JP3645473B2 - 遊技設備における不正検出方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイン・硬貨・メダル(以下メダルと総称する)を使用して遊技を行うパチスロ機、スロット、その他ゲーム機において、メダルが不正に払い出されるとそれを検知する遊技設備の不正検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、特にメダルを使用するパチスロ機において、ゲーム機に不正な操作を行って、メダルを不正に払い出す者がいた。パチスロ機の管理者側は防犯カメラや係員のチェックなどを行っているが、対応として十分ではなかった。
また、パチスロ機は内部に一時的にメダルを貯めるためのメダルホッパーを有しており、メダルホッパーのメダルが少なくなると自動的にメダル供給ラインからメダルが供給されるため、不正な払い出しが行われてメダルホッパーのメダルが減っても自動的にメダルホッパーにメダルが補給され、さらに不正な払い出しを行うことができるという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、ゲーム機から不正なメダルの払い出しがあると不正があったことを検出でき、不正によるメダルの損失を少なくし、不正の防止にもなる遊技設備の不正検出方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) メダルを投入してゲームを行うゲーム機内にメダルを一時的に収容するメダルホッパーを設け、前記メダルホッパーにメダルを補給するメダル供給ラインを設け、メダルホッパーのメダル量が略所定量になるようにメダル供給ラインからメダルをメダルホッパーに補給するように制御された遊技設備において、メダルの補給が始まったならばゲーム機が当たり中でも、当たり中でない場合でも補給時間をカウントし、補給限度時間を超しても補給が続く場合には不正信号を出力するようにし、当たり中の場合では更に補給回数が補給限度回数を超えたら不正と判断するようにした遊技設備における不正検出方法
2) メダルを投入してゲームを行うゲーム機内にメダルを一時的に収容するメダルホッパーを設け、前記メダルホッパーにメダルを補給するメダル供給ラインを設け、メダルホッパーのメダル量が略所定量になるようにメダル供給ラインからメダルをメダルホッパーに補給するように制御された遊技設備において、メダル供給ラインからメダルホッパーへのメダルの補給が終了した時点から通常のゲーム機の使用では行われない所定時間内に次のメダルの補給が始まると不正を検出したと判断し、しかもゲームの結果として当たり状態かそうでない状態かに応じて上記所定時間の設定を変えて上記不正判断をするようにした、遊技設備における不正検出方法
3) メダルを投入してゲームを行うゲーム機内にメダルを一時的に収容するメダルホッパーを設け、前記メダルホッパーにメダルを補給するメダル供給ラインを設け、メダルホッパーのメダル量が略所定量になるようにメダル供給ラインからメダルをメダルホッパーに補給するように制御された遊技設備において、ゲームの結果として集中してメダルを払い出すゲーム機の状態となり集中してメダルが払い出されるのに対応してメダル供給ラインがメダルホッパーへ一回につき所定量のメダルを補給するようにし、ゲームの結果として集中してメダルが払い出される際にこの状態でゲーム機が払い出すメダルの限度量に余裕分を加えたメダル払い出し限度設定量を超える量を補給するメダル補給回数に達すると不正を検出したと判断し、かつゲームの結果として集中してメダルが払い出される状態でない場合にはメダル供給ラインからメダルホッパーへのメダルの補給が終了した時点から通常のゲーム機の使用では行われない所定時間内に次のメダルの補給が始まると不正を検出したと判断する遊技設備における不正検出方法
にある。
【0005】
【作用】
本発明では、所定時間内に次のメダルの補給が始まると不正と判断するものは、ゲーム機を使用してゲームの結果としてメダルが払い出されることによって、ゲーム機内のメダルホッパーに一時的に貯えたメダルが減って、メダル供給ラインからメダルがメダルホッパーへ供給が始まると所定時間をカウントする。この所定時間は、通常ゲーム機が使用されて発生するメダル供給ラインからメダルホッパーへの供給間隔より長くしておく。よってこの所定時間内に次のメダル供給が始まると不正と判断する。
