して前記エアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、
前記ガス分配手段の少なくとも一つのガス出口穴の開口面積が、前記インフレータのガス噴出口側に位置する少なくとも一つのガス出口穴及び前記ガス分配手段の最も先端側に位置する少なくとも一つのガス出口穴の開口面積よりも大きいことを特徴とする。
【0009】
従って、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータが作動すると、インフレータからの膨張用ガスが、ガス分配手段のガス出口穴を介してエアバッグ袋体の膨張室に供給され、エアバッグ袋体がカーテン状に展開して、乗員の頭部を保護する。この際、ガス分配手段の内圧は、閉塞された先端部近傍においては高くなるが、ガス分配手段の少なくとも一つのガス出口穴の開口面積が、インフレータのガス噴出口側に位置する少なくとも一つのガス出口穴及びガス分配手段の最も先端側に位置する少なくとも一つのガス出口穴の開口面積よりも大きいため、それぞれのガス出口穴からのガスの出方を略均等にできる。この結果、ガス分配手段の先端部を閉塞することでエアバッグ袋体のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させることができる。
【0010】
請求項3記載の本発明は、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、該インフレータに接続され前記エアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、前記インフレータからの膨張用ガスが前記ガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介して前記エアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、
前記インフレータのガス噴出口から離れた側にあるガス出口穴の開口面積が隣接する前記インフレータのガス噴出口側にあるガス出口穴の開口面積以上であると共に、前記ガス分配手段の最も先端側に位置するガス出口穴の開口面積が該ガス出口穴に隣接するガス出口穴の開口面積よりも小さいことを特徴とする。
【0011】
従って、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータが作動すると、インフレータからの膨張用ガスが、ガス分配手段のガス出口穴を介してエアバッグ袋体の膨張室に供給され、エアバッグ袋体がカーテン状に展開して、乗員の頭部を保護する。この際、ガス分配手段の内圧は、インフレータから遠いほど低くなる一方、閉塞された先端部近傍においては高くなるが、インフレータのガス噴出口から離れた側にあるガス出口穴の開口面積が隣接するインフレータのガス噴出口側にあるガス出口穴の開口面積以上であると共に、ガス分配手段の最も先端側に位置するガス出口穴の開口面積が該ガス出口穴に隣接するガス出口穴の開口面積よりも小さいため、それぞれのガス出口穴からのガスの出方を略均等にできる。この結果、ガス分配手段の先端部を閉塞することでエアバッグ袋体のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させることができる。
【0012】
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置において、前記ガス分配手段の閉塞した先端形状を、該ガス分配手段内のガス流れを先端のガス出口穴に向けるよう下向きの湾曲形状またはテーパ形状にしたことを特徴とする。
【0013】
従って、請求項1記載の内容に加えて、閉塞したガス分配手段の先端部では、先端部に跳ね返ったガスによって、ガス分配手段内のガス流れが乱され、先端ガス出口穴からのガス吹き出し量がばらつく傾向にあるが、閉塞したガス分配手段の先端形状を、ガス分配手段内のガス流れが先端のガス出口穴に向かうように下向き湾曲形状またはテーパー形状とすることで、ガス流れの乱れが抑制され、先端ガス出口穴に向かってガスがスムーズに流れる。この結果、それぞれのガス出口穴から吹き出すガスの流量バラツキを小さくしてエアバッグ袋体の展開時間を短縮できる。
【0014】
請求項5記載の本発明は、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、該インフレータに接続され前記エアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、前記インフレータからの膨張用ガスが前記ガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介して前記エアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、
前記ガス分配手段の先端部を閉塞すると共に、前記ガス分配手段の最も先端側に位置する前記ガス出口穴周囲において前記ガス分配手段の形状を、車両側面視で上方へ円弧状に膨らませて、他部位の前記ガス出口穴周囲の体積よりも大きくしたことを特徴とする。
【0015】
従って、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータが作動すると、インフレータからの膨張用ガスが、ガス分配手段のガス出口穴を介してエアバッグ袋体の膨張室に供給され、エアバッグ袋体がカーテン状に展開して、乗員の頭部を保護する。この際、閉塞したガス分配手段の先端部では、ガスの流速が速い分、膨張室の展開時間が若干早い傾向にあるが、閉塞したガス分配手段の最も先端側に位置するガス出口穴周囲においてガス分配手段の形状を、車両側面視で上方へ円弧状に膨らませて、他部位のガス出口穴周囲の体積よりも大きくしたので、先端部の内圧が低下して他の部位と同等となる。この結果、それぞれのガス出口穴からのガスの出方を略均等にできる。このため、エアバッグ袋体のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させることができる。
