JP3633133B2 - 情報通信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発呼時にセンタ局と移動局との間で取り交わされる通信手順を含む情報通信方法、及びこの情報通信方法を適用した情報通信システム、並びにこの情報通信システムで用いられる移動局端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報通信装置にあっては、電話の着信時に、発呼側が例えばファクシミリ装置やパーソナルコンピュータ等のデータ通信を扱う装置であるのか、通常の音声通信を扱う装置であるのかを判別するためには、一般に「留守番電話機能付きファクシミリ装置」で採用されている方法が知られている。この方法は、一度着信応答を行った後に、発呼側からあデータ通信を行うことを表す「特殊音」が送信されるか否かによって、データ通信であるか音声通信であるかを判別するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような方法を用いた場合、一度応答して「通話状態」又は「通信状態」とした後に、通信の種類を判別する必要があった。このため、着信側端末においては、音声通信/データ通信のどちらか一方のみが対応可能である場合でも、一度接続してから応答するので、通信費用が発生してしまうといった問題があった。
【0004】
また、特に留守番電話機能を持たないシステムにおいては、一度音声通信モードに設定されることによって、端末の近くにいる者に対して電話の着信があったことが明白になってしまうので、例えばセキュリティ商品にこのような方法が採用された場合には、商品性が著しく低下するといった問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、通信費用を発生させることなくデータ通信の可否を確認することができ、また、移動局側では無鳴動状態を保持したままデータ通信を開始することができる情報通信方法、及びこの情報通信方法を適用した情報通信システム、並びにこの情報通信システムで用いられる移動局端末を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、通信サービスを提供するためのセンタ局から車両に搭載される移動局に発呼する場合には、センタ局から通信網に移動局の端末番号を発呼した後に、着信を報知するための着信表示信号を送信する一方、移動局では当該着信時点から所定時間後に着信表示又は着信鳴動を行う情報通信方法において、前記センタ局は、前記通信網に移動局の端末番号を発呼した後に、前記移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内に、データ通信の要求を表すデータ通信要求信号を送信する第1の信号送信工程と、当該移動局から応答信号を受信した場合には、データ通信を開始する第1の通信工程とを有する一方、当該移動局は、前記通信網からの呼出に応じて受信される信号が前記センタ局との間で取り決められたデータ通信要求信号であるか否かを判断する判断工程と、該判断結果としてデータ通信要求信号の受信である場合に、前記センタ局との間でデータ通信が必要なときには、前記センタ局に応答信号を送信する第2の信号送信工程と、該応答信号を送信した後に、データ通信を開始する第2の通信工程とを有し、前記第1の信号送信工程におけるデータ通信要求信号は、前記移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内で、着信表示信号の送信から着信不表示信号の送信までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とをそれぞれ組み合わせてなる符号であり、前記判断工程は、前記センタ局から受信される着信表示信号の開始から着信不表示信号までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とのそれぞれの組み合わせが予め前記センタ局との間で取り決められた符号を表すか否かを判断することを要旨とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、通信サービスを提供するためのセンタ局から車両に搭載される移動局に発呼する場合には、センタ局から通信網に移動局の端末番号を発呼した後に、着信を報知するための着信表示信号を送信する一方、移動局では当該着信時点から所定時間後に着信表示又は着信鳴動を行う情報通信システムにおいて、前記センタ局は、前記通信網に移動局の端末番号を発呼した後に、前記移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内に、データ通信の要求を表すデータ通信要求信号