JP3619107B2 - 給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリまたはプリンタ等の画像形成装置に装備される給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平6−107347号公報に示されるように、最上層の用紙を吸引搬送手段で吸引して画像形成装置に搬送するように構成された給紙装置において、用紙収容部内に収容された用紙の上部前面に向けて空気を略水平に吹き付けることにより上層の用紙を浮揚させる浮揚ノズルと、最上層の用紙とその下方の用紙との間に向けて空気を斜め上方に吹き付けることにより両用紙を分離させる分離ノズルとが形成された送風ダクトを、上記吸引搬送手段の前部下方に設置することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記送風ダクトを備えた給紙装置では、送風ダクトに形成された浮揚ノズルから用紙の上部前面に向けて吹き付けられる空気の風圧が高いと、用紙収容部内に収容された最上層の用紙と、その下方の用紙とが同時に浮揚し易く、上記分離ノズルから斜め上方に分離用の空気を吹き付けた場合においても、最上層の用紙と下方の用紙とを効果的に分離することが困難である。特に、最上層の用紙と下方の用紙とが静電吸着している場合等には、上記空気の風圧に応じて複数枚の用紙が一体の状態で浮揚し、吸引搬送手段により同時に吸引されて重送され易いという問題がある。
【0004】
逆に、上記浮揚ノズルから用紙の上部前面に向けて吹き付けられる空気の風圧が低いと、最上層の用紙を適正に浮揚させることができず、この用紙を吸引搬送手段により吸引して搬送する際に搬送不良が発生し易いという問題がある。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、用紙収容部に収容された最上層の用紙と下方の用紙とを適正に分離させて用紙の重送を防止することができるとともに、最上層の用紙を適正に搬送することができる給紙装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、用紙の載置板を有する用紙収容部と、この用紙収容部内に収容された用紙の上部前面に空気を吹き付けて上層の用紙を浮揚させるとともに、最上層の用紙と下方の用紙とを分離させる浮揚分離手段と、上記最上層の用紙を吸引して搬送する吸引搬送手段とを備えた給紙装置において、上記浮揚分離手段に、用紙収容部内に収容された用紙の給紙方向に直交する幅方向中央部を除く側端部分に空気を吹き付けて上層の用紙の幅方向側端部を浮揚させる縦長の浮揚ノズルを設けるとともに、用紙収容部内に収容された用紙の少なくとも幅方向中央部に空気を吹き付けて最上層の用紙を含めた用紙の幅方向中央部が浮揚するのを抑制する横長の分離ノズルを設け、かつ上記浮揚ノズルから吹き付けられた空気によって上方に浮揚した用紙の幅方向側端部を吸引して搬送する搬送ベルトを上記吸引搬送手段に設けたものである。
【0007】
上記構成によれば、浮揚分離手段の分離ノズルから、用紙収容部内に収容された用紙の中央部を除く側端部分に空気が吹き付けられることにより、上層の用紙における給紙方向に直交する幅方向側端部が浮揚して湾曲した状態となるため、最上層の用紙と下方の用紙とが効果的に分離され、複数枚の用紙が吸引搬送手段に同時に吸着されることに起因した用紙の重送が防止されることになる。また、上記浮揚分離手段の分離ノズルから吹き付けられた分離用空気の風圧に応じて上記用紙の中央部の浮揚が抑制されるため、最上層の用紙を含めた上層の用紙の幅補方向側端部と中央部との上昇量に顕著な差が生じる結果、用紙が大きく湾曲した状態となって、最上層の用紙と下方の用紙とが、より確実に分離されることになる。
【0008】
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の給紙装置において、浮揚分離手段に、用紙収容部内に収容された用紙の左右両側端部分に空気を吹き付けて上層の用紙の左右両側端部を浮揚させる浮揚ノズルを設けるとともに、浮揚分離手段の浮揚ノズルから用紙の一側端部に吹き付けられる空気の風圧が、用紙の他側端部に吹き付けられる空気の風圧よりも高くなるように構成したものである。
