JPH08330993A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH08330993A
JPH08330993A JP15401495A JP15401495A JPH08330993A JP H08330993 A JPH08330993 A JP H08330993A JP 15401495 A JP15401495 A JP 15401495A JP 15401495 A JP15401495 A JP 15401495A JP H08330993 A JPH08330993 A JP H08330993A
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JP15401495A
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Shizutoku Murayama
静得 村山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FM文字多重放送の受信機において、緊急情
報の表示方法を改善する。 【構成】 この受信回路11〜14により受信された文
字データを記憶するメモリ24と、表示素子50とを設
ける。緊急情報キー62Aと、緊急情報が放送されたと
き、これを検出する回路20とを設ける。緊急情報が放
送されたとき、検出する回路20の出力にしたがって、
緊急情報のデータをメモリ24に記憶するとともに、こ
の緊急情報のデータによりその緊急情報を表示素子50
に表示する。緊急情報キー62Aを操作したときには、
メモリ24に記憶されている緊急情報のデータにより表
示素子50に緊急情報を再表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文字多重放送を受信
する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】FM放送において、「FM文字多重放
送」と呼ばれ、本来の音声放送の番組と一緒に、文字情
報などのデータを多重化して送信することが実現化され
ている。そして、そのFM文字多重放送を受信して、L
CD(液晶表示素子)などの表示素子に文字情報などを
表示できるFM受信機も市販されるに至っている。
【0003】このFM文字多重放送は、移動受信が可能
で、DARC方式と呼ばれ、文字情報などのデジタルデ
ータの多重化の規格は、副搬送周波数が76kHz、伝送レ
イトが16kビット/秒、変調方式がLMSK、誤り訂正
方式が(272,190)短縮化差集合巡回符号による
積符号とされている。
【0004】そして、文字情報などの番組サービスとし
ては、レベル1、2、3の区別がある。これらは、いず
れも、ドット表示により文字情報などを提示(表示)す
るものであるが、レベル1は、ヘッダ部を含んで15.5文
字×2.5行の表示が可能な受信機に向けたサービスで、
情報は文字である。また、レベル2は、ヘッダ部を含ん
で15.5文字×8.5行の表示が可能な受信機に向けたサー
ビスで、情報は文字および図形である。さらに、レベル
3は、CD−ROMなどにより詳細な地図を表示できる
受信機、すなわち、ナビゲーションシステムに向けた交
通情報のサービスである。
【0005】そして、レベル1の番組サービスとして
は、ニュース、天気予報、交通情報、エンターテインメ
ントおよび主な補完番組などが考えられている。この場
合、エンターテインメントは、占い、リスナー伝言板、
クイズ、タウン情報などを提供するものである。
【0006】また、主な補完番組は、例えば本来の音声
放送番組が音楽番組であるときに、その曲名、演奏者
名、リクエストのときの電話番号・FAX番号などのよ
うな番組の補完情報を提供するものである。なお、以下
においては、主な補完番組を「番組情報」または「番組
連動」と称する。
【0007】さらに、上記以外の番組サービスとして、
緊急の必要性があるときに随時提供される「緊急情報」
も考えられている。
【0008】図4は、上記のFM文字多重放送において
多重化されるLMSK信号のフレーム構成を示す。この
LMSK信号の1フレームは272ブロックで構成され、
それぞれのブロックは288ビットとされている。
【0009】また、1フレームは、190個のデータパケ
ットのブロックと、82個の縦方向のパリティパケットの