を送信するデータ通信要求信号送信手段と、当該移動局から応答信号を受信した場合には、データ通信を開始する通信手段とを有する一方、当該移動局は、前記通信網からの呼出に応じて受信される信号が前記センタ局との間で取り決められたデータ通信要求信号であるか否かを判断する判断手段と、該判断結果としてデータ通信要求信号の受信である場合に、前記センタ局との間でデータ通信が必要なときには、前記センタ局に応答信号を送信する応答信号送信手段と、該応答信号を送信した後に、データ通信を開始する通信手段とを有し、前記センタ局のデータ通信要求信号送信手段が送信するデータ通信要求信号は、前記移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内で、着信表示信号の送信から着信不表示信号の送信までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とをそれぞれ組み合わせてなる符号であり、前記移動局の判断手段は、前記センタ局から受信される着信表示信号の開始から着信不表示信号までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とのそれぞれの組み合わせが予め前記センタ局との間で取り決められた符号を表すか否かを判断することを要旨とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、車両に搭載される移動局端末であって、通信サービスを提供するためのセンタ局から当該移動局端末に発呼する場合には、センタ局から通信網に当該移動局端末の端末番号が発呼された後に、着信を報知するための着信表示信号が送信され、当該着信時点から所定時間後に着信表示又は着信鳴動を行う移動局端末において、当該移動局端末が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内に前記通信網からの呼出に応じて受信される信号が前記センタ局との間で取り決められたデータ通信要求信号であるか否かを判断する判断手段と、該判断結果としてデータ通信要求信号の受信である場合に、前記センタ局との間でデータ通信が必要なときには、前記センタ局に応答信号を送信する応答信号送信手段と、該応答信号を送信した後に、データ通信を開始する通信手段とを有し、前記判断手段は、前記センタ局から受信される着信表示信号の開始から着信不表示信号までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とのそれぞれの組み合わせが予め前記センタ局との間で取り決められた符号を表すか否かを判断することを要旨とする。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、センタ局は、通信網に移動局の端末番号を発呼した後に、移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内に、データ通信の要求を表すデータ通信要求信号を送信した後、当該移動局から応答信号を受信した場合には、データ通信を開始するようにする。一方、当該移動局は、通信網からの呼出に応じて受信される信号がセンタ局との間で取り決められたデータ通信要求信号であるか否かを判断し、この判断結果としてデータ通信要求信号の受信である場合に、センタ局との間でデータ通信が必要なときには、センタ局に応答信号を送信し、この応答信号を送信した後に、データ通信を開始するようにする。そして、特にデータ通信の要求を表すデータ通信要求信号としては、移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内で、着信表示信号の送信から着信不表示信号の送信までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とをそれぞれ組み合わせてなる符号を用い、移動局側で、センタ局から受信される着信表示信号の開始から着信不表示信号までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とのそれぞれの組み合わせが予めセンタ局との間で取り決められた符号を表すと判断された場合にのみデータ通信を開始するようにしている。
【0010】
従って、「データ通信」に先だってデータ通信の可否を確認するまでの過程で、通信費用の発生をなくすことができる。また、移動局側では無鳴動状態を保持したまま車両の搭乗者に気づかれることなくデータの通信を開始することができ、例えばセキュリティ商品への採用を考えた場合には非常に有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報通信方法が適応可能な情報通信装置が使用されるネットワークシステムの構成を示す図である。