【0018】
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の頭部保護エアバッグ装置において、
前記閉塞した先端部のガス出口穴の開口断面積を他のガス出口穴の開口断面積と同一としたことを特徴とする。
【0019】
従って、請求項5に記載の内容に加えて、ガス分配手段における閉塞した先端部のガス出口穴の開口断面積を他のガス出口穴の開口断面積と同一としたので、エアバッグ袋体を下方へ向けて略均一に展開させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明における頭部保護エアバッグ装置の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0021】
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
【0022】
図4に示される如く、本実施形態の頭部保護エアバッグ装置10は、側突又はロールオーバ状態を検出するためのセンサ12と、作動することによりガスを噴出するインフレータ14と、エアバッグ袋体16と、を主要構成要素として構成されている。センサ12は、例えば、センタピラー(Bピラー)18の下端部付近に配設されている。
【0023】
インフレータ14はクォータピラー(Cピラー)20に配設されており、インフレータ14は前述したセンサ12と接続されている。従って、センサ12が側突又はロールオーバ状態を検出すると、インフレータ14が作動するようになっている。
【0024】
エアバッグ袋体16は、インフレータ14から流入するガスによって、図4に二点鎖線で示す様に車室側面に沿って展開し、前席乗員19の頭部19A及び後席乗員の頭部を保護するようになっている。なお、エアバッグ袋体16は蛇腹状に折り畳まれて長尺状にされた上でフロントピラー(Aピラー)ガーニッシュ、ルーフヘッドライニング、Cピラーガーニッシュに跨がって収容されており、前端部16Aは、Aピラー22の傾斜部22Aの下部近傍に配置されている。また、エアバッグ袋体16における中間部16BはAピラー22、ルーフサイドレール28に沿って配置されている。
【0025】
図1に示される如く、エアバッグ袋体16は、ポリアミド糸やポリエステル糸等を使用した袋織りによって製造されており、上縁後端部16Cには、インフレータ14からの膨張用ガスをエアバッグ袋体16の内部に導く接続口29が形成されている。また、エアバッグ袋体16における前後両端部に形成した三角板状部16D、16Eの各先端上部、及びエアバッグ袋体16における中間部16Bの上縁部には取付孔30Aが形成された複数の取付部30が突出形成されている。
【0026】
インフレータ14のガス噴出口14Aは、接続口29の内側部に配設されたガス分配手段としての円筒状のインナチューブ32の後端部32Aが連結されている。このインナチューブ32は、エアバッグ袋体16内の上縁部に形成されたガス通路16F内に長手方向、即ち、車体前後方向に沿って設けられており、インフレータ14と反対側となる前側先端部32Bが閉塞されている。なお、インナチューブ32は、ポリアミド糸やポリエステル糸を使用した布等で構成されている。
【0027】
また、図7に示される如く、インナチューブ32における前側先端部32Bの先端形状は、下向きの湾曲形状、即ち、側面視で円弧状となっており、インナチューブ32内のガス流れ(矢印W)を先端のガス出口穴34に向けるようになっている。
【0028】
図2に示される如く、インナチューブ32には、長手方向、即ち、車体前後方向に沿って所定の間隔でガス出口穴34、36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gが形成されており、インナチューブ32の前側先端部32Bに隣接するガス出口穴34の開口面積は、隣接するガス出口穴36Aの開口面積よりも小さく設定されている。更に、本実施形態では、各ガス出口穴36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gの開口面積S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7は、それぞれインフレータ14のガス噴出口14Aから離れた側にあるガス出口穴の開口面積が隣接するインフレータ14のガス噴出口14A側にあるガス出口穴の開口面積以上となっており、具体的には、S1=S2=S3>S4>S5>S6>S7となっている。
【0029】
図1に示される如く、インナチューブ32の各ガス出口穴34、36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gは、下方に向かって形成されており、各ガス出口穴34、36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gの下方には、前側三角板状部16D、縦棒状結合部16G、矩形板状部16H、縦棒状結合部16G及び後側三角板状部16Eによって区画された複数の膨張室50、52、54、56、58、60、62、64が形成されており、前後方向中央部において隣接する膨張室56と膨張室58は、それぞれの下端部が連通部66によって連結されている。
【0030】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0031】
