JP3646641B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は誘導加熱調理器に関して、特に本体冷却に必要な冷却風を吸い込む吸気通路内における外気以外の浸入物を機体外に排出する構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9はこの種の従来の誘導加熱調理器の分解斜視図である。図9に示すように、キッチンにあるキャビネット1の上に載置されて使用するものである。本体外殻天面と前面を除く外郭近傍は、キッチンのキャビネット1によって囲まれている。そして箱状の本体2の外郭底面に本体2を支持する脚部3を有し、天面にはトッププレート4が設けられている。また、トッププレート4の下部に、1組の誘導加熱コイル5、6を略対称形左右に設置し、その下方前側に冷却ファン7,8、下方後側に駆動回路基板9,10を備え、誘導加熱コイル5,6と個々に対応している。冷却ファン7,8の下部に吸気口11,12を有している。そして、本体背面に排気口13を設ける構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、2個の誘導加熱コイル5,6および駆動回路基板9,10対して、2個の冷却ファン7,8が必要になるためコスト的にも高くなり、また、キャビネット1上に設置して使用するためキッチンの壁面に本体背面に設けられた排気口13から排出された風が当たり、その一部は底面の吸気口11,12に回り込み、比較的高温の排気を吸気口11,12から再吸入してしまい、冷却性能に影響を与えてしまう。また、本体2にはロースター機能が付いておらず、キッチンでロースター調理を行う場合、ロースター機能を備えた別の調理器が必要となり、そのために調理スペースを確保しなければならなかった。
【0004】
その上、本体底面前方に誘導加熱コイル5,6および駆動回路基板9,10の冷却に必要な外気を取り込む吸気口11,12を設けているため、前記構成のままでは魚などの焼き物調理を行うロースターを設置することができなかった。
【0005】
さらに、ロースター機能を設けようとすると、キッチンに設置するための本体の幅および高さ寸法が決まっているので、吸・排気口を本体上面に設ける構成にしても、高さ寸法が充分でないため、本体冷却に必要な冷却ファンを限られたスペースに設置すると、吸気口から浸入する水や煮こぼれなどの外気以外の浸入物を冷却ファンから吸い込み、いわゆる溢水性能を確保した吸気通路を確保できないという問題を有していた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ロースター機能を備えるとともに、外気以外の浸入物を機体外部に排出する吸気通路を備えた安全で信頼性の高い誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、本体内に誘導加熱コイルと駆動回路と冷却ファンとロースターを備えたものにおいて、前記ファンケースが位置する側の本体上面に吸気口を設け、前記吸気口と冷却ファンとの間に本体背面とファンケースによって形成される吸気通路を有し、前記吸気通路を形成する本体背面に吸気通路に突出し、かつ開口方向を上側に向けた複数の開口部よりなる浸入物排出部を設けるとともに、前記ファンケースの壁面に、前記本体背面の下方に向かって傾斜させた傾斜壁を設け、前記吸気口から浸入した水を前記傾斜壁に反射させ前記浸入物排出部に導き前記吸気経路から前記本体外部へ排出できるようにした。これにより冷却性能の効率を向上させ、かつ外気以外の浸入物を機体外部に排出する対策および騒音低減の効果を備えた据え置き型の誘導加熱調理器を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、本体を支持する脚部と、前記本体天面に設けた被加熱調理器具を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下部に設けた複数の誘導加熱コイルと、前記複数の誘導加熱コイルより下方にあるロースター部と、通電を制御する駆動回路と、前記駆動回路の後方に設けられた前記駆動回路を冷却するための冷却ファンと、前記冷却ファンを収納するためのファンケースと、前記ファンケースが位置する側の前記本体上面に設けた吸気口、前記吸気口と前記冷却ファンとの間に前記本体背面と前記ファンケースによって形成される吸気通路とを備え、前記吸気通路を形成する前記本体背面に、前記吸気通路に突出し、かつ開口方向を上側に向けた複数の開口部よりなる浸入物排出部を設けるとともに、前記ファンケースの壁面に、前記本体背面の下方に向かって傾斜させた傾斜壁を設け、前記吸気口から浸入した水を前記傾斜壁に反射させ前記浸入物排出部に導き前記吸気経路から前記本体外部へ排出できるようにした。
