JP3645655B2 - 実体顕微鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対物レンズと、少なくとも一つの結像面を含んでいて対物レンズと同軸の左右共通の一つの変倍光学系と、変倍光学系の後方に配置されていて各々が開口絞りと結像レンズと接眼レンズを含む左右一対の観察光学系とを備え、開口絞りによって決定される観察光軸が変倍光学系の光軸と異なったところを通るようになっている実体顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
実体顕微鏡は、物体像を拡大して立体的な情報が得られることから、小さなものの組立てや各種の手術などに使用されている。そして、より難しい作業を可能にするため、複数人が像を同時に観察でき且つ自由な方向から観察できるような実体顕微鏡が望まれている。この要求に応じるため、従来、左右の目で見る夫々の像を作る光束を一つの変倍系を通すようにした実体顕微鏡が提案されており、これにより、変倍系の後方に設けられた左右光路用の開口絞りを変倍系の光軸の周りに回転させることにより、観察方向を自由に変えられるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この光学系には、変倍すると立体感が変化するという問題点があった。この問題点を解決するための方法が、特開平4−76514号に開示されている。この方法では、変倍に従って立体感の補正を行う光学部材が設けられていて、この光学部材を変倍操作に従って動かすことにより、立体感の補正を行うというものであるが、倍率と立体感を連動させる機構は設計が難しく、製作が困難であるという問題があった。又、立体感調整のための機構は大きく、小型化し難いため物体と観察者の位置が離れ、作業しずらくなるという問題があった。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、変倍による立体感の変化が小さく、構成が簡単で且つ作業性の良い実体顕微鏡を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による実体顕微鏡は、対物レンズと、少なくとも一つの結像点を含んでいて対物レンズと同軸の左右共通の一つの変倍光学系と、この変倍光学系の後方に配置されていて各々が開口絞りと結像レンズと接眼レンズを含む左右一対の観察光学系とを備え、上記一対の開口絞りによって決定される観察光軸が変倍光学系の光軸と異なったところを通るようになっている実体顕微鏡において、上記一対の開口絞りにより決定される視野中心像の瞳の外側を遮光する遮光部材が、少なくとも最高倍率設定時には、上記結像点よりも物体側に配置されるようにしたことを特徴としている。
【0006】
又、本発明によれば、対物レンズと、少なくとも一つの結像点を含んでいて対物レンズと同軸の左右共通の一つの変倍光学系と、この変倍光学系の後方に配置されていて各々が開口絞りと結像レンズと接眼レンズを含む左右一対の観察光学系とを備え、上記一対の開口絞りによって決定される観察光軸が上記変倍光学系の光軸と異なったところを通るようになっている実体顕微鏡において、上記一対の開口絞りにより決定される視野中心像の瞳の内側を遮光する遮光部材が、少なくとも最低倍率設定時には、上記結像点よりも物体側に配置されるようにしたことを特徴としている。
又、本発明によれば、前記遮光部材により瞳の面積が30%以上減らされる倍率がある、ことを特徴としている。
又、本発明によれば、前記変倍光学系から射出した光束を分割して複数の観察者によって観察することができるようにし、各観察像が前記各開口絞りによりケラレることがないようにしたことを特徴としている。
又、本発明によれば、各観察像の左右方向の明るさの最小と最大の比が1:4以内であることを特徴としている。
又、本発明によれば、入射光軸と前記変倍光学系の射出光軸とを近付けるため4回以上の反射面を設けたことを特徴としている。
又、本発明によれば、前記変倍光学系がアフォーカル光学系であることを特徴としている。
又、本発明によれば、前記変倍光学系が、アフォーカル変倍光学系と一回結像のアフォーカル光学系とで構成されていることを特徴としている。
更に、本発明によれば、アフォーカル部分で光束を分割するように配置された光分割素子を含んでいることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
