JP3652058B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路における半導体装置の製造方法に関し、詳細には、半導体素子の製造プロセスにおいて、シリコンウエハ表面の微粒子や凹凸欠陥を計測する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体素子の製造において、歩留まりを確保するためにパーティクルや欠陥をモニタし、管理する必要がある。
【0003】
従来はレーザ光をウエハに当て、粒子による光の散乱を解析することにより粒子を検出するパーティクルカウンタ装置を用いて粒子の計測を行っている。この方法では、光の波長の制限により、0.1μm以下の粒子を計測することができなかった。例えば、この粒子の計測については、Technical Proceedings “Semi Technology Symposium 95”Session 2,pp14〜22に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先端デバイスの高集積化、ダウンスケーリングにより0.1μm以下の粒子、欠陥も管理する必要が生じてきているが、従来のパーティクルカウンタ装置を用いる方法では、光の波長による制限により0.1μm以下の粒子をモニタすることができないという問題点があった。
【0005】
本発明は、汎用の粒子計測装置を用いて微小な粒子、欠陥を計測することができる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にる半導体装置の製造方法は、ウエハ上の微粒子若しくは微小凹凸部に、化学反応を利用して前記微粒子若しくは微小凹凸部を起点とする有機生成物の堆積による粒子成長を通して、有機物粒子状物質を形成し、形成した有機物粒子状物質によりウエハ上の微粒子若しくは微小凹凸部を計測することを特徴とする。
【0007】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、ウエハ上の微小凹部に、化学反応を利用して前記微小凹部を起点とする有機生成物の堆積による粒子成長を通して、有機物粒子状物質を形成し、形成した有機物粒子状物質によりウエハ上の微小凹部を計測することを特徴とする。
【0010】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面上に微粒子が残留するウエハを、硫酸過水に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アルコール雰囲気にさらす工程とを経ることにより、前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる過酸化水素により前記アルコールが酸化されてカルボン酸を生成し、更に前記カルボン酸と前記アルコールとが前記微粒子周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微粒子を計測する工程を有することを特徴とする。
【0011】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面に微小凹凸部を有するウエハを、硫酸過水に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アルコール雰囲気にさらす工程とを経ることにより、前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる過酸化水素により前記アルコールが酸化されてカルボン酸を生成し、更に前記カルボン酸と前記アルコールとが前記微小凹凸部周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微小凹凸部を計測する工程を有することを特徴とする。
【0012】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面上に微粒子が残留するウエハを、硫酸過水に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アルコール及び過酸化水素雰囲気にさらす工程とを経ることにより、少なくとも前記過酸化水素雰囲気の過酸化水素により前記アルコールが酸化されてカルボン酸を生成し、更に前記カルボン酸と前記アルコールとが、前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微粒子を計測する工程を有することを特徴とする。
【0013】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面に微小凹凸部を有するウエハを、硫酸過水に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アルコール及び過酸化水素雰囲気にさらす工程とを経ることにより、少なくとも前記過酸化水素雰囲気の過酸化水素により前記アルコールが酸化されてカルボン酸を生成し、更に前記カルボン酸と前記アルコールとが、前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微小凹凸部を計測する工程を有することを特徴とする。
【0014】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面上に微粒子が残留するウエハを、硫酸に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アルコール及びカルボン酸雰囲気にさらす工程とを経ることにより、前記カルボン酸と前記アルコールとが、前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微粒子を計測する工程を有することを特徴とする。
【0015】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面に微小凹凸部を有するウエハを、硫酸に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アルコール及びカルボン酸雰囲気にさらす工程とを経ることにより、前記カルボン酸と前記アルコールとが、前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微小凹凸部を計測する工程を有することを特徴とする。
【0016】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面上に微粒子が残留するウエハを、硫酸過水に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アルコール雰囲気にさらす工程とを経ることにより、前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸と前記アルコールとが反応して硫酸エステルを生成し、前記微粒子周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる過酸化水素により前記アルコールが酸化されてアセトンを生成し、更に前記アセトンが前記微粒子周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微粒子を計測する工程と、前記硫酸エステルの存在で水に溶解可能な前記有機粒子を水で洗浄する工程とを有することを特徴とする。