【0009】
これにより、吸気口の開口部を広げることで新鮮な外気をスムーズに吸引することができ、多量の水などが吸気口より浸入した場合、傾斜壁に沿って背面に設けた浸入物排出部に導かれて外部に排出され、吸気通路内に溜まることはない。また、トッププレートに載置した調理容器から液体がこぼれ、一部天面から背面へと垂れてくる液体や本体背面と対向する壁に勢い良く液体がかかったときに生じる壁面からの液体の跳ね返りによる内部への浸入を防止することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、特に請求項1に記載の誘導加熱調理器に、吸気通路側の浸入物排出部に加え本体の背面から外側に突出し、かつ開口方向を下側に向けた複数の開口部よりなる他の浸入物排出部を有する構成とすることにより、請求項1記載の発明の効果よりも開口面積が広くなるため外部へ多くの液体などを排出することができる。また、背面を何らかの理由で対向する壁面に近接して設置された場合でも、浸入物排出部の開口部によって確保された空間により浸入物排出部は完全に遮蔽されることなく使用することができるので、機体外部に排出するという効果は損なわれることがない。さらに、浸入物排出部は、第2の吸気口としても通常作用するが、浸入物排出部を遮蔽されたとしても、本体上面の吸気口から冷却に必要な大部分の外気を取り入れているため、機体内の駆動回路の温度上昇により、すぐに壊れてしまうなどの冷却性能に影響することはない。また、開口方向が壁面と平行になるため設置キャビネット背面の反射による騒音を低減することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の浸入物排出部をファンケースで形成される吸気通路に本体背面の下方に向かって傾斜させた傾斜壁の延長線と前記本体背面とが交差する位置よりも下方にのみ浸入物排出部を設けた構成とすることにより、必要最小限の浸入物排出部で、性能を満足し、外観上も見栄え良くすることができる。また、浸入物排出部が背面下方にしかないので、キャビネット設置時に本体背面部に作られる空間には、本体外郭の温度上昇により温められた外気や、本体冷却風の排気およびロースターからの排気を上面後方で行っているため、浸入物排出部から熱気を吸い込んで、機体内の温度上昇につながるなどの冷却性能に影響を与えてしまうこともない。
【0012】
請求項4に記載の発明は、ファンケースで形成される吸気通路は本体背面に垂直な壁面を有し、前記本体背面に垂直な壁面を、本体側面に対して平行な壁面と、冷却ファンの吸い込み口に近い方に設けられ吸気口から流れ込んだ水を衝突させその流路の方向を異ならせるべく前記吸気通路の内側に向かって傾斜させた第2の傾斜壁とで構成とすることにより、吸気口から水などが流れ込んで冷却ファンへと行こうとする流路とは異なる流路を吸気通路内で発生させ、冷却ファンに流れていこうとする水などの勢いを抑止し、直接流れ込まないようにすることができる。また、吸気口より吸い込まれた外気は、吸気通路内で、冷却ファンに導かれるように集約されるので、冷却ファンの吸気性能を上げることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、前記吸気通路はファンケースに設けられた本体背面に垂直な壁面である縦隔壁によって複数の通路に分岐させた構成とすることにより、吸気口から浸入した水などを分割することで、吸気口めがけて、あらゆる方向から水などが流し込まれようとした場合でも、吸い込む外気の圧力損失を極力少なくしつつ、水などの勢いを抑止することができ、直接冷却ファンに吸い込まれることを防止する。
【0014】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【0015】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における誘導加熱調理器の吸気通路の概略断面図、図2は同誘導加熱調理器のキャビネット設置時の組み立てを示す斜視図である。
【0016】