本実施形態では、インフレータ14が作動すると、インフレータ14からの膨張用ガスが、図1に矢印Wで示されるように、インナチューブ32内を通り、各ガス出口穴34、36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gを介してエアバッグ袋体16の各膨張室50、52、54、56、58、60、62、64に供給される。この結果、エアバッグ袋体16が図4に二点鎖線で示すようにカーテン状に展開して、乗員19の頭部19Aを保護する。
【0032】
この際、図3に示される如く、インナチューブ32内のガス圧(内圧)はインフレータ14から遠いほど低くなる一方、閉塞されたインナチューブ32の前側先端部32B近傍においては、ガス圧が高くなる。
【0033】
これに対して、本実施形態では、図2に示される如く、インナチューブ32の前側先端部32Bに隣接するガス出口穴34の開口面積が隣接するガス出口穴36Aの開口面積よりも小さく設定されていると共に、各ガス出口穴36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gの開口面積S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7は、それぞれインフレータ14のガス噴出口14Aから離れた側にあるガス出口穴の開口面積が隣接するインフレータ14のガス噴出口14A側にあるガス出口穴の開口面積以上となっており、具体的には、S1=S2=S3>S4>S5>S6>S7となっている。このため、それぞれのガス出口穴34、36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gからのガスの出方を略均等にできる。この結果、インナチューブ32の前側先端部32Bを閉塞することでエアバッグ袋体16のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体16を迅速且つ確実に展開膨張させることができる。
【0034】
また、閉塞したインナチューブ32の前側先端部32Bでは、図10に示される比較例の様に、先端部32Bに跳ね返ったガス(矢印W1)によって、インナチューブ32内のガス流れ(矢印W)が乱され、先端ガス出口穴34からのガス吹き出し量がばらつく傾向にあるが、本実施形態では、図7に示される如く、閉塞したインナチューブ32における前側先端部32Bの先端形状を、インナチューブ32内のガス流れが先端のガス出口穴34に向かうように下向き湾曲形状とすることで、ガス流れの乱れが抑制され、先端ガス出口穴34に向かってガスがスムーズに流れる。この結果、それぞれのガス出口穴34、36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gから吹き出すガスの流量バラツキを小さくしてエアバッグ袋体16の展開時間を短縮できる。
【0035】
なお、本実施形態では、閉塞したインナチューブ32における前側先端部32Bの先端形状を下向き湾曲形状としたが、これに代えて、閉塞したインナチューブ32における前側先端部32Bの先端形状を、インナチューブ32内のガス流れが先端のガス出口穴34に向かうように下向きテーパ形状としても良い。
【0036】
次に、本発明の頭部保護エアバッグ装置の第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。
【0037】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0038】
図5に示される如く、本実施形態では、エアバッグ袋体16の上端縁部における前後方向中央部に接続口29が形成されており、インナチューブ32の長手方向中央部32Cに、例えば、ルーフサイドレール28の中間部に配設されたインフレータ14のガス噴出口14Aが連結されている。このため、インナチューブ32の後側先端部32Aと前側先端部32Bとの双方が閉塞されている。
【0039】
インナチューブ32には、長手方向、即ち、車体前後方向に沿って所定の間隔で、後側先端部32A側からインフレータ14のガス噴出口14A側に向かってガス出口穴40、42A、42B、42Cが形成されており、前側先端部32B側からインフレータ14のガス噴出口14A側に向かってガス出口穴44、46A、46B、46Cが形成されている。
【0040】
インナチューブ32の後側先端部32A及び前側先端部32Bに隣接するガス出口穴40、44の開口面積は、隣接するガス出口穴42A、46Aの開口面積よりも小さく設定されている。更に、本実施形態では、ガス出口穴42A、42B、42C、及びガス出口穴44A、44B、44Cの開口面積S11、S12、S13、S14、S15、S16は、それぞれインフレータ14のガス噴出口14Aから離れた側にあるガス出口穴の開口面積が隣接するインフレータ14のガス噴出口14A側にあるガス出口穴の開口面積以上となっており、具体的には、S11>S12>S13、S14<S15<S16となっている。
【0041】
また、インナチューブ32の各ガス出口穴44、46A、46B、46C、42C、42B、42A、40は、下方に向かって形成されており、各ガス出口穴44、46A、46B、46C、42C、42B、42A、40の下方には、それぞれ膨張室50、52、54、56、58、60、62、64が形成されている。
【0042】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0043】
本実施形態では、インフレータ14が作動すると、インフレータ14からの膨張用ガスが、図5に矢印Wで示されるように、インナチューブ32内を通り、各ガス出口穴44、46A、46B、46C、42C、42B、42A、40を介してエアバッグ袋体16の各膨張室50、52、54、56、58、60、62、64に供給される。この結果、エアバッグ袋体16が第1実施形態と同様にカーテン状に展開して、乗員の頭部Aを保護する。
【0044】