【0009】
上記構成によれば、浮揚分離手段の浮揚ノズルから、用紙収容部内に収容された用紙の上部前面の側端部に吹き付けられた空気の風圧に応じ、最上層の用紙の幅方向一側端部を大きく浮揚させることにより、この用紙をその一側端部から剥離するようにして下方の用紙と分離させることが可能となる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の給紙装置において、上記吸引搬送手段には、給紙方向に直交する用紙の幅方向に沿って連通し、かつ複数個の吸引口が用紙の幅方向に沿って配設された吸引ダクトが設けられるとともに、この吸引ダクトの給紙方向に直交する幅方向一側端部側に当該吸引ダクト内の空気を吸引するバキュームポンプを配設することにより吸引搬送手段による用紙の一側端部の吸引力が、用紙の他側端部に比べて大きくなるように構成したものである。
【0011】
上記構成によれば、浮揚分離手段の浮揚ノズルから、用紙収容部内に収容された用紙の上部前面の幅方向側端部に吹き付けられた空気の風圧に応じて浮揚した最上層の用紙の幅方向一側端部が、上記吸引搬送手段によって強力に吸引されることにより、上記最上層の用紙が、その一側端部から順次、上記吸引搬送手段の下面に吸着されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る給紙装置を備えた複写機からなる画像形成装置1の全体構成を示している。この画像形成装置1には、レジストローラ2及びフィードローラ3等を有する用紙搬送部4と、感光体ドラム5、現像器6、転写ベルト7及びクリーニング装置8等を有する画像形成部9と、定着ローラ等を有する定着部10とが設けられている。
【0013】
また、上記画像形成装置1は、その機体の側面に取り付けられる外付タイプの給紙装置11と、上記画像形成部9等の下方に配設される内蔵タイプの給紙装置12とを有し、上記外付けタイプの給紙装置11または内蔵タイプの給紙装置12から給紙された用紙Pが上記用紙搬送部4を介して画像形成部9に供給されるように構成されている。
【0014】
上記外付けタイプの給紙装置11は、図2に示すように、図外の昇降駆動手段によって昇降駆動される載置板13を有する用紙収容部14と、この用紙収容部14内に収容された用紙Pの上部前面に空気を吹き付けることにより、上層の用紙P1,P2等を浮揚させるとともに、最上層の用紙P1と下方の用紙P2と分離させる浮揚分離手段15と、最上層の用紙P1を吸引して用紙搬送部4に搬送する吸引搬送手段16とを備えている。
【0015】
また、上記給紙装置11には、用紙収容部14内に収容された最上層の用紙P1の後部中央を下方に押圧する第1押え部材17と、上記最上層の用紙P1の後部左右を、上記第1押え部材17よりも軽い力で下方に押圧する左右一対の第2押え部材18と、上記用紙収容部14内に収容された用紙P1の上端位置を検出するフォトセンサからなる上限検出スイッチ19と、これらを支持する支持フレーム50とが設けられている。
【0016】
上記給紙装置11の浮揚分離手段15は、用紙収容部14内に収容された用紙Pの上部前端に対向する位置において、用紙Pの搬送方向(給紙方向)と直交する方向に伸びる送風ダクト20を有し、この送風ダクト20の基端部には、図3に示すように、接続ダクト21を介してブロワ22が接続されている。
【0017】
上記送風ダクト20は、上壁23及び底壁24と、前後一対の側壁25,26と、先端部を閉止する閉止板27とを有し、上記両側壁25,26のうち給紙方向の後方側、つまり上記用紙Pの前端面に対向する位置に配設される側壁26には、一対の浮揚ノズル28,29が送風ダクト20の基端部近傍及び先端部近傍に形成されている。この浮揚ノズル28,29は、上記側壁25の上下方向に伸びる所定長さの開口部、つまり縦長の開口部からなり、この開口部から、上記用紙収容部14内に収容された用紙Pの上部前面に向けて略水平に空気を吹き付けることにより、上層の用紙P1,P2を浮揚させるように構成されている。