【0017】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面に微小凹凸部を有するウエハを、硫酸過水に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アルコール雰囲気にさらす工程とを経ることにより、前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸と前記アルコールとが反応して硫酸エステルを生成し、前記微小凹凸部周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる過酸化水素により前記アルコールが酸化されてアセトンを生成し、更に前記アセトンが前記微小凹凸部周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微小凹凸部を計測する工程と、前記硫酸エステルの存在で水に溶解可能な前記有機粒子を水で洗浄する工程とを有することを特徴とする。
【0018】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面上に微粒子が残留するウエハを、硫酸過水に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アルコール及び過酸化水素雰囲気にさらす工程とを経ることにより、前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸と前記アルコールとが反応して硫酸エステルを生成し、少なくとも前記過酸化水素雰囲気の過酸化水素により前記アルコールが酸化されてアセトンを生成し、更に前記アセトンが前記微粒子周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微粒子を計測する工程と、前記硫酸エステルの存在で水に溶解可能な前記有機粒子を水で洗浄する工程とを有することを特徴とする。
【0019】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面に微小凹凸部を有するウエハを、硫酸過水に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アルコール及び過酸化水素雰囲気にさらす工程とを経ることにより、前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸と前記アルコールとが反応して硫酸エステルを生成し、少なくとも前記過酸化水素雰囲気の過酸化水素により前記アルコールが酸化されてアセトンを生成し、更に前記アセトンが前記微小凹凸部周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微小凹凸部を計測する工程と、前記硫酸エステルの存在で水に溶解可能な前記有機粒子を水で洗浄する工程とを有することを特徴とする。
【0020】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面上に微粒子が残留するウエハを、硫酸に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アセトン雰囲気にさらす工程とを経ることにより、前記アセトンが前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微粒子を計測する工程を有することを特徴とする。
【0021】
また別の発明による半導体装置の製造方法は、表面に微小凹凸部を有するウエハを、硫酸に浸漬する工程と、純水により洗浄する工程と、アセトン雰囲気にさらす工程とを経ることにより、前記アセトンが前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、前記微小凹凸部を計測する工程を有することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ上に残留する微粒子や凹凸欠陥を計測する半導体装置の製造方法に適用することができる。
【0027】
図1〜図4は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【0028】
図1〜図4において、1はウエハ、2はウエハ1上に残留する0.1μm以下の微粒子である。
【0029】
ウエハ1を硫酸過水(H2SO4/H2O2)で浸漬(DIP)処理し、純水でリンスを行なった後、図1に示すように微小な粒子(0.1μm以下)2周囲に硫酸過水(Η2SO4/H2O2)が残る。
【0030】
次いで、ウエハ1をアルコール(例えば、エチルアルコール:CH3CH2OΗ)雰囲気(蒸気分圧1%〜99%)に導入する。そこで、図2に示すように一部のアルコールは過酸化水素により酸化され、カルボン酸となる。
【0031】
さらに、図3に示すように生成されたカルボン酸が残りのアルコールと硫酸の作用によりエステル反応が起こり、微小な粒子(0.1μm以下)の周囲にエステルが形成し堆積される。この反応は図4に示すようにΗ2O2による酸化で得られるカルボン酸がなくなるまで粒子が成長し、元の粒子の数倍の大きさまで粒子成長が進行する。
【0032】
以下、上述した半導体装置の製造方法の動作を説明する。
【0033】
図1に示すように、硫酸過水(Η2SO4/H2O2)浸漬(DIP)処理、純水リンスを行なった後も、毛細管作用により微小な粒子(0.1μm以下)周囲に硫酸過水(H2SO4/H2O2)が残る。そのウエハ1をアルコール(例えば、エチルアルコール:CH3CH2OΗ)雰囲気(蒸気分圧1%〜99%)に導入すると、図2に示すように一部のアルコールはウエハ1に残留している過酸化水素により酸化され、カルボン酸となる。その反応式は図2の式(1)に示す通りである。
【0034】
Figure 0003652058
さらに、図3の反応式(2)に示すように、生成されたカルボン酸が残りのアルコールと、硫酸の作用(硫酸触媒に基づく求核アシル置換)により、エステル反応が起こり、微小な粒子(0.1μm以下)の周囲にエステルが形成し堆積される。
【0035】
Figure 0003652058
この反応は図4に示すように、Η2O2による酸化で得られるカルボン酸がなくなくなるまで粒子が成長し、元の粒子の数倍の大きさまで粒子成長が進行する。その成長した粒子を通常の粒子計測装置、例えばパーティクルカウンタ装置で計測した後、アルコール雰囲気の無いときに、硫酸過水+希フッ酸で除去でき、後工程へ投入することができる。
【0036】
以上説明したように、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法では、ウエハ1を硫酸過水に浸漬(DIP)処理し、純水洗浄後に第1級のアルコール雰囲気にさらし、毛細管作用により粒子周囲に残留している過酸化水素によるアルコールのカルボン酸の生成及び粒子周囲に残留している硫酸によるエステル生成による粒子成長により、微粒子を計測可能にしたので、現在計測のできないウエハ1上の微小な粒子(0.1μm以下)において、有機粒子を成長させ、これによって通常の粒子計測装置(例えば、パーティクルカウンタ装置)で計測できるようになる。このことは、半導体素子の製造プロセスにおいて、微小な粒子のモニタリングに応用でき、歩留まりの向上が期待できる。また、この方法により成長させた有機物粒子が通常の洗浄プロセスで除去でき、後の工程に影響をもならすことはない。