この際、図6に示される如く、インナチューブ32内のガス圧(内圧)はインフレータ14から遠いほど低くなる一方、閉塞されたインナチューブ32の後側先端部32A及び前側先端部32B近傍においては、ガス圧が高くなる。
【0045】
これに対して、本実施形態では、図5に示される如く、インナチューブ32の後側先端部32A及び前側先端部32Bに隣接するガス出口穴40、44の開口面積は、隣接するガス出口穴42A、46Aの開口面積よりも小さく設定されていると共に、ガス出口穴42A、42B、42C、及びガス出口穴44A、44B、44Cの開口面積S11、S12、S13、S14、S15、S16は、それぞれインフレータ14のガス噴出口14Aから離れた側にあるガス出口穴の開口面積が隣接するインフレータ14のガス噴出口14A側にあるガス出口穴の開口面積以上となっており、具体的には、S11>S12>S13、S14<S15<S16となっている。このため、それぞれのガス出口穴44、46A、46B、46C、42C、42B、42A、40からのガスの出方を略均等にできる。
【0046】
この結果、インナチューブ32の後側先端部32A及び前側先端部32Bを閉塞することでエアバッグ袋体16のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体16を迅速且つ確実に展開膨張させることができる。
【0047】
次に、本発明の頭部保護エアバッグ装置の第3実施形態を図8に従って説明する。
【0048】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0049】
図8に示される如く、本実施形態では、インナチューブ32の前側先端部32Bを閉塞すると共に、前側先端部32Bにおける一定長さLの部位を上方へ側面視で円弧状に膨らますことで、この部位の体積S1を、インナチューブ32における前後方向に沿った他の部位の一定長さLの体積S2よりも大きくしている。
【0050】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0051】
本実施形態では、第1実施形態の作用効果に加えて、以下の作用効果がある。
【0052】
即ち、エアバッグ袋体展開時に、閉塞したインナチューブ32の前側先端部32Bでは、ガスの流速が速い分、ガス出口穴34の下方にある膨張室50の展開時間が若干早い傾向にあるが、本実施形態では、閉塞した前側先端部32Bにおける一定長さLの部位を上方へ側面視で円弧状に膨らますことで、この部位の体積S1を、インナチューブ32における前後方向に沿った他の部位の一定長さLの体積S2よりも大きくしているので、インナチューブ32の前側先端部の内圧が低下して他の部位と同等となる。この結果、それぞれのガス出口穴34、36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gからのガスの出方を略均等にできる。このため、エアバッグ袋体16のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体16を迅速且つ確実に展開膨張させることができる。
【0053】
なお、本実施形態において、図8に二点鎖線で示すように、閉塞した前側先端部32Bの下方となるガス出口穴34の開口断面積を他のガス出口穴36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gの開口断面積と同一としても良い。また、本実施形態の構成を第2実施形態におけるインナチューブ32の後側先端部32Aに適用しても良い。
【0054】
次に、本発明の頭部保護エアバッグ装置の第4実施形態を図9に従って説明する。
【0055】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0056】
図9に示される如く、本実施形態では、インナチューブ32の前側先端部32Bを完全に閉塞せず、最先端にガス逃がし口70が形成されている。
【0057】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0058】
本実施形態では、第1実施形態の作用効果に加えて、以下の作用効果がある。
【0059】
即ち、エアバッグ袋体展開時に、閉塞したインナチューブ32の前側先端部32Bでは、ガスの流速が速い分、ガス出口穴34の下方にある膨張室50の展開時間が若干早い傾向にあるが、本実施形態では、インナチューブ32の前側先端部32Bを完全に閉塞せず、最先端にガス逃がし口70を形成したので、ガス逃がし口70からガスの一部(矢印W2)が逃げ、インナチューブ32の前側先端部の内圧が低下して他の部位と同等となる。
【0060】
この結果、それぞれのガス出口穴34、36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gからのガスの出方を略均等にできる。このため、エアバッグ袋体16のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体16を迅速且つ確実に展開膨張させることができる。
【0061】
なお、本実施形態において、図9に二点鎖線で示すように、閉塞した前側先端部32Bの下方となるガス出口穴34の開口断面積を、他のガス出口穴36A、36B、36C、36D、36E、36F、36Gの開口断面積と同一としても良い。また、本実施形態の構成を第2実施形態におけるインナチューブ32の後側先端部32Aに適用しても良い。
【0062】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、本実施形態では、ガス分配手段としての円筒状のインナチューブ32を使用したが、ガス分配手段はインナチューブ32に限定されず、金属パイプ等の他の構成としても良い。
【0063】