実体顕微鏡における立体感は、左右の入射瞳位置で決まる物体面での左右光軸のなす角(以下、内向角という)で決まる。内向角は、左右の入射瞳の中心と物体の中心を結んだ線のなす角度で表わすことができる。即ち、入射瞳が円形であれば、その中心間の距離で表わすことができる。又、瞳がケラレた場合には、左右の瞳を結ぶ線分と瞳との交点の中点が瞳の中心となる。尚、以下、左右の光軸に垂直な平面内で両光軸を結ぶ方向を左右方向、この左右方向に垂直な方向を上下方向と呼んで説明する。左右の入射瞳を左右方向の外側から遮ると立体感が減少し、左右方向の内側から遮るとき立体感が増大する。即ち、左右の光軸の中間を中心として遮光範囲を拡大して瞳を夫々外側からケルと立体感の上昇が抑えられ、左右光軸の中間を中心に縮小して行く瞳の内側をケルと立体感の低下が抑えられる。
【0008】
本発明は、この考え方を利用して立体感の調整を行うようにしたもので、図1乃至3を参照して、その構成を説明する。図1において、1は左右共通の対物レンズ、2は遮光部材、3は対物レンズと同軸で内部に少なくとも一つの結像点Iを有する変倍リレー光学系、4L,4Rは変倍リレー光学系の出射側に配置された左右観察用の開口絞り、5L,5Rは各開口絞り4L,4Rと同軸で両眼で立体的に観察できるように像を結像し且つ像の向きを合わせるのに用いられる左右の結像光学系、6L,6Rは結像光学系5L,5Rで形成された像を夫々拡大する左右の接眼レンズである。尚、開口絞り4L,4Rは、結像光学系5L,5Rの内部に夫々設置されてもよく、又、結像光学系を構成するレンズのレンズ枠をもって代用されてもよい。又、この結像光学系には、立体感が逆になるのを防ぐため、左右の光束中に入れ替え用のプリズムやミラー等で構成される反射光学系が含まれている。
【0009】
光学系を上記のように構成すると、立体感は変倍系の倍率に比例して増大する。立体感が最大になる変倍系3の開口絞り4L,4Rの像を変倍系3より物体側に形成させ、遮光部材2はその像位置付近に変倍系3と同軸に設置される。この遮光部材2は、変倍系3の最高倍率位置で入射瞳の外側をケル絞り(以下、立体感減少絞りという)2a、又は変倍系3の最低倍率位置で入射瞳の内側をケル中心遮光部材(以下、立体感向上絞りという)2bである。立体感減少絞りにより入射瞳がケラレ始めた後は立体感の上昇は抑えられ、立体感向上絞りにより入射瞳がケラレ始めた後は立体感の減少が抑えられる。特に入射瞳の面積を30%以上遮ると、その効果は大きい。又、変倍光学系の内部に焦点調整機能をもたせた場合は、対物レンズ1は不要となり、遮光部材2が変倍系3の前にあるだけの構成となる。又、ワーキングディスタンス(WD)を変えることのできる対物レンズは、変倍光学系と見做すことができる。
【0010】
ところで、この光学系は全長が長くなるので、図2に示すように四面以上の反射面を用いて物体面から観察者の目の位置までの距離を短くすることにより、作業性の良い顕微鏡となる。又、写真やテレビ等の撮影光学系やオートフォーカスの検出系や複数の観察者のための光路分割などのために、反射面を利用すると好都合である。この場合、分割光学系がある部分には、アフォーカル光束を提供するようにした方がよい。そのため、変倍光学系は、変倍光学系3aと結像リレー光学系3bとに分けられ、対物レンズ1,変倍光学系3a,結像リレー光学系3b及び結像光学系5L,5Rを含む部分がアフォーカル系となるように構成されている。
【0011】
又、結像光学系は、観察範囲と撮像範囲を略同一にするため、変倍光学系3aより像側に分割プリズム17を含んでいる。又、複数観察者の瞳位置のずれは小さい方がよいので、光路の分割は、結像リレー光学系3bと結像光学系5L,5Rの間で行うのが好ましい。又、赤外光照射によるアクティブ式のオートフォーカスを行う場合には、赤外光と可視光とでは波長が異なりレンズの焦点距離が変わるので、レンズ系を通さない方がよい。そのため、光路の分割は、対物レンズ1の前か、或いは対物レンズ1と変倍光学系3aの間で行われるのがよい。対物レンズ1と変倍光学系3aとの間で光路分割を行う場合は、赤外光透過で可視光反射の特性の良い分割素子を作るのが難しいので、可視光透過で赤外光反射の分割素子16を設置するのがよい。
【0012】
更に、この光学系では、複数人が同一の立体感で観察方向を自由に変えられるので、より複雑な作業を楽な姿勢で行うことができる。図3は、複数人での観察が行える装置の一例を示している。この例は、分割プリズム7の透過側に主観察者が、分割プリズム7の反射側に副観察者が夫々位置するようにプリズム系が構成されている。即ち、主観察者側には、主側プリズム8を通して主側開口絞り9L,9Rと主側結像光学系10L,10Rが設けられている。この主側結像光学系10L,10Rは、主観察者の姿勢を楽にするため、左右光軸の中間点を軸として回転可能である。この場合、主観察者は鏡体を操作する関係で、回転角は60゜程度で十分である。