図2において、箱状の本体21は、上面にトッププレート22が載置され、トッププレート22の下部には、2個の誘導加熱コイル23,24が本体21の略中央より左右に分かれて配置されている。ロースター部25は左の誘導加熱コイル23の下方に設けられている。右の誘導加熱コイル24の下方前方には、駆動回路基板26,27が積層構造を構成するように設置されている。さらに、その後方には1個の冷却ファン28があり、モーター29によって駆動され、ファンケース30で共に覆われている。ファンケース30は駆動回路基板26,27側に吐出口31を備えている。本体上面には排気口32と吸気口33が設けられており、排気口32は、ロースター庫内で発生する油煙および本体内の冷却風の排出を行い、吸気口33はファンケース30と本体21の外郭背面とで形成される吸気通路34とつながっており、吸気通路34は冷却ファン28にまで達している。そして本体21は、全体が外郭により一体化され、外郭の底に設けられた脚部35によって支持され、キッチンのキャビネット36に載置され、本体外郭の天面と前面を除く外郭はキッチンのキャビネット36によって囲まれる構成となっている。
【0017】
次に、本実施例の要部構成について説明する。図1に示すように吸気通路34を形成するファンケース30の吸気口33に近接する壁面には本体背面の下方に向かって傾斜させた傾斜壁37と、同じく吸気通路34を形成する本体21外郭背面に浸入物排出部38をもうけている。この浸入物排出部38は吸気通路34側に突出させ、かつ開口方向を上側に向けた複数の開口部よりなる構成としている。前記浸入物排出部38の開口部39の開口面積は吸気口33の開口面積よりも狭い構成としている。
【0018】
以上のように構成した誘導加熱調理器において、以下その動作、作用を説明する。
【0019】
モーター29の駆動により冷却ファン28が回転すると送風作用により、外部の空気が吸気口33より吸入され吸気通路34を経由して冷却ファン28に到達し、吐出口31より機体内に冷却風を送風している。この時、使用者が誤って吸気口に水などをこぼしてしまっても、浸入した水などは直接冷却ファンに吸い込まれずにファンケースの傾斜壁37に当たり勢いがまず抑止される。次に傾斜壁37に衝突した水などは傾斜壁37で反射し、背面の浸入物排出部に導かれ、外部に排出される。また、直接外郭背面に衝突した水などは背面をつたって、直接浸入物排出部に到達して外部へ排出される。その結果、冷却ファンに外気と共に吸い込まれた水飛沫などが、吐出口より冷却風と共に吐き出されて機器内の駆動回路に付着して起こる動作不良も容易には起こらない。なお、傾斜壁37に沿って落下する水は、勢いがないため水飛沫とならずそのまま落下する。
【0020】
また、外気の吸引においては吸気口33の開口部を広げることで新鮮な外気をスムーズに吸引することができるため、本体内部の冷却性能を低下させることはない。さらに、トッププレート22上で水がこぼれたときに背面を伝う水なども浸入物排出部38の形状の効果により本体内へは容易に浸入できない。また、背面と対向する壁面からの跳ね返りの水などが内部に浸入するのを防止することもできる。
【0021】
前記説明では、水を誤ってこぼした場合を説明したが、煮こぼれなどの場合も同様である。
【0022】
本発明は上記に示した実施例にのみ限定されるものではなく、駆動回路基板が1つ、または誘導加熱コイルや駆動回路基板を3個以上用いても良く、ロースター部も左になくてもよい。また排気口が上面以外の場所にあっても、吸気口が本体上面であれば構わない。さらに、冷却ファンの設置方向を縦置きにしているが、横置きの構成にしても、形成される吸気通路の構成はかわらないので、同様の効果が得られる。
【0023】
(実施例2)
以下に本発明の実施例2について図3を参照して説明する。なお、本実施例の基本構成は実施例1と同様であるので説明は省略し相違点を中心に説明する。また、実施例1と同一構成には同一符号を付した。
【0024】
図3は本発明の実施例2における誘導加熱調理器の吸気通路の概略断面図である。実施例1の構成と異なる点は、図3に示すように、吸気通路側のほか、本体外郭の外側にも開口部40を突出させ、かつ開口方向を下側に向けた浸入物排出部41を設けた点である。なお、本実施例の場合でも吸気口33の開口部よりも開口面積は狭くなっている。
【0025】
