JP3640002B2 - 回転胴型乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴミの乾燥に用いられる回転胴型乾燥機に関するもので、特に回転胴の内面へのゴミの付着増長を防ぐとともに、ゴミの投入側から排出側への流れを阻害せず、滞留量が減少して処理能力が低下することのない回転胴内面のゴミの付着防止構造に係るものである。
【0002】
【発明の背景】
都市において排出される家庭ゴミ、産業廃棄物等のゴミは、大部分が埋め立てあるいは焼却処分されていたのであるが、近時このものを乾燥させて例えば固形燃料としてRDF発電等に再利用することが行われている。そしてこのような目的に使用される装置のゴミ乾燥機としてドラム型乾燥機が従来からあり、更にこのドラム型乾燥機には回転ドラムタイプと非回転ドラムタイプがある。このうち回転ドラムタイプの回転胴型乾燥機は、回転自在に横設された円筒状の回転胴に両開口部を貫いて回転軸が具えられ、更にこの回転軸に羽根板を設けて成る。また回転胴2′の内面には、図8(a)に示すような断面が垂直棒状のリフタ12′が設けられており、ゴミA′がより攪拌分散されるように構成されている。
そしてこの回転胴型乾燥機は、破砕されたゴミA′が回転胴2′内に投入され、羽根板21′により攪拌しながら回転胴2′内に供給される熱風により乾燥するものであるが、従来より塩化ビニール等のプラスチック等が熱風により回転胴2′内において溶融し、図8(a)の斜線部に示すように回転胴2′の内壁に溶着しこれが成長するためこの除去を必要とするという問題点があった。
【0003】
そこで、このような回転胴2′内面へのゴミA′の付着増長を阻止しようとする試みがなされているものであって、その技術思想を開示したものとして、特開平7−91832号「乾燥機」がある。このものは回転胴2′のリフタ12′を取り去り、攪拌羽根3′の羽根板21′を図8(b)のように乾燥機ドラム内壁底面に細隙を介して接近させ、付着したゴミA′を掻き取る構成を採っている。このような構成を採ると、羽根板21′により付着したゴミA′が掻き取られ、確かに回転胴2′内面へのゴミA′の付着増長を防止することはできる。
【0004】
しかしこのような手段を採った場合、回転胴2′内のゴミA′の投入側から排出側への流れが不安定になり、回転胴2′底部のゴミA′の滞留量(滞留ゴミA1′の量)が減少し、その結果装置の処理能力は低下してしまう。これは攪拌によりゴミA′が激しく吹き飛ばされてゴミA′の滞留するスペースが無くなってしまうことを大きな原因とする。
そこで羽根板21′の取付ピッチを回転胴2′長手方向に広げ、本数を減らすことにより滞留量を確保する方法を取らざるを得ないが、この方法ではゴミA′の攪拌分散効果が減少し、処理能力の低下を免れ得なかった。
【0005】
【開発を試みた技術的課題】
本発明はこのような背景からなされたものであって、回転胴の内面へのゴミの付着増長を防ぐとともに、ゴミの投入側から排出側への流れを阻害せず、滞留量が減少して処理能力が低下することのない回転胴内面のゴミの付着防止構造を有した新規な回転胴型乾燥機の開発を試みたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1記載の回転胴型乾燥機は、円筒状の回転自在な回転胴と、この回転胴内の長手方向に、回転胴の中心より下方且つ回転胴底部の滞留ゴミの回転移送方向側に位置されるように架け渡して設けられる回転軸及びこの回転軸に設けられる羽根板とを有する攪拌羽根とを具備して成る乾燥機において、
前記回転胴の出口側には、回転胴の底面の滞留ゴミの量を調節するための円環状の出口堰が設けられ、
前記攪拌羽根における羽根板の先端部の位置は、前記回転胴の出口堰の2/3以上の高さ位置を通過し、且つこの出口堰における少なくとも回転胴底部の滞留ゴミの回転移送方向側においては出口堰の3/3以下の高さ位置を通過するように設定され
