JP3623385B2 - ホイールショベルのサスペンション - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ付車輪で移動するホイールショベルのサスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ホイールショベル等、タイヤ付き車輪で移動する作業車両は高速走行化の傾向にあり、高速走行時のオペレータの乗り心地性をより向上させる必要がある。そのため、例えば特開昭62−110509号公報や特開平7−132723号公報には車体とアクスルとの間にサスペンション機構を設けた装置が開示されている。
【0003】
特開昭62−110509号公報記載の装置によると、車体の左右両側に2組の油圧シリンダを設け、車体とシリンダチューブの上端、およびアクスル上に設置されたビームとシリンダロッドの下端をそれぞれピン結合するとともに、車体の中央部に上下方向の長穴を設け、ビームの中央上部と車体の中央をその長穴に挿通されたピンで結合する。そして、左右の油圧シリンダのボトム室を絞りを介して連通するとともに、圧力調整弁を介してアキュムレータに接続し、圧力調整弁とアキュムレータの間の管路をアキュムレータ側への流れを許容する逆止め弁を介し油圧ポンプに接続する。これによって、走行時に車輪が大きな衝撃を受けた場合には、油圧シリンダの収縮により車体が上下動するが、圧力調整弁が開通して油圧シリンダはアキュムレータに通じているので負荷が減衰される。左右一方の車輪が衝撃を受けた場合には、一方の油圧シリンダからの圧油は他方の油圧シリンダへと流れ込み車体は揺動する。
【0004】
また、特開平7−132723号公報記載の装置によると、車体の中央と1組の油圧シリンダのシリンダチューブの上端、およびアクスルの中央とシリンダロッドの下端をそれぞれピン結合するとともに、アクスルの中央と車体の左右いずれかをリンクで結合する。そして、油圧シリンダのボトム室を絞りを介してアキュムレータに接続する。これによって、走行時に車輪が大きな衝撃を受けた場合には、油圧シリンダの収縮により車体は上下動するが、油圧シリンダはアキュムレータに通じているので負荷が減衰される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開昭62−110509号公報記載の装置には次のような問題がある。すなわち、車体とアクスルとをピンによって連結する構成となっているため、掘削作業時や走行のブレーキング時等において、車体とアクスルに前後方向の荷重が作用した場合には、ピンによってその荷重を受けることになり、ピンの強度を考慮してピン径の太い大型のピンを用いる必要がある。また、ピンによってアクスルの車体に対する移動を制限する構成となっているため、アクスルの上下動に伴ってピンが上下方向に摺動し、摺動部の摩耗が助長されることになる。その結果、ピンと長穴とのガタは大きくなり、アクスルの車体に対する変位が上下方向のみならず左右方向も加わり、スムーズな衝撃吸収を行うことが難しくなる。さらに、用いられる油圧シリンダが収縮側のみの単動式であるため、伸長時には油圧的に衝撃を吸収できないので、構造部材に衝撃が作用する。
【0006】
また、上記特開平7−132723号公報記載の装置は、中央の油圧シリンダとリンクとによって車体とアクスルを連結しているため、車体の揺動に対しての制限がなく、揺動に対するショックを吸収できない。このように上記公報記載の装置では、アクスルからの衝撃を吸収しながらスムーズにフレームを上下動、揺動させることができず、実用的とはいえない。
【0007】
本発明の目的は、上述した問題点を解決し、実用的なホイールショベルのサスペンションを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態を示す図1〜5を参照して説明する。
(1) 請求項1の発明によるホイールショベルのサスペンションは、車両前後に設けられたアクスル1の少なくとも一方の左右と車体87にそれぞれ連結された左右一対の油圧シリンダ2と、各油圧シリンダ2のボトム室2bとロッド室2cとをそれぞれ連通し、ボトム室2bおよびロッド室2cのいずれか一方から他方へと油を流出させる第1の通路5と、これら第1の通路5を接続する第2の通路5と、第2の通路5に所定の絞り面積A1を有する第1の絞り6aを介して連通された単一のアキュムレータ7と、各第1の通路5と第1の絞り6aの間の第2の通路5にそれぞれ設けられた第1の絞り6aよりも小さい絞り面積A2を有する第2の絞り5aと、各油圧シリンダ2のロッド室2cと第2の絞り5aの間の第1の通路5にそれぞれ設けられた第1の絞り6aよりも小さい絞り面積A3を有する第3の絞り5bとを有し各油圧シリンダ2を車体87の左右側にそれぞれ配置し、車体87とアクスル1とをリンク4で連結して車体87の左右方向の変位量を抑制するとともに、路面の凹凸により一方の油圧シリンダ2に高サイクルの振動が入力されると、この油圧シリンダ2から排出された圧油が第2の絞り5aおよび第1の絞り6aを介してアキュムレータ7に蓄圧され、一方の油圧シリンダ2に低サイクルの振動が入力されると、この油圧シリンダ2から排出された圧油が第2の絞り5aを介して他方の油圧シリンダ2に供給されるように構成することにより上述した目的は達成される。