同図において、電話ネットワークは、電話機端末から交換機までの加入者線、伝送路および電話交換器から構成される。電話ネットワークは図1に示すように、4段に階層(ハイアラーキ)化されている。階層化の方法は全国の電話加入者を3万から4万単位に分割し、加入者交換機に収容するようになっている。
詳しくは、加入者の有する一般電話機11からの回線を収容する端局13と、次に、いくつかの端局13(加入者交換機)を中継回線で結び集中局15の中継交換機に収容する。さらに、いくつかの集中局15を中継回線で結んで中心局17を構成する。同様にいくつかの中心局17を集めて総括局19を構成する。
【0014】
一方、自動車電話回線の構成として、まず、自動車電話交換局21は、一般電話網との接続及び自動車電話相互の接続、ならびに自動車電話発信通話に対する課金処理を行う。無線回線制御局23は、無線回線の制御,指令,無線回線品質の管理を行う。また,無線基地局25の監視制御および無線回線の監視制御,試験を行う。さらに、無線基地局25は、無線区間の各種信号の送受信および無線回線品質の監視を行う。さらにまた、移動機27は、無線区間の各種信号の送受信、無線チャンネルの切替、および位置登録情報の送出を行う。
【0015】
次に、図2は、情報通信装置に適応可能な情報通信装置31のシステムの構成を示す図である。
同図において、情報通信装置31は、一般公衆電話網と接続可能な自動車電話の構成を有している移動機27である。一般公衆電話網に対して送受信を行なうためのアンテナ33、送受共用器35、受信部37、送信部39と、使用チャンネルを認定する周波数シンセサイザ41と、移動機27全体の動作を制御するととともに、ハンドセット全体の動作を制御する制御部43と、この制御部43に対して接続されている表示部45、キーボード47、受話部49、送話部51とを有する構成である。表示部45は、例えば液晶、LED等で構成され、種々の情報を利用者に報知するものである。キーボード47は、ダイヤル番号の入力等種々の情報を入力するためのものである。受話部49は、送信されて来た音声を出力するためのものであり、受話回路53およびスピーカ55からなる。送話部51は、送信しようとする音声を入力するためのものであり、送話回路57およびマイク59からなる。時計部67は、センタ局からの呼出信号の受信時間を計時するための時計である。
【0016】
パターン記憶部65は、センタ局から受信される着信表示信号の開始から着信不表示信号までの所要時間TONと、この着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間TOFF とのそれぞれの組み合わせパターンのうち予めセンタ局との間で取り決められたパターンのみを情報通信装置31固有のパターンとして記憶する。
さらに、情報通信装置31は、車両の現在位置を表す位置情報をセンタ局等の特定相手先に送信する情報処理部61を有している。この情報処理部61については、図3を参照して詳しく説明する。
【0017】
次に、図3は、情報処理部61の構成を示す図である。
同図において、監視制御部63は、制御プログラムに応じて制御部43に回線接続指示信号や位置情報や乗員者数情報等を出力する。RAM部75は、バッテリ77によるバックアップ機能を有し、制御データの記憶や、センタ局へ送出する情報やセンタ局の端末番号等の格納を行なう。なお、センタ局は、車両が盗難した時に該当車両の位置情報を確認し、この位置情報を警察へ通報することができる機関が好適である。
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)受信機71は、アンテナ69を介して受信される衛星からの電波に基づいて自車両の絶対位置を計算する受信機である。なお、GPS受信機71に代わって、自動車位置座標や進行方向、走行速度に基づいて自車位置を測位する自車位置測位装置を用いるようにしてもよい。
【0018】
搭乗者数検出部73は、搭乗者シート毎に設けられた発光部から受光部に到達する光信号の有無に基づいて搭乗者の有無を調べてその結果として搭乗者数を検出する装置や、シートベルトの着脱の有無を調べてその結果として搭乗者数を検出する着脱検出装置や、搭乗者の背中や臀部による圧力変化の有無を調べてその結果として搭乗者数を検出する装置や、車室内を撮像して得られる画像データに基づいて搭乗者数を検知するための画像処理を施す画像処理装置等である。
【0019】
次に、図4に示す(a)通信制御手順及び(b)タイミングチャートを用いて通常時の情報通信装置の動作を説明する。