ブロックとに分けられ、縦方向のパリティパケットのブ
ロックは分散されて送出される。
【0010】そして、各ブロックの先頭には、16ビット
のBIC(ブロック識別符号)が付加される。ただし、
BICとしては4種類のものが用いられ、これにより各
パリティパケットが区別されるとともに、フレームの先
頭が識別される。
【0011】また、データパケットのブロックは、BI
Cに続いて176ビットのデータパケットを有し、そのあ
とに14ビットのCRC符号が付加され、これに続いて82
ビットの横方向のパリティチェック符号を有する。
【0012】この場合、CRC符号は、積符号による誤
り訂正後の残留誤りを検出するために付加される。ま
た、縦方向のパリティパケットのブロックは、BICに
続いて272ビットの縦方向のパリティパケットを有する
ものとされている。
【0013】さらに、各データパケットは、図5に示す
ように、32ビットのプリフィックスと、これに続く144
ビットのデータブロックとから構成されている。
【0014】このプリフィックスは、図6に示すよう
に、サービス識別符号、復号識別フラグ、情報終了フラ
グ、更新フラグ、番組番号、ページ番号、データリンク
符号、およびデータパケット番号から構成されている。
【0015】また、サービス識別符号は、4ビットで、
番組内容などを識別するものである。そして、レベル1
に関しては、「1」が逐次受信処理用の一般情報、
「2」が記録受信処理用の一般情報、「4」が交通情
報、とされている。
【0016】この場合、逐次受信処理とは、受信機にお
いて番組データまたはページデータの最初のデータパケ
ットが着信し次第、提示の復号処理を開始するモードで
あり、記録受信処理とは、番組データまたはページデー
タの全データを受信記録してデータグループごとのCR
C符号による誤り訂正処理を行ったのちに初めて提示の
復号処理を開始するモードである。
【0017】そして、送信側において受信側における提
示のタイミングをとる必要がある番組や、データグルー
プの最終パケットが得られてから復号処理を始めたので
は提示が間に合わないような番組のときには、逐次受信
処理とされる。
【0018】また、復号識別フラグは、1ビットで、受
信機の誤り訂正回路が横方向のみの復号によりデータを
出力する場合には“1”とされ、横方向および縦方向の
複合後にデータを出力する場合には“0”とされる。
【0019】そして、逐次受信処理で、復号識別フラグ
が“0”の場合には、受信機は、それぞれのデータパケ
ットの先頭のBICを受信してから302パケット後のデ
ータパケットの先頭のBICの時点で、それぞれのデー
タパケットについての提示のための復号処理を行うよう
に、規定されている。
【0020】また、情報終了フラグは、1ビットで、あ
るデータグループ番号で送出するデータグループが終了
する場合には“1”とされ、そうでない場合には“0”
とされる。さらに、更新フラグは、2ビットで、データ
グループが更新されるごとに1ずつインクリメントされ
る。また、番組番号は8ビット、ページ番号は6ビット
で、両者によりデータグループ番号が形成される。
【0021】さらに、データリンク符号は、2ビット
で、1つのデータグループに属すべきデータを、パケッ
ト数がデータパケット番号の最大値を超えるような大容
量のデータであるなどのために、最大で4つのデータグ
ループに分割して、データリンク符号が異なる、同一の
データグループ番号により送信する場合に、各データグ
ループの間で0→1→2→3の順にリンクさせる符号で
ある。
【0022】なお、データリンク符号を除くデータパケ
ット番号は、8ビットで、「0」から順に割り当てられ
る。
【0023】さらに、番組番号は0から255までとさ
れ、その「0」には「総目次」が割り付けられ、主な補
完番組(番組情報ないし番組連動)には「254」が、緊
急情報には「255」が、それぞれ割り付けられている。
【0024】また、ページ番号は1から62までとされ、
すなわち、1番組は最大62ページとされている。そし
て、1ページは、1データグループに相当し、1データ
グループは、1つまたは複数のデータブロックで構成さ
れる。
【0025】そして、レベル1においては、1ページ
は、一般には15.5文字×2.5行の表示書式とされるが、1
5.5文字×8.5行の表示書式とすることもできる。また、
この場合の文字データは、JISコードによって表示す
る文字を指定するものとされている。