メダルの補給が所定時間以上続くと不正を検出したと判断するものは、不正な操作によって一回のメダルの補給が通常では行わないような所定時間以上の長い時間続いた場合に不正と判断するようにしている。
ゲームの結果として集中してメダルが払い出されるのに対応してメダルをメダル供給ラインから補給する際に一回につき所定量補給されるようにし、供給回数が所定の補給回数を超えると不正と判断するものは、ゲームの結果として集中してメダルが払い出されることにより、ゲーム機のメダルホッパー内のメダルが減少し、メダル供給ラインからメダルが補給される際に、所定量のメダルが複数回補給されるようにする。この補給回数がゲームの結果として集中して払い出した量に余裕分を加えた設定メダル集中払い出し数量を超える量を補給するメダル補給回数に達すると不正を検出したと判断する。
ゲームの結果として集中してメダルが払い出されるのに対応してメダルをメダル供給ラインから供給する際に一回につき所定量補給されるようにし、供給回数が所定の回数を超えると不正と判断し、かつゲームの結果として集中してメダルが払い出される状態でない場合には、メダルの供給が始まってから所定時間内にさらにメダルの供給が始まると不正を検出したと判断するものは、ゲーム機の状態に応じて異なる処理を行って不正を検出する。
【0006】
【発明の実施の形態】
ゲーム機がゲームの結果とし集中してメダルを払い出す状態には、当りと呼ばれる設定されたゲーム数の間において非常に高い確率で多数回メダルが払い出されるものや、設定された時間内において非常に高い確率で多数回メダルが払い出されるものや、設定された条件内において非常に高い確率で多数回メダルが払い出されるものが一般的にある。
メダルの補給の開始,終了又は補給中であることを検知する手段としては、ゲーム機のメダルホッパーのタッチセンサーのON・OFF,メダル供給ラインのコンベアのモーター作動・非作動,メダル供給ラインのゲート部分の作動・非作動などがあり、確実で容易に検知できるものが好ましい。
メダル供給ラインからゲート機に一回につき所定量のメダルを補給する場合は、メダルカウンターなどのセンサーによるメダルの通過を検知するものによって、補給されるメダルの枚数を正確にカウントするようにして補給を行うようにしてもよいし、ゲーム機のメダルホッパーのメダルが減ってタッチセンサーが離れると、再度、メダルがタッチセンサーに接触するまで補給を行うようにしても、メダル供給ラインのメダル供給速度が安定しているならばそのデータから補給されるメダル量を割り出して一回の補給されるメダル数として使用しても本発明に含まれるものとする。
不正検出回路は、ゲーム機の内部に設けても外部に設けてもよく、遊技設備のどこに設けるようにしてもよい。
【0007】
【実施例】
本発明の各実施例について図面を参照し具体的に説明する。
実施例1(図1〜6参照)
図1〜6に示すのは、ゲームの結果として集中してメダルが払い出される場合にはメダル払い出し限度設定量を超える量を補給するメダル補給回数に達すると不正を検出したと判断し、ゲームの結果として集中してメダルが払い出されない場合には、補給が終了した時点から所定時間内に次のメダルの補給が始まると不正を検出したと判断する遊技設備における不正検出方法を使用した遊技設備の例である。
図1,2は実施例1の遊技設備における不正検出方法を使用した遊技設備の説明図である。図3は実施例1の遊技設備における不正検出方法を使用した遊技設備の不正検出回路の説明図である。図4は実施例1の遊技設備における不正検出方法の処理を示すフローチャートである。図5,6は実施例1の不正検出方法の説明図である。
図中、1は遊技設備、2は不正検出回路、2aはインターフェース、2bはタイマー、3はセンサー、4は信号線、5はゲーム機、5aはメダルホッパー、5bはタッチセンサー、5cはメダル投入口、5dはメダル搬送路、5eはメダル受皿、5fはメダル排出路、5gは制御部、5iは投入メダルセンサー、5jはメダル投入路、6は使用者用メダル払い出し器、7はメダル供給装置、8はメダル供給ライン、9は取り込み装置、9aはモーター、9bはアーム、9cは蛇腹、10はメダル供給管理装置、10aは制御部、11はメダル回収ライン、12はメダル供給制御中継部、13はアダプタ、14はホールコンピュータ、15は警報装置、mはメダルである。
実施例1はゲーム機としてパチスロ機を用いたものである。