) 請求項の発明は、第1の通路5にボトム室2bおよびロッド室2cからの油の流出を許容または禁止するパイロットチェック弁17を備えるものである。
) 請求項の発明は、油圧シリンダ2を車体87とアクスル1にそれぞれ左右方向に回動可能に連結し、かつ、車体87とアクスル1を前後方向に延在するピン93,94によりリンク4の左右方向両端部に連結するとともにリンク4の前後方向端面に当接するように連結部87b,1aを形成し、少なくとも車体87およびアクスル1に対するリンク4の車両前後方向の取り付け公差を、車体87およびアクスル1に対する油圧シリンダ2の車両前後方向の取り付け公差より小さくしたものである。
) 請求項の発明は、油圧シリンダ2が、シリンダチューブの側面を車両前後方向から回動可能に挟みこむ一対の取り付け部材3を介して車体87に連結されるものである。
) 請求項の発明は、シリンダチューブは車両前後の側面にそれぞれ突起部2tを有し、各突起部2tは取り付け部材3の開口部3aに回動可能に挿通されるものである。
) 請求項の発明は、取り付け部材3が、ノックピン52を介してそれぞれ車体87に位置決めして装着されるものである。
) 請求項の発明は、一対の油圧シリンダ2の長手方向の各軸線2Lがハの字形状にアクスル1の車幅方向外側に向くように、油圧シリンダ2を車体87およびアクスル1に連結するものである。
) 請求項の発明は、リンク4が複数の板状部材4a〜4fからなり、これらの板状部材4a〜4fはボックス状の閉空間を形成するものである。
【0009】
なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用されるホイールショベルの側面図(一部断面図)である。図1に示すように、ホイールショベルは、下部走行体81と、旋回装置82を介して下部走行体81の上部に旋回可能に連結された上部旋回体83とを有する。上部旋回体83にはブーム84A、アーム84B、バケット84Cからなる作業用フロントアタッチメント84(以下、アタッチメントと呼ぶ)と運転室85とが設けられ、運転室85の入口にはオペレータが搭乗した際に解除位置(A位置)に、降車する際にロック位置(B位置)にそれぞれ操作されるゲートロックレバー86が設けられている。下部走行体81には、シャシフレーム87(以下、フレームと呼ぶ)と、走行用の油圧モータ88、トランスミッション89、プロペラシャフト90およびタイヤ91が設けられ、プロペラシャフト90からの駆動力はアクスル1,1’を介してタイヤ91に伝達される。なお、フレーム87は最前部にバケット置き台87aを有している。本実施の形態では、後側のアクスル1’はフレーム87に直接固定され、前側のアクスル1は以下のようなサスペンション機構を介してフレーム87に連結される。
【0011】
図2は、本発明が適用されるホイールショベルの正面図(図1の矢視A図)であり、図3は図2の矢視A図(側面から見た図)、図4は図2の矢視B図(底面から見た図)である。なお、図2〜4は車体停止時の状態(初期状態)を示しており、これらの図においてフレーム87およびアクスル1は2点鎖線で示す。図2、3に示すように、フレーム87の左右側面には、前後に離間して配置された一対のブラケット3がボルト51によりそれぞれ締結されている。各ブラケット3の上部には円形の開口部3aが設けられている。この開口部3aには油圧シリンダ2のシリンダチューブの上部側面に前後に設けられた突起部2tが挿通され、これによって、シリンダチューブは回動自在に支持される。各ブラケット3はノックピン52によってフレーム87に対する取り付け位置が決定され、これによって、ブラケット3の開口部3aにおける油圧シリンダ2の突起部2tの片当たりを防止することができる。なお、このように一対のブラケット3で油圧シリンダ2を挟持する方式をトラニオン式と呼ぶ。ピストンロッド2aの先端はピン92を介してアクスル1に回動可能に連結されている。この場合、初期状態において左右一対の油圧シリンダ2の軸線2Lがハの字形状、すなわち、ピストンロッド2aの先端が車幅方向外側を向くように油圧シリンダ2は取り付けられる。
【0012】