また、本実施形態では、本発明をCピラー20及びルーフサイドレール28の中間部にインフレータ14を配設した頭部保護エアバッグ装置に適用したが、本発明は、Aピラー等の他の部位にインフレータ14を配設した頭部保護エアバッグ装置にも適用可能である。
【0064】
また、本発明の頭部保護エアバッグ装置は、3列以上のシートを有する車両にも適用可能である。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、インフレータに接続されエアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、インフレータからの膨張用ガスがガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介してエアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、ガス分配手段の最も先端側に位置するガス出口穴の開口面積が該ガス出口穴に隣接するガス出口穴の開口面積よりも小さいため、エアバッグ袋体のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させることができるという優れた効果を有する。
【0066】
請求項2記載の本発明は、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、インフレータに接続されエアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、インフレータからの膨張用ガスがガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介してエアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、ガス分配手段の少なくとも一つのガス出口穴の開口面積が、インフレータのガス噴出口側に位置する少なくとも一つのガス出口穴及びガス分配手段の最も先端側に位置する少なくとも一つのガス出口穴の開口面積よりも大きいため、エアバッグ袋体のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させることができるという優れた効果を有する。
【0067】
請求項3記載の本発明は、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、インフレータに接続されエアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、インフレータからの膨張用ガスがガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介してエアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、インフレータのガス噴出口から離れた側にあるガス出口穴の開口面積が隣接するインフレータのガス噴出口側にあるガス出口穴の開口面積以上であると共に、ガス分配手段の最も先端側に位置するガス出口穴の開口面積が該ガス出口穴に隣接するガス出口穴の開口面積よりも小さいため、エアバッグ袋体のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させることができるという優れた効果を有する。
【0068】
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置において、ガス分配手段の閉塞した先端形状を、ガス分配手段内のガス流れを先端のガス出口穴に向けるよう下向きの湾曲形状またはテーパ形状にしたため、請求項1記載の効果に加えて、エアバッグ袋体の展開時間を短縮できるという優れた効果を有する。
【0069】
請求項5記載の本発明は、エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、インフレータに接続されエアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、インフレータからの膨張用ガスがガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介してエアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、ガス分配手段の先端部を閉塞すると共に、ガス分配手段の最も先端側に位置するガス出口穴周囲においてガス分配手段の形状を、車両側面視で上方へ円弧状に膨らませて、他部位のガス出口穴周囲の体積体積よりも大きくしたため、エアバッグ袋体のバーストを防止できると共に、エアバッグ袋体を迅速且つ確実に展開膨張させることができるという優れた効果を有する。
【0072】
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の頭部保護エアバッグ装置において、閉塞した先端部のガス出口穴の開口断面積を他のガス出口穴の開口断面積と同一としたため、請求項5に記載の効果に加えて、エアバッグ袋体を下方へ向けて略均一に展開させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体を示す側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置におけるインナチューブのガス出口穴を示す拡大平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置におけるインナチューブの内圧を示すグラフである。