【0026】このレベル1に対応する受信機は、上述し
たように、かつ、図7に示すように、例えばLCD1と
して、15.5文字×2.5行の表示が可能な表示画面1aを
有するものが用いられる。ただし、その表示画面1aの
うちの左下側の15文字×2行の部分1bが本文表示領域
とされ、斜線を付した上側の0.5行および右側の0.5文字
の部分1cはヘッダ文表示領域とされる。
【0027】そして、受信機は、ステレオコンポジット
信号とともにLMSK信号を受信し、そのLMSK信号
から上記の文字データをデコードして、バッファメモリ
に書き込むようにされる。
【0028】さらに、受信機またはこれを遠隔制御する
リモコン送信機には、「総目次」キーが設けられ、これ
を操作することによって、受信機は、図8(A)に示す
ように、表示画面1aに、総目次(メインメニュー)を
提示するようにされる。ただし、図8(A)は、総目次
が複数ページにわたり、または8.5行の表示書式とさ
れ、そのうちの最初の1ページ、または最初の2.5行が
表示された状態である。
【0029】また、受信機またはリモコン送信機には、
さらに「ページ(画面)送り」キーが設けられ、これを
操作することによって、図8(B)に示すように、表示
画面1aには、次のページ、または8.5行の表示書式と
されたページの次の2行が表示されるようにされる。
【0030】そして、ユーザーが総目次の中から見よう
とする項目の番号を選択決定すると、さらに、その選択
決定された項目についての目次が提示されるようにされ
る。例えば、ユーザーが総目次の中から「3.天気予
報」を選択した場合、図9に示すように、「1.今日の
天気」、「2.明日の天気」というような目次が提示さ
れる。
【0031】さらに、ユーザーがその目次の中から見よ
うとする項目の番号を選択決定すると、その選択決定さ
れた項目についての最初のページが提示されるようにさ
れる。例えば、ユーザーが上記の目次の中から「1.今
日の天気」を選択した場合、図10に示すように、「今
日の天気」についての具体的な文字情報が提示される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】ところで、FM文字多
重放送には、上述のように、緊急の必要性があるときに
提供される「緊急情報」があり、これには番組番号255
が割り付けられている。
【0033】ところが、文字多重放送の放送時、「緊急
情報」の番組名は、図8に示す総目次には含まれず、
「緊急情報」の番組名は表示されない。
【0034】したがって、緊急情報が放送されたとき、
その緊急情報が表示されてから、一度でも他の番組を表
示してしまうと、さきほどの緊急情報をもう一度表示し
ようとしても、その表示はできない。
【0035】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0036】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、文字多重放送を受信する受信回路と、この受信
回路により受信された文字データを記憶するメモリと、
表示素子と、緊急情報キーと、緊急情報が放送されたと
き、これを検出する回路とを有し、上記緊急情報が放送
されたとき、上記検出する回路の出力にしたがって、上
記緊急情報のデータを上記メモリに記憶するとともに、
この緊急情報のデータによりその緊急情報を上記表示素
子に表示し、上記緊急情報キーを操作したときには、上
記メモリに記憶されている上記緊急情報のデータにより
上記表示素子に上記緊急情報を再表示するようにした受
信機とするものである。
【0037】
【作用】緊急情報キーを操作すると、メモリに記憶され
ている緊急情報のデータが読み出され、この読み出され
たデータにより表示素子に緊急情報が再表示される。
【0038】
【実施例】図1は、この発明を、車載用のFM受信機に
適用した場合の信号系の一例を示す。また、このFM受
信機は、FM文字多重放送に対して、レベル1の受信能
力があるものとする。
【0039】すなわち、アンテナ11により受信された
FM信号が、シンセサイザ方式のチューナ回路12に供
給されて目的とする周波数の放送局が選局されるととも
に、そのFM信号が中間周波信号に変換され、この中間
周波信号が中間周波アンプ13を通じてFM復調回路1
4に供給される。
【0040】こうして、復調回路14からは、ステレオ