図2、4に示すように、フレーム87の左右端部の一方(図では左側)とアクスル1の中央部(センターライン1L上)はリンク4で連結されている。リンク4は、前後に離間して配置された主板4aと、その主板4aのアクスル側の外側面にそれぞれ溶接された補強板4bと、主板4aの内側面に両端が溶接された3枚の側板4c〜4eと、主板4aの車体フレーム87側の端面に溶接されたパイプ4fからなり、側板4c〜4eとパイプ4fにより、ボックス状の閉空間を形成している。フレーム87には前板87bと後板87bとがパイプ4fの軸長だけ離間されてそれぞれ設けられ、その間にパイプ4fを挿入してピン93を挿通することにより、前後板87bとパイプ4fはピン93を介して回動可能に連結されている。一方、アクスル1上にはリンク4の取り付け部材1aが設けられ、それを挟むように主板4aが配置されている。取り付け部材1aと主板4aはピン94を介して回動可能に連結されている。
【0013】
このようにフレーム87とリンク4およびアクスル1とリンク4をそれぞれピン結合することで、図2に示すように、ピン93を支点にしてリンク4は矢印の如く回動し、ピストンロッド2aの伸縮の範囲内でフレーム87に対してアクスル1は主に上下動する。また、場合によってはピストンロッド2aの伸縮の範囲内でピン94を支点にしてアクスル1は揺動する。この場合、パイプ4fの軸長とフレーム87の一対の前板87b,後板87bの間隔との間のはめあい公差(図4の嵌合部L1における隙間)、および一対の主板4aの間隔とアクスル1の取り付け部材1aの軸長との間のはめあい公差(図4の嵌合部L2における隙間)が油圧シリンダ2の取り付け部のガタより小さくなるよう、リンク4の取り付け公差を出来るだけ厳しく設定する。これによって、フレーム87からの車体の前後方向の荷重は油圧シリンダ2ではなくリンク4を介してアクスル1に伝達される。
【0014】
図5は、本実施の形態に係わるサスペンションの構成を示す油圧回路図である。本実施の形態に係わるサスペンションは、走行時のサスペンション機能に加えて車高調整機能とサスペンションロック機能とを有している。図5に示すように、アキュムレータ7は方向切換弁8とセンタージョイント11、および油圧パイロット切換弁12を介してメイン油圧源13に接続されている。方向切換弁はフレームの下方に設けられた切換レバーの手動操作によってその位置が切り換えられる。油圧パイロット切換弁12のパイロットポート12aは電磁切換弁14とロックバルブ15を介してパイロット油圧源16に接続されている。ロックバルブ15は運転室85に設けられたゲートロックレバー86の操作によってその位置が切り換えられ、ゲートロックレバー86が解除位置に操作されると位置(イ)に、ロック位置に操作されると位置(ロ)に切り換えられる。電磁切換弁14は、後述する電気信号Iによってそのソレノイド14aが励磁されると位置(ロ)に、ソレノイド14aが消磁されると位置(イ)にそれぞれ切り換えられる。
【0015】
ロックバルブ15と電磁切換弁14がともに位置(ロ)に切り換えられると、油圧パイロット切換弁12のパイロットポート12aにはパイロット油圧源16からのパイロット圧が供給され、油圧パイロット切換弁12は位置(ロ)に切り換えられる。これによって、メイン油圧源13からの圧油が方向切換弁8に供給され、車高を高くする調整が可能となる。また、ロックバルブ15と電磁切換弁14の少なくとも一方が位置(イ)に切り換えられると、油圧パイロット切換弁12のパイロットポート12aはタンクに連通され、油圧パイロット切換弁12は位置(イ)に切り換えられる。これによって、方向切換弁8はタンクと連通され、車高を高くする調整が禁止されて車高を低くする調整が可能となる。
【0016】
アキュムレータ7に接続される管路6には面積A1の絞り6aが、一対のシリンダブロック3をそれぞれ連通する管路5には面積A2の絞り5aがそれぞれ設けられ、これらの絞り5a,6aには少なくともA1>A2の関係が成立している。したがって、シリンダ2が収縮して管路5内に高圧油が供給されると、その圧油は絞り5a,6aを介してアキュムレータ7に蓄圧され、蓄圧された圧油は車体を中立位置に復帰させるように各々のシリンダ2に供給される。この場合、アキュムレータ7は主に振動を吸収するばねとして機能し、抵抗体としての絞り5a,6aは主に振動を減衰するダンパとして機能する。これらのばねやダンパの特性は、アキュムレータ7に封入されたガス圧や絞り5a,6aの面積によって決定される。
【0017】
管路5はシリンダブロック3内で二手に分岐され、一方はパイロットチェック弁17を介してシリンダ2のボトム室2bに接続され、他方は面積A3(<A1)の絞り5bとパイロットチェック弁17を介してシリンダ2のロッド室2cに接続されている。パイロットチェック弁17のパイロットポートは電磁切換弁18を介してパイロット油圧源16に接続されており、電磁切換弁18の切換によってパイロットチェック弁17の駆動が制御される。電磁切換弁18は、後述する電気信号Iによってそのソレノイド18aが励磁されると位置(ロ)に、ソレノイド18aが消磁されると位置(イ)にそれぞれ切り換えられる。