一方前記回転胴の内面には、回転胴の底部に滞留するゴミの一部を持ち上げるリフタが回転胴の長手方向に複数本設けられ、このリフタは高さが前記出口堰の高さの1/3以下であり、且つ上部を尖端形とし回転方向側の前面とその反対側の後面とを、回転胴の内面に対して裾広がり状に傾斜させて接触させていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、攪拌羽根が回転胴底部の滞留ゴミを掻き取る量が少ないため滞留ゴミはその量が多く、従ってゴミの排出側への移送の流れが安定する。また滞留ゴミの量が多いため、回転胴底部において回転により持ち上げられようとする滞留ゴミの崩れ落ちるような横滑りが起き、ゴミが回転胴内面に付着し増長することがない。
【0007】
また前記回転軸は、回転胴の中心より下方且つ回転胴底部の滞留ゴミの回転移送方向側に位置されるため、掻き上げが必要な回転胴底部の回転移送方向側の滞留ゴミは確実に掻き上げ、回転胴上方を分散浮遊しているゴミなど攪散運動をしているゴミの運動を攪拌羽根がはたき落とすなどの運動の阻害が減少する。また回転軸を回転胴の中心に設ける場合に比べ羽根板を小さくでき、製造コストが安価にできるとともにランニングコストも安価になる。
【0008】
更に前記回転胴の内面には、回転胴の底部に滞留するゴミの一部を持ち上げるリフタが回転胴の長手方向に複数本設けられ、このリフタは高さが出口堰の高さの1/3以下であり、且つ上部を尖端形とし回転方向側の前面とその反対側の後面を回転胴の内面に向かって裾広がり状に傾斜させたため、リフタにより滞留ゴミの一部が持ち上げられ攪拌分散が促進されるとともに、リフタの前面及び後面が裾広がり状に傾斜しているためゴミを滑らせやすく、特にリフタが回転胴の最下点付近に位置しているときにも滞留ゴミの横滑りを阻害することがない。またリフタの高さも滞留ゴミの量を決定する出口堰の高さの1/3以下と低いためリフタは滞留ゴミの横滑りを阻害しない。
【0009】
更にまた請求項記載の回転胴型乾燥機は、前記請求項記載の要件に加え、前記リフタの傾斜角度は、回転胴の側方から見て回転胴の中心とリフタの上端を結ぶ延長線とリフタの前面とで挟まれる角が30°以上60°以下であり、回転胴の中心とリフタの上端を結ぶ延長線とリフタの後面とで挟まれる角が45°以上90°以下であることを特徴として成るものである。
この発明によれば、リフタの前面は回転胴の内面に対し比較的急な傾斜となるためリフタ効果を有するとともに、傾斜であるため滞留ゴミの横滑りを阻害しない。またリフタの後面は回転胴の内面に対し比較的緩やかな傾斜となるため、滞留ゴミが確実にここを横滑りし、この後面側にゴミが付着することがない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の回転胴型乾燥機について図示の実施の形態に基づき説明する。図中符号1に示されるものが回転胴型乾燥機で、このものは回転自在に横設される円筒状の回転胴2と、この回転胴2内の長手方向に架け渡して回転自在に設けられる攪拌羽根3と、前記回転胴2の投入側と排出側とに設けられるその他の付設部材とを具備して成る。なお本明細書において回転胴型乾燥機1の方向を次のように定義する。すなわち滞留したゴミAが回転移送される方向を前方とし(図1において手前側であって、図3においては右側)、その後側を後方とし(図1において奥側であって、図3においては左側)、ゴミAの投入される側を右方(図1において右側)、ゴミAの排出される側を左方とする(図1において左側)。
【0011】