このゲーム機5は遊技設備内に複数並べるようにして設けられる。ゲーム機5は前面にメダル投入口5cを設け、メダルが投入されるとそれを検知するセンサーを設ける。
メダル投入口5cに投入されたメダルの送り先には、メダルを一時的に収容しておくメダルホッパー5aを設ける。
メダルホッパー5aの下部には、メダルホッパー5aのメダルをゲーム機の制御部5gから送られる信号に応じた枚数を前方に射出するように払い出すメダル払い出し器を設ける。メダル払い出し器はメダルを射出する電動で回転する円盤と射出したメダルをカウントするカウンター部を組み合わせたものである。
メダル払い出し器のメダルを射出する部分には、メダルを前方下部に送るメダル搬送路5dを設ける。メダル搬送路5dはメダル払い出し器に取り付けたものとゲーム機前面に取り付けたものの2つの搬送路からなる。
メダル搬送路5dの送り口の下方でゲーム機5の前面となる部分にはメダル受皿5eを設けてメダル搬送路5dで送ったメダルを一時的に収容できるようにしている。
また、メダルホッパー5aは図1,2に示すように所定の量を超える量のメダルの量となった場合には、側方側の下方に排出されるようにしている。さらにその排出口からのメダルを受けてさらに下方に排出できるようにメダル排出路5fを設ける。さらにメダルホッパー5aには所定の量のメダルが収容されると2本のセンサー部分に接触してメダルを介して電気的に導通することによってON・OFFを感知するタッチセンサー5bを設ける。
また、ゲーム機5の内部には、メダル投入口5cからのメダルの投入、ゲームの内容、ゲームの結果に対するメダルの払い出し等、ゲーム機に関する制御を行う制御部5gを設ける。
【0008】
次にゲーム機5のそれぞれ間には、ゲーム機5の1台に対し1台、又はゲーム機5の2台に対して1台、ゲーム機5に隣接するようにして使用者用メダル払い出し器6を設ける。使用者用メダル払い出し器6は、ゲームを行う者がゲーム機のメダル投入口5cに投入してゲームを行うためのメダルを払い出すためのものである。
次にメダル供給装置7を設ける。
次に、この一列に並んだ複数のゲーム機及び使用者用メダル払い出し器6の端に近い位置にメダル供給管理装置10を設ける。メダル供給管理装置10は下方から送られたメダルを洗浄して一時的に収容して、必要に応じて上方から送り出すものである。
次にメダル供給管理装置10の上方のメダルの送り出し口を始端とし、複数並列したゲーム機及び使用者用メダル払い出し器6の上方を通るようにメダル供給ライン8を設ける。メダル供給ライン8はコンベアでメダルを送るものである。
次にメダル供給管理装置10の下方のメダルの収容口を終端とし、複数並列したゲーム機及び使用者用メダル払い出し器6の下方を通るようにメダル回収ライン11を設ける。メダル回収ライン11はコンベヤでメダルを送るものである。ゲーム機5のメダル排出路5fは、送り先がメダル回収ライン11のコンベヤ上面になるようにする。
次に図2に示すようにメダル供給ライン8のゲーム機及び使用者用メダル払い出し器6の位置に取り込み装置9を設ける。取り込み装置9は、メダル供給ライン8のコンベアの側壁に沿ってアーム9bを設け、アーム9bのコンベア下流側の端を回転自在に軸支してアーム9bが開くとアームを軸支した側と反対側のコンベア側壁に当てて、メダルの搬送路を斜めに遮りメダルを軸支した側のコンベア側壁に誘導するようにする。さらにモーター9aをアーム9bの軸部分にギアを介して駆動するように設ける。このアーム9bは閉じた状態でメダル供給ライン8のコンベア側壁を兼ねるようにする。このようにアーム9bで兼用した部分のコンベア側壁を切り欠くように無くし、この側方開口部に誘導されたメダルを蛇腹9cに誘導するガイド部分を設け、蛇腹9cは、ゲーム機又は使用者用メダル払い出し器6の背面より内部に貫入してメダルを内部に送り込むようにする。
次にゲーム機5の上方にタッチセンサー5bからの信号を入力するメダル供給制御中継部12を設ける。
次にメダル供給制御中継部12内に不正検出回路2を設ける。不正検出回路2は図3に示すようにCPU・ROM・RAMからなり、さらに時間を計算するためのタイマー2b、信号の入出力のためのインターフェースを設ける。インターフェースとタッチセンサー5bは信号線4で接続する。
取り込み装置9のモーター9aにはモーター9aのON・OFFを感知するセンサー3を設け、センサー3の信号を不正検出回路に入力するよう配線する。