【0018】
電磁切換弁18が位置(ロ)に切り換えられると、パイロット油圧源16からの圧油がパイロットチェック弁17のパイロットポートへ供給される。これによって、パイロットチェック弁17は単なる開放弁として機能し、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動が可能となる(アンロック状態)。なお、このときボトム室2bとロッド室2cの圧油の流れは絞り5bによって規制され、すなわち、絞り5bは主に振動を減衰するダンパとして機能する。電磁切換弁18が位置(イ)に切り換えられると、パイロット油圧源16からの圧油の供給は停止され、これによって、パイロットチェック弁17は通常のチェック弁として機能し、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動が禁止される(ロック状態)。
【0019】
図6は、第1の実施の形態に係わる車高調整装置の電気回路図である。図6に示すように、電気回路は走行、駐車、作業の各モードに対応してT接点21T、P接点21P、W接点21Wに切り換えられるブレーキスイッチ21と、運転室85からの操作によって車高調整を指令する車高調整スイッチ22と、電源23と、リレー24,25,26とによってリレー回路を構成し、このリレー回路によって電磁切換弁14,18のソレノイド14a,18a、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27および作業ブレーキ作動用のソレノイド28への電気信号Iの供給がそれぞれ制御される。
【0020】
図6を詳述すると、ブレーキスイッチ21の共通接点21sは電源23に、T接点21Tはリレー24のa接点24aとリレー25のコイル25cと駐車ブレーキ解除用のソレノイド27に、W接点21Wはリレー26のコイル26cと作業ブレーキ作動用のソレノイド28にそれぞれ接続され、P接点21Pは開放されている。ブレーキスイッチ21がW接点21W側へ切り換えられると、作業ブレーキ作動用のソレノイド28が励磁されて作業ブレーキが作動するとともに、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27が消磁されて駐車ブレーキが作動する。ブレーキスイッチ21がP接点21P側へ切り換えられると、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27が消磁されて駐車ブレーキが作動する。なお、作業ブレーキ、駐車ブレーキは周知のものであり、その図示は省略する。
【0021】
電磁切換弁18のソレノイド18aはリレー24の共通接点24sに、リレー24のb接点24bはリレー26のa接点26aに、リレー26の共通接点26sは電源23にそれぞれ接続され、リレー26のb接点26bは開放されている。また、電磁切換弁14のソレノイド14aは車高調整スイッチ22に、車高調整スイッチ22はリレー25のa接点25aに、リレー25の共通接点25sは電源23にそれぞれ接続され、リレー25のb接点25bは開放されている。したがって、ブレーキスイッチ21がP接点21P側あるいはW接点21W側へ切り換えられるとリレー25がa接点25a側へ切り換えられ、この状態で車高調整スイッチ22がオンされると、電磁切換弁14のソレノイド14aは電源23と接続されて励磁される。また、ブレーキスイッチ21がP接点21P側に切り換えられ、車高調整スイッチ22がオンされると、リレー24およびリレー26がそれぞれb接点24b側およびa接点26a側に切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド18aは電源23と接続されて励磁される。すなわち、駐車モードで車高調整スイッチ22をオン操作することにより、パイロットチェック弁17が開放状態となり、他の車高調整条件が成立していれば方向切換弁8の操作により車高調整が可能となる。さらに、ブレーキスイッチ21がT接点21T側に切り換えられると、リレー24はa接点24a側へ切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド18aは電源23と接続されて励磁される。これにより、走行時にパイロットチェック弁17は開放されて、油圧シリンダ2をサスペンションとして利用することができる。
【0022】
続いて、本実施の形態に係わるサスペンションの動作をより具体的に説明する。
(1)走行モード