通常時に、一般の音声通信のための電話端末から一般公衆電話網の無線基地局25を介して車両に備えられた情報通信装置31に着呼があった場合には、アンテナ33から送受共用器35を経由して着信表示ON信号(着信表示信号)を受信部37で受信し、この着信表示ON信号を制御部43に引き渡す。制御部43ではこの着信表示ON信号を受け取ってから時計部67を作動させ、図5(a)に示すように、3秒間経過した後(ア)に、表示部45上のLEDを点滅表示させて着信があったことを搭乗者に報知するとともに、制御部43で呼出信号を形成してハンドセット上の受話回路53を介してスピーカ55から呼出音(イ)を発生させ搭乗者に報知する。
【0020】
即ち、図4(b)に示すように、受信部37が着信表示ON信号を受信してから3秒間経過した後(イ)に、表示部45及びハンドセットから呼出があったことを搭乗者に報知するものであり、最初の3秒間(ア)は呼出音が鳴動しないものである。この3秒間が経過した後に呼出音が鳴動することで、情報通信装置31が搭載された車両の搭乗者は着信があったことを認識することができる。
【0021】
次に、搭乗者が呼出音に気づいて、ハンドセットをオフフック又はキーボード47上の通話ボタンを押して応答した場合には、スピーカ55からの呼出音が停止するとともに、制御部43では応答信号を形成して送信部39,送受共用器35を経由してこの応答信号をアンテナ33から無線基地局25に送信する。以降、情報通信装置31を用いて通話を行なうことができる。
【0022】
次に、図5に示す(a)通信制御手順及び(b)タイミングチャートを用いて車両盗難時の情報通信装置の動作を説明する。なお、情報通信装置は本発明の情報通信方法が適応されているものである。
まず、情報通信装置31を搭載している車両のユーザより、センタ局に自車両が盗難したことの申し出があった場合には、センタ局は自局に登録されている該当車両の自動車電話に対応する端末番号を検索し、当該車両の端末番号を発呼する。
【0023】
センタ局はこの発呼の後に、図5(a),(b)に示すように、着信表示ON信号(ア)を送信して1秒後に着信表示OFF信号(着信不表示信号)(イ)を送信する。次に、例えば20秒後に着信表示ON信号(ウ)を送信して2秒後に着信表示OFF信号(エ)を送信する。次に、例えば10秒後に着信表示ON信号(オ)を送信する。なお、着信表示OFF信号の送信から次の着信表示ON信号の送信までの最大許容時間は30秒以内である。
【0024】
一方、センタ局から一般公衆電話網の無線基地局25を介して車両に備えられた情報通信装置31に着信があった場合には、アンテナ33から送受共用器35を経由して着信表示ON信号(ア)を受信部37で受信し、この着信表示ON信号を制御部43に引き渡す。制御部43ではこの着信表示ON信号を受け取った場合には、時計部67を作動させて着信表示ON信号の受信時間を計時する。
【0025】
ここで、センタ局からの着信表示ON信号(ア)が着信してから1秒後に着信表示OFF信号(イ)が受信されると、時計部67で計時された着信表示ON信号から着信表示OFF信号までの受信時間TONが、
TON=1 (数1)
として制御部43に引き渡される。
次に、センタ局からの着信表示OFF信号(イ)が着信してから30秒以内に着信表示ON信号(ウ)が受信されると、時計部67で計時された着信表示OFF信号から着信表示ON信号までの経過時間TOFF が、
TOFF =20 (数2)
として制御部43に引き渡される。
【0026】
次に、センタ局からの着信表示ON信号(ウ)が着信してから1秒後に着信表示OFF信号(エ)が受信されると、時計部67で計時された着信表示ON信号から着信表示OFF信号までの受信時間TONが、
TON=2 (数3)
として制御部43に引き渡される。
次に、センタ局からの着信表示OFF信号(エ)が着信してから30秒以内に着信表示ON信号(オ)が受信されると、時計部67で計時された着信表示OFF信号から着信表示ON信号までの経過時間TOFF が、
TOFF =10 (数4)
として制御部43に引き渡される。
【0027】
ここで、制御部43は数1から数4までに示される受信時間及び経過時間の組み合わせパターンが予めパターン記憶部65に記憶されれいる当該情報通信装置に固有のパターンである場合には、センタ局との間で取り決められた符号を表すので、センタ局からデータ通信要求信号を受信したことと判断する。
なお、上述のように、着信表示ON信号から着信表示OFF信号までの受信時間が3秒未満の場合には、表示部45及びハンドセットからは呼出があったことを搭乗者に報知されないものである。
【0028】
次に、情報通信装置31は、センタ局からのデータ通信要求信号に応じて、センタ局へ送信すべき情報を有するので、制御部43では応答信号(カ)を形成して送信部39,送受共用器35を経由してこの応答信号(カ)をアンテナ33から無線基地局25に送信する。
情報通信装置31は、センタ局からのデータ通信要求に対して、センタ局へ送信すべき情報がない場合には、データ通信の必要がないので、応答信号を返送せずに通信を切断し、再び待ち受け状態となる。