さらに、ゲーム機の上方には、アダプタ13を設けて、ゲーム機の制御部から取り出した信号を複数のゲーム機を管理するホールコンピュータ14に送るように配線する。
また、メダル供給管理装置10の制御部10aからは、各取り込み装置9を制御するように信号線を配線する。
【0009】
本実施例1の遊技設備1では、ゲーム機5のメダルホッパー5a内に一時的にメダルを所定量貯めておく。ゲームを使用する人がゲーム機5のメダル投入口5cより投入したメダルmはメダルホッパー5a内に誘導される。ゲームの結果としてメダルを払い出す場合にはメダルホッパー5aからメダル受皿5eにメダル搬送路5dを通してメダルが払い出される。実施例1のゲーム機はパチスロ機で大当り、小当りなどゲーム機のメダル受皿に払い出すメダルの量が違うものが数種類設定されている。また、ゲーム機には図示しないがクレジット装置が設けられており、ゲームの結果として払い出されるメダルを払い出さずにゲームを行う人に見えるよう表示してカウントし、そのカウント数を使用してメダルの代わりにゲームを行うものである。ゲーム終了時には、ゲームを行う人の操作によってそのカウント数分のメダルがゲーム機のメダル受皿5eに払い出される。このようなメダルの払い出しによってメダルホッパー5a内のメダルの量が減少すると、メダルホッパー5aに設けられたタッチセンサー5bのセンサー部分にメダルmが接触しなくなる。するとタッチセンサー5bがOFFとなる。このタッチセンサー5bのON・OFFは信号としてゲーム機上方に設けられたメダル供給制御中継部12を介してメダル供給管理装置10の制御部10aに信号として送られる。制御部10aは、この情報を受け取ると、メダル供給ライン8のコンベヤを作動させ、さらにそのゲーム機5の上方の取り込み装置9のモーター9aを作動させてアーム9bがメダル供給ライン8を斜めに遮るようにしてメダルをゲーム機に誘導する状態にする。また、この際には、少なくともこのメダルの補給を行うゲーム機上方の取り込み装置9とメダル供給管理装置10との間の取り込み装置9のアーム9bは閉じた状態にしておく。この状態で、メダル供給管理装置10からメダル供給ライン8にメダルを送り込む。メダルはメダル供給ライン8上を移動し、取り込み装置9のアーム9bにぶつかってゲーム機5側に移動して蛇腹9cを通ってゲーム機背面からメダルホッパー5a内に移動する。メダルホッパー5aのメダルがこのようにして補給されるとメダルがタッチセンサー5bに接触してタッチセンサー5bがONになる。タッチセンサー5bがONになったことは、メダル供給制御中継部12を介して信号として制御部10aに送られる。制御部10aはこの情報を受け取ると所定の余裕を見た時間待機し、その後にメダル供給ライン8へのメダルの送りを停止し、メダルを補給していたゲーム機の上方の取り込み装置9のアーム9bを閉の状態になるようモーター9aを駆動させ、メダル供給ライン8のコンベヤを停止させる。メダルホッパー5aへのメダルの補給量が多過ぎた場合には、メダルはメダルホッパー5aの側方側に仕切った部分から下方に排出され、メダル排出路5fを通ってメダル回収ライン11のコンベヤ上に移動してコンベヤによってメダル供給管理装置10に回収される。
【0010】
本実施例1の遊技設備では、不正検出回路2によって図4に示す処理を行って不正を検出する。
図4に示すようにまず、取り込み装置9のアーム9bを作動させるモーター9aが作動したならば、センサー3で感知してそのON信号を不正検出回路2で検出し、メダルの補給が始まったと判断する。メダルの補給が始まったならば、ゲーム機5が当り中かどうかをゲーム機5の当り信号を不正検出回路2で検出して判断する。
本実施例1では、ゲーム機が当り中とそうでない場合によって不正を検出する方法を異なる方法にしている。
まず、ゲーム機が当り中でない場合には、図4のフローチャート左側の処理を行う。図4,5に示すように、まず、一回目となるメダル補給が終了するまで待ち、終了したならば、経過時間tのカウントをスタートさせる。次にゲーム機が当りの状態でなければ、メダルの補給が発生することはない時間を所定時間tAとし、tAとカウントしているtを比較する。
正常である場合には、所定時間tA中にメダルの補給が発生することなく所定時間tA が経過してしまったならば、正常な状態であるので経過時間tをリセットする。