走行モードにおいては、図6に示すようにブレーキスイッチ21がT接点21T側へ切り換えられる。これによって、作業ブレーキ作動用のソレノイド28が消磁されて作業ブレーキが解除されるとともに、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27が励磁されて駐車ブレーキが解除される。また、リレー25のコイル25cが通電されてリレー25はb接点25b側へ切り換えられ、これによって、電磁切換弁14のソレノイド14aへの回路が切断されてソレノイド14aは消磁され、電磁切換弁14は位置(イ)となる。さらに、リレー26のコイル26cへの回路が切断されてリレー26はa接点26a側へ切り換えられるとともに、リレー24のコイル24cへの回路が切断されてリレー24はa接点24a側へ切り換えられ、ソレノイド18aは励磁されて電磁切換弁18は位置(ロ)となる。なお、走行モードにおけるソレノイド14aの消磁、およびソレノイド18aの励磁は、車高調整スイッチ22の操作とは無関係である。
【0023】
図5の油圧回路において、前述したようにソレノイド14aが消磁されると電磁切換弁14は位置(イ)に切り換えられ、油圧パイロット切換弁12のパイロットポート12aはタンクに連通される。これによって、油圧パイロット切換弁12は位置(イ)に切り換えられ、方向切換弁8のPポートはタンクに連通される。また、前述したようにソレノイド18aが励磁されると電磁切換弁18は位置(ロ)に切り換えられ、パイロット油圧源16からの圧油がパイロットチェック弁17のパイロットポートに供給される。これによって、パイロットチェック弁17は単なる開放弁として機能し、各シリンダ2のボトム室2bとロッド室2c、およびアキュムレータ7間での圧油の移動が可能となってサスペンション機能が発揮される。なお、走行モードにおいては、方向切換弁8は中立位置に切り換えられており、切換レバー8aはフレーム87の下部に設けられているので走行中に切換レバー8aが操作されることはなく、方向切換弁8からの圧油の流出は阻止される。つまり、誤操作により走行時に車高が下がることがない。
【0024】
このような走行モードにおいて、例えば作業車両の高速走行時、路面の凹凸により高サイクルの振動がタイヤ91,アクスル1を介してピストンロッド2aに入力されると、高圧側のシリンダ2(収縮している方のシリンダ)からの圧油(動的な圧油)の一部は絞り5a,6aを介してアキュムレータ7へと移動し、アキュムレータ7に蓄圧された後、車体を中立位置に復帰させるように各々のシリンダ2へ供給される。このとき、アキュムレータ7はピストンロッド2aの振動を吸収するバネとして機能し、アキュムレータ7のガス圧が高いほど堅いサスペンションとなる。また、絞り5a,5b,6aは振動の伝達を規制するダンパとして機能し、絞りが小さいほどシリンダ2がストロークしにくくなって減衰性が増加する。このような圧油の移動を伴うシリンダ2の伸縮により、フレーム87に対してアクスル1が上下動または揺動し、走行中にタイヤ91が路面から外力を受けた場合であっても、その外力がフレーム87へと直接伝達されるのを防止する。
【0025】
また、作業車両の低速走行時、路面の凹凸により低サイクルの振動がピストンロッド2aに入力されると、高圧側のシリンダ2から低圧側のシリンダ2へと圧油(静的な圧油)が供給され、各シリンダ2の圧力は等しくなる。これによって、路面に凹凸があってもタイヤ91の接地圧を等しく保持することができ、作業車両の安定性を高めることができる。一方、作業車両の停止時においては、各シリンダ2の圧力は等しくなって圧油の流れは停止し、アタッチメント84からの重力Wとシリンダ2内のピストン2pに作用する力Fとが均衡(W=F)した位置でシリンダ2は静止する。なお、この場合、ピストン2pに作用する力Fは、ボトム室2側のピストン2pの受圧面積をS1、ロッド室2c側のピストン2pの受圧面積をS2、シリンダ2内の圧力をPとすると、F=P×(S1−S2)となる。
【0026】
ここで、アクスル1に対するフレーム87の変位の一例を説明する。初期状態では、図2に示すように、フレーム87の中心線87Lとアクスル1の中心線1Lが一致するように油圧シリンダ2の収縮量がセットされる。左右の車輪が同時に衝撃を受け油圧シリンダ2が収縮すると、図7(a)に示すように、ピン93を支点にしてリンク4は回動し、フレーム87の中心線87Lはアクスル1の中心線1Lより左側にずれる。逆に油圧シリンダ2が伸長すると、図7(b)に示すように、フレーム87の中心線87Lはアクスル1の中心線1Lより右側にずれる。このようにフレーム87の中心線87Lとアクスル1の中心線1Lがずれた場合、フレーム87の側面と油圧シリンダ2とが接近するが、図2に示すように、初期状態で油圧シリンダ2はその軸線2Lがハの字形状となるように取り付けられているので、フレーム87の側面と油圧シリンダ2との干渉は防止される。
【0027】
(2)駐車モード