【0037】
図5〜図12は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図であり、図5〜図8はウエハ上の微小な凹部を、図9〜図12はウエハ上の微小な凸部を計測する方法を示す。なお、ウエハ上の微小な凹凸部を計測する方法は、凹部及び凸部について同一であり、図5、図6、図7及び図8は、それぞれ図9、図10、図11及び図12に対応する。
【0038】
図5〜図8において、1はウエハ、3はウエハ1上の微細な凹部(微小凹凸部)であり、また図9〜図12において、1はウエハ、4はウエハ1上の微細な凸部(微小凹凸部)である。
【0039】
ウエハ1を硫酸過水(H2SO4/H2O2)で浸漬(DIP)処理し、純水でリンスを行なった後、図5及び図9に示すように微小な凹凸部(0.1μm以下)3,4周囲に硫酸過水(Η2SO4/H2O2)が残る。
【0040】
次いで、ウエハ1をアルコール(例えば、エチルアルコール:CH3CH2ΟΗ)雰囲気(蒸気分圧1%〜99%)に導入する。そこで、図6及び図10に示すように一部のアルコールは過酸化水素により酸化され、カルボン酸となる。
【0041】
さらに、図7及び図11に示すように、生成されたカルボン酸が残りのアルコールと硫酸の作用によりエステル反応が起こり、微小な凹凸部(0.1μm以下)の周囲にエステルが形成し堆積される。
【0042】
この反応は図8及び図12に示すようにΗ2O2による酸化で得られるカルボン酸がなくなるまで粒子が成長し、元の凹凸部の数倍の大きさまで粒子成長が進行して堆積が進行する。
【0043】
以下、上述した半導体装置の製造方法の動作を説明する。
【0044】
図5及び図9に示すように、硫酸過水(H2SO4/H2O2)浸漬(DIP)処理、純水リンスを行なった後も、毛細管作用により微小な凹凸部(0.1μm以下)3,4周囲に硫酸過水(Η2SO4/H2O2)が残る。そのウエハ1をアルコール(例えば、エチルアルコール:CΗ3CΗ2OH)雰囲気(蒸気分圧1%〜99%)に導入すると、図6及び図10に示すように一部のアルコールはウエハ1に残留している過酸化水素により酸化され、カルボン酸となる。その反応式は図6及び図10の式(3)に示す通りである。
【0045】
Figure 0003652058
さらに、図7及び図11の反応式(4)に示すように、生成されたカルボン酸が残りのアルコールと硫酸の作用によりエステル反応が起こり、微小な凹凸部(0.1μm以下)の周囲にエステルが形成し堆積される。
【0046】
Figure 0003652058
この反応は図8及び図12に示すように、Η2O2による酸化で得られるカルボン酸がなくなるまで粒子が成長し、元の凹凸部の数倍の大きさまで粒子成長が進行する。その成長した粒子を通常の粒子計測装置、例えばパーティクルカウンタ装置で計測した後、アルコール雰囲気の無いときに、硫酸過水+希フッ酸で除去でき、後工程へ投入することができる。
【0047】
以上説明したように、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法では、ウエハ1を硫酸過水に浸漬(DIP)処理し、純水洗浄後に第1級のアルコール雰囲気にさらし、毛細管作用により微小凹凸部に残留している過酸化水素によるアルコールのカルボン酸の生成及び微小凹凸部に残留している硫酸によるエステル生成による粒子成長により、微小凹凸部を計測可能にしたので、従来計測のできないウエハ1表面の微小な(0.1μm以下)凹凸部3,4等において、有機粒子を成長させ、通常の粒子計測装置(例えば、パーティクルカウンタ装置)で計測できるようになる。このことは、半導体素子の製造プロセスにおいて、微小な凹凸欠陥のモニタリングに応用でき、歩留まりの向上が期待できる。また、この方法により成長させた有機物粒子が通常の洗浄プロセスで除去でき、後の工程に影響をもたらすことはない。
【0048】
図13〜図16は本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【0049】
図13〜図16において、1はウエハ、2はウエハ1上に残留する0.1μm以下の微粒子である。
【0050】
ウエハ1を硫酸過水(H2SO4/H2O2)で浸漬(DIP)処理し、純水でリンスを行なった後、図13に示すように微小な粒子(0.1μm以下)2周囲に硫酸過水(Η2SO4/H2O2)が残る。
【0051】
次いで、ウエハ1をアルコール(例えば、エチルアルコール:CH3CH2OΗ:蒸気分圧1%〜99%)及び過酸化水素(Η2O2)(蒸気分圧1%〜99%)雰囲気に導入する。そこで、図14に示すように一部のアルコールは導入された過酸化水素により酸化され、カルボン酸となる。
【0052】
さらに、図15に示すように生成されたカルボン酸が残りのアルコールと硫酸の作用によりエステル反応が起こり、微小な粒子(0.1μm以下)の周囲にエステルが形成し堆積される。この反応は図16に示すようにアルコールとΗ2O2がある限り、粒子が成長し続けるので、計測に必要な任意の大きさまで粒子成長が進行する。
【0053】
以下、上述した半導体装置の製造方法の動作を説明する。
【0054】
図13に示すように、硫酸過水(Η2SO4/H2O2)浸漬(DIP)処理し、純水リンスを行なった後も、毛細管作用により微小な粒子(0.1μm以下)周囲に硫酸過水(H2SO4/H2O2)が残る。そのウエハ1をアルコール(例えば、エチルアルコール:CH3CH2OH:蒸気分圧1%〜99%)及び過酸化水素(Η2O2)(蒸気分圧1%〜99%)雰囲気に導入する。そこで、図14に示すように一部のアルコールは導入された過酸化水素により酸化され、カルボン酸となる。その反応式は図14の式(5)に示す通りである。
【0055】
Figure 0003652058
さらに、図15の反応式(6)に示すように生成されたカルボン酸が残りのアルコールと硫酸の作用によりエステル反応が起こり、微小な粒子(0.1μm以下)の周囲にエステルが形成し堆積される。
【0056】
Figure 0003652058
この反応は図16に示すように、アルコールとH2O2が存在する限り粒子が成長し続ける。計測に必要な任意の大きさまで粒子を成長させることができる。
【0057】
次いで、通常の粒子計測装置、例えばパーティクルカウンタ装置で計測した後、アルコール雰囲気の無いときに、硫酸過水+希フッ酸で除去でき、後工程へ投入することができる。
【0058】
以上説明したように、第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法では、ウエハ1を硫酸過水で浸漬(DIP)処理し、純水洗浄後にエチルアルコール(第1級のアルコール)及び過酸化水素雰囲気にさらし、導入した過酸化水素によるアルコールのカルボン酸の生成を促進させることにより、粒子周囲に残留している硫酸によるエステル生成による粒子成長の速度の向上及び時間と共に粒子を継続してさらに、大きく成長させるようにしているので、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、微粒子計測時間を短くすることができる。
【0059】