もし、tA 内に次のメダル補給が始まったならば、ゲーム機が当りかどうかを確認し、当りでなければ不正な操作などによってメダルがゲーム機から払い出された可能性が非常に高いので、不正信号を出力する。なお、当りの場合には図4のフローチャート右側の処理へ行くようにする。
本実施例1では、不正信号は、不正検出回路2からメダル供給管理装置10の制御部10aに送られる。制御部10aはこの信号を受け取ると、メダルの補給中であってもそのゲーム機にメダルを送らないようにし、また、そのゲーム機5の上方の取り込み装置のアーム9bを閉状態にする。この状態は係員等が、制御部10aに解除する操作を行うまで続けられる。よって他のゲーム機にはメダルが補給されるが、不正を検出したゲーム機にはメダルが補給されなくなる。よって不正を行って取得できるメダルの量は最大でもその際にゲーム機のメダルホッパー5aに入っていた量となる。よって、不正があった際のゲーム機を運営する側の損害を少なくすることができる。
また、さらに不正信号は不正検出回路2からアダプタ13を介してホールコンピュータ14に送られる。不正信号は、ホールコンピュータ14から警報装置15に送られ、光と音によって係員に知られる。よって係員等が速やかにかつ適切に対応することによってさらに不正による損害を少なくできる。さらにホールコンピュータ14に送ることによって、不正検出の回数、時間等のデータを処理してさらなる不正の防止及び適切な処理に生かすことができる。
ゲーム機としてパチスロ機を用いるパチスロ店においては、閉店後にホールコンピューターのデータ打ち出しとして、パチスロ台の一日分の当たり情報から払出しのメダル総枚数と自動補給ラインの一日分の補給回数から補給のメダル総枚数と比較し、補給枚数の方が多い場合は、朱記表示や、マーク付加表示をするようにする。
【0011】
次にゲーム機5が当り中である場合には、図4のフローチャート右側の処理を行う。図4,6に示すように、まず、メダルの補給回数をカウントしてN=1とし、次にこのメダルの補給が終了するまで待つ。次に、ゲーム機がまだ当り中であるかどうかさらにチェックし、当り中であるならば、次のメダル補給があるまで待ち、次のメダル補給があったならば、メダルの補給回数をカウントしてN=2とする。このようにしてゲームの当りが終了するまでメダルの補給回数をカウントする。実施例1の遊技設備では、当り中の累積されるメダルのゲーム機からの払い出し総量は約350枚であり、メダル供給ライン8からのメダルホッパー5aへの1回のメダルの補給量は200枚になっている。よってゲーム機が当りの状態になってからメダルが集中して払い出されると最多で2回メダルの補給を行って払い出すメダル量に対応させた補給を行うことになる。
よって、ゲームの当りが終了した時点又は当り中の次のメダル補給が始まった時点において、カウントした補給回数Nと補給限度回数M(2回)を比較し、カウントした補給回数Nが3回以上であるならば、不正な操作によってメダルが払い出された可能性が非常に高いので、不正信号を不正検出回路2から出力し、当たりでない場合と同様にメダル補給の停止、警報、データの採取等を行って、不正による損害を少なくし、不正の防止や対応に役立たせるようにできる。
本実施例1では、メダル供給ライン8からメダルを取り込むための取り込み装置9のモーター9aの作動を検知して補給の開始・終了を検知している。このようにゲーム機以外の部分で検知することによって、ゲーム機への不正な操作の影響を受けにくいようにできる。また、ゲーム機の交換に対する設備コストを抑制でき、既存のゲーム機に比較的容易に用いることができる。
このように本実施例1では、ゲーム機が当たり中と、そうでない場合でそれぞれの状態に対応した異なる処理を行って確実に不正を検出することができる。
また、本実施例1で示すゲーム機が当り中の不正検出方法とゲーム機が当り中でない場合の不正検出方法はいずれか一方を用いるようにしてもよい。
また、図4に示すフローチャートの左側のゲーム機が当り中でない場合の処理において、所定時間tA内に再度メダルの補給が始まった場合には、ゲーム機が当り中かどうか再度チェックするようにしているが、所定時間tA をメダルの補給が発生することがない比較的短い時間に設定する場合には、所定時間tA 内に再度メダルの補給が始まった場合のゲーム機が当り中かどうかのチェックはしないようにしてもよい。
【0012】