駐車モードにおいては、図6に示すようにブレーキスイッチ21がP接点21P側へ切り換えられる。これによって、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27と作業ブレーキ作動用のソレノイド28はともに消磁され、駐車ブレーキは作動されて作業ブレーキは解除される。ここで、車高調整スイッチ22がオフ(開)されると、電磁切換弁14のソレノイド14aが消磁されるとともに、リレー24のコイル24cへの回路が切断されてリレー24がa接点24a側へ切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド18aが消磁される。
【0028】
図5に示すように、ソレノイド14a,18aが消磁されると電磁切換弁14,18はともに位置(イ)に切り換えられる。これによって、油圧パイロット切換弁12は位置(イ)に切り換えられ、方向制御弁8のPポートはタンクと連通されるとともに、パイロットチェック弁17のパイロットポートへの圧油の供給は停止され、パイロットチェック弁17はチェック弁となって各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動は禁止される。
【0029】
この実施の形態では、使用するアタッチメント84の種類によって車高を所望の高さ位置に調整することができるが、この調整は駐車モードで行う。図6に示すように、駐車モードにおいてはブレーキスイッチ21がP接点21P側へ切り換えられるので、リレー25,26のコイル25c,26cは通電されずリレー25,26はそれぞれa接点25a,26a側へ切り換えられる。ここで、車高調整を行おうとして車高調整スイッチ22がオン(閉)されると電磁切換弁14のソレノイド14aが励磁されるとともに、リレー24のコイル24cが通電されてリレー24がb接点24b側へ切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド18aが励磁される。
【0030】
図5に示すように、ソレノイド14a,18aが励磁されると電磁切換弁14,18はともに位置(ロ)に切り換えられる。また、車高調整を行う場合にはゲートロックレバー86をロック操作し、ロックバルブ15を位置(ロ)に切り換える。これによって、パイロット油圧源16からの圧油は油圧パイロット切換弁12のパイロットポート12aへ供給され、油圧パイロット切換弁12は位置(ロ)に切り換えられるとともに、パイロット油圧源16からの圧油はパイロットチェック弁17のパイロットポートへ供給され、パイロットチェック弁17は開放弁とされる。
【0031】
ここで、例えばシリンダ2を伸張させる場合には、切換レバー8aを操作して方向切換弁8を位置(イ)に切り換える。すると、メイン油圧源13からの圧油が方向切換弁8を介して各シリンダ2の油室2b,2cにそれぞれ供給され、これによって、ピストン2pに作用する力F(伸張方向の力)は大きくなってシリンダ2は伸張し、車高が高くなる。また、シリンダ2を収縮させる場合には、切換レバー8aを操作して方向切換弁8を位置(ハ)に切り換える。すると、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油がタンク方向切換弁8を介してタンクに排出され、これによってピストン2pに作用する力Fが小さくなってシリンダ2が収縮し、車高が低くなる。このようにして車高を調整し、車高が所定値に到達すると切換レバー8aを操作して方向切換弁8を位置(ロ)に切り換える。
【0032】
(3)作業モード
作業モードにおいては、ブレーキスイッチ21がW接点21W側に切り換えられる。これによって、作業ブレーキ作動用のソレノイド28が励磁され、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27が消磁されて、作業ブレーキと駐車ブレーキがともに作動される。また、リレー25のコイル25cが通電されずリレー25はa接点25a側へ切り換えられるとともに、リレー26のコイルが通電されてリレー26はb接点26b側へ切り換えられる。したがって、車高調整スイッチ22が誤ってオン操作され、リレー24のコイル24cが通電されても電磁切換弁18のソレノイド18aは励磁されず、電磁切換弁18は位置(イ)に切り換えられてパイロットチェック弁17はチェック弁として機能する。車高調整スイッチ22が誤ってオン操作されると電磁切換弁14のソレノイド14aは励磁され、電磁切換弁14は位置(ロ)に切り換えられるが、作業モードにおいてはゲートロックレバー86がロック操作されるので、ロックバルブ15は位置(イ)に切り換えられ、したがって、油圧パイロット12のパイロットポート12aには圧油が供給されず、方向切換弁8のPポートはタンクに連通される。このようにパイロットチェック弁17がチェック弁として機能し、かつ方向切換弁8aのPポートがタンクと連通されることで、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動が禁止される。その結果、切換レバー8aを操作しても車高は変化しない。