の左および右チャンネルのオーディオ信号L、Rの加算
信号(L+R)と、その差信号(L−R)により平衡変
調されたDSB信号と、パイロット信号と、上述したF
M文字多重放送におけるLMSK信号との周波数多重化
信号が取り出される。
【0041】そして、この周波数多重化信号がステレオ
復調回路15に供給され、加算信号(L+R)およびD
SB信号からオーディオ信号L、Rが復調され、これら
信号L、Rがアンプ16L、16Rを通じて左および右
チャンネルのスピーカ17L、17Rに供給される。
【0042】さらに、このFM受信機には、チューナ回
路12における選局およびFM文字多重放送による文字
の表示を実行するため、マイクロコンピュータ20が設
けられている。
【0043】すなわち、このマイクロコンピュータ20
は、プログラムを実行するためのCPU21と、ROM
22と、ワークエリア用のRAM23と、FM文字多重
放送のデータの受信バッファ用のRAM24とを有す
る。この場合、ROM22には、各種のルーチンおよび
所定の文字列(文章)を表示するためのデータが書き込
まれているとともに、そのルーチンの一部として、例え
ば図2および図3に示すルーチン100、200、30
0が設けられる。
【0044】そして、これらメモリ22〜24はシステ
ムバス29を通じてCPU21に接続されるとともに、
バス29には、インターフェイス回路(ポート)25〜
28が接続される。
【0045】そして、インターフェイス回路25からチ
ューナ回路12に選局用のデータが供給され、その選局
が実行される。また、復調回路14からの復調信号が、
デコーダ回路41に供給されてLMSK信号からFM文
字多重放送におけるデータがデコードされて取り出さ
れ、このデータがインターフェイス回路26を通じてR
AM24に書き込まれ、RAM24のデータは、常に最
新のデータで更新される。
【0046】また、インターフェイス回路27には、ノ
ンロックタイプのプッシュスイッチにより構成された各
種の操作キー42が接続され、そのキー出力がマイクロ
コンピュータ20に取り込まれる。こうして、キー42
のうちの任意のキーを押すと、その押されたキーがCP
U21により判別され、その押されたキーに対応する処
理が実行される。
【0047】ただし、FM受信機が車載用の場合には、
その操作パネルは狭くて多数の操作キーを配置すること
はできないので、この例においては、キー42は、操作
頻度の高いキーおよび重要性の高いキーのみとされ、そ
の他の操作はリモコン(遠隔操作)により行うようにさ
れている。
【0048】このため、インターフェイス回路27に
は、リモコンの受信回路43も接続される。この例にお
いては、そのリモコンは赤外線式とされているものであ
り、受信回路43は、リモコンの送信機60からの赤外
線を受光する受光素子と、この受光素子からのリモコン
信号をデコードするデコーダ回路とを有する。
【0049】また、リモコンの送信機60にもノンロッ
クタイプのプッシュスイッチにより構成された各種の操
作キー62(62A〜62N)が設けられる。このキー
62の一部はキー42と機能が重複するが、キー62の
うちの任意のキーを押すと、その押されたキーに対応す
るデータが形成され、これが赤外線に変換されてFM受
信機へと送信される。
【0050】そして、FM受信機においては、送信機6
0から送信されてきた赤外線が受信回路43により受信
されてもとのデータが取り出され、このデータがインタ
ーフェイス回路27に供給される。こうして、キー42
を押した場合と同様、キー62を押した場合も、その押
されたキーに対応する処理がマイクロコンピュータ20
により実行される。なお、以下においては、送信機60
のキー62を使用した場合により、各部の動作を説明す
る。
【0051】また、インターフェイス回路28には、ビ
ープ音信号の形成回路44が接続され、そのビープ音信
号がアンプ16L、16Rに供給される。
【0052】さらに、バス29には、FM文字多重放送
により送られてきた文字コードを表示データに変換する
ためのフォントデータを有するフォントROM(キャラ
クタジェネレータ)31が接続されるとともに、表示用
のメモリ32と、ディスプレイコントローラ33とが接
続され、このコントローラ33に、表示素子として、例
えばLCD50が接続されている。
【0053】この場合、LCD50は、この例において
は、上述したLCD1と同様に構成され、15.5文字×2.