図17〜図20は本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【0060】
図17〜図20において、1はウエハ、2はウエハ1上に残留する0.1μm以下の微粒子である。
【0061】
ウエハ1を硫酸(H2SO4)で浸漬(DIP)処理し、純水でリンスを行なった後、図17に示すように微小な粒子(0.1μm以下)2周囲に硫酸過水(Η2SO4)が残る。
【0062】
次いで、図18に示すようにウエハ1をアルコール(例えば、エチルアルコール(CH3CH2OΗ))及びカルボン酸(例えば、酢酸(CH3COOH))雰囲気に導入する。
【0063】
導入されたアルコールとカルボン酸が、図19に示すように硫酸の作用によりエステル反応が起こり、微小な粒子(0.1μm以下)の周囲にエステルが形成し堆積される。この反応は図20に示すようにアルコールとカルボン酸がある限り、粒子が成長し続けるので、計測に必要な任意の大きさまで粒子成長させることができる。
【0064】
以下、上述した半導体装置の製造方法の動作を説明する。
【0065】
図17に示すように、硫酸(Η2SO4)浸漬(DIP)処理、純水リンスを行なった後も、毛細管作用により微小な粒子(0.1μm以下)2周囲に硫酸(Η2SO4)が残る。図18に示すように、そのウエハ1をアルコール(例えば、エチルアルコール:CH3CH2OH)及びカルボン酸(例えば、酢酸(CH3COOΗ))雰囲気(CH3CH2OΗ:CH3COOΗ=1:1)に導入する。
【0066】
そこで、図19に示すようにカルボン酸とアルコールが硫酸の作用によりエステル反応が起こり、微小な粒子(0.1μm以下)の周囲にエステルが形成し堆積される。その反応式は図19の式(7)に示す通りである。
【0067】
Figure 0003652058
この反応は図20に示すように、アルコールとカルボン酸が多量に存在するので、粒子が成長し続け、計測に必要な任意の大きさまで粒子を成長させることができる。
【0068】
次いで、通常の粒子計測装置、例えばパーティクルカウンタ装置で計測した後、カルボン酸、アルコール雰囲気の無いときに、硫酸過水+希フッ酸で除去でき、後工程へ投入することができる。
【0069】
以上説明したように、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法では、ウエハ1を硫酸で浸漬(DIP)処理し、純水洗浄後にエチルアルコール(第1級のアルコール)及びカルボン酸雰囲気を形成し、アルコールとカルボン酸は、硫酸の作用によりエステル化反応が起こり、エステルが堆積されるようにしたので、初期の粒子あるいは欠陥の大きさが推定でき、また、任意の大きさの粒子を形成させることができる。
【0070】
図21〜図24は本発明の第5の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【0071】
図21〜図24において、1はウエハ、2はウエハ1上に残留する0.1μm以下の微粒子である。
【0072】
ウエハ1を硫酸過水(H2SO4/H2O2)で浸漬(DIP)処理し、純水でリンスを行なった後、図21に示すように微小な粒子(0.1μm以下)2周囲に硫酸過水(H2SO4/H2O2)が残る。
【0073】
次いで、図22のようにウエハ1を第2級のアルコール(例えば、イソプロピルアルコール(IPΑ:(CH3)2CHOH))雰囲気(蒸気分圧1%〜99%)に導入する。
【0074】
そこで、一部のイソプロピルアルコールは硫酸と反応して硫酸エステルとなり、粒子に堆積される。また、図23に示すようにイソプロピルアルコールは過酸化水素により酸化され、アセトンとなる。
【0075】
図24に示すように、生成されたアセトンは硫酸の作用により縮合してメシチレンが生成し、微小な粒子(0.1μm以下)2の周囲に堆積される。この反応はH2O2による酸化で得られるアセトンがなくなるまで粒子が成長し、元の粒子の数倍の大きさまで粒子成長が進行する。
【0076】
以下、上述した半導体装置の製造方法の動作を説明する。
【0077】
ウエハ1を硫酸過水(Η2SO4/H2O2)で浸漬(DIP)処理し、純水でリンスを行なった後、図21に示すように微小な粒子(0.1μm以下)周囲に硫酸過水(H2SΟ4/H2O2)が残る。
【0078】
次いで、図22に示すようにウエハ1を第2級のアルコール(例えば、イソプロピルアルコール(IPΑ:(CH3)2CHOH))雰囲気(蒸気分圧1%〜99%)に導入する。そこで、一部のイソプロピルアルコールは図22の反応式(8)に従い、硫酸と反応して硫酸エステルとなり、粒子に堆積される。
【0079】
Figure 0003652058
また、図23に示すようにイソプロピルアルコールは過酸化水素により酸化され、アセトンとなる。その反応式は図23の式(9)に示す通りである。
【0080】
Figure 0003652058
図24に示す反応式(10)のように生成されたアセトンは硫酸の作用により縮合してメシチレンが生成し、微小な粒子(0.1μm以下)の周囲に堆積される。
【0081】
Figure 0003652058
この反応はH2O2による酸化で得られるアセトンがなくなるまで粒子が成長し、元の粒子の数倍の大きさまで粒子成長が進行する。成長された粒子を計測した後、純水で洗浄すれば取り除かれ、次工程へ投入できる。
【0082】
以上説明したように、第5の実施形態に係る半導体装置の製造方法では、ウエハ1を硫酸過水で浸漬(DIP)処理し、純水洗浄後にイソプロピルアルコール(第2級のアルコール)雰囲気にさらし、毛細管作用により粒子周囲に残留している硫酸とアルコールが反応して硫酸エステルが生成する。過酸化水素によるイソプロピルアルコールがアセトンに酸化され、次いで、このアセトンが硫酸の作用による縮合で、メシチレンとなり堆積されるので、この方法で成長された粒子は、硫酸エステルが存在するため、水に溶けやすく、粒子計測後に水で簡単に洗浄することができる。
【0083】
図25〜図28は本発明の第6の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【0084】
図25〜図28において、1はウエハ、2はウエハ1上に残留する0.1μm以下の微粒子である。
【0085】
ウエハ1を硫酸過水(Η2SO4/Η2O2)あるいは硫酸で浸漬(DIP)処理し、純水でリンスを行なった後、図25に示すように微小な粒子(0.1μm以下)2周囲に硫酸過水(H2SO4/H2O2あるいは硫酸)が残る。
【0086】
次いで、図26のようにウエハ1を第2級のアルコール(例えば、イソプロピルアルコール(IPΑ:(CΗ3)2CHOH))とH2O2雰囲気(蒸気分圧比>1)に導入する。そこで、一部のイソプロピルアルコールは硫酸と反応して硫酸エステルとなり、粒子に堆積される。また、図27に示すようにイソプロピルアルコールは導入された過酸化水素により酸化され、アセトンとなる。
【0087】
図28に示すように、生成された多くのアセトンは硫酸の作用により縮合してメシチレンが生成し、微小な粒子(0.1μm以下)2の周囲に堆積される。この反応はH2Ο2が多く存在し、アセトンが多く得られるので、粒子が成長し続け、計測に必要な任意の大きさまで粒子成長させることができる。
【0088】
以下、上述した半導体装置の製造方法の動作を説明する。
【0089】