【0029】
一方、データ通信の必要がある場合、監視制御部63は、GPS受信機73で検出されている車両の現在位置を表す車両位置情報や、内部ROMに記憶されている車両用電話の利用者を特定する識別情報や、車両内の搭乗者数を表す搭乗者数情報等を通信情報として制御部43に転送し、次に、制御部43では送信部39,送受共用器35を経由してこの緊急情報(キ)をアンテナ33から無線基地局25を経由してセンタ局に送信する。
【0030】
このように、センタ局は、通信網に移動局の端末番号を発呼した後に、移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内に、データ通信の要求を表すデータ通信要求信号を送信した後、当該移動局から応答信号を受信した場合には、データ通信を開始するようにする。一方、当該移動局は、通信網からの呼出に応じて受信される信号がセンタ局との間で取り決められたデータ通信要求信号であるか否かを判断し、この判断結果としてデータ通信要求信号の受信である場合に、センタ局との間でデータ通信が必要なときには、センタ局に応答信号を送信し、この応答信号を送信した後に、データ通信を開始するようにする。
【0031】
従って、「データ通信」に先だってデータ通信の可否を確認するまでの過程で、通信費用の発生をなくすことができる。また、移動局側では無鳴動状態を保持したまま車両の搭乗者に気づかれることなくデータ通信を開始することができ、例えばセキュリティ商品にこのような方法っを採用することができる。
【0032】
また、データ通信要求信号として、移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内で、着信表示信号の送信から着信不表示信号の送信までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とをそれぞれ組み合わせてなる符号を構成するので、移動局との間で取り決められたデータ通信要求信号を符号化することができ、この符号が双方で一致した場合にのみデータ通信を開始するので、例えばセキュリティ商品にこのような方法を採用することができる。
【0033】
さらに、センタ局から受信される着信表示信号の開始から着信不表示信号までの所要時間と、この着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とのそれぞれの組み合わせが予めセンタ局との間で取り決められた符号を表すか否かを判断することで、センタ局との間で取り決められたデータ通信要求信号を符号化することができ、この符号が双方で一致した場合にのみデータ通信を開始するので、例えばセキュリティ商品にこのような方法を採用することができる。
【0034】
さらにまた、この情報通信方法を採用することで、例えば情報通信装置31を搭載している車両のユーザーから、センタ局に自車両が盗難したことの申し出があった場合には、センタ局から該当車両の情報通信装置31を呼出し、電話の着信があったことを車両を盗んだ者に気づかれることなく、盗難した車両の現在位置の確認を行なうことができる。さらに、車両を盗んだ者の人数をセンタ局に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報通信方法が適応可能な情報通信装置が使用されるネットワークシステムの構成を示す図である。
【図2】車載情報通信装置に適応可能な情報通信装置31のシステムの構成を示す図である。
【図3】情報処理部61の構成を示す図である。
【図4】通常時の情報通信装置の動作を説明するための通信制御手順を示す図である。
【図5】車両盗難時の情報通信装置の動作を説明するための通信制御手順を示す図である。
【符号の説明】
27 移動機
31 情報通信装置
33 アンテナ
35 送受共用器
37 受信部
39 送信部
41 周波数シンセサイザ
43 制御部
45 表示部
47 キーボード
49 受話部
51 送話部
55 スピーカ
61 情報処理部
63 監視制御部
65 パターン記憶部
67 時計部
75 RAM部
71 GPS受信機
73 搭乗者数検出部

Claims (3)

  1. 通信サービスを提供するためのセンタ局から車両に搭載される移動局に発呼する場合には、センタ局から通信網に移動局の端末番号を発呼した後に、着信を報知するための着信表示信号を送信する一方、移動局では当該着信時点から所定時間後に着信表示又は着信鳴動を行う情報通信方法において、
    前記センタ局は、
    前記通信網に移動局の端末番号を発呼した後に、前記移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内に、データ通信の要求を表すデータ通信要求信号を送信する第1の信号送信工程と、