【0018】
また、送風ダクト20の上記側壁25と上壁23との接続部(コーナー部)には、分離ノズル30が送風ダクト20の基端部近傍、中央部及び先端部近傍にそれぞれ形成されている。上記分離ノズル30は、送風ダクト20の長手方向に伸びる所定長さの開口部、つまり横長の開口部からなり、図2に示すように、上記吸引搬送手段16の下面に向けて斜め上方に空気を吹き付け、その反射風によって上記吸引搬送手段16に吸着された最上層の用紙P1と、その下方に位置する用紙P2とを分離させるように構成されている。
【0019】
上記吸引搬送手段16は、図2及び図4に示すように、給紙方向に所定間隔を置いて互いに平行に配設された4個の駆動ローラ31及び従動ローラ32と、この駆動ローラ31と従動ローラ32との間に配設された吸引ダクト33と、上記駆動ローラ31及び従動ローラ32に巻掛けられた搬送ベルト34とを具備している。そして、上記駆動ローラ31と一体に回転する駆動軸31aが、電動モータ等からなる図外の駆動手段によって回転駆動されることにより、上記搬送ベルト34が用紙P1を搬送する方向に駆動されるようになっている。
【0020】
上記吸引ダクト33は、上下に配設された上壁35及び下壁36と、給紙方向の前後に配設された前壁37及び後壁38と、給紙方向の左右に配設された一対の側壁39,40とを有するボックス状に形成されている。上記下壁36には、4個の吸引口41〜44が上記搬送ベルト34の設置部に対応する位置に形成されている。また、上記両側壁39,40のうち給紙方向の一方、つまり上記ブロア22が設けられた送風ダクト20の基端部側に位置する側壁39には、バキュームポンプ46が接続筒47を介して接続されている。
【0021】
上記搬送ベルト34は、0.5〜1.5mm程度の厚みを有し、多数の透孔48が形成された合成ゴム材等により構成されている。そして、上記バキュームポンプ46によって吸引ダクト33内の空気を吸引することにより、上記搬送ベルト34の底面に用紙Pを吸着させるための負圧を発生させるようになっている。
【0022】
上記第1押え部材17は、図2及び図5に示すように、用紙収容部14内に収容された用紙Pの後部中央の上方に設置された昇降ガイド49によって昇降可能に支持された押圧棒51と、この押圧棒51を下方に付勢する圧縮コイルばね52とからなり、この圧縮コイルばね52の付勢力に対応した押圧力で、上記押圧棒51の下端部が、最上層に位置する用紙P1の後部中央に圧接されるように構成されている。
【0023】
上記第1押え部材17の押圧力は、吸引搬送手段16によって最上層の用紙P1が搬送されるのを許容し、かつ浮揚分離手段15から上記用紙Pの上部前面に吹き付けられる空気の風圧によって最上層の用紙P1が上昇するのを防止することにより、最上層の用紙P1の後部中央を、下方に位置する用紙P2に当接させた状態に保持し得る程度に設定されている。
【0024】
また、上記第2押え部材18は、支持軸53を支点にして揺動自在に支持された所定幅の合成樹脂材等からなり、その先端部には円弧状部54が形成されている。そして、上記第2押え部材18の先端部(円弧状部54)が、上記支持軸52よりも給紙方向の後方側(上流側)において、上記第2押え部材18の自重に応じて最上層の用紙P1に圧接されることにより、上記第1押え部材17よりも軽い力で、最上層の用紙P1の後部左右を、それぞれ下方に押圧するように構成されている。
【0025】
上記第2押え部材18の押圧力は、吸引搬送手段16によって最上層の用紙P1が搬送されるのを許容し、かつ浮揚分離手段15から吹き付けられる空気の風圧に応じ、最上層の用紙P1の後部左右がやや上昇し得る程度に設定されている。なお、上記第2押え部材18には、支持ブラケットに設けられた突部55に当接することにより、第2押え部材18の上方移動を所定位置において規制する係止片56が突設されている。
【0026】