以下各部材について説明する。回転胴2は円筒状を成し、基台Bに対し支持ローラ13によって回転自在に設けられている。回転胴2のゴミAの投入側端部にはリング平板状の入口堰10が設けられ、排出側端部にもリング平板状の出口堰11が設けられる。なお図3に示されるように入口堰10及び出口堰11はともにゴミAの流出を規制するものであるが、特に出口堰11の高さは回転胴2内の底面の滞留ゴミA1の量を決定する。また回転胴2の内面には、アングル状のリフタ12が一例として90°の間隔で四本が設けられるものである。このリフタ12は本発明の特徴の一つであり、高さが前記出口堰11の高さの例えば2/7などの1/3以下に設定してあり、上部が尖端形として前面12aと後面12bを回転胴2の内面に向かって裾広がり状に傾斜させている。なおリフタ12の傾斜角度は、図3中の拡大図に示すように回転胴2の側方から見て回転胴2の中心とリフタ12の上端を結ぶ延長線とリフタ12の前面12aとで挟まれる角θ1 が30°以上60°以下であることが好ましい。また回転胴2の中心とリフタ12の上端を結ぶ延長線とリフタ12の後面12bとで挟まれる角θ2 は45°以上90°以下に設定されることが好ましい。
【0012】
次にこの回転胴2を駆動する構造について述べる。回転胴2の外面中央付近のやや投入側にはギヤが外周面上に設けられており、これに対しチェーン14が巻回されて、このチェーン14が下方の基台Bに設けられた駆動モータM1により駆動され、回転胴2が回転駆動されるように構成されている。
【0013】
次に攪拌羽根3について説明する。攪拌羽根3は図3に示すように回転軸20とこれにほぼ垂直に取り付けられる羽根板21とから成る。回転軸20は回転胴2内を長手方向に貫通し、後述する回転胴2の投入側と排出側に設けられる付設部材に対し軸受22によって回転自在に設けられる。そしてこの回転軸20の周面にほぼ垂直に羽根板21が120°の間隔で放射状に設けられている。本発明の特徴として、前記回転軸20の取付位置は側面から見て回転胴2の中心より下方であって、且つ滞留ゴミA1の移送側である前方側に設けられている。また羽根板21の先端部21aの位置は、図3の羽根板21の先端部21aの軌跡(図中一点鎖線)で示されるように出口堰の2/3以上の高さ位置を通過し、且つ回転胴2底部の滞留ゴミA1の回転移送方向側(回転胴2の手前側)においては前記出口堰11の3/3以下の高さ位置を通過するように設定されている。従って結果的に従来の回転胴型乾燥機より回転胴2の底部の滞留ゴミA1の量は多くなる。
【0014】
このような攪拌羽根3の駆動構造について述べると、図1に示されるように回転胴2の投入側の基台B上には駆動モータM2が設けられ、スプロケット23とチェーン24によってこの駆動モータM2の駆動が回転軸20に伝達される。
【0015】
次に付設部材について説明する。図1に示されるように回転胴2の投入側の基台Bには投入側機枠F1が固定して設けられ、前記攪拌羽根3の軸受22や駆動中継伝達用のスプロケット23及びゴミ投入機4が設けられる。更に投入側機枠F1には熱風吹込口5が設けられており、外部の熱風炉からの熱風がここに供給される。
また回転胴2の排出側の基台Bには排出側機枠F2が固定して設けられ、ここには排出シュート6が設けられる。排出シュート6の上部は排気口7としている。
【0016】
本発明の回転胴型乾燥機1の実施の形態は以上のようにして成り、次のように作動する。まず概略的な説明をすると、回転胴2及び攪拌羽根3は、図4において時計反対方向に回転している。また熱風炉からの熱風が熱風吹込口5を通して回転胴2内に吹き込まれている。ゴミ投入機4より投入されたゴミAは、乾燥されて排出シュート6から排出される。
【0017】
更に攪拌乾燥態様について詳細に説明する。まず攪拌羽根3の作用を中心に説明すると、ゴミAは攪拌羽根3により攪拌されて回転胴2内を浮遊するとともに回転胴2の底部に滞留して滞留ゴミA1となっている。この滞留ゴミA1は、従来の量に比べて多い。これは攪拌羽根3の羽根板21の先端部21aが出口堰11の2/3以上3/3以下の高さ位置を通過するように設定されているためである。従ってゴミAの排出側への移送の流れが安定する。また滞留ゴミA1の量が多いため、回転胴2底部において回転により持ち上げられようとする滞留ゴミA1の崩れ落ちるような横滑りが起き、ゴミAが回転胴2内面に付着し増長することがない。また羽根板21は、回転胴2の中心より下方且つ回転胴2底部の滞留ゴミA1の回転移送方向側に位置されているため、こちら側の滞留ゴミA1のみを掻き上げ、他の横滑りを行っている滞留ゴミA1の運動を阻害しない。