図7,8に示すのは実施例1の遊技設備における不正検出方法の他の例である。
図中、16はメダルカウンターである。
他の例では、1回のメダルの補給量を100枚としゲーム機が当たりの状態の中ではメダルの補給が最大5回まで行われるようにし、メダルの補給が図7(b)に示すように6回以上になると不正と判断するようにしている。
また、メダルカウンター16を蛇腹9cの上流に設け、メダル供給ライン8からゲーム機5に送るメダル数をカウントする。設定された100枚が送られメダルカウンター16でカウントするとメダル供給ライン8のコンベヤが停止し、アーム9bがメダルを誘導しない状態に復帰するようにしている。
このように1回のメダルの補給量は状況に応じてどのように設定するようにしてもよい。
【0013】
実施例2(図9参照)
図9に示す実施例2は、ゲーム機が当たりの状態かそうでない状態かに応じて所定時間を変えるようにした遊技設備における不正検出方法の例である。
図9は実施例2の遊技設備における不正検出方法の処理を示すフローチャートである。
実施例2では、図9に示すようにメダル供給ラインの性能及び制御方法によって決まるメダルの補給間隔を元に、メダルの補給間隔が短いゲーム機が当たりの状態とそうでない場合のそれぞれに所定時間tA,tBを設定し、ゲーム機の状態に応じて所定時間内に次のメダル補給があると不正と判断するようにしている。
このようにして不正を検出するようにしてもよい。
その他符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じである。
【0014】
実施例3(図10参照)
図10に示す実施例3は、所定時間以上メダルの補給が続くと不正を検出したと判断するようにした遊技設備における不正検出方法の例である。
図10は実施例3の遊技設備における不正検出方法の処理を示すフローチャートである。
実施例3では、図10に示すようにメダルの補給が始ったならば、ゲーム機が当り中でも、当り中でない場合も補給時間をカウントし、補給限度時間を超えても補給が続く場合には、不正信号を出力するようにしている。このようにして補給中に不正が行われて補給が続く場合を検出できるようにしてもよい。
また、図10に示すフローチャートの左側のゲーム機が当り中でない場合の処理において、所定時間tA 内に再度メダルの補給が始まった場合には、ゲーム機が当り中かどうか再度チェックするようにしているが、所定時間tA をメダルの補給が発生することがない比較的短い時間に設定する場合には、所定時間tA 内に再度メダルの補給が始まった場合のゲーム機が当り中かどうかのチェックはしないようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、ゲーム機から不正なメダルの払い出しがあると不正があったと検出でき、不正によるメダルの損失を少なくし、不正の防止にもなり、人手をかけずに健全なゲーム運営を行うことができる。
所定時間内に次のメダル補給が始まると不正と判断するものは、2度目のメダル補給で確実に不正を検出できるようにしてメダルの損害をさらに少なくすることができる。
メダル補給が所定時間以上続くと不正を検出したと判断するものは、一回のメダル補給が長く続くような不正が行われた場合に確実に不正を検出するようにしてメダルの損害をさらに少なくすることができる。
ゲームの結果として集中してメダルが払い出されるのに対応してメダルをメダル供給ラインから補給する際に一回につき所定量供給されるようにし、供給回数が所定の補給回数をこえると不正と判断するものは、一回の補給数を所定量にすることでメダルの損害を所定量に抑さえてメダルの損害を少なくし、さらに所定の回数より多く補給されると不正と判断するようにゲームの結果として集中してメダルが払い出されるのに対応してメダルをメダル供給ラインから供給する際に一回につき所定量供給されるようにし、供給回数が所定の回数をこえると不正と判断し、かつゲームの結果として集中してメダルが払い出される状態でない場合には、メダルの供給が始ってから所定時間内さらにメダルの供給が始まると不正を検出したと判断するものは、ゲーム状態に応じて確実に不正を検出できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の遊技設備における不正検出方法を使用した遊技設備の説明図である。
【図2】 実施例1の遊技設備における不正検出方法を使用した遊技設備の説明図である。