この構成では次のような効果が得られる。トッププレート上で水などがこぼれたときに外郭背面を伝う水などや、外郭背面と対向する壁面からの跳ね返りによる水などが内部に浸入するのを実施例1の構成よりもさらに確実に防止することができる。また、背面を何らかの理由で対向する壁面に近接して設置された場合でも、浸入物排出部41の突出した開口部40によって確保された空間により浸入物排出部41は完全に遮蔽されることなく使用することができるので、浸入物排出部の効果は損なわれることがない。さらに、浸入物排出部41は、第2の吸気口としても通常作用するが、浸入物排出部41を遮蔽されたとしても、本体21の上面の吸気口33から冷却に必要な大部分の外気を取り入れているため、機体内の駆動回路26,27の温度上昇により、すぐに壊れてしまうなどの冷却性能に影響することなく、安全に使用することができる。さらに、開口方向が壁面と平行になるため設置キャビネット背面による音の反射がないため、調理中に使用者が感じる騒音を低減することができる。
【0026】
(実施例3)
以下に本発明の実施例3について図4を参照して説明する。なお、本実施例の基本構成は実施例1と同様であるので説明は省略し相違点を中心に説明する。また、実施例1と同一構成には同一符号を付した。
【0027】
図4は本発明の実施例3における誘導加熱調理器の吸気通路の概略断面図である。実施例1と異なるのは、図4に示すように、吸気口33に近接するファンケース30の壁面には本体背面の下方に向かって傾斜させた傾斜壁37の延長線と外郭背面とが交わる位置よりも下方にのみ浸入物排出部42を設けた点である。なお、浸入物排出部42の開口43は吸気口33の開口よりも開口面積は狭くなっている。
【0028】
このような構成では次のような効果が得られる。図4に示すようにファンケース30が位置する側の背面全体にではなく、外気以外の浸入物を機体外部に排出する効果を充分満足できる必要最小限の浸入物排出部42を設けることで、加工費用も少なくなり、外観上も見栄えを良くすることができる。また、キャビネット36設置時に本体背面部に作られる空間には、本体外郭の温度上昇により温められた外気や、本体冷却風の排気およびロースターからの排気を上面後方で行っているため、外気温度が高くなっているが、浸入物排出部42が背面下方にしかないので、浸入物排出部42から入り込む外気は室温に保たれており、浸入物排出部42から熱気を吸い込んで、機体内の温度上昇につながるなどの冷却性能に影響を与えてしまうこともない。
【0029】
また、実施例2の場合においても吸気通路34側の開口部を本実施例と同様の構成にすれば、同様の効果が得られる。
【0030】
(実施例4)
以下に本発明の実施例4について図5および図6を参照して説明する。なお、本実施例の基本構成は実施例1と同様であるので説明は省略し相違点を中心に説明する。また、実施例1と同一構成には同一符号を付した。
【0031】
図5は本発明の実施例4における誘導加熱調理器の吸気通路の概略断面積であり、図6は図5のA−A線断面図である。実施例1ないし3の構成と異なる点は、本体側面に対して平行なファンケース壁面のうち、冷却ファン28の吸い込み口に近い方を吸気通路の内側に向かって傾斜させた第2の傾斜壁44を設けた点である。
【0032】
このような構成では次のような効果が得られる。吸気口33から流れ込んで冷却ファン28へ向かおうとする水などの流れに対して、第2の傾斜壁44に衝突した水などの流路は90°異なる流路を吸気通路34内で発生させ、冷却ファン28に流れようとする水などの勢いを抑止し、勢い良くそのまま流れ込まないようにすることができる。また、吸気口33より吸い込まれた外気については、吸気通路34内で冷却ファン28に導かれるように流れが集約されるので、冷却ファン28の吸気性能を上げることができる。
【0033】
図6は、本体側面およびファンケース壁面と冷却ファン28との位置関係を示したもので、図6では本体側面と冷却ファン28の中心との距離aの方が、ファンケース壁面と冷却ファン28の中心との距離bより大きい場合である。この場合中心距離の小さい本体側面側に第2の傾斜壁45を設ける。これは外気が冷却ファン28に流れやすくなるからである。したがって、本体側面に対して平行なファンケース壁面と冷却ファン28の位置関係が、ちょうど中間に位置する場合、第2の傾斜壁45は左右どちら側でも構わない。
【0034】
なお、第2の傾斜壁44の傾斜角度を変えることによって、第2の傾斜壁45に衝突した水などの流路を90°以外にすることができる。
【0035】
(実施例5)
以下に本発明の実施例5について図7および8を参照して説明する。なお、本実施例の基本構成は実施例1と同様であるので説明は省略し相違点を中心に説明する。また、実施例1と同一構成には同一符号を付した。