【0018】
次にリフタ12の作用について説明すると、リフタ12の前面12aは回転胴2の内面に向かって比較的急な傾斜であるため、リフタ12により滞留ゴミA1の一部が持ち上げられ攪散が促進されるとともに、リフト終了後やリフタ12が回転胴2の最下点付近に位置しているときにも従来のリフタ12と異なり傾斜しているため滞留ゴミA1の横滑りを阻害しない。またリフタ12の後面12bは回転胴2の内面に向かって比較的緩やかな傾斜となるため、滞留ゴミA1が確実にここを横滑りし、この後面12b側にゴミAが付着することがない。更にリフタ12の高さも滞留ゴミA1の量を決定する出口堰11の高さの1/3以下と低いため、リフタ12は滞留ゴミA1の横滑りを阻害しない。
【0019】
【他の実施の形態】
本発明は以上のものを基本的な実施の形態とするものであるが、次のような改変も行える。
【0020】
すなわちリフタ12の形状を図5()に示すように基本実施の形態のリフタ12を変形して実施することも可能であるし、図5()に示すようにθ1 及びθ2 の角度を同一で形成することも可能である。
【0021】
また図6に示すものはリフタ12を八個設けた実施の形態を示すものである。すなわちリフタ12は複数カ所設けるものであるが、具体的には回転胴2の大きさなどによって変わるものであって、リフトアクションにより滞留ゴミA1が横滑りを生じやすくなるようなピッチに複数(二〜八カ所程度)設けるものである。
【0022】
また攪拌羽根3自体も種々の形態で実施し得るものであって、図7(a)に示すようにゴミAの絡み付き等を防止するように回転軸20に対し羽根板21をゴミAの排出側へ傾斜して取り付けるようにしてもよいし、図7(b)に示すように先窄まり形状で実施することも可能である。
また羽根板21の取付角度を図3などに示す基本実施の形態のように側方から見て120°の間隔で取り付けるほか、図7(c)に示すように180°の間隔で取り付けたり、図7(d)に示すように90°の間隔で取り付けて実施することも可能である。
【0023】
なお以上述べたすべての実施の形態における攪拌羽根3の実施の形態及びリフタ12の実施の形態は、適宜の組み合わせで実施すること可能である。
【0024】
【発明の効果】
請求項1記載の回転胴型乾燥機は、攪拌羽根3の回転軸20は、回転胴2の中心より下方且つ回転胴2底部の滞留ゴミA1の回転移送方向側に位置され、羽根板21の先端部21aの位置は、回転胴2終端側の出口堰11の2/3以上の高さ位置を通過し、且つ少なくとも回転胴底部の滞留ゴミA1の回転移送方向側においては前記出口堰11の3/3以下の高さ位置を通過するように設定され、一方、回転胴2の内面には、回転胴2の底部に滞留するゴミAの一部を持ち上げるリフタ12が回転胴2の長手方向に複数本設けられ、このリフタ12は高さが出口堰11の高さの1/3以下であり、且つ上部を尖端形とし回転方向側の前面12aとその反対側の後面12bを回転胴2の内面に向かって裾広がり状に傾斜させている。
このため攪拌羽根3及びリフタ12が回転胴2底部の滞留ゴミA1を掻き取る量が少なくなり滞留ゴミA1はその量が多くなる。従ってゴミAの排出側への移送の流れが安定する。また滞留ゴミA1の量が多いため、回転胴2底部において回転により持ち上げられようとする滞留ゴミA1の崩れ落ちるような横滑りが起き、ゴミAが回転胴2内面に付着し増長することがない。
【0025】
また特に攪拌羽根3の回転軸20は、回転胴2の中心より下方且つ回転胴2底部の滞留ゴミA1の回転移送方向側に位置されるため、掻き上げが必要な回転胴2底部の回転移送方向側の滞留ゴミA1は確実に掻き上げ、回転胴2上方を分散浮遊しているゴミAなど攪散運動をしているゴミAの運動を攪拌羽根3がはたき落とすなどの運動の阻害が減少する。また回転軸20を回転胴2の中心に設ける場合に比べ羽根板21を小さくでき、製造コストが安価にできるとともにランニングコストも安価になる。
