JP3632088B2 - 車両検出方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路を走行する車両を撮影して車両の位置を検出する車両検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両検出方法としては、例えば、CCDカメラ等の撮影手段で撮影して得られた画像と車両が通行していない状態での画像とを比較して車両の位置を検出する背景差分方式が知られている。この方式により、撮影手段で得られた画像から車両の位置を検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の車両検出方法では、雨天時に路面で反射して発生する車両の反射像を車両であると検出してしまい車両の位置を正確に検出できないおそれがある。
【0004】
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、車両位置の検出精度の向上が図れる車両検出方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明に係る車両検出方法は、道路を走行する車両を撮影して車両の位置を検出する車両検出方法であって、車両を撮影してない晴天時のときの基本画像データと道路を走行する車両を撮影した画像データとの輝度の値を比較して、輝度値の差分により前記道路の路面反射の有無を判断する路面判断工程と、前記道路の路面反射があると判断たときに、車両を含む撮影画像の一部の領域である切出画像を切り出す工程と、前記切出画像の各画素の輝度値が大きく変化するエッジ部を抽出するエッジ処理工程と、前記エッジ処理した処理画像の各画素について道路の方向の輝度を加算する加算工程と、前記加算の結果に基づいて前記車両の位置を検出する検出工程とを備え、道路の路面反射があると判断したときに、前記加算工程で加算された道路の横幅方向の輝度の各加算値について第1のピーク及び第2のピークを検出した後、前記第1のピークとなる位置と前記第2のピークとなる位置との間において最小値となる位置を検出し、その最小値の位置を前記車両の先頭部分として前記車両の位置を検出するとともに、前記道路の路面反射がないと判断したときに、背景差分処理及び前記エッジ処理により前記車両の位置を検出することを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、道路の路面反射があると判断されたときに、画像をエッジ処理した処理画像の各画素について横方向の輝度を加算する。その横方向の輝度を加算して得られた値は、車両とその反射像とに対応する位置において大きくなる(ピークを持つ)傾向がある。逆に、車両とその反射像との境界に対応する位置において、この値は、ピークでの値に比べ比較的小さくなる傾向がある。これら傾向を利用することで車両と反射像との境界位置が正確に判断される。従って、撮影した画像において雨天時などであっても車両の位置を正確に検出することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において同一要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
【0009】
実施の形態に係る車両検出方法について説明する。
【0010】
図1に本実施の形態に係る車両検出方法の実施に用いられる車両検出装置の構成図を示す。図1に示すように、車両検出装置1は、道路2を走行する車両3を撮影した画像に基づいて車両の位置を検出するものであって、例えば、検出された車両位置を示す情報を他の車両4に報知する衝突防止支援などに用いられる。この車両検出装置1は、CCD(Charge Coupled Device)カメラ10、画像処理装置20を備えている。
【0011】
CCDカメラ10は、車両3を撮影するものであり、例えば道路2の斜め上方に固定され、道路2を走行する車両3を前方又は後方の斜め上方から撮影する。CCDカメラ10は、動画として撮影可能な撮像カメラが用いられるが、静止画として撮影するものであっても良い。
【0012】
車両検出装置1は、さらに、画像処理装置20を備えている。画像処理装置20は、CCDカメラ10と接続され、CCDカメラ10からの撮影映像を入力し、その撮影映像における撮影画像を用いて車両の位置を検出するものである。
【0013】
画像処理装置20は、A/D(analogue−to−digital)変換部21、画像メモリ22、画像処理部23及び車両検出部24とを備えて構成されている。A/D変換部21は、入力された画像信号等をアナログ信号からデジタル信号にA/D変換するものであり、例えば、ビデオA−Dコンバータなどが用いられる。なお、カメラ10がデジタル信号を出力するものである場合には、このA/D変換部21の設置を省略する場合もある。
【0014】
画像メモリ22は、デジタル変換された画像信号を画像データとして記憶するものである。例えば、画像データは、x軸、y軸の座標点ごとに濃淡値を持つ画素の集合であり、その画素の濃淡は例えば8ビットの256階調とされる。
【0015】
画像処理部23は、画像メモリ22に記憶された画像データを画像処理するものである。車両検出部24は、画像処理部23によって処理された情報に基づいて、車両の位置を検出するものである。
【0016】
次に、車両検出装置1の動作とともに車両検出方法について詳説する。
【0017】
先ず、道路2を走行している車両3がCCDカメラ10に撮影される。このとき、図2に示すように、道路2の路面が雨などによって濡れている場合、車両3が路面に反射している。CCDカメラ10に撮影された撮影画像30には、車両3及び路面反射した反射像3aの両方が写っている。そして、この反射像3aを含む撮影画像30は、画像信号として画像処理装置20に入力される。
【0018】
画像処理装置20に入力された画像信号は、A/D変換部21によりアナログ信号からデジタル信号にA/D変換される。デジタル変換された画像信号は、画像メモリ22により画像データ(各画素の輝度値)として記憶される。
【0019】
そして、図3に示すフローチャートに従い、画像処理装置20により以下の処理が行われる。すなわち、図3のS1において、画像メモリ22に記憶されている画像データが画像処理部23により読み込まれる。このとき読み込まれるデータは、例えば、車両3が撮影されてない晴天時のときの基本画像データと今回撮影された画像データとの輝度データである。
【0020】