【0013】
又、副観察者側は、分割プリズム7の反射側に設けられた、副側プリズム10,11と、副側回転プリズム12と、副側開口絞り13L,13Rと、副側結像光学系14L,14Rと、図示しない副側接眼レンズとからなる。そして、分割プリズム7から副観察者に至るまでの間の光学系全体を、分割プリズム7を透過する主側の光軸の周りに回転できるようにする。この場合、副側は主側が回転しても動かないように構成されている。又、副側のプリズム11の出射光軸を回転軸として副側プリズム11より後方の光学系全体が回転できるようにも構成されている。さらに、副側プリズム12の出射光軸を回転軸として、副側開口絞り13L,13R以降の光学系が回転できるようになっている。このように、副側が三軸の周りに回転できるようになっていると、主観察者がどのように鏡体を傾けても、副観察者に無理な観察姿勢を強いることはない。
【0014】
このように複数の観察者が観察できるようにした場合、変倍光学系から開口絞りまでの光路長を総て同一にすることはできない。この光学系で瞳位置がずれた場合、それは像面の左右方向の明るさの差として現れる。立体感調整絞りによって像がケラレない限り使用することはできるが、疲労が少なく良好な立体感が得られるためには、左右方向で最も暗い部分と最も明るい部分との比が1:3以内であることが必要である。従って、立体感調整絞りによりケラレる像面の明るさの差が1/3以内になるように、各観察者の開口絞りが設置される。
【0015】
又、主観察者と副観察者との間で同一の物体を見ながら、役割により観察できる範囲を変えたいという要望があるが、この要望は、結像光学系に倍率を変えるレンズ系を挿入して、倍率を切り換えることにより達成することができる。又、主観察者側と副観察者側では開口絞りの位置が異なるので、共通の結像光学系を用いて観察像位置を変えないようにするためアフォーカル光束にする必要があるが、これは、結像光学系の前にアフォーカル変倍レンズ15L,15Rを挿入できるようにすることにより、達成される。このように構成すれば、アフォーカル変倍レンズの挿脱に関わらず、焦点位置を変えずに倍率を変えることが可能となる。又、この光学系には多数のプリズムが挿入されているため、その製作誤差により像心が偏心するが、この偏心は、アフォーカル変倍レンズ15L,15Rのレンズの一部を光軸に垂直な方向に振ることにより補正することができる。
【0016】
第1実施例
図4は本実施例の光学系の断面図であって、(a)は0.42倍時の、(b)は0.48倍時の、(c)は1.68倍時の状態を夫々示している。図5(a),(b)及び(c)は本実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の球面収差特性を夫々示す図、図6(a),(b)及び(c)は本実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の非点収差特性を夫々示す図、図7(a),(b)及び(c)は本実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の歪曲収差特性を夫々示す図である。
【0017】
Figure 0003645655
Figure 0003645655
【0019】
Figure 0003645655
Figure 0003645655
【0021】
倍率 D1 D2 D3 内向角
0.42 6 28.66 45.83 3 ゜
0.84 47.08 21.12 12.29 6 ゜
1.68 67.64 6.01 6.84 9.9 ゜
A=21 、 a=5 、 100<L<200 、 f=168 、 D=10.5 、 FN=19
一般に立体感は、内向角が1゜以上10゜以下であれば、良好である。立体感調整絞りがない場合、最高倍率で内向角が12゜となり、観察し易い顕微鏡を構成することができた。
【0022】
第2実施例