5行の表示能力を有するものとされている。そして、メ
モリ32は、LCD50のドット表示方式に対応してビ
ットマップ方式とされ、1画面分の容量を有する。な
お、以下においては、文字放送番組はレベル1で行わ
れ、その1ページは1画面の大きさ(容量)とする。
【0054】そして、RAM24に保持されている文字
コードがCPU21により読み出され、この読み出され
た文字コードが、ROM31のフォントデータを使用し
て表示データに変換され、この表示データが、メモリ3
2に書き込まれる。また、このとき、コントローラ33
により、メモリ32の表示データが繰り返し読み出され
るとともに、表示信号に変換されてLCD50に供給さ
れる。したがって、LCD50には、CPU21がRA
M24から読み出した文字コードの文字が表示される。
【0055】このような構成において、緊急情報が放送
され、これが受信されると、マイクロコンピュータ20
において、番組番号からその緊急情報の放送されたこと
が検出され、CPU21によりルーチン100が実行さ
れて、緊急情報のデータがRAM24に記憶されるとと
もに、その緊急情報の表示が行われる。
【0056】すなわち、緊急情報が受信されると、CP
U21の処理がルーチン100のステップ101からス
タートし、次にステップ102において、RAM24に
それ以前の緊急情報のデータが記憶されているかどうか
がチェックされ、記憶されていないときには、処理はス
テップ102からステップ103に進み、このステップ
103において、RAM24に緊急情報のデータを記憶
するためのエリアが確保され、その後、処理はステップ
105に進む。
【0057】また、ステップ102において、RAM2
4にそれ以前の緊急情報のデータが記憶されているとき
には、処理はステップ102からステップ104に進
み、このステップ104において、RAM24のうち、
それ以前の緊急情報の記憶されているエリアがクリアさ
れ、その後、処理はステップ105に進む。
【0058】こうして、今回の緊急情報が受信されたと
きの状態にかかわらず、今回の緊急情報のデータのため
のエリアが、RAM24に確保される。
【0059】そして、ステップ105において、今回、
受信した緊急情報のデータが、ステップ103あるいは
104で確保したRAM24のエリアに記憶され、次に
ステップ106において、緊急情報のデータの保持期間
を規定するタイマがセットされる。続いて、ステップ1
07において、現在、LCD50の表示に使用されてい
るデータ(文字コード)が、RAM23にいったん退避
される。
【0060】次に、ステップ108において、ステップ
105によりRAM24に記憶された緊急情報のデータ
が、LCD50により文字列として表示される。この表
示は、上述したように、RAM24に保持されている緊
急情報のデータ(文字コード)が、ROM31のフォン
トを使用して表示データに変換され、この表示データが
メモリ32に書き込まれることにより、実現される。
【0061】そして、その後、ステップ108におい
て、このルーチン100の処理を終了する。
【0062】こうして、ルーチン100によれば、緊急
情報が放送されると、それまでの緊急情報のデータの有
無にかかわらず、最新の緊急情報のデータがRAM24
に記憶されるとともに、その最新の緊急情報がLCD5
0に表示される。なお、この緊急情報の表示は、後述す
るように、キー操作により解除できる。
【0063】さらに、ルーチン200が、例えば割り込
みにより1m秒ごとに実行され、RAM24の緊急情報
のデータが管理される。
【0064】すなわち、CPU21の処理が、1m秒ご
との割り込みによりルーチン200のステップ201か
らスタートし、次にステップ202において、ルーチン
100のステップ106によりセットされたタイマが規
定の時間、例えば30分を経過しているかどうかがチェッ
クされる。
【0065】そして、経過していないときには、処理は
ステップ202からステップ206に進み、このルーチ
ン200を終了する。
【0066】しかし、ステップ202において、タイマ
が規定の時間である30分を経過しているときには、処理
はステップ202からステップ203に進み、このステ
ップ203において、LCD50に緊急情報を表示中で
あるかどうかがチェックされ、表示中のときには、処理