ウエハ1を硫酸過水(H2SO4/H2O2)あるいは硫酸で浸漬(DIP)処理し、純水でリンスを行なった後、図25に示すように微小な粒子(0.1μm以下)2周囲に硫酸過水(H2SO4/H2O2あるいは硫酸)が残る。
【0090】
次いで、図26に示すようにウエハ1を第2級のアルコール(例えば、イソプロピルアルコール(IPΑ:(CH3)2CHOH))とΗ2O2雰囲気(蒸気分圧比>1)に導入する。そこで、一部のイソプロピルアルコールは図26の反応式(11)に従い、硫酸と反応して硫酸エステルとなり、粒子に堆積される。
【0091】
Figure 0003652058
また、図27に示すように、導入されたイソプロピルアルコールと過酸化水素は酸化反応が起こり、アセトンが生成される。その反応式は図27の式(12)に示す通りである。
【0092】
Figure 0003652058
図28に示す反応式(13)のように、生成された多量のアセトンは硫酸の作用により縮合してメシチレンが生成し、微小な粒子(0.1μm以下)の周囲に堆積される。
【0093】
Figure 0003652058
この反応は図28に示すように、イソプロピルアルコールとH2O2が多量に存在するので、粒子が成長し続け、計測に必要な任意の大きさまで粒子を成長させることができる。次いで、通常の粒子計測装置、例えば、パーティクルカウンタ装置で計測した後、純水洗浄で粒子が除去でき、後工程へ投入することができる。
【0094】
以上説明したように、第6の実施形態に係る半導体装置の製造方法では、ウエハ1を硫酸過水で浸漬(DIP)処理し、純水洗浄後にイソプロピルアルコール(第2級のアルコール)と過酸化水素雰囲気にさらし、毛細管作用により粒子周囲に残留している硫酸とアルコールが反応して硫酸エステルが生成する一方で、過酸化水素が多く導入されたことにより、イソプロピルアルコールがアセトンに酸化されやすく酸化も速く、アセトンの縮合でメシチレンの生成速度が速くなり、粒子成長が速く継続的となるようにしたので、この方法で粒子成長が速く、多くの過酸化水素の導入により、大きくて、計測後に水で簡単に洗浄できる粒子を形成することができ、微粒子計測時間をより短くすることができる。
【0095】
図29〜図31は本発明の第7の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【0096】
図29〜図31において、1はウエハ、2はウエハ1上に残留する0.1μm以下の微粒子である。
【0097】
図29〜図31に示すように、ウエハ1を硫酸DIP、純水洗浄後にアセトン雰囲気にさらし、毛細管作用により粒子周囲に残留している硫酸の作用によりアセトンが縮合してメシチレンが生成され堆積される。
【0098】
この反応は、この反応は図31に示すように硫酸が触媒的働きであり、アセトンがある限り、粒子が成長し続けるので、計測に必要な任意の大きさまで粒子成長が進行する。
【0099】
以下、上述した半導体装置の製造方法の動作を説明する。
【0100】
図29に示すように、ウエハ1を硫酸DIP、純水洗浄後に粒子周囲に硫酸が残る。
【0101】
次いで、図30に示すようにアセトン雰囲気にウエハ1を入れると、図31の反応式(14)に示すように毛細管作用により粒子周囲に残留している硫酸の作用によりアセトンが縮合してメシチレンが生成され堆積される。
【0102】
Figure 0003652058
この反応は、この反応は硫酸が触媒的働きであり、アセトンがある限り、粒子が成長し続けるので、計測に必要な任意の大きさまで粒子成長が進行する。その成長した粒子を通常の粒子計測装置、例えばパーティクルカウンタ装置で計測した後、アルコール雰囲気の無いときに、硫酸過水+希フッ酸で除去でき、後工程へ投入することができる。
【0103】
以上説明したように、第7の実施形態に係る半導体装置の製造方法では、ウエハ1を硫酸で浸漬(DIP)処理し、純水洗浄後にアセトン雰囲気にさらし、毛細管作用により粒子周囲に残留している硫酸の作用によりアセトンが縮合してメシチレンが生成されるので、この方法ではアセトン雰囲気が形成されやすく、大きな粒子を速く形成することができ、スループットを大きくする効果を得ることができる。
【0104】
したがって、このような優れた特長を有する半導体装置の製造方法を、半導体デバイスの製造に適用すれば、従来のパーティクルカウンタ装置を用いた計測では困難であった0.1μm以下の微粒子若しくは微小凹凸部の欠陥を計測することができ、半導体デバイスの歩留まり向上を図ることができる。
【0105】
ここで、第1〜第7の各実施形態において、反応温度を室温から硫酸の分解温度290℃の範囲内で温度を高めるようにすれば、粒子の成長速度を早めることができ、半導体素子製造のスループットを上げることが期待できる。
【0106】
なお、第3、第4、第5、第6及び第7の各実施形態では、ウエハ1上の微小粒子2の計測について説明したが、前記第2の実施形態のようにウエハ1表面の微小凹凸部3,4等の欠陥についても同様に適用できることは勿論である。
【0107】
また、上記各実施形態において、ウエハ上の微粒子若しくは微小凹凸部を、化学反応を利用して拡大するものであれば、化学反応の種類、方法はどのようなものであってもよい。また、化学反応を利用するものであれば有機生成物の形成には限定されない。
【0108】
また、上記各実施形態では、化学反応を利用して粒子等の周囲にエステル又はメシチレン等の有機生成物を形成しているが、化学反応を利用して有機物粒子状物質を形成するものであればどのような化学反応及び生成物質であってもよい。
【0109】
さらに、上記半導体装置の製造方法を適用するウエハ等の種類、計測後の生成物除去方法、さらには後工程などは上述した実施形態に限られず適用できることは言うまでもない。
【0110】
【発明の効果】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、ウエハ上の微粒子若しくは微小凹凸部を、化学反応を利用して拡大し、拡大した微粒子若しくは微小凹凸部を計測するようにしたので、汎用の粒子計測装置を用いて微小な粒子を計測することができる。
【0111】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、ウエハ上の微粒子若しくは微小凹凸部に、化学反応を利用して有機生成物の堆積による粒子成長を通して、有機物粒子状物質を形成し、形成した有機物粒子状物質によりウエハ上の微粒子若しくは微小凹凸部を計測するようにしたので、汎用の粒子計測装置を用いて微小な粒子を計測することができる。また、化学反応を利用して有機生成物の堆積による粒子成長を通して形成した有機物粒子状物質は、洗浄により容易に取り除かれて、後工程に影響をおよぼすことはない。
【0112】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、ウエハを硫酸過水に浸漬し、純水洗浄後にアルコール雰囲気にさらし、毛細管作用により粒子周囲に残留している過酸化水素によるアルコールのカルボン酸の生成及び粒子周囲に残留している硫酸によるエステル生成による粒子成長により、微粒子を計測可能にするようにしたので、ウエハ上の微小な粒子(0.1μm以下)において、有機粒子を成長させ、これによって汎用の粒子計測装置で計測できるようになる。したがって、半導体素子の製造プロセスにおいて、微小な粒子のモニタリングに応用でき、歩留まりの向上が期待できる。また、この方法により成長させた有機物粒子が通常の洗浄プロセスで除去でき、後の工程に影響をもならすことはない。