そして、S2に移行し、画像処理部23により路面判断処理が行われる。路面判断処理は、道路2を走行する車両3を撮影した画像の画素における輝度に基づいて道路2の路面反射があるか否かを判断する処理である。ここでは、例えば、基本画像データ(晴天時のデータ)と今回撮影された画像データとの輝度の値を比較して、輝度値の差分が所定値以上の場合に路面反射ありと判断される。
【0021】
また、S2において、路面反射なしと判断されると、S7に移行して、背景差分処理及びエッジ処理による車両検出が行われる。背景差分処理は、撮影画像30から予め記憶された背景画像を差し引く処理であり、エッジ処理は、差し引きされた画像の各画素の輝度値が大きく変化するエッジ部を抽出する処理である。この抽出により車両が検出される。
【0022】
一方、S2において、路面反射ありと判断されると、S3に移行して、画像処理部23により切出処理が行われる。切出処理は、車両3を含む撮影画像30の一部の領域30aを切出画像40として切り出す処理である。図4に切出処理により切り出された切出画像40を示す。切り出される部分は、例えば、背景差分方式などにより決定される。なお、この切出画像40は、道路2の横幅方向及び長さ方向が画像のx軸、y軸となるように座標変換されている。
【0023】
そして、図3のS4に移行して、画像処理部23によりエッジ処理が行われる。エッジ処理は、図4における切出画像40の各画素の輝度値が大きく変化するエッジ部を検出し抽出する処理である。このエッジ処理により、切出画像40上にて車両3及びその反射像3aの輪郭が明確になる。また、このエッジ処理により、車両3及びその反射像3a内においても輝度が大きく変化するエッジ部が明確になる。このエッジ処理された処理画像を図5に示す。
【0024】
そして、図3のS5に移行して、車両検出部24により加算処理が行われる。ここで、加算処理とは、図6に示すように、画像をエッジ処理した処理画像の各画素について横方向、すなわちx軸方向の輝度を加算する処理である。
【0025】
そして、図3のS6に移行して、車両検出部24により検出処理が行われる。ここで、検出処理とは、加算の結果に基づいて車両3の位置を検出する処理である。ここでは、輝度が加算された各加算値の特徴を解析して車両3の位置が検出される。そして、車両検出処理が終了する。
【0026】
次に、図3の車両位置検出処理について図6及び図7を参照して詳説する。
【0027】
図7に図3の車両位置検出処理のフローチャートを示す。
【0028】
車両の位置検出については、先ず、S61において、加算処理で加算された横方向の輝度の各加算値について第1のピークが検出されるとともに、その第1のピークとなる位置Yが検出される(図6)。この第1のピークは、加算処理で加算された横方向の輝度の各加算値における最大値であるので、この最大値を検出することで得ることができる。
【0029】
そして、図7のS62に移行して、加算処理で加算された横方向の輝度の各加算値について第2のピークが検出されるとともに、その第2のピークとなる位置Yが検出される(図6)。ここでいう第2のピークとなる位置は、第1のピークとなる位置から所定距離隔てたY位置領域における加算値のピークであって、第1のピークの値の次に大きな値をとる位置である。
【0030】
その後に、図7のS63に移行して、第1のピークとなる位置Yと第2のピークとなる位置Yとの間において最小値となる位置Yが検出される(図6)。
【0031】
そして、図7のS64に移行して、その最小値の位置Yを車両3の先頭部分として車両3の位置が検出される。
【0032】
以上のように、本実施形態によれば、道路2の路面反射があると判断されたときに、画像をエッジ処理した処理画像の各画素について横方向の輝度を加算する。その横方向の輝度を加算して得られた値は、車両3とその反射像3aとに対応する位置において大きくなる(第1及び第2のピークを持つ)傾向がある。逆に、車両3とその反射像3aとの境界に対応する位置において、この値は、ピークでの値に比べ比較的小さくなる傾向がある。これら傾向を利用することで車両3と反射像3aとの境界位置が正確に判断される。従って、撮影した画像において雨天時などであっても車両3の位置を正確に検出することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、撮影した画像において雨天時などであっても車両の位置を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る車両検出方法の実施に用いられる車両検出装置の構成図である。
【図2】CCDカメラに撮影された撮影画像を示す図である。
【図3】本実施の形態に係る車両検出方法における画像処理及び車両検出処理を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態に係る車両検出方法において切出処理され得られた切出画像を示す図である。
【図5】本実施の形態に係る車両検出方法においてエッジ処理され得られた切出画像を示す図である。
【図6】本実施の形態に係る車両検出方法において加算処理された各加算値を示す図である。
【図7】図3における車両位置検出処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…車両検出装置、2…道路、3…車両、10…CCDカメラ、20…画像処理装置、23…画像処理部、24…車両検出部。

Claims (1)

  1. 道路を走行する車両を撮影して車両の位置を検出する車両検出方法であって、
    車両を撮影してない晴天時のときの基本画像データと道路を走行する車両を撮影した画像データとの輝度の値を比較して、輝度値の差分により前記道路の路面反射の有無を判断する路面判断工程と、
    前記道路の路面反射があると判断たときに、車両を含む撮影画像の一部の領域である切出画像を切り出す工程と、
    前記切出画像の各画素の輝度値が大きく変化するエッジ部を抽出するエッジ処理工程と、
    前記エッジ処理した処理画像の各画素について道路の方向の輝度を加算する加算工程と、
    前記加算の結果に基づいて前記車両の位置を検出する検出工程とを備え
    道路の路面反射があると判断したときに、前記加算工程で加算された道路の横幅方向の輝度の各加算値について第1のピーク及び第2のピークを検出した後、前記第1のピークとなる位置と前記第2のピークとなる位置との間において最小値となる位置を検出し、その最小値の位置を前記車両の先頭部分として前記車両の位置を検出するとともに、
    前記道路の路面反射がないと判断したときに、背景差分処理及び前記エッジ処理により前記車両の位置を検出することを特徴とする車両検出方法。
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