【0033】
作業モードではパイロット油圧源16からの圧油はロックバルブ15を介してパイロットバルブへと供給されるので、例えばアタッチメント84を駆動しようとして不図示の操作レバーが操作されると、操作レバーの操作量に比例したパイロット圧油がパイロット式コントロール弁に導かれてコントロール弁が操作され、これによって掘削などの作業が可能となる。このとき、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動は禁止されているので、シリンダ2はストロークされず掘削による反力(掘削反力)はアキュムレータ7に吸収されることなく、サスペンションロック状態で安定して作業を行うことができる。また、リンク4の前後方向の取り付け公差(前後方向の隙間)を油圧シリンダ2の前後方向の取り付け公差(前後方向のガタ)より小さく設定したので、アタッチメント84からの前後方向の荷重はリンク4に伝達され、油圧シリンダ2には前後方向の荷重は作用しない。その結果、油圧シリンダ2は保護される。この場合、リンク4をボックス形状とし、さらに主板4aの外側に補強板4bを備えたので、リンク4の曲げ剛性やねじり剛性は高くなり、掘削荷重にも十分耐えうることができる。
【0034】
このように本実施の形態によると、左右一対の油圧シリンダ2と一つのリンク4によってフレーム87とアクスル1を連結したので、走行時のアクスル1からの衝撃を吸収し、フレーム87に対しアクスル1はスムーズに上下動および揺動することができる。また、油圧シリンダ2のロッド室2cとボトム室2bを絞り5a,5b,6aを介してアキュムレータ7に連通したので、油圧シリンダ2の伸縮時のショックを有効に吸収することができる。
【0035】
さらに、油圧シリンダ2をトラニオン式によって支持したので、シリンダチューブの全長(図3のTL)を短くすることができ、その結果、シリンダチューブと旋回体83との間に荷物置き場としての余剰スペースを確保することができる。また、シリンダチューブに突起部2tを設け、その突起部2tを介して油圧シリンダ2とブラケット3を連結したので、例えば図8に示すようにシリンダチューブの突起部2tにピン53を挿入し、そのピン53を介して油圧シリンダ2とブラケット3を連結するタイプに比べ、前後方向の幅WLを短くすることができる(WL<WL’)。さらに、ノックピン52によってブラケット3の位置決めをしたので、ブラケット3の開口部3aにおけるシリンダ2の突起部2tの片当たりを防止することができる。さらにまた、油圧シリンダ2の軸線2Lをハの字形状としたので、シリンダ2の伸縮時におけるシリンダ2とフレーム87との干渉を防止することができる。
【0036】
以上の実施の形態と請求項との対応において、ブラケット3が取り付け部材を構成する。
【0037】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明は次のような効果を奏する。
(1)請求項の発明によれば、油圧シリンダを車体の左右側にそれぞれ配置して車体とアクスルを連結するとともに、リンクで車体とアクスルを連結したので、走行時のアクスルからの衝撃を吸収し、車体に対しアクスルはスムーズに上下動および揺動することができる。
(2)請求項の発明によれば、少なくともリンクの車両前後方向の取り付け公差を油圧シリンダの車両前後方向の取り付け公差より小さくしたので、車両前後方向の荷重、例えば掘削荷重などはリンクに作用することとなり、油圧シリンダは保護される。
(3)請求項の発明によれば、油圧シリンダのシリンダチューブの側面を取り付け部材を介して回動可能に挟持したので、シリンダチューブの全長を短くすることができ、シリンダチューブと旋回体との間に荷物置き場としての余剰スペースを確保することができる。
(4)請求項の発明によれば、シリンダチューブの側面に突起部を設け、その突起部を取り付け部材の開口部に回動可能に挿通したので、車両前後方向における取り付け部材間の幅を短くすることができる。
(5)請求項の発明によれば、取り付け部材をノックピンを介して車体に位置決めして装着したので、一対の取り付け部材は精度よく配置されることとなり、油圧シリンダとの接続部における片当たりを防止することができる。
(6)請求項の発明によれば、油圧シリンダの長手方向の軸線がアクスルの車幅方向外側を向くように油圧シリンダを設置したので、油圧シリンダの伸縮時における油圧シリンダと車体との干渉を防止することができる。