上記上限検出スイッチ19は、第1押え部材17の押圧棒51に取り付けられた被検知板57の位置を検知することにより、上記用紙収容部14内に収容された用紙Pの上端面の位置を検出するように構成されている。そして、給紙が繰り返されることにより上記用紙Pの上端面が所定位置に低下したことが、上記上限検出スイッチ19の検出信号に応じて確認された時点で、上記載置板13を上昇させる制御信号が昇降駆動手段に出力され、用紙Pの消費に対応させて用紙Pの上端面を上限位置に上昇させる制御が実行されるようになっている。
【0027】
また、上記内蔵タイプの給紙装置12は、図1に示すように、給紙方向の前方側(下流側)に配設された第1用紙収容部58と、給紙方向の後方側(上流側)に配設された第2用紙収容部59と、この第2用紙収容部59内に収容された上層の用紙Pを第1用紙収容部58上に移送する用紙移送手段60とを備え、第1用紙収容部58内の用紙Pが全て消費された時点で、上記用紙移送手段60を作動させて第2用紙収容部59内に収容された上層の用紙Pを、第1用紙収容部58の載置板上に移送するように構成されている点を除き、上記外付けタイプの給紙装置11と略同様に構成されている。
【0028】
上記構成において、外付けタイプの給紙装置11から画像形成装置1の画像形成部9に用紙Pを給紙する場合には、用紙収容部14内に収容された用紙Pの後部中央及び後部左右を、上記第1,第2押え手段17,18により下方に押圧した状態で、浮揚分離手段15の浮揚ノズル28,29から、上層の用紙P1,P2等を浮揚させるための空気を上記用紙Pの上部前面に空気を吹き付けるとともに、上記浮揚分離手段15の分離ノズル30から、最上層の用紙P1と、その下方に位置する用紙P2とを分離させるための空気を吹き付ける。
【0029】
そして、図6に示すように、上記浮揚分離手段15の浮揚ノズル28,29から用紙Pの上部前面における左右両側端部の近傍に吹き付けられた空気の風圧に応じ、上層の用紙P1,P2等の左右両側端部が浮揚して、これらの用紙P1,P2等が円弧状に湾曲することにより、各用紙P1,P2等の間に曲率差が生じる。この結果、上記曲率差に応じて各用紙P1,P2等の左右両側端部を左右にスライド変位させる力(抗力)が作用し、最上層の用紙P1と、その下方の用紙P2とが、静電吸着している場合等においても、各用紙P1,P2が互いに分離されることになる。
【0030】
すなわち、静電吸着する等により互いに互いに密着した最上層の用紙P1と下方の用紙P2とを湾曲させた場合、その曲率差に応じて、図7(A)に示すように、最上層の用紙P1には、これを縮ませる力に対抗する応力(抗力)αが作用し、下方の用紙P2には、これを引き伸ばす力に対抗する応力(抗力)βが作用する。上記両用紙P1,P2の曲率が大きくなるのに応じて上記応力α,βが増大し、この応力α,βが、両用紙P1,P2を密着状態に維持しようとする静電吸着力よりも大きくなると、図7(B)に示すように、両用紙P1,P2の側端部がスライド変位して両用紙P1,P2が互いに分離する。
【0031】
また、上記浮揚分離手段15の中央部に設けられた分離ノズル30から吸引搬送手段16の下面に向けられた空気の反射風により、用紙Pの中央部の浮揚が抑制されるため、上層の用紙P1,P2等を円弧状に湾曲させて各用紙P1,P2との間に曲率差を生じさせる作用が顕著に得られる。さらに、上記分離ノズル30から最上層の用紙P1の中央部上面に吹き付けられた空気の風圧に応じ、最上層の用紙P1が下方の用紙P2の上面を覆った状態に保持されるため、用紙P2の左右両側端部の浮揚が、最上層の用紙P1によって規制されることになる。
【0032】
したがって、上記浮揚分離手段15の送風ダクト20の中央部に設けられた分離ノズル30から吹き付けられた空気の風圧に応じ、下方の用紙P2の浮揚が抑制された状態で、上記送風ダクト20の基端部近傍及び先端部近傍に設けられた分離ノズル30から吹き付けられた空気の風圧に応じ、最上層の用紙P1と、その下方の用紙P2とが効果的に分離され、下方の用紙P2が最上層の用紙P1とともに上記吸引搬送手段16の搬送ベルト34の下面に吸着されることが防止されることになる。
【0033】