図8は本実施例の光学系の断面図であって、(a)は0.42倍時の、(b)は0.84倍時の、(c)は1.68倍時の状態を夫々示している。図9(a),(b)及び(c)は本実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の球面収差特性を夫々示す図、図10(a),(b)及び(c)は本実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の非点収差特性を夫々示す図、図11(a),(b)及び(c)は本実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の歪曲収差特性を夫々示す図である。
【0023】
Figure 0003645655
【0024】
Figure 0003645655
Figure 0003645655
Figure 0003645655
【0027】
倍率 D1 D2 D3 内向角
0.42 6 31.8 46.5 3 ゜
0.84 48.3 23.2 12.8 6 ゜
0.68 69.5 6 8.8 9.9 ゜
A=21 、 a=5 、 100<L<200 、 f=168 、 D=10.5 、 FN=19
本実施例は、第1実施例の対物レンズと変倍系の間に光分割プリズムを挿入することができるように間隔をあけ、且つ像面湾曲を改善したものである。
【0028】
第3実施例
図12は本実施例の光学系の断面図であって、(a)はワーキングディスタンス(WD)=200で0.45倍時の、(b)はWD=200で0.9倍時の、(c)はWD=200で1.8倍時の、(d)はWD=300で0.3倍時の、(e)はWD=300で0.6倍時の、(f)はWD=300で1.2倍時の、(g)はWD=400で0.23倍時の、(h)はWD=400で0.45倍時の、(i)はWD=400で0.9倍時の状態を夫々示している。図13(a),(b)及び(c)は本実施例におけるWD=200での0.45倍時,0.9倍時及び1.8倍時の、(d),(e)及び(f)はWD=300での0.3倍時,0.6倍時及び1.2倍時の、(g),(h)及び(i)はWD=400での0.23倍時,0.45倍時及び0.9倍時の、球面収差特性を夫々示す図である。
【0029】
図14(a),(b)及び(c)は本実施例におけるWD=200での0.45倍時,0.9倍時及び1.8倍時の、(d),(e)及び(f)はWD=300での0.3倍時,0.6倍時及び1.2倍時の、(g),(h)及び(i)はWD=400での0.23倍,0.45倍時及び0.9倍時の、非点収差特性を夫々示す図である。図15(a),(b)及び(c)は本実施例におけるWD=200での0.45倍時,0.9倍時及び1.8倍時の、(d),(e)及び(f)はWD=300での0.3倍時,0.6倍時及び1.2倍時の、(g),(h)及び(i)はWD=400での0.23倍時,0.45倍時及び0.9倍時の、歪曲収差特性を夫々示す図である。
【0030】
Figure 0003645655
【0031】
Figure 0003645655
【0032】
Figure 0003645655
【0033】
Figure 0003645655
Figure 0003645655
【0035】
WD 倍率 D1 D2 D3 D4 D5 D6 内向角
200 0.45 285.3 28.1 9 6 28.8 48.8 2.6 ゜
200 0.9 285.3 28.1 9 48.3 21.2 13.6 5.2 ゜
200 1.8 285.3 28.1 9 69.4 6 7.6 8.4 ゜
300 0.3 386.1 13.7 23.4 6 28.8 48.3 1.7 ゜
300 0.6 386.1 13.7 23.4 48.3 21.2 13.6 3.4 ゜
300 1.2 386.1 13.7 23.4 69.4 6 7.6 5.6 ゜
400 0.23 486.8 6.5 30.6 6 28.8 48.3 1.3 ゜
400 0.45 486.8 6.5 30.6 48.3 21.2 13.6 2.6 ゜
400 0.9 486.8 6.5 30.6 69.4 6 7.6 4.2 ゜
A=21 、 a=5 、 100<L<200 、 f=210 、 D=10.5 、 FN=22
【0036】
又、結像レンズとして次のレンズ系が使用された。
Figure 0003645655
【0037】
本実施例は、WDを200から400に変えても立体感が良好に保持され、良好な像が得られた。
【0038】
又、アフォーカル変倍系15L,15Rの1倍と1.5倍の場合の数値データは次の通りである。
1×の場合
Figure 0003645655
【0039】
Figure 0003645655
【0040】