【図4】本発明の第1実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置を示す概略側面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体を示す側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置におけるインナチューブの内圧を示すグラフである。
【図7】本発明の第1、第2実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置におけるインナチューブの先端部を示す拡大側面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置におけるインナチューブの先端部を示す拡大側面図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置におけるインナチューブの先端部を示す拡大側面図である。
【図10】本発明の比較例に係る頭部保護エアバッグ装置におけるインナチューブの先端部示す拡大側面図である。
【符号の説明】
10 頭部保護エアバッグ装置
14 インフレータ
16 エアバッグ袋体
18 センタピラー(Bピラー)
20 クオータピラー(Cピラー)
32 インナチューブ(ガス分配手段)
34 ガス出口穴
36A ガス出口穴
36B ガス出口穴
36C ガス出口穴
36D ガス出口穴
36E ガス出口穴
36F ガス出口穴
36G ガス出口穴
40 ガス出口穴
42A ガス出口穴
42B ガス出口穴
42C ガス出口穴
44 ガス出口穴
46A ガス出口穴
46B ガス出口穴
46C ガス出口穴
70 ガス逃がし口

Claims (6)

  1. エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、該インフレータに接続され前記エアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、前記インフレータからの膨張用ガスが前記ガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介して前記エアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、
    前記ガス分配手段の最も先端側に位置するガス出口穴の開口面積が該ガス出口穴に隣接するガス出口穴の開口面積よりも小さいことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  2. エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、該インフレータに接続され前記エアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、前記インフレータからの膨張用ガスが前記ガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介して前記エアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、
    前記ガス分配手段の少なくとも一つのガス出口穴の開口面積が、前記インフレータのガス噴出口側に位置する少なくとも一つのガス出口穴及び前記ガス分配手段の最も先端側に位置する少なくとも一つのガス出口穴の開口面積よりも大きいことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  3. エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、該インフレータに接続され前記エアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、前記インフレータからの膨張用ガスが前記ガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介して前記エアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、
    前記インフレータのガス噴出口から離れた側にあるガス出口穴の開口面積が隣接する前記インフレータのガス噴出口側にあるガス出口穴の開口面積以上であると共に、前記ガス分配手段の最も先端側に位置するガス出口穴の開口面積が該ガス出口穴に隣接するガス出口穴の開口面積よりも小さいことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  4. 前記ガス分配手段の閉塞した先端形状を、該ガス分配手段内のガス流れを先端のガス出口穴に向けるよう下向きの湾曲形状またはテーパ形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  5. エアバッグ袋体の前方、後方又は中央部のいずれか一箇所のみに配設したインフレータと、該インフレータに接続され前記エアバッグ袋体のガス通路内に長手方向に沿って設けられ先端部が閉塞されたガス分配手段と、を備え、前記インフレータからの膨張用ガスが前記ガス分配手段に長手方向に沿って所定の間隔で形成したガス出口穴を介して前記エアバッグ袋体の膨張室に供給される頭部保護エアバッグ装置において、
    前記ガス分配手段の先端部を閉塞すると共に、前記ガス分配手段の最も先端側に位置する前記ガス出口穴周囲において前記ガス分配手段の形状を、車両側面視で上方へ円弧状に膨らませて、他部位の前記ガス出口穴周囲の体積よりも大きくしたことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  6. 前記閉塞した先端部のガス出口穴の開口断面積を他のガス出口穴の開口断面積と同一としたことを特徴とする請求項5に記載の頭部保護エアバッグ装置。
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