また、上記浮揚分離手段15に設けられた一対の浮揚ノズル28,29のうち、ブロア22の設置部側に位置する一方の浮揚ノズル28から吹き出される空気の風圧が、他方の浮揚ノズル29から吹き出される空気の風圧よりも高いため、上記用紙P1の一側端部aが他側端部bに比べて大きく浮揚する。また、上記吸引搬送手段16の吸引ダクト33内の空気を吸引することにより発生する吸引力は、バキュームポンプ46が設置された上記用紙P1の一側端部aが最も大きく、用紙P1の他側端部bに至るに従い小さくなる傾向があるため、上記用紙P1の一側端部aが最初に上記吸引搬送手段16に吸着された後、上記用紙P1の他の部分が吸引搬送手段16に順次吸着されることになる。
【0034】
そして、上記吸引搬送手段16の搬送ベルト34の下面に吸着された最上層の用紙P1の下面に沿って上記浮揚分離手段15の分離ノズル30から吹き付けられた空気が流動することにより、最上層の用紙P1と下方の用紙P2とが確実に分離された状態で、最上層の用紙P1のみが上記吸引搬送手段16の搬送ベルト34の下面に吸着されて画像形成装置1の用紙搬送部4に導出される。
【0035】
また、上記浮揚分離手段15によって用紙Pの浮揚分離を行う際に、図5に示すように、上記用紙収容部14内に収容された最上層の用紙P1の後部中央は、上記第1押え部材17によってある程度強い力で下方に押圧され、上記後部中央の浮き上がりが規制される。一方、最上層の用紙P1の後部左右は、第2押え部材18によって比較的軽い力で下方に押圧され、上記後部左右の浮き上がりが、ある程度許容されるので、上記第1押え部材17の押圧力により、用紙Pの後端部のばたつきが防止されつつ、最上層の用紙P1と下方の用紙P2との間に吹き込まれた上記空気が、両用紙P1,P2の左右両側辺部に沿って後方側に流動し、これによって最上層の用紙P1と下方の用紙P2とが確実に分離されることになる。
【0036】
上記のように用紙収容部14内に収容された用紙Pの上部前面に空気を吹き付けて最上層の用紙P1を浮揚させるとともに、この最上層の用紙P1と下方の用紙P2と分離させる浮揚分離手段15と、この浮揚した最上層の用紙P1を吸引して搬送する吸引搬送手段16とを備えた給紙装置11において、上記浮揚分離手段15に、用紙収容部14内に収容された用紙Pの中央部を除く側端部分に空気を吹き付けて上層の用紙P1,P2等の側端部を浮揚させる浮揚ノズル28,29を設けたため、この浮揚ノズル28,29から吹き付けられた空気の風圧に応じ、上層の用紙P1,P2等の側端部を浮揚させて各用紙P1,P2等を円弧状に湾曲させることにより、最上層の用紙P1と下方の用紙P2との間に曲率差を生じさせて、これらを効果的に分離することができる。
【0037】
したがって、上記送風ダクト20に複数個の浮揚ノズルが一定間隔で配設されることにより、用紙収容部14内に収容された用紙Pの上部前面に対して、その幅方向の全域に亘り略均一な風圧を作用させるように構成された従来装置のように、静電吸着した最上層の用紙P1と下方の用紙P2とが重送される等の事態を生じることがなく、最上層の用紙P1のみを画像形成装置1の画像形成部9に適正状態で給紙することができる。
【0038】
特に、上記実施形態では、浮揚分離手段15に、用紙収容部14内に収容された用紙Pの左右両側端部分に空気を吹き付けて上層の用紙P1,P2等の左右両側端部を浮揚させる一対の浮揚ノズル28,29を設けたため、この浮揚ノズル28,29から、用紙収容部14内に収容された用紙Pの中央部を除く左右両側端部分に空気を吹き付けることにより、上層の用紙P1,P2等の左右両側端部を浮揚させて、中央部を起点に上記用紙P1,P2等を湾曲させることができるため、最上層の用紙P1と下方の用紙P2とを、より効果的に分離することができる。
【0039】
また、上記のように浮揚分離手段15に、用紙収容部14内に収容された用紙Pの少なくとも中央部に空気を吹き付けて用紙Pの浮揚を抑制する分離ノズル30を設けたため、この分離ノズル30から吹き付けられた空気の風圧に応じ、上層の用紙P1,P2等の中央部が浮揚するのを抑制して、上層の用紙の側端部と中央部との上昇量に顕著な差を生じさせることにより、上記用紙P1,P2等を大きく湾曲させて、最上層の用紙P1と下方の用紙P2とを、より確実に分離することができる。
【0040】