はステップ203からステップ206に進み、ルーチン
200を終了する。
【0067】したがって、緊急情報が行われてから規定
の時間である30分を経過していないとき、および緊急情
報を表示中のときには、ルーチン200は実質的に何も
実行しないことになる。
【0068】しかし、ステップ203において、LCD
50に緊急情報が表示されていないときには、処理はス
テップ203からステップ204に進み、このステップ
204において、RAM24における緊急情報のデータ
が消去され、次にステップ205において、ステップ2
02によりチェックされるタイマがクリアされ、その
後、ステップ206において、このルーチン200を終
了する。
【0069】したがって、緊急情報が放送されてから規
定の時間が経過し、かつ、現在、LCD50に緊急情報
を表示していないときには、RAM24の緊急情報のデ
ータは消去されることになる。つまり、RAM24に
は、最新の緊急情報のデータが規定の時間だけ記憶され
ていることになる。
【0070】一方、LCD50に、緊急情報以外の情報
を表示している場合、例えば、任意のFM文字放送の番
組を表示している場合に、操作キー62のうちの緊急情
報キー62Aを押すと、CPU21によりルーチン30
0が実行され、緊急情報が再表示される。
【0071】すなわち、緊急情報キー62Aが押される
と、CPU21の処理がルーチン300のステップ30
1からスタートし、次にステップ302において、現
在、LCD50に緊急情報が表示されているかどうかが
チェックされ、今の場合、表示されていないので、処理
はステップ302からステップ303に進む。そして、
このステップ303において、現在、LCD50の表示
に使用されているデータが、RAM23にいったん退避
される。
【0072】次に、ステップ304において、RAM2
4に緊急情報のデータが記憶されているかどうかがチェ
ックされ、記憶されているときには、処理はステップ3
04からステップ305に進み、このステップ305に
おいて、RAM24に記憶されている緊急情報のデータ
が読み出され、この読み出されたデータによりその緊急
情報がLCD50に表示される。そして、その後、ステ
ップ306において、このルーチン300を終了する。
【0073】また、ステップ304において、RAM2
4に緊急情報のデータが記憶されていないときには、処
理はステップ304からステップ311に進み、このス
テップ311において、ROM22に用意されている文
字列の文字コードがROM31のフォントデータにより
表示データに変換され、この表示データがメモリ32に
供給され、LCD50には、例えば、「緊急情報はあり
ません」の文字列が表示される。そして、その後、ステ
ップ306において、このルーチン300を終了する。
【0074】さらに、ステップ302において、現在、
LCD50に緊急情報が表示されている場合には(ステ
ップ311による「緊急情報はありません」が表示され
ている場合も含む)、処理はステップ302からステッ
プ312に進み、このステップ312において、ステッ
プ107あるいは303によりRAM23に退避されて
いるデータが読み出され、この読み出されたデータによ
りLCD50の表示が行われる。
【0075】したがって、この時点から、LCD50の
表示は、ステップ107あるいは303が実行される直
前の画面、すなわち、緊急情報が表示される直前の画面
となる。そして、その後、ステップ306において、こ
のルーチン300を終了する。
【0076】こうして、このFM受信機によれば、緊急
情報が放送されると、直ちにその緊急情報が表示される
が、その緊急情報の表示をキャンセルしても、規定の時
間内であれば、その緊急情報を再び表示することができ
る。
【0077】さらに、その再表示を止めたときには、そ
の再表示を行ったときの表示に戻るので、ユーザのキー
操作を軽減できる。また、以上により、緊急時の使い勝
手が向上するとともに、車載機においては、運転者の操
作時の安全性が向上するなお、上述においては、キー6
2Aを押すごとに、緊急情報の表示と、それまでの表示
とが切り換わるようにしたが、緊急情報の表示からそれ
までの表示に復帰させるための専用のキーを設けること
もできる。
【0078】また、上述においては、ステップ107、
303において、その表示されている画面のデータをR