【0036】
図7は本発明の実施例5における誘導加熱調理器の吸気通路の概略断面図であり、図8は図7のB−B線断面図である。実施例1ないし4の構成と異なる点は、吸気通路34がファンケース30の縦隔壁45によって複数の通路に分岐した構成としている点である。
【0037】
このような構成では次のような効果が得られる。吸気口33から浸入した水などを分割することで、吸気口33めがけて、あらゆる方向から水などが流し込まれようとした場合でも、吸い込む外気の圧力損失を極力少なくしつつ、縦壁面45によって水などの勢いを抑止することができ、直接冷却ファン28に吸い込まれることを防止する。また、大きな固形物などの吸気口33からの浸入も防止することが出来る。
【0038】
【発明の効果】
以上のように請求項1〜5に記載の発明によれば、吸気口から浸入した水などを吸気通路から浸入物排出部を通して本体外部へ排出することができる。また、吸気通路内で冷却ファンに吸い込まれようとする水などの流れを変えたり、流れの勢いを抑止したりすることができ、使用中に発生する誤使用に対しても安全性と製品の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における誘導加熱調理器の吸気通路の概略断面図
【図2】 同誘導加熱調理器のキャビネット設置時の組み立てを示す斜視図
【図3】 本発明の実施例2における誘導加熱調理器の吸気通路の概略断面図
【図4】 本発明の実施例3における誘導加熱調理器の吸気通路の概略断面図
【図5】 本発明の実施例4における誘導加熱調理器の吸気通路の概略断面図
【図6】 図5のA−A線断面図
【図7】 本発明の実施例5における誘導加熱調理器の吸気通路の概略断面図
【図8】 図7のB−B線断面図
【図9】 従来例の誘導加熱調理器のキャビネット設置時の組み立てを示す斜視図
【符号の説明】
21 本体
22 トッププレート
23、24 誘導加熱コイル
25 ロースター部
26、27 駆動回路
28 冷却ファン
30 ファンケース
33 吸気口
34 吸気通路
35 脚部
37 傾斜壁
38、41、42 浸入物排出部
39、40、43 開口部
44 第2の傾斜壁
45 縦隔壁

Claims (5)

  1. 本体を支持する脚部と、前記本体天面に設けた被加熱調理器具を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下部に設けた複数の誘導加熱コイルと、前記複数の誘導加熱コイルより下方にあるロースター部と、通電を制御する駆動回路と、前記駆動回路の後方に設けられた前記駆動回路を冷却するための冷却ファンと、前記冷却ファンを収納するためのファンケースと、前記ファンケースが位置する側の前記本体上面に設けた吸気口と、前記吸気口と前記冷却ファンとの間に前記本体背面と前記ファンケースによって形成される吸気通路を有し、前記吸気通路を形成する前記本体背面に前記吸気通路に突出し、かつ上側に向けた複数の開口部よりなる浸入物排出部を設けるとともに、前記ファンケースの壁面に、前記本体背面の下方に向かって傾斜させた傾斜壁を設け、前記吸気口から浸入した水を前記傾斜壁に反射させ前記浸入物排出部に導き前記吸気経路から前記本体外部へ排出できるようにした誘導加熱調理器。
  2. 吸気通路側の浸入物排出部に加え本体の背面から外側に突出し、かつ開口方向を下側に向けた複数の開口部よりなる他の浸入物排出部を有する請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. ファンケースで形成される吸気通路に本体背面の下方に向かって傾斜させた傾斜壁の延長線と前記本体背面とが交差する位置よりも下方にのみ浸入物排出部を設けた構成の請求項1または2記載の誘導加熱調理器。
  4. ファンケースで形成される吸気通路は本体背面に垂直な壁面を有し、前記本体背面に垂直な壁面を、本体側面に対して平行な壁面と、冷却ファンの吸い込み口に近い方に設けられ吸気口から流れ込んだ水を衝突させその流路の方向を異ならせるべく前記吸気通路の内側に向かって傾斜させた第2の傾斜壁とで構成した請求項1〜3のいずれか1項記載の誘導加熱調理器。
  5. 吸気通路はファンケースに設けられた本体背面に垂直な壁面である縦隔壁によって複数の通路に分岐させた構成の請求項1〜4のいずれか1項記載の誘導加熱調理器。
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