上記各実施例において、r1 ,r2 ,r3 ,・・・・はレンズ各面の曲率半径、d1 ,d2 ,d3 ,・・・・は各レンズの肉厚及び空気間隔、n1 ,n2 ,n3 ,・・・・は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,ν3 ,・・・・は各レンズのアツベ数、Aは立体感調整絞りの径、aは開口絞りの径、Lは変倍系の最も像側にある面から開口絞りの中心までの距離(偏心量)、FNは視野数である。
【0041】
以上説明したように、本発明による実体顕微鏡は、特許請求の範囲に記載した特徴のほかに、下記のような特徴も有している。
【0042】
(1)前記遮光部材により瞳の面積が30%以上減らされる倍率がある、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の実体顕微鏡。
【0043】
(2)前記変倍光学系から射出した光束を分割して複数の観察者によって観察することができるようにし、各観察像が前記各開口絞りによりケラレることがないようにしたことを特徴とする請求項1,2又は上記(1)に記載の実体顕微鏡。
【0044】
(3)各観察像の左右方向の明るさの最小と最大の比が1:4以内であることを特徴とする上記(2)に記載の実体顕微鏡。
【0045】
(4)入射光軸と前記変倍光学系の射出光軸とを近付けるため4回以上の反射面を設けたことを特徴とする請求項1,2又は上記(1)乃至(3)の何れかに記載の実体顕微鏡。
【0046】
(5)前記変倍光学系がアフォーカル光学系であることを特徴とする、上記(4)に記載の実体顕微鏡。
【0047】
(6)前記変倍光学系が、アフォーカル変倍光学系と一回結像のアフォーカル光学系とで構成されていることを特徴とする上記(4)に記載の実体顕微鏡。
【0048】
(7)アフォーカル部分で光束を分割するように配置された光分割素子を含んでいることを特徴とする上記(6)に記載の実体顕微鏡。
【0049】
(8)前記各結像レンズの入射側にアフォーカル変倍光学系を夫々配置したことを特徴とする請求項1,2又は上記(1)乃至(7)の何れかに記載の実体顕微鏡。
【0050】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、変倍光学系以外に移動する部分がなく、変倍時に立体感の変化を適切な範囲に抑えることのできる、左右共通の変倍光学系を有する実体顕微鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実体顕微鏡の光学系の基本構成を示す図である。
【図2】図1に示す光学系において全長を短くするための対物レンズと変倍リレー光学系部分の具体的構成を示す斜視図である。
【図3】複数人での観察が行えるように構成した本発明に係る実体顕微鏡の光学系の一構成例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例である光学系の断面図で、(a)は0.42倍時の、(b)は0.48倍時の、(c)は1.68倍時の状態を夫々示す。
【図5】(a),(b)及び(c)は、第1実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の球面収差特性を夫々示す図である。
【図6】(a),(b)及び(c)は、第1実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の非点収差特性を夫々示す図である。
【図7】(a),(b)及び(c)は、第1実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の歪曲収差特性を夫々示す図である。
【図8】本発明の第2実施例である光学系の断面図で、(a)は0.42倍時の、(b)は0.84倍時の、(c)は1.68倍時の状態を夫々示す。
【図9】(a),(b)及び(c)は、第2実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の球面収差特性を夫々示す図である。
【図10】(a),(b)及び(c)は、第2実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の非点収差特性を夫々示す図である。
【図11】(a),(b)及び(c)は、第2実施例における0.42倍時,0.48倍時及び1.68倍時の歪曲収差特性を夫々示す図である。