AM23に退避するとしたが、RAM24におけるデー
タ(そのとき表示されている画面のデータ)が、緊急情
報の表示中に書き換わる可能性のないときには、RAM
24におけるそのデータを識別できるようにしておき、
これをステップ312において使用してもとの画面の表
示とすることもできる。さらに、逐次受信モードの文字
放送を受信しているときに、緊急情報を表示あるいは再
表示し、その後、もとの番組の表示に戻るときには、そ
の戻る時点の画面とすればよい。
【0079】また、上述においては、リモコンにより各
種の操作をできるようにした場合であるが、それらの操
作のすべてをFM受信機のキー42から行うようにする
こともできる。そして、その場合には、リモコン機能は
なくてもよい。また、FM文字多重放送がレベル2の場
合には、1画面が8.5行となり、そのうちの8行が本文
表示領域となるが、この場合には、その8行分の文字デ
ータを2行分ずつに区切って1ページとみなし、上述の
処理を行えばよい。
【0080】
【発明の効果】この発明によれば、緊急情報が放送され
ると、直ちにその緊急情報が表示されるとともに、その
緊急情報の表示をキャンセルしても、規定の時間内であ
れば、その緊急情報を再び表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】この発明の一例を示すフローチャートである。
【図3】この発明の一例を示すフローチャートである。
【図4】信号フォーマットを説明するための図である。
【図5】信号フォーマットを説明するための図である。
【図6】信号フォーマットを説明するための図である。
【図7】表示画面を説明するための図である。
【図8】表示画面を説明するための図である。
【図9】表示画面を説明するための図である。
【図10】表示画面を説明するための図である。
【符号の説明】
12 チューナ回路 13 中間周波アンプ 14 FM復調回路 15 ステレオ復調回路 20 マイクロコンピュータ 21 CPU 22 ROM 23 RAM(ワークエリア用) 24 RAM(受信バッファ用) 31 フォントROM(キャラクタジェネレータ) 32 メモリ(表示用) 33 ディスプレイコントローラ 41 デコーダ回路 42 操作キー 43 受信回路(リモコン用) 44 形成回路(ビープ音信号用) 50 表示素子 60 送信機(リモコン用) 62 操作キー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字多重放送を受信する受信回路と、 この受信回路により受信された文字データを記憶するメ
    モリと、 表示素子と、 緊急情報キーと、 緊急情報が放送されたとき、これを検出する回路とを有
    し、 上記緊急情報が放送されたとき、上記検出する回路の出
    力にしたがって、上記緊急情報のデータを上記メモリに
    記憶するとともに、 この緊急情報のデータによりその緊急情報を上記表示素
    子に表示し、 上記緊急情報キーを操作したときには、上記メモリに記
    憶されている上記緊急情報のデータにより上記表示素子
    に上記緊急情報を再表示するようにした受信機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の受信機において、 上記緊急情報のデータが上記メモリに記憶されてから所
    定の期間が経過したときには、上記メモリの上記緊急情
    報のデータを消去するようにした受信機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の受信機において、 上記緊急情報の表示をキャンセルしたときには、その緊
    急情報の表示を行ったときの番組の表示を復帰させるよ
    うにした受信機。
JP15401495A 1995-05-29 1995-05-29 受信機 Pending JPH08330993A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007087287A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 災害情報配信システムとその管理装置

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