【0113】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、ウエハを硫酸過水に浸漬し、純水洗浄後にアルコール雰囲気にさらし、毛細管作用により微小凹凸部に残留している過酸化水素によるアルコールのカルボン酸の生成及び微小凹凸部に残留している硫酸によるエステル生成による粒子成長により、ウエハ表面の微小凹凸部等の欠陥を計測可能にするようにしたので、ウエハ表面の微小な(0.1μm以下)凹凸部において、有機粒子を成長させ、汎用の粒子計測装置で計測できるようになる。したがって、半導体素子の製造プロセスにおいて、微小な凹凸欠陥のモニタリングに応用でき、歩留まりの向上が期待できる。また、この方法により成長させた有機物粒子が通常の洗浄プロセスで除去でき、後の工程に影響をもたらすことはない。
【0114】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、ウエハを硫酸過水に浸漬し、純水洗浄後にアルコール及び過酸化水素雰囲気にさらし、導入した過酸化水素によるアルコールのカルボン酸の生成を促進させることにより、粒子周囲に残留している硫酸によるエステル生成による粒子成長の速度向上及び時間短縮と共に粒子を継続してさらに、大きく成長させて、微粒子を計測可能にするようにしたので、上述した効果に加え、微粒子計測時間を短くすることができる。
【0115】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、ウエハを硫酸により浸漬し、純水洗浄後にアルコール及びカルボン酸雰囲気を形成し、アルコールとカルボン酸は、硫酸の作用によりエステル化反応が起こり、エステルが堆積され、初期の粒子あるいは欠陥の大きさが推定可能であり、任意の大きさの粒子を形成して、微粒子を計測可能にするようにしたので、初期の粒子あるいは欠陥の大きさが推定でき、また、任意の大きさの粒子を形成させることができる。
【0116】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、ウエハを硫酸過水に浸漬し、純水洗浄後にアルコール雰囲気にさらし、毛細管作用により微小凹凸部に残留している硫酸とアルコールが反応して硫酸エステルが生成し、過酸化水素によるアルコールがアセトンに酸化され、次いで、このアセトンが硫酸の作用による縮合で、メシチレンとなり堆積されて粒子が成長し、成長した粒子は、硫酸エステルが存在することにより水に溶けやすくなり、粒子計測後に水で簡単に洗浄可能にするようにしたので、粒子成長が速く、多くの過酸化水素の導入により、大きくて、計測後に水で簡単に洗浄できる粒子を形成することができ、微粒子計測時間をより短くすることができる。
【0117】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、ウエハを硫酸過水に浸漬し、純水洗浄後にアルコールと過酸化水素雰囲気にさらし、毛細管作用により粒子周囲に残留している硫酸とアルコールが反応して硫酸エステルが生成し、過酸化水素が多く導入されたことにより、アルコールがアセトンに酸化されやすく酸化が促進されてアセトンの縮合でメシチレンの生成速度が速くなり、粒子が速く継続的に成長し、成長した粒子は、多くの過酸化水素の導入により大きくなり、計測後に水で簡単に洗浄できる粒子を形成するようにしたので、アセトン雰囲気が形成されやすく、大きな粒子を速く形成することができ、スループットを大きくする効果を得ることができる。
【0118】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、ウエハを硫酸により浸漬し、純水洗浄後にアセトン雰囲気にさらし、毛細管作用により粒子周囲に残留している硫酸の作用によりアセトンが縮合してメシチレンが生成し、アセトン雰囲気が形成されやすく、大きな粒子を速く形成することによりスループットを大きくするとともに、微粒子を計測可能にするようにしたので、アセトン雰囲気が形成されやすく、大きな粒子を速く形成することができ、スループットを大きくする効果を得ることができる。
【0119】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、ウエハを硫酸により浸漬し、純水洗浄後にアセトン雰囲気にさらし、毛細管作用により粒子周囲に残留している硫酸の作用によりアセトンが縮合してメシチレンが生成し、アセトン雰囲気が形成されやすく、大きな粒子を速く形成することによりスループットを大きくするとともに、ウエハ表面の微小凹凸部等の欠陥を計測可能にするようにしたので、アセトン雰囲気が形成されやすく、ウエハ表面の微小凹凸部において大きな粒子を速く形成することができ、スループットを大きくする効果を得ることができる。
【0120】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、さらに、反応温度を室温から硫酸の分解温度290℃の範囲内で温度を高めるようにしたので、粒子の成長速度を早めることができ、半導体素子製造のスループットを上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図2】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図3】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図4】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図5】本発明を適用した第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するためのウエハ上の微小な凹部を示す模式図である。
【図6】上記半導体装置の製造方法を説明するためのウエハ上の微小な凹部を示す模式図である。
【図7】上記半導体装置の製造方法を説明するためのウエハ上の微小な凹部を示す模式図である。
【図8】上記半導体装置の製造方法を説明するためのウエハ上の微小な凹部を示す模式図である。
【図9】上記半導体装置の製造方法を説明するためのウエハ上の微小な凸部を示す模式図である。
【図10】上記半導体装置の製造方法を説明するためのウエハ上の微小な凸部を示す模式図である。
【図11】上記半導体装置の製造方法を説明するためのウエハ上の微小な凸部を示す模式図である。
【図12】上記半導体装置の製造方法を説明するためのウエハ上の微小な凸部を示す模式図である。