【図3】 実施例1の遊技設備における不正検出方法を使用した遊技設備の不正検出回路の説明図である。
【図4】 実施例1の遊技設備における不正検出方法の処理を示すフローチャートである。
【図5】 実施例1の遊技設備における不正検出方法の説明図である。
【図6】 実施例1の遊技設備における不正検出方法の説明図である。
【図7】 実施例1の遊技設備における不正検出方法の他の例の説明図である。
【図8】 実施例1の遊技設備における不正検出方法の他の例を使用した遊技設備の説明図である。
【図9】 実施例2の遊技設備における不正検出方法の処理を示すフローチャートである。
【図10】 実施例3の遊技設備における不正検出方法の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技設備
2 不正検出回路
2a インターフェース
2b タイマー
3 センサー
4 信号線
5 ゲーム機
5a メダルホッパー
5b タッチセンサー
5c メダル投入口
5d メダル搬送路
5e メダル受皿
5f メダル排出路
5g 制御部
5i 投入メダルセンサー
5j メダル投入路
6 使用者用メダル払い出し器
7 メダル供給装置
8 メダル供給ライン
9 取り込み装置
9a モーター
9b アーム
9c 蛇腹
10 メダル供給管理装置
10a 制御部
11 メダル回収ライン
12 メダル供給制御中継部
13 アダプタ
14 ホールコンピュータ
15 警報装置
16 メダルカウンター
m メダル
Claims (3)
- メダルを投入してゲームを行うゲーム機内にメダルを一時的に収容するメダルホッパーを設け、前記メダルホッパーにメダルを補給するメダル供給ラインを設け、メダルホッパーのメダル量が略所定量になるようにメダル供給ラインからメダルをメダルホッパーに補給するように制御された遊技設備において、メダルの補給が始まったならばゲーム機が当たり中でも、当たり中でない場合でも補給時間をカウントし、補給限度時間を超しても補給が続く場合には不正信号を出力するようにし、当たり中の場合では更に補給回数が補給限度回数を超えたら不正と判断するようにした遊技設備における不正検出方法。
- メダルを投入してゲームを行うゲーム機内にメダルを一時的に収容するメダルホッパーを設け、前記メダルホッパーにメダルを補給するメダル供給ラインを設け、メダルホッパーのメダル量が略所定量になるようにメダル供給ラインからメダルをメダルホッパーに補給するように制御された遊技設備において、メダル供給ラインからメダルホッパーへのメダルの補給が終了した時点から通常のゲーム機の使用では行われない所定時間内に次のメダルの補給が始まると不正を検出したと判断し、しかもゲームの結果として当たり状態かそうでない状態かに応じて上記所定時間の設定を変えて上記不正判断をするようにした、遊技設備における不正検出方法。
- メダルを投入してゲームを行うゲーム機内にメダルを一時的に収容するメダルホッパーを設け、前記メダルホッパーにメダルを補給するメダル供給ラインを設け、メダルホッパーのメダル量が略所定量になるようにメダル供給ラインからメダルをメダルホッパーに補給するように制御された遊技設備において、ゲームの結果として集中してメダルを払い出すゲーム機の状態となり集中してメダルが払い出されるのに対応してメダル供給ラインがメダルホッパーへ一回につき所定量のメダルを補給するようにし、ゲームの結果として集中してメダルが払い出される際にこの状態でゲーム機が払い出すメダルの限度量に余裕分を加えたメダル払い出し限度設定量を超える量を補給するメダル補給回数に達すると不正を検出したと判断し、かつゲームの結果として集中してメダルが払い出される状態でない場合にはメダル供給ラインからメダルホッパーへのメダルの補給が終了した時点から通常のゲーム機の使用では行われない所定時間内に次のメダルの補給が始まると不正を検出したと判断する遊技設備における不正検出方法。
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JP2000239885A JP3645473B2 (ja) | 2000-08-08 | 2000-08-08 | 遊技設備における不正検出方法 |
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