【図12】本発明の第3実施例である光学系の断面図で、(a)はWD=200で0.45倍時の、(b)はWD=200で0.9倍時の、(c)はWD=200で1.8倍時の、(d)はWD=300で0.3倍時の、(e)はWD=300で0.6倍時の、(f)はWD=300で1.2倍時の、(g)はWD=400で0.23倍時の、(h)はWD=400で0.45倍時の、(i)はWD=400で0.9倍時の状態を夫々示す図である。
【図13】(a),(b)及び(c)は、第3実施例におけるWD=200での0.45倍時の,0.9倍時及び1.8倍時の、(d),(e)及び(f)はWD=300での0.3倍時,0.6倍時及び1.2倍時の、(g),(h)及び(i)はWD=400での0.23倍時,0.45倍時及び0.9倍時の、球面収差特性を夫々示す図である。
【図14】(a),(b)及び(c)は、第3実施例におけるWD=200での0.45倍時,0.9倍時及び1.8倍時の、(d),(e)及び(f)はWD=300での0.3倍時,0.6倍時及び1.2倍時の、(g),(h)及び(i)はWD=400での0.23倍時,0.45倍時及び0.9倍時の、非点収差特性を夫々示す図である。
【図15】(a),(b)及び(c)は、第3実施例におけるWD=200での0.45倍時,0.9倍時及び1.8倍時の、(d),(e)及び(f)はWD=300での0.3倍時,0.6倍時及び1.2倍時の、(g),(h)及び(i)はWD=400での0.23倍時,0.45倍時及び0.9倍時の歪曲収差特性を夫々示す図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ
2 遮光部材
3 変倍リレー光学系
3a 変倍光学系
3b 結像リレー光学系
4L,4R 左右観察用の開口絞り
5L,5R 左右の結像光学系
6L,6R 左右の接眼レンズ
7,16,17 分割プリズム
8 主側プリズム
9L,9R 主側開口絞り
10,11 副側プリズム
10L,10R 主側結像光学系
12 副側回転プリズム
13L,13R 副側開口絞り
14L,14R 副側結像光学系
15L,15R アフォーカル変倍レンズ
I 結像点

Claims (9)

  1. 対物レンズと、少なくとも一つの結像点を含んでいて該対物レンズと同軸の左右共通の一つの変倍光学系と、該変倍光学系の後方に配置されていて各々が開口絞りと結像レンズと接眼レンズを含む左右一対の観察光学系とを備え、上記一対の開口絞りによって決定される観察光軸が上記変倍光学系の光軸と異なったところを通るようになっている実体顕微鏡において、上記一対の開口絞りにより決定される視野中心像の瞳の外側を遮光する遮光部材が、少なくとも最高倍率設定時には、上記結像点よりも物体側に配置されるようにしたことを特徴とする実体顕微鏡。
  2. 対物レンズと、少なくとも一つの結像点を含んでいて該対物レンズと同軸の左右共通の一つの変倍光学系と、該変倍光学系の後方に配置されていて各々が開口絞りと結像レンズと接眼レンズを含む左右一対の観察光学系とを備え、上記一対の開口絞りによって決定される観察光軸が上記変倍光学系の光軸と異なったところを通るようになっている実体顕微鏡において、上記一対の開口絞りにより決定される視野中心像の瞳の内側を遮光する遮光部材が、少なくとも最低倍率設定時には、上記結像点よりも物体側に配置されるようにしたことを特徴とする実体顕微鏡。
  3. 前記遮光部材により瞳の面積が30%以上減らされる倍率がある、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の実体顕微鏡。
  4. 前記変倍光学系から射出した光束を分割して複数の観察者によって観察することができるようにし、各観察像が前記各開口絞りによりケラレることがないようにしたことを特徴とする請求項3に記載の実体顕微鏡。
  5. 各観察像の左右方向の明るさの最小と最大の比が1:4以内であることを特徴とする請求項4に記載の実体顕微鏡。
  6. 入射光軸と前記変倍光学系の射出光軸とを近付けるため4回以上の反射面を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の実体顕微鏡。
  7. 前記変倍光学系がアフォーカル光学系であることを特徴とする、請求項6に記載の実体顕微鏡。
  8. 前記変倍光学系が、アフォーカル変倍光学系と一回結像のア フォーカル光学系とで構成されていることを特徴とする請求項6に記載の実体顕微鏡。
  9. アフォーカル部分で光束を分割するように配置された光分割素子を含んでいることを特徴とする請求項8に記載の実体顕微鏡。
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