【図13】本発明を適用した第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図14】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図15】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図16】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図17】本発明を適用した第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図18】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図19】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図20】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図21】本発明を適用した第5の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図22】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図23】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図24】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図25】本発明を適用した第6の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図26】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図27】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図28】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図29】本発明を適用した第7の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図30】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【図31】上記半導体装置の製造方法を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 ウエハ、2 微粒子、3 凹部(微小凹凸部)、4 凸部(微小凹凸部)

Claims (22)

  1. 半導体装置の製造方法において、
    ウエハ上の微粒子若しくは微小凹凸部に、化学反応を利用して前記微粒子若しくは微小凹凸部を起点とする有機生成物の堆積による粒子成長を通して、有機物粒子状物質を形成し、
    形成した有機物粒子状物質によりウエハ上の微粒子若しくは微小凹凸部を計測する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体装置の製造方法において、
    ウエハ上の微小凹部に、化学反応を利用して前記微小凹部を起点とする有機生成物の堆積による粒子成長を通して、有機物粒子状物質を形成し、
    形成した有機物粒子状物質によりウエハ上の微小凹部を計測する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 化学反応を利用して有機生成物の堆積による粒子成長を通して形成した有機物粒子状物質は、洗浄により容易に取り除かれて、後工程に影響をおよぼさない
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ウエハ上の微粒子若しくは微小凹凸部は、
    0.1μm以下の微粒子若しくは微小凹凸部である
    ことを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 表面上に微粒子が残留するウエハを、
    硫酸過水に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アルコール雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる過酸化水素により前記アルコールが酸化されてカルボン酸を生成し、更に前記カルボン酸と前記アルコールとが前記微粒子周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微粒子を計測する工程
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 表面に微小凹凸部を有するウエハを、
    硫酸過水に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アルコール雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる過酸化水素により前記アルコールが酸化されてカルボン酸を生成し、更に前記カルボン酸と前記アルコールとが前記微小凹凸部周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微小凹凸部を計測する工程
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 表面上に微粒子が残留するウエハを、
    硫酸過水に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アルコール及び過酸化水素雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    少なくとも前記過酸化水素雰囲気の過酸化水素により前記アルコールが酸化されてカルボン酸を生成し、更に前記カルボン酸と前記アルコールとが、前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微粒子を計測する工程
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 表面に微小凹凸部を有するウエハを、
    硫酸過水に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アルコール及び過酸化水素雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    少なくとも前記過酸化水素雰囲気の過酸化水素により前記アルコールが酸化されてカルボン酸を生成し、更に前記カルボン酸と前記アルコールとが、前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微小凹凸部を計測する工程
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 表面上に微粒子が残留するウエハを、
    硫酸に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アルコール及びカルボン酸雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    前記カルボン酸と前記アルコールとが、前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微粒子を計測する工程
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 表面に微小凹凸部を有するウエハを、
    硫酸に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アルコール及びカルボン酸雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    前記カルボン酸と前記アルコールとが、前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸を触媒として反応し、エステルを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微小凹凸部を計測する工程