    当該移動局から応答信号を受信した場合には、データ通信を開始する第1の通信工程とを有する一方、
    当該移動局は、
    前記通信網からの呼出に応じて受信される信号が前記センタ局との間で取り決められたデータ通信要求信号であるか否かを判断する判断工程と、
    該判断結果としてデータ通信要求信号の受信である場合に、前記センタ局との間でデータ通信が必要なときには、前記センタ局に応答信号を送信する第2の信号送信工程と、
    該応答信号を送信した後に、データ通信を開始する第2の通信工程とを有し、
    前記第1の信号送信工程におけるデータ通信要求信号は、前記移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内で、着信表示信号の送信から着信不表示信号の送信までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とをそれぞれ組み合わせてなる符号であり、
    前記判断工程は、前記センタ局から受信される着信表示信号の開始から着信不表示信号までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とのそれぞれの組み合わせが予め前記センタ局との間で取り決められた符号を表すか否かを判断することを特徴とする情報通信方法。
  2. 通信サービスを提供するためのセンタ局から車両に搭載される移動局に発呼する場合には、センタ局から通信網に移動局の端末番号を発呼した後に、着信を報知するための着信表示信号を送信する一方、移動局では当該着信時点から所定時間後に着信表示又は着信鳴動を行う情報通信システムにおいて、
    前記センタ局は、
    前記通信網に移動局の端末番号を発呼した後に、前記移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内に、データ通信の要求を表すデータ通信要求信号を送信するデータ通信要求信号送信手段と、
    当該移動局から応答信号を受信した場合には、データ通信を開始する通信手段とを有する一方、
    当該移動局は、
    前記通信網からの呼出に応じて受信される信号が前記センタ局との間で取り決められたデータ通信要求信号であるか否かを判断する判断手段と、
    該判断結果としてデータ通信要求信号の受信である場合に、前記センタ局との間でデータ通信が必要なときには、前記センタ局に応答信号を送信する応答信号送信手段と、
    該応答信号を送信した後に、データ通信を開始する通信手段とを有し、
    前記センタ局のデータ通信要求信号送信手段が送信するデータ通信要求信号は、前記移動局が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内で、着信表示信号の送信から着信不表示信号の送信までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とをそれぞれ組み合わせてなる符号であり、
    前記移動局の判断手段は、前記センタ局から受信される着信表示信号の開始から着信不表示信号までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とのそれぞれの組み合わせが予め前記センタ局との間で取り決められた符号を表すか 否かを判断することを特徴とする情報通信システム。
  3. 車両に搭載される移動局端末であって、通信サービスを提供するためのセンタ局から当該移動局端末に発呼する場合には、センタ局から通信網に当該移動局端末の端末番号が発呼された後に、着信を報知するための着信表示信号が送信され、当該着信時点から所定時間後に着信表示又は着信鳴動を行う移動局端末において、
    当該移動局端末が非着信表示状態又は無鳴動状態にある期間内に前記通信網からの呼出に応じて受信される信号が前記センタ局との間で取り決められたデータ通信要求信号であるか否かを判断する判断手段と、
    該判断結果としてデータ通信要求信号の受信である場合に、前記センタ局との間でデータ通信が必要なときには、前記センタ局に応答信号を送信する応答信号送信手段と、
    該応答信号を送信した後に、データ通信を開始する通信手段とを有し、
    前記判断手段は、前記センタ局から受信される着信表示信号の開始から着信不表示信号までの所要時間と、該着信不表示信号の送信終了後の無信号状態に対応する経過時間とのそれぞれの組み合わせが予め前記センタ局との間で取り決められた符号を表すか否かを判断することを特徴とする移動局端末。
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