(7)請求項の発明によれば、リンクをボックス形状としたので、リンクの曲げ剛性やねじり剛性が高くなり、掘削荷重にも十分耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるサスペンションを搭載したホイールショベルの側面図。
【図2】本発明の実施の形態に係わるサスペンションを搭載したホイールショベルの正面図(図1の矢視A図)。
【図3】本発明の実施の形態に係わるサスペンションの側面図(図2の矢視A図)。
【図4】本発明の実施の形態に係わるサスペンションを底面から見た図(図2の矢視B図)。
【図5】本発明の実施の形態に係わるサスペンションの構成を示す油圧回路図。
【図6】本発明の実施の形態に係わるサスペンションの電気回路図。
【図7】本発明の実施の形態に係わるサスペンションの動作の一例を示す図。
【図8】本発明の実施の形態に係わるサスペンションの他の例を示す側面図。
【符号の説明】
1 アクスル 2 油圧シリンダ
2b ボトム室 2c ロッド室
2L 軸線 2t 突起部
3 ブラケット 3a 開口部
4 リンク 4a 主板
4b 補強板 4c〜4e 側板
4f パイプ 5a,5b,6a 絞り
7 アキュムレータ 87 シャシフレーム

Claims (8)

  1. 車両前後に設けられたアクスルの少なくとも一方の左右と車体にそれぞれ連結された左右一対の油圧シリンダと、
    前記各油圧シリンダのボトム室とロッド室とをそれぞれ連通し、前記ボトム室およびロッド室のいずれか一方から他方へと油を流出させる第1の通路と、
    これら第1の通路を接続する第2の通路と、
    前記第2の通路に所定の絞り面積を有する第1の絞りを介して連通された単一のアキュムレータと
    前記各第1の通路と前記第1の絞りの間の前記第2の通路にそれぞれ設けられた前記第1の絞りよりも小さい絞り面積を有する第2の絞りと、
    前記各油圧シリンダのロッド室と前記第2の絞りの間の前記第1の通路にそれぞれ設けられた前記第1の絞りよりも小さい絞り面積を有する第3の絞りとを有し
    記各油圧シリンダを前記車体の左右側にそれぞれ配置し、前記車体と前記アクスルとをリンクで連結して前記車体の左右方向の変位量を抑制するとともに、
    路面の凹凸により一方の前記油圧シリンダに高サイクルの振動が入力されると、この油圧シリンダから排出された圧油が前記第2の絞りおよび前記第1の絞りを介して前記アキュムレータに蓄圧され、一方の前記油圧シリンダに低サイクルの振動が入力されると、この油圧シリンダから排出された圧油が第2の絞りを介して他方の油圧シリンダに供給されるように構成することを特徴とするホイールショベルのサスペンション。
  2. 前記第1の通路に前記ボトム室およびロッド室からの油の流出を許容または禁止するパイロットチェック弁を備えることを特徴とする請求項に記載のホイールショベルのサスペンション。
  3. 前記油圧シリンダは前記車体とアクスルにそれぞれ左右方向に回動可能に連結され、かつ、前記車体とアクスルは前後方向に延在するピンにより前記リンクの左右方向両端部に連結されるとともに前記リンクの前後方向端面に当接するように連結部が形成され、少なくとも前記車体および前記アクスルに対する前記リンクの車両前後方向の取り付け公差を、前記車体および前記アクスルに対する前記油圧シリンダの車両前後方向の取り付け公差より小さくしたことを特徴とする請求項1または2に記載のホイールショベルのサスペンション。
  4. 前記油圧シリンダは、シリンダチューブの側面を車両前後方向から回動可能に挟みこむ一対の取り付け部材を介して前記車体に連結されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のホイールショベルのサスペンション。
  5. 前記シリンダチューブは車両前後の側面にそれぞれ突起部を有し、各突起部は前記取り付け部材の開口部に回動可能に挿通されることを特徴とする請求項に記載のホイールショベルのサスペンション。
  6. 前記取り付け部材は、ノックピンを介してそれぞれ前記車体に位置決めして装着されることを特徴とする請求項4または5に記載のホイールショベルのサスペンション。
  7. 前記一対の油圧シリンダの長手方向の各軸線がハの字形状に前記アクスルの車幅方向外側に向くように、前記油圧シリンダを前記車体および前記アクスルに連結することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のホイールショベルのサスペンション。
  8. 前記リンクは複数の板状部材からなり、これらの板状部材はボックス状の閉空間を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のホイールショベルのサスペンション。
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