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 表面上に微粒子が残留するウエハを、
    硫酸過水に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アルコール雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸と前記アルコールとが反応して硫酸エステルを生成し、前記微粒子周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる過酸化水素により前記アルコールが酸化されてアセトンを生成し、更に前記アセトンが前記微粒子周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微粒子を計測する工程と、
    前記硫酸エステルの存在で水に溶解可能な前記有機粒子を水で洗浄する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 表面に微小凹凸部を有するウエハを、
    硫酸過水に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アルコール雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸と前記アルコールとが反応して硫酸エステルを生成し、前記微小凹凸部周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる過酸化水素により前記アルコールが酸化されてアセトンを生成し、更に前記アセトンが前記微小凹凸部周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微小凹凸部を計測する工程と、
    前記硫酸エステルの存在で水に溶解可能な前記有機粒子を水で洗浄する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 表面上に微粒子が残留するウエハを、
    硫酸過水に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アルコール及び過酸化水素雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸と前記アルコールとが反応して硫酸エステルを生成し、少なくとも前記過酸化水素雰囲気の過酸化水素により前記アルコールが酸化されてアセトンを生成し、更に前記アセトンが前記微粒子周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微粒子を計測する工程と、
    前記硫酸エステルの存在で水に溶解可能な前記有機粒子を水で洗浄する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 表面に微小凹凸部を有するウエハを、
    硫酸過水に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アルコール及び過酸化水素雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸と前記アルコールとが反応して硫酸エステルを生成し、少なくとも前記過酸化水素雰囲気の過酸化水素により前記アルコールが酸化されてアセトンを生成し、更に前記アセトンが前記微小凹凸部周囲に残存している前記硫酸過水に含まれる硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微小凹凸部を計測する工程と、
    前記硫酸エステルの存在で水に溶解可能な前記有機粒子を水で洗浄する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 表面上に微粒子が残留するウエハを、
    硫酸に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アセトン雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    前記アセトンが前記微粒子周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微粒子に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微粒子を計測する工程
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 表面に微小凹凸部を有するウエハを、
    硫酸に浸漬する工程と、
    純水により洗浄する工程と、
    アセトン雰囲気にさらす工程と
    を経ることにより、
    前記アセトンが前記微小凹凸部周囲に毛細管作用により残存している前記硫酸の作用により縮合し、メシチレンを形成して堆積されることにより前記微小凹凸部に有機粒子を成長させ、更にその後、
    前記微小凹凸部を計測する工程
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 前記アルコールは、第1級のアルコールであることを特徴とする請求項5、6、7、8、9又は10の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記アルコールは、エチルアルコールであることを特徴とする請求項5、6、7、8、9、10又は17の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記アルコールは、第2級のアルコールであることを特徴とする請求項11、12、13又は14の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記アルコールは、イソプロピルアルコールであることを特徴とする請求項11、12、13、14又は19の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  21. 半導体装置の製造方法において、
    さらに、反応温度を室温から硫酸の分解温度290℃の範囲内で温度を高めることにより、粒子の成長速度を促進し、半導体装置製造のスループットを上げるようにしたことを特徴とする請求項5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15又は16の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  22. 前記計測は、粒子計測装置を用いた計測であることを特徴とする請求項1、2、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15又は16の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
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