【0026】
更にリフタ12の前面12a及び後面12bが裾広がり状に傾斜しているためゴミAを滑らせやすく、特にリフタ12が回転胴2の最下点付近に位置しているときにも滞留ゴミA1の横滑りを阻害することがない。またリフタ12の高さも滞留ゴミA1の量を決定する出口堰11の高さの1/3以下と低いためリフタ12は滞留ゴミA1の横滑りを阻害しない。
【0027】
更にまた請求項記載の回転胴型乾燥機は、前記リフタ12の傾斜角度は、回転胴2の側方から見て回転胴2の中心とリフタ12の上端を結ぶ延長線とリフタ12の前面12aとで挟まれる角が30°以上60°以下であり、回転胴2の中心とリフタ12の上端を結ぶ延長線とリフタ12の後面12bとで挟まれる角が45°以上90°以下である。このためリフタ12の前面12aは回転胴2の内面に対し比較的急な傾斜となるためリフタ12効果を有するとともに、傾斜であるため滞留ゴミA1の横滑りを阻害しない。またリフタ12の後面12bは回転胴2の内面に対し比較的緩やかな傾斜となるため、滞留ゴミA1が確実にここを横滑りし、この後面12b側にゴミAが付着することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回転胴型乾燥機の実施の形態を示す正面図である。
【図2】 同上左側面図及び右側面図である。
【図3】 回転胴の横断面図及び羽根板の正面図である。
【図4】 回転胴の作用状態を示す横断面図である。
【図5】 リフタの形状の他の二種の実施の形態を示す横断面図である。
【図6】 リフタの個数を変更した他の実施の形態を示す回転胴の横断面図である。
【図7】 攪拌羽根の形状を異ならせた他の実施の形態を示す正面図、及び羽根板の取付個数を変更した他の三種の実施の形態を示す攪拌羽根の横断面図である。
【図8】 従来の二種の回転胴型乾燥機の回転胴の横断面図である。
【符号の説明】
1 回転胴型乾燥機
2 回転胴
3 攪拌羽根
4 ゴミ投入機
5 熱風吹込口
6 排出シュート
7 排気口
10 入口堰
11 出口堰
12 リフタ
12a 前面
12b 後面
13 支持ローラ
14 チェーン
20 回転軸
21 羽根板
21a 先端部
22 軸受
23 スプロケット
24 チェーン
A ゴミ
A1 滞留ゴミ
B 基台
F1 投入側機枠
F2 排出側機枠
M1 駆動モータ
M2 駆動モータ

Claims (2)

  1. 円筒状の回転自在な回転胴と、この回転胴内の長手方向に、回転胴の中心より下方且つ回転胴底部の滞留ゴミの回転移送方向側に位置されるように架け渡して設けられる回転軸及びこの回転軸に設けられる羽根板とを有する攪拌羽根とを具備して成る乾燥機において、
    前記回転胴の出口側には、回転胴の底面の滞留ゴミの量を調節するための円環状の出口堰が設けられ、
    前記攪拌羽根における羽根板の先端部の位置は、前記回転胴の出口堰の2/3以上の高さ位置を通過し、且つこの出口堰における少なくとも回転胴底部の滞留ゴミの回転移送方向側においては出口堰の3/3以下の高さ位置を通過するように設定され
    一方前記回転胴の内面には、回転胴の底部に滞留するゴミの一部を持ち上げるリフタが回転胴の長手方向に複数本設けられ、このリフタは高さが前記出口堰の高さの1/3以下であり、且つ上部を尖端形とし回転方向側の前面とその反対側の後面とを、回転胴の内面に対して裾広がり状に傾斜させて接触させていることを特徴とする回転胴型乾燥機。
  2. 前記リフタの傾斜角度は、回転胴の側方から見て回転胴の中心とリフタの上端を結ぶ延長線とリフタの前面とで挟まれる角が30°以上60°以下であり、回転胴の中心とリフタの上端を結ぶ延長線とリフタの後面とで挟まれる角が45°以上90°以下であることを特徴とする請求項記載の回転胴型乾燥機。
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