さらに、上記分離ノズル30から吹き付けられた空気の風圧に応じて浮揚が抑制された最上層の用紙P1により、下方の用紙P2の上面が覆われてその側端部の浮揚が規制される結果、両用紙P1,P2の側端部が一体の状態で浮揚することが効果的に防止されることになる。このため、上記送風ダクト20の基端部近傍及び先端部近傍に設けられた分離ノズル30から吹き付けられた空気の風圧に応じ、最上層の用紙P1と、その下方の用紙P2とを効果的に分離し、これらの用紙P1,P2が上記吸引搬送手段16によって重送されるのを、より効果的に防止できるという利点がある。
【0041】
また、上記実施形態に示すように、浮揚分離手段15を構成する送風ダクト20の基端部近傍及び先端部近傍に浮揚ノズル28,29をそれぞれ形成するとともに、送風ダクト20の基端部にブロワ22を設置することにより、上記浮揚ノズル28から用紙Pの一側端部aに吹き付けられる空気の風圧が、上記浮揚ノズル29から用紙Pの他側端部bに吹き付けられる空気の風圧よりも高くなるように構成した場合には、最上層の用紙P1の一側端部aを、他側端部bに比べて大きく浮揚させることができる。これにより最上層の用紙P1を、その一端側部aから剥離させるようにして下方の用紙P2から分離させることができるため、上記用紙P1の分離効率を効果的に向上させることができる。
【0042】
特に、上記実施形態では、吸引搬送手段16を構成する吸引ダクト33内の空気を吸引するバキュームポンプ46を、上記浮揚分離手段15のブロワ22と同じ側に配設することにより、上記吸引搬送手段16の吸引力を、最上層の用紙P1の一側端部aを大きく、用紙P1の他側端部bを小さくするように構成したため、上記用紙P1の一側端部aを最初に上記吸引搬送手段16に吸着させた後、上記用紙P1の他の部分を吸引搬送手段16に順次吸着させることによって、上記最上層の用紙P1の分離効率を、さらに向上させることができる。
【0043】
しかも、上記のように上記吸引搬送手段16の吸引力を、最上層の用紙P1の一側端部aを大きく、用紙P1の他側端部bを小さくするように構成した場合には、円弧状に湾曲した用紙P1の左右両側端部a,bが同時に吸引手段16の下面に吸着された後に、上記用紙Pの中央部が吸引手段の下面に吸着されることに起因して上記用紙P1に皺が形成されるという事態の発生を効果的に防止し、上記用紙P1を適正状態で上記吸引搬送手段16に吸着させることができるという利点がある。
【0044】
なお、上記送風ダクト20の浮揚ノズルから用紙Pの一側端部aに吹き付けられる空気の風圧が、用紙Pの他側端部bよりも高くなるようにする極端な例として、上記送風ダクト20の基端部近傍または先端部近傍の何れか一方のみに浮揚ノズルを形成した構造としてもよい。また、上記吸引ダクト33に形成される吸引口41〜44の開口面積を異ならせることにより、上記吸引搬送手段16による用紙P1の一側端部aの吸引力が、用紙P1の他側端部bに比べて大きくなるように構成してもよい。
【0045】
また、上記実施形態では、上記用紙収容部14内に収容された最上層の用紙P1の後部中央を下方に押圧する第1押え部材17と、上記最上層の用紙P1の後部左右を、上記第1押え部材17よりも軽い力で下方に押圧する第2押え部材18とを設けたため、最上層の用紙P1と下方の用紙P2との間を通過する空気の流れを阻害することなく、用紙Pの後端部のばたつきを防止しつつ、上記両用紙P1,P2を分離させるための空気を用紙の給紙方向の全長に亘って流通させることができる。
【0046】
したがって、上記用紙Pの後端部がばたつくことに起因して用紙Pの整列状態が乱れることによる斜め送りや耳折れ等の発生を効果的に防止し、最上層の用紙P1を上記吸引搬送手段16により適正状態で搬送することができる。しかも、上記浮揚分離手段15の分離ノズル30から上記最上層の用紙P1と下方の用紙P2との間に吹き込まれた空気を、上記両用紙P1,P2の左右両側辺部に沿って用紙の給紙方向の全長に亘り流通させることができるため、上記最上層の用紙P1とその下方に位置する用紙P2とを確実に分離することにより、用紙Pの重送を防止して最上層の用紙P1のみを上記吸引搬送手段16により搬送することができる。
【0047】
なお、本発明は、画像形成装置の機体の側面等に対して着脱自在に接続される外付けタイプの上記給紙装置11に限定されることなく、上記機体内に一体に組み込まれる内蔵タイプの給紙装置についても適用可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、用紙の載置板を有する用紙収容部と、この用紙収容部内に収容された用紙の上部前面に空気を吹き付けて上層の用紙を浮揚させるとともに、最上層の用紙と下方の用紙とを分離させる浮揚分離手段と、上記最上層の用紙を吸引して搬送する吸引搬送手段とを備えた給紙装置において、上記浮揚分離手段に、用紙収容部内に収容された用紙の給紙方向に直交する幅方向中央部を除く側端部分に空気を吹き付けて上層の用紙の幅方向側端部を浮揚させる縦長の浮揚ノズルを設けるとともに、用紙収容部内に収容された用紙の少なくとも幅方向中央部に空気を吹き付けて最上層の用紙を含めた用紙の浮揚を抑制する横長の分離ノズルを設け、かつ上記浮揚ノズルから吹き付けられた空気によって上方に浮揚した用紙の幅方向側端部を吸引して搬送する搬送ベルトを上記吸引搬送手段に設けたため、この浮揚ノズルから吹き付けられる空気の風圧に応じ、最上層の用紙を含めた上層の用紙を円弧状に湾曲させて各用紙の間に曲率を生じさせることにより、最上層の用紙と下方の用紙とが静電吸着している場合においても、これらの用紙を効果的に分離して用紙の重送を防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す説明図である。
【図2】給紙装置の具体的構成を示す断面図である。
【図3】浮揚分離手段の具体的構成を示す斜視図である。
【図4】吸引搬送手段の具体的構成を示す平面図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】図2のB−B線断面図である。
【図7】用紙の分離作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
11 給紙装置
14 用紙収容部
15 浮揚分離手段
16 吸引搬送手段
28,29 浮揚ノズル
30 分離ノズル
34 搬送ベルト
Claims (3)
- 用紙の載置板を有する用紙収容部と、この用紙収容部内に収容された用紙の上部前面に空気を吹き付けて上層の用紙を浮揚させるとともに、最上層の用紙と下方の用紙とを分離させる浮揚分離手段と、上記最上層の用紙を吸引して搬送する吸引搬送手段とを備えた給紙装置において、上記浮揚分離手段に、用紙収容部内に収容された用紙の給紙方向に直交する幅方向中央部を除く側端部分に空気を吹き付けて上層の用紙の幅方向側端部を浮揚させる縦長の浮揚ノズルを設けるとともに、用紙収容部内に収容された用紙の少なくとも幅方向中央部に空気を吹き付けて最上層の用紙を含めた用紙の幅方向中央部が浮揚するのを抑制する横長の分離ノズルを設け、かつ上記浮揚ノズルから吹き付けられた空気によって上方に浮揚した用紙の幅方向側端部を吸引して搬送する搬送ベルトを上記吸引搬送手段に設けたことを特徴とする給紙装置。
- 請求項1記載の給紙装置において、浮揚分離手段に、用紙収容部内に収容された用紙の左右両側端部分に空気を吹き付けて上層の用紙の左右両側端部を浮揚させる浮揚ノズルを設けるとともに、浮揚分離手段の浮揚ノズルから用紙の一側端部に吹き付けられる空気の風圧が、用紙の他側端部に吹き付けられる空気の風圧よりも高くなるように構成したことを特徴とする給紙装置。
- 請求項1または2記載の給紙装置において、上記吸引搬送手段には、給紙方向に直交する用紙の幅方向に沿って連通し、かつ複数個の吸引口が用紙の幅方向に沿って配設された吸引ダクトが設けられるとともに、この吸引ダクトの給紙方向に直交する幅方向一側端部側に当該吸引ダクト内の空気を吸引するバキュームポンプを配設することにより吸引搬送手段による用紙の一側端部の吸引力が、用紙の他側端部に比べて大きくなるように構成したことを特徴